子供NISAとは|2026年開始の新制度と教育資金準備法

株式投資を始めたいけれど、まとまった資金がなくて一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが「単元未満株」です。
単元未満株は、通常100株単位で取引される株式を1株から購入できる仕組みで、数百円から数千円という少額から株式投資を始められます。
この記事では、単元未満株の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、おすすめの証券会社まで、投資初心者の方にもわかりやすく解説します。
少額から始められる単元未満株を活用して、あなたも株式投資の第一歩を踏み出しましょう。
目次
単元未満株とは
単元未満株について理解するために、まずは基本的な仕組みから見ていきましょう。
株式投資の入り口として、単元未満株は多くの投資初心者に選ばれています。
単元株制度のもと、1単元の株式数に満たない端数株式のことを単元未満株といいます。日本の株式市場では、通常100株を1単元として取引が行われています。
例えば、1株3,000円の銘柄を購入する場合、通常は100株で30万円の資金が必要です。
しかし、単元未満株を利用すれば、1株3,000円から投資を始められます。証券会社が提供する単元未満株サービスを利用することで、通常の単元株に満たない株数での売買が可能になるのです。
SBI証券では「S株」、楽天証券では「かぶミニ®」、マネックス証券では「ワン株」など、証券会社ごとに独自のサービス名で提供されています。
単元未満株は、株式分割や会社の合併などで発生することもありますが、投資家が意図的に少額投資を行うために利用するケースが一般的です。
単元未満株主にも一部株主権(剰余金分配請求権等)が認められますが、単元未満株のみを保有している株主には議決権がありません。
取引の流れは通常の株式投資とほぼ同じで、証券口座を開設し、単元未満株サービスに対応した銘柄を選んで注文するだけです。
ただし、約定タイミングや手数料などは通常の単元株取引と異なる点に注意が必要です。
「ミニ株」と「単元未満株」という言葉は、しばしば同じ意味で使われますが、厳密には異なる概念です。
ミニ株の定義は定かではありませんが、「株式ミニ投資」という言葉があり、取引所が定める1売買単位の10分の1単位の株式の持分又はその整数倍の株数を、証券会社との間で売買する方式を指します。
つまり、ミニ株は10株単位での取引を指すのに対し、単元未満株は1株から99株までの取引を指します。
現在、多くの証券会社が提供しているのは1株単位で取引できる単元未満株サービスです。「ミニ株」という言葉は、単元未満株の通称として使われることが多くなっています。
投資家にとって重要なのは、証券会社が提供するサービスの実際の内容です。SBI証券のS株やマネックス証券のワン株は1株から取引できる単元未満株サービスであり、より少額から投資を始められます。
証券会社を選ぶ際は、サービス名称ではなく、実際の取引単位や手数料、取扱銘柄数を確認することが大切です。
単元未満株は、まとまった資金がない方や、複数の銘柄に分散投資したい方にとって、非常に便利な投資手法といえるでしょう。
単元未満株の5つのメリット
単元未満株には、投資初心者から経験者まで幅広い投資家にとって魅力的なメリットがあります。
ここでは、単元未満株の主な5つのメリットを詳しく解説します。
単元未満株の最大のメリットは、少額から株式投資を始められることです。
通常の株式投資では、100株単位での購入が必要なため、株価が高い銘柄では数十万円から数百万円の資金が必要になります。
例えば、1株5,000円の銘柄を購入する場合、通常は50万円の資金が必要ですが、単元未満株なら5,000円から投資できます。
これにより、学生や新社会人など、まとまった資金を用意できない方でも株式投資を始められます。
少額投資のメリット
月々数千円から複数の銘柄に投資可能
投資信託と比較しても個別企業の株主になれる実感を得られる
経験を積みながら徐々に投資額を増やせる
単元未満株を活用すれば、限られた資金でも複数の銘柄に分散投資できます。
投資の基本原則である「卵を一つのカゴに盛るな」を、少額資金でも実践できるのです。
例えば、30万円の資金がある場合、通常の単元株投資では1銘柄しか購入できませんが、単元未満株なら10銘柄以上に分散投資することも可能です。
業種や企業規模が異なる複数の銘柄に投資することで、特定の企業や業界の業績悪化による影響を軽減できます。
また、時間の分散も可能です。同じ銘柄を複数回に分けて購入することで、購入時期を分散し、価格変動リスクを平準化できます。
これはドルコスト平均法と呼ばれる投資手法で、長期的な資産形成に適しています。
株価が高い「値がさ株」と呼ばれる銘柄にも、単元未満株なら少額で投資できます。
例えば、キーエンスや東京エレクトロンといった優良企業の株価は数万円に達することもあり、単元株で購入するには数百万円の資金が必要です。
しかし、単元未満株なら数万円から投資できるため、これまで手が届かなかった優良企業の株主になることができます。
業績が安定している大型株や、成長が期待される人気銘柄にも、気軽に投資できるのです。
値がさ株は一般的に業績が安定している企業が多く、配当利回りも魅力的な銘柄が少なくありません。単元未満株を活用することで、これらの優良銘柄に少額から投資し、長期的な資産形成を目指すことができます。
単元未満株であっても、配当を行っている銘柄を選択していれば、保有している株式数に応じて配当を受け取ることが可能です。
例えば、1単元に対し5,000円の配当を行っている銘柄の場合、1株保有していれば50円が配当として受け取れます。
配当金は、株式の売買益とは別の収益源となります。配当利回りが高い銘柄を選べば、保有しているだけで定期的に収入を得られるため、長期投資に適しています。
複数の高配当銘柄を保有することで、安定的なインカムゲインを得ることも可能です。
ただし、配当金額が1円未満になる場合、証券会社によって処理方法が異なります。切り捨てられる場合もあれば、一定額に達するまで繰り越される場合もあるため、利用する証券会社の配当処理ルールを事前に確認しておくと安心です。
単元未満株は、NISA(少額投資非課税制度)でも利用できます。
2024年からの新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円に拡大されました。
NISA口座で単元未満株を購入すれば、配当金や売却益が非課税になるため、税制面で大きなメリットがあります。
通常、株式投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税です。例えば、10万円の利益が出た場合、通常は約2万円の税金が発生しますが、NISA口座なら全額が手元に残ります。
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で単元未満株を活用できます。
少額から始めて、非課税のメリットを最大限に活用しながら、長期的な資産形成を目指すことができます。証券会社によっては、単元未満株の積立投資サービスも提供されており、自動的に毎月一定額を投資することも可能です。
単元未満株の5つのデメリット
単元未満株には魅力的なメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点もあります。
投資を始める前に、これらのデメリットをしっかり理解しておきましょう。
単元未満株の大きなデメリットは、多くの証券会社でリアルタイム取引ができないことです。
通常の単元株取引では、市場が開いている時間帯に自由に売買できますが、単元未満株は約定タイミングが限られています。
注文を出してから実際に約定するまでに数時間のタイムラグが発生するため、狙った価格で取引できない可能性があります。
リアルタイム取引を重視する方は、対応している証券会社を選ぶとよいでしょう。
単元未満株の手数料体系は、通常の単元株取引と異なります。
単元未満株(ミニ株)の手数料は、証券会社によってまちまちで、買付手数料が無料であったり、手数料負けするほど高く設定されていたりします。
SBI証券や楽天証券の寄付取引では売買手数料が完全無料ですが、三菱UFJeスマート証券のプチ株では約定代金の0.55%の手数料がかかります。
10万円の単元未満株を購入する際に550円の手数料が発生するため、少額取引では手数料の負担が相対的に大きくなります。
また、スプレッド方式を採用している証券会社もあります。これは、取引価格に実質的な手数料が含まれている仕組みで、買付時は上乗せ、売却時は差し引かれます。
手数料を抑えるには、買付手数料が無料の証券会社を選ぶことが重要です。
ほとんどの企業が株主優待を提供する条件として「100株以上の保有」を掲げており、単元未満株(1株〜99株)の保有者は対象から外れてしまうケースが一般的です。
株主優待は、企業が株主に対して自社製品やサービスを提供する制度ですが、管理コストの関係から単元株以上の保有者に限定されることが多いのです。
ただし、すべての企業が単元未満株を優待の対象外としているわけではありません。一部の企業では、1株からでも株主優待を提供している場合があります。
株主優待を目的とする場合は、単元未満株でも優待が受けられる銘柄を選ぶか、単元株まで買い増すことを検討しましょう。
単元未満株を少しずつ買い増して100株に達すれば、その時点で株主優待の対象になります。長期的な視点で株主優待を楽しみたい方は、計画的に買い増していくのもよい戦略です。
単元未満株については、株主総会における議決権の行使は認められないが、それ以外の利益配当請求権、書類閲覧謄写権、株主代表訴訟提起権等の株主の権利は認められます。
議決権とは、株主総会で企業の経営方針や役員選任などについて意思表示できる権利です。
単元未満株では、この議決権が行使できないため、企業の経営に参加することはできません。ただし、配当金を受け取る権利や、企業の情報を閲覧する権利などは認められています。
議決権を重視する方は少ないかもしれませんが、企業の経営に関心がある方や、株主として意見を述べたい方にとってはデメリットといえるでしょう。
議決権を得たい場合は、単元株まで買い増す必要があります。
単元未満株は、すべての銘柄で取引できるわけではありません。
証券会社によって取扱銘柄数が異なり、投資したい銘柄が単元未満株で取引できない場合もあります。
| 証券会社 | 取扱銘柄数 |
| SBI証券のS株 | 東証上場の全銘柄(約3,500銘柄) |
| 楽天証券のかぶミニ® | リアルタイム取引で約500銘柄、寄付取引で約2,100銘柄 |
| マネックス証券のワン株 | 東証・名証上場のすべての企業 |
投資したい銘柄が決まっている場合は、その銘柄を単元未満株で取引できる証券会社を選ぶ必要があります。
また、地方市場上場銘柄や一部のETF・REITなどは、単元未満株の取引対象外となることもあるため、事前に確認しておきましょう。
配当金と株主優待について
単元未満株を保有した場合、配当金や株主優待がどのように扱われるのか、詳しく見ていきましょう。
これらは投資のリターンに直結する重要なポイントです。
単元未満株であっても、配当を行っている銘柄を選択していれば、保有している株式数に応じて配当を受け取ることが可能です。
配当金は、株主に分配される企業の利益の一部であり、単元未満株でも単元株と同じように受け取る権利があります。
例えば、1株あたり50円の配当金が支払われる銘柄を10株保有していれば、500円の配当金を受け取れます。
配当金は、権利確定日に株式を保有していれば、その後の配当支払日に証券口座に入金されます。配当金受取方法を「株式数比例配分方式」に設定しておけば、NISA口座での配当金も非課税で受け取れます。
ただし、配当金額が1円未満になる場合の処理は証券会社によって異なります。切り捨てられる場合もあれば、一定額に達するまで繰り越される場合、ポイント還元という形で処理される場合もあります。少額の配当金でも確実に受け取りたい方は、証券会社の配当処理ルールを確認しておくとよいでしょう。
配当利回りが高い銘柄を選べば、少額投資でも安定的な配当収入を得られます。
複数の高配当銘柄に分散投資することで、定期的なキャッシュフローを生み出すポートフォリオを構築することも可能です。
ほとんどの企業が株主優待を提供する条件として「100株以上の保有」を掲げており、単元未満株(1株〜99株)の保有者は対象から外れてしまうケースが一般的です。
株主優待は、企業が株主に対して自社製品やサービス、クオカードなどを提供する制度ですが、管理コストや配布コストを考慮し、一定数以上の株主に絞って提供されています。
しかし、すべての企業が単元未満株を優待の対象外としているわけではありません。一部の企業では、1株からでも株主優待を提供している場合があります。
また、長期保有者に対して優待を段階的に提供する企業も存在します。単元未満株でも株主優待を受けられる銘柄を探したい方は、株主優待情報サイトなどで確認するとよいでしょう。
株主優待を目的とする場合は、単元未満株を少しずつ買い増して100株に達することを目指すのも一つの戦略です。
単元未満株を積み立てていけば、最終的に単元株になり、株主優待の対象になります。計画的に買い増していくことで、配当金を受け取りながら株主優待も楽しめるようになります。
なお、証券会社によっては単元未満株の名義が証券会社名義となる場合があります。この場合、1株優待を実施している企業でも株主優待を受け取れないため、注意が必要です。SBI証券やマネックス証券、楽天証券などは投資家名義で保有されるため、単元未満株でも株主優待を受け取れます。
単元未満株におすすめの証券会社5社
単元未満株を取引する証券会社選びは、手数料や取扱銘柄数、約定タイミングなどを総合的に比較することが重要です。
ここでは、単元未満株取引におすすめの証券会社5社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券のS株は、買付・売却ともに手数料が完全無料で、単元未満株取引のコストを最小限に抑えられます。
取扱銘柄数も東証上場の全銘柄(約3,500銘柄)と非常に豊富で、投資したい銘柄がほぼ確実に見つかります。
SBI証券のS株の特徴
約定タイミングは1日3回(前場始値、後場始値、後場引け)
NISA口座に対応
Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど複数のポイントプログラムに対応
単元未満株の積立投資にも対応
SBI証券は口座数約1,500万を誇る国内最大手のネット証券で、取引ツールやアプリも充実しています。
手数料無料で幅広い銘柄に投資したい方は、SBI証券のS株が第一候補となるでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券のかぶミニ®は、ネット証券で初めてリアルタイム取引に対応した単元未満株サービスです。
立会時間中(9:00~11:30、12:30~15:30)ならいつでも取引でき、約500銘柄でリアルタイム取引が可能です。寄付取引なら約2,100銘柄が対象で、手数料も完全無料です。
リアルタイム取引ではスプレッドが0.22%かかりますが、業界最安水準です。楽天ポイントを使った投資もでき、普段の買い物で貯めたポイントで株式投資を始められます。
楽天カードや楽天銀行と連携することで、さらにポイントが貯まりやすくなるのも魅力です。
楽天証券は口座数約1,200万を誇る大手ネット証券で、取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」やスマホアプリ「iSPEED」も使いやすいと評判です。
NISA口座にも対応しており、リアルタイム取引を重視する方や、楽天経済圏を活用している方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券のワン株は、買付手数料が無料で、東証・名証上場のすべての企業(約3,800銘柄以上)に投資できます。
売却時の手数料は約定代金の0.55%(最低52円)ですが、買付手数料が無料なので、長期保有を前提とした投資に適しています。
マネックス証券の大きな特徴は、米国株の単元未満株取引にも対応していることです。米国株は1株から購入できるため、AppleやAmazonなどの人気銘柄にも少額から投資できます。
また、単元未満株でも貸株サービスを利用でき、保有しているだけで貸株金利を受け取れるのも魅力です。
NISA口座では売買手数料が実質無料(キャッシュバック形式)で、マネックスポイントやdポイントも貯まります。
米国株にも投資したい方や、貸株サービスを活用したい方におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、1日の約定代金が50万円まで手数料無料という独自の料金体系を採用しています。
単元未満株も含めて、50万円以内の取引なら手数料がかからないため、少額投資を中心に行う方にとって非常にお得です。また、25歳以下は金額に関わらず手数料無料となっています。
取扱銘柄数は東証上場銘柄を中心に幅広く対応しており、NISA口座での取引も可能です。
松井証券は創業100年以上の老舗証券会社で、サポート体制が充実していることでも知られています。電話やチャットでの問い合わせに対応しており、投資初心者でも安心して利用できます。
取引ツール「マーケットラボ」やスマホアプリ「日本株アプリ」も使いやすく、投資情報も豊富に提供されています。
手厚いサポートを求める方や、25歳以下の若年層におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券のプチ株®は、Pontaポイントを使って株式投資ができるのが大きな特徴です。
普段の買い物で貯めたPontaポイントを1ポイント=1円として株式購入に充てられるため、現金を使わずに投資を始めることもできます。
手数料は買付時に約定代金の0.55%、売却時も0.55%かかりますが、一日定額手数料コースを選択すれば、1日の約定代金100万円まで手数料無料で通常の単元株取引ができます。
取扱銘柄数は約3,200銘柄で、東証・名証上場のすべての企業に投資可能です。
三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社として、安心感があるのも魅力です。NISA口座にも対応しており、信用取引の代用有価証券として単元未満株を担保にすることもできます。
Pontaポイントを貯めている方や、三菱UFJ銀行を利用している方におすすめです。
証券会社の選び方
単元未満株を取引する証券会社を選ぶ際は、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、証券会社選びの3つの基準を詳しく解説します。
手数料は、投資のリターンに直接影響する重要な要素です。
単元未満株の手数料体系は証券会社によって大きく異なるため、しっかり比較することが大切です。
SBI証券や楽天証券の寄付取引は、買付・売却ともに手数料が完全無料です。マネックス証券は買付手数料が無料で、売却時のみ約定代金の0.55%(最低52円)がかかります。
一方、三菱UFJeスマート証券のプチ株®は、買付・売却ともに約定代金の0.55%の手数料がかかります。
少額投資では、手数料の負担が相対的に大きくなります。例えば、1万円の株を購入する場合、0.55%の手数料なら55円ですが、これは約定代金の0.55%に相当します。
頻繁に売買する方や、少額から投資を始める方は、手数料無料の証券会社を選ぶことをおすすめします。
また、スプレッド方式を採用している証券会社もあります。楽天証券のリアルタイム取引では0.22%のスプレッドがかかりますが、これは業界最安水準です。手数料とスプレッドの両方を考慮して、総合的なコストを比較しましょう。
証券会社によって、単元未満株で取引できる銘柄数が異なります。
投資したい銘柄が決まっている場合は、その銘柄を取り扱っている証券会社を選ぶ必要があります。
SBI証券のS株は東証上場の全銘柄(約3,500銘柄)を取り扱っており、最も取扱銘柄数が多いです。マネックス証券のワン株も東証・名証上場のすべての企業(約3,800銘柄以上)に投資できます。
楽天証券のかぶミニ®は、リアルタイム取引で約500銘柄、寄付取引で約2,100銘柄と限定されています。
幅広い銘柄から選びたい方は、取扱銘柄数が多い証券会社を選ぶとよいでしょう。
特に、中小型株や地方市場上場銘柄に投資したい場合は、取扱銘柄数が重要になります。一方、人気銘柄や大型株に投資する場合は、ほとんどの証券会社で取り扱っているため、取扱銘柄数はそれほど気にする必要はありません。
単元未満株の約定タイミングは、証券会社によって大きく異なります。
リアルタイム取引ができるか、1日何回約定があるかは、取引の柔軟性に影響します。
楽天証券のかぶミニ®は、リアルタイム取引に対応しており、立会時間中ならいつでも取引できます。SBI証券のS株は1日3回(前場始値、後場始値、後場引け)の約定タイミングがあり、比較的柔軟です。
マネックス証券のワン株は後場始値のみと、1日1回の約定となります。
リアルタイム取引ができれば、株価の動きを見ながら即座に売買できるため、短期的な値動きに対応しやすくなります。
一方、寄付取引や1日数回の約定タイミングでも、長期投資を前提とする場合は大きな問題にはなりません。
自分の投資スタイルに合わせて、約定タイミングを選びましょう。短期的な売買を行いたい方はリアルタイム取引対応の証券会社を、長期投資を前提とする方は手数料の安さを優先するとよいでしょう。
単元未満株の始め方
単元未満株の投資を始めるための具体的な手順を、ステップごとに解説します。
初めての方でも安心して始められるように、わかりやすく説明します。
まず、単元未満株の取り扱いがある証券会社を選び、証券口座を開設します。
口座開設は、証券会社の公式サイトから申し込むことができます。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とマイナンバー確認書類を準備しましょう。
オンラインで申し込む場合、スマホで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで手続きが完了します。
審査には数日から1週間程度かかりますが、SBI証券や楽天証券なら最短翌営業日に口座開設が完了します。マイナンバーカードを使えば、さらに早く開設できる証券会社もあります。
NISA口座も同時に開設する場合は、NISA口座開設の申し込みも忘れずに行いましょう。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、メイン口座として使う証券会社で開設することをおすすめします。口座開設の手続きは無料で、口座維持手数料もかかりません。
口座開設が完了したら、投資資金を証券口座に入金します。
入金方法は、銀行振込、即時入金サービス、自動引き落としなど、複数の方法があります。
即時入金サービスを利用すれば、提携銀行からインターネットバンキングで即座に入金でき、手数料も無料です。SBI証券なら住信SBIネット銀行、楽天証券なら楽天銀行と連携することで、よりスムーズに入金できます。
単元未満株は少額から始められるため、最初は数千円から数万円程度を入金するとよいでしょう。
余裕資金の範囲内で投資を始めることが大切です。投資に慣れてきたら、徐々に投資額を増やしていくこともできます。
入金が完了したら、投資したい銘柄を選んで注文します。
証券会社の取引画面やアプリから、単元未満株取引のメニューを選択しましょう。SBI証券なら「S株」、楽天証券なら「かぶミニ®」、マネックス証券なら「ワン株」のメニューから注文できます。
銘柄を検索し、購入したい株数を入力して注文を確定します。単元未満株の注文は成行注文が基本で、指値注文はできない証券会社が多いです。
約定タイミングは証券会社によって異なるため、いつ約定するかを確認しておきましょう。
初めて投資する方は、業績が安定している大型株や、配当利回りが高い銘柄から始めるとよいでしょう。
複数の銘柄に分散投資することで、リスクを抑えながら投資経験を積むことができます。
注文が約定すると、証券口座に株式が反映されます。
保有している株式は、証券会社のマイページやアプリで確認できます。株価の動きや評価損益もリアルタイムで確認できるため、定期的にチェックしましょう。
配当金を受け取る場合は、配当金受取方法を「株式数比例配分方式」に設定しておくことをおすすめします。
この設定にしておけば、NISA口座での配当金も非課税で受け取れます。設定方法は、証券会社のマイページから変更できます。
売却したいときは、保有している株式を選んで売却注文を出します。単元未満株の売却も、購入時と同様に成行注文が基本です。
約定タイミングを確認して、適切なタイミングで注文を出しましょう。売却代金は、約定日から2営業日後に証券口座に入金されます。
単元未満株でよくある質問(Q&A)
単元未満株に関して、投資初心者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
疑問や不安を解消して、安心して投資を始めましょう。
単元未満株を買い増して、合計で100株に達すれば、自動的に単元株として扱われるようになります。
例えば、すでに30株を保有している場合、追加で70株を購入すれば100株になり、単元株になります。
単元株になると、株主総会への出席権や議決権を得られるだけでなく、株主優待の対象になる企業も多いため、株主としての権利が大きく広がります。
計画的に買い増していくことで、配当金を受け取りながら株主優待も楽しめるようになります。
また、発行会社が買増制度を採用している場合は、発行会社に買い増しを請求することで、1単元に足りない株数を買い増して単元株にすることも可能です。ただし、この制度を利用する場合は、発行会社や証券会社に問い合わせる必要があります。
単元未満株でも、売却益や配当金には通常の株式投資と同じように税金がかかります。
税率は20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。ただし、NISA口座で取引した場合は、売却益や配当金が非課税になります。
特定口座(源泉徴収あり)を開設していれば、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収してくれるため、確定申告は不要です。
一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を利用している場合は、自分で確定申告を行う必要があります。
複数の証券会社で取引している場合や、損失が出た場合は、確定申告をすることで税金の還付を受けられることがあります。
損失は翌年以降3年間繰り越すこともできるため、税制面でのメリットを活用しましょう。
はい、単元未満株はNISA口座でも利用できます。
2024年からの新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円に拡大されました。つみたて投資枠と成長投資枠の両方で単元未満株を購入できます。
NISA口座で単元未満株を購入すれば、売却益や配当金が非課税になるため、税制面で大きなメリットがあります。
通常、株式投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら全額が手元に残ります。
証券会社によっては、単元未満株の積立投資サービスも提供されており、NISA口座で自動的に毎月一定額を投資することも可能です。
少額から始めて、非課税のメリットを最大限に活用しながら、長期的な資産形成を目指しましょう。
単元未満株が「おすすめしない」と言われることがあるのは、いくつかのデメリットがあるためです。
主な理由は、リアルタイム取引ができない、手数料が割高になる場合がある、株主優待が受けられないことが多い、議決権がないなどです。
しかし、これらのデメリットは投資スタイルや目的によっては大きな問題にならないこともあります。
例えば、長期投資を前提とする場合、リアルタイム取引ができなくてもあまり影響はありません。また、SBI証券や楽天証券のように手数料無料の証券会社を選べば、コスト面でのデメリットも解消できます。
単元未満株は、少額から株式投資を始めたい方、分散投資をしたい方、値がさ株に投資したい方にとって、非常に有効な投資手法です。
デメリットを理解した上で、自分の投資目的に合っているかを判断することが大切です。
証券会社を乗り換える場合、保有している単元未満株を別の証券会社に移管することができます。
移管手続きは、移管先の証券会社に「株式移管入庫依頼書」を提出することで行えます。
ただし、単元未満株の移管には手数料がかかる場合があります。また、移管には数週間かかることもあるため、時間に余裕を持って手続きを行いましょう。
移管せずに、現在の証券会社で売却して、新しい証券会社で買い直す方法もあります。
証券会社を乗り換える理由が手数料の安さや取扱銘柄数の多さである場合、今後の取引は新しい証券会社で行い、既存の保有株はそのまま保有し続けるという選択肢もあります。
複数の証券会社を使い分けることで、それぞれのメリットを活用することも可能です。移管手続きの詳細は、各証券会社に問い合わせて確認しましょう。
単元未満株は、1株から株式を購入できる仕組みで、少額から株式投資を始めたい方にとって非常に有効な投資手法です。
通常100株単位で取引される株式を、数百円から数千円という少額から購入できるため、投資のハードルが大きく下がります。
単元未満株のメリットは、少額から投資を始められること、分散投資でリスクを抑えられること、値がさ株にも投資できること、配当金を受け取れること、NISAで税制優遇を受けられることです。
一方、リアルタイム取引ができない、手数料が割高になる場合がある、株主優待が受けられないことが多い、議決権がない、取扱銘柄が制限されるといったデメリットもあります。
証券会社を選ぶ際は、手数料、取扱銘柄数、約定タイミングを比較することが重要です。
SBI証券や楽天証券なら手数料無料で単元未満株を取引でき、取扱銘柄数も豊富です。マネックス証券は米国株の単元未満株にも対応しており、松井証券は50万円まで手数料無料、三菱UFJeスマート証券はPontaポイントが使えるなど、それぞれに特徴があります。
単元未満株は、NISA口座でも利用できるため、非課税のメリットを活用しながら長期的な資産形成を目指すことができます。
少額から始めて、投資の経験を積みながら徐々に投資額を増やしていくことも可能です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。手数料やサービス内容は変更される可能性がありますので、詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認ください。
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