NISA改正とは?2024年・2026年の変更点と活用法

積立NISAで資産運用を始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいか迷っていませんか。
2024年から新NISAがスタートし、非課税保有期間が無期限になるなど制度が大きく拡充されました。
この記事では、積立NISAにおすすめの証券会社5社を厳選し、手数料・取扱銘柄数・ポイント還元率などを徹底比較します。
初心者でも安心して始められるよう、証券会社の選び方から口座開設の手順まで、わかりやすく解説します。
自分に合った証券会社を見つけて、賢く資産形成を始めましょう。
目次
積立NISAにおすすめの証券会社5社
積立NISAを始めるなら、まずは信頼できる証券会社を選ぶことが大切です。ここでは、手数料の安さ・取扱銘柄数・サービスの充実度から厳選した5社をご紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券の特徴
つみたて投資枠の取扱銘柄数が約271本と業界最多水準
三井住友カードのクレカ積立で0.5%~5.0%のVポイント還元
Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントなど複数のポイントサービスに対応
口座開設数は約1,500万口座を突破し、多くの投資家から支持されている
SBI証券は国内最大級のネット証券で、つみたて投資枠の取扱銘柄数が約271本と業界トップクラスです。投資信託の選択肢が豊富なため、自分の投資方針に合った商品を見つけやすいのが魅力です。
三井住友カードでクレカ積立をすると、積立金額の0.5%~5.0%のVポイントが貯まります。貯まったポイントは投資にも使えるため、効率的に資産を増やせます。また、Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントなど、複数のポイントサービスから選べる点も便利です。
口座開設数は約1,500万口座を突破しており、多くの投資家から支持されています。スマホアプリ「SBI証券アプリ」は直感的に操作でき、初心者でも使いやすい設計になっています。最短翌営業日で口座開設できるスピード感も魅力の一つです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券の特徴
楽天ポイントを投資に活用できる
楽天カードのクレカ積立で0.5%~1.0%の楽天ポイント還元
楽天キャッシュ決済併用で月10万円までクレカ積立が可能
日経新聞の記事が無料で読める「日経テレコン(楽天証券版)」が利用できる
楽天証券は楽天グループのネット証券で、楽天ポイントを投資に活用できるのが最大の特徴です。楽天市場や楽天カードの利用で貯まったポイントをそのまま投資信託の購入に使えるため、ポイント投資を始めたい方におすすめです。
楽天カードでのクレカ積立では、積立金額の0.5%~1.0%の楽天ポイントが還元されます。さらに楽天キャッシュ決済を併用すれば、月10万円までクレカ積立が可能です。つみたて投資枠の取扱銘柄数は約200本で、主要なインデックスファンドはしっかりカバーしています。
スマホアプリ「iSPEED」では、日経新聞の記事が無料で読める「日経テレコン(楽天証券版)」が利用できます。投資情報の収集にも便利で、初心者から上級者まで幅広く使いやすいツールです。楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を設定すれば、普通預金金利が最大0.1%にアップする特典もあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券の特徴
クレカ積立のポイント還元率が1.1%と高水準
投資信託の保有残高に応じて最大年率0.08%のマネックスポイントが貯まる
2024年夏からdカードでのクレカ積立にも対応
米国株の取扱銘柄数も約5,000銘柄と豊富
マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率が1.1%と高水準を誇ります。マネックスカードで積立投資をすると、毎月確実にポイントが貯まるため、長期投資でのポイント獲得額が大きくなります。
つみたて投資枠の取扱銘柄数は約217本で、主要なインデックスファンドやアクティブファンドを幅広く取り扱っています。投資信託の保有残高に応じて最大年率0.08%のマネックスポイントが貯まる「投信保有ポイント」サービスもあり、保有しているだけでポイントが増えていきます。
2024年夏からはdカードでのクレカ積立にも対応し、dポイントを貯めたり使ったりできるようになりました。米国株の取扱銘柄数も約5,000銘柄と豊富なため、将来的に海外株投資も検討している方にもおすすめです。口座開設は最短2営業日で完了します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券の特徴
充実したサポート体制で投資初心者でも安心
25歳以下は現物取引・信用取引の手数料が無料
1日の約定代金が50万円までなら誰でも手数料無料
投資信託の保有残高に応じて松井証券ポイントが貯まる
松井証券は創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社で、充実したサポート体制が魅力です。電話やチャットでの問い合わせ対応が丁寧で、投資初心者でも安心して利用できます。
25歳以下は現物取引・信用取引の手数料が無料になる特典があり、若年層の資産形成を応援しています。また、1日の約定代金が50万円までなら誰でも手数料無料で取引できるため、少額投資から始めたい方にも適しています。
つみたて投資枠の取扱銘柄数は約250本で、主要なファンドはしっかり揃っています。投資信託の保有残高に応じて松井証券ポイントが貯まり、Amazonギフトカードや現金などに交換できます。スマホアプリ「日本株アプリ」はシンプルで使いやすく、投資情報ツール「マーケットラボ」では市場分析や銘柄情報を無料で確認できます。口座開設は最短即日で完了する点も便利です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券の特徴
三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として高い信頼性
auPayカードでのクレカ積立で1.0%の三菱UFJポイント還元
単元未満株取引サービス「プチ株®」で1株から株式投資が可能
100円から積立投資を始められる
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、高い信頼性と安心感があります。大手金融グループのバックボーンがあるため、初めて証券口座を開設する方でも安心して利用できます。
auPayカードでのクレカ積立では、積立金額の1.0%の三菱UFJポイントが還元されます。貯まったポイントはPontaポイントに交換でき、日常の買い物にも使えます。つみたて投資枠の取扱銘柄数は約250本で、主要なインデックスファンドを網羅しています。
単元未満株取引サービス「プチ株®」を使えば、1株から株式投資ができます。100円から積立投資を始められるため、投資初心者や少額から始めたい方におすすめです。スマホアプリ「三菱UFJeスマート証券アプリ」は見やすく、取引ツール「kabuステーション®」はPC向けの高機能ツールとして人気があります。
新NISA(つみたて投資枠)とは?
新NISAは2024年から始まった投資の非課税制度です。投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産を増やせます。ここでは、新NISA制度の基本的な仕組みを解説します。
NISAは、株式や投資信託などの金融商品に投資した際に得られる利益が非課税になる制度です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資すれば税金がかかりません。2024年1月から新NISA制度が恒久化され、より長期的な視点で資産形成に取り組めるようになりました。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、両方を併用することも可能です。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円で、合計すると年間360万円まで投資できます。 従来のつみたてNISAは年間40万円が上限でしたが、新NISAでは3倍に拡大されました。
つみたて投資枠で投資できるのは、金融庁が認めた長期・積立・分散投資に適した投資信託やETFに限られます。手数料が低く、初心者でも安心して投資できる商品が厳選されています。一方、成長投資枠では個別株式や幅広い投資信託に投資できるため、投資経験者はより柔軟な運用が可能です。
つみたて投資枠の年間投資上限は120万円で、生涯を通じての非課税保有限度額は1,800万円です。このうち成長投資枠は最大1,200万円までとなっており、つみたて投資枠だけで1,800万円の枠をすべて使うこともできます。 毎月10万円ずつ積立投資をすれば、年間の上限額を使い切ることができます。
新NISAの最大の特徴は、非課税保有期間が無期限になったことです。 旧つみたてNISAでは20年間の非課税期間がありましたが、新NISAでは制度が廃止されない限り、半永久的に非課税で保有できます。長期投資の複利効果を最大限に活かせるため、老後資金の準備にも最適です。
また、新NISAでは商品を売却した場合、翌年以降に売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用が可能になります。 例えば、100万円で購入した投資信託を売却すると、翌年に100万円分の投資枠が復活します。この仕組みにより、ライフステージの変化に合わせて柔軟に資産運用ができます。
| 項目 | 旧つみたてNISA | 新NISA(つみたて投資枠) |
| 年間投資上限 | 40万円 | 120万円 |
| 非課税保有期間 | 20年間 | 無期限 |
| 制度の期限 | 2042年まで | 恒久化 |
| 成長投資枠との併用 | 不可 | 可能 |
新NISAと旧つみたてNISAの主な違いは、年間投資枠・非課税保有期間・制度の恒久化の3点です。旧つみたてNISAでは年間40万円が上限でしたが、新NISAのつみたて投資枠では年間120万円に拡大されました。投資できる金額が3倍になったことで、より積極的な資産形成が可能になっています。
非課税保有期間も大きく変わりました。旧つみたてNISAでは20年間の非課税期間が設定されていましたが、新NISAでは無期限になりました。これにより、長期保有を前提とした投資戦略が立てやすくなり、老後まで非課税で資産を運用し続けることができます。
さらに、新NISAでは成長投資枠との併用が可能になりました。旧制度では一般NISAとつみたてNISAのどちらか一方しか選べませんでしたが、新NISAでは両方の投資枠を同時に使えます。積立投資をしながら、成長投資枠で個別株式にも投資できるため、投資の自由度が大幅に向上しました。なお、旧NISAで保有している資産は新NISAの非課税保有限度額とは別枠で管理されるため、旧NISAの資産はそのまま非課税で保有し続けられます。
証券会社を選ぶ際は、自分の投資スタイルに合ったサービスを提供しているかを確認することが大切です。ここでは、証券会社選びで重視すべき5つのポイントを解説します。
つみたて投資枠で選べる投資信託の銘柄数は、証券会社によって大きく異なります。金融庁が認めた投資信託は約280本ありますが、証券会社によって取扱数は異なります。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本を取り扱っています。
銘柄数が多いほど、自分の投資方針に合った商品を見つけやすくなります。例えば、全世界株式に投資するインデックスファンドや、米国株式に特化したファンド、バランス型ファンドなど、さまざまな選択肢から選べます。初心者の方は、主要なインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズなど)を取り扱っているかを確認しましょう。
また、将来的に投資方針を変更する可能性も考慮して、幅広い選択肢がある証券会社を選ぶのがおすすめです。取扱銘柄数が多い証券会社なら、投資経験を積んだ後も長く使い続けられます。
クレジットカードで積立投資をすると、ポイントが貯まる「クレカ積立」サービスは、証券会社選びの重要なポイントです。還元率は証券会社とクレジットカードの組み合わせによって異なり、0.5%~1.1%程度が一般的です。マネックス証券のマネックスカードは1.1%、SBI証券の三井住友カードは0.5%~5.0%、楽天証券の楽天カードは0.5%~1.0%となっています。
例えば、毎月5万円を積立投資する場合、還元率1.1%なら年間6,600円分のポイントが貯まります。20年間続ければ約13万円分のポイントになるため、長期投資では大きな差になります。普段使っているクレジットカードのポイントを貯めたい方は、そのカードに対応した証券会社を選ぶとよいでしょう。
ただし、高還元率のクレジットカードは年会費がかかる場合もあります。年会費とポイント還元額を比較して、実質的にお得になるかを確認しましょう。また、貯まったポイントを投資に使えるかどうかも重要です。楽天ポイントやdポイントは投資信託の購入に使えるため、ポイント投資を始めたい方に便利です。
最低積立金額は、証券会社によって100円から可能な場合と1,000円以上必要な場合があります。主要なネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJeスマート証券)は、いずれも100円から積立投資を始められます。
100円から始められるメリットは、投資初心者でも気軽にスタートできることです。まずは少額で投資を体験し、慣れてきたら徐々に積立金額を増やすという方法が取れます。また、複数の投資信託に分散投資したい場合も、100円単位なら細かく調整できます。
一方、銀行のNISA口座では最低積立金額が1,000円以上に設定されている場合が多いです。少額から始めたい方は、ネット証券を選ぶのがおすすめです。積立金額は後からいつでも変更できるため、最初は無理のない金額から始めましょう。
新NISAのつみたて投資枠では、主要なネット証券の買付手数料は基本的に無料です。口座管理手数料も無料なので、コストを気にせず投資を続けられます。
新NISAのつみたて投資枠では、主要なネット証券の買付手数料は基本的に無料です。SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJeスマート証券は、いずれもつみたて投資枠での投資信託の購入手数料が0円です。口座管理手数料も無料なので、コストを気にせず投資を続けられます。
ただし、投資信託には「信託報酬」という運用管理費用が毎年かかります。信託報酬は投資信託の種類によって異なり、年率0.1%~2.0%程度です。インデックスファンドは信託報酬が低く、アクティブファンドは高い傾向があります。長期投資では信託報酬の差が大きく影響するため、できるだけ信託報酬の低いファンドを選ぶことが大切です。
成長投資枠で個別株式を購入する場合は、売買手数料がかかる場合があります。主要なネット証券では、新NISA口座での国内株式の売買手数料も無料になっています。米国株式の売買手数料も無料の証券会社が多いため、将来的に海外株投資を考えている方も安心です。
スマホアプリの使いやすさは、日常的に資産状況を確認する上で重要です。主要なネット証券はいずれも専用のスマホアプリを提供しており、口座残高の確認や積立設定の変更、投資信託の購入などがスマホから簡単にできます。SBI証券の「SBI証券アプリ」、楽天証券の「iSPEED」、マネックス証券の「マネックス証券アプリ」などがあります。
アプリの使いやすさは人によって感じ方が異なるため、実際に各証券会社の公式サイトでアプリの画面を確認したり、口コミを参考にしたりするとよいでしょう。直感的に操作できるデザインか、必要な情報がすぐに見つかるかなどをチェックしましょう。
サポート体制も重要なポイントです。投資初心者の場合、わからないことがあったときに気軽に問い合わせできる環境が整っているかを確認しましょう。松井証券は電話やチャットでのサポートが充実しており、初心者でも安心して利用できます。SBI証券や楽天証券もWebサイト上に詳しい解説ページやFAQを用意しているため、疑問点を自分で調べることもできます。
ここまで紹介した5社の主要スペックを一覧表にまとめました。各証券会社の特徴を比較して、自分に合った証券会社を見つけましょう。
| 証券会社 | つみたて投資枠 取扱銘柄数 |
クレカ積立 還元率 |
最低積立金額 | ポイント | 口座開設日数 |
| SBI証券 | 約271本 | 0.5%~5.0% (三井住友カード) |
100円 | Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント | 最短翌営業日 |
| 楽天証券 | 約200本 | 0.5%~1.0% (楽天カード) |
100円 | 楽天ポイント | 最短翌営業日 |
| マネックス証券 | 約217本 | 1.1% (マネックスカード) |
100円 | マネックスポイント、dポイント | 最短2営業日 |
| 松井証券 | 約250本 | 非対応 | 100円 | 松井証券ポイント | 最短即日 |
| 三菱UFJeスマート証券 | 約250本 | 1.0% (auPayカード) |
100円 | 三菱UFJポイント(Pontaポイントに交換可) | 3~5営業日 |
この表から、SBI証券は取扱銘柄数が最も多く、選択肢の幅が広いことがわかります。クレカ積立のポイント還元率では、マネックス証券が1.1%と高く、長期投資でのポイント獲得額が大きくなります。楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券、サポート重視の方は松井証券、三菱UFJグループの安心感を求める方は三菱UFJeスマート証券がおすすめです。
どの証券会社も100円から積立投資を始められるため、少額からスタートしたい初心者にも優しい設計になっています。口座開設日数は最短即日から5営業日程度で、オンライン完結で手続きできます。自分の投資スタイルや普段使っているポイントサービスに合わせて、最適な証券会社を選びましょう。
ネット証券と銀行はどちらがいい?
積立NISAは証券会社だけでなく、銀行でも始められます。ここでは、ネット証券と銀行のメリット・デメリットを比較し、どちらを選ぶべきかを解説します。
| メリット | デメリット |
| 取扱銘柄数が多く、選択肢が豊富 | 対面での相談ができない |
| 手数料が無料または格安 | 自分で調べながら投資を進める必要がある |
| クレカ積立でポイントが貯まる | |
| 24時間いつでも取引・確認ができる | |
| 口座開設がオンラインで完結し、スピーディー |
ネット証券の最大のメリットは、取扱銘柄数の多さと手数料の安さです。主要なネット証券では200本以上の投資信託から選べるため、自分の投資方針に合った商品を見つけやすくなっています。手数料も無料または格安で、コストを抑えて投資できます。
また、スマホアプリやWebサイトの機能が充実しており、24時間いつでも取引や資産状況の確認ができます。クレカ積立サービスを利用すればポイントも貯まるため、お得に資産形成ができます。口座開設もオンラインで完結し、最短即日から数営業日で開設できるスピード感も魅力です。
一方、デメリットとしては、対面での相談ができないことが挙げられます。投資初心者の中には、直接相談しながら商品を選びたいと考える方もいるでしょう。ただし、主要なネット証券は電話やチャットでのサポート体制を整えており、Webサイト上にも詳しい解説ページがあるため、自分で調べながら投資を進めることは十分可能です。
| メリット | デメリット |
| 対面での相談ができる | 取扱銘柄数が少ない |
| 普段使っている銀行で一元管理できる | 最低積立金額が1,000円以上の場合が多い |
| 個別株式を購入できない | |
| クレカ積立サービスがない場合が多い |
銀行のメリットは、対面での相談ができることと、普段使っている銀行で一元管理できることです。銀行の窓口で担当者と相談しながら投資信託を選べるため、投資が初めての方でも安心感があります。また、普通預金口座と同じ銀行でNISA口座を開設すれば、資金管理がシンプルになります。
しかし、銀行には大きなデメリットもあります。まず、取扱銘柄数がネット証券に比べて少ない傾向があります。銀行によっては数十本程度しか取り扱っていない場合もあり、選択肢が限られます。また、最低積立金額が1,000円以上に設定されている場合が多く、100円から始められるネット証券に比べて柔軟性が低いです。
さらに、銀行のNISA口座では個別株式を購入できません。新NISAの成長投資枠を活用して株式投資をしたい場合は、証券会社で口座を開設する必要があります。クレカ積立サービスも銀行では提供していない場合が多いため、ポイント還元のメリットを受けられません。
投資初心者でコストを抑えたい方、幅広い選択肢から商品を選びたい方には、ネット証券がおすすめです。
投資初心者でコストを抑えたい方、幅広い選択肢から商品を選びたい方には、ネット証券がおすすめです。取扱銘柄数が多く、手数料が安く、クレカ積立でポイントも貯まるため、長期的に見てお得に資産形成ができます。スマホアプリで手軽に管理でき、サポート体制も充実しているため、初心者でも十分に使いこなせます。
一方、どうしても対面で相談したい方や、普段使っている銀行で一元管理したい方は、銀行を選ぶのも一つの選択肢です。ただし、取扱銘柄数や手数料、サービス内容を事前に確認し、自分のニーズに合っているかを確認しましょう。
なお、NISA口座は1人1口座しか開設できませんが、1年に1度金融機関を変更することは可能です。まずはネット証券で始めてみて、必要に応じて銀行に変更するという方法も取れます。自分の投資スタイルや生活スタイルに合わせて、最適な金融機関を選びましょう。
口座開設から積立開始までの5ステップ
ここでは、証券会社で口座を開設し、実際に積立投資を始めるまでの具体的な手順を5つのステップで解説します。初めての方でもスムーズに進められるよう、わかりやすく説明します。
まずは、自分に合った証券会社を選びましょう。この記事で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJeスマート証券の中から、取扱銘柄数・ポイント還元率・使いやすさなどを比較して決めます。証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックして申し込みを開始します。
口座開設の申し込みは、パソコンまたはスマートフォンから行えます。メールアドレスや氏名、生年月日、住所などの基本情報を入力します。このとき、NISA口座も同時に開設するかを選択する画面が表示されるので、「新規でNISA口座を開設する」を選びましょう。
口座開設には本人確認が必要です。マイナンバーカードがあれば、スマートフォンで撮影してアップロードするだけで本人確認が完了します。マイナンバーカードがない場合は、通知カードまたはマイナンバーが記載された住民票と、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を提出します。
オンラインで本人確認を完了すれば、最短即日から数営業日で口座開設が完了します。郵送で書類を提出する場合は、1週間程度かかる場合があります。スピーディーに口座を開設したい方は、オンライン本人確認を利用しましょう。
証券総合口座が開設されたら、NISA口座の開設申請を行います。多くの証券会社では、証券総合口座とNISA口座を同時に申し込めるため、別途手続きは不要です。ただし、NISA口座の開設には税務署の審査が必要なため、証券総合口座よりも開設に時間がかかります。通常、1~2週間程度で開設完了のメールが届きます。
すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、NISA口座の変更手続きが必要です。現在NISA口座を持っている金融機関で「勘定廃止通知書」を発行してもらい、新しい証券会社に提出します。NISA口座の変更は1年に1度しかできないため、慎重に検討しましょう。
NISA口座が開設されたら、投資する投資信託を選びます。初心者の方には、全世界株式や米国株式に投資するインデックスファンドがおすすめです。代表的な商品として、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」などがあります。
投資信託を選ぶ際は、信託報酬(運用管理費用)が低いものを選ぶことが大切です。インデックスファンドは信託報酬が年率0.1%~0.2%程度と低く、長期投資に適しています。証券会社の公式サイトやアプリで、各投資信託の詳細情報を確認できます。リスクやリターンの特徴を理解した上で、自分の投資方針に合った商品を選びましょう。
投資信託を選んだら、積立設定を行います。証券会社のWebサイトまたはスマホアプリにログインし、「積立設定」または「つみたてNISA設定」のメニューを選びます。積立する投資信託、積立金額、積立日、引き落とし方法(証券口座・銀行口座・クレジットカード)を設定します。
積立金額は、無理のない範囲で設定しましょう。月1万円から始めて、慣れてきたら徐々に増やすという方法がおすすめです。クレジットカードで積立設定をすれば、ポイントも貯まります。積立日は毎月1日や10日など、給料日の直後に設定すると忘れずに積立できます。
積立設定が完了したら、あとは自動的に毎月投資が行われます。最初の買付が実行されると、証券口座に投資信託が反映されます。資産状況はスマホアプリやWebサイトでいつでも確認できます。長期投資では短期的な値動きに一喜一憂せず、じっくりと資産を育てることが大切です。
初心者が知っておきたい注意点とリスク
積立NISAは長期的な資産形成に適した制度ですが、投資には必ずリスクが伴います。ここでは、投資初心者が知っておくべき注意点とリスクを解説します。
投資信託は元本保証ではないため、投資した金額が減る可能性があります。
投資信託は元本保証ではないため、投資した金額が減る可能性があります。株式市場が下落すれば、投資信託の価格(基準価額)も下がり、保有資産の評価額が購入時よりも低くなることがあります。これを「元本割れ」といいます。
特に投資を始めたばかりの頃は、市場の下落局面に遭遇すると不安になるかもしれません。しかし、積立投資では価格が下がったときにも一定額を購入し続けるため、平均購入単価を下げる効果があります。これを「ドルコスト平均法」といい、長期的には価格変動リスクを軽減できます。
元本割れのリスクを理解した上で、生活費や緊急時の資金とは別に、余裕資金で投資を行うことが大切です。短期的な価格変動に動揺せず、長期的な視点で資産形成を続けましょう。
株式市場は日々変動しており、投資信託の価格も毎日上下します。特に世界的な経済危機や政治的な不安があると、大きく下落することもあります。しかし、短期的な値動きに過剰に反応して売却してしまうと、長期投資のメリットを失ってしまいます。
歴史的に見ると、株式市場は短期的には上下を繰り返しながらも、長期的には右肩上がりで成長してきました。10年、20年という長期で保有すれば、短期的な下落局面を乗り越えて資産が増える可能性が高まります。新NISAでは非課税保有期間が無期限のため、焦らずじっくりと保有し続けることができます。
資産状況を頻繁にチェックしすぎると、値動きに一喜一憂してしまいがちです。月に1回程度、積立が正常に実行されているかを確認する程度にとどめ、日々の価格変動は気にしないようにしましょう。長期投資では「時間を味方につける」ことが成功の鍵です。
投資信託には「信託報酬」という運用管理費用が毎年かかります。信託報酬が高い投資信託を選ぶと、長期的には利益が大きく削られてしまいます。例えば、信託報酬が年率1.5%の投資信託と0.1%の投資信託では、20年間で大きな差が生まれます。
100万円を投資して年率5%のリターンが得られた場合、信託報酬0.1%なら20年後に約252万円になりますが、信託報酬1.5%なら約209万円にしかなりません。その差は約43万円にもなります。このように、信託報酬は長期投資において非常に重要なコスト要因です。
つみたて投資枠で投資できる投資信託は、金融庁が手数料の低い商品を厳選しているため、比較的安心です。それでも、同じような投資対象でも信託報酬が異なる場合があるため、できるだけ信託報酬の低い商品を選ぶようにしましょう。インデックスファンドは一般的に信託報酬が低く、初心者にもおすすめです。
新NISAの最大のメリットは、投資で得た利益が非課税になることです。しかし、短期間で売却してしまうと、非課税メリットを十分に享受できません。積立投資は長期保有を前提とした投資手法であり、複利効果を活かすには時間が必要です。
例えば、5年間で売却してしまうと、その後の値上がり益を受け取ることができません。新NISAでは非課税保有期間が無期限なので、できるだけ長く保有し続けることで、非課税のメリットを最大限に活かせます。老後資金など、長期的な目標のために投資を続けましょう。
ただし、ライフイベント(住宅購入、子どもの教育費など)で急にお金が必要になった場合は、売却することも選択肢の一つです。新NISAでは売却した分の投資枠が翌年に復活するため、再び投資を再開することもできます。無理のない範囲で投資を続け、必要に応じて柔軟に対応しましょう。
証券会社選びは、年代やライフステージ、投資の目的によっても変わります。ここでは、年代別・目的別におすすめの証券会社を紹介します。
20〜30代の方は、長期的な資産形成の時間があるため、積立投資を早く始めるほど複利効果を享受できます。この年代では、クレカ積立のポイント還元率が高い証券会社を選ぶのがおすすめです。毎月の積立でポイントが貯まり、そのポイントを投資や日常の買い物に使えるため、お得に資産形成ができます。
楽天証券は、楽天カードでのクレカ積立で最大1.0%の楽天ポイントが貯まります。楽天市場や楽天モバイルなど、楽天グループのサービスを普段から使っている方には特におすすめです。貯まった楽天ポイントは投資信託の購入にも使えるため、ポイント投資を始めたい方にも最適です。
マネックス証券は、マネックスカードでのクレカ積立で1.1%のマネックスポイントが貯まります。還元率が高水準なので、長期的に見てポイント獲得額が大きくなります。また、2024年夏からはdカードにも対応し、dポイントを貯めたり使ったりできるようになりました。ドコモユーザーの方にもおすすめです。
40〜50代の方は、老後資金の準備を本格的に始める時期です。投資経験が少ない方も多いため、サポート体制が充実している証券会社を選ぶと安心です。わからないことがあったときに気軽に相談できる環境が整っていると、投資を続けやすくなります。
松井証券は、電話やチャットでのサポートが丁寧で、投資初心者でも安心して利用できます。創業100年以上の歴史があり、信頼性も高いです。Webサイト上には初心者向けの解説コンテンツが充実しており、投資の基礎知識を学びながら資産運用を始められます。
三菱UFJeスマート証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、高い信頼性があります。大手金融グループのバックボーンがあるため、初めて証券口座を開設する方でも安心感があります。電話サポートも充実しており、投資に関する疑問を解消しながら運用を進められます。
すでに投資経験がある方は、取扱銘柄数が多く、幅広い投資戦略が取れる証券会社を選ぶのがおすすめです。つみたて投資枠だけでなく、成長投資枠で個別株式や米国株にも投資したい場合は、商品ラインナップが充実している証券会社を選びましょう。
SBI証券は、つみたて投資枠の取扱銘柄数が約271本と業界トップクラスです。成長投資枠でも幅広い商品に投資でき、米国株式は約5,000銘柄、IPO取扱数も年間78銘柄と豊富です。投資信託だけでなく、個別株式や外国株式にも分散投資したい方に最適です。
楽天証券も、つみたて投資枠の取扱銘柄数が約200本あり、主要なインデックスファンドはしっかりカバーしています。米国株式は約4,500銘柄を取り扱っており、投資情報ツールも充実しています。楽天ポイントを活用した投資もできるため、ポイントを有効活用しながら多様な投資戦略を実践できます。
はい、NISA口座は1年に1度、金融機関を変更することができます。変更したい年の前年10月1日から変更したい年の9月30日までに手続きを行う必要があります。ただし、変更したい年にすでにNISA口座で投資をしている場合は、その年の変更はできません。
変更手続きは、現在NISA口座を持っている金融機関で「勘定廃止通知書」を発行してもらい、新しい証券会社に提出します。変更前の金融機関で保有している投資信託は、そのまま非課税で保有し続けられます。ただし、新しい証券会社には移管できないため、売却するか保有し続けるかを選ぶ必要があります。
いいえ、NISA口座は1人1口座しか開設できません。複数の証券会社で同時にNISA口座を持つことはできません。ただし、証券総合口座は複数の証券会社で開設できるため、NISA口座以外の口座で投資をすることは可能です。
例えば、SBI証券でNISA口座を開設し、楽天証券では証券総合口座(課税口座)で投資をするという使い分けもできます。ただし、課税口座で得た利益には約20%の税金がかかるため、非課税のメリットを最大限に活かすには、メインで使う証券会社を慎重に選ぶことが大切です。
積立NISAで投資した資産が値下がりして損失が出た場合、その損失は税務上の損失として扱われません。NISA口座は非課税口座のため、利益が非課税になる一方で、損失が出ても他の課税口座の利益と相殺する「損益通算」ができません。
ただし、積立投資では価格が下がったときにも一定額を購入し続けるため、平均購入単価を下げる効果があります。短期的には損失が出ても、長期的に保有し続けることで価格が回復し、利益が出る可能性があります。焦って売却せず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
NISA口座で得た利益は非課税のため、確定申告は不要です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかり、確定申告が必要な場合がありますが、NISA口座では税金がかからないため、確定申告の手間もありません。
ただし、NISA口座以外の課税口座(特定口座や一般口座)で投資をしている場合は、確定申告が必要になることがあります。特定口座(源泉徴収あり)を選んでいれば、証券会社が自動的に税金を計算して納税してくれるため、確定申告は不要です。
投資初心者には、全世界株式や米国株式に投資するインデックスファンドがおすすめです。代表的な商品として、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」などがあります。
これらのファンドは信託報酬が低く、長期投資に適しています。全世界株式ファンドは世界中の株式に分散投資できるため、地域リスクを軽減できます。米国株式ファンドは、世界最大の経済大国である米国の成長に投資できます。自分のリスク許容度や投資方針に合わせて選びましょう。
積立NISAで資産形成を始めるには、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。SBI証券は取扱銘柄数が豊富で選択肢が広く、楽天証券は楽天ポイントを活用できます。マネックス証券はクレカ積立の還元率が高く、松井証券はサポート体制が充実しています。三菱UFJeスマート証券は三菱UFJグループの安心感があります。
証券会社を選ぶ際は、取扱銘柄数・クレカ積立のポイント還元率・最低積立金額・手数料・使いやすさの5つを比較しましょう。自分の投資スタイルや普段使っているポイントサービスに合わせて選ぶことで、お得に資産形成ができます。
新NISAは非課税保有期間が無期限化され、年間投資枠も拡大されました。長期的な視点で積立投資を続けることで、複利効果を活かして資産を増やせます。投資にはリスクが伴いますが、少額から始めて徐々に慣れていけば、初心者でも安心して資産運用ができます。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認ください。
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