デイトレードで勝てない理由と改善策|成功への道筋

NISAを始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいか迷っていませんか。
証券会社によって手数料や取扱商品、ポイント還元率が大きく異なるため、自分に合った会社を選ぶことが資産形成の第一歩です。
この記事では、NISA口座におすすめの証券会社5社を厳選し、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。
投資信託の取扱数、クレカ積立の還元率、手数料体系など、比較すべき項目を具体的に紹介するので、初心者の方でも自分に最適な証券会社が見つかります。
記事の後半では、口座開設の流れや初心者が失敗しやすいポイントも解説しているので、安心してNISAを始められます。
目次
NISAにおすすめの証券会社5社
NISA口座を開設するなら、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、ポイント還元率の高さで選ぶのがおすすめです。
ここでは、これらの条件を満たす主要5社の特徴を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、投資信託の取扱数が約2,600本と業界トップクラスで、選択肢の幅広さが魅力です。
国内株式の現物取引・信用取引は原則無料で、コストを抑えながら投資を始められます。
SBI証券の特徴
クレカ積立では三井住友カードを利用でき、カードのランクに応じて0.5%~5.0%のポイント還元
貯まるポイントはVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントの5種類から選択可能
つみたて投資枠対象の投資信託は約271本、米国株は約5,000銘柄を取り扱い
IPOの取扱実績も年間78銘柄(2024年)と多く、将来的に投資の幅を広げたい方にもおすすめ
口座開設は最短翌営業日で完了し、スマホアプリも使いやすいため、初めての方でもスムーズに取引を始められます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天カードや楽天銀行、楽天市場などの楽天サービスを日常的に使っている方に特におすすめです。
楽天カードでクレカ積立をすると、カードのランクに応じて0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まります。
楽天証券の特徴
投資信託の取扱数は約2,550本で、つみたて投資枠対象の投資信託は約200本
楽天銀行と連携する「マネーブリッジ」で普通預金金利が優遇され、資金管理が楽になる
楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できる
米国株は約4,500銘柄を取り扱い、取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能
口座開設は最短翌営業日で完了します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率の高さが最大の魅力です。
マネックスカードを使ったクレカ積立では、積立額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。年会費無料のカードでこの還元率は業界最高水準で、長期的な資産形成で大きな差になります。
マネックス証券の特徴
投資信託の取扱数は約1,800本、つみたて投資枠対象の投資信託は約217本
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄で、海外投資にも強み
マネックスポイントはdポイントやAmazonギフトカード、他社ポイントなどに交換可能
IPOの取扱実績は年間54銘柄(2024年)で、抽選方式が完全平等抽選
取引ツール「マネックストレーダー」はPC版・スマホ版ともに高機能で、初心者向けのガイドも充実しています。口座開設は最短2営業日で完了します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、25歳以下の方なら国内株式の現物取引・信用取引の手数料が完全無料になる点が大きな特徴です。
若年層の資産形成を応援する姿勢が明確で、学生や新社会人の方に特におすすめです。
松井証券の特徴
26歳以上の方でも、1日の約定代金が50万円までなら取引手数料が無料
投資信託の取扱数は約1,900本、つみたて投資枠対象の投資信託は約250本
創業100年以上の老舗で、サポート体制が充実している
松井証券ポイントは、投資信託の保有残高に応じて貯まり、Amazonギフトカードやdポイントなどに交換可能
口座開設は最短即日で完了し、スマホアプリも使いやすい設計です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、Pontaポイントを使って投資信託や株式を購入できる点が特徴です。
普段の買い物で貯めたPontaポイントを投資に回せるため、現金を使わずに資産運用を始められます。
三菱UFJeスマート証券の特徴
投資信託の取扱数は約1,800本、つみたて投資枠対象の投資信託は約250本
一日定額コースなら100万円以下の取引が無料
auユーザーやPontaポイントを貯めている方にとって、ポイント還元や優遇サービスが充実
三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であるため、信頼性も高い
取引ツール「kabuステーション」は高機能で、チャート分析や自動売買にも対応しています。口座開設は3~5営業日で完了します。
新NISAは、2024年1月から始まった少額投資非課税制度の新しい仕組みです。
従来のNISAと比べて、非課税保有限度額の拡大や非課税期間の無期限化など、大幅に使いやすくなりました。ここでは、新NISAの基本的な仕組みと、従来制度からの主な変更点を解説します。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があり、それぞれ投資対象や年間投資上限額が異なります。
つみたて投資枠は、金融庁が定めた基準を満たす投資信託に限定され、年間120万円まで投資できます。長期・積立・分散投資に適した商品が対象で、初心者でも安心して始められる設計です。
一方、成長投資枠は、国内株式や米国株式、一部の投資信託など、より幅広い商品に投資できます。年間240万円まで投資可能で、個別株や海外株式にも投資したい方に向いています。
この2つの投資枠は併用できるため、つみたて投資枠で投資信託を積み立てながら、成長投資枠で個別株に投資するといった使い方も可能です。
新NISAでは、生涯で非課税保有できる限度額が1,800万円に設定されています。
このうち、成長投資枠で投資できるのは1,200万円までで、残りの600万円はつみたて投資枠でも成長投資枠でも利用できます。
従来のNISAでは、つみたてNISAが最大800万円、一般NISAが最大600万円と別々の制度だったため、合計でも1,400万円程度が上限でした。新NISAでは1,800万円まで拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになっています。
新NISAでは売却した分の非課税保有限度額が翌年に復活する仕組みになっています。たとえば、100万円分の投資信託を売却した場合、翌年には再び100万円分の非課税枠が使えるようになります。
新NISAでは、非課税保有期間が無期限になりました。
従来のつみたてNISAは最長20年、一般NISAは最長5年という期限がありましたが、新NISAではこの制限が撤廃され、いつまでも非課税で保有し続けられます。
この変更により、長期的な資産形成がしやすくなりました。たとえば、20代で投資を始めて60代まで保有し続けても、運用益や配当金に税金がかからないため、複利効果を最大限に活かせます。
非課税期間が無期限になったことで、「いつ売却すべきか」というタイミングを気にする必要がなくなり、自分のライフプランに合わせて柔軟に資産を管理できるようになりました。
NISA口座を選ぶときの4つの比較ポイント
NISA口座を開設する証券会社を選ぶときは、手数料や商品数だけでなく、自分の投資スタイルやライフスタイルに合った条件を比較することが大切です。
ここでは、証券会社を選ぶ際に特に重視すべき4つのポイントを解説します。
投資信託の取扱数は、証券会社を選ぶ際の重要なポイントです。取扱数が多いほど、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選びやすくなります。
特に、つみたて投資枠で投資できる投資信託の本数を確認しましょう。金融庁が定めた基準を満たす投資信託は約280本ありますが、証券会社によって取扱本数が異なります。
SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本と、主要ネット証券は豊富な品揃えです。
人気の高いインデックスファンド(全世界株式やS&P500連動型)や、信託報酬の低い商品が揃っているかも確認しておくと良いでしょう。長期的な資産形成では、信託報酬の差が運用成果に大きく影響します。
クレジットカードを使った積立投資(クレカ積立)のポイント還元率は、長期的な資産形成において見逃せないポイントです。
毎月の積立額に対してポイントが貯まるため、実質的な利益を上乗せできます。
マネックス証券はマネックスカードで1.1%、SBI証券は三井住友カードで0.5%~5.0%、楽天証券は楽天カードで0.5%~1.0%の還元率です。
たとえば、毎月5万円を積み立てる場合、1.1%の還元率なら年間で6,600円分のポイントが貯まります。
ポイント還元率だけでなく、貯まるポイントの種類も確認しましょう。自分が普段使っているポイント(楽天ポイント、Pontaポイント、dポイントなど)が貯まる証券会社を選ぶと、ポイントの使い道が広がります。
国内株式の取引手数料は、主要ネット証券では現物取引・信用取引ともに無料が主流になっています。
SBI証券、楽天証券、松井証券(50万円/日まで)、DMM株などは、国内株式の売買手数料が原則無料です。
投資信託の購入時手数料(販売手数料)は証券会社によって異なる場合があります。多くのネット証券では「ノーロード」と呼ばれる購入時手数料無料の投資信託を取り扱っていますが、一部の商品では手数料がかかることもあるため、事前に確認しましょう。
また、米国株や外国株式の取引手数料、為替手数料も比較ポイントです。海外投資を考えている方は、外国株式の手数料体系もチェックしておくと良いでしょう。
スマホアプリの使いやすさは、特に投資初心者にとって重要なポイントです。
直感的に操作できるアプリなら、日々の資産状況の確認や積立設定の変更がスムーズに行えます。
主要ネット証券のアプリは、資産残高の確認、投資信託の購入、株式の売買、ポートフォリオの分析など、基本的な機能が揃っています。
特にSBI証券の「SBI証券アプリ」、楽天証券の「iSPEED」、マネックス証券の「マネックス証券アプリ」は、初心者向けのガイド機能が充実しており、操作に迷いにくい設計です。
アプリストアの評価やレビューを参考にするのも良い方法です。実際に使っているユーザーの声を確認することで、自分に合ったアプリを見つけやすくなります。
主要5社の証券会社を、手数料、投資信託の取扱数、クレカ積立のポイント還元率、口座開設数などの項目で比較しました。
自分の投資スタイルやライフスタイルに合った証券会社を選ぶ際の参考にしてください。
| 証券会社 | 国内株式手数料(現物) | 投資信託取扱数 | つみたて投資枠対象 | クレカ積立還元率 | 貯まるポイント | 口座開設数 |
| SBI証券 | 原則無料 | 約2,600本 | 約271本 | 0.5%~5.0% | Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント | 約1,500万口座 |
| 楽天証券 | 原則無料 | 約2,550本 | 約200本 | 0.5%~1.0% | 楽天ポイント | 約1,200万口座 |
| マネックス証券 | 55円~1,070円 | 約1,800本 | 約217本 | 1.1% | マネックスポイント、dポイント | 約270万口座 |
| 松井証券 | 25歳以下無料、50万円/日まで無料 | 約1,900本 | 約250本 | 非対応 | 松井証券ポイント | 約160万口座 |
| 三菱UFJeスマート証券 | ワンショット:55円~4,059円、一日定額:100万円以下無料 | 約1,800本 | 約250本 | 1.0% | 三菱UFJポイント(Pontaポイント) | 約40万口座 |
この比較表から、SBI証券と楽天証券は投資信託の取扱数が多く、選択肢の幅広さで優れています。
クレカ積立の還元率ではマネックス証券が1.1%と最も高く、長期的な資産形成で有利です。松井証券は25歳以下なら手数料無料、三菱UFJeスマート証券はPontaポイントで投資できる点が特徴です。
ネット証券と銀行・店舗型証券はどちらを選ぶべき?
NISA口座を開設する際、ネット証券と銀行・店舗型証券のどちらを選ぶかは重要な判断ポイントです。
それぞれにメリットがあるため、自分の投資スタイルや求めるサポート内容に応じて選びましょう。
ネット証券の最大のメリットは、手数料の安さと取扱商品の豊富さです。
店舗を持たないため運営コストが低く、その分を手数料の引き下げや商品ラインナップの充実に充てています。
国内株式の売買手数料は、主要ネット証券では原則無料が主流です。投資信託も購入時手数料が無料(ノーロード)の商品が多く、長期的な資産形成において大きなコスト削減になります。
さらに、スマホアプリやWebサイトで24時間いつでも取引できるため、仕事や家事の合間に資産状況を確認したり、積立設定を変更したりできます。口座開設もオンラインで完結し、最短翌営業日から取引を始められる証券会社もあります。
銀行や店舗型証券会社のメリットは、対面でのサポートが受けられる点です。
投資が初めての方や、専門家に相談しながら運用したい方にとっては、担当者と直接話せる環境が安心につながります。
店舗では、投資信託の選び方やリスクの考え方、ライフプランに合わせた資産配分など、具体的なアドバイスを受けられます。また、相続や贈与、税金対策など、資産全体の管理についても相談できるため、まとまった資産を運用する方には適しています。
銀行や店舗型証券会社は、ネット証券と比べて手数料が高めに設定されている場合が多く、取扱商品もネット証券ほど豊富ではありません。対面サポートの必要性と手数料のバランスを考えて選ぶことが大切です。
ライフスタイル別のおすすめ証券会社
証券会社は、自分のライフスタイルや普段使っているサービスに合わせて選ぶと、ポイント還元や使い勝手の面でメリットが大きくなります。
ここでは、代表的なライフスタイル別におすすめの証券会社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天カードや楽天市場、楽天銀行などの楽天サービスを日常的に使っている方には、楽天証券が最適です。
楽天カードでクレカ積立をすると、積立額の0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天市場や楽天ペイでの買い物に使えます。
楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が優遇されるほか、楽天銀行の残高から自動的に証券口座に資金を移動できる「自動入出金(スイープ)」機能が使えます。
また、楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できるため、現金を使わずに投資を始められる点も魅力です。楽天経済圏で生活している方にとって、ポイントの相乗効果を最大限に活かせる証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
ドコモのスマホを使っている方や、dポイントを貯めている方には、マネックス証券がおすすめです。
マネックス証券で貯まるマネックスポイントは、dポイントに交換できるため、ドコモのサービスや加盟店での買い物に活用できます。
マネックスカードを使ったクレカ積立では、積立額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。この還元率は業界最高水準で、長期的な資産形成において大きなメリットです。たとえば、毎月5万円を積み立てる場合、年間で6,600円分のポイントが貯まります。
また、マネックス証券は米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、海外投資にも強みがあります。ドコモユーザーで、ポイント還元を重視しながら幅広い投資をしたい方に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
複数のポイントサービスを使い分けている方や、ポイントの選択肢を広く持ちたい方には、SBI証券がおすすめです。
SBI証券では、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントの5種類から、貯めるポイントを自由に選べます。
たとえば、普段の買い物でPontaポイントを貯めている方はPontaポイントを選び、旅行が好きでマイルを貯めたい方はJALマイルを選ぶといった使い方ができます。ライフスタイルの変化に応じてポイントを変更することも可能です。
SBI証券は投資信託の取扱数が約2,600本と業界トップクラスで、国内株式・米国株式・IPOなど、幅広い投資に対応しています。ポイントの柔軟性と商品の豊富さを両立したい方に最適です。
NISA口座開設の流れ
NISA口座の開設は、オンラインで完結できる証券会社が多く、最短即日~翌営業日で取引を始められます。
ここでは、口座開設の基本的な流れと必要書類を解説します。
NISA口座を開設するには、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。
本人確認書類は、運転免許証、パスポート、健康保険証などが使えます。マイナンバー確認書類は、マイナンバーカード、通知カード、マイナンバーが記載された住民票のいずれかを用意しましょう。
マイナンバーカードを持っている場合は、本人確認とマイナンバー確認が1枚で完結するため、手続きがスムーズです。スマホで撮影してアップロードするだけで提出できる証券会社も多く、郵送の手間が省けます。
また、銀行口座情報(口座番号や支店名)も必要です。証券口座への入金や、売却代金の受け取りに使う銀行口座を事前に確認しておきましょう。
証券会社の公式サイトから、口座開設の申し込みを行います。
メールアドレスや氏名、住所、生年月日などの基本情報を入力し、本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードします。
口座の種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが一般的です。この口座を選ぶと、証券会社が自動的に税金を計算して納めてくれるため、確定申告が不要になります。NISA口座も同時に申し込む場合は、申し込み画面で「NISA口座を開設する」にチェックを入れましょう。
申し込みが完了すると、証券会社から確認のメールが届きます。審査には通常1~5営業日程度かかりますが、マイナンバーカードを使ったオンライン本人確認なら、最短即日で審査が完了する証券会社もあります。
審査が完了すると、証券会社からログイン情報が記載されたメールや書面が届きます。
ログインIDとパスワードを使って証券口座にログインし、銀行口座から証券口座に資金を入金すれば、すぐに取引を始められます。
NISA口座の開設には、税務署での確認手続きが必要なため、通常の証券口座よりも1~2週間程度時間がかかります。ただし、NISA口座の審査中でも、通常の証券口座(特定口座)で取引を開始できる証券会社が多いため、すぐに投資を始めたい方は特定口座から利用しましょう。
口座開設後は、スマホアプリをダウンロードして、積立設定や銘柄選びを進めます。初めての方は、少額から始めて操作に慣れることをおすすめします。
NISAで気をつけたい3つのこと
NISAは税制優遇が魅力的な制度ですが、投資である以上、リスクや注意点があります。
ここでは、初心者が特に気をつけるべき3つのポイントを解説します。
NISAで投資する投資信託や株式は、元本保証ではありません。
市場の変動により、投資した金額よりも評価額が下がる「元本割れ」のリスクがあります。特に、短期間で大きな利益を狙おうとすると、価格変動の影響を受けやすくなります。
元本割れのリスクを軽減するには、長期・積立・分散投資が基本です。毎月一定額を積み立てることで、価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く購入する「ドルコスト平均法」の効果が得られます。また、複数の資産や地域に分散投資することで、特定の市場の下落リスクを抑えられます。
投資を始める前に、自分のリスク許容度を確認し、無理のない範囲で投資額を設定することが大切です。
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。
複数の証券会社でNISA口座を持つことはできないため、最初に開設する証券会社は慎重に選ぶ必要があります。
ただし、年単位でNISA口座を別の金融機関に変更することは可能です。たとえば、2024年にSBI証券でNISA口座を開設し、2025年から楽天証券に変更するといった使い方ができます。ただし、変更手続きには時間がかかるため、変更したい年の前年10月~12月に手続きを済ませる必要があります。
また、NISA口座を変更しても、以前の金融機関で保有している商品はそのまま非課税で保有し続けられます。新たに購入する商品だけが、変更後の金融機関で管理されます。
NISA口座で発生した損失は、他の口座(特定口座や一般口座)の利益と損益通算できません。
損益通算とは、複数の口座で発生した利益と損失を相殺して、税金を計算する仕組みです。
たとえば、NISA口座で10万円の損失が出て、特定口座で10万円の利益が出た場合、通常なら損益通算で税金がゼロになりますが、NISA口座の損失は通算できないため、特定口座の利益に対して約20%の税金がかかります。
また、NISA口座で損失が出ても、翌年以降に繰り越して控除することもできません。この点を理解した上で、NISA口座と特定口座を使い分けることが大切です。
NISA口座は、年単位で別の金融機関に変更できます。たとえば、2024年にA証券でNISA口座を開設し、2025年からB証券に変更することが可能です。ただし、変更したい年の前年10月~12月に手続きを済ませる必要があります。
変更手続きは、変更先の金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を提出し、変更元の金融機関から「勘定廃止通知書」を受け取って、変更先の金融機関に提出する流れです。手続きには時間がかかるため、余裕を持って準備しましょう。
なお、変更前の金融機関で保有している商品は、そのまま非課税で保有し続けられます。新たに購入する商品だけが、変更後の金融機関で管理されます。
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。複数の証券会社で同時にNISA口座を持つことはできないため、最初に開設する証券会社は慎重に選ぶ必要があります。
ただし、通常の証券口座(特定口座や一般口座)は、複数の証券会社で開設できます。たとえば、NISA口座はSBI証券で開設し、特定口座は楽天証券で開設するといった使い方が可能です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とNISAは、併用できます。どちらも税制優遇がある制度ですが、仕組みや目的が異なるため、両方を活用することで効率的な資産形成が可能です。
iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税です。ただし、60歳まで原則引き出しができないため、老後資金の準備に適しています。一方、NISAは非課税で運用でき、いつでも引き出せるため、教育資金や住宅資金など、中期的な目標にも使えます。
自分のライフプランに合わせて、iDeCoとNISAを使い分けることをおすすめします。
つみたて投資枠と成長投資枠は、同時に使えます。たとえば、つみたて投資枠で投資信託を毎月積み立てながら、成長投資枠で個別株や米国株に投資するといった使い方が可能です。
つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで投資できるため、合計で年間360万円まで非課税で投資できます。自分の投資スタイルや目的に合わせて、柔軟に活用しましょう。
NISA口座の開設にかかる日数は、証券会社や提出方法によって異なりますが、通常1~2週間程度です。オンライン本人確認(マイナンバーカードを使った本人確認)を利用すると、最短即日~翌営業日で審査が完了する証券会社もあります。
ただし、NISA口座の開設には税務署での確認手続きが必要なため、通常の証券口座よりも時間がかかります。NISA口座の審査中でも、通常の証券口座(特定口座)で取引を開始できる証券会社が多いため、すぐに投資を始めたい方は特定口座から利用しましょう。
NISAを始めるなら、自分の投資スタイルやライフスタイルに合った証券会社を選ぶことが大切です。
投資信託の取扱数、クレカ積立のポイント還元率、取引手数料、アプリの使いやすさの4つを比較して、自分に最適な証券会社を見つけましょう。
SBI証券は取扱商品数とポイント選択の柔軟性、楽天証券は楽天経済圏との相性、マネックス証券はクレカ積立の高還元率、松井証券は25歳以下の手数料無料、三菱UFJeスマート証券はPontaポイント投資が魅力です。それぞれの特徴を理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。
新NISAは、非課税保有限度額が1,800万円、非課税期間が無期限と、長期的な資産形成に最適な制度です。つみたて投資枠と成長投資枠を併用することで、幅広い投資が可能になります。
口座開設はオンラインで完結し、最短即日~翌営業日で取引を始められます。初心者の方は、少額から始めて操作に慣れることをおすすめします。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社にご確認ください。
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