大和証券のおすすめ銘柄|選び方と人気ランキングを解説

大和証券のおすすめ銘柄|選び方と人気ランキングを解説

大和証券で投資を始めたいけれど、どの銘柄を選べば良いか迷っていませんか。

投資信託や国内株式など豊富な商品ラインナップがある一方で、自分に合った銘柄を見つけるのは簡単ではありません。

この記事では、大和証券で実際に買付されている人気銘柄のランキングや、投資目的別の選び方を詳しく解説します。初心者の方でも安心して銘柄選びができるよう、具体的なチェックポイントや注意点もご紹介します。

大和証券の強みであるアナリストレポートの活用法も含め、あなたの資産形成をサポートする情報をお届けします。

この記事の要約
  • 大和証券の人気銘柄は米国株投資信託が上位を占め、為替ヘッジなしが主流
  • 新NISA対応銘柄は長期の資産形成に適したつみたて投資枠と成長投資枠で選択
  • 投資目的(老後資金・教育資金・短期利益)に応じた銘柄選定が成功の鍵
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

大和証券のおすすめ銘柄とは?|基本を押さえよう

大和証券では投資信託、国内株式、外国株式など多様な銘柄を取り扱っています。初めて投資をする方にとって、どの銘柄から始めれば良いかは大きな悩みですよね。

ここでは大和証券で取り扱う主な銘柄の種類と、銘柄選びの基本的なポイントを解説します。これから投資を始める方も、この基本を押さえれば自信を持って銘柄選びができるようになります。

大和証券で買える主な銘柄の種類

大和証券では投資信託を中心に約900本以上の銘柄を取り扱っています。投資信託は専門家が運用を代行してくれるため、初心者の方でも始めやすい商品です。

国内株式では東証プライム市場やスタンダード市場の銘柄を幅広く取引できます。配当利回りが高い銘柄や株主優待が充実した銘柄も多く、長期保有を前提とした投資に向いています。

外国株式は米国株を中心に約850銘柄を取り扱っており、AppleやMicrosoftなど世界的な企業への投資が可能です。為替の影響を受けますが、円安局面では為替差益も期待できます。

大和証券:投資信託

債券やREIT(不動産投資信託)も選択肢に含まれ、株式とは異なるリスク特性を持つため分散投資に役立ちます。自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、これらの商品を組み合わせることが大切です。

おすすめ銘柄を選ぶときの3つのポイント

銘柄選びで最も重要なのは、自分の投資目的を明確にすることです

老後資金の準備なのか、教育資金の積立なのか、それとも短期的な利益を狙うのかによって、選ぶべき銘柄は大きく変わります。

次に確認したいのが手数料とコストです。投資信託には購入時手数料と信託報酬がかかり、長期保有するほどコストの影響が大きくなります。大和証券では投信積立の購入時手数料が無料になるサービスもあるため、積極的に活用しましょう。

3つ目のポイントは過去の運用実績とリスクのバランスです。高いリターンを期待できる銘柄はリスクも大きくなる傾向があります。自分がどの程度の価格変動に耐えられるかを考え、無理のない範囲で投資することが長く続けるコツです。

金融庁:投資の基本

投資信託の人気ランキングトップ5|買付実績から見る

大和証券のオンライントレードで実際に買付されている投資信託のランキングをご紹介します。多くの投資家が選んでいる銘柄には、それぞれ選ばれる理由があります。

ここでは買付金額や件数の上位5銘柄について、その特徴や魅力を詳しく解説していきます。人気銘柄の傾向を知ることで、自分に合った銘柄選びのヒントが得られるはずです。

1位:アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Dコースは、大和証券の買付ランキングで常に上位に位置する人気銘柄です。米国の持続的な成長が期待できる企業を厳選して投資しています。

この銘柄の特徴

収益性が高く財務体質の強い企業に集中投資

テクノロジー企業を中心にイノベーション推進企業への投資

為替ヘッジなしで為替差益も期待できる

信託報酬は年率1.727%程度で、アクティブファンドとしては標準的な水準です。ただし円高に転じた場合は為替差損が発生するリスクもあります。

大和証券:ランキングから探す

2位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、世界中の株式市場に分散投資できるインデックスファンドです。1本で約3,000銘柄に投資できるため、初心者の方にも人気があります。

信託報酬が年率0.05775%程度と非常に低コストで、長期投資に適しています。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指し、日本を含む先進国と新興国の株式に投資します。

米国株が約60%を占め、次いで日本、英国、中国などに分散されています。世界経済の成長を取り込みたい方や、どの地域に投資すべきか迷っている方におすすめです。

3位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動するインデックスファンドです。AppleやMicrosoft、Amazonなど米国の主要企業500社に投資できます。

信託報酬は年率0.09372%程度と低コストで、米国株式に投資したい方の定番銘柄となっています。過去の長期リターンが安定していることも人気の理由です。

米国市場に集中投資するため、米国経済の動向に大きく影響を受ける点は理解しておきましょう

4位:フィデリティ・米国優良株・ファンド

フィデリティ・米国優良株・ファンドは、割安株、配当株、成長株という株式運用の王道アプローチで厳選した銘柄に投資するアクティブファンドです。

ファンドマネージャーが企業調査を徹底的に行い、長期的な成長が期待できる企業を選定しています。市場平均を上回るリターンを目指す運用方針が特徴です。

信託報酬は年率1.65%程度で、インデックスファンドよりは高めですが、その分専門家による銘柄選定の付加価値を期待できます。米国株式への投資で積極的な運用を希望する方に向いています。

5位:ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドは、世界の高配当株式に投資し、安定した分配金を目指すファンドです。毎月分配型のため、定期的な収入を得たい方に人気があります。

通信、公益、エネルギーなど配当利回りが高い業種を中心に投資し、分散投資によるリスク軽減も図っています。為替ヘッジなしのため、為替変動の影響を受けます。

毎月分配型は複利効果が得られにくく、資産形成の効率は下がる傾向があります。分配金を受け取りたいのか、再投資で資産を増やしたいのか、自分の目的に合わせて選びましょう

国内株式のおすすめ銘柄|配当と優待で選ぶ

投資信託だけでなく、国内の個別株式も魅力的な選択肢です。配当金や株主優待を受け取りながら、企業の成長を応援できるのが国内株式投資の醍醐味ですね。

ここでは配当利回りや株主優待、増配実績という3つの視点から、国内株式の選び方を解説します。自分の投資スタイルに合った銘柄を見つけるヒントにしてください。

配当利回りが高い銘柄の選び方

配当利回りは「年間配当金÷株価×100」で計算され、投資額に対してどれだけの配当を受け取れるかを示します。一般的に3%以上あれば高配当と言われています。

大和証券のスクリーニング機能を使えば、配当利回りの高い銘柄を簡単に検索できます。ただし配当利回りが極端に高い場合は、株価が下落している可能性もあるため注意が必要です。

安定配当を受け取るためのチェックポイント

企業の業績や財務状況を確認
  • 営業利益率が高い企業を選ぶ
  • 自己資本比率が50%以上ある企業は財務的に安定
  • 景気変動に強い業種や生活必需品を扱う企業は配当が安定しやすい

株主優待が魅力的な銘柄の探し方

株主優待は企業が株主に対して自社製品やサービスを提供する制度で、日本独自の文化として定着しています。食品メーカーなら自社商品、小売業なら買物券、外食チェーンなら食事券などが代表的です。

大和証券では株主優待の検索機能があり、優待内容や権利確定月で絞り込めます。自分が実際に使える優待を提供している企業を選ぶと、投資の楽しみが増えます。

優待利回りは「優待の価値÷株価×100」で計算でき、配当利回りと合わせた総合利回りで判断するのがおすすめです。

優待制度は企業の判断で変更や廃止される可能性もあるため、優待だけを目的に投資するのは避けましょう

増配実績がある銘柄をチェックする方法

増配実績とは、企業が継続的に配当金を増やしてきた履歴のことです。10年以上連続で増配している企業は、安定した収益力と株主還元の姿勢を持っていると評価できます。

大和証券のアナリストレポートでは、企業の配当方針や今後の増配見通しを確認できます。配当性向(利益のうち配当に回す割合)が30〜50%程度の企業は、増配の余地があると考えられます。

増配銘柄は長期保有に適しており、配当再投資を続けることで複利効果も期待できます。ただし業績悪化時には減配のリスクもあるため、定期的に企業の業績をチェックすることが大切です。

大和証券:国内株式

新NISAで買いたいおすすめ銘柄|税制優遇を活用

2024年から始まった新NISA制度は、投資で得た利益が非課税になる大きなメリットがあります。大和証券でも新NISAに対応した銘柄を豊富に取り扱っています。

つみたて投資枠と成長投資枠という2つの枠を理解し、それぞれに適した銘柄を選ぶことで、効率的な資産形成が可能になります。ここでは新NISAを最大限活用するための銘柄選びを解説します。

つみたて投資枠におすすめの銘柄

つみたて投資枠は年間120万円まで投資でき、金融庁が認めた長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象です。大和証券では約250本のつみたて投資枠対象銘柄を取り扱っています。

おすすめはeMAXIS Slimシリーズのような低コストのインデックスファンドです。信託報酬が0.1%未満の銘柄も多く、長期保有のコストを抑えられます

毎月一定額を積み立てることで、ドルコスト平均法の効果も得られます。価格が高い時は少なく、安い時は多く買えるため、平均購入単価を抑えられる仕組みです。20年以上の長期投資を前提に、じっくりと資産を育てていきましょう。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

成長投資枠で狙いたい銘柄

成長投資枠は年間240万円まで投資でき、つみたて投資枠よりも幅広い銘柄が対象となります。個別株式やアクティブファンド、REITなども選択できるのが特徴です。

国内株式では高配当銘柄や株主優待銘柄を成長投資枠で購入すれば、配当金や売却益が非課税になります。トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループなど、業績が安定した大型株が人気です。

米国株式も成長投資枠の対象で、AppleやMicrosoftなどの個別株に投資できます。アクティブファンドでは、ファンドマネージャーの銘柄選定能力に期待し、市場平均を上回るリターンを狙うことも可能です。

新NISA活用時の注意点

新NISAは非課税保有限度額が1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)と決まっています。この枠を効率的に使うため、長期で保有する予定の銘柄を優先的にNISA口座で購入しましょう。

NISA口座で発生した損失は、他の口座の利益と損益通算できません。つまり税金の還付を受けられないため、リスクの高い銘柄への集中投資は避けるべきです

売却した場合、その分の非課税枠は翌年以降に再利用できます。ただし頻繁な売買は手数料がかさみ、長期投資のメリットを損なう可能性があります。基本的には長期保有を前提に、じっくりと資産を育てる姿勢が大切です。

投資目的別のおすすめ銘柄|自分に合った選び方

投資の目的は人それぞれ異なります。老後の生活資金を準備したい方、子どもの教育資金を積み立てたい方、短期的な利益を狙いたい方では、選ぶべき銘柄が大きく変わってきます。

ここでは3つの代表的な投資目的に応じて、どのような銘柄を選べば良いかを具体的に解説します。自分の目的に合った銘柄選びをすることで、投資の成功確率が高まります。

老後資金を準備したい人向けの銘柄

老後資金の準備には、20年以上の長期投資が前提となります。この場合、株式を中心とした成長性の高いポートフォリオが適しています。時間を味方につけて、複利効果を最大限に活用しましょう。

具体的には、全世界株式やS&P500連動型のインデックスファンドを新NISAのつみたて投資枠で積み立てるのがおすすめです。信託報酬が低く、世界経済の成長を取り込める銘柄を選びましょう。

20〜30代の方
株式100%でも問題なし。全世界株式やS&P500で積極運用
40代の方
株式80%、債券20%程度にリスク調整を開始
50代以降の方
徐々に債券やバランス型ファンドの比率を増やしてリスクを抑える

教育資金を積み立てたい人向けの銘柄

教育資金は使う時期が明確に決まっているため、その時期に合わせた運用が必要です。子どもが小さいうちは株式中心で積極的に運用し、高校入学の数年前からは安定性を重視した銘柄に切り替えます。

10年以上の運用期間があるなら、つみたて投資枠でインデックスファンドを積み立てましょう。eMAXIS Slimシリーズなら100円から積立可能で、無理なく続けられます。

使う時期の3〜5年前になったら、株式の比率を下げて債券やバランス型ファンドに移行します。市場が暴落したタイミングで教育資金が必要になるリスクを避けるためです。

元本保証ではありませんが、価格変動を抑えた運用に切り替えることが大切です

短期的な利益を狙いたい人向けの銘柄

短期的な利益を狙う場合は、値動きの大きい銘柄や成長性の高いテーマ型ファンドが選択肢になります。

リスクも高くなるため、余裕資金の範囲内で投資することが絶対条件です

個別株式では新興市場の成長株や、業績の上方修正が期待できる銘柄が候補になります。大和証券のアナリストレポートを活用し、企業の成長性を分析しましょう。

テーマ型ファンドでは、AI、半導体、再生可能エネルギーなど成長分野に投資する銘柄があります。ただしテーマが一時的なブームで終わる可能性もあり、長期保有には向きません。利益が出たら早めに利益確定する判断も重要です。

大和証券のアナリストレポートを活用する方法

大和証券の大きな強みの一つが、充実したアナリストレポートです。業界トップクラスのアナリストやエコノミストが作成するレポートを活用することで、銘柄選びの質を大きく高められます。

ここでは「ダイワのネット図書館」というサービスを中心に、アナリストレポートの見方と具体的な活用法を解説します。プロの分析を自分の投資判断に役立てましょう。

アナリストレポートの見方と活用法

大和証券のアナリストレポートは、オンライントレードにログイン後、「登録銘柄・ツール」から「レポート」を選択することで閲覧できます。国内株式の個別銘柄レポートでは、株式レーティング(格付け)も確認可能です。

レポートの主な記載内容

企業の業績分析

今後の成長見通し

目標株価

投資判断(買い推奨・中立など)

レポートの内容は作成時点の分析であり、その後の市況変化で見通しが変わることもあります。レポートを鵜呑みにせず、複数の情報源と組み合わせて総合的に判断することが大切です

大和証券:ダイワのネット図書館

レポートから読み取る銘柄の将来性

アナリストレポートで特に重要なのは、企業の競争優位性と成長ドライバーの分析です。その企業が持つ独自の強みや、今後の成長を支える要因が明確に示されているかを確認しましょう。

業績予想の数字だけでなく、その根拠となる市場環境や事業戦略の分析にも注目します。売上高や営業利益の成長率が高い企業でも、一時的な要因による場合は持続性が低い可能性があります。

リスク要因の記載も必ず確認してください。為替変動、原材料価格の上昇、競合の動向など、業績に悪影響を与える可能性のある要素が示されています。これらのリスクが顕在化した場合の影響度も考慮して、投資判断を行いましょう。

銘柄選びで失敗しないための5つのチェックポイント

銘柄選びで失敗しないためには、感覚や雰囲気ではなく、具体的なチェックポイントに基づいて判断することが重要です。ここでは投資初心者の方でも実践できる5つのチェック項目をご紹介します。

これらのポイントを確認することで、リスクを抑えながら自分に合った銘柄を選べるようになります。投資を始める前に、必ず以下の項目をチェックする習慣をつけましょう。

手数料とコストを確認する

投資信託には購入時手数料と信託報酬という2つの主要コストがあります。購入時手数料は最大3.3%かかる場合がありますが、大和証券の投信積立では無料になるサービスもあります。

信託報酬は保有期間中ずっとかかる費用で、年率0.1%未満のものから2%以上のものまで幅があります。同じような投資対象のファンドなら、信託報酬が低い方が長期的なリターンは有利です。

信託報酬が年率1%違うと、30年間で資産額に大きな差が生まれます。100万円を年率5%で運用した場合、信託報酬1%なら約332万円、信託報酬0.1%なら約417万円になります

過去の運用実績をチェックする

過去の運用実績は、そのファンドがどのようなパフォーマンスを出してきたかを知る重要な指標です。大和証券のファンド検索では、1年、3年、5年の累積リターンを確認できます。

過去の実績が良いからといって、将来も同じ成果が得られるとは限りません。特に短期間だけ好成績の銘柄は、一時的なブームで上昇している可能性があります

同じカテゴリーの他のファンドと比較することも大切です。市場全体が上昇している時期は多くのファンドが好成績を出しますが、下落局面でもリスクを抑えられているかが真の実力を示します。

リスクとリターンのバランスを見る

高いリターンを期待できる銘柄は、その分リスクも大きくなります。投資信託の目論見書には、価格変動リスクや為替リスクなどが記載されているので必ず確認しましょう。

リスクの大きさは標準偏差という数値で表されます。標準偏差が大きいほど価格変動が激しく、小さいほど安定した値動きをします。自分のリスク許容度に合った銘柄を選ぶことが、長く投資を続けるコツです。

年齢や投資経験によって、取れるリスクは変わります。若い方や投資経験が豊富な方は株式の比率を高めても良いですが、退職が近い方や初心者の方は債券を含むバランス型ファンドから始めるのがおすすめです。

分散投資ができているか確認する

「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。一つの銘柄や一つの国に集中投資すると、その銘柄や国の経済が悪化した時に大きな損失を被る可能性があります。

投資信託は1本で複数の銘柄に分散投資できるメリットがありますが、その中身も確認が必要です。組入上位銘柄が特定の企業や業種に偏っていないか、目論見書でチェックしましょう。

複数の投資信託を保有する場合も、投資対象が重複していないか確認します。米国株ファンドを複数持っていても、実質的な分散効果は限定的です。地域、資産クラス、運用スタイルを分散させることで、リスクを効果的に抑えられます。

投資期間と目的に合っているか判断する

銘柄選びで最も重要なのは、自分の投資期間と目的に合っているかです。

3年以内に使う予定のお金を株式中心のファンドで運用するのは、リスクが高すぎます

10年以上の長期投資なら株式中心のポートフォリオが適していますが、5年以内に使う予定なら債券の比率を高めるべきです。使う時期が近づくにつれて、リスクを徐々に下げていく戦略も有効です。

投資目的も明確にしましょう。老後資金なら成長重視、教育資金なら時期に合わせた運用、余裕資金なら積極的な運用といったように、目的によって最適な銘柄は変わります。目的と期間を明確にすることが、銘柄選びの第一歩です。

大和証券で銘柄を買うときの注意点とリスク

投資には必ずリスクが伴います。大和証券で銘柄を購入する前に、どのようなリスクがあるのかをしっかりと理解しておくことが大切です。

ここでは元本割れのリスク、手数料の影響、市場変動時の対処法という3つの観点から、投資を始める前に知っておくべき注意点を解説します。リスクを正しく理解することが、適切な投資判断につながります。

元本割れのリスクを理解する

投資信託や株式は預金とは異なり、元本が保証されていません。市場環境の悪化や企業業績の低迷により、投資した金額を下回る可能性があります

特に株式中心のファンドは価格変動が大きく、一時的に大きな含み損を抱えることもあります。リーマンショックやコロナショックのような大きな経済危機では、資産が半分以下になることもありました。

ただし長期投資を続けることで、短期的な下落を乗り越えられる可能性が高まります。過去のデータでは、20年以上の長期投資では元本割れの確率が大きく下がることが示されています。一時的な下落に動揺せず、長期的な視点を持つことが重要です。

金融庁:投資の基本

手数料が利益に与える影響

手数料は確実に発生するコストであり、運用成績に直接影響します。購入時手数料が3%かかる場合、投資した時点で資産が3%減ることになります。

信託報酬も長期的には大きな影響を及ぼします。年率1%の信託報酬でも、30年間では累積で約26%のコストになります。同じ運用成績なら、コストが低い銘柄の方が最終的な資産額は大きくなります。

大和証券では投信積立の購入時手数料が無料になるサービスがあるため、積極的に活用しましょう。また信託報酬が0.1%未満のインデックスファンドを選ぶことで、長期的なコストを大幅に抑えられます

市場変動時の対処法を知っておく

市場は常に変動しており、時には大きく下落することもあります。そのような時にパニックで売却してしまうと、損失を確定させてしまいます。

市場が下落した時こそ、冷静に状況を分析することが大切です。一時的な調整なのか、長期的な下落トレンドの始まりなのかを見極めましょう。企業の業績や経済の基礎的条件が変わっていなければ、長期的には回復する可能性が高いです。

むしろ下落局面は追加投資のチャンスと捉えることもできます。積立投資を続けることで、安い価格で多くの口数を購入でき、将来の回復時により大きなリターンを得られる可能性があります。ただし無理な追加投資は避け、生活に支障が出ない範囲で行いましょう。

まとめ

大和証券のおすすめ銘柄について、人気ランキングや選び方のポイントを詳しく解説してきました。投資信託では米国株式を中心とした銘柄が人気で、低コストのインデックスファンドが長期投資に適しています。

銘柄選びで重要なのは、自分の投資目的と期間を明確にすることです。老後資金なら長期の成長性を重視し、教育資金なら使う時期に合わせてリスクを調整します。手数料、過去の実績、分散投資の3つのポイントを確認することで、失敗のリスクを減らせます。

大和証券のアナリストレポートは、銘柄選びの強力なツールです。プロの分析を参考にしながら、最終的な判断は自分自身で行いましょう。新NISA制度を活用すれば、税制優遇を受けながら効率的に資産形成ができます。

投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しい商品内容や最新の情報は、大和証券の公式サイトや目論見書で必ずご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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