松井証券の手数料を徹底解説|お得に使う方法とは

楽天証券のかぶミニ®で投資を始めようと考えているけれど、デメリットが気になって踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
少額から株式投資ができる魅力的なサービスですが、取扱銘柄の制限やスプレッド(実質手数料)など、事前に知っておくべき注意点があります。
この記事では、楽天証券のかぶミニ®の5つのデメリットを詳しく解説するとともに、それを上回る6つのメリットや他社サービスとの比較も紹介します。
自分に合った投資サービスを選ぶために、正確な情報をもとに判断していきましょう。
楽天ポイントで投資できる点や、リアルタイム取引が可能な点など、かぶミニ®ならではの強みも詳しくお伝えします。
目次
楽天証券のかぶミニ®とは
楽天証券のかぶミニ®は、通常100株単位で取引する株式を1株から購入できる単元未満株取引サービスです。数百円から有名企業の株式に投資できるため、投資初心者でも気軽に株式投資を始められます。
リアルタイム取引と寄付取引の2つの方法があり、楽天ポイントを使った投資も可能です。NISA口座にも対応しているため、非課税で資産形成を進めることもできます。
通常の株式投資では100株単位での購入が必要ですが、かぶミニ®なら1株から購入できます。例えば、1株5,000円の銘柄なら、通常は50万円必要なところ、5,000円から投資を始められるんです。
少額投資が可能なため、複数の銘柄に分散投資しやすく、リスクを抑えながら投資経験を積むことができます。投資資金が限られている方や、まずは少額で試してみたい初心者の方に適したサービスです。
単元未満株でも配当金は保有株数に応じて受け取れるため、長期的な資産形成にも活用できます。
かぶミニ®には「リアルタイム取引」と「寄付取引」の2つの取引方法があります。リアルタイム取引は、東京証券取引所の取引時間中(9:00~11:30、12:30~15:00)に指値注文で売買できる方法です。
一方、寄付取引は前日の夜間や早朝に注文を出し、翌営業日の寄付(始値)で約定する方法です。リアルタイム取引には0.22%のスプレッドがかかりますが、寄付取引なら手数料無料で取引できます。
自分の投資スタイルに合わせて、コストを抑えたいなら寄付取引、タイミングを重視するならリアルタイム取引と使い分けることができます。
楽天証券の大きな特徴は、楽天ポイントを使って投資できる点です。楽天市場や楽天カードで貯めたポイントを1ポイント=1円として、かぶミニ®の購入代金に充てられます。
現金を使わずにポイントだけで投資を始めることもできるため、投資初心者でも心理的なハードルが低くなります。楽天経済圏を活用している方なら、日常の買い物で貯めたポイントを資産形成に回せるのは大きなメリットです。
楽天証券のかぶミニ®で気をつけたい5つのデメリット
かぶミニ®には魅力的な特徴がある一方で、投資を始める前に知っておくべきデメリットもあります。ここでは、取扱銘柄の制限やコスト面など、5つの注意点を詳しく解説します。
これらのデメリットを理解した上で、自分の投資スタイルに合っているか判断することが大切です。
かぶミニ®で取引できる銘柄は、東京証券取引所に上場している全銘柄ではなく、楽天証券が選定した約2,100銘柄に限定されています。SBI証券のS株が約3,500銘柄を取り扱っているのと比べると、選択肢が少ないと言えます。
主要な大型株や人気銘柄は多くカバーされていますが、新興市場の小型株や特定の業種の銘柄が対象外になっている場合があります。投資したい銘柄が決まっている方は、事前に取扱銘柄リストを確認しておくことをおすすめします。
投資したい銘柄がかぶミニ®の対象外の場合は、他の証券会社のサービスも検討する必要があります。
ただし、投資初心者が分散投資を行う上では、約2,100銘柄あれば十分な選択肢があると考えることもできます。
かぶミニ®のリアルタイム取引では、買値と売値の価格差である「スプレッド」が0.22%(税込)かかります。これは実質的な手数料として機能するため、取引コストとして考慮する必要があります。
例えば、1万円分の株式をリアルタイム取引で購入する場合、22円のスプレッドが発生します。少額取引を頻繁に繰り返すと、このコストが積み重なっていくため注意が必要です。
コストを抑えたい場合は、手数料無料の寄付取引を活用するのがおすすめです。
急いで取引する必要がなければ、寄付取引を選ぶことでコストを大幅に削減できます。
リアルタイム取引は東京証券取引所の取引時間中のみ可能で、前場(9:00~11:30)と後場(12:30~15:00)に限られます。昼休み時間や夜間には取引できないため、日中仕事をしている方にとっては不便に感じる場合があります。
寄付取引は前日の夜間や早朝にも注文を出せますが、実際の約定は翌営業日の寄付となるため、タイムリーな売買はできません。急な相場変動に対応したい場合には、この時間制限がデメリットとなります。
ただし、長期投資を前提とした資産形成では、取引時間の制限はそれほど大きな問題にはならないでしょう。
単元未満株では、配当金は保有株数に応じて受け取れますが、株主優待は基本的に100株以上保有していないと受け取れません。株主優待目的で投資を考えている方には、この点は大きなデメリットとなります。
株主優待を受け取るには、かぶミニ®で少しずつ買い増して100株まで到達させる(単元化)必要があります。単元化すれば通常の株式と同様に株主優待を受け取れるようになります。
配当金による資産形成を重視するなら問題ありませんが、株主優待を楽しみたい方は単元化までの計画を立てておくとよいでしょう。
かぶミニ®は少額から投資できる反面、投資金額が小さいため得られるリターンも小さくなります。例えば、1万円投資して10%の値上がりがあっても、利益は1,000円です。
大きな利益を短期間で得ることは難しいため、少額投資は「投資の練習」や「長期的な資産形成の第一歩」として捉えるのが適切です。経験を積みながら、徐々に投資金額を増やしていくアプローチがおすすめです。
ただし、少額だからこそリスクも限定的で、投資初心者が安心して始められるというメリットもあります。
楽天証券のかぶミニ®のメリット6つ
デメリットを理解した上で、かぶミニ®にはそれを上回る魅力的なメリットがあります。ここでは、少額投資の利点やリアルタイム取引の柔軟性など、6つのメリットを詳しく見ていきましょう。
これらのメリットを活かすことで、効率的に資産形成を進めることができます。
かぶミニ®の最大のメリットは、数百円から有名企業の株式に投資できる点です。通常なら数十万円必要な銘柄でも、1株単位なら数千円から購入できます。
まとまった資金がない学生や若手社会人でも、無理のない金額で投資を始められます。「まずは少額で試してみたい」という投資初心者にとって、心理的なハードルが低いのは大きな魅力です。
毎月数千円ずつ積み立てていくことで、長期的には大きな資産を築くことも可能です。
かぶミニ®のリアルタイム取引では、東京証券取引所の取引時間中に指値注文で売買できます。自分が希望する価格で注文を出せるため、価格をコントロールしながら取引できるのが特徴です。
他社の単元未満株サービスでは寄付や引けでの成行注文のみの場合が多い中、リアルタイムで指値注文ができるのは楽天証券の強みです。相場の動きを見ながら柔軟に取引したい方に適しています。
スプレッドはかかりますが、タイミングを重視する投資スタイルの方には価値のあるサービスです。
かぶミニ®の寄付取引は、買付・売却ともに手数料が完全無料です。コストを抑えて長期投資を行いたい方にとって、これは非常に大きなメリットとなります。
翌営業日の寄付(始値)での約定となるため、即座に取引はできませんが、長期的な資産形成を目的とした積立投資では問題ありません。毎月決まった金額を積み立てる場合、手数料無料の恩恵は大きくなります。
コストを最小限に抑えながら投資を続けられるのは、資産形成において重要なポイントです。
楽天ポイントを使って投資できるのは、楽天証券ならではの大きなメリットです。楽天市場での買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、そのまま投資に回せます。
現金を使わずにポイントだけで投資を始められるため、「投資で損をするのが怖い」という方でも気軽に始められます。楽天経済圏を活用している方なら、日常生活で貯めたポイントを資産形成に活用できるのは魅力的です。
ポイント投資で得た利益は現金として引き出すこともできるため、実質的な資産形成につながります。
単元未満株でも、配当金は保有株数に応じて受け取ることができます。1株しか持っていなくても、その分の配当金はしっかりと支払われます。
高配当株を少しずつ買い増していくことで、定期的な配当収入を得ながら資産を増やしていくことが可能です。配当金を再投資することで、複利効果を活かした資産形成もできます。
株主優待は受け取れませんが、配当金による長期的な資産形成を重視する方には十分なメリットがあります。
少額から投資できるため、限られた資金でも複数の銘柄に分散投資しやすいのがメリットです。例えば、10万円の資金があれば、10銘柄に1万円ずつ投資することも可能です。
分散投資はリスクを軽減する基本的な投資戦略です。1つの銘柄が下落しても、他の銘柄でカバーできる可能性が高まります。投資初心者でも、リスクを抑えながら投資経験を積むことができます。
業種や企業規模の異なる銘柄に分散投資することで、バランスの取れたポートフォリオを構築できます。
楽天証券のかぶミニ®と他社のミニ株サービスを比較
かぶミニ®が自分に合っているか判断するには、他社のサービスとの比較が重要です。ここでは、主要なネット証券のミニ株サービスと比較して、それぞれの特徴を見ていきましょう。
手数料、取扱銘柄数、取引方法など、複数の観点から比較することで、最適なサービスを選ぶことができます。
SBI証券のS株は、取扱銘柄数が約3,500銘柄と、かぶミニ®の約2,100銘柄を大きく上回っています。より多くの選択肢から投資先を選びたい方には、S株が適しています。
S株の買付手数料は無料ですが、取引は寄付・引け・後場始値のみで、リアルタイム取引はできません。一方、かぶミニ®はスプレッドがかかりますが、リアルタイムで指値注文ができる点が強みです。
SBI証券の特徴
取扱銘柄数が業界トップクラス
複数のポイントサービスに対応
買付手数料が完全無料
S株は複数のポイントサービス(Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど)に対応している点も魅力です。ポイントの使い勝手を重視する方は、自分が貯めているポイントに対応しているか確認しましょう。
取扱銘柄の豊富さを重視するならSBI証券、リアルタイム取引や楽天ポイントを活用したいなら楽天証券がおすすめです。
マネックス証券のワン株は、米国株の単元未満株取引にも対応している点が大きな特徴です。日本株だけでなく、米国株にも少額投資したい方には、ワン株が適しています。
ワン株の買付手数料は無料で、取引は寄付・後場始値・引けの3回です。リアルタイム取引はできませんが、1日3回の取引機会があるため、寄付のみのサービスよりは柔軟性があります。
マネックス証券はマネックスポイントやdポイントが貯まり、投資情報やツールも充実しています。米国株投資に興味がある方や、投資情報を重視する方にはワン株がおすすめです。
日本株のリアルタイム取引を重視するなら楽天証券、米国株も含めた幅広い投資を考えるならマネックス証券が適しています。
| 証券会社 | サービス名 | 取扱銘柄数 | 買付手数料 | 取引方法 | ポイント投資 |
| 楽天証券 | かぶミニ® | 約2,100銘柄 | 寄付:無料 リアルタイム:0.22% |
寄付・リアルタイム(指値) | 楽天ポイント |
| SBI証券 | S株 | 約3,500銘柄 | 無料 | 寄付・引け・後場始値 | Vポイント・Pontaポイント・dポイントなど |
| マネックス証券 | ワン株 | 約1,500銘柄(日本株) 米国株も対応 |
無料 | 寄付・後場始値・引け | マネックスポイント・dポイント |
この表からわかるように、それぞれの証券会社に特徴があります。取扱銘柄数の豊富さならSBI証券、リアルタイム取引の柔軟性なら楽天証券、米国株投資も視野に入れるならマネックス証券がおすすめです。
自分の投資スタイルや重視するポイントに合わせて、最適なサービスを選びましょう。
ミニ株におすすめの証券会社3社
楽天証券のかぶミニ®以外にも、ミニ株投資に適した証券会社があります。ここでは、それぞれの強みを持つ3社を紹介します。
自分の投資目的やライフスタイルに合った証券会社を選ぶことで、より効率的に資産形成を進めることができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券のS株は、取扱銘柄数が約3,500銘柄と業界トップクラスです。主要な大型株はもちろん、新興市場の小型株まで幅広くカバーしているため、投資先の選択肢が豊富です。
買付手数料が無料で、Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントなど、複数のポイントサービスに対応しています。自分が普段貯めているポイントを投資に活用できるのは大きなメリットです。
口座開設数は約1,500万口座と国内最大級で、投資信託の取扱本数も約2,600本と充実しています。
IPO取扱実績も年間78銘柄(2024年実績)と多く、幅広い投資機会を求める方に適しています。
取扱銘柄の豊富さと総合的なサービスの充実度を重視するなら、SBI証券がおすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券のワン株は、日本株だけでなく米国株の単元未満株取引にも対応している点が最大の特徴です。米国の有名企業(Apple、Amazon、Googleなど)の株式を少額から購入できます。
米国株は約5,000銘柄を取り扱っており、日本株と米国株の両方に分散投資したい方に最適です。買付手数料は無料で、1日3回(寄付・後場始値・引け)の取引機会があります。
投資情報やツールも充実しており、銘柄分析や市場情報を重視する方にも適しています。マネックスポイントやdポイントが貯まり、投資に再利用することも可能です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、1日の約定代金が50万円までなら現物取引・信用取引ともに手数料無料です。単元株取引と単元未満株取引を組み合わせて利用する方にとって、コストメリットが大きいサービスです。
25歳以下なら取引金額に関わらず手数料無料となるため、若年層の投資家には特におすすめです。投資信託の取扱本数も約1,900本と充実しており、つみたてNISAの対象商品も約250本あります。
口座開設は最短即日で完了し、サポート体制も充実しています。電話サポートの対応が丁寧だと評判で、投資初心者でも安心して利用できます。
手数料を抑えながら単元株取引も活用したい方や、手厚いサポートを求める方には松井証券がおすすめです。
楽天証券のかぶミニ®が向いている人・向いていない人
かぶミニ®のメリット・デメリットを理解した上で、自分に合っているか判断することが大切です。ここでは、かぶミニ®が向いている人と向いていない人の特徴を明確に整理します。
自分の投資目的やライフスタイルと照らし合わせて、最適な選択をしましょう。
かぶミニ®は、以下のような方に特におすすめです。
特に、楽天カードや楽天市場を日常的に利用している方は、貯まったポイントを投資に回せるため、現金を使わずに資産形成を始められます。投資初心者にとって、ポイント投資は心理的なハードルが低く、始めやすい方法です。
リアルタイム取引で指値注文ができる点も、相場の動きを見ながら柔軟に取引したい方には大きなメリットとなります。
一方で、以下のような方には、かぶミニ®以外のサービスの方が適している場合があります。
特に、投資したい銘柄が決まっていて、それがかぶミニ®の取扱銘柄に含まれていない場合は、他社のサービスを検討する必要があります。事前に取扱銘柄リストを確認しておくことが重要です。
株主優待を楽しみたい方は、単元株取引や株主優待に特化したサービスを検討しましょう。米国株や外国株にも投資したい方は、マネックス証券やSBI証券が適しています。
また、投資信託での積立投資も選択肢の一つです。個別株よりもリスクが分散されており、投資初心者には適した方法と言えます。自分の投資目的に合わせて、最適な投資方法を選びましょう。
楽天証券のかぶミニ®の始め方
かぶミニ®を始めるには、まず楽天証券の口座を開設する必要があります。ここでは、口座開設から実際の購入までの手順を詳しく解説します。
スマホで簡単に手続きができるため、投資初心者でも迷わず始められます。
楽天証券の口座開設は、以下の手順で進めます。
スマホで本人確認を行う「スマホで本人確認」を利用すれば、最短翌営業日に口座開設が完了します。郵送での手続きよりも大幅に時間を短縮できるため、早く投資を始めたい方におすすめです。
口座開設後は、楽天銀行とのマネーブリッジを設定すると、入出金がスムーズになり、普通預金金利も優遇されます。
口座開設が完了したら、以下の手順でかぶミニ®を購入できます。
リアルタイム取引を選ぶ場合は、指値注文で希望価格を設定できます。寄付取引を選ぶ場合は、翌営業日の寄付で約定するため、注文時点では価格は確定しません。
楽天ポイントを使う場合は、「ポイント利用設定」で利用するポイント数を指定します。現金とポイントを組み合わせて購入することも可能です。
NISA口座でかぶミニ®を購入する場合は、口座区分で「NISA口座(成長投資枠)」を選択します。NISA口座で購入した株式は、売却益や配当金が非課税となるため、税制面で有利です。
NISA口座には年間の非課税投資枠があり、成長投資枠は年間240万円までです。非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)となっています。
NISA口座で購入した株式は、損益通算や繰越控除ができない点に注意が必要です。
NISA口座を活用することで、長期的な資産形成をより効率的に進めることができます。
リアルタイム取引のスプレッドは0.22%(税込)です。例えば、1万円分の株式を購入する場合、スプレッドは22円となります。5万円なら110円、10万円なら220円です。
スプレッドは買付時と売却時の両方にかかるため、往復で0.44%のコストとなります。頻繁に売買を繰り返すと、このコストが積み重なっていくため、長期保有を前提とした投資スタイルの方が適しています。
コストを抑えたい場合は、手数料無料の寄付取引を活用することをおすすめします。
配当金は、各企業の決算期に応じて年1~2回支払われます。単元未満株でも、保有株数に応じて配当金を受け取ることができます。例えば、1株あたり100円の配当が出る銘柄を5株保有していれば、500円の配当金を受け取れます。
配当金の受取方法は、「株式数比例配分方式」を選択することで、証券口座に直接入金されます。この方式を選んでおけば、複数の銘柄の配当金をまとめて管理できて便利です。
配当金は原則として税金が源泉徴収された後に入金されますが、NISA口座で保有している場合は非課税となります。
かぶミニ®で同じ銘柄を買い増して100株に達すると、自動的に単元株として扱われます。単元化すると、株主優待を受け取れるようになり、通常の株式取引と同じ扱いとなります。
単元化後は、単元株として売却することも、かぶミニ®で1株単位で売却することもできます。柔軟に売却方法を選べるため、資金計画に合わせて調整できます。
単元化を目指して計画的に買い増していくことで、株主優待も楽しみながら資産形成を進めることができます。
楽天証券で口座を開設する際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しておけば、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収してくれるため、原則として確定申告は不要です。
株式の売却益や配当金には20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかりますが、特定口座(源泉徴収あり)なら自動的に納税されます。投資初心者の方は、この口座タイプを選ぶことをおすすめします。
NISA口座で取引している場合は、売却益や配当金が非課税となるため、税金はかかりません。ただし、損失が出た場合でも損益通算や繰越控除はできない点に注意が必要です。
楽天ポイントを使った投資には、1回あたりの利用上限や月間の利用上限があります。通常ポイントは制限なく利用できますが、期間限定ポイントは投資に利用できません。
楽天ポイントは1ポイント=1円として利用でき、現金と組み合わせて使うこともできます。例えば、5,000円分の株式を購入する際に、2,000ポイントを使って残り3,000円を現金で支払うことも可能です。
ポイント投資で得た利益は現金として引き出せるため、実質的な資産形成につながります。楽天経済圏を活用している方は、積極的にポイント投資を活用することをおすすめします。
楽天証券のかぶミニ®は、取扱銘柄が約2,100銘柄に限られることや、リアルタイム取引にスプレッドがかかるといったデメリットがあります。しかし、数百円から株式投資を始められる手軽さ、楽天ポイントで投資できる利便性、寄付取引なら手数料無料で利用できるコストメリットなど、多くの魅力があるサービスです。
特に投資初心者や楽天経済圏を活用している方にとって、かぶミニ®は資産形成の第一歩として最適な選択肢と言えます。リアルタイムで指値注文ができる点も、他社の単元未満株サービスにはない強みです。
一方で、取扱銘柄数の多さを重視するならSBI証券のS株、米国株投資も視野に入れるならマネックス証券のワン株など、自分の投資スタイルに合わせて証券会社を選ぶことが大切です。
まずは少額から始めて投資経験を積み、徐々に投資金額や銘柄数を増やしていくアプローチがおすすめです。配当金を再投資しながら長期的に資産を育てていきましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しい情報は楽天証券の公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!