口座のおすすめ比較|銀行の選び方と使い分けのコツ

口座のおすすめ比較|銀行の選び方と使い分けのコツ

銀行口座を選ぶとき、「どの銀行が自分に合っているのか分からない」と悩んでいませんか。

メガバンクとネット銀行、どちらを選べばいいのか、手数料や金利はどれくらい違うのか、気になるポイントはたくさんあります。

実は、銀行口座の選び方次第で、毎月の手数料を大幅に節約でき、預金金利も数倍高くなる可能性があります。

この記事では、普通預金金利の高さ、ATM手数料・振込手数料の安さ、スマホアプリの使いやすさなど、口座選びで重視すべきポイントを詳しく解説します。

さらに、おすすめのネット銀行8選を比較し、給与受取口座・生活費用口座・貯蓄専用口座の使い分け方もご紹介します。

自分に合った銀行口座を選んで、効率的にお金を管理していきましょう。

この記事の要約
  • 銀行口座は金利・手数料・アプリの使いやすさで選ぶのがおすすめ
  • ネット銀行はメガバンクより金利が高く手数料が安い傾向にある
  • 給与受取・生活費・貯蓄の3つの口座を使い分けると管理が楽になる
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

口座選びで重視すべき5つのポイント

銀行口座を選ぶ際には、自分のライフスタイルや利用目的に合わせて比較することが大切です。ここでは、口座選びで特に重視すべき5つのポイントを詳しく解説します。

普通預金金利の高さ

普通預金金利は、銀行によって0.20%から0.60%まで大きな差があります。メガバンクの普通預金金利が年0.20%程度であるのに対し、ネット銀行では年0.40%以上の金利を提供している銀行もあります。

たとえば、100万円を1年間預けた場合、金利0.20%なら利息は約2,000円ですが、金利0.40%なら約4,000円になります。預金額が大きくなるほど、この差は無視できません。

特に、証券口座との連携サービスを利用すると、普通預金金利が大幅にアップする銀行もあります。条件を満たせば金利が最大0.55%になるケースもあり、メガバンクの2倍以上の利息を受け取れます。

ただし、金利は変動することがあるため、最新の情報は各銀行の公式サイトで確認することをおすすめします。

ATM手数料・振込手数料の安さ

メガバンクよりもネット銀行のほうが各種手数料を安く設定できるのは、店舗運営費や人件費が最小限で済むためです。

振込手数料の無料回数が増えやすい銀行では、月10回まで無料で利用できるケースもあります。他のネット銀行の平均が月4回程度であることを考えると、大きなメリットです。

ATM手数料についても、条件を満たせば月5回から無制限まで無料になる銀行があります。コンビニATMが使えるかどうかも重要なポイントです。

手数料節約のポイント

毎月の振込回数やATM利用頻度を把握する

無料回数を超えた後の手数料も確認する

よく利用するコンビニATMが提携しているか確認する

スマホアプリの使いやすさ

スマホアプリの使いやすさは、日常的な銀行取引の快適さを大きく左右します。残高確認や振込手続きをスムーズに行えるかどうかが重要です。

  • シンプルな画面デザイン
  • 直感的な操作性
  • 指紋認証や顔認証によるスムーズなログイン
  • 家計簿機能や資産管理機能の充実

App StoreやGoogle Playのレビューを確認すると、実際の利用者の評価が分かります。評価が4.0以上で、レビュー数が多い銀行アプリは信頼性が高いと言えるでしょう。

口座開設前に、各銀行のアプリの機能や評価を比較してみることをおすすめします。

証券口座との連携メリット

証券口座と連携した預金では、金利が大幅にアップするメリットがあります。メガバンクの普通預金金利が年0.2%のところ、証券連携により年0.42%という倍近い金利を提供する銀行もあります。

証券連携サービスを利用すれば、銀行口座と証券口座の資金移動を自動化でき、証券口座への入出金操作をすることなく取引が行えます。預金残高が証券口座の買付余力に自動で反映されるため、投資がスムーズになります。

さらに、証券連携により銀行の優遇ステージが上がり、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増えるケースもあります。

将来的に投資を考えている方は、証券口座との連携サービスが充実した銀行を選ぶとよいでしょう。

口座開設のしやすさ

ネット銀行の多くは、オンラインで口座開設が完結します。スマホで本人確認書類を撮影して送信するだけで、最短即日から翌営業日に口座開設が完了する銀行もあります。

口座開設に必要な書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類です。一部の銀行では、マイナンバーカードを利用することで、より迅速に開設できます。

開設までの日数は銀行によって異なり、最短即日から1週間程度かかる場合もあります。急いで口座を開設したい場合は、開設スピードも確認しておきましょう。

また、口座開設キャンペーンを実施している銀行もあるため、お得なタイミングを狙うのもおすすめです。

おすすめのネット銀行8選|金利と手数料を比較

ここでは、金利の高さ、手数料の安さ、使いやすさの観点から、おすすめのネット銀行8選をご紹介します。それぞれの特徴を比較して、自分に合った銀行を見つけましょう。

SBI新生銀行

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI新生銀行の特徴

SBI証券との連携で最上位ステージに

振込手数料が月10回まで無料

定期預金金利が高水準(1年もの0.550%)

SBI新生銀行は、手数料の安さに加え、定期預金金利の高さが魅力です。SBI証券の口座と連携するだけで、最上位のダイヤモンドステージが適用されます。ダイヤモンドなら振込手数料が10回まで無料、ATM手数料も提携していれば何度でも0円です。

SBIハイパー預金は、好金利でお預け入れいただけます。元本保証、預金保険対象で、利息は毎月入金となります。

定期預金の金利も、1年ものが0.550%、3年ものは0.800%、5年ものは0.850%と預入期間問わず高金利です。普段使い用にも、まとまったお金を預ける選択肢としてもおすすめのネット銀行と言えます。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

楽天銀行

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天銀行の特徴

マネーブリッジで普通預金金利が年0.28%に

楽天ポイントが貯まる・使える

楽天経済圏との連携でポイント還元率アップ

楽天銀行は、楽天証券との連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が優遇されます。楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を自動入金することが可能になり、スムーズに取引できます。

マネーブリッジを利用すると、普通預金残高300万円以下の部分に年0.28%(税引後 年0.223%)、300万円を超えた分に年0.22%(税引後 年0.175%)の優遇金利が適用されます。楽天銀行の「ハッピープログラム」では、預金残高や取引件数に対する会員ランクが設定され、会員ランクに応じて楽天ポイントの獲得倍率が上がっていきます。

楽天経済圏を活用している方には、特におすすめの銀行です。楽天市場での買い物や楽天カードの利用でポイントが貯まりやすくなります。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

auじぶん銀行

auじぶん銀行の特徴

au経済圏との連携で普通預金金利が最大年0.41%に

Pontaポイントが貯まる

振込手数料・ATM手数料の無料回数が多い

auじぶん銀行は、auのサービスと口座を連携させることで普通預金金利が大幅アップするのが魅力です。「au PAY アプリ」と口座を連携すると+年0.05%、「au PAY カード」の利用代金が口座から引き落とされると+年0.05%、「三菱UFJ eスマート証券」または「SBI証券」と口座を連携すると+年0.10%と、これらすべての条件を達成すると普通預金金利が年0.41%にアップします。

定期預金だけでなく普通預金の金利も最大年0.55%と高水準です。au PAYやPontaポイントと連携すれば、経済圏の中でポイントを効率よく貯められるのも大きなメリットです。

振込手数料やATM手数料の無料回数が他のネット銀行と比べても多いため、日常使いにも最適です。口座開設は最短即日で完結し、ネットからスピーディーに申し込めます。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

住信SBIネット銀行

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

住信SBIネット銀行の特徴

スマート認証NEOでランク2に簡単到達

ATM出金手数料月5回、振込手数料月3回無料

目的別口座で資金管理がしやすい

住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」のランク2は、「スマート認証NEO」を利用するだけで到達可能です。ランク2になれば、ATM出金手数料は月5回、他行あて振込手数料は月3回まで無料になります。

SBIハイブリッド預金は、SBI証券との資金移動を自動化できる円預金です。SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券の買付余力に自動で反映されます。好金利で、利息は毎月第三土曜日に計算し、その翌日に入金します。

目的別口座を最大10個まで作成できるため、給与受取・生活費・貯蓄など、用途ごとに資金を分けて管理できます。資産管理がしやすいのも大きな魅力です。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

UI銀行

UI銀行の特徴

ATM手数料・振込手数料が最大20回まで無料

条件なしで高金利

きらぼし銀行の窓口で相談可能

UI銀行は、シンプルでわかりやすい商品内容と高い金利が魅力の銀行です。「インターネットが苦手…」という方でも、「きらぼし銀行」の窓口で相談できるので安心です。

ATM手数料無料回数が最大20回、他行宛振込手数料も最大20回まで無料です。手数料を気にせず使えるので、節約派の方にもぴったりです。

定期預金の金利も高水準で、条件なしで高金利が適用される点が特徴です。複雑な条件達成を気にせず、シンプルに高金利を享受したい方におすすめです。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

あおぞら銀行BANK

あおぞら銀行BANKの特徴

条件なしで好金利

ゆうちょ銀行ATMが出金手数料無料

振込手数料が条件なしで月9回無料

あおぞら銀行BANK支店は、誰でも金額関係なく好金利で預け入れできます。アルバイトをされている方は給与受取にすると普通預金が好金利になる東京スター銀行がおすすめですが、給与受取の設定をしていない方でも、あおぞら銀行BANK支店なら条件なしで好金利です。

あおぞら銀行BANK支店は同行ATMとゆうちょ銀行ATMなら出金手数料は無料で利用できます。ゆうちょ銀行は全国至る所にあるので利便性は問題ありません。振込手数料もあおぞらインターネットバンキング利用で条件なしの9回無料で使えるようになりました。

シンプルで分かりやすいサービス設計が特徴で、初心者の方にもおすすめの銀行です。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

イオン銀行

イオン銀行の特徴

全国のイオン店舗内にATMがあり便利

WAONポイントが貯まる

会員ステージで金利・手数料が優遇

イオン銀行は、2024年1月1日からマネックス証券と業務提携し、今まで販売できなかった株や債券の商品も購入することができるようになりました。イオン銀行で運用するならマネックス証券の口座がおすすめです。

イオン銀行の大きな特徴は、全国のイオン店舗内にATMがあり、買い物のついでに気軽に利用できる点です。イオンカードセレクトを利用すると、WAONポイントが貯まりやすくなります。

会員ステージに応じて、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増えるほか、普通預金金利もアップします。イオンでよく買い物をする方には特におすすめの銀行です。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

ソニー銀行

ソニー銀行の特徴

外貨預金の取扱通貨が豊富

海外ATMで現地通貨を引き出せる

顧客満足度調査で高評価

ソニー銀行は、ATMや他行振込の手数料が比較的安いことに加え、無料回数も多いネット銀行です。また海外のATMで現地通貨を引き出せるキャッシュカードがあり、外貨預金や海外利用にもおすすめです。

外貨預金の取扱通貨が豊富で、為替手数料も安く設定されています。海外旅行や海外送金の機会が多い方には、特に使いやすい銀行です。

各種顧客満足度調査では常に高い評価を獲得しており、サポート体制も充実しています。安心して利用できるネット銀行を探している方におすすめです。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

東京スター銀行

東京スター銀行の特徴

ATM手数料が月8回無料

他行振込手数料が月5回無料

給与振込指定で普通預金金利が最大0.60%

東京スター銀行はATMの入出金手数料が月8回無料、他行振込手数料が月5回無料で利用できるのが特徴です。さらに普通預金金利が最高0.60%、定期預金金利が最高0.750%と高い点もおすすめです。

東京スター銀行の普通預金金利は0.20%ですが、条件を達成することで最大0.60%にアップするのがメリットです。具体的には「東京スター銀行を給与振込や年金受取の口座に指定」または「資産運用商品を300万円以上保有かつNISA口座保有&投資信託を購入」のどちらかの条件をクリアすればOKです。

難しい条件を達成しなくてもATMや振込の手数料がお得で、使い勝手の良い銀行です。

詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。

ネット銀行とメガバンクはどう違う?|それぞれのメリット

銀行口座を選ぶ際、ネット銀行とメガバンクのどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。それぞれの特徴を理解して、自分に合った銀行を選ぶことが大切です。

ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行は、主にインターネットを通して銀行サービスを提供する金融機関を指します。従来の銀行と異なり実際の店舗や窓口を多数展開することは少なく、店舗運営のための場所代や人件費といった費用削減ができる分をサービス向上(高い金利や手数料削減など)に充てているとされています。

ネット銀行のメリットは、金利の高さと手数料の安さです。普通預金金利はメガバンクの数倍、定期預金金利も高水準に設定されています。ATM手数料や振込手数料も、条件を満たせば月数回から無制限まで無料になります。

また、24時間365日いつでもスマホやパソコンから取引できる利便性も大きな魅力です。口座開設もオンラインで完結し、最短即日から翌営業日に利用開始できます。

デメリットとしては、対面での相談ができない点が挙げられます。複雑な手続きや相談が必要な場合、電話やチャットでのサポートに頼ることになります。また、現金の入出金はコンビニATMなどを利用する必要があります。

メガバンクのメリット・デメリット

メガバンクは資産規模や取引量が大きく、店舗やATMが全国各地にあり安心感があります。

メガバンクのメリットは、全国に店舗があり、対面で相談できる安心感です。住宅ローンや資産運用など、専門的な相談が必要な場合に窓口で直接相談できます。また、自行ATMが多く、現金の入出金がしやすい点も魅力です。

企業との取引や給与振込口座として指定されることも多く、社会的な信頼性が高いのも特徴です。

デメリットとしては、金利の低さと手数料の高さが挙げられます。普通預金金利は年0.20%程度で、ネット銀行の半分以下です。ATM手数料や振込手数料も、時間外や他行宛の場合は数百円かかることがあります。

また、窓口での手続きは営業時間内に限られ、混雑時には待ち時間が発生することもあります。

証券口座と連携すると何がお得?|金利アップの仕組み

銀行口座と証券口座を連携させると、普通預金金利が大幅にアップするサービスがあります。ここでは、主要な証券連携サービスの仕組みとメリットを詳しく解説します。

SBI証券との連携(SBIハイブリッド預金)

SBIハイブリッド預金とは、SBI証券と住信SBIネット銀行を連携させると使える円預金のことです。SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券口座の残高へ自動的に反映される仕組みになっているため、SBI証券口座に入金することなく取引できるようになります。預金残高は、SBI証券の買付余力に自動的に反映されます。

住信SBIネット銀行の普通預金金利は0.2%ですが、SBIハイブリッド預金の金利は0.21%と金利が高く設定されています。

SBI新生銀行のSBIハイパー預金は、SBI証券とSBI新生銀行の口座間の資金移動を自動化できる元本保証の円預金です。SBIハイパー預金の残高はSBI証券の買付余力に自動反映されるため、入出金の操作は必要ありません。円普通預金からSBIハイパー預金に自動振替を設定すれば、投資・貯蓄用などお金の仕分けが可能になります。

SBI証券で投資を行っている方や、これから投資を始めたい方には、証券連携による金利アップと利便性の向上が大きなメリットです。

楽天証券との連携(マネーブリッジ)

マネーブリッジにご登録いただいた場合、普通預金残高300万円以下の部分に年0.28%(税引後 年0.223%)、普通預金残高300万円を超えた分に年0.22%(税引後 年0.175%)の優遇金利が適用されます。

楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を「自動入金(スイープ)」することが可能になり、スムーズにお取引いただけるようになります。楽天証券の積立サービス(投資信託、国内株式、米国株式、金・プラチナ)にも対応しているので、積立の都度、入金のお手続きが不要になりとても便利です。

楽天証券でお取引いただくと、楽天グループでご利用いただける楽天ポイントが貯まります。楽天証券のお取引で、楽天銀行ハッピープログラムの取引件数が獲得でき、会員ステージがあがります。

楽天経済圏を活用している方には、ポイント還元の面でも大きなメリットがあります。

auカブコム証券との連携(auマネーコネクト)

auじぶん銀行は、「三菱UFJ eスマート証券」または「SBI証券」と口座を連携すると普通預金金利が+年0.10%アップします。これらすべての条件を達成すると普通預金金利が年0.41%にアップします。さらに、これらの条件に加えて「対象の証券会社と口座連携」と「総資産残高50万円以上」をクリアすれば「ゴールド」となり、コンビニATMの利用手数料と他行あて振込手数料のそれぞれが月10回まで無料になります。

auじぶん銀行を利用するなら、三菱UFJ eスマート証券またはSBI証券の口座開設も検討するのがおすすめです。証券口座との連携により、金利アップだけでなく、手数料の優遇も受けられます。

詳しくは各銀行・証券会社の公式サイトでご確認ください。

口座の使い分け方|給与・生活費・貯蓄を分けて管理

複数の銀行口座を目的別に使い分けることで、お金の管理が格段に楽になります。ここでは、効率的な口座の使い分け方をご紹介します。

給与受取口座の選び方

給与受取口座は、毎月確実に入金がある口座です。この口座は、日常的な支出の起点となるため、使いやすさと手数料の安さを重視して選びましょう。

給与受取口座に適した銀行の条件は、ATM手数料と振込手数料の無料回数が多いことです。コンビニATMが使えると、時間や場所を気にせず現金を引き出せます。

また、給与振込口座に指定することで、普通預金金利が優遇される銀行もあります。毎月の給与が入金されることで、会員ステージが上がり、各種手数料の無料回数が増えるケースもあります。

スマホアプリで残高確認や振込がスムーズにできるかどうかも重要なポイントです。給与が入金されたらすぐに確認でき、必要に応じて他の口座に振り分けられる利便性があると便利です。

生活費用口座の選び方

生活費用口座は、家賃や光熱費、クレジットカードの引き落としなど、毎月の固定費を管理する口座です。この口座には、必要な金額だけを残しておくのがポイントです。

生活費用口座は、自動引き落としに対応しており、残高不足を防ぐための管理がしやすい銀行を選びましょう。メールやアプリで残高通知を受け取れる機能があると、引き落とし前に残高を確認できて安心です。

また、クレジットカードや電子マネーとの連携がスムーズな銀行を選ぶと、キャッシュレス決済がより便利になります。ポイント還元率の高いデビットカードが発行できる銀行もおすすめです。

生活費用口座は、給与受取口座から毎月一定額を自動振替で移動させる設定にしておくと、管理が楽になります。

貯蓄専用口座の選び方

貯蓄専用口座は、将来のために確実にお金を貯めるための口座です。この口座は、できるだけ引き出さずに貯め続けることが目的です。

貯蓄専用口座は、普通預金金利が高く、定期預金の金利も優れた銀行を選びましょう。証券口座と連携して金利がアップする銀行なら、より効率的に資産を増やせます。

また、目的別口座を複数作成できる銀行を選ぶと、旅行資金、車の購入資金、子どもの教育資金など、目的ごとに貯蓄を管理できます。目標金額と期限を設定できる機能があると、貯蓄のモチベーションも上がります。

貯蓄専用口座には、給与受取口座から毎月自動で一定額を振り替える設定にしておくと、無理なく貯蓄が続けられます。「先取り貯蓄」の仕組みを作ることが、貯蓄成功の鍵です。

メインバンクとサブバンクの組み合わせ例

効率的な口座管理のために、メインバンクとサブバンクを組み合わせる方法をご紹介します。

パターン1:給与受取と生活費を1つ、貯蓄を別の銀行で
メインバンク(楽天銀行やauじぶん銀行)で給与受取と生活費を管理し、サブバンク(SBI新生銀行やUI銀行)で貯蓄専用口座を作る組み合わせです。メインバンクは手数料無料回数が多く、サブバンクは高金利の銀行を選びます。
パターン2:3つの口座を別々の銀行で管理
給与受取口座(auじぶん銀行)、生活費用口座(メガバンク)、貯蓄専用口座(SBI新生銀行+SBI証券連携)と、それぞれの目的に最適な銀行を選ぶ組み合わせです。管理は少し複雑になりますが、それぞれの銀行の強みを最大限活用できます。
パターン3:1つのネット銀行で目的別口座を活用
住信SBIネット銀行のように、目的別口座を複数作成できる銀行を1つだけ使う方法です。1つの銀行内で給与受取・生活費・貯蓄を分けて管理できるため、シンプルで分かりやすいのが魅力です。

自分のライフスタイルや管理のしやすさに合わせて、最適な組み合わせを選びましょう。

口座開設の手順|オンラインで簡単にできる

ネット銀行の口座開設は、オンラインで簡単に完結します。ここでは、口座開設の具体的な手順を解説します。

必要な書類を準備する

口座開設に必要な書類は、主に以下の2つです。

本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証などが利用できます。多くの銀行では、運転免許証またはマイナンバーカードがあれば、スムーズに開設できます。
マイナンバー確認書類
マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバーが記載された住民票のいずれかが必要です。マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認が同時にできて便利です。

銀行によっては、メールアドレスや携帯電話番号の登録も必要です。事前に準備しておくと、スムーズに申し込みが進みます。

オンライン申し込みの流れ

オンラインでの口座開設は、以下の流れで進みます。

1.公式サイトから申し込みページにアクセス
各銀行の公式サイトから「口座開設」ボタンをクリックします。
2.必要事項を入力
氏名、住所、生年月日、職業、年収などの情報を入力します。正確に入力することが重要です。
3.本人確認書類をアップロード
スマホで本人確認書類を撮影し、画像をアップロードします。書類全体が鮮明に写るように撮影しましょう。
4.申し込み内容の確認
入力した情報に間違いがないか確認し、申し込みを完了します。

申し込み完了後、銀行側で審査が行われます。審査に通過すると、口座開設完了のメールが届きます。

本人確認の方法

本人確認の方法は、主に以下の2つがあります。

  • オンライン本人確認(eKYC)
    スマホで本人確認書類と自分の顔を撮影することで、オンライン上で本人確認が完了します。最短即日から翌営業日に口座開設が完了するため、急いでいる方におすすめです。
  • 郵送による本人確認
    本人確認書類のコピーを郵送する方法です。口座開設までに数日から1週間程度かかりますが、スマホ操作に不安がある方には向いています。

多くの銀行では、オンライン本人確認に対応しており、スピーディーに口座開設ができます。マイナンバーカードを利用すると、さらに手続きが簡単になります。

口座開設までの日数

口座開設までの日数は、銀行や本人確認の方法によって異なります。

  • 最短即日
    オンライン本人確認(eKYC)を利用し、マイナンバーカードで申し込むと、最短即日で口座開設が完了する銀行もあります。
  • 翌営業日
    オンライン本人確認を利用した場合、多くの銀行では翌営業日に口座開設が完了します。
  • 3~5営業日
    郵送による本人確認の場合、書類のやり取りに時間がかかるため、3~5営業日程度かかります。
  • 1週間以上
    審査に時間がかかる場合や、書類に不備があった場合は、1週間以上かかることもあります。

急いで口座を開設したい場合は、オンライン本人確認に対応している銀行を選び、マイナンバーカードを用意して申し込むとよいでしょう。

口座選びで気をつけたい5つのこと

銀行口座を選ぶ際には、メリットだけでなく注意点も理解しておくことが大切です。ここでは、口座選びで気をつけたい5つのポイントを詳しく解説します。

手数料無料の条件を確認する

多くのネット銀行では、ATM手数料や振込手数料が「条件付きで無料」となっています。無料回数や無料になる条件を事前に確認しておくことが重要です。

たとえば、「月5回まで無料」という場合、6回目以降は手数料がかかります。また、「会員ステージがシルバー以上で無料」という条件がある場合、ステージを維持するための条件も確認しておく必要があります。

無料回数を超えた後の手数料も確認しましょう。銀行によって、1回あたり110円から220円まで差があります。毎月の利用回数を考えて、自分に合った銀行を選ぶことが大切です。

また、時間帯によって手数料が変わる銀行もあります。平日昼間は無料でも、夜間や休日は有料になるケースがあるため、注意が必要です。

セキュリティ設定をしっかり行う

ネット銀行を安全に利用するためには、セキュリティ設定をしっかり行うことが不可欠です。不正利用を防ぐための対策を講じましょう。

まず、ログインパスワードは複雑なものに設定し、他のサービスと同じパスワードを使い回さないことが重要です。定期的にパスワードを変更することも推奨されます。

二段階認証やワンタイムパスワードを設定すると、セキュリティがさらに強化されます。スマホアプリの指紋認証や顔認証も活用しましょう。

また、取引通知メールを設定しておくと、不正な取引があった場合にすぐに気づくことができます。振込や出金があったときに、リアルタイムでメール通知を受け取る設定にしておくと安心です。

万が一、不正利用の被害に遭った場合の補償制度についても確認しておきましょう。多くの銀行では、一定の条件下で不正利用による損害を補償してくれます。

休眠口座にならないよう定期的に利用する

長期間利用していない銀行口座は、「休眠口座」として扱われることがあります。休眠口座になると、一部の取引が制限されたり、解除手続きが必要になったりします。

一般的に、2年から10年間取引がない口座が休眠口座の対象となります。銀行によって基準が異なるため、各銀行の規定を確認しておきましょう。

休眠口座を防ぐためには、定期的に口座を利用することが大切です。少額でも入出金を行ったり、残高照会をしたりすることで、口座が活動状態に保たれます。

自動積立や自動振替を設定しておくと、自動的に取引が発生するため、休眠口座になるリスクを避けられます。また、定期的にスマホアプリでログインして残高を確認するだけでも効果があります。

もし休眠口座になってしまった場合は、銀行に連絡して解除手続きを行う必要があります。本人確認書類が必要になることもあるため、早めに対応しましょう。

口座維持費が発生する条件を知る

ほとんどのネット銀行では口座維持費は無料ですが、一部の銀行では条件によって口座維持費が発生する場合があります。事前に確認しておくことが重要です。

たとえば、一定期間取引がない場合や、残高が一定額を下回った場合に、口座管理手数料が発生する銀行があります。また、紙の通帳を発行する場合に手数料がかかるケースもあります。

口座維持費を避けるためには、定期的に口座を利用し、最低残高の条件を満たしておくことが大切です。Web通帳を利用すると、紙の通帳発行手数料を避けられます。

また、口座を解約する場合の手数料についても確認しておきましょう。解約手数料が無料の銀行がほとんどですが、一部では手数料がかかる場合もあります。

複数口座を持ちすぎない

複数の銀行口座を持つことは、目的別に使い分けるために有効ですが、持ちすぎると管理が煩雑になります。適切な数の口座を維持することが大切です。

理想的な口座数は、3~4つ程度です。給与受取口座、生活費用口座、貯蓄専用口座、投資用口座など、明確な目的を持った口座に絞りましょう。

口座が多すぎると、以下のような問題が発生します。

  • どの口座にいくら残高があるのか把握しにくい
  • 休眠口座が発生しやすい
  • セキュリティ管理が行き届かない
  • 確定申告時に利息の計算が複雑になる

使っていない口座は、早めに解約することをおすすめします。解約手続きは、オンラインまたは電話で行える銀行が多いです。

また、家計簿アプリを活用すると、複数の口座を一元管理できて便利です。全体の資産状況を把握しやすくなります。

銀行を乗り換えるときの手順|給与振込先の変更方法

現在使っている銀行から、より条件の良い銀行に乗り換えたいと考えている方も多いでしょう。ここでは、銀行を乗り換える際の具体的な手順を解説します。

新しい銀行で口座を開設する

まず、乗り換え先の銀行で新しい口座を開設します。前述した口座開設の手順に従って、オンラインで申し込みを行いましょう。

口座開設の際には、キャッシュカードやデビットカードの発行も同時に申し込んでおくと便利です。カードが届くまでに1週間程度かかることがあるため、余裕を持って準備しましょう。

また、口座開設キャンペーンを実施している銀行もあります。新規口座開設で現金やポイントがもらえるキャンペーンを活用すると、お得に乗り換えができます。

新しい口座が開設できたら、まず少額を入金して、ATMでの入出金やスマホアプリの操作を試してみましょう。使い勝手を確認してから、本格的に乗り換えるとスムーズです。

給与振込先を変更する

給与振込先を変更するには、勤務先の人事部や総務部に「給与振込口座変更届」を提出する必要があります。会社によって手続きの方法が異なるため、事前に確認しましょう。

変更届には、新しい銀行の口座番号、支店名、口座名義などを正確に記入します。キャッシュカードのコピーを添付する場合もあります。

給与振込先の変更は、申請から反映まで1~2ヶ月かかることがあります。変更が反映されるまでの間は、旧口座も維持しておく必要があります。

変更が反映されたかどうかは、給与明細や銀行口座の入金履歴で確認できます。初回の給与が新しい口座に入金されたことを確認してから、次のステップに進みましょう。

自動引落の変更手続きをする

家賃、光熱費、クレジットカード、保険料など、自動引落を設定している支払いがある場合は、すべて新しい口座に変更する必要があります。

自動引落の変更手続きは、各サービスの提供会社に個別に連絡して行います。以下のような支払いが該当します。

  • 家賃(不動産会社または大家さんに連絡)
  • 電気・ガス・水道(各公共料金会社に連絡)
  • クレジットカード(カード会社に連絡)
  • 生命保険・損害保険(保険会社に連絡)
  • 携帯電話料金(携帯電話会社に連絡)
  • サブスクリプションサービス(各サービス会社に連絡)

変更手続きは、オンラインで行える場合と、書面での手続きが必要な場合があります。変更が反映されるまでに1~2ヶ月かかることもあるため、早めに手続きを開始しましょう。

すべての自動引落の変更が完了するまでは、旧口座に十分な残高を残しておくことが重要です。残高不足で引き落としができないと、延滞扱いになる可能性があります。

旧口座の残高を移動する

すべての変更手続きが完了し、新しい口座への移行が確実になったら、旧口座の残高を新しい口座に移動します。

残高の移動方法は、以下の2つがあります。

  • 振込で移動
    旧口座から新しい口座に振込を行います。振込手数料がかかる場合があるため、無料回数内で行うか、手数料が安い方法を選びましょう。
  • ATMで出金して入金
    旧口座からATMで現金を引き出し、新しい口座に入金します。ATM手数料がかかる場合があるため、無料で利用できる時間帯やATMを選びましょう。

すべての残高を移動したら、旧口座の解約を検討します。ただし、念のため数ヶ月は旧口座を残しておくと、万が一の引き落としに対応できて安心です。

旧口座を解約する際は、オンラインまたは電話で手続きができる銀行が多いです。解約手数料が無料であることを確認してから手続きを行いましょう。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
銀行口座はいくつ持つのがいい?

銀行口座は、目的別に3~4つ持つのが理想的です。給与受取口座、生活費用口座、貯蓄専用口座、投資用口座など、明確な目的を持った口座に絞りましょう。

口座が多すぎると管理が煩雑になり、どの口座にいくら残高があるのか把握しにくくなります。また、休眠口座が発生しやすくなるため、注意が必要です。

一方、1つの口座だけで全てを管理すると、お金の流れが分かりにくくなり、貯蓄がしにくくなります。適切な数の口座を使い分けることで、効率的にお金を管理できます。

自分のライフスタイルや管理能力に合わせて、最適な口座数を決めましょう。家計簿アプリを活用すると、複数の口座を一元管理できて便利です。

ネット銀行は安全?

ネット銀行は、メガバンクと同様に金融庁の監督下にあり、預金保険制度の対象です。万が一銀行が破綻した場合でも、1,000万円までの元本とその利息は保護されます。

セキュリティ面でも、ネット銀行は高度な暗号化技術や二段階認証、ワンタイムパスワードなどを導入しており、不正アクセスを防ぐ対策を講じています。

ただし、利用者自身もセキュリティ対策を行うことが重要です。パスワードを複雑なものに設定し、定期的に変更する、二段階認証を設定する、不審なメールやリンクをクリックしないなどの注意が必要です。

多くのネット銀行では、不正利用による損害を補償する制度も用意されています。万が一の際の補償内容も確認しておくと安心です。

ATM手数料を無料にするには?

ATM手数料を無料にする方法は、銀行によって異なります。主な方法は以下の通りです。

会員ステージを上げる:取引実績や預金残高に応じて会員ステージが上がり、ATM手数料の無料回数が増える銀行が多いです。条件を満たすことで、月5回から無制限まで無料になります。

証券口座と連携する:証券口座と連携することで、自動的に上位ステージが適用され、ATM手数料が無料になる銀行もあります。

スマホアプリを利用する:スマホアプリを使ってATMから入出金すると、手数料が無料になる銀行があります。セブン銀行やローソン銀行のATMで利用できます。

提携ATMを利用する:銀行によって提携ATMが異なります。自分がよく利用するコンビニのATMが提携しているか確認しましょう。

自分に合った条件を満たせる銀行を選ぶことで、ATM手数料を効果的に節約できます。

マイナンバーの提出は必須?

銀行口座を開設する際、マイナンバーの提出は法律で義務付けられています。これは、税務当局が預金口座の情報を把握し、適切な課税を行うためです。

マイナンバーの提出方法は、マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバーが記載された住民票のいずれかをアップロードまたは郵送します。マイナンバーカードを利用すると、本人確認とマイナンバー確認が同時にでき、手続きがスムーズです。

マイナンバーを提出しないと、口座開設ができない場合や、一部のサービスが利用できない場合があります。必ず提出するようにしましょう。

また、すでに口座を持っている場合でも、銀行からマイナンバーの提出を求められることがあります。その際は、速やかに提出することをおすすめします。

口座開設キャンペーンはいつがお得?

銀行の口座開設キャンペーンは、年間を通じて実施されていますが、特にお得なタイミングがあります。

最もキャンペーンが充実するのは、新年度が始まる3~4月と、年末年始の12~1月です。新生活が始まる時期や、ボーナス時期に合わせて、高額なキャッシュバックやポイントプレゼントが実施されることが多いです。

また、銀行の決算期(3月、9月)や、新サービスの開始時期にも大規模なキャンペーンが行われることがあります。

キャンペーンの内容は、現金キャッシュバック、ポイントプレゼント、定期預金金利の優遇など、さまざまです。条件をしっかり確認して、自分に合ったキャンペーンを活用しましょう。

ただし、キャンペーン目当てで口座を開設しても、その後使わなければ意味がありません。自分に合った銀行を選ぶことを最優先にしましょう。

学生や未成年でも口座は作れる?

学生や未成年でも、銀行口座を開設することは可能です。ただし、年齢や条件によって制限がある場合があります。

15歳以上の学生(中学生を除く)であれば、多くのネット銀行で口座開設ができます。高校生や大学生は、保護者の同意なしで口座を開設できる銀行が多いです。

15歳未満の場合は、保護者の同意が必要です。また、一部の機能(クレジットカード機能付きキャッシュカードなど)が利用できない場合があります。

学生向けの特典を用意している銀行もあります。たとえば、25歳以下はATM手数料や振込手数料が無料になる銀行や、学生専用の口座開設キャンペーンを実施している銀行もあります。

アルバイトの給与受取口座として利用したい場合は、手数料が安く、スマホアプリが使いやすい銀行を選ぶとよいでしょう。

まとめ

銀行口座を選ぶ際には、普通預金金利の高さ、ATM手数料・振込手数料の安さ、スマホアプリの使いやすさ、証券口座との連携メリット、口座開設のしやすさの5つのポイントを重視することが大切です。

ネット銀行は、メガバンクに比べて金利が高く、手数料が安い傾向にあります。24時間365日いつでも取引でき、口座開設もオンラインで簡単に完結します。一方、メガバンクは全国に店舗があり、対面で相談できる安心感があります。

複数の銀行口座を目的別に使い分けることで、お金の管理が格段に楽になります。給与受取口座、生活費用口座、貯蓄専用口座の3つを基本に、自分のライフスタイルに合わせて最適な組み合わせを選びましょう。

口座選びの際には、手数料無料の条件、セキュリティ設定、休眠口座のリスク、口座維持費、複数口座の管理など、注意すべき点もあります。これらのポイントを押さえて、自分に合った銀行口座を選んでください。

なお、預金保険制度により、1,000万円+利息まで保護されます。詳しくは各銀行の公式サイトでご確認ください。最終的な口座選びは、ご自身の責任で行ってください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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