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楽天証券で投資信託を積み立てたいけれど、楽天カードを使うとどんなメリットがあるのか気になっていませんか。
楽天カードのクレジット決済を使えば、投資しながらポイントが貯まり、そのポイントでさらに投資できる仕組みが整っています。
ただし、買付日が選べないことや、代行手数料によって還元率が変わるといった注意点もあります。
この記事では、楽天証券×楽天カードの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、カードの種類別比較、楽天経済圏全体での活用法まで、投資を始める前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。
記事を読めば、自分に合った投資スタイルが見つかり、楽天経済圏を最大限に活用した資産形成が始められます。
目次
楽天カードで投信積立するとは?
楽天証券では、楽天カードのクレジット決済を使って投資信託を自動的に積み立てることができます。毎月決まった金額を自動で投資に回せるため、投資の手間が省けるだけでなく、カード決済によるポイント還元も受けられる仕組みです。
この仕組みを使えば、投資初心者でも無理なく資産形成を始められます。NISAにも対応しているため、非課税で運用できる点も大きな魅力です。
楽天カードのクレジット決済を設定すると、毎月指定した日に自動的に投資信託が購入されます。購入金額は100円から10万円まで自由に設定でき、一度設定すれば毎月自動で積み立てが続きます。
投資信託は専門家が運用する金融商品で、株式や債券などに分散投資できるため、初心者でも始めやすいのが特徴です。楽天証券では幅広い投資信託を取り扱っており、インデックスファンドからアクティブファンドまで多様な選択肢があります。
クレジット決済を使うことで、投資額に応じて楽天ポイントが貯まり、そのポイントをさらに投資に回すこともできます。これにより、実質的な投資資金を増やすことが可能です。
楽天カードでの投信積立は、毎月1日または8日のいずれかを買付日として選択できます。買付日に投資信託が購入され、その代金は翌月の楽天カード利用代金と合わせて引き落とされます。
例えば、1月1日に買付が行われた場合、引き落としは2月27日(または翌営業日)となります。この約2ヶ月のタイムラグがあるため、実質的に支払いを先延ばしできる点もメリットの一つです。
引き落とし口座に残高があれば自動的に処理されるため、毎月手動で購入する手間が省けます。ただし、残高不足で引き落としができなかった場合は、その月の積立が実行されないため注意が必要です。
楽天カードのクレジット決済は、2024年から始まった新NISA制度にも対応しています。つみたて投資枠と成長投資枠の両方で利用でき、非課税で運用しながらポイント還元も受けられます。
つみたて投資枠では年間120万円、成長投資枠では年間240万円まで投資できますが、楽天カードでのクレジット決済は月10万円(年間120万円)が上限です。つみたて投資枠の上限をちょうどカバーできる設計になっています。
NISAで得た利益は非課税となるため、長期的な資産形成において大きなメリットがあります。楽天カードのポイント還元と組み合わせることで、より効率的に資産を増やすことが可能です。
楽天カードで投信積立する5つのメリット
楽天カードで投信積立をする最大のメリットは、投資をしながらポイントが貯まり、そのポイントでさらに投資ができる好循環が生まれることです。手間をかけずに自動で積み立てられる利便性も魅力で、楽天経済圏を活用している人にとっては特に大きなメリットがあります。
ここでは、楽天カードで投信積立をする5つの主なメリットを詳しく解説します。
楽天カードで投信積立をすると、積立金額に応じて楽天ポイントが還元されます。還元率はカードの種類や投資信託の代行手数料によって異なりますが、通常の楽天カードなら0.5%〜1%、楽天プレミアムカードなら最大2%のポイントが貯まります。
例えば、月5万円を積み立てた場合、通常カードで年間3,000〜6,000ポイント、プレミアムカードなら年間12,000ポイントが貯まる計算です。このポイントをさらに投資に回すことで、実質的な投資資金を増やすことができます。
銀行引き落としでは得られないこのポイント還元が、楽天カードを使う最大の理由です。長期的に見れば、ポイント分だけ投資効率が高まります。
楽天カードには通常カード、ゴールドカード、プレミアムカード、ブラックカードの4種類があり、それぞれポイント還元率が異なります。通常カードは年会費無料で0.5%〜1%還元、ゴールドカードは年会費2,200円で0.75%〜1%還元です。
プレミアムカードは年会費11,000円で1%〜2%還元、ブラックカードは年会費33,000円で最大2%還元となります。年会費とポイント還元のバランスを考えると、月3万円以上積み立てる場合はプレミアムカード以上が有利になることが多いです。
投資信託には「代行手数料」という仕組みがあり、この手数料率が0.4%未満のファンドは、ポイント還元率が下がる場合があります。具体的には、代行手数料0.4%以上のファンドは通常の還元率が適用されますが、0.4%未満のファンドは還元率が0.2%になります。
人気の「eMAXIS Slimシリーズ」など、低コストのインデックスファンドは代行手数料が低く設定されていることが多いため、還元率が下がる可能性があります。投資信託を選ぶ際は、代行手数料も確認しておくと良いでしょう。
楽天証券では、楽天市場や楽天カードの利用で貯めた楽天ポイントを使って投資信託を購入できます。1ポイント=1円として利用でき、100ポイントから投資に回すことが可能です。
ポイント投資を活用すれば、現金を使わずに投資を始めることができます。特に、普段から楽天経済圏を利用している人は、日常の買い物で貯まったポイントを資産形成に活用できるため、無理なく投資額を増やせます。
また、ポイント投資でもNISAの非課税枠を使えるため、ポイントで購入した投資信託の利益も非課税になります。現金とポイントを組み合わせることで、より効率的な資産形成が可能です。
楽天カードのクレジット決済を設定すれば、毎月自動的に投資信託が購入されます。一度設定すれば、その後は何もする必要がなく、忙しい人でも無理なく投資を続けられます。
自動積立の最大のメリットは、「投資のタイミングを考えなくて良い」ことです。市場の上下に一喜一憂せず、定期的に一定額を投資することで、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入する「ドルコスト平均法」の効果が得られます。
また、毎月手動で購入する手間が省けるため、投資を忘れてしまうリスクもありません。長期投資において、継続することが最も重要なため、自動積立の仕組みは大きなメリットです。
楽天カードのクレジット決済は月10万円が上限ですが、楽天キャッシュを併用することで月15万円まで積立額を増やすことができます。楽天キャッシュは楽天の電子マネーで、楽天カードからチャージして利用します。
楽天キャッシュでの積立は月5万円まで可能で、0.5%のポイント還元が受けられます。楽天カードから楽天キャッシュにチャージする際にも0.5%のポイントが貯まるため、合計1%の還元率になります。
クレジット決済10万円+楽天キャッシュ5万円の組み合わせで、月15万円の積立とポイント還元を両立できます。新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠の一部をカバーできる金額です。
楽天カードのクレジット決済は、新NISA制度のつみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しています。つみたて投資枠では金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみが対象ですが、成長投資枠ではより幅広い投資信託を選べます。
つみたて投資枠の年間上限120万円は、楽天カードのクレジット決済の月10万円×12ヶ月でちょうどカバーできます。成長投資枠も併用したい場合は、楽天キャッシュや銀行引き落としを組み合わせることで対応可能です。
NISAで運用すれば、投資信託の売却益や分配金が非課税になるため、長期的な資産形成において大きなメリットがあります。楽天カードのポイント還元と非課税制度を組み合わせることで、最も効率的な投資が実現できます。
楽天カードで投信積立する5つのデメリットと注意点
楽天カードでの投信積立には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットや制約もあります。買付日が選べないことや、家族カードが使えないといった制限があるため、事前に理解しておくことが大切です。
ここでは、楽天カードで投信積立をする際の5つの主なデメリットと注意点を解説します。
楽天カードのクレジット決済では、買付日が毎月1日または8日のいずれかに固定されており、自由に選ぶことができません。銀行引き落としなら毎日選択できるのに対し、クレジット決済では選択肢が限られています。
特定の日に買付を行いたい場合や、給料日に合わせて積立日を設定したい場合には不便に感じるかもしれません。ただし、長期的な積立投資においては、買付日による影響は限定的です。
1日と8日のどちらを選ぶかは、カード利用代金の引き落としタイミングとの兼ね合いで決めると良いでしょう。どちらを選んでも、長期的なリターンに大きな差は生まれません。
楽天カードのクレジット決済による投信積立は、本会員カードのみが対象で、家族カードは利用できません。家族で複数の口座を持っている場合、それぞれが本会員カードを持つ必要があります。
夫婦で投資をする場合、それぞれが楽天カードの本会員になる必要があるため、年会費が2倍かかる可能性があります。ただし、通常の楽天カードは年会費無料なので、この点は大きな問題にはなりません。
家族カードでポイントを集約したい場合は、銀行引き落としを選択するか、ポイント投資を活用する方法もあります。
楽天カードのクレジット決済は、毎月定額を積み立てる「積立購入」のみに対応しており、好きなタイミングで購入する「スポット購入」には使えません。一時的にまとまった金額を投資したい場合は、銀行引き落としやポイント投資を利用する必要があります。
例えば、ボーナスが入ったタイミングで追加投資をしたい場合や、市場が下落した時に買い増しをしたい場合には、クレジット決済は使えません。この点は、投資の柔軟性を求める人にとってはデメリットになります。
ただし、長期的な積立投資においては、タイミングを狙うよりも定期的に積み立てる方が効果的とされています。スポット購入が必要な場面は限られているため、大きな問題にはならないでしょう。
楽天カードのクレジット決済では、ボーナス月に積立額を増やす「ボーナス設定」ができません。毎月一定額の積立のみとなるため、年に数回だけ積立額を増やしたい場合には対応できません。
ボーナス時に追加投資をしたい場合は、楽天キャッシュや銀行引き落としを併用する方法があります。また、ボーナス月だけ手動でスポット購入をすることも可能です。
ただし、ボーナス設定ができないことで、投資額が安定し、計画的な資産形成がしやすくなるというメリットもあります。毎月一定額を積み立てることで、ドルコスト平均法の効果を最大限に活かせます。
投資信託には「代行手数料」という仕組みがあり、証券会社が販売会社として受け取る手数料です。この代行手数料が年率0.4%未満のファンドは、楽天カードのポイント還元率が通常より低くなります。
具体的には、代行手数料0.4%以上のファンドは通常の還元率(0.5%〜2%)が適用されますが、0.4%未満のファンドは還元率が0.2%に下がります。人気の低コストインデックスファンド「eMAXIS Slimシリーズ」の多くは代行手数料が0.4%未満のため、還元率が下がる対象です。
ただし、代行手数料が低いファンドは信託報酬も低く設定されていることが多いため、長期的には低コストファンドの方が有利になる場合もあります。ポイント還元率だけでなく、ファンドの信託報酬やパフォーマンスも総合的に判断することが重要です。
還元率が下がっても、低コストファンドを選ぶメリットは大きいため、ポイント目当てで高コストファンドを選ぶことは避けましょう。
楽天カードの種類別比較
楽天カードには年会費や特典が異なる4種類のカードがあり、それぞれポイント還元率が異なります。投信積立をする際は、年会費とポイント還元のバランスを考えて選ぶことが大切です。
ここでは、各カードの特徴と、どのような人に向いているかを解説します。
楽天カード(通常カード)は年会費永年無料で、投信積立のポイント還元率は0.5%〜1%です。代行手数料0.4%以上のファンドなら1%還元、0.4%未満のファンドは0.5%還元となります。
年会費がかからないため、投資初心者や少額から始めたい人に最適です。月3万円を積み立てた場合、年間1,800〜3,600ポイントが貯まります。楽天市場での買い物でもポイントが貯まるため、楽天経済圏を利用している人にとってはメリットが大きいです。
通常カードは審査も比較的通りやすく、18歳以上なら申し込めます。まずは通常カードで投信積立を始めて、積立額が増えてきたらゴールドカードやプレミアムカードへのアップグレードを検討すると良いでしょう。
楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)で、投信積立のポイント還元率は0.75%〜1%です。代行手数料0.4%以上のファンドなら1%還元、0.4%未満のファンドは0.75%還元となります。
通常カードと比べて、代行手数料0.4%未満のファンドでの還元率が0.25%高くなります。月5万円を低コストファンドで積み立てた場合、年間で1,500ポイント多く貯まる計算です。年会費2,200円を差し引いても、月3万円以上積み立てるならゴールドカードの方が有利になります。
ゴールドカードには、国内空港ラウンジの無料利用やETCカード年会費無料といった特典もあります。投信積立だけでなく、旅行やドライブが多い人にもおすすめです。
楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込)で、投信積立のポイント還元率は1%〜2%です。代行手数料0.4%以上のファンドなら2%還元、0.4%未満のファンドは1%還元となります。
月5万円を積み立てた場合、年間6,000〜12,000ポイントが貯まります。年会費11,000円を差し引いても、月5万円以上積み立てるならプレミアムカードが最も効率的です。特に、代行手数料0.4%以上のファンドで積み立てる場合は、還元率2%の恩恵を最大限に受けられます。
プレミアムカードには、世界中の空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティ・パス」や、楽天市場でのポイント還元率アップ(SPU+4倍)といった豪華な特典もあります。投資だけでなく、旅行や買い物でもメリットが大きいカードです。
楽天ブラックカードは楽天カードの最上位カードで、年会費33,000円(税込)です。投信積立のポイント還元率はプレミアムカードと同じ1%〜2%ですが、その他の特典がさらに充実しています。
ブラックカードは招待制で、楽天カードの利用実績が豊富な人にのみ発行されます。投信積立だけを考えるとプレミアムカードと還元率は同じですが、楽天市場でのポイント還元率アップ(SPU+5倍)や、コンシェルジュサービス、高額な海外旅行保険など、ステータス性の高い特典が付帯します。
年会費33,000円を投信積立のポイント還元だけで回収するのは難しいため、楽天経済圏を幅広く活用し、旅行やショッピングでも大きなメリットを感じられる人向けのカードです。
楽天カードでの投信積立は、楽天経済圏全体で活用することでポイント還元を最大化できます。マネーブリッジやSPU(スーパーポイントアッププログラム)、楽天キャッシュなどを組み合わせることで、投資効率をさらに高めることが可能です。
ここでは、楽天経済圏をフル活用したポイント最大化戦略を解説します。
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させるサービスです。マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が通常の0.02%から0.10%にアップします(300万円以下の部分)。
さらに、楽天証券での取引に必要な資金を楽天銀行から自動で入金する「自動入出金(スイープ)」機能も利用できます。証券口座に資金を移す手間が省けるため、投資がよりスムーズになります。
マネーブリッジの設定は無料で、数分で完了します。楽天銀行を給与振込口座にすれば、給料が入った後に自動で投資に回せる仕組みも作れます。楽天経済圏を活用するなら、マネーブリッジの設定は必須です。
普通預金金利0.10%は、メガバンクの5倍の水準です。投資資金を楽天銀行に置いておくだけで、他行より多くの利息を受け取れます。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天グループのサービスを使うことで楽天市場でのポイント還元率がアップするプログラムです。楽天証券で月30,000円以上のポイント投資(投資信託)をすると、楽天市場でのポイント還元率が+0.5倍になります。
さらに、楽天カードや楽天モバイル、楽天銀行などを併用することで、最大16倍以上のポイント還元を受けられます。楽天市場で月10万円の買い物をした場合、通常1,000ポイントのところ、SPUを活用すれば16,000ポイント以上貯まる計算です。
楽天証券でのポイント投資は、楽天カードで貯めたポイントを使えば達成できます。クレジット決済で貯まったポイントを投資に回すことで、SPUの条件をクリアし、楽天市場でのポイント還元率を高められます。
SPUの倍率は定期的に見直されるため、最新の条件は楽天公式サイトで確認しましょう。楽天経済圏を幅広く活用することで、投資以外でもポイントを効率的に貯められます。
楽天キャッシュは楽天の電子マネーで、楽天カードからチャージすることで0.5%のポイントが貯まります。楽天キャッシュを使った投信積立でも0.5%のポイントが貯まるため、合計1%の還元率になります。
楽天カードのクレジット決済は月10万円が上限ですが、楽天キャッシュを併用することで月15万円まで積立額を増やせます。クレジット決済10万円+楽天キャッシュ5万円の組み合わせで、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を超える積立が可能です。
楽天キャッシュは楽天ペイでの支払いにも使えるため、コンビニやドラッグストアでの買い物にも活用できます。投資だけでなく、日常の支払いでもポイントを貯められる便利なサービスです。
楽天証券では、楽天ポイントを使って投資信託を購入できます。ポイント投資でもNISAの非課税枠を利用できるため、ポイントで購入した投資信託の利益も非課税になります。
現金とポイントを組み合わせることで、実質的な投資額を増やすことができます。例えば、月5万円の現金積立に加えて、5,000ポイントを投資に回せば、月55,000円分の投資が可能です。
ポイント投資はSPUの条件(月30,000円以上のポイント投資)にもカウントされるため、楽天市場でのポイント還元率アップにもつながります。楽天カードで貯めたポイントを投資に回し、さらに楽天市場でポイントを貯める好循環が生まれます。
口座開設から積立設定までの手順
楽天証券で楽天カードを使った投信積立を始めるには、口座開設とカードの準備、積立設定の3つのステップが必要です。それぞれの手順を詳しく解説します。
楽天証券の口座開設は、オンラインで完結します。まず、楽天証券の公式サイトから「口座開設」ボタンをクリックし、メールアドレスを登録します。届いたメールのリンクから本人情報(氏名、住所、生年月日など)を入力します。
次に、本人確認書類をアップロードします。運転免許証やマイナンバーカードがあれば、スマホで撮影してアップロードするだけで完了します。本人確認が終われば、数日でログイン情報が郵送またはメールで届きます。
口座開設と同時にNISA口座の申し込みもできます。NISA口座は一人一つしか持てないため、他の証券会社でNISA口座を開設していない場合は、楽天証券で開設することをおすすめします。
楽天銀行の口座を持っている場合は、マネーブリッジの設定も同時に行いましょう。口座開設は最短翌営業日で完了し、すぐに取引を始められます。
楽天カードを持っていない場合は、楽天カードの公式サイトから申し込みます。申し込みフォームに氏名、住所、勤務先情報などを入力し、審査を待ちます。審査は通常1週間程度で完了し、カードが郵送で届きます。
楽天カードは年会費無料で、審査も比較的通りやすいため、初めてクレジットカードを作る人にもおすすめです。カードが届いたら、楽天e-NAVIにログインしてカードの利用設定を行います。
楽天証券の口座と楽天カードは、同じ楽天IDで紐付けられます。楽天会員でない場合は、先に楽天会員登録を済ませておくとスムーズです。楽天カードの申し込みと楽天証券の口座開設は、どちらを先に行っても問題ありません。
楽天証券にログインしたら、投資信託の検索画面から積み立てたいファンドを選びます。初心者には、低コストで分散投資ができるインデックスファンド(例:eMAXIS Slim 全世界株式、eMAXIS Slim 米国株式など)がおすすめです。
ファンドを選んだら、「積立注文」ボタンをクリックし、積立金額と決済方法を設定します。決済方法で「楽天カードクレジット決済」を選択し、買付日(1日または8日)を選びます。NISA口座を開設している場合は、NISA枠を使うかどうかも選択できます。
積立金額は100円から10万円まで1円単位で設定できます。最初は少額から始めて、慣れてきたら徐々に増やすのも良いでしょう。設定が完了すれば、翌月から自動的に積立が始まります。
積立設定はいつでも変更・停止できるため、生活状況に合わせて柔軟に調整できます。楽天証券のアプリを使えば、スマホからも簡単に設定できます。
長期運用シミュレーション
楽天カードで投信積立を続けた場合、10年後・20年後にどれくらいの資産になるのかをシミュレーションします。長期投資の効果とポイント還元を含めた実質リターンを確認しましょう。
月3万円を年利5%で運用した場合、10年後には約465万円、20年後には約1,233万円になります。元本は10年で360万円、20年で720万円なので、運用益はそれぞれ約105万円、約513万円です。
楽天カード(通常カード)で積み立てた場合、0.5%〜1%のポイント還元が受けられます。月3万円なら年間1,800〜3,600ポイントが貯まり、10年で18,000〜36,000ポイント、20年で36,000〜72,000ポイントになります。
このポイントをさらに投資に回すことで、実質的な投資額を増やせます。ポイント分を含めると、10年後には約470万円、20年後には約1,240万円になる計算です。長期的に見れば、ポイント還元の効果も無視できません。
月5万円を年利5%で運用した場合、10年後には約776万円、20年後には約2,055万円になります。元本は10年で600万円、20年で1,200万円なので、運用益はそれぞれ約176万円、約855万円です。
楽天プレミアムカードで積み立てた場合、1%〜2%のポイント還元が受けられます。月5万円なら年間6,000〜12,000ポイントが貯まり、10年で60,000〜120,000ポイント、20年で120,000〜240,000ポイントになります。
ポイント分を含めると、10年後には約782万円、20年後には約2,070万円になる計算です。プレミアムカードの年会費11,000円を差し引いても、長期的には大きなメリットがあります。
楽天カードのポイント還元を含めた実質リターンを計算すると、通常カード(0.5%〜1%還元)なら年利5.5%〜6%相当、プレミアムカード(1%〜2%還元)なら年利6%〜7%相当になります。
ポイント還元は投資リターンとは別に得られるため、実質的な利回りを押し上げる効果があります。特に、長期投資では複利効果と組み合わさることで、ポイント還元の恩恵がさらに大きくなります。
ポイント還元を含めた実質リターンは、銀行引き落としと比べて明確な優位性があります。長期的な資産形成を考えるなら、楽天カードのクレジット決済を活用しない手はありません。
ただし、シミュレーションはあくまで想定であり、実際の運用成績は市場環境によって変動します。過去の実績が将来を保証するものではないため、リスクを理解した上で投資を行いましょう。
ポイント改悪の歴史と今後の予測
楽天カードのポイント還元率は、過去に何度か変更されています。ポイント改悪のリスクを理解し、今後の変更に備えることも重要です。
2022年9月、楽天カードでの投信積立ポイント還元率が変更されました。それまでは一律1%還元でしたが、代行手数料0.4%未満のファンドは0.2%還元に引き下げられました。
この変更により、人気の低コストインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズなど)での還元率が大幅に下がりました。多くの投資家にとって、実質的な改悪となった変更です。
ただし、楽天ゴールドカード以上では、代行手数料0.4%未満のファンドでも0.75%〜1%の還元率が維持されました。カードのグレードによって還元率に差が出る仕組みになりました。
2024年には、楽天カードでの投信積立上限額が月5万円から月10万円に拡大されました。これにより、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)をクレジット決済だけでカバーできるようになりました。
上限額の拡大は改善と言えますが、同時に楽天キャッシュでの積立ポイント還元率も見直されました。楽天キャッシュへのチャージポイント還元率が0.5%に据え置かれたため、実質的な改悪はありませんでした。
この変更は、楽天証券が新NISA制度に合わせてサービスを拡充した結果と言えます。競合他社も同様に上限額を拡大しているため、業界全体の動きに対応した形です。
楽天グループは楽天モバイル事業の赤字などで経営環境が厳しく、ポイント還元率の見直しが今後も行われる可能性があります。特に、競合他社との競争が激化する中で、還元率の引き下げや条件変更が予想されます。
ただし、楽天証券は楽天グループの中でも収益性の高い事業であり、投信積立のポイント還元が完全に廃止される可能性は低いと考えられます。むしろ、カードのグレードによる還元率の差別化や、特定のファンドでの還元率変更が今後も続くでしょう。
ポイント改悪リスクに備えるためには、ポイント還元だけに依存せず、投資信託の信託報酬やパフォーマンスを重視することが大切です。また、SBI証券やマネックス証券など、他の証券会社のサービスも定期的にチェックし、より有利な選択肢があれば乗り換えを検討することも必要です。
長期投資においては、ポイント還元は「おまけ」程度に考え、本質的な投資戦略を優先することが重要です。
クレカ積立におすすめの証券会社3社
楽天証券以外にも、クレジットカード決済で投信積立ができる証券会社があります。それぞれの特徴を比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、三井住友カードのクレジット決済で投信積立ができます。ポイント還元率はカードの種類によって異なり、通常カードで0.5%、ゴールドカードで1%、プラチナカードで2%、プラチナプリファードで最大5%還元です。
SBI証券は投資信託の取扱本数が豊富で、米国株も約5,000銘柄と充実しています。口座数は国内最大級で、IPO取扱実績も年間78銘柄(2024年)とトップクラスです。
三井住友カード プラチナプリファードの年会費は33,000円と高額ですが、月10万円を積み立てた場合、年間60,000ポイントが貯まります。年会費を差し引いても、年間27,000ポイントのプラスになるため、積立額が大きい人にはおすすめです。
SBI証券は楽天証券と並ぶ5大ネット証券の一角で、サービスの充実度や手数料の安さでも高く評価されています。三井住友カードを既に持っている人や、より高い還元率を求める人には最適な選択肢です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、マネックスカードのクレジット決済で投信積立ができます。ポイント還元率は一律1.1%で、カードの種類による差はありません。年会費は初年度無料、2年目以降は550円ですが、年1回以上の利用で無料になります。
マネックス証券は米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、米国株投資に強みがあります。また、IPOの抽選方式が完全平等抽選のため、資金量に関わらず当選チャンスがあります。
マネックスカードの還元率1.1%は、楽天カード(通常カード)の1%より高く、年会費も実質無料です。楽天経済圏を利用していない人や、シンプルに高い還元率を求める人にはマネックス証券が向いています。
マネックス証券は投資情報やレポートが充実しており、投資初心者から中級者まで幅広く支持されています。米国株投資を考えている人には特におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天カードのクレジット決済で投信積立ができます。ポイント還元率は0.5%〜2%で、楽天経済圏全体での活用によってポイントを最大化できます。
楽天証券の最大の強みは、楽天市場、楽天銀行、楽天モバイルなど、楽天グループのサービスと連携できることです。SPUやマネーブリッジを活用することで、投資以外でもポイントを効率的に貯められます。
楽天ポイントは使い道が豊富で、楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払いに使えます。ポイント投資もできるため、貯まったポイントを無駄なく活用できます。
楽天経済圏を既に利用している人にとっては、楽天証券が最も効率的な選択肢です。ポイントの一元管理ができ、投資と日常生活をシームレスに連携できます。
楽天証券×楽天カードの投信積立は、投資しながらポイントが貯まり、そのポイントでさらに投資ができる効率的な資産形成の仕組みです。カードの種類によって還元率が異なり、通常カードなら0.5%〜1%、プレミアムカードなら最大2%のポイントが貯まります。
買付日が選べない、家族カードが使えない、代行手数料によって還元率が変わるといったデメリットもありますが、長期的な積立投資においては大きな問題にはなりません。むしろ、自動で積み立てられる利便性や、NISAとの併用による非課税メリットの方が大きいと言えます。
楽天経済圏を活用している人にとっては、マネーブリッジやSPU、楽天キャッシュとの併用によってポイントを最大化できるため、最も効率的な選択肢です。一方、楽天経済圏を利用していない人は、SBI証券やマネックス証券も検討すると良いでしょう。
ポイント還元率の変更リスクはありますが、ポイントは「おまけ」程度に考え、投資信託の信託報酬やパフォーマンスを重視することが大切です。長期投資においては、継続することが最も重要なため、自分に合った証券会社とカードを選び、無理なく積立を続けましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。ポイント還元率や手数料などの条件は変更される可能性があるため、詳しくは楽天証券・楽天カードの公式サイトでご確認ください。
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