ビットコインピザとは|1万BTCの歴史と投資を始める取引所5選【2026年】

ビットコインピザとは|1万BTCの歴史と投資を始める取引所5選【2026年】

「ビットコインでピザを買った人がいるらしい」そんな話を聞いたことはありませんか。

2010年5月22日、1万ビットコインでピザ2枚を購入した取引は、ビットコインが初めて現実世界で使われた歴史的瞬間でした。

当時は約2,200円相当だったこの1万BTCは、2026年2月時点で約1440億円の価値に相当します。

出典:CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ

この驚くべき価格上昇の背景には、ビットコインが「実用通貨」から「デジタルゴールド」へと進化した歴史があります。

本記事では、ビットコインピザの詳細から、初心者におすすめの取引所まで、わかりやすく解説します。

この記事の要約
  • 2010年5月22日、1万BTCでピザ2枚が購入され、ビットコイン初の商業取引が実現
  • 当時約2,200円だった1万BTCは、2026年2月時点で約1440億円の価値に
  • ビットコインは「通貨」から「デジタルゴールド」へと進化し、投資対象として注目
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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

ビットコインピザとは?|1万BTCで買った2枚のピザ

ビットコインピザとは、2010年5月22日にビットコインで初めて購入された2枚のピザのことです。この取引は、ビットコインが初めて現実世界の商品と交換された歴史的な瞬間として、暗号資産業界で語り継がれています。

2010年5月22日の歴史的取引

2010年5月18日、アメリカ・フロリダ州に住むプログラマーのラズロ・ハニエツ氏が「Bitcointalk」というフォーラムに投稿しました。「誰か10,000ビットコインをピザ2枚に交換してくれる人はいないか」という呼びかけでした。

この投稿に応じたのが、イギリス・ロンドン在住の学生ジェレミー・スターディヴァント氏です。彼はアメリカのピザチェーン「パパ・ジョンズ」にオンラインで注文し、ラズロ氏の自宅にピザ2枚を届けました。4日後の5月22日、ラズロ氏はジェレミー氏に約束通り10,000BTCを送金しました。

ビットコインが「コード上の存在」から「実際の通貨」へ

この取引は、ビットコインが「コード上の存在」から「実際の通貨」へと変わる転換点となりました。

パパ・ジョンズのピザ2枚が1万BTC

当時の1ビットコインの価格は約0.0025ドルでした。1ドル約90円の為替レートで計算すると、10,000ビットコインの価値は約2,200円程度です。ピザ2枚の代金が約25ドル(約2,250円)だったため、ほぼ等価での交換が成立していました。

出典:Coincheck

ラズロ氏はフォーラムの投稿で「玉ねぎ、ピーマン、ソーセージ、マッシュルーム、トマト、ペパロニなど、スタンダードなものが好きで、変な魚のトッピングとかはしない」と好みを伝えていました。また「ビットコインと引き換えに食べ物が届く体験をしてみたい」とも語っており、単なる空腹を満たすためではなく、ビットコインの実用性を証明する実験的な意味合いがあったことがわかります。

現在の価値は約1440億円(2026年2月時点)

2026年2月時点で、ビットコインは1BTC=約1,100万円台で推移しています。つまり、当時のピザ2枚の代金10,000BTCは、現在の価値に換算すると約1440億円に相当します。

出典:CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ

この驚異的な価格上昇は、ビットコインの価値がいかに変化したかを物語っています。過去の価値推移を見ると、2011年6月には1,400円まで高騰し、2013年には1万円台から2か月で10倍に上昇したこともありました。2024年1月にはビットコイン現物ETFが米国で承認され、機関投資家からの資金流入が加速しました。

出典:Coincheck

ラズロ・ハニエツ氏|ビットコインピザの当事者

ラズロ・ハニエツ氏は、単に「1万BTCでピザを買った人」として知られるだけではありません。彼はビットコイン初期の開発者の一人であり、ビットコインの技術的発展に大きく貢献した人物です。

ラズロ氏の技術的貢献

ラズロ氏は、ビットコインの歴史において極めて重要な2つの技術的貢献をしています。これらの貢献なくして、今日のビットコインの普及はありませんでした。

macOSクライアント開発

2010年4月19日、ラズロ氏はBitcointalkに登録してわずか数日後、ビットコイン・コアの最初のmacOSクライアントを開発しました。サトシ・ナカモト氏は当初、WindowsとLinux向けにビットコインのコードを記述していましたが、ラズロ氏の貢献によってmacOSデバイスでもこのソフトウェアを実行できるようになりました。この貢献は、その後登場するすべてのmacOS対応ビットコインウォレットとアプリケーションの基礎となったのです。

GPUマイニングの発見

ラズロ氏のもう一つの重要な貢献は、グラフィックカード(GPU)を使ってビットコインをマイニングできることを発見した点です。それまで、ビットコインのマイニングにはCPUが使用されていましたが、GPUはCPUよりも桁違いに高性能です。

2010年5月10日のBitcointalkへの投稿で、ラズロ氏は「Mac OS Xバイナリを更新した。これは、GPUを使用してビットコインを生成する。NVIDIA 8800などの高性能GPUを持っていれば、非常にうまく機能する」と述べています。このイノベーションはサトシ・ナカモト氏の予想をはるかに上回るスピードでビットコインマイニングを加速させることとなりました。

1時間に1〜2ブロックの生成が可能に

この発見により、ラズロ氏は1日1〜2ブロックから1時間に1〜2ブロックの生成が可能になり、当時のビットコインネットワークの約6分の1を占める計算力を獲得したとされています。

10万BTC近くを使った理由

実は、ラズロ氏がビットコインで使ったのは1万BTCだけではありません。2010年4月から11月にかけて、彼は81,432ビットコインを受け取って使用していました。その額は、現在の価値で約1.2兆円に相当します。

ラズロ氏は2014年2月のBitcointalkへの投稿で「私はずっと前にビットコインをピザに全部使ってしまった。ほんの少しの1桁台の小銭を除いて、マイニングした分はすべて使ってしまった」と述べています。

なぜこれほど大量のビットコインを使ったのでしょうか。ラズロ氏自身が語っているように、当時のビットコインには「誰も使っていない」という問題がありました。「誰も使っていないなら、仮に私が全部持っていても意味がない」という考えから、積極的にビットコインを使うことで、その実用性を証明しようとしたのです。

ラズロ氏は後悔しているのか?

多くの人が気になるのは「ラズロ氏は後悔しているのか」という点でしょう。しかし、本人は一貫して「後悔はしていない」と語っています

2019年のCBSのインタビューで、ラズロ氏は「あの取引がビットコインを現実のものにした」と語っています。また、CoinDeskのインタビューでは「ビットコインは本当に興味深いシステムだったが、誰も使っていない。誰も使っていないなら、仮に私が全部持っていても意味がない」と述べ、自身の行動の意義を強調しました。

ラズロ氏は今でもレートでいくらになるかを考えないようにしているそうです。振り返らないという姿勢は、当時の状況を考えると納得できます。当時のDifficultyは現在の1兆分の1で、電気代などの採掘コストも低く、ピザに代えられてラッキーという感覚だったのかもしれません。

サトシ・ナカモトとの会話記録

ラズロ氏は、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモト氏と同年代を生きた人物です。彼は何度かサトシ氏とメッセージをやり取りしたと語っています。

初期のビットコインマイナーの一人として、ラズロ氏はビットコインが誕生から1年あまりが経った頃に、その可能性を信じて技術開発に取り組んでいました。サトシ氏との交流は、ビットコインの初期開発において重要な役割を果たしたと考えられます。

現在はGORUCKに開発者として勤務

現在、ラズロ氏はアパレルブランドのGORUCKに開発者として務めています。同社はビットコインでの支払いを受けつける数少ない企業の1つであり、ラズロ氏がネット上で有名であることも影響しているようです。

ジェレミー・スターディヴァント|ピザを送った側の物語

ビットコインピザの物語は、ラズロ氏だけではなく、ピザを送った側のジェレミー・スターディヴァント氏の視点からも興味深いものです。彼は「真のヒーロー」と呼ばれることもあります。

18歳の学生がビットコインを受け取った

ジェレミー・スターディヴァント氏は、1989年10月1日生まれのイギリス人です。当時19歳だった彼は、Bitcointalkフォーラムで活動する学生でした。ラズロ氏の「10,000ビットコインをピザ2枚に交換してくれる人はいないか」という呼びかけに応じ、クレジットカードでパパ・ジョンズのピザを注文し、ラズロ氏の自宅に届けました。

ジェレミー氏は、当時ビットコインについてほとんど知らず、その価値も理解していませんでした。彼にとっては、面白そうなコミュニティの活動に参加する感覚だったのかもしれません。

ピザの費用は約25ドル程度で、当時の1万BTCの価値は約41ドルでした。ジェレミー氏はクレジットカードで支払った約25ドルに対し、約41ドル相当のビットコインを受け取ったため、差額分の利益を得たことになります。

受け取った1万BTCのその後

ジェレミー氏が受け取った10,000BTCは、その後どうなったのでしょうか。彼はビットコインをすぐに法定通貨に交換し、出張費用に充てたとされています。また、別の情報によれば、彼女とアメリカ旅行するために全て使ってしまったそうです。

保有し続けていたら約1440億円の資産に

もし彼がそのビットコインを保有し続けていたら、2026年2月時点で約1440億円の資産を持っていたことになります。しかし、当時の状況を考えれば、すぐに換金したのは自然な判断でした。2010年当時、ビットコインが今のような価値を持つとは誰も予想していなかったのです。

ジェレミー氏の現在の考え

ジェレミー氏がその後どのような考えを持っているかについては、詳細な情報は多くありません。しかし、一部のコミュニティでは彼を「真のヒーロー」と呼び、ビットコインエコノミーをスタートさせた功労者として評価しています。

ラズロ氏とジェレミー氏の2人がいなければ、ビットコインは今でも価値のない、一部のマニアのためのインターネットマネーとして、そのコンセプトだけでやり取りされていたかもしれません。2人の取引によって、ビットコインがマネーとしての真の価値を持つための基盤の一部が確立されたのです。

この取引で、ジェレミー氏は当時の価値で損することなく、彼女との旅行も楽しめました。そして何より、ビットコインの歴史に名を刻むことができました。

ビットコインピザデー|5月22日の意義

毎年5月22日は「ビットコインピザデー(Bitcoin Pizza Day)」として、世界中のビットコイン愛好家によって祝われています。この日は単なる記念日ではなく、ビットコインの歴史において重要な意味を持っています。

初めての商業取引としての価値

ビットコインピザデーは、ビットコインが初めて商業取引に使用された日を記念しています。サトシ・ナカモト氏がビットコインを「P2P電子キャッシュシステム」と呼んだように、ビットコインは本来、価値交換の手段として設計されました。

しかし、技術的に可能であることと、実際に使われることは別の問題です。ラズロ氏のピザ購入は、ビットコインが「理論上の通貨」から「実際に使える通貨」へと変わった瞬間でした。この取引がなければ、ビットコインの普及はもっと遅れていたかもしれません。

ビットコインに価値を与えた取引

2009年にビットコインが誕生した当初、その価値は不明確でした。最初の交換レートが発表されたのは2009年10月で、1BTCあたり約0.07円でした。この価格は、ビットコインのブロックチェーンを計算するための電気代がベースとなっていました。

出典:Coincheck

ラズロ氏のピザ購入は、ビットコインが「実際の商品と交換できる」ことを証明しました。これにより、ビットコインは単なる「電気代の対価」ではなく、「価値を持つ通貨」として認識されるようになったのです。

この取引の後、ビットコインはメディアに取り上げられるようになり、その知名度を高めていきました。2011年6月には1,400円にまで高騰し、その後も乱降下を繰り返しながら価値を高めています。

世界中で祝われる記念日

ビットコインピザデーは、世界各国で毎年イベントが開催されています。2020年には楽天ウォレットなど国内大手取引所も記念キャンペーンを行いました。2024年には、一部取引所が都内29か所の児童養護施設にピザ1001枚をプレゼントする社会貢献活動を行っています。

また、PizzaDAOというグローバルで展開されているDAOは、年に一度5月22日にフリーピザを振る舞うイベントを開催しています。2023年には世界100都市以上で10,000人以上の参加が見込まれ、東京でも代官山EDGEOffでイベントが行われました。

海外では、大手暗号資産取引所Bitgetが2025年に世界20都市以上で5000枚以上のピザを配布するなど、大規模なイベントが開催されています。

2026年のビットコインピザデーイベント

2026年のビットコインピザデーも、世界中で様々なイベントが予定されています。国内の仮想通貨取引所では、記念キャンペーンやルーレット企画などが実施される見込みです。

ビットコインピザデーは、ビットコインが初めて貨幣的価値を持った日を祝うだけでなく、コミュニティの結束を強める機会でもあります。ピザという全世界の人たちに親しみのある食べ物を使い、ビットコインの歴史を楽しく振り返ることができるのです。

詳細は公式サイトでご確認ください

ビットコインの歴史|ピザから現在まで

ビットコインピザの取引から16年が経過し、ビットコインは驚異的な成長を遂げました。ここでは、ビットコインの歴史を振り返りながら、価格推移と重要なマイルストーンを解説します。

2008年|サトシ・ナカモトの論文公開

ビットコインの歴史は、2008年10月に始まりました。サトシ・ナカモトと称する開発者が「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文を発表したのです。この論文では、中央機関を必要としない電子通貨システムの構想が示されました。

この論文は、金融危機の真っ只中で発表されました。従来の金融システムへの不信感が高まる中、新しい通貨システムの提案は大きな注目を集めました。

2009年|ビットコイン誕生と初期の価格

2009年1月3日、ビットコインの最初のブロックチェーン(ジェネシスブロック)が生成されました。この時点では、まだビットコインに値段はついていませんでした。

2009年10月、初めて1ビットコインの交換レートが発表されます。そのときの価格は、1BTCあたり約0.07円でした。この価格は、ビットコインのブロックチェーンを計算するための電気代がベースとなっていました。

出典:Coincheck

2009年の段階では、ビットコインは一部の技術者やプログラマーの間でのみ知られる存在でした。

2010年|ビットコインピザデー(約40ドル)

2010年5月22日、ラズロ・ハニエツ氏が10,000BTCでピザ2枚を購入しました。この時点での1ビットコインの価格は約0.0025ドル、10,000BTCは約25ドル相当でした。

出典:Coincheck

約半年後の2010年11月、ビットコインは約0.2円となります。ビットコイン誕生から約2年で、価値が3倍ほどになった計算です。また、2010年7月には最初のビットコイン取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」が開設されました。

2013年〜2017年|価格高騰の時代

ビットコインピザが話題となった後、ビットコインはメディアに取り上げられるようになり、その知名度を高めていきます。2011年6月、ビットコインは一気に1,400円にまで高騰しました。しかし、その1年後には、否定的なメディアのニュースにより400円台にまで下落します。

2013年には1万円台から、たった2ヶ月で10倍に高騰したこともありました。その後もマウントゴックス事件など、メディアやニュースで話題に上るたび、ビットコインは乱降下を繰り返しながら価値を高めています。

出典:Coincheck

2017年には、ビットコインは1BTCあたり10万円台から、1年間で約200万円にまで高騰しました。この頃、ビットコインの送金手数料も高騰し、一時期は手数料だけで2,000〜6,000円以上かかることもありました。

出典:Coincheck

2024年|ビットコイン現物ETF承認

2024年1月10日、米証券取引委員会(SEC)は、ビットコインの現物ETF(上場投資信託)11本を承認しました。これは、ビットコインの歴史において極めて重要なマイルストーンとなりました。

出典:野村総合研究所

SECは過去10年近くにわたって、ビットコイン現物ETFを認めてきませんでした。しかし、2023年8月にグレースケール・インベストメンツとの裁判で敗訴したことが、承認のきっかけとなりました。

出典:野村総合研究所

ETFの承認により、機関投資家や個人投資家がビットコインを投資対象に組み入れやすくなりました。ETFを通じて、ビットコインを直接保有することなく、証券口座から手軽に投資できるようになったのです。この制度化により、ビットコインは「投機」から「投資」へと変化しつつあります。

2025年〜2026年|国家戦略準備金構想

2025年には、米国でビットコインを国家戦略準備金として保有する構想が議論されるようになりました。2026年1月には、フロリダ州議会が州のバランスシートにビットコインを組み入れることを可能にする法案を提出しています。

また、テキサス州ではすでに州のビットコイン準備金が承認され、約500万ドル相当の初期投資が行われています。州レベルでビットコインを準備資産として保有する動きが広がることで、ビットコインの信頼性が高まり、他の州や自治体にも同様の取り組みが波及する可能性があります。

2026年2月時点で、ビットコインは1BTC=約1,100万円台で推移しています。米政府機関の再閉鎖リスクやイラン情勢の緊張から市場全体がリスクオフになっていますが、長期的にはビットコインの需要が底堅く増えてきた証拠と言えるでしょう。

出典:CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ

通貨から資産へ|ビットコインの進化

サトシ・ナカモト氏は、ビットコインを「P2P電子キャッシュシステム」として設計しました。しかし、16年の時を経て、ビットコインは「通貨」ではなく「デジタルゴールド」として語られることが多くなっています。なぜこのような変化が起きたのでしょうか。

日常決済の困難さ

ビットコインが日常的な決済手段として普及しなかった背景には、技術的な課題があります。

価格変動(ボラティリティ)の問題

ビットコインの最大の問題は、価格変動が激しすぎることです。1日で10%以上価格が変動することも珍しくありません。このような価格変動の大きさは、日常的な決済手段としては不向きです。

1日で価値が10%以上変動するリスク

たとえば、朝に1BTCで100万円相当の商品を購入しても、夕方には90万円の価値になっている可能性があります。売り手にとっても買い手にとっても、このような不確実性は大きなリスクです。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長でさえ、ビットコインを「投機的な価値の保存」として語っています。

スケーラビリティ問題

ビットコインには「スケーラビリティ問題」もあります。これは、ビットコインのブロックチェーンサイズがあらかじめ制限されているために起こるものです。

出典:Coincheck

ビットコインのブロックサイズは約1MBに制限されており、1ブロックあたり約2,000〜3,000件の取引しか処理できません。ブロックは約10分ごとに生成されるため、1秒あたり約3〜7件の取引しか処理できない計算になります。

取引集中時は手数料が2,000〜6,000円に

これは、VISAやMastercardが1秒あたり数千件の取引を処理できることと比較すると、極めて少ない数字です。取引が集中すると、送金手数料が高騰し、確認に時間がかかるようになります。2017年には、手数料だけで2,000〜6,000円以上かかることもありました。

出典:Coincheck

デジタルゴールドとしての価値

日常決済には向かないビットコインですが、「デジタルゴールド」としての価値は高まっています。ビットコインは発行上限が2,100万枚と決まっており、希少性が高い資産です。この特性は、金(ゴールド)と似ています。

2024年のビットコイン現物ETF承認は、ビットコインが「制度化されたアクセス」を得たことを意味します。金や不動産に投資するETFが既に多く存在している中で、ビットコインの現物ETFが新たに加わったことで、機関投資家や個人投資家がそれを投資対象に組み入れやすくなりました。

出典:野村総合研究所

Strategy社は総供給量の約2.5%を保有

また、Strategy社(旧MicroStrategy)のビットコイン蓄積戦略は、世界の市場に大きな影響を与えました。同社は2020年8月の最初の購入以降、積極的にビットコインを蓄積し、2025年4月1日時点で、その保有量は驚異の528,185 BTCに達しました。これはビットコインの総供給量の約2.5%に相当します。

投機vs実用の議論

ビットコインは「投機」なのか「実用」なのか、という議論は今も続いています。ラズロ・ハニエツ氏は、CoinDeskのインタビューで「ビットコインは欲望を刺激する」と語りました。ビットコインを動かしているインセンティブは、人の欲望だというのです。

「投機」はときに正当な方法ではないかのように扱われますが、投機はビットコインが誕生した時からビットコインのDNAの重要な部分であり続けてきました。ビットコインの10年間の価格上昇は驚くべきもので、経済ニュースを賑わし、多くの人の参加を促しました。

一方で、ビットコインを「デジタルゴールド」として長期保有する動きも強まっています。「ビットコインを長期保有しているだけで、実際、価値はかなり上がった」とラズロ氏も認めています。長期保有を勧める、いわゆるドルコスト平均法は本当にうまくいっているのです。

ライトニングネットワークの可能性

ビットコインの決済手段としての可能性を広げる技術として、ライトニングネットワークがあります。これは、ビットコインのブロックチェーンと並行して動く技術で、取引のスピードアップとコスト削減を実現します。

2018年、ラズロ氏は再びビットコインでピザを購入しました。今度はライトニングネットワークを使って、ピザ2枚を0.00649ビットコイン(約67ドル)で購入し、取引費用は約6セント前後で済みました

ライトニングネットワークでは、2者が互いに支払いチャンネルを開通させ、資金をコミットすると機能します。その際、ビットコインのブロックチェーンに取引を知らせる必要がないので、遅れを回避できコストも抑えられます。支払いが済めば、そのやりとり全ての履歴ではなく、最終的な勘定のみがブロックチェーンに記録されます。

ラズロ氏は「今でもビットコインでピザが買えると証明したかった。ピザが50ドルなのに取引コストが100ドルでは、機能しない。ライトニングネットワークならビットコインの安全性と資金の即時移動が確保できる」とコメントしています。

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実際にビットコインでピザを買う方法|追体験ガイド

ビットコインピザの歴史的エピソードに触発され、「自分もビットコインでピザを買ってみたい」と思った方もいるでしょう。ここでは、実際にビットコインでピザを購入する方法を解説します。

ライトニングネットワーク対応店舗

ビットコインでピザを買う最も効率的な方法は、ライトニングネットワークに対応した店舗を利用することです。ライトニングネットワークを使えば、手数料を抑えて迅速に決済できます。

手数料を数円程度に抑えて迅速に決済可能

「ライトニングピザ(Lightning Pizza)」のようなプロジェクトは、ビットコインでの支払いをより簡単にすることを目指しています。これらのサービスでは、ライトニングネットワークを使ってピザを注文し、ビットコインで支払うことができます。

海外では、スロベニアの一部ピザチェーンや、アメリカの小規模飲食店などが「ビットコインでピザを買える」体験を提供しており、SNSを通じて話題となっています。

ビットコイン決済アプリの使い方

ビットコインで決済するには、ビットコイン決済に対応したウォレットアプリが必要です。代表的なものとして、以下のようなアプリがあります。

1. ビットコインウォレットアプリをインストール
2. 取引所からウォレットにビットコインを送金
3. 店舗が提示するQRコードをスキャン
4. 送金額を確認して送信

ライトニングネットワーク対応のウォレットを使えば、数秒で決済が完了し、手数料も数円程度に抑えられます。従来のビットコイン決済と比較すると、格段に使いやすくなっています。

日本国内のビットコイン決済可能店舗

日本国内でも、一部の店舗でビットコイン決済が可能です。過去には、ビックカメラや楽天などの大手企業がビットコイン決済を試験導入したことがあります。

詳細は各店舗の公式サイトをご確認ください

現在、ビットコイン決済に対応している店舗は限られていますが、仮想通貨決済サービスを導入している飲食店や小売店が徐々に増えています。詳細は各店舗の公式サイトでご確認ください。

ライトニングピザプロジェクト

ライトニングピザプロジェクトは、ビットコインピザデーの精神を受け継ぎ、ライトニングネットワークを使ったピザ購入を促進するプロジェクトです。

このプロジェクトでは、ライトニングネットワーク対応のピザ店舗を紹介し、ビットコイン決済の実用性を証明しています。ビットコインピザデーには、世界中でこのプロジェクトに参加した店舗がピザを提供し、ビットコインコミュニティを盛り上げています。

ビットコインでピザを買う体験は、単なる決済手段の利用ではなく、ビットコインの歴史を追体験する意味があります。ラズロ氏が16年前に感じた「ビットコインと引き換えに食べ物が届く」という感動を、あなたも体験してみてはいかがでしょうか。

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ビットコイン投資を始めるにおすすめの仮想通貨取引所5社

ビットコインの歴史を学んだ後、「自分もビットコインを買ってみたい」と思った方も多いでしょう。ここでは、初心者におすすめの国内仮想通貨取引所を5社紹介します。すべて金融庁に登録された安全な取引所です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

取引所 銘柄数 手数料 最低額 特徴
GMOコイン 22種類 無料〜 100円 各種手数料が無料
Coincheck 36種類 無料 500円 アプリが使いやすい
SBI VCトレード 34種類 無料〜 500円 入出金手数料完全無料
bitbank 44種類 -0.02%〜 銘柄による 取扱銘柄数が国内最多級
楽天ウォレット 9種類 スプレッド制 100円 楽天ポイントで購入可能

GMOコイン|各種手数料が無料

GMOコイン 公式サイト

出典: GMOコイン公式サイト

GMOコインの基本情報
取扱銘柄数 22種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) -0.01%〜-0.03%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.05%〜0.09%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 無料(大口400円)
最小注文金額 100円
口座開設 最短10分
登録番号 関東財務局長 第00006号

📌 GMOコインの特徴

各種手数料が無料

GMOインターネットグループ運営

ステーキング対応

GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。最大の特徴は、各種手数料が無料である点です。日本円の入出金手数料、ビットコインの送付手数料が無料なので、コストを抑えて取引できます。

入出金手数料・送付手数料が無料

取扱銘柄数は22種類で、ビットコインをはじめとする主要な暗号資産を取り扱っています。取引所形式と販売所形式の両方に対応しており、初心者から上級者まで幅広く利用できます。

GMOコインの取引手数料は、Maker(指値注文で板に並べる際)で-0.01%〜-0.03%の報酬がもらえ、Taker(すぐに約定させる際)で0.05%〜0.09%です。最低取引額は100円からと少額で始められるため、初めてビットコインを購入する方にもおすすめです。

また、ステーキングにも対応しており、対象銘柄を保有するだけで報酬を得ることができます。GMOインターネットグループの信頼性と、充実したセキュリティ対策(二段階認証、コールドウォレット、マルチシグ、24時間監視)により、安心して取引できる環境が整っています。

登録番号は関東財務局長 第00006号です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

Coincheck|アプリが使いやすい

Coincheckは、国内有数の仮想通貨取引所で、200万人以上のユーザーを持つ大手取引所です。最大の特徴は、スマホアプリの使いやすさです。初心者でも直感的に操作できるシンプルなデザインで、初めてビットコインを購入する方に特におすすめです。

初心者でも直感的に操作できるアプリ

Coincheckでは、ビットコインを含む36種類の暗号資産を取り扱っています。販売所形式では、500円から購入できるため、少額から気軽に始められます。取引所形式も利用でき、より低コストでの取引も可能です。

Coincheckのセキュリティ対策は充実しており、二段階認証、コールドウォレット管理、マルチシグ対応など、多層的な防御体制を敷いています。また、口座開設は最短即日で完了し、スマホで本人確認(eKYC)を行えば、すぐに取引を始められます。

Coincheckは、ビットコインの積立投資サービスも提供しており、毎日・毎月自動で購入することができます。価格変動リスクを抑えながら、長期的にビットコインを保有したい方に適しています。

SBI VCトレード|入出金手数料完全無料

SBI VCトレード 公式サイト

出典: SBI VCトレード公式サイト

SBI VCトレードの基本情報
取扱銘柄数 34種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) -0.01%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.05%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 無料
最小注文金額 500円
口座開設 最短翌営業日
登録番号 関東財務局長 第00011号

📌 SBI VCトレードの特徴

SBIグループ運営の安心感

入出金手数料が完全無料

ステーキング14銘柄対応

レンディングサービス対応

SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。最大の特徴は、入出金手数料が完全無料である点です。日本円の入金・出金にかかる手数料が一切かからないため、頻繁に資金を移動する方にとって大きなメリットがあります。

入出金手数料が完全無料

SBI VCトレードでは、ビットコインを含む34種類の暗号資産を取り扱っています。取引所形式の取引手数料は、Makerで-0.01%(報酬)、Takerで0.05%と低コストです。最低取引額は500円からで、初心者でも始めやすい設定になっています。

SBI VCトレードは、ステーキングサービスが充実しており、14銘柄に対応しています。対象銘柄を保有するだけで、年利数%の報酬を得ることができます。また、レンディングサービスも提供しており、保有する暗号資産を貸し出すことで利息収入を得ることも可能です。

SBIグループの信頼性と、充実したセキュリティ対策(二段階認証、コールドウォレット、マルチシグ)により、安心して取引できる環境が整っています。登録番号は関東財務局長 第00011号です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

bitbank|取引所の取扱銘柄数が国内最多級

bitbank 公式サイト

出典: bitbank公式サイト

bitbankの基本情報
取扱銘柄数 44種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ なし
取引手数料(Maker) -0.02%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.12%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 550円/770円(3万円以上)
最小注文金額 銘柄による
口座開設 最短即日
登録番号 関東財務局長 第00004号

📌 bitbankの特徴

取引所の取扱銘柄数が国内最多級

Maker手数料がマイナス(報酬)

高いセキュリティ評価

板取引に強い

bitbankは、取引所形式での取扱銘柄数が国内最多級の44種類を誇る仮想通貨取引所です。ビットコインはもちろん、イーサリアムやリップルなど、多様な暗号資産を取引所形式で売買できます。

取扱銘柄数が国内最多級の44種類

bitbankの最大の特徴は、Maker手数料がマイナス(報酬)である点です。指値注文で板に並べると、-0.02%の報酬がもらえます。Taker手数料は0.12%ですが、指値注文を活用すれば、取引すればするほど報酬を得られる仕組みです。

bitbankは、セキュリティ面でも高い評価を受けています。二段階認証、コールドウォレット管理、マルチシグ対応など、多層的な防御体制を敷いています。過去にハッキング被害を受けたことがなく、安全性の高い取引所として知られています。

bitbankは、板取引に強い取引所として、中級者から上級者に人気があります。リアルタイムチャートやテクニカル指標が充実しており、本格的な取引を行いたい方に適しています。もちろん、初心者でも使いやすいインターフェースを提供しており、幅広い層に支持されています。

登録番号は関東財務局長 第00004号です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

楽天ウォレット|楽天ポイントで暗号資産購入可能

楽天ウォレットは、楽天グループが運営する仮想通貨取引所です。最大の特徴は、楽天ポイントで暗号資産を購入できる点です。普段の買い物で貯めた楽天ポイントを、ビットコインなどの暗号資産に交換できるため、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。

楽天ポイントで暗号資産を購入可能

楽天ウォレットでは、ビットコインを含む9種類の暗号資産を取り扱っています。販売所形式のみの提供で、スプレッド制となっています。最低取引額は100円からと少額で始められるため、初めての方でも気軽に暗号資産投資を始められます。

楽天ウォレットは、楽天銀行との連携がスムーズで、入金・出金が簡単に行えます。また、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスでもあり、楽天経済圏との親和性が高い点が魅力です。

セキュリティ対策として、二段階認証やコールドウォレット管理を実施しており、安心して取引できる環境が整っています。登録番号は関東財務局長 第00015号です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

ビットコイン投資で気をつけたいこと

ビットコイン投資には大きな可能性がある一方で、リスクも存在します。ここでは、ビットコイン投資を始める前に知っておくべき注意点を解説します。

価格変動リスク(ボラティリティ)

ビットコインの最大のリスクは、価格変動が激しいことです。1日で10%以上価格が変動することも珍しくありません。2026年2月には、一時7万4000ドル台まで急落し、2025年4月以来の低水準を記録しました。

1日で10%以上価格が変動することも

ビットコインは発行上限が2,100万枚と決まっており、希少性が高い資産です。しかし、その価格は需要と供給のバランスによって大きく変動するため、投資家心理の変化や外部要因によって急落することがあります。

価格変動リスクを抑えるためには、一度に大きな金額を投資するのではなく、少額ずつ積立投資する方法がおすすめです。ドルコスト平均法を活用すれば、価格が高いときも安いときも一定額を購入することで、平均購入価格を平準化できます。

少額ずつ積立投資する方法がおすすめ

取引所のハッキング・破綻リスク

仮想通貨取引所は、ハッキングや破綻のリスクがあります。2024年5月にはDMMビットコインで482億円相当のビットコインが流出する事件が発生しました。また、2022年11月のFTX破綻では、世界第2位の取引所が経営破綻し、ビットコイン価格は大幅に下落しました。

出典:Cointelegraph

ハッキングや破綻のリスクがある

このようなリスクを避けるためには、金融庁に登録された国内取引所を利用することが重要です。国内の登録業者は、顧客資産の分別管理が義務付けられており、コールドウォレット管理率も95%以上と定められています。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

また、複数の取引所に資産を分散させることも有効です。一つの取引所に全資産を預けるのではなく、複数の取引所に分散させることで、万が一の事態に備えることができます。

税金・確定申告の注意点

ビットコインの売却益は、原則として「雑所得」に分類され、最高税率は最大55%です。年間20万円以下の雑所得は確定申告不要(給与所得者の場合)ですが、それを超える場合は確定申告が必要です。

出典:国税庁

最高税率は最大55%(所得税45%+住民税10%)

注意すべき点は、ビットコイン同士の交換も課税対象となることです。たとえば、ビットコインでイーサリアムを購入した場合、その時点でビットコインの売却益が発生し、課税対象となります。

出典:国税庁

また、損失の繰越控除は認められていません。株式投資では、損失を翌年以降に繰り越すことができますが、ビットコインを含む暗号資産ではこの制度が適用されません。

出典:国税庁

取得価額の計算は「総平均法」または「移動平均法」のいずれかを選択できます。一度選択した方法は継続適用が原則です。複数の取引所を利用している場合も、暗号資産の種類ごとに一括して計算する必要があります。

出典:国税庁

詐欺・フィッシング被害の防止

ビットコイン投資では、詐欺やフィッシング被害にも注意が必要です。「利益を得られる可能性があります」といった誇大な投資勧誘や、SNSを通じた投資勧誘トラブルが増加傾向にあります。

出典:国民生活センター

金融庁未登録の海外取引所の利用は特にリスクが高い

金融庁に登録されていない海外取引所の利用は、特にリスクが高いです。出金できなくなったり、突然サービスが停止したりするトラブルが報告されています。必ず金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で登録番号を確認しましょう。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

また、フィッシングサイトにも注意が必要です。取引所の公式サイトに似せた偽サイトで、ログイン情報を盗み取る手口が横行しています。必ず公式サイトのURLを確認し、ブックマークからアクセスするようにしましょう。

二段階認証は必ず設定してください。パスワードだけでなく、スマートフォンのアプリで生成されるワンタイムパスワードを使うことで、不正ログインのリスクを大幅に減らすことができます。

トラブルが発生した場合は消費者ホットラインや金融サービス利用者相談室にご相談ください

トラブルが発生した場合は、消費者ホットラインや金融サービス利用者相談室にご相談ください。

よくある質問(Q&A)

ビットコインピザの当時の価値はいくら?

2010年5月22日時点で、1ビットコインの価格は約0.0025ドルでした。1ドル約90円の為替レートで計算すると、10,000ビットコインの価値は約2,200円程度です。ピザ2枚の代金が約25ドル(約2,250円)だったため、ほぼ等価での交換が成立していました。

出典:Coincheck

ラズロ氏は今も後悔している?

ラズロ・ハニエツ氏は一貫して「後悔はしていない」と語っています。2019年のCBSのインタビューで、彼は「あの取引がビットコインを現実のものにした」と述べています。彼にとって、ビットコインの実用性を証明することの方が、将来的な価値上昇よりも重要だったのです。

ビットコインピザデーはいつ?

ビットコインピザデーは、毎年5月22日です。この日は、2010年5月22日にラズロ・ハニエツ氏が10,000BTCでピザ2枚を購入した日を記念しています。世界中のビットコイン愛好家がこの日を祝い、様々なイベントが開催されています。

今からビットコインを買うのは遅い?

ビットコインの価格は2026年2月時点で1BTC=約1,100万円台ですが、「遅い」ということはありません。ビットコインは発行上限が2,100万枚と決まっており、2026年1月時点で約95%がすでに発行済みです。今後、制度化が進み、利用シーンが広がれば、需要が増加する可能性があります。ただし、価格変動リスクがあるため、余裕資金で少額から始めることをおすすめします。

ビットコインはいくらから買える?

国内の仮想通貨取引所では、100円から500円程度の少額から購入可能です。たとえば、GMOコインや楽天ウォレットでは100円から購入可能です。初めての方は、少額から始めて、徐々に慣れていくことをおすすめします。

実際にビットコインでピザは買える?

はい、実際にビットコインでピザを買うことは可能です。ライトニングネットワークに対応した店舗を利用すれば、手数料を抑えて迅速に決済できます。「ライトニングピザ(Lightning Pizza)」のようなプロジェクトでは、ビットコインでの支払いをより簡単にすることを目指しています。日本国内でも、一部の店舗でビットコイン決済が可能です。詳細は各店舗の公式サイトでご確認ください。

まとめ

2010年5月22日、ラズロ・ハニエツ氏が10,000BTCでピザ2枚を購入した取引は、ビットコインが初めて現実世界で使われた歴史的瞬間でした。当時約2,200円だったこの1万BTCは、2026年2月時点で約1440億円の価値に相当します。

出典:CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ

ビットコインは、サトシ・ナカモト氏が設計した「P2P電子キャッシュシステム」から、「デジタルゴールド」へと進化しました。価格変動の激しさやスケーラビリティ問題により、日常的な決済手段としての普及は進みませんでしたが、投資対象としての地位を確立しています。2024年のビットコイン現物ETF承認は、ビットコインが制度化されたアクセスを得た重要なマイルストーンとなりました。

出典:野村総合研究所

価格変動リスク、ハッキング・破綻リスク、税金に注意

ビットコイン投資を始める際は、価格変動リスク、取引所のハッキング・破綻リスク、税金の問題などに注意が必要です。金融庁に登録された国内取引所を利用し、少額から始めることをおすすめします。GMOコイン、Coincheck、SBI VCトレード、bitbank、楽天ウォレットなど、信頼できる取引所が複数あります。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

ビットコインピザの物語は、単なる「高価なピザ」の話ではありません。ラズロ氏の勇気ある行動が、ビットコインに実用的な価値を与え、今日の暗号資産市場の基礎を築いたのです。リスクを理解した上で、あなたもビットコイン投資の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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