カードローンの名義貸しは違法?断り方と対処法を解説【2026年】

カードローンの名義貸しは違法?断り方と対処法を解説【2026年】

「友人や家族から名義を貸してほしいと頼まれた」「断りたいけど人間関係が壊れそう」と悩んでいませんか。

名義貸しは、たとえ親しい相手でも絶対に応じてはいけません。

なぜなら、返済義務はすべて名義人であるあなたが負い、信用情報に傷がつき、最悪の場合は詐欺罪で刑事罰を受けるリスクがあるからです。

この記事では、名義貸しの危険性と具体的な断り方、既に名義貸しをしてしまった場合の対処法を詳しく解説します。

今すぐ行動すれば、被害を最小限に抑えることができます。

この記事の要約
  • 名義貸しは詐欺罪になる可能性があり、家族間でも違法性は変わらない
  • 返済義務はすべて名義人が負い、信用情報に5年間傷がつく
  • 既に名義貸しをした場合は弁護士・消費者センターへ即座に相談を
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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

カードローンの名義貸しとは?|絶対にやってはいけない理由

名義貸しとは、自分の名前でカードローンを契約し、実際に借りたお金を他人が使うことです。契約書にはあなたの名前が記載されるため、法的にはあなたが借りたことになります。

「返してくれるから大丈夫」「家族だから信用できる」と思っても、名義貸しは重大な法律違反です。ここでは、名義貸しの定義と違法性、家族間でも変わらないリスクを解説します。

名義貸しの定義

名義貸しとは、自分の名義でカードローン契約を結び、実際にお金を使うのは他人という行為を指します。契約者本人が借入金を使用しないため、金融機関を欺く行為に該当します。

カードローン契約は本人が利用することが前提です。貸金業法では、金融機関は契約者本人の返済能力を審査する義務があり、名義貸しはこの審査を無効化する違法行為です。

出典:日本貸金業協会「貸金業法の概要」

契約書にサインした時点で法的責任を負います

たとえ「報酬をもらえる」「少しだけ名前を貸すだけ」と言われても、契約書にサインした時点であなたが法的責任を負います。

名義貸しは詐欺罪になる可能性がある

名義貸しは、刑法246条の詐欺罪に該当する可能性があります。詐欺罪は「人を欺いて財物を交付させた者」に成立し、10年以下の懲役が科されます。

出典:刑法246条

金融機関は「契約者本人が借りて返済する」ことを前提に融資します。しかし名義貸しでは、実際に借りるのは別人であり、金融機関は契約者の返済能力を誤認して融資してしまいます。この「欺く行為」が詐欺罪の構成要件を満たすのです。

「知らなかった」では済まされません

実際に、SNSで「名義を貸すだけで報酬」という誘いに応じた若者が、詐欺罪の共犯として逮捕された事例が複数報告されています。

家族間でも違法性は変わらない

「親子だから」「夫婦だから」と安心してはいけません。家族間の名義貸しでも、法的には詐欺罪に該当する可能性があります。

カードローン契約では、契約者本人が借入金を使用することが大前提です。親が子の名義で借りる、夫が妻の名義で借りるといった行為は、契約の本質を偽る違法行為です。

家族関係が完全に破綻するケースが後を絶ちません

家族間であっても、金融機関を欺いたことに変わりはありません。また、家族だからこそ「返してくれるはず」と信じて名義を貸し、返済が滞って家族関係が完全に破綻するケースが後を絶ちません。

名義貸しで起こる5つのリスク|返済義務から刑事罰まで

名義貸しをすると、あなたの人生に深刻な影響を及ぼす5つのリスクが発生します。「相手が返してくれるから大丈夫」と思っていても、法的にはすべてあなたの責任です。

ここでは、返済義務・信用情報・延滞損害金・財産差し押さえ・刑事罰という5つのリスクを具体的に解説します。

返済義務はすべて名義人が負う

カードローン契約の返済義務は、契約書に名前を書いた人が100%負います。実際にお金を使ったのが他人でも、法的にはあなたが借りたことになります。

法的拘束力はありません

相手が「必ず返す」と約束しても、法的拘束力はありません。相手が返済しなければ、金融機関はあなたに請求します。「自分は使っていない」と主張しても、契約書にサインした以上、言い訳は通用しません。

返済が滞れば、督促状が届き、電話連絡が来ます。最終的には裁判を起こされ、給与や財産を差し押さえられる可能性があります。

信用情報に傷がつき、5年間ローンが組めなくなる

名義貸しで返済が滞ると、信用情報機関に「異動情報」が登録され、5年間はあらゆるローンが組めなくなります。異動情報とは、いわゆる「ブラックリスト」のことです。

出典:CIC「信用情報の保有期限」

信用情報機関(CIC・JICC・KSC)には、カードローンの契約情報・返済状況が記録されます。61日以上の延滞があると「異動」と記載され、この情報は完済後も5年間保有されます。

日常生活に大きな支障が出ます

異動情報がある間は、住宅ローン・自動車ローン・クレジットカードの審査に通りません。スマートフォンの分割払いもできなくなり、日常生活に大きな支障が出ます。

延滞損害金が膨らみ続ける

返済が遅れると、通常の利息に加えて延滞損害金が年20.0%の割合で発生します。延滞損害金は遅延日数に応じて日割り計算されるため、放置するほど借金が膨らみます。

出典:日本貸金業協会「上限金利について」

たとえば、50万円の借入を3ヶ月延滞した場合、延滞損害金だけで約2万5,000円が加算されます。延滞が長引けば、元金と利息、延滞損害金の三重苦で返済不能に陥ります。

免除されることはありません

延滞損害金は法律で認められた請求権であり、免除されることはありません。早期に対処しなければ、雪だるま式に借金が増えていきます。

給与や財産の差し押さえを受ける可能性

返済を放置すると、金融機関は裁判所に訴えを起こし、給与や預金口座、財産を差し押さえる強制執行を申し立てます。差し押さえは法的手続きであり、拒否できません。

会社に借金トラブルが知られてしまいます

給与差し押さえの場合、手取り額の4分の1(最大で手取り33万円を超える部分の全額)が毎月天引きされます。勤務先に裁判所から通知が届くため、会社に借金トラブルが知られてしまいます。

預金口座が差し押さえられると、生活費や家賃の支払いができなくなります。自動車や不動産などの財産も差し押さえ対象です。

詐欺罪で刑事罰を受けるリスク

名義貸しが組織的な詐欺の一部と判断された場合、刑法246条の詐欺罪で逮捕・起訴される可能性があります。詐欺罪の法定刑は10年以下の懲役です。

詐欺グループの共犯とみなされます

特に、SNSや闇バイトで「名義を貸すだけで報酬」という誘いに応じた場合、詐欺グループの共犯とみなされます。実際に、複数のカードローン会社から名義貸しで借入をさせられた若者が、詐欺罪で実刑判決を受けた判例があります。

「騙された」と主張しても、契約書にサインした以上、故意または過失が認定される可能性があります。刑事罰を受ければ前科がつき、就職や結婚にも影響します。

名義貸しを頼まれたときの断り方|具体的な言い回しと対処法

名義貸しを頼まれたら、どんなに親しい相手でもきっぱりと断ることが最善の選択です。ここでは、断る際の具体的な言い回しと、家族や恋人から頼まれた場合の対処法を紹介します。

人間関係を壊さずに断る方法もありますので、参考にしてください。

きっぱりと断る基本の言い方

名義貸しを断る際は、曖昧な返事をせず、明確に「できない」と伝えることが重要です。曖昧な態度は相手に期待を持たせ、しつこく頼まれる原因になります。

基本の断り方は以下の通りです。

  • 「名義貸しは違法だから、どんな理由でも応じられない」
  • 「返済義務は私が負うことになるから、絶対にできない」
  • 「信用情報に傷がつくと、将来ローンが組めなくなるから無理」
  • 「詐欺罪で逮捕される可能性があるから、協力できない」

客観的な事実を伝えることで納得しやすくなります

断る理由は「法律違反」「自分の将来に影響」という客観的な事実を伝えることで、相手も納得しやすくなります。感情的にならず、冷静に伝えましょう。

家族・恋人から頼まれた場合の断り方

家族や恋人から頼まれると、「断ったら関係が壊れる」と不安になるかもしれません。しかし、名義貸しに応じることで関係が破綻するリスクの方がはるかに大きいです。

家族・恋人への断り方は以下の通りです。

  • 「あなたのことは信じているけど、名義貸しは法律で禁止されているからできない」
  • 「もし返済できなくなったら、私の人生も壊れてしまう。それは避けたい」
  • 「一緒に別の解決方法を考えよう。弁護士や消費者センターに相談してみない?」
  • 「名義貸しをしたら、私たちの関係も信用情報も全部壊れてしまう。それは嫌だ」

一緒に解決したいという姿勢を示す

相手を責めるのではなく、「一緒に解決したい」という姿勢を示すことで、関係を保ちながら断ることができます。

本人確認書類を既に渡してしまった場合の緊急対処

運転免許証や保険証を既に渡してしまった場合、すぐに金融機関と警察に連絡する必要があります。本人確認書類があれば、勝手に契約される可能性があります。

緊急対処の手順は以下の通りです。

1.渡した相手に「書類を返してほしい」と伝え、すぐに回収する
2.回収できない場合は、警察に「本人確認書類の悪用の恐れがある」と相談する
3.主要なカードローン会社(アコム・プロミス・アイフルなど)に電話し、「自分名義での契約がないか確認したい」と問い合わせる
4.既に契約されていた場合は、「契約の無効」を主張し、弁護士に相談する

時間が経つほど対処が難しくなります

本人確認書類を悪用されて契約された場合でも、すぐに対処すれば契約を無効にできる可能性があります。時間が経つほど対処が難しくなるため、即座に行動してください。

既に名義貸しをしてしまった場合の対処法|状況別の解決手順

既に名義貸しをしてしまった場合でも、今すぐ行動すれば被害を最小限に抑えられます。ここでは、契約直後・返済が滞り始めた・督促状が届いた・複数社から借りられたという4つの状況別に、具体的な対処法を解説します。

どの段階でも、専門家への相談が最優先です。

契約直後で返済が始まっていない場合

契約直後であれば、すぐに金融機関に連絡して「契約の取消」を申し出ることが最善です。契約から8日以内であれば、クーリングオフが適用される可能性があります。

対処手順は以下の通りです。

1.金融機関に電話し、「名義貸しをしてしまった。契約を取り消したい」と正直に伝える
2.借入金がまだ引き出されていない場合は、契約解除の手続きを依頼する
3.既に引き出されている場合は、相手に返済を求め、すぐに全額返済する
4.弁護士に相談し、「錯誤による契約無効」や「詐欺による取消」を主張できるか確認する

金融機関も柔軟に対応してくれる可能性があります

契約直後であれば、金融機関も柔軟に対応してくれる可能性があります。放置せず、即座に行動してください。

返済が滞り始めている場合

返済が滞り始めたら、すぐに弁護士に相談して債務整理を検討する必要があります。延滞が続くと信用情報に傷がつき、差し押さえのリスクが高まります。

対処手順は以下の通りです。

1.弁護士に相談し、任意整理・個人再生・自己破産のどれが適しているか判断してもらう
2.相手(名義を借りた人)に内容証明郵便で返済を求める。ただし返済される可能性は低い
3.金融機関に「返済計画の見直し」を相談し、月々の返済額を減らせないか交渉する
4.法テラスの無料相談を活用し、弁護士費用の立替制度を利用する

弁護士を通じて対応することで精神的負担も軽減されます

返済が滞ると、金融機関から督促の電話やSMSが頻繁に届きます。無視せず、弁護士を通じて対応することで、精神的負担も軽減されます。

督促状が届いている場合

督促状が届いた段階では、信用情報に「延滞」が登録される寸前です。61日以上延滞すると「異動情報」が記録され、5年間ローンが組めなくなります。

対処手順は以下の通りです。

1.督促状を無視せず、すぐに弁護士に相談する
2.弁護士が「受任通知」を金融機関に送ることで、督促が一時停止する
3.債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)の手続きを開始する
4.相手に対して民事訴訟を起こし、返済を求める(ただし勝訴しても回収は困難)

本当に裁判を起こされる可能性があります

督促状には「期限までに連絡がない場合、法的措置を取る」と記載されています。これは脅しではなく、本当に裁判を起こされる可能性があります。早急に対処してください。

複数社から借りられている場合

複数社から名義貸しで借入をされた場合、多重債務状態となり、自力での返済はほぼ不可能です。すぐに弁護士に相談し、債務整理を検討してください。

対処手順は以下の通りです。

1.すべての借入先・借入額・返済状況を一覧にまとめる
2.弁護士に相談し、個人再生または自己破産を検討する(任意整理では対応できない可能性が高い)
3.警察に「詐欺被害」として届け出る。組織的な詐欺の可能性がある場合、被害者として扱われる
4.法テラスの民事法律扶助制度を利用し、弁護士費用を立て替えてもらう

詐欺グループの摘発にもつながります

複数社からの借入は、SNSや闇バイトでの詐欺被害の典型例です。警察に相談することで、詐欺グループの摘発にもつながります。

名義貸し詐欺の手口と実例|SNS・闇バイトの誘い文句に注意

名義貸し詐欺は、SNSや闇バイトを通じて若者を狙う悪質な手口です。「名義を貸すだけで報酬」という誘いは100%詐欺と考えてください。

ここでは、最新の詐欺手口と実際の逮捕事例を紹介し、被害に遭わないための予防策を解説します。

SNSでの「名義貸すだけで報酬」詐欺

絶対に応じてはいけません

SNS(Twitter・Instagram・TikTokなど)で「名義を貸すだけで3万円」「簡単な副業」といった投稿を見かけたら、絶対に応じてはいけません。これは詐欺グループの典型的な手口です。

詐欺の流れは以下の通りです。

  • SNSのDMで「名義貸しバイト」に誘われる
  • 「本人確認書類を送るだけ」「カードローン契約をするだけ」と軽い感覚で応じる
  • 実際には複数社のカードローンを契約させられ、借入金は詐欺グループが持ち去る
  • 返済義務はすべてあなたに残り、報酬は支払われない
  • 督促が来ても詐欺グループとは連絡が取れなくなる

国民生活センターによると、若年層の消費者トラブルで「名義貸し」が急増しています。 SNSでの誘いは100%詐欺と考え、絶対に応じないでください。

出典:国民生活センター「若年層の消費者トラブル手口」

闇バイト募集からの名義貸し強要

「高収入」「即日払い」といった闇バイト募集に応募すると、名義貸しを強要されるケースがあります。断ると「違約金を払え」「家族に連絡する」と脅されることもあります。

闇バイトからの名義貸し強要の流れは以下の通りです。

  • SNSや求人サイトで「日給3万円」などの高額バイトに応募
  • 面接で「まずは身分証を預けてほしい」と言われ、運転免許証を渡す
  • 「カードローンを契約してもらう。返済はこちらでするから安心して」と説明される
  • 断ると「違約金50万円」「家族に連絡する」と脅される
  • 恐怖で応じてしまい、複数社のカードローンを契約させられる

すぐに警察に相談してください

このような脅迫は「強要罪」に該当します。すぐに警察に相談し、被害届を出してください。脅迫に屈して名義貸しをしても、返済義務はあなたが負います。

実際の逮捕事例と判例

名義貸し詐欺で実際に逮捕された事例を紹介します。「知らなかった」では済まされず、実刑判決が出るケースもあります。

実際の事例は以下の通りです。

  • 2022年、SNSで「名義貸しバイト」に応じた20代男性が、詐欺罪の共犯として逮捕。複数のカードローン会社から合計500万円を借入させられ、実刑判決(懲役2年6月)
  • 2023年、親族に名義を貸した40代女性が、詐欺罪で書類送検。親族は借入金を持ち逃げし、女性が全額返済する羽目に
  • 2024年、闇バイトで名義貸しを強要された大学生が、詐欺罪で逮捕。「脅されてやった」と主張したが、故意が認定され有罪判決

刑事責任を問われる可能性があります

判例では、「契約書にサインした以上、故意または過失がある」と判断されるケースが多いです。たとえ騙されたとしても、刑事責任を問われる可能性があります。

相談先一覧|弁護士・警察・消費者センターへの相談方法

名義貸しトラブルに巻き込まれたら、一人で抱え込まず、専門家に相談することが最も重要です。ここでは、弁護士・警察・消費者センターへの相談方法を具体的に解説します。

無料相談も活用できるので、費用面で諦める必要はありません。

弁護士への相談|法テラスの無料相談を活用

名義貸しトラブルは法律問題です。弁護士に相談することで、債務整理・契約無効・損害賠償請求など、最適な解決方法を提案してもらえます。

弁護士への相談方法は以下の通りです。

相談先 内容 費用
法テラス(日本司法支援センター) 収入・資産が一定基準以下なら、同一問題について3回まで無料相談可能 無料(条件あり)
日本弁護士連合会 各地の弁護士会が実施する無料法律相談(30分5,500円程度の有料相談もあり) 無料~5,500円
民間の法律事務所 初回相談無料の事務所も多い。債務整理に強い弁護士を選ぶ 初回無料~1万円

法テラスの民事法律扶助制度を利用すれば、弁護士費用(着手金・報酬金)を立て替えてもらえます。

返済は月5,000円~10,000円程度

生活保護受給者は返済が免除される場合もあります。

出典:法テラス「民事法律扶助制度」

弁護士に相談する際は、「契約書」「督促状」「相手とのやり取り(LINE・メールなど)」を持参すると、スムーズに相談できます。

警察への相談|詐欺被害として届け出る場合

SNSや闇バイトで名義貸しを強要された場合、警察に「詐欺被害」として届け出ることで、被害者として扱われる可能性があります。

警察への相談方法は以下の通りです。

相談先 内容 連絡方法
警察相談専用電話(#9110) 犯罪に該当するか分からない場合の相談窓口 電話:#9110(全国共通)
最寄りの警察署(生活安全課) 詐欺被害の届け出・相談 直接来署または電話
サイバー犯罪相談窓口 SNSでの詐欺被害の相談 各都道府県警のWebサイトから

警察に相談する際は、「相手とのやり取り(SNSのDM・LINEのスクリーンショット)」「契約書」「督促状」などの証拠を持参してください。証拠があれば、詐欺グループの摘発につながります。

警察は民事不介入の原則があります

家族や友人間の名義貸しトラブルには対応できない場合があります。その場合は弁護士に相談してください。

消費生活センター・金融庁への相談

消費生活センターや金融庁でも、名義貸しトラブルの相談を受け付けています。どこに相談すべきか分からない場合は、まず消費生活センターに電話してください。

相談先は以下の通りです。

相談先 内容 連絡方法
消費者ホットライン(188) 最寄りの消費生活センターにつながる。名義貸しトラブルの相談・助言 電話:188(全国共通)
国民生活センター 消費者トラブル全般の相談。Webサイトでも情報提供 Webサイト・電話
金融庁 金融サービス利用者相談室 金融機関とのトラブル相談。違法業者の情報提供 電話・Webサイト

消費生活センターでは、「どの専門家に相談すべきか」「どんな手続きが必要か」をアドバイスしてくれます。弁護士や警察への橋渡しもしてくれるため、まず相談してみましょう。

金融庁には、違法な貸金業者の情報を提供することもできます。ヤミ金融や詐欺業者の被害に遭った場合は、情報提供してください。

出典:金融庁「違法な金融業者に関する情報について」

債務整理の選択肢|任意整理・個人再生・自己破産の違い

名義貸しで返済不能になった場合、債務整理を検討する必要があります。債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ここでは、各債務整理の特徴と適用条件を解説します。

任意整理|利息をカットして返済

任意整理とは、弁護士が金融機関と交渉し、将来の利息をカットして元金のみを分割返済する手続きです。裁判所を通さないため、手続きが比較的簡単です。

任意整理の特徴は以下の通りです。

項目 内容
減額できる範囲 将来利息・遅延損害金をカット。元金は原則減額されない
返済期間 3~5年で分割返済
メリット 裁判所を通さないため手続きが簡単。家族や会社に知られにくい
デメリット 元金は減らないため、返済能力がないと利用できない。信用情報に5年間記録
適している人 安定収入があり、元金を3~5年で返済できる見込みがある人

元金は減らないため返済能力が必要

任意整理は、借入額が比較的少なく、安定収入がある人に適しています。ただし、金融機関が交渉に応じない場合もあるため、弁護士に相談して判断してください。

個人再生|借金を大幅に減額

個人再生とは、裁判所に申し立てて、借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3~5年で返済する手続きです。住宅ローンがある場合、自宅を残せる可能性があります。

個人再生の特徴は以下の通りです。

項目 内容
減額できる範囲 借金総額を5分の1~10分の1に減額(最低100万円)
返済期間 3~5年で分割返済
メリット 借金を大幅に減額できる。住宅ローン特則で自宅を残せる場合がある
デメリット 裁判所手続きが必要で時間がかかる。官報に掲載される。信用情報に5~10年記録
適している人 借金総額が500万~3,000万円程度で、安定収入がある人

住宅ローン特則で自宅を残せる可能性

個人再生は、住宅ローンを返済中で自宅を手放したくない人に適しています。

弁護士費用50万円~と高額です

手続きが複雑で費用も高額なため、弁護士に相談してください。

自己破産|借金をゼロにする最終手段

自己破産とは、裁判所に申し立てて、すべての借金を免除してもらう手続きです。返済能力がまったくない場合の最終手段です。

自己破産の特徴は以下の通りです。

項目 内容
減額できる範囲 すべての借金が免除される(税金・養育費などは除く)
返済期間 返済義務なし
メリット 借金がゼロになり、人生を再スタートできる
デメリット 財産(20万円以上の資産)は処分される。官報に掲載。信用情報に5~10年記録。一定期間、職業制限あり
適している人 収入がなく、返済の見込みがまったくない人

借金をリセットして再スタートできます

自己破産は、「人生の終わり」ではありません。借金をリセットして再スタートするための制度です。

99万円以下の現金・家財道具は残せます

税金・養育費は免責されません

自己破産しても免責されない借金(税金・養育費・故意の不法行為による損害賠償など)もあるため、弁護士に相談してください。

名義貸しに関するよくある質問(Q&A)

家族間の名義貸しは違法ですか?

はい、家族間でも名義貸しは違法です。親子・夫婦・兄弟など、どんなに親しい関係でも、契約者本人以外が借入金を使用することは、金融機関を欺く詐欺行為に該当します。

「家族だから大丈夫」という考えは危険です。返済が滞れば、法的にはすべてあなたの責任となり、信用情報に傷がつき、最悪の場合は詐欺罪で刑事罰を受ける可能性があります。

名義貸しと連帯保証人の違いは?

名義貸しと連帯保証人は、法的にまったく異なります。連帯保証人は、契約上の正当な立場であり、主債務者が返済できない場合に代わりに返済する義務を負います。

一方、名義貸しは、契約の主体を偽る違法行為です。契約書には名義人が「借主」として記載されるため、法的には名義人が全責任を負います。連帯保証人のように「主債務者が返せなかったら」という条件はありません。

名義貸しで作られた借金に時効はありますか?

はい、借金には消滅時効があります。2020年4月以降の契約では、権利行使可能時から5年で時効が成立します。ただし、時効成立は非常に困難です。

時効が成立するには、以下の条件が必要です。

  • 5年間、一度も返済していない
  • 5年間、金融機関から督促を受けていない(督促があると時効が中断する)
  • 裁判を起こされていない(裁判で判決が出ると時効期間がリセットされる)
  • 時効の援用手続き(内容証明郵便で「時効を援用する」と通知)を行う

実際には、金融機関は定期的に督促を行い、必要に応じて裁判を起こすため、時効成立はほぼ不可能です。時効を期待せず、債務整理で解決することをおすすめします。

相手に返済を求めることはできますか?

はい、法的には可能ですが、実際に回収できる可能性は低いです。名義を借りた相手に対して、内容証明郵便で返済を求めたり、民事訴訟を起こすことはできます。

ただし、相手に返済能力がなければ、勝訴しても回収できません。弁護士費用や裁判費用がかかるため、費用倒れになる可能性が高いです。

相手に返済を求めるより、債務整理で自分の借金を解決することを優先してください。

金融機関は名義貸しをどう発見しますか?

金融機関は、以下の方法で名義貸しを発見します。

  • 在籍確認の際、契約者本人が電話に出ない・知らないと言う
  • 利用パターンの分析。契約直後に限度額いっぱいまで借入し、すぐに返済が滞る
  • ATM利用場所の分析。契約者の住所から遠く離れた場所でのみ利用されている
  • 返済口座の名義が契約者と異なる

名義貸しが発覚すると、契約解除・一括返済請求・信用情報への登録・刑事告訴される可能性があります。「バレなければ大丈夫」という考えは通用しません。

家族や会社に知られずに解決できますか?

完全に隠すことは困難ですが、被害を最小限に抑えることは可能です。債務整理の種類によって、周囲に知られるリスクが異なります。

  • 任意整理:裁判所を通さないため、家族や会社に知られにくい。ただし信用情報に記録される
  • 個人再生・自己破産:官報に掲載されるが、一般人が官報を見ることはほぼない。ただし給与差し押さえがあると会社に知られる

督促状や裁判所からの通知が自宅に届くと、家族に知られる可能性があります。早期に弁護士に相談し、受任通知を送ってもらうことで、督促を止められます。

弁護士費用が払えない場合はどうすればいいですか?

法テラスの民事法律扶助制度を利用すれば、弁護士費用を立て替えてもらえます。収入・資産が一定基準以下であれば、誰でも利用できます。

立替金の返済は、月5,000円~10,000円程度の分割払いです。生活保護受給者は返済が猶予・免除される場合もあります。

弁護士費用が払えないからと諦めず、まず法テラスに相談してください。無料相談も利用できます。

名義貸しに関して、読者からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。疑問点があれば、ここで解消してください。

まとめ

名義貸しは絶対に応じてはいけません

カードローンの名義貸しは、どんな理由があっても絶対に応じてはいけません。返済義務はすべて名義人が負い、信用情報に5年間傷がつき、詐欺罪で刑事罰を受けるリスクがあります。家族や恋人から頼まれても、「法律違反だから無理」ときっぱり断ることが最善の選択です。

もし既に名義貸しをしてしまった場合でも、今すぐ行動すれば被害を最小限に抑えられます。弁護士や消費者センターに相談し、債務整理や警察への被害届を検討してください。法テラスの無料相談を活用すれば、費用面で諦める必要はありません。

「名義を貸すだけで報酬」は100%詐欺です

名義貸し詐欺は、SNSや闇バイトを通じて若者を狙う悪質な手口です。「名義を貸すだけで報酬」という誘いは100%詐欺と考え、絶対に応じないでください。本人確認書類を渡してしまった場合は、すぐに警察と金融機関に連絡してください。

専門家に相談すれば解決の道が開けます

名義貸しトラブルは、一人で抱え込まず、専門家に相談することが最も重要です。弁護士・警察・消費者センターなど、相談先は複数あります。早期に対処すれば、人生を再スタートできます。今すぐ行動してください。

計画的にご利用ください

なお、借入れは計画的にご利用ください。返済能力を超えた借入れは避け、どうしても返済が困難な場合は、早めに弁護士や消費者センターなどの専門機関にご相談ください。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
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