ゆうちょ銀行の積立NISAおすすめ銘柄|選び方と注意点

「世界のベスト」という愛称で知られるインベスコ世界厳選株式オープンは、純資産総額3兆円を超える人気の投資信託です。
銀行や証券会社で勧められて購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、ネットで検索すると「やめとけ」という否定的な評判も目立ちます。
信託報酬1.903%は高いのか、毎月の分配金は本当に魅力的なのか、実際のところどうなのでしょうか。
この記事では、実際の投資家の口コミや運用実績を基に、「世界のベスト」の評判を公平に分析します。
肯定的評価と否定的評価の両面から、あなたに合った投資信託かどうかを判断できる情報をお届けします。
目次
インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)とは?
インベスコ世界厳選株式オープン(愛称:世界のベスト)は、インベスコ・アセット・マネジメントが運用する国際分散型の株式投資信託です。
世界各国の優良企業に投資し、配当収益と値上がり益の両方を狙う運用方針が特徴となっています。
「世界のベスト」は2002年に設定された歴史ある投資信託で、純資産総額は3兆円を超える国内最大級のファンドです。
運用会社のインベスコは、米国ジョージア州アトランタに本拠を置く世界的な資産運用会社で、金融庁に登録された正規の運用業者として信頼性があります。
設定来の運用実績は20年以上に及び、多くの個人投資家に選ばれ続けてきました。
純資産総額の大きさは、運用の安定性や流動性の高さを示す指標の一つとされています。
ファンドには複数のシリーズがあり、決算頻度(毎月・年1回・奇数月)や為替ヘッジの有無によって選択できます。投資対象は先進国を中心とした世界の株式市場で、地域別では米国が約6割、欧州が約3割を占めています。
「世界のベスト」の運用は、3つの明確なコンセプトに基づいて行われています。
第一に、配当利回りが高く、持続的な配当成長が期待できる企業を厳選します。第二に、グローバルな視点で優良企業を発掘し、地域や業種の分散を図ります。第三に、長期的な視点での資産成長を目指し、短期的な市場変動に左右されない運用を心がけています。
具体的な銘柄選定では、財務健全性、配当性向、キャッシュフロー創出力などを重視します。
運用チームは世界各地の企業を調査し、配当の持続可能性を見極めた上で投資判断を行っています。
この運用哲学は、インカムゲイン(配当収益)を重視する投資家のニーズに応えるものです。ただし、配当重視の運用は成長株への投資比率が低くなる傾向があり、市場全体が上昇する局面ではベンチマークに劣後する可能性もあります。
「世界のベスト」には決算頻度が異なる3つのシリーズがあります。
最も人気が高いのは毎月決算型で、毎月15日(休業日の場合は翌営業日)に分配金が支払われます。定期的な収入を求める投資家に適していますが、分配金を受け取るたびに課税されるため、長期的な複利効果は限定的です。
年1回決算型は、年に1度だけ決算を行うシリーズで、分配金を最小限に抑えて再投資効率を高めたい投資家向けです。
分配金の受取回数が少ない分、課税の繰り延べ効果により資産の成長が期待できます。新NISA枠での長期投資を考えている場合は、このシリーズが適しています。
奇数月決算型は、1月・3月・5月・7月・9月・11月の年6回決算を行うシリーズです。
毎月の収入は不要だが、定期的に分配金を受け取りたいという投資家のニーズに応えています。毎月決算型と年1回決算型の中間的な位置づけと言えるでしょう。
「世界のベスト」の評判・口コミまとめ
インターネット上の掲示板やレビューサイトには、「世界のベスト」に関する様々な意見が投稿されています。
実際の投資家の声を見ると、肯定的評価と否定的評価が混在しており、投資家の立場や投資目的によって評価が大きく分かれていることが分かります。
肯定的な評価として最も多いのは、毎月安定した分配金が受け取れる点です。
Yahoo!ファイナンスの掲示板では「年金生活者にとって毎月の分配金は生活費の足しになる」「配当収入として安定している」といった声が見られます。特に退職後の投資家からは、定期的なキャッシュフローが得られることを評価する意見が目立ちます。
R&Iファンド大賞を3年連続で受賞している実績も、投資家の信頼につながっています。「第三者機関が評価しているファンドなので安心して保有できる」「受賞歴があるのは運用の質が高い証拠」といった意見があります。
純資産総額が3兆円を超える規模の大きさも、安心材料として挙げられています。
「これだけ多くの投資家が選んでいるということは、それなりの理由がある」「大型ファンドなので流動性の心配がない」といった声があり、ファンドの規模が信頼感につながっていることが分かります。
さらに、世界各国の株式に分散投資できる点も評価されています。
「個別株を選ぶ手間が省ける」「自分では投資しにくい海外企業にも投資できる」といった意見があり、グローバル分散投資を手軽に実現できることがメリットとされています。
一方で、否定的な評価の中心となっているのは信託報酬1.903%の高さです。
「インデックスファンドなら0.1%台で買えるのに、なぜこんなに高いのか」「手数料負けしてしまう」といった批判が多く見られます。特に投資経験が豊富な中級者からは、コスト面での不満が強く表れています。
運用実績についても厳しい意見があります。「ベンチマークのMSCIワールド・インデックスを下回っている」「高い手数料を払っているのに、インデックスに勝てていない」といった指摘です。アクティブファンドとして超過リターンを生み出せていない点が問題視されています。
分配金についても、「タコ足配当ではないか」という懸念の声があります。
「基準価額が下がっているのに分配金を出し続けている」「特別分配金(元本払戻金)の割合が多い」といった指摘です。分配金が運用益からではなく、元本を取り崩して支払われているのではないかという疑問が投稿されています。
また、「銀行や証券会社の営業で勧められて買ったが、後悔している」という声も散見されます。
「販売手数料が高い」「もっと良い商品があることを知らなかった」といった意見があり、販売チャネルの影響で購入した投資家の中には不満を持つ人もいます。
決算頻度が異なるシリーズ間でも、評判に違いが見られます。
毎月決算型は最も口コミが多く、賛否両論が激しいシリーズです。「毎月の分配金が嬉しい」という声がある一方で、「分配金を出すたびに課税されるのは非効率」「再投資効率が悪い」という批判もあります。
年1回決算型については、口コミ自体が少ないものの、「長期投資に適している」「複利効果が期待できる」といった肯定的な意見が目立ちます。
分配金を抑えて再投資に回す方針が、資産形成を重視する投資家から評価されています。
奇数月決算型は、毎月決算型と年1回決算型の中間的な評価です。
「毎月は不要だが、年1回では少ない」というニーズに応えている点が評価される一方、「中途半端な印象」という声もあります。決算頻度の選択は、投資家のライフスタイルや投資目的によって適切なものが異なります。
「やめとけ」と言われる3つの理由
インターネット上では「世界のベストはやめとけ」という否定的な意見が目立ちます。
この評価には3つの明確な理由があり、それぞれ客観的なデータに基づいた指摘です。ただし、これらの理由がすべての投資家に当てはまるわけではなく、投資目的によっては問題にならない場合もあります。
「世界のベスト」の信託報酬は年率1.903%(税込)で、これは投資信託の中でも高い水準です。
例えば、人気のインデックスファンド「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は0.05775%程度であり、約33倍の差があります。
具体的に計算してみましょう。100万円を10年間運用した場合、年率5%のリターンがあったと仮定すると、信託報酬0.05775%のファンドでは最終的に約162万円になります。
一方、信託報酬1.903%のファンドでは約147万円となり、約15万円の差が生まれます。20年間では約50万円、30年間では約120万円もの差になります。
アクティブファンドは、プロのファンドマネージャーが銘柄を選定し、ベンチマークを上回るリターンを目指すため、信託報酬が高く設定されています。問題は、その高いコストに見合う超過リターンが得られているかどうかです。
ただし、配当重視の運用方針や、毎月の分配金という特徴に価値を見出す投資家にとっては、コストが高くても選択する理由になります。
投資信託の評価は、単純な手数料の高低だけでなく、自分の投資目的に合っているかどうかで判断することが重要です。
「世界のベスト」の運用実績は、ベンチマークであるMSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)を下回る期間が多く見られます。
アクティブファンドとして高い信託報酬を徴収している以上、インデックスを上回るリターンを継続的に出すことが期待されますが、実際にはそれが実現できていないケースがあります。
運用レポートによると、過去5年間の累積リターンでは、ベンチマークと比較してやや劣後する傾向が見られます。
これは、配当利回りを重視した銘柄選定により、成長株への投資比率が低くなっていることが一因です。市場全体が上昇する局面では、成長株の比率が高いインデックスファンドの方が高いリターンを生み出すことがあります。
ただし、短期的なパフォーマンスだけで判断するのは適切ではありません。「世界のベスト」は配当収益を重視する運用方針であり、市場が下落する局面では相対的に下落幅が小さい傾向があります。
投資家としては、ベンチマークとの比較だけでなく、自分のリスク許容度や投資目的に照らして、このファンドが適しているかどうかを判断する必要があります。
短期的なリターンよりも、安定した配当収益を重視するのであれば、ベンチマークを多少下回っていても許容できるかもしれません。
「世界のベスト」の分配金には、特別分配金(元本払戻金)が含まれることがあり、これが「タコ足配当」として批判されています。
特別分配金とは、運用益ではなく投資家が預けた元本の一部を返還するものです。分配金を受け取っているように見えて、実際には自分の資産を取り崩しているだけという状況が起こり得ます。
分配金には「普通分配金」と「特別分配金」の2種類があります。
普通分配金は運用益から支払われるもので、課税対象となります。一方、特別分配金は元本の払い戻しであり、非課税ですが、その分だけ個別元本(投資家ごとの取得価額)が減少します。取引報告書を確認すると、どちらの分配金が支払われたかが記載されています。
「世界のベスト」の場合、市場環境によっては特別分配金の割合が高くなる時期があります。基準価額が下落している局面でも毎月150円の分配金を維持しようとすると、運用益だけでは足りず、元本を取り崩して支払うことになります。
ただし、退職後の生活資金として定期的なキャッシュフローが必要な投資家にとっては、特別分配金であっても毎月の収入が得られることに意味があります。
資産を取り崩しながら生活費に充てるという使い方をするのであれば、タコ足配当であることは必ずしも問題ではありません。重要なのは、自分がどのような目的で投資しているかを明確にすることです。
「世界のベスト」が評価される3つのポイント
否定的な意見が目立つ一方で、「世界のベスト」には評価されるべきポイントも確かに存在します。
純資産総額3兆円を超える人気ファンドとして長年支持されてきた背景には、多くの投資家が価値を認める理由があります。
「世界のベスト」は、格付投資情報センター(R&I)が主催するR&Iファンド大賞において、国際株式部門で3年連続受賞の実績があります。
この賞は、過去の運用実績だけでなく、運用の安定性、リスク管理、運用体制などを総合的に評価して選定されるものです。単に高いリターンを出したファンドが選ばれるわけではなく、リスク調整後のパフォーマンスが重視されます。
R&Iの評価基準には、シャープレシオ(リスク1単位当たりのリターン)や最大ドローダウン(最大下落率)などの指標が含まれます。「世界のベスト」が受賞しているということは、市場が下落する局面でも相対的に損失を抑えられていることを示しています。
ただし、受賞歴があるからといって、将来のリターンが保証されるわけではありません。
過去の実績は参考情報の一つであり、投資判断の際には現在の運用状況や市場環境も考慮する必要があります。R&Iファンド大賞は信頼性の高い評価ですが、それだけで投資を決めるのではなく、自分の投資目的との適合性を確認することが重要です。
「世界のベスト」の純資産総額は3兆円を超えており、これは国内の投資信託の中でもトップクラスの規模です。
純資産総額が大きいということは、多くの投資家がこのファンドを選び、資金を預けているということを意味します。ファンドの規模が大きいことには、いくつかのメリットがあります。
大型ファンドの3つのメリット
流動性の高さ:換金したいときにスムーズに売却できる
運用の安定性:一部の解約が運用方針に影響しにくい
繰上償還リスクの低さ:強制解散の可能性がほぼない
ただし、純資産総額が大きいからといって、運用成績が優れているとは限りません。
「世界のベスト」の場合、銀行や証券会社の販売網が強力で、営業による販売が資金流入を支えている面もあります。ファンドの規模は安心材料の一つですが、運用実績やコストも合わせて総合的に判断することが大切です。
「世界のベスト」の最大の特徴は、配当利回りを重視した運用哲学です。
世界各国の株式市場から、配当利回りが高く、持続的な配当成長が期待できる企業を厳選して投資します。この運用方針は、安定した配当収益を求める投資家のニーズに応えるものです。
配当重視運用の3つのメリット
定期的なインカムゲイン(配当収益)が得られる
配当を支払える企業は財務基盤が安定している傾向
市場下落局面でも下落幅が小さい傾向
「世界のベスト」の組入銘柄を見ると、生活必需品、ヘルスケア、公益事業などのディフェンシブセクターの比率が高くなっています。
これらの業種は景気変動の影響を受けにくく、安定した配当を維持しやすい特徴があります。
一方で、配当重視の運用にはデメリットもあります。成長株への投資比率が低くなるため、市場全体が上昇する局面では、成長株中心のファンドに比べてリターンが劣る可能性があります。
配当重視の運用哲学が自分の投資目的に合っているかどうかは、投資家のライフステージや資産状況によって異なります。
退職後の生活資金として定期的な収入が必要な場合は適していますが、若年層で資産を大きく成長させたい場合は、成長株中心のファンドの方が適しているかもしれません。
運用実績を詳しく見る
投資信託を選ぶ際には、過去の運用実績を確認することが重要です。
ただし、過去の実績が将来のリターンを保証するものではないことを理解した上で、参考情報として活用しましょう。
「世界のベスト」の過去のリターンを見ると、長期的には一定の成果を上げていることが分かります。
設定来(2002年以降)の累積リターンはプラスであり、20年以上にわたって運用が継続されてきました。ただし、年ごとのリターンにはばらつきがあり、市場環境によって大きく変動しています。
過去5年間の年率リターンは、運用レポートによると平均で5%前後となっています。
これは、世界の株式市場全体の成長率とほぼ同水準です。ただし、信託報酬を差し引いた後のリターンであるため、グロスリターン(手数料控除前)ではもう少し高い数値になります。
リターンを評価する際には、リスク(価格変動の大きさ)も考慮する必要があります。「世界のベスト」の標準偏差(リスクの指標)は、年率15%程度です。これは、世界株式に投資するファンドとしては標準的な水準です。
また、最大ドローダウン(過去の最高値からの最大下落率)も確認しておきましょう。
リーマンショック時(2008年)やコロナショック時(2020年3月)には、基準価額が大きく下落しました。これは世界の株式市場全体が下落したためであり、「世界のベスト」に限った話ではありません。ただし、配当重視の運用により、市場平均よりも下落幅がやや小さかった時期もあります。
アクティブファンドの運用成績を評価する際には、ベンチマーク(比較対象となる指数)との比較が重要です。
「世界のベスト」のベンチマークは、MSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)です。これは、先進国23ヶ国の株式市場を代表する約1,500銘柄で構成される指数で、世界株式への投資成果を測る標準的な指標です。
過去5年間のパフォーマンスを見ると、「世界のベスト」はベンチマークを下回る期間が多く見られます。
具体的には、年率で1〜2%程度の差がある時期があります。この差は、信託報酬の高さと、配当重視の銘柄選定により成長株への投資比率が低いことが影響していると考えられます。
ただし、リスク調整後のリターンで見ると、評価が変わることもあります。シャープレシオ(リスク1単位当たりのリターン)で比較すると、「世界のベスト」はベンチマークとほぼ同等か、やや優れている時期もあります。
ベンチマークとの比較で重要なのは、単純なリターンの高低だけでなく、どのような市場環境で差が生じているかを理解することです。
「世界のベスト」は、上昇相場ではベンチマークに劣後しやすいですが、下落相場では相対的に強いという特徴があります。自分のリスク許容度や投資目的に照らして、この特性が適しているかどうかを判断しましょう。
「世界のベスト」の毎月決算型は、毎月150円の分配金を支払っています(基準価額10,000円当たり)。
年間では1,800円となり、基準価額が10,000円の場合、分配金利回りは18%という高水準です。ただし、この分配金がすべて運用益から支払われているわけではない点に注意が必要です。
分配金の健全性を判断するには、「普通分配金」と「特別分配金」の内訳を確認することが重要です。
普通分配金は運用益から支払われるもので、投資家にとって真の利益です。一方、特別分配金は元本の払い戻しであり、資産が減少していることを意味します。
「世界のベスト」の場合、市場環境によって普通分配金と特別分配金の比率が変動します。市場が好調で基準価額が上昇している時期は、普通分配金の割合が高くなります。逆に、市場が低迷して基準価額が下落している時期は、特別分配金の割合が高くなる傾向があります。
分配金の健全性を確認するもう一つの指標は、分配金利回りと運用利回りの比較です。
運用利回り(配当収益と値上がり益の合計)が分配金利回りを上回っていれば、健全な分配と言えます。逆に、運用利回りが分配金利回りを下回っている場合は、元本を取り崩して分配金を支払っている可能性があります。
投資家としては、毎月の取引報告書や運用レポートで分配金の内訳を確認し、特別分配金の割合が高くなっていないかをチェックすることが大切です。
もし特別分配金の割合が高い状態が続いているなら、分配金を受け取らずに再投資する設定に変更するか、年1回決算型への乗り換えを検討することも選択肢の一つです。
こんな人には「世界のベスト」が向いている
「世界のベスト」は、すべての投資家に適しているわけではありません。
投資目的やライフステージ、リスク許容度によって、向いている人と向いていない人がいます。自分がどのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。
退職後の生活資金として、定期的なキャッシュフローが必要な人には「世界のベスト」が向いています。
毎月150円(基準価額10,000円当たり)の分配金が支払われるため、年金の補完として活用できます。例えば、1,000万円を投資している場合、年間約180万円の分配金が得られます(ただし、基準価額や分配金額は変動します)。
ただし、分配金を受け取ると、その都度税金が差し引かれます。普通分配金には20.315%の税金がかかるため、手取り額は額面の約80%になります。また、特別分配金が含まれる場合は、元本が減少していることを理解しておく必要があります。
世界各国の株式に分散投資したいが、個別株を選ぶ知識や時間がない人にも「世界のベスト」は適しています。
このファンド1本で、先進国を中心とした世界の約100銘柄に投資できます。地域別では米国が約6割、欧州が約3割、その他の地域が約1割という構成です。
個別株で同じような分散投資を実現しようとすると、多額の資金が必要になります。
例えば、米国株を1銘柄買うだけでも数万円かかりますし、欧州株やアジア株に投資するには外国株式口座の開設や為替手数料も必要です。投資信託なら、少額から世界中の株式に分散投資できます。
また、銘柄選定や資産配分の調整を運用会社に任せられるため、投資の手間が省けます。市場環境に応じて組入銘柄を入れ替えたり、地域配分を調整したりする作業は、プロのファンドマネージャーが行います。
インデックスファンドだけでなく、アクティブファンドにも投資してみたいという人にも選択肢の一つです。
アクティブファンドは、ファンドマネージャーが独自の調査・分析に基づいて銘柄を選定し、ベンチマークを上回るリターンを目指します。「世界のベスト」は配当重視という明確な運用方針があり、インデックスファンドとは異なる投資成果が期待できます。
ポートフォリオ全体をインデックスファンドだけで構成するのではなく、一部にアクティブファンドを組み入れることで、リスク分散の効果が得られる場合もあります。
「世界のベスト」は配当重視のディフェンシブな運用のため、成長株中心のインデックスファンドと組み合わせると、ポートフォリオ全体のリスクを抑えられる可能性があります。
ただし、アクティブファンドの多くは長期的にインデックスファンドに勝てないというデータもあります。アクティブファンドに投資する場合は、信託報酬の高さを理解した上で、運用実績を定期的にチェックすることが重要です。
一方で、「世界のベスト」が向いていない人もいます。
また、すでに「世界のベスト」を保有していて、含み損を抱えている人も注意が必要です。
損失を取り戻そうと保有し続けるのではなく、他のファンドへの乗り換えを検討することも選択肢の一つです。ただし、売却時に損失が確定することや、乗り換え時の手数料も考慮する必要があります。
新NISA枠での活用方法
2024年から新NISA制度がスタートし、非課税投資の枠が大幅に拡大されました。
「世界のベスト」を新NISA枠で活用する場合の注意点を確認しておきましょう。
「世界のベスト」は、新NISAの成長投資枠で購入可能です。
成長投資枠は年間240万円まで投資でき、上場株式や投資信託など幅広い商品が対象となります。「世界のベスト」の毎月決算型、年1回決算型、奇数月決算型のいずれも、成長投資枠での購入が認められています。
成長投資枠で「世界のベスト」を購入するメリットは、分配金や売却益が非課税になることです。通常、分配金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で保有していればこの税金が免除されます。例えば、年間180万円の分配金を受け取る場合、通常は約36万円の税金がかかりますが、NISA口座なら全額が手取りになります。
ただし、成長投資枠には非課税保有限度額が1,200万円という上限があります。
「世界のベスト」に全額を投資するのか、他の商品と組み合わせるのかを検討する必要があります。また、分配金を受け取ると、その分だけ非課税枠が消費されてしまうため、長期的な資産成長を目指す場合は、年1回決算型を選ぶ方が効率的です。
「世界のベスト」は、新NISAのつみたて投資枠には対応していません。
つみたて投資枠は、金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみが対象となります。この基準には、信託報酬の上限(国内株式型で0.5%以下、海外株式型で0.75%以下)や、毎月分配型でないことなどが含まれます。
「世界のベスト」は信託報酬が1.903%と高く、また毎月決算型が主力商品であるため、つみたて投資枠の基準を満たしていません。つみたて投資枠で世界株式に投資したい場合は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」など、低コストのインデックスファンドを選ぶ必要があります。
つみたて投資枠は年間120万円まで投資でき、非課税保有限度額は1,800万円(成長投資枠と合算)です。
長期的な資産形成を目指す場合は、つみたて投資枠を優先的に活用し、低コストのインデックスファンドで積立投資を行うことが推奨されます。
新NISA枠で「世界のベスト」を活用する場合の具体的なシミュレーションを見てみましょう。
例えば、成長投資枠で年間240万円ずつ5年間投資した場合、合計1,200万円を非課税で運用できます。毎月決算型を選んだ場合、年間約216万円の分配金が得られます(基準価額10,000円、分配金150円/月として計算)。
この分配金は非課税なので、通常なら約44万円かかる税金が免除されます。5年間では約220万円の節税効果です。
ただし、この計算は分配金がすべて普通分配金(運用益)である場合の話で、特別分配金が含まれる場合は節税効果が小さくなります。
一方、年1回決算型を選んで分配金を最小限に抑えた場合、複利効果により資産が大きく成長する可能性があります。仮に年率5%で運用できた場合、5年後には約1,530万円、10年後には約1,950万円になります(分配金を再投資した場合)。売却時の利益も非課税なので、大きな節税効果が得られます。
どちらの戦略が適しているかは、投資家のライフステージや投資目的によって異なります。
退職後で定期的な収入が必要な場合は毎月決算型、現役世代で資産を成長させたい場合は年1回決算型が適しています。新NISA枠は一度使うと再利用できないため、慎重に検討することが重要です。
「世界のベスト」が自分に合っているかを判断するには、他の投資信託と比較することが有効です。
代表的なファンドとの違いを確認してみましょう。
最も比較されるのが、低コストのインデックスファンドです。
代表的な「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と比較してみましょう。
| 項目 | 世界のベスト(毎月決算型) | eMAXIS Slim 全世界株式 |
| 運用方針 | アクティブ運用(配当重視) | インデックス運用 |
| 信託報酬 | 1.903% | 0.05775%程度 |
| 購入時手数料 | 最大3.3%(販売会社により異なる) | 無料 |
| 分配金 | 毎月150円(基準価額10,000円当たり) | 原則なし(再投資) |
| 投資対象 | 世界の配当株約100銘柄 | 全世界の株式約3,000銘柄 |
| 純資産総額 | 約3兆円 | 約3.5兆円 |
| つみたて投資枠 | 非対応 | 対応 |
| 向いている人 | 毎月の分配金が欲しい人 | 長期的な資産成長を目指す人 |
最大の違いは、コストと分配金の有無です。
eMAXIS Slim 全世界株式は信託報酬が約0.06%と非常に低く、購入時手数料も無料です。長期投資では、このコスト差が大きな差となって現れます。例えば、100万円を20年間運用した場合、年率5%のリターンがあれば、eMAXIS Slimでは約265万円、世界のベストでは約230万円となり、約35万円の差が生まれます。
一方、「世界のベスト」は毎月分配金が受け取れるため、定期的な収入が必要な人には適しています。
eMAXIS Slimは分配金を出さずに再投資するため、複利効果が大きくなりますが、現金が必要な場合は自分で売却する必要があります。
投資対象の分散度も異なります。eMAXIS Slimは全世界の約3,000銘柄に投資するため、より広範な分散が図れます。
「世界のベスト」は約100銘柄に厳選して投資するため、銘柄選定の巧拙が運用成績に影響します。
アクティブファンドの中で比較すると、配当重視型では「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド」や「世界高配当株セレクション」などが競合します。
これらのファンドも世界の配当株に投資しますが、運用方針や組入銘柄に違いがあります。
| 項目 | 世界のベスト | グローバル・ハイクオリティ成長株式 | 世界高配当株セレクション |
| 信託報酬 | 1.903% | 1.848% | 1.54% |
| 分配頻度 | 毎月 | 年2回 | 毎月 |
| 運用方針 | 配当重視 | 配当+成長性 | 高配当重視 |
| 純資産総額 | 約3兆円 | 約1,000億円 | 約500億円 |
| 設定年 | 2002年 | 2015年 | 2010年 |
信託報酬は「世界のベスト」が最も高くなっています。
ただし、純資産総額は圧倒的に大きく、運用の安定性や流動性では優位性があります。分配頻度は、毎月の収入が必要かどうかで選択が変わります。
運用方針の違いも重要です。「グローバル・ハイクオリティ成長株式」は配当だけでなく成長性も重視するため、テクノロジー株などの比率が高くなります。
「世界高配当株セレクション」はより配当利回りを重視するため、公益事業やREITなどの比率が高くなります。
どのファンドが適しているかは、自分のリスク許容度や投資目的によって異なります。
成長性も期待したい場合は「グローバル・ハイクオリティ成長株式」、より高い配当利回りを求める場合は「世界高配当株セレクション」、安定性と実績を重視する場合は「世界のベスト」という選択になるでしょう。
配当重視型のファンドには、ETF(上場投資信託)という選択肢もあります。
代表的なものとして「iシェアーズ MSCI 世界高配当株 ETF(HDV)」や「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」があります。
| 項目 | 世界のベスト | iシェアーズ 世界高配当株 ETF | バンガード 米国高配当株式 ETF |
| 商品タイプ | 投資信託(アクティブ) | ETF(インデックス) | ETF(インデックス) |
| 信託報酬 | 1.903% | 0.40% | 0.06% |
| 購入方法 | 証券会社・銀行 | 証券会社(米国株口座) | 証券会社(米国株口座) |
| 最低投資額 | 100円〜 | 約5,000円〜 | 約15,000円〜 |
| 分配金 | 毎月 | 四半期ごと | 四半期ごと |
| 為替リスク | あり(為替ヘッジ選択可) | あり | あり |
| つみたて投資枠 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
ETFの最大のメリットはコストの低さです。
特にバンガードのETFは信託報酬が0.06%と非常に低く、長期保有では大きなコスト差となります。また、ETFは市場で売買されるため、リアルタイムで取引でき、流動性が高いという特徴もあります。
一方、ETFのデメリットは、購入に米国株口座が必要なことや、最低投資額がやや高いことです。
また、分配金は四半期ごとなので、毎月の収入が必要な人には不向きです。為替リスクもあり、円高になると資産価値が目減りします。
「世界のベスト」は、少額から投資でき、毎月の分配金が受け取れる点で、投資初心者や高齢者には使いやすいでしょう。
一方、コストを重視する投資経験者や、まとまった資金がある人には、ETFの方が適しているかもしれません。
「世界のベスト」を購入できるおすすめの証券会社3社
「世界のベスト」は多くの証券会社や銀行で購入できますが、購入時手数料や取引のしやすさが異なります。
ここでは、特におすすめの証券会社を3社紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、国内最大級のネット証券で、投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスです。
「世界のベスト」の購入時手数料は無料(ノーロード)で、コストを抑えて投資を始められます。また、投資信託の保有残高に応じてVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントのいずれかが貯まるサービスもあります。
SBI証券の最大の特徴は、投資信託の積立投資が充実していることです。毎日・毎週・毎月など、柔軟な積立設定ができ、クレジットカード決済にも対応しています。三井住友カードで積立投資をすると、最大5%のポイント還元が受けられるため、実質的なコスト削減につながります。
また、新NISA口座の開設もスムーズで、最短翌営業日から取引を始められます。
投資信託の検索機能も充実しており、分配金利回りや信託報酬、運用実績などで絞り込み検索ができます。スマホアプリも使いやすく、外出先でも簡単に取引や残高確認ができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄 ※2025年2月28日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天経済圏を活用したい人に特におすすめです。
投資信託の購入時手数料は無料で、保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは投資信託の購入にも使えるため、ポイント投資を始めたい人には最適です。
楽天証券の強みは、楽天カードでの積立投資です。楽天カードで投資信託を積立購入すると、最大1%の楽天ポイントが還元されます。また、楽天銀行と連携する「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が優遇されるメリットもあります。
投資情報の提供も充実しており、日経新聞の記事が無料で読めるサービスや、投資信託の詳細な分析レポートが提供されています。
投資初心者向けの解説コンテンツも豊富で、投資の勉強をしながら実践できる環境が整っています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数(残あり口座) | 約105.3万口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 約定代金 × 最大1.265%(税込) ※最低手数料2,750円(税込) 【米国株式】 約定代金 × 0.495%(税込) ※最低手数料22米ドル(税込) ※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 29銘柄 ※2025年時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本) |
| 投資信託 | 約4,054本 ※2025年7月時点 |
| 外国株 | 米国株:約4,500銘柄 その他外国株:取扱限定的 |
| 取引ツール(PC) | オンライントレード(WEB) 専用取引アプリ(PC版) |
| スマホアプリ | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応) |
| ポイント投資・付与 | なし(ポイント投資制度は未対応) |
| 口座開設スピード | 通常2〜3営業日 ※オンライン申込後、書類提出状況により変動 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、大手証券会社として対面サポートとオンライン取引の両方が利用できる点が特徴です。
「世界のベスト」を運用するインベスコとの関係も深く、詳細な運用レポートや投資セミナーが定期的に開催されています。
対面サポートでは、投資相談や資産運用のアドバイスが受けられます。
「世界のベスト」が自分に合っているかどうか、他の商品と組み合わせるべきかなど、専門家に相談しながら投資判断ができます。特に、まとまった資金を運用する場合や、投資初心者でサポートが必要な場合には心強いでしょう。
また、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、銀行口座との連携もスムーズです。三菱UFJ銀行の口座を持っている場合、資金移動が簡単にでき、総合的な資産管理がしやすくなります。Pontaポイントも貯まるため、ポイント活用を重視する人にも適しています。
購入時手数料は、販売会社によって異なります。最大で3.3%(税込)かかる場合がありますが、多くのネット証券では無料(ノーロード)で購入できます。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券では、購入時手数料は無料です。銀行や対面証券会社で購入する場合は、手数料がかかることが多いため、購入前に確認しましょう。
為替ヘッジの選択は、為替リスクをどう考えるかによって異なります。為替ヘッジありのシリーズは、為替変動の影響を抑えることができますが、ヘッジコストがかかるため、リターンがやや低くなる傾向があります。為替ヘッジなしのシリーズは、円安になると資産価値が増えますが、円高になると減少します。
一般的には、長期投資の場合は為替ヘッジなしが推奨されます。為替は長期的には平均化される傾向があり、ヘッジコストの分だけリターンが低くなるためです。一方、短期的な為替変動を避けたい場合や、すでに外貨建て資産を多く保有している場合は、為替ヘッジありを選ぶことも選択肢です。
既に「世界のベスト」を保有している場合、売却すべきかどうかは個別の状況によって異なります。判断のポイントは、含み損益の状況、投資目的との適合性、他のファンドとの比較です。含み益が出ている場合は、売却して利益を確定し、低コストのインデックスファンドに乗り換えることも選択肢です。
含み損が出ている場合は、損失を確定させるのが心理的に難しいかもしれませんが、長期的に見て他のファンドの方が有利だと判断できるなら、早めに乗り換える方が良いでしょう。ただし、売却時に税金がかかる場合や、乗り換え先のファンドにも購入時手数料がかかる場合は、トータルのコストを計算する必要があります。
インベスコ・アセット・マネジメントは、米国ジョージア州アトランタに本拠を置く世界的な資産運用会社です。1978年に設立され、40年以上の歴史があります。世界25ヶ国以上で事業を展開し、運用資産総額は約1.6兆ドル(約240兆円)に達します。日本法人は金融庁に登録された正規の運用業者であり、信頼性は高いと言えます。
投資信託は分別管理が法律で義務付けられているため、万が一運用会社が倒産しても、投資家の資産は保護されます。信託銀行に保管されている資産は、運用会社の財産とは別に管理されており、安全性が確保されています。
最低投資額は、販売会社によって異なります。多くのネット証券では、100円から投資信託を購入できます。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などでは、100円以上1円単位で購入可能です。積立投資の場合も、月100円から設定できるため、少額から投資を始められます。
銀行や対面証券会社では、最低投資額が1万円以上に設定されていることが多いため、購入前に確認しましょう。少額から始めたい場合は、ネット証券を利用するのがおすすめです。
投資信託の分配金と売却益には、20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。ただし、特別分配金(元本払戻金)は非課税です。NISA口座で保有している場合は、分配金も売却益も非課税になります。
特定口座(源泉徴収あり)で保有している場合は、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収するため、確定申告は不要です。一般口座で保有している場合や、特定口座(源泉徴収なし)の場合は、自分で確定申告をする必要があります。
分配金の受取方法は、「受取型」と「再投資型」から選択できます。受取型を選ぶと、分配金が証券口座に入金されます。再投資型を選ぶと、分配金が自動的に同じファンドに再投資されます。再投資型の方が、複利効果により資産が大きく成長する可能性があります。
ただし、NISA口座で保有している場合は、分配金を再投資すると新たに非課税枠を消費することになります。非課税枠を効率的に使いたい場合は、年1回決算型を選んで分配金を最小限に抑える方が有利です。
インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)は、配当重視の運用方針と毎月の分配金という特徴を持つ投資信託です。
純資産総額3兆円を超える人気ファンドとして、多くの投資家に選ばれてきました。R&Iファンド大賞を3年連続受賞している実績もあり、一定の評価を得ています。
一方で、信託報酬1.903%という高いコストや、ベンチマークを下回る運用実績、タコ足配当への懸念など、否定的な評価も存在します。
特に、長期的な資産形成を目指す若年層や、コストを重視する投資経験者には、低コストのインデックスファンドの方が適しているでしょう。
「世界のベスト」が向いているのは、退職後で毎月の分配金を生活費に充てたい人や、グローバル分散投資を手軽に始めたい人です。
投資目的やライフステージに応じて、自分に合った投資信託を選ぶことが重要です。
新NISA枠で活用する場合は、成長投資枠での購入が可能ですが、つみたて投資枠には対応していません。
長期的な資産成長を目指す場合は、年1回決算型を選んで分配金を抑えるか、他のインデックスファンドと組み合わせることも検討しましょう。
投資信託の選択に迷う場合は、複数のファンドを比較し、自分の投資目的に最も合ったものを選ぶことが大切です。
この記事が、あなたの投資判断の参考になれば幸いです。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。過去の運用実績は将来のリターンを保証するものではなく、市場環境によって損失が生じる可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しい商品内容やリスクについては、目論見書をご確認いただくか、各証券会社や運用会社にお問い合わせください。
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