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貯金が苦手で、毎月気づけばお金を使い切ってしまう。
そんな悩みを持つ方におすすめなのが、積立定期預金です。
積立定期預金は、毎月決まった日に自動で普通預金から一定額を定期預金に振り替えて積み立てる仕組みで、無理なく貯蓄を続けられます。
月500円からの少額で始められ、元本保証で安心して貯められるのが大きな魅力です。
この記事では、積立定期預金の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、始め方、失敗しないための注意点まで詳しく解説します。
確実にお金を貯めたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
積立定期預金は、毎月決まった日に決まった金額を普通預金口座から自動的に振り替えて定期預金に積み立てていく預金商品です。
通常の定期預金が最初にまとまった資金を一括で預け入れるのに対し、積立定期預金は毎月少しずつ積み立てていくのが特徴です。
全国銀行協会によると、積立定期預金は計画的に毎月決まった日に預金の積み立てをして目標額を目指す定期預金で、進学費用、旅行費用、住宅購入資金などの目標額を設定した貯蓄に向いています。
多くの銀行では、毎月の積立金額は500円や1,000円から設定でき、普通預金からの自動振替で手間なく続けられます。
積立期間は6か月から10年程度の間で選択でき、満期日を迎えると積み立てた元金と利息を受け取れます。
金利は積み立てごとに確定する固定金利が一般的で、預け入れたときの金利が満期まで適用されます。積立定期預金は、まとまった資金がなくても始められるため、これから貯蓄を始めたい方や、毎月コツコツと確実に貯めたい方に適した商品です。
給与振込口座から自動振替に設定しておけば、給料日に自動で積み立てられるため、貯金を忘れる心配もありません。
積立定期預金と普通の定期預金の違い
積立定期預金と通常の定期預金は、どちらも元本保証で利息が付く預金商品ですが、預け方や向いている人が異なります。
ここでは、両者の主な違いを3つのポイントで解説します。
通常の定期預金は、預入時に元金を一括して払い込む方式です。
たとえば100万円をまとめて預け、満期まで引き出さずに運用します。
一方、積立定期預金は毎月一定額を普通預金口座から自動振替で積み立てていく方式です。通常の定期預金は最初にまとまった資金が必要ですが、積立定期預金は毎月少額から始められるため、手元資金が少ない方でも無理なく貯蓄を始められます。
また、積立定期預金では、ボーナス月など特定の月だけ増額して預け入れることもできるため、収入の変動に合わせた柔軟な貯蓄が可能です。
通常の定期預金の最低預入金額は、銀行によって異なりますが、1万円以上や10万円以上としているところが多くあります。
一方、積立定期預金は月500円や月1,000円から始められる銀行が多く、学生や新社会人でも気軽に始められます。
少額から始められる積立定期預金は、「貯金の習慣を身に付けたい」「まとまった資金はないけれど将来に備えたい」という方に向いています。最初は少額から始めて、収入が増えたら積立金額を増やすこともできるため、ライフステージに合わせた貯蓄計画が立てやすいのが特徴です。
通常の定期預金と積立定期預金では、向いている人が異なります。
以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | 通常の定期預金 | 積立定期預金 |
| 預け方 | 一括で預入 | 毎月自動積立 |
| 最低金額 | 1万円~10万円以上 | 月500円~1,000円 |
| 向いている人 | まとまった資金がある人、より有利な金利で運用したい人 | これから貯蓄を始めたい人、毎月コツコツ貯めたい人 |
| 利用シーン | ボーナスや退職金の運用、相続で受け取った資金の保管 | 教育資金、住宅購入資金、旅行資金などの計画的な貯蓄 |
すでにまとまった資金があり、それを安全に運用したい場合は通常の定期預金が適しています。
一方、これから計画的に貯蓄を始めたい、貯金の習慣を身に付けたいという場合は積立定期預金がおすすめです。自分の現在の資産状況とライフスタイル、貯蓄の目的に応じて選びましょう。
積立定期預金の仕組み
積立定期預金には、確実に貯蓄を続けられる仕組みがいくつか備わっています。
ここでは、積立定期預金の具体的な仕組みと特徴を3つ解説します。
積立定期預金の最大の特徴は、普通預金口座からの自動振替機能です。
毎月決まった日に指定した金額が自動的に定期預金に振り替えられるため、自分で手続きをする必要がありません。
給与振込日に自動振替を設定しておけば、給料が入ったらすぐに貯蓄に回せるため、使ってしまう前に確実に貯められます。自動振替は、貯金が苦手な人にとって非常に有効な仕組みです。
「今月は余裕があったら貯金しよう」と考えていると、つい使ってしまいがちですが、自動振替なら意識せずとも貯蓄が進みます。
積立日は毎月の給料日や年金受取日など、自由に設定できる銀行が多く、自分の収入サイクルに合わせた設定が可能です。また、積立を忘れて残高不足になった場合でも、その月の積立ができないだけで、翌月から再開できます。
連続して積立ができない期間が長く続くと、積立が停止される場合もあるため、口座残高には注意が必要です。
多くの銀行の積立定期預金では、年に数回、ボーナス月などに積立金額を増額できる機能があります。
通常月は月1万円の積立でも、ボーナス月だけ3万円や5万円に増額することで、年間の貯蓄額を効率的に増やせます。
たとえば、通常月1万円、ボーナス月(年2回)に3万円を積み立てると、年間で16万円(1万円×10か月+3万円×2か月)の貯蓄ができます。通常月だけの積立なら年間12万円ですが、ボーナス月の増額を活用することで、年間4万円も多く貯められる計算です。
ボーナス月の増額設定は、銀行によって年に2回から6回まで設定できる場合があります。自分の収入状況に合わせて、無理のない範囲で増額月を設定しましょう。
また、手元資金に余裕ができたときに、ATMやインターネットバンキングから随時入金できる銀行もあります。
積立定期預金では、毎月の積立ごとに個別の定期預金が作成されます。
つまり、1回目の積立、2回目の積立、3回目の積立…というように、複数の定期預金明細が積み重なっていく仕組みです。
各明細には、それぞれ預入日の金利が適用されます。満期日を迎えると、それまでに積み立てた全ての明細が一つにまとめられ、元金と利息が支払われます。
たとえば、3年間の積立定期預金なら、36回分の積立明細が満期時に合算されて受け取れます。
積立期間終了後に据え置き期間を設けている商品もあり、据え置き期間を経過した日が満期日となります。金利は積み立てごとに確定する固定金利が一般的で、預入時の金利が満期まで適用されます。
そのため、金利が変動する環境でも、預け入れた時点での金利が保証されるのが安心です。
途中で金利が上昇した場合でも、すでに預け入れた分の金利は変わらない点には注意が必要です。
積立定期預金のメリット5つ
積立定期預金には、確実に貯蓄を続けられる多くのメリットがあります。
ここでは、積立定期預金の主なメリットを5つ解説します。
積立定期預金の最大のメリットは、貯蓄を自動化できることです。
普通預金からの自動振替により、毎月決まった日に決まった金額が自動で積み立てられるため、自分で手続きをする手間がかかりません。
給料日に自動振替を設定しておけば、収入が入ったらすぐに貯蓄に回せるため、使ってしまう前に確実に貯められます。貯金が苦手な人や、つい使ってしまう人でも、自動化の仕組みで無理なく貯蓄を続けられます。
積立定期預金は、多くの銀行で月500円や月1,000円から始められます。
まとまった資金がなくても気軽に始められるため、学生や新社会人、主婦の方でも無理なくスタートできます。
最初は少額から始めて、収入が増えたら積立金額を増やすこともできるため、ライフステージに合わせた柔軟な貯蓄計画が立てられます。
積立定期預金は元本保証の商品です。
投資信託や株式のように価格が変動して元本割れするリスクがないため、安心して貯蓄できます。
預けた金額は確実に保たれ、満期時には元金と利息を受け取れます。リスクを取りたくない、確実に貯めたいという方に適した商品です。
積立定期預金の金利は、普通預金よりも高く設定されています。
普通預金の金利が年0.001%程度であるのに対し、積立定期預金は年0.02%から0.5%程度の金利が適用されることが多く、銀行によってはキャンペーンでさらに高い金利が適用される場合もあります。
少しでも効率よく貯めたい方には、普通預金に預けたままにするよりも積立定期預金を活用する方がおすすめです。
積立定期預金は預金保険制度の対象です。
万が一、銀行が破綻した場合でも、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息が保護されます。
預金保険制度により、定期預金や利息の付く普通預金等は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
複数の支店に預金がある場合でも、同一銀行内であれば合算されて1,000万円までが保護対象です。安全性の高い貯蓄手段として、積立定期預金は信頼できる選択肢といえます。
積立定期預金のデメリット3つ
積立定期預金にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットもあります。
始める前に知っておくべき注意点を3つ解説します。
積立定期預金の金利は、普通預金よりは高いものの、全体的に低水準です。
2024年時点では、多くの銀行で年0.02%から0.5%程度の金利となっており、大きく増やすことは期待できません。
たとえば、毎月1万円を年0.02%の金利で1年間積み立てた場合、受け取れる利息は約10円程度(税引前)です。金利が低いため、積立定期預金だけで資産を大きく増やすのは難しいのが現実です。
あくまで「確実に貯める」「元本を守る」ことが目的の商品であり、高いリターンを求める方には向いていません。
資産を増やすことを重視するなら、つみたてNISAやiDeCoなどの投資商品も併用して検討する必要があります。ただし、低金利であっても普通預金に預けたままにしておくよりは有利です。
使う予定のないお金は、少しでも金利の高い積立定期預金に預けることで、わずかでも利息を得られます。
積立定期預金は元本保証ですが、インフレ(物価上昇)によって実質的な資産価値が目減りする可能性があります。
たとえば、年0.02%の金利で預けている間に物価が年2%上昇した場合、預金の実質的な価値は目減りしてしまいます。
物価が上昇すると、同じ金額で買えるモノやサービスが減ってしまうため、預金の購買力が低下します。金利が物価上昇率を下回る状況では、名目上は元本が保証されていても、実質的には資産が目減りしていることになります。
これをインフレリスクといいます。インフレリスクに対応するには、預金だけでなく、株式や投資信託などインフレに強い資産も組み合わせて保有することが重要です。
積立定期預金は安全資産として一定額を確保しつつ、資産全体のバランスを考えて分散投資を検討しましょう。
積立定期預金は途中解約が可能ですが、満期前に解約すると、当初の金利よりも低い「中途解約利率」が適用され、受け取れる利息が大幅に減ってしまいます。
銀行によっては、中途解約利率が普通預金金利と同程度になる場合もあり、定期預金のメリットがほとんどなくなってしまいます。
途中解約のペナルティを避けるためには、以下のポイントに注意しましょう。
積立定期預金は、満期まで預けることで初めて当初の金利が適用されます。
途中で解約する可能性がある場合は、満期日を短めに設定するか、一部だけ解約できる銀行を選ぶなど、柔軟に対応できる商品を選びましょう。
積立定期預金の始め方
積立定期預金を始めるには、銀行口座の開設と積立条件の設定が必要です。
ここでは、積立定期預金を始めるための具体的な手順を解説します。
まずは、積立定期預金を取り扱っている銀行を選びます。
銀行を選ぶ際には、金利の高さと利便性の両方をチェックしましょう。
ネット銀行は店舗型銀行よりも金利が高い傾向にありますが、窓口での相談ができないため、自分で手続きをする必要があります。金利は銀行によって異なり、年0.02%から0.5%程度の幅があります。
少しでも有利な金利で貯めたい場合は、複数の銀行の金利を比較しましょう。
また、最低積立金額、積立期間の選択肢、ボーナス月増額の可否、途中解約のルールなども確認しておくと安心です。普段から利用している銀行であれば、給与振込口座からの自動振替も設定しやすく便利です。
銀行を選んだら、口座開設の手続きを行います。
口座開設の方法は、店舗窓口、郵送、インターネットの3つがあります。ネット銀行の場合は、インターネットから申し込むのが一般的です。
口座開設に必要な書類は、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)とマイナンバー確認書類です。
ネット銀行の場合、スマートフォンで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで手続きが完了する場合が多く、最短即日から翌営業日に口座開設ができます。店舗型銀行の場合は、窓口で申込書に記入し、本人確認書類を提示すれば、その場で口座開設できることもあります。
口座開設が完了したら、積立定期預金の条件を設定します。
設定する主な項目は以下の通りです。
積立条件は、自分の貯蓄目的に合わせて設定しましょう。
たとえば、3年後の旅行資金として50万円を貯めたい場合、毎月1万円を3年間積み立てれば36万円になり、ボーナス月に年2回、各7万円を増額すれば合計50万円に達します。
無理のない金額を設定し、確実に続けられる計画を立てることが大切です。
積立定期預金の選び方
積立定期預金は多くの銀行で取り扱っていますが、金利や条件は銀行によって異なります。
自分に合った銀行を選ぶために、比較すべき5つのポイントを解説します。
積立定期預金を選ぶ際に最も重要なのが金利の高さです。
金利は銀行によって大きく異なり、ネット銀行の方が店舗型銀行よりも高い傾向にあります。ネット銀行は店舗運営コストがかからない分、預金者に高い金利で還元できるためです。
2024年時点では、メガバンクの積立定期預金の金利は年0.02%程度ですが、ネット銀行では年0.2%から0.5%程度の金利を提供している場合もあります。
少しでも有利な金利で貯めたい場合は、複数の銀行の金利を比較し、高金利の銀行を選びましょう。
金利だけでなく、利便性や安心感も考慮することが大切です。
銀行によって、毎月の最低積立金額が異なります。
月500円から始められる銀行もあれば、月1,000円や月5,000円からという銀行もあります。自分の収入や支出に合わせて、無理なく続けられる金額を設定できる銀行を選びましょう。
最初は少額から始めて、慣れてきたら金額を増やすこともできます。
無理に高額な積立を設定すると、途中で続けられなくなる可能性があるため、余裕を持った金額設定が重要です。
積立期間の選択肢も銀行によって異なります。
6か月から10年程度の間で選べる銀行が多いですが、中には1年単位でしか設定できない銀行もあります。自分の貯蓄目標に合わせて、柔軟に期間を設定できる銀行を選びましょう。
短期間で貯めたい場合は6か月や1年、長期的にコツコツ貯めたい場合は5年や10年など、目的に応じた期間設定が可能です。
満期日を具体的な目標時期(子どもの入学時期、旅行の予定時期など)に合わせて設定すると、計画的に貯蓄を進められます。
ボーナス月に積立金額を増額できる機能は、効率的に貯蓄を増やすために便利です。
銀行によって、年に2回から6回まで増額月を設定できます。自分のボーナスの支給回数や収入の変動に合わせて、柔軟に増額設定ができる銀行を選びましょう。
年2回のボーナス月に増額するだけでも、年間の貯蓄額を大きく増やせます。
増額月の設定方法や上限金額も銀行によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
積立定期預金は途中解約が可能ですが、満期前に解約すると中途解約利率が適用され、利息が減ってしまいます。
中途解約利率は銀行によって異なり、一部の銀行では普通預金金利と同程度まで下がる場合もあります。
| 銀行タイプ | 中途解約利率の傾向 | 注意点 |
| ネット銀行 | 比較的高め | 銀行によって差が大きい |
| メガバンク | 低め | 普通預金金利と同程度になる場合も |
| 地方銀行 | 銀行により異なる | 事前確認が重要 |
途中解約の可能性がある場合は、中途解約利率が比較的高い銀行を選ぶか、満期日を短めに設定するなど、柔軟に対応できる銀行を選びましょう。
また、一部だけ解約できる銀行もあるため、全額解約しなくても済む場合があります。
目的別のおすすめ積立プラン
積立定期預金は、目的に応じて積立金額と期間を設定することで、計画的に貯蓄を進められます。
ここでは、代表的な3つの目的別におすすめの積立プランを紹介します。
子どもの教育資金は、大学進学時に最も多くの費用がかかります。
国立大学の4年間の学費は約240万円、私立大学は約400万円から600万円程度が目安です。これらの資金を計画的に貯めるには、子どもが生まれた時から積立を始めるのが理想的です。
たとえば、子どもが0歳から18歳まで毎月1万円を積み立てると、18年間で216万円になります。
ボーナス月に年2回、各2万円を増額すれば、18年間で288万円(216万円+72万円)となり、国立大学の学費をカバーできます。
私立大学を目指す場合は、毎月1.5万円から2万円、ボーナス月に3万円から5万円を積み立てると安心です。教育資金の積立は、長期間にわたるため、途中で金利が変動する可能性もあります。
積立定期預金だけでなく、学資保険やジュニアNISAなども併用して、リスク分散を図ることも検討しましょう。
住宅購入の頭金は、物件価格の10%から20%程度が目安です。
3,000万円の物件なら、頭金として300万円から600万円を用意したいところです。頭金が多いほど住宅ローンの借入額が減り、毎月の返済負担も軽くなります。
5年間で500万円を貯める場合、毎月約7万円、ボーナス月に年2回、各10万円を積み立てれば達成できます。
夫婦共働きであれば、それぞれが月3.5万円ずつ積み立てることで、無理なく目標額に到達できます。
住宅購入の時期が決まっている場合は、逆算して積立金額を設定しましょう。住宅資金は使う時期が明確なため、満期日を購入予定時期に合わせて設定することが重要です。
また、頭金以外にも諸費用(物件価格の5%から10%程度)が必要になるため、余裕を持った金額を設定しておくと安心です。
老後資金は、長期的な視点で計画的に貯める必要があります。
一般的に、老後の生活には1,400万~6,900万円程度の資金が必要とされています。公的年金だけでは不足する分を、現役時代から積み立てておくことが重要です。
| 積立期間 | 目標金額 | 毎月の積立額(ボーナス増額なし) | 毎月の積立額(ボーナス月年2回+5万円) |
| 30年 | 2,000万円 | 約5.6万円 | 約4.7万円 |
| 30年 | 3,000万円 | 約8.3万円 | 約7.5万円 |
| 20年 | 2,000万円 | 約8.3万円 | 約7.5万円 |
老後資金は長期間にわたって積み立てるため、積立定期預金だけでなく、iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度も活用することをおすすめします。
積立定期預金は元本保証で安全性が高いため、老後資金の一部を安全資産として確保する目的で活用すると良いでしょう。
積立定期預金で失敗しないための注意点
積立定期預金は確実に貯められる商品ですが、使い方を間違えると思ったように貯まらないこともあります。
ここでは、よくある失敗例とその対策を解説します。
積立定期預金は普通預金からの自動振替で積み立てるため、積立日に口座残高が不足していると、その月の積立ができません。
1回や2回程度なら問題ありませんが、連続して積立ができない期間が長く続くと、銀行によっては積立が停止されてしまう場合があります。
口座残高不足を防ぐには、給料日の直後に積立日を設定する、積立金額を無理のない範囲に設定する、普通預金に余裕を持った残高を維持するなどの対策が有効です。
また、積立日前に口座残高を確認する習慣をつけると安心です。
積立定期預金は、満期日まで預けることで当初の金利が適用されます。
満期日を使う予定よりも先に設定してしまうと、必要な時期にお金が引き出せず、途中解約すると利息が減ってしまいます。
満期日は、使う予定の時期に合わせて正確に設定しましょう。たとえば、3年後の子どもの入学時に使いたい場合は、入学の半年前を満期日に設定しておくと、余裕を持って準備できます。
使う時期が不確定な場合は、満期日を短めに設定するか、自動継続型の商品を選ぶと柔軟に対応できます。
金利の高さだけで銀行を選ぶと、利便性が悪くて使いにくいと感じることがあります。
たとえば、ネット銀行は金利が高い傾向にありますが、窓口での相談ができず、すべての手続きを自分で行う必要があります。インターネット操作に不慣れな方にとっては、不便に感じる場合もあります。
銀行を選ぶ際は、金利だけでなく、以下のポイントもチェックしましょう。
自分のライフスタイルや好みに合った銀行を選ぶことで、長く快適に積立定期預金を続けられます。
はい、積立定期預金は途中で解約できます。ただし、満期前に解約すると、当初の金利よりも低い中途解約利率が適用され、受け取れる利息が減ってしまいます。銀行によっては、中途解約利率が普通預金金利と同程度になる場合もあるため、できるだけ満期まで預けることをおすすめします。
多くの銀行では、積立金額の変更が可能です。収入が増えて積立額を増やしたい場合や、支出が増えて積立額を減らしたい場合に、銀行の窓口やインターネットバンキングから変更手続きができます。ただし、変更のタイミングや回数に制限がある場合もあるため、事前に銀行に確認しましょう。
はい、積立定期預金の利息には税金がかかります。利息には20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の源泉分離課税が適用され、利息受取時に自動的に差し引かれます。そのため、確定申告は不要です。ただし、障害者等の少額貯蓄非課税制度(マル優)の対象者は、一定の条件を満たせば利息が非課税になります。
つみたてNISAと積立定期預金は、それぞれ目的が異なります。積立定期預金は元本保証で安全性が高く、確実に貯めたい方に向いています。一方、つみたてNISAは投資信託を積み立てる制度で、元本割れのリスクはありますが、長期的には資産を増やせる可能性があります。安全性を重視するなら積立定期預金、リターンを重視するならつみたてNISAを選び、両方を組み合わせてリスク分散するのもおすすめです。
ネット銀行は金利が高く、24時間いつでも手続きができる利便性がありますが、窓口での相談ができません。店舗型銀行は金利が低めですが、窓口で相談しながら手続きができる安心感があります。インターネット操作に慣れていて、金利を重視する方はネット銀行、対面での相談を重視する方は店舗型銀行を選ぶと良いでしょう。
満期日を迎えると、積み立てた元金と利息が普通預金口座に入金されるか、自動的に新しい定期預金に継続されます。銀行によって、元金のみを継続する「元金継続型」と、元金と利息を合わせて継続する「元利継続型」があります。満期後の取り扱いは、契約時に選択できるため、自分の希望に合わせて設定しましょう。自動継続を希望しない場合は、満期日前に解約手続きが必要です。
積立定期預金は、毎月決まった日に自動で普通預金から定期預金に振り替えて積み立てる仕組みで、貯金が苦手な方でも無理なく貯蓄を続けられます。
月500円からの少額で始められ、元本保証で預金保険制度の対象となるため、安全性が高いのが魅力です。
一方で、金利が低く大きく増やすことは期待できず、インフレによって実質的な資産価値が目減りする可能性もあります。また、途中解約すると利息が減ってしまうため、満期日を使う予定に合わせて正確に設定することが重要です。
銀行を選ぶ際は、金利の高さだけでなく、最低積立金額、積立期間の柔軟性、ボーナス月増額の可否、途中解約のルールなど、総合的に比較して自分に合った銀行を選びましょう。
教育資金、住宅資金、老後資金など、目的に応じて積立金額と期間を設定することで、計画的に貯蓄を進められます。
なお、積立定期預金は元本保証で安全性が高い商品ですが、預金保険制度の範囲(元本1,000万円+利息)を超える部分は保護されません。また、インフレにより実質的な資産価値が目減りする可能性があることも理解しておきましょう。最終的な貯蓄方法の選択はご自身の責任で行ってください。詳しくは各銀行にご確認ください。
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