岡三ネットトレーダーとは?特徴と使い方を解説

静岡銀行で資産運用の相談をしたら、静銀ティーエム証券を紹介されたけれど、どんな会社なのか分からず不安に感じていませんか。
静銀ティーエム証券は、静岡銀行グループの証券会社として2000年に設立され、地域密着型のサポート体制が特徴です。
この記事では、静銀ティーエム証券の基本情報から取扱商品、手数料体系、実際の利用者の口コミまで、口座開設を検討する際に知っておくべき情報を網羅的に解説します。
静岡銀行との連携による安心感と、対面相談とネット取引の両立という独自の強みを持つ一方で、手数料やサービス内容についても客観的にお伝えします。
この記事を読めば、静銀ティーエム証券が自分に合った証券会社かどうかを判断できるようになります。
目次
静銀ティーエム証券とは
静銀ティーエム証券は、静岡県を中心に展開する地域密着型の証券会社です。静岡銀行との連携を強みに、対面での資産運用サポートを提供しています。
静銀ティーエム証券株式会社は、2000年12月22日に静岡銀行と東京三菱銀行等の出資により設立されました。2001年7月2日に営業を開始し、本店営業部、沼津、浜松の3店舗でスタートしています。
現在の代表取締役社長は大石実氏で、資本金は30億円です。東海財務局長(金商)第10号の登録を受け、日本証券業協会に加入しています。
設立当初は複数行の出資でしたが、その後静岡銀行の100%子会社となり、現在はしずおかフィナンシャルグループ傘下の証券会社として事業を展開しています。
静岡銀行という地域金融機関のブランド力を背景に、静岡県内を中心とした顧客基盤を築いています。
静銀ティーエム証券の主な事業
投資信託・株式・債券等の金融商品取扱い
金融資産運用のコンサルティング
静岡銀行からの紹介顧客への投資運用商品提案
静銀ティーエム証券の主な事業内容は、投資信託・株式・債券等の金融商品の取扱いと金融資産運用のコンサルティングです。
静岡銀行との連携により、静岡銀行から紹介を受けたお客さまへ投資運用商品の提案を行うという独自のビジネスモデルを採用しています。
静銀ティーエム証券は静岡銀行の証券子会社で、いろいろなタイプの投資信託を揃えており、静岡銀行では投資信託で運用を希望するお客さまに静銀ティーエム証券を紹介しています。
対面での丁寧な説明を重視し、お客さま一人ひとりの資産状況や投資スタンス、ニーズに基づいた資産運用提案を行っています。また、オンライントレードサービスも提供しており、対面相談とネット取引の両方を利用できる体制を整えています。
静銀ティーエム証券の主要店舗は、本店営業部(アゴラ静岡2階)、富士支店(静岡銀行富士中央支店2階)、浜松北支店(静岡銀行葵町支店2階)、静岡駅南支店(静銀・あいち銀静岡駅南ビル2階)です。
静岡県内に最大の店舗網を持ち、静岡市葵区、静岡市駿河区、静岡市清水区、島田市、藤枝市、浜松市、磐田市、掛川市、沼津市、三島市、熱海市、富士市などに展開しています。
多くの店舗が静岡銀行の支店内または近隣に設置されており、銀行との連携を活かした利便性の高い立地となっています。
電話受付時間は9:00~17:00(土・日・祝日を除く)で、12月31日から1月3日は休業となります。
静銀ティーエム証券の3つの特徴
静銀ティーエム証券には、他の証券会社とは異なる独自の特徴があります。ここでは特に注目すべき3つのポイントを解説します。
静銀ティーエム証券の最大の特徴は、静岡銀行グループの一員として信頼性の高いサービスを提供している点です。しずおかフィナンシャルグループの証券会社として、お客さまの多様なニーズに対応するため設立されました。
静岡銀行は静岡県内で高いシェアを持つ地方銀行であり、その信用力とネットワークを活用できることは大きな強みです。
静岡銀行グループのため、一般の証券会社に比べ飛び込み営業がないという特徴もあり、既存の銀行取引から自然な流れで証券口座を開設できます。
また、グループ会社であることから、銀行の預金口座と証券口座を連携させた総合的な資産管理がしやすいというメリットもあります。静岡銀行との同等の福利厚生や経営基盤を持つことで、長期的に安心して取引できる環境が整っています。
静岡県内最大の店舗網を活かし、「身近で親切」そして「安心感」を感じていただける証券会社を日々目指しています。地域密着型の証券会社として、静岡県内の各地域に店舗を展開し、対面でのきめ細やかなサポートを提供しています。
地域密着型サポートのポイント
お客さまのご要望にしっかりと向き合う対面型営業
ライフプラン・資産状況・投資スタンスに合った提案
新規開拓なし、銀行からの紹介で信頼関係を構築
お客さまのご要望にしっかりと向き合う対面型の営業スタイルで、お一人おひとりのライフプラン・資産状況・投資スタンスに合った資産運用を提案しています。
新規開拓は一切なく、各銀行からの紹介で信頼をいただいているため、納得がいくまでお客様と向き合って営業できる環境です。
特に投資初心者や、ネット証券での取引に不安を感じる方にとって、対面で相談できる体制は心強いサポートとなります。地域に根差した証券会社として、長期的な関係構築を重視した営業スタイルが特徴です。
静銀ティーエム証券では、対面での相談サービスとオンライントレードの両方を利用できる体制を整えています。営業担当者によるきめ細やかな対面サービスを提供し、併せてオンライントレードをご契約いただくことでネット取引もご利用可能です。
複雑な商品や大きな金額の取引は営業担当者に相談しながら、日常的な取引はオンラインで手軽に行うといった使い分けができます。
2001年7月の営業開始時からインターネット取引受付を開始しており、早い段階からオンラインサービスに対応してきました。
この両立により、対面証券の安心感とネット証券の利便性の両方を享受できる点が、静銀ティーエム証券の特徴となっています。ただし、手数料体系は対面取引とオンライン取引で異なるため、利用方法に応じた確認が必要です。
静銀ティーエム証券で取引できる商品
静銀ティーエム証券では、投資信託を中心に、株式や債券など多様な金融商品を取り扱っています。ここでは主な商品ラインナップを紹介します。
当社では、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場の各銘柄をお取扱いしています。国内株式の取扱銘柄数は約3,943銘柄で、主要な上場企業の株式に投資できます。
東証以外の国内市場、東証外国株、ミニ株式、株式累投、信用取引、ワラント、オプションその他先物等は現在お取扱いしておりません。信用取引や先物取引など、レバレッジを効かせた取引を希望する方には向いていない点に注意が必要です。
外国株式については「外国委託取引」(海外市場への取次)と「国内店頭取引」の2通りの取引方法があり、国内店頭取引では現地市場の終値に個別銘柄の動き等を考慮した基準価格(仲値)に売り買い片側2.5%を加減した仕切り値段で取引を行います。
外国株式の取扱いはありますが、取引方法や手数料体系が一般的なネット証券とは異なるため、事前の確認が重要です。
静銀ティーエム証券の中心的な商品は投資信託です。静銀ティーエム証券は静岡銀行の証券子会社で、いろいろなタイプの投資信託を揃えております。国内外の株式型、債券型、バランス型など、多様な投資信託から選択できます。
NISA(少額投資非課税制度)にも対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を利用できます。2024年から始まった新NISA制度にも対応しており、非課税での資産形成を行えます。
NISA口座をご利用の場合、申込画面にてお申込みくださいとあり、オンラインでの手続きも可能です。
ただし、口コミでは「投資信託のラインナップが少ない」という指摘もあり、大手ネット証券と比較すると選択肢は限られる可能性があります。具体的な取扱本数や商品内容については、公式サイトまたは営業担当者に確認することをおすすめします。
静銀ティーエム証券では、債券も取り扱っています。国債、地方債、社債、外国債券など、安定的な利息収入を求める投資家向けの商品も提供しています。特に退職金の運用など、元本の安全性を重視する方向けの商品ラインナップがあります。
ETF(上場投信)やREIT(不動産投信)も取り扱っており、ETFは日経平均株価やTOPIX指数等の指数に連動するように運用されている投資信託で、東京証券取引所などに上場されているため、通常の株式と同じように取引ができます。
その他、新株予約権付社債なども取り扱いがありますが、商品によっては営業店での取扱いのみとなる場合があります。インターネットでの「一部の高額銘柄」および「当社の定める売買上限金額を超えるご注文」ならびに「新株引受権証券」についてはお取扱いしておりません。営業店のみのご注文受付となります。
取引を検討する際は、取扱方法を事前に確認することが重要です。
静銀ティーエム証券の手数料は、対面取引とオンライン取引で異なります。ここでは主な手数料体系を解説します。
当社における株式委託手数料は、同一銘柄で同一日の買注文または売注文が複数の場合、「インターネット経由」では各注文ごとにて手数料を計算し、「営業員経由」では一つの注文として手数料を計算します。
取扱手数料(国内現物)は取引金額10万円の場合で1,650円(税込)となっており、大手ネット証券の手数料(SBI証券や楽天証券は99円程度)と比較すると高めの水準です。
これは対面サポートを提供する証券会社の特徴であり、営業担当者による助言やサポートを受けられる対価として設定されています。
一方、静岡銀行本支店の窓口や提供する各種サービスを利用する場合と山梨中央銀行本支店の窓口利用の場合は入出金手数料が無料となるなど、グループ銀行との連携によるメリットもあります。当社からご出金し、ご指定のお客さま銀行口座へお振込みされる場合は、銀行振込手数料を当社の負担としています。
投資信託の手数料は、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額の3種類があります。保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、信託報酬や組入れ有価証券売買時の売買委託手数料等を間接的にご負担いただくことになります。
購入時手数料は投資信託の種類によって異なり、ノーロード(購入時手数料無料)の投資信託も取り扱っています。信託報酬は保有期間中に継続的にかかる費用で、年率0.1%~2.0%程度が一般的です。具体的な手数料は各投資信託の目論見書に記載されています。
口コミでは「手数料がかなり高い」という指摘もあり、特に対面での購入時手数料が高めに設定されている可能性があります。NISA口座での購入や、オンライン取引を活用することで手数料を抑えられる場合もあるため、購入前に手数料体系を確認することが重要です。
静銀ティーエム証券の口コミと評判
実際の利用者の声から、静銀ティーエム証券のリアルな評価を見ていきましょう。良い点と気になる点の両方を客観的に紹介します。
福利厚生がかなりしっかりしているという従業員からの評価があります。複数日の連休を年間で2回とることができ、静岡銀行と同程度の休暇制度なので県内でも随一のワークライフバランスを誇るとのことです。
静岡銀行グループのため、一般の証券会社に比べ飛び込み営業がない点は働きやすいという声や、静岡銀行からの紹介で仕事ができる為一定の新規口座の開設にはつながるという評価もあります。
静岡銀行のブランド力を活かした営業スタイルが、顧客にとっても営業担当者にとってもメリットとなっているようです。
また、年齢的な事も考慮しネット証券ではなく静岡銀行からの流れで開設し利用していますという声もあり、対面でのサポートを求める顧客層には一定の支持があることが分かります。地域に根差した証券会社として、静岡銀行との連携による安心感を評価する声が見られます。
一方で、手数料やサービス内容に関する厳しい意見も多く見られます。投資信託のラインナップ少なく、手数料高い割に担当者は全然ダメ、というかどんどん質の悪い担当者に変えられているという厳しい評価があります。
ポイントも付かないし海外ファンドを購入しているので手数料もかなり高い。担当者さんからのアドバイスもほとんどなく、ただ電話して注文するだけという不満の声もあります。
対面証券としてのサポート体制に期待して口座を開設したものの、実際のサービスに満足できていない利用者がいることが分かります。
静岡銀行の紹介で仕組債を勧誘され、2023/7/1の販売停止の前日までそれを故意に知らせずギリギリの2023/6/27に契約させられたという深刻な指摘もあり、営業姿勢に関する懸念も見られます。また、手数料は高いし値上がりしないまま損切の始末。修業中に電話かけてくるし面倒という声もあります。
これらの口コミを総合すると、静銀ティーエム証券は対面でのサポートを重視し、静岡銀行との既存取引がある方に向いていると言えます。特に投資初心者で、営業担当者に相談しながら資産運用を始めたい方には適しているでしょう。
一方で、手数料を抑えたい方、豊富な商品ラインナップから自分で選びたい方、ポイント還元などのメリットを重視する方には、大手ネット証券の方が適している可能性があります。また、担当者の質にばらつきがあるという指摘もあるため、担当者との相性も重要な要素となります。
静岡銀行をメインバンクとして利用しており、銀行と証券を一体的に管理したい方や、地域に根差した証券会社で長期的な関係を築きたい方には検討の価値があるでしょう。ただし、手数料やサービス内容については、他の証券会社とも比較検討することをおすすめします。
静銀ティーエム証券の口座開設の流れ
静銀ティーエム証券で口座を開設する方法と、必要な準備について解説します。
当社では、口座開設について、対面でのお手続きとネットでのお手続きの2通りの方法で受付けしています。対面での手続きの場合は、営業担当者が必要書類や手続きの流れを丁寧に説明してくれます。
一般的に必要となる書類は、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)とマイナンバー確認書類です。NISA口座をご利用の場合、申込画面にてお申込みくださいとあり、NISA口座を同時に開設する場合は追加の手続きが必要です。
お客さまの口座開設の際に、当社にて静岡銀行にお客さま固有の振込先口座番号を設定させていただきます。このお客さま固有の振込先口座番号は他の口座情報とともに書面にてご連絡されます。取引に先立ちまして、お買付代金を静岡銀行振込第一支店のお客様専用ご入金銀行口座にお振込みくださいという流れになります。
口座開設の申込から実際に取引を開始できるまでの期間は、手続き方法や書類の準備状況によって異なります。対面での手続きの場合は、営業担当者との面談日程調整が必要となるため、数日から1週間程度かかる場合があります。
ネットでの手続きの場合は、必要書類をアップロードして審査を受ける流れとなります。「お取引口座開設のお知らせ」が届いた後、入金を行うことで取引を開始できます。審査状況や書類の不備がない場合、1週間から2週間程度で口座開設が完了するのが一般的です。
静岡銀行の口座を既に持っている場合は、手続きがスムーズに進む可能性があります。お客さまのご同意がいただけた場合に限り、静銀ティーエム証券へお客さまをご紹介させていただきますという流れで、銀行からの紹介を受けて口座開設する場合もあります。
静銀ティーエム証券は、しずおかフィナンシャルグループ傘下の地域密着型証券会社として、静岡県を中心に対面サポートを提供しています。静岡銀行との連携による安心感と、営業担当者による丁寧なサポート体制が特徴です。
投資信託や株式、債券など基本的な金融商品を取り扱っており、NISA口座にも対応しています。対面での相談とオンライン取引の両方を利用できる点も特徴の一つです。
ただし、手数料は大手ネット証券と比較すると高めの水準であり、商品ラインナップについても限られているという指摘があります。口コミでは、担当者の質やサービス内容に関する厳しい意見も見られます。
静銀ティーエム証券は、静岡銀行をメインバンクとして利用しており、対面でのサポートを重視する方、投資初心者で相談しながら資産運用を始めたい方に適しています。一方で、手数料を抑えたい方や豊富な商品から自分で選びたい方には、大手ネット証券の方が適している可能性があります。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは静銀ティーエム証券の公式サイトをご確認ください。
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