マネックス株価の見方|投資判断に必要な情報まとめ

野村證券は日本を代表する大手証券会社ですが、「手数料が高い」「営業がしつこい」といった評判を耳にして、口座開設を迷っていませんか。
実際に野村證券を利用している投資家の口コミを調査したところ、業界最大手ならではの安心感やIPO投資の強さが評価される一方で、ネット証券と比較した手数料の高さに不満を持つ声も多く見られました。
この記事では、野村證券の評判・口コミを徹底分析し、メリット・デメリットを正直に解説します。
あなたに野村證券が向いているかどうか、具体的な判断基準もお伝えしますので、証券会社選びの参考にしてください。
投資判断の材料として、ぜひ最後までお読みください。
目次
野村證券は、日本を代表する総合証券会社です。まずは基本的な情報を確認しましょう。
野村證券は1925年に大阪野村銀行の証券部を分離して設立され、およそ100年の歴史を持つ老舗証券会社です。2001年に持株会社制へ移行し、現在は野村ホールディングスの中核企業として事業を展開しています。
長年にわたり日本の資本市場を支えてきた実績があり、個人投資家から機関投資家まで幅広い顧客に金融サービスを提供しています。全国に支店を展開し、対面取引とオンライン取引の両方に対応している点が特徴です。
「野村」というブランドは、日本の証券業界において圧倒的な知名度を誇り、多くの投資家から信頼を得ています。
2024年3月末時点で口座開設数は約550万口座、顧客資産残高は154兆円と国内トップクラスの規模を誇ります。
預り資産残高154兆円という規模は、SBI証券や楽天証券といった大手ネット証券を大きく上回る水準です。これは、富裕層を中心とした資産運用ニーズに応えてきた結果といえるでしょう。
口座数では大手ネット証券に及ばないものの、1口座あたりの預り資産額が大きいことが野村證券の特徴です。
野村證券は、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券と並んで「日本五大証券」の一角を占めています。その中でも預り資産残高では業界トップの地位を確立しています。
特にIPO(新規公開株)の主幹事実績では、2024年は16社で主幹事を務めました。これは国内証券会社の中でもトップクラスの実績です。
また、海外展開にも積極的で、グローバルな投資機会を提供できる体制を整えています。日本を代表する証券会社として、国内外の資本市場で重要な役割を果たしているのです。
野村證券の良い評判・口コミ
実際に野村證券を利用している投資家から寄せられた良い評判をもとに、5つのメリットを解説します。
利用者アンケートでは「大手の老舗証券会社としての実績を高く評価している」という声が最も多く、野村證券の最大の魅力は圧倒的な信頼性にあります。
約100年の歴史と154兆円の預り資産を持つ野村證券は、財務基盤が極めて安定しています。顧客資産は会社の資産と分別管理されており、投資者保護基金制度によって一定額まで補償される仕組みも整っています。
特に投資初心者や、大切な退職金を運用する高齢者にとって、「大手」「老舗」という安心感は何物にも代えがたい価値があります。ネット証券の手数料の安さも魅力的ですが、長年の実績がある証券会社で資産を預けたいという方には野村證券が適しているでしょう。
2024年は46社のIPOを取り扱い、そのうち16社で主幹事を務めました。これは野村證券の大きな強みです。
IPO投資では、主幹事証券が公開株式の大部分(80~90%程度)を引き受けるため、主幹事証券で申し込むことが当選確率を高める鍵となります。野村證券は主幹事実績が豊富なため、他の証券会社と比較してIPO株の配分が多く、当選のチャンスが大きいのです。
さらに、野村證券ではIPO抽選への申込時に資金が不要という点も魅力です。当選後に入金すればよいため、資金を拘束されずに気軽に複数のIPOに申し込めます。IPO投資を本格的に行いたい方にとって、野村證券の口座は必須といえるでしょう。
利用者からは「投資に関する情報提供が非常に充実している」「月次レポートや市場分析の内容が詳細で投資判断に役立つ」という評価が寄せられています。
野村證券では、専門アナリストによる企業分析レポート、マーケット情報、経済見通しなど、質の高い投資情報を提供しています。業種ごとに専門のアナリストが配置されており、深い知見に基づいた分析が受けられる点は大手証券会社ならではの強みです。
また、定期的にオンラインセミナーや勉強会も開催されており、最新の経済動向や投資戦略を学ぶ機会が豊富に用意されています。投資判断の材料として、これらの情報は非常に価値があるといえるでしょう。
野村證券の大きな特徴は、全国の支店で対面相談ができることです。店舗口座を開設すると、専任の担当者がつき、資産運用の相談に乗ってもらえます。
投資初心者にとって、どの商品を選べばよいか、どのように資産配分すればよいかを判断するのは難しいものです。対面で相談できる環境があれば、自分の投資目的やリスク許容度に合わせた提案を受けられます。
また、相続や贈与、退職金の運用など、人生の大きな転機における資産管理についても総合的にサポートしてもらえます。ネット証券では得られない、人と人とのつながりを重視する方には大きなメリットとなるでしょう。
野村證券では、米国・中国・ドイツ・オーストラリアの4カ国の株式を取り扱っています。特にドイツとオーストラリアの株式を取引できる証券会社は限られており、差別化要素となっています。
米国株だけでなく、ヨーロッパやオセアニア市場にも投資したい方にとって、野村證券は選択肢の広さが魅力です。グローバルに分散投資を行いたい投資家のニーズに応えられる体制が整っているのです。
ただし、取扱銘柄数では米国株に特化したネット証券に及ばない点には注意が必要です。米国株を中心に投資したい場合は、他の証券会社との併用も検討するとよいでしょう。
野村證券の悪い評判・口コミ
野村證券には優れた点がある一方で、利用者から不満の声も寄せられています。デメリットも正直にお伝えします。
野村證券での取引をやめた理由として「手数料が高かった(33.3%)」が最も多く寄せられました。これは野村證券の最大のデメリットといえます。
野村證券のオンライン取引(野村ネット&コール)の手数料は、約定代金100万円で1,048円(税込)です。一方、SBI証券や楽天証券では同じ取引が無料となっています。年間で何度も売買を繰り返す場合、この差は無視できない金額になります。
対面サポートや質の高い情報提供といったサービスを考慮すれば、手数料が高いことには一定の理由があります。しかし、コストを最優先する投資家にとっては、ネット証券の方が適しているでしょう。手数料とサービスのバランスをどう評価するかが、野村證券を選ぶかどうかの判断基準となります。
「ネット証券と比較すると使いにくい」という口コミが多く投稿されており、満足していない人が多いという調査結果があります。
野村證券の取引ツールは、SBI証券の「HYPER SBI」や楽天証券の「マーケットスピード」といった高機能ツールと比較すると、機能面で見劣りする部分があります。特にデイトレードなど短期売買を行う投資家からは、注文方法の選択肢が少ない、チャート機能が物足りないといった声が聞かれます。
また、2024年8月にはシステムトラブルで一時的にログインできなくなる事態も発生しており、システムの安定性に対する不安の声もあります。取引ツールの使いやすさを重視する方は、他社のツールも試してから判断することをおすすめします。
SBI証券や楽天証券では、取引で貯まったポイントを使って投資信託や株式を購入できる「ポイント投資」のサービスがあります。しかし、野村證券ではポイント投資に対応していません。
ポイント投資は、現金を使わずに投資を始められるため、投資初心者にとって心理的なハードルが低くなります。また、日常の買い物で貯めたポイントを投資に回すことで、投資効率を高められるメリットもあります。
野村證券では「野村ポイント」が貯まりますが、投資には使えず、商品交換などに限定されています。ポイントを活用して効率的に資産形成したい方には、この点がデメリットとなるでしょう。
野村證券で取り扱っているNISA向けの投資信託は約20種類と少なく、「種類が少ない」「運用したいファンドがない」という不満の声があります。
SBI証券では約271本、楽天証券では約200本のつみたてNISA対象商品を取り扱っているのと比較すると、野村證券の商品数は大幅に少ないといえます。選択肢が限られるため、自分の投資方針に合った商品が見つからない可能性があります。
ただし、野村證券が厳選した商品はいずれも低コストで長期投資に適したファンドです。「選択肢が多すぎて迷う」という初心者にとっては、むしろ選びやすいという見方もできます。多様な商品から選びたい方には物足りませんが、シンプルに投資したい方には問題ないでしょう。
「不要な勧誘が多かった(19.0%)」「担当者との相性が悪かった(14.3%)」という意見も寄せられています。
店舗口座を開設すると、担当者から定期的に投資商品の提案や、セミナーへの勧誘の電話がかかってくることがあります。これを「親身なサポート」と感じる人もいれば、「押し売り」と感じる人もいるでしょう。
特に、資産額が少ない顧客や、頻繁に取引をしない顧客に対しては、対応が冷たくなるという口コミも見られます。営業の勧誘を避けたい方は、オンライン専用口座の「野村ネット&コール」を選ぶことで、こうした問題を回避できます。
野村證券の手数料を他社と比較
野村證券の手数料が実際にどの程度高いのか、具体的な数値で他社と比較してみましょう。
野村證券と主要ネット証券の国内株式売買手数料を比較します。以下は野村ネット&コール(オンライン専用口座)の手数料です。
| 約定代金 | 野村證券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
| 10万円 | 152円 | 0円 | 0円 | 55円 |
| 50万円 | 524円 | 0円 | 0円 | 495円 |
| 100万円 | 1,048円 | 0円 | 0円 | 1,070円 |
| 300万円 | 3,143円 | 0円 | 0円 | 3,210円 |
この表から明らかなように、SBI証券や楽天証券では国内株式の現物取引・信用取引の手数料が原則無料であるのに対し、野村證券では約定代金に応じた手数料がかかります。
例えば100万円の取引を年間10回(売買5回分)行った場合、野村證券では年間10,480円の手数料がかかりますが、SBI証券や楽天証券では0円です。頻繁に売買する投資家にとって、この差は大きな負担となるでしょう。
ただし、野村證券の信用取引の買方金利は0.50%と業界最安水準です。長期で信用取引を行う場合は、手数料よりも金利負担の方が大きくなるため、トータルコストで考えると野村證券が有利になるケースもあります。
信用取引では、売買手数料に加えて金利や貸株料といったコストがかかります。野村證券の信用取引手数料を他社と比較してみましょう。
| 証券会社 | 売買手数料(100万円) | 買方金利(年率) | 売方貸株料(年率) |
| 野村證券 | 524円 | 0.50% | 0.50% |
| SBI証券 | 0円 | 2.80% | 1.10% |
| 楽天証券 | 0円 | 2.80% | 1.10% |
| マネックス証券 | 385円 | 2.80% | 1.10% |
野村證券の買方金利は0.50%と業界内で非常に低い水準を保っています。これは信用取引を活用する投資家にとって大きなメリットです。
例えば、100万円を30日間信用買いした場合の金利負担を比較すると、野村證券では約411円、SBI証券では約2,301円となり、約1,900円の差が生まれます。長期で信用取引を行う場合、この金利差は無視できません。
短期売買中心なら手数料無料のネット証券が有利ですが、中長期の信用取引を行うなら、野村證券の低金利が活きてきます。自分の投資スタイルに合わせて判断しましょう。
外国株式の取引手数料も確認しておきましょう。ここでは米国株を例に比較します。
| 証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料(1ドルあたり) |
| 野村證券 | 約定代金の0.495%(最低5.5米ドル) | 0.50円 |
| SBI証券 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル) | 0円 |
| 楽天証券 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル) | 0円 |
| マネックス証券 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル) | 0円(買付時) |
米国株の取引手数料率は各社ほぼ同じですが、野村證券の為替手数料は1米ドルあたり0.5銭です。一方、SBI証券や楽天証券では為替手数料が無料となっています。
例えば、1万ドル(約150万円)分の米国株を購入する場合、野村證券では為替手数料として約5,000円がかかりますが、SBI証券や楽天証券では無料です。米国株投資を本格的に行うなら、為替手数料無料の証券会社の方が有利でしょう。
ただし、野村證券ではドイツやオーストラリアといった他社では取り扱いの少ない市場の株式も購入できます。米国以外の市場にも投資したい方には、野村證券の選択肢の広さが魅力となります。
野村證券の「調査力」とは?
野村證券の強みとしてよく挙げられる「調査力」ですが、具体的にどのようなサービスが提供されているのでしょうか。
野村證券では、専門アナリストによる企業分析レポートを提供しています。これは「野村リサーチレポート」と呼ばれ、個別企業の業績分析、株価の目標値、投資判断(買い・中立・売り)などが記載されています。
特に注目すべきは、業種ごとに専門のアナリストが配置されている点です。例えば、自動車業界なら自動車専門のアナリスト、医薬品業界なら医薬品専門のアナリストが分析を行っており、深い業界知識に基づいた洞察が得られます。
これらのレポートは、口座を開設している顧客なら誰でも閲覧できます。投資判断の材料として、非常に価値のある情報源といえるでしょう。ネット証券でもレポートは提供されていますが、野村證券のレポートは質と量の両面で充実しています。
野村證券では、日々のマーケット動向や経済指標の解説、今後の見通しなど、タイムリーな市場情報を配信しています。これらの情報は、オンラインサービスやメールで受け取ることができます。
特に、朝の市場開始前に配信される「モーニングレポート」や、取引終了後の「マーケットサマリー」は、その日の投資戦略を立てる上で有用です。国内市場だけでなく、海外市場の動向や為替の見通しなども含まれており、グローバルな視点で情報を得られます。
また、重要な経済イベントや企業決算の前には、ポイントを解説した特集記事も配信されます。これらの情報を活用することで、市場の流れを読む力が養われるでしょう。
野村證券では、投資初心者から経験者まで幅広い層を対象としたセミナーや勉強会を定期的に開催しています。現在はオンラインセミナーが中心で、自宅から気軽に参加できます。
セミナーのテーマは、NISAやiDeCoの活用法、株式投資の基礎、経済見通しと投資戦略など多岐にわたります。著名なエコノミストやアナリストが講師を務めることも多く、専門家の知見を直接聞ける貴重な機会です。
また、個別相談会も開催されており、自分の資産状況や投資目的に合わせた具体的なアドバイスを受けることもできます。投資の知識を深めたい方、専門家の意見を聞きたい方にとって、これらのセミナーは大きな価値があるでしょう。
野村證券でIPO投資を成功させる方法
野村證券の最大の強みであるIPO投資について、当選確率を高めるポイントを解説します。
2024年に野村證券は46社のIPOを取り扱い、そのうち16社で主幹事を務めました。これは国内証券会社の中でもトップクラスの実績です。
過去の実績を見ても、野村證券は毎年コンスタントに主幹事を務めており、IPO投資において欠かせない証券会社といえます。特に大型IPOや注目度の高い案件では、野村證券が主幹事を務めることが多く、話題の銘柄に申し込めるチャンスが豊富です。
主幹事証券は、IPO株式の80~90%程度を引き受けるため、委託幹事と比べて圧倒的に配分が多くなります。IPO投資で利益を得たいなら、主幹事実績の多い野村證券の口座は必須といえるでしょう。
野村證券のIPO抽選は、オンライン口座(野村ネット&コール)と店舗口座で配分方法が異なります。オンライン口座では、配分株数の10%以上が完全平等抽選に回されます。
完全平等抽選とは、申込者全員に1票ずつ抽選権が与えられる方式です。資金の多寡に関わらず、誰にでも平等にチャンスがあります。一方、店舗口座では残りの90%が営業担当者の裁量で配分されますが、一般投資家が裁量配分を受けるのは難しいのが現実です。
したがって、IPO投資を目的とするなら、野村ネット&コール口座の開設がおすすめです。完全平等抽選なら、資金の少ない個人投資家でも公平に当選のチャンスがあります。
野村證券でIPO当選確率を上げるためのポイントをいくつか紹介します。
まず、野村證券のIPO申込は抽選資金が不要という点を活用しましょう。口座に入金がなくても申込ができるため、気になるIPOには積極的に申し込むことが大切です。当選後に入金すればよいので、資金的な負担はありません。
次に、主幹事案件を中心に申し込むことです。委託幹事の場合は配分株数が少なく当選確率も低くなりますが、主幹事案件なら配分が多いため当選のチャンスが高まります。野村證券が主幹事を務める案件は必ずチェックしましょう。
また、家族で複数の口座を開設することも有効です。抽選は1口座につき1票なので、家族それぞれが申し込めば当選確率が上がります。ただし、未成年口座の場合は親権者の同意が必要ですので、手続きを確認しておきましょう。
野村證券がおすすめな人・おすすめしない人
ここまでの情報をもとに、野村證券がどのような人に向いているのか、向いていないのかを整理します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約550万口座 |
| 取引手数料 | 現物取引:152円~78,571円 信用取引:1注文あたり524円 |
| 投資信託 | 約900本 |
| ミニ株(単元未満株) | 対応(まめ株) ※詳細不明 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 4カ国 米国株:約850銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間46銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間16社(2024年実績) |
| ポイントサービス | 野村ポイント |
| 口座開設スピード | 最短5営業日 |
| 取引ツール(PC) | Webアプリ |
| スマホアプリ | Webアプリ |
野村證券は以下のような方におすすめです。
主幹事実績が豊富な野村證券は、IPO投資を本格的に行いたい方に最適です。抽選資金も不要なので、気軽に申し込めます。IPOで利益を得たいなら、野村證券の口座は必須といえるでしょう。
特に、大型IPOや注目度の高い案件に申し込みたい方には、野村證券が主幹事を務める可能性が高いため、口座を持っておくメリットが大きいです。
投資に不安がある方、専門家に相談しながら資産運用したい方には、対面サポートが受けられる野村證券が適しています。全国の支店で相談できる体制が整っており、担当者から直接アドバイスを受けられます。
特に、退職金の運用や相続対策など、人生の大きな転機における資産管理については、対面で相談できる安心感は大きいでしょう。
約100年の歴史と154兆円の預り資産を持つ野村證券は、財務基盤が極めて安定しています。「大手」「老舗」という安心感を重視する方、特に大切な資産を預ける際に信頼性を最優先する方には、野村證券が向いています。
投資初心者や高齢者の方で、ネット証券よりも伝統ある証券会社で取引したいという方には、野村證券が最適な選択肢となるでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約550万口座 |
| 取引手数料 | 現物取引:152円~78,571円 信用取引:1注文あたり524円 |
| 投資信託 | 約900本 |
| ミニ株(単元未満株) | 対応(まめ株) ※詳細不明 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 4カ国 米国株:約850銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間46銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間16社(2024年実績) |
| ポイントサービス | 野村ポイント |
| 口座開設スピード | 最短5営業日 |
| 取引ツール(PC) | Webアプリ |
| スマホアプリ | Webアプリ |
一方で、以下のような方には野村證券はあまり向いていません。
売買手数料を最優先でコストを抑えたい方には、野村證券は向いていません。SBI証券や楽天証券では国内株式の売買手数料が無料ですので、頻繁に売買する方はネット証券を選ぶべきでしょう。
特に、デイトレードなど短期売買を繰り返す投資スタイルの方には、手数料負担が大きくなるため、野村證券は不向きです。
楽天ポイントやTポイントを使って投資したい方、取引でポイントを貯めたい方には、野村證券は適していません。ポイント投資に対応していないため、ポイントを活用した資産形成を考えている方は、楽天証券やSBI証券を選びましょう。
高機能な取引ツールやアプリを重視する方には、野村證券のツールは物足りないかもしれません。特に、短期売買を行う方やテクニカル分析を重視する方には、SBI証券や楽天証券の方が使いやすいでしょう。
取引ツールの使いやすさは投資効率に直結しますので、実際に複数の証券会社のツールを試してから判断することをおすすめします。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約550万口座 |
| 取引手数料 | 現物取引:152円~78,571円 信用取引:1注文あたり524円 |
| 投資信託 | 約900本 |
| ミニ株(単元未満株) | 対応(まめ株) ※詳細不明 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 4カ国 米国株:約850銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間46銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間16社(2024年実績) |
| ポイントサービス | 野村ポイント |
| 口座開設スピード | 最短5営業日 |
| 取引ツール(PC) | Webアプリ |
| スマホアプリ | Webアプリ |
野村證券とネット証券は、それぞれ異なる強みを持っています。両方の口座を開設し、目的に応じて使い分けるのが賢い戦略です。
例えば、IPO投資は野村證券、日常的な株式売買はSBI証券や楽天証券といった使い分けが考えられます。また、大きな資産運用の方針については野村證券の担当者に相談し、実際の売買はネット証券で行うという方法もあります。
複数の証券会社を併用することで、それぞれのメリットを最大限に活かせます。口座開設や口座維持は無料ですので、自分の投資スタイルに合わせて複数の口座を持つことをおすすめします。
野村證券以外のおすすめ証券会社5社
野村證券以外の選択肢として、おすすめの証券会社を5社紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、口座数約1,500万口座を誇る国内最大級のネット証券です。国内株式の売買手数料は原則無料で、投資信託の取扱本数も約2,600本と業界トップクラスです。
IPO取扱実績も年間78銘柄(2024年)と豊富で、主幹事も12社務めています。外国株式は8カ国に対応し、米国株は約5,000銘柄を取り扱っています。Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど複数のポイントから選んで貯められる点も魅力です。
総合力で選ぶなら、SBI証券が最もおすすめです。手数料の安さ、商品の豊富さ、IPO実績のバランスが取れており、初心者から上級者まで幅広く対応できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天グループのネット証券で、口座数約1,200万口座を誇ります。国内株式の売買手数料は無料で、投資信託の取扱本数は約2,550本です。
最大の特徴は、楽天ポイントとの連携です。取引で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託や株式を購入できます。楽天カードで投資信託を積み立てれば、ポイント還元も受けられます。
楽天経済圏を活用している方、ポイント投資に興味がある方には、楽天証券が最適です。日常の買い物と投資を連動させることで、効率的に資産形成ができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数(残あり口座) | 約105.3万口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 約定代金 × 最大1.265%(税込) ※最低手数料2,750円(税込) 【米国株式】 約定代金 × 0.495%(税込) ※最低手数料22米ドル(税込) ※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 29銘柄 ※2025年時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本) |
| 投資信託 | 約4,054本 ※2025年7月時点 |
| 外国株 | 米国株:約4,500銘柄 その他外国株:取扱限定的 |
| 取引ツール(PC) | オンライントレード(WEB) 専用取引アプリ(PC版) |
| スマホアプリ | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応) |
| ポイント投資・付与 | なし(ポイント投資制度は未対応) |
| 口座開設スピード | 通常2〜3営業日 ※オンライン申込後、書類提出状況により変動 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループの総合証券会社です。口座数は約1,800万口座で、大手金融グループの安心感が魅力です。
投資信託の取扱本数は約750本、IPO取扱実績は年間21銘柄(2024年)で主幹事も9社務めています。外国株式は14カ国に対応しており、野村證券以上に幅広い市場にアクセスできます。
三菱UFJ銀行との連携もスムーズで、総合的な資産管理がしやすい点が特徴です。大手金融グループの安心感を求める方、幅広い外国株式に投資したい方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。口座数は約270万口座で、米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラスです。
国内株式の売買手数料は55円~1,070円(税込)、信用取引は99円~385円(税込)です。投資信託の取扱本数は約1,800本、IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年)です。
米国株投資を本格的に行いたい方、為替コストを抑えたい方には、マネックス証券が適しています。取引ツールも充実しており、本格的な投資家にも対応しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、1日の約定代金が50万円までなら現物取引・信用取引ともに手数料無料です。さらに、25歳以下は金額に関わらず手数料無料という特典があります。
投資信託の取扱本数は約1,900本、IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年)です。米国株は約4,900銘柄を取り扱っており、外国株投資にも対応しています。
少額投資から始めたい方、25歳以下の若年層には、松井証券が非常におすすめです。手数料無料で取引できるため、コストを気にせず投資経験を積めます。
野村證券の口座開設の流れ
野村證券で口座を開設する手順を解説します。
口座開設には、以下の書類が必要です。
本人確認書類は、スマートフォンで撮影してアップロードする方法が最も早く、最短翌営業日で取引を開始できます。画像のピントが合っていること、光や影が入っていないことを確認してから撮影しましょう。
マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認を同時に行えるため、手続きがスムーズです。通知カードの場合は、別途本人確認書類が必要になります。
野村證券の口座開設は、以下の手順で行います。
スピード口座開設を選択すれば、最短翌営業日から取引を開始できます。ただし、郵送での申込みを選んだ場合は、取引開始まで最短でも7営業日かかりますので、お急ぎの方はオンライン申込みをおすすめします。
口座開設や口座維持に費用はかかりません。まずは口座を開設して、実際の取引画面やツールを試してみるとよいでしょう。
口座開設が完了したら、以下の手順で取引を開始します。
初めての方は、まず少額から投資信託の積立投資を始めるのがおすすめです。野村證券では、月々1,000円から投資信託の積立ができます。少額から始めることで、投資に慣れながらリスクを抑えられます。
IPO投資に興味がある方は、口座開設後すぐにIPO銘柄の抽選に申し込むことができます。抽選資金は不要なので、気になる銘柄があれば積極的に申し込んでみましょう。
野村證券の口座開設費用や口座維持費は無料です。取引をしなくても費用はかかりませんので、IPO投資用のサブ口座として開設しておくだけでも問題ありません。ただし、取引を行う際には売買手数料がかかりますので、手数料体系を事前に確認しておきましょう。
はい、野村證券では新NISA口座を開設できます。つみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しており、非課税で資産形成が可能です。ただし、つみたて投資枠の対象商品は約20本と、他社と比較して少ない点には注意が必要です。商品は厳選された低コストファンドですので、選びやすさを重視する方には向いています。
金融庁「NISA特設ウェブサイト」
野村證券のスマホアプリは、基本的な取引や情報確認には対応していますが、高機能なネット証券のアプリと比較すると機能面で見劣りする部分があります。特に、短期売買を行う方やテクニカル分析を重視する方には物足りないかもしれません。長期投資中心で、基本的な売買と保有銘柄の確認ができれば十分という方には問題ないでしょう。
店舗口座を開設すると、担当者から投資商品の提案やセミナーの案内が定期的に来ることがあります。これを「親身なサポート」と感じる人もいれば、「しつこい」と感じる人もいるでしょう。営業の勧誘を避けたい場合は、オンライン専用口座の「野村ネット&コール」を選ぶことで、こうした問題を回避できます。
投資スタイルや重視するポイントによって異なります。手数料を最優先するならネット証券、対面サポートや大手の安心感を重視するなら野村證券が向いています。IPO投資を本格的に行いたい方は、野村證券とネット証券の両方の口座を開設し、目的に応じて使い分けるのが賢い戦略です。
オンラインでスピード口座開設を選択すれば、最短翌営業日から取引を開始できます。郵送での申込みの場合は、取引開始まで最短でも7営業日かかります。お急ぎの方は、本人確認書類をスマートフォンでアップロードするオンライン申込みをおすすめします。
野村證券は、約100年の歴史と154兆円の預り資産を持つ日本最大級の証券会社です。業界最大手ならではの信頼性と、IPO投資における主幹事実績の豊富さが最大の魅力といえます。
2024年には16社のIPOで主幹事を務めており、IPO投資を本格的に行いたい方にとって、野村證券の口座は必須です。また、充実した情報提供サービスや対面サポートを受けられる点も、大手証券会社ならではの強みです。
一方で、売買手数料はSBI証券や楽天証券といったネット証券と比較すると高めに設定されています。頻繁に売買する方にとっては、この手数料負担が大きなデメリットとなるでしょう。また、NISA対応の投資信託が約20本と少ない点、ポイント投資に対応していない点も注意が必要です。
野村證券は、IPO投資をしたい方、対面サポートを重視する方、大手の安心感を求める方におすすめです。一方、手数料を最優先する方、ポイント投資をしたい方には、ネット証券の方が適しています。
最も賢い選択は、野村證券とネット証券の両方の口座を開設し、目的に応じて使い分けることです。IPO投資は野村證券、日常的な売買はネット証券といった使い分けで、それぞれのメリットを最大限に活かせます。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは野村證券の公式サイトでご確認ください。
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