楽天証券の楽天キャッシュ積立|始め方と使い分けを解説

証券会社を選ぶとき、「手数料が安いネット証券がいいのか、それとも対面で相談できる証券会社がいいのか」と迷っていませんか。
アイザワ証券は、1918年創業の老舗証券会社で、対面サポートとネット取引の両方を提供している中堅証券会社です。
特にアジア株の取扱いに強みがあり、12市場・約2,400銘柄を扱う「アジア株のパイオニア」として知られています。
一方で、手数料はネット証券と比べて高めに設定されているため、自分に合った証券会社なのかをしっかり見極める必要があります。
この記事では、アイザワ証券の手数料体系、メリット・デメリット、実際の利用者の評判まで詳しく解説します。
対面サポートを受けながら投資を始めたい方、アジア株に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
アイザワ証券とは
アイザワ証券は、関東・中部・近畿・中国・九州地域を中心に全国38店舗を展開する中堅証券会社です。前身の旧藍澤證券は1918年に創業しており、100年以上の歴史を持つ老舗として知られています。
2021年10月には持株会社体制に移行し、現在はアイザワ証券グループの中核企業として、個人投資家向けの証券サービスを提供しています。経営理念は「より多くの人に証券投資を通じ より豊かな生活を提供する」こと。地域密着型の営業スタイルで、投資家一人ひとりに寄り添ったサービスを展開しています。
アイザワ証券の前身である藍澤證券株式会社は、1918年7月に創業者藍澤彌八が東京株式取引所の一般取引員として証券業務の取扱いを開始したのが始まりです。その後、日本證券投資や平岡証券などと合併を重ね、現在のアイザワ証券グループへと発展しました。
100年以上にわたって蓄積された投資ノウハウと、老舗ならではの信頼性が大きな特徴です。金融庁関東財務局長(金商)第17号の登録業者であり、日本証券業協会や日本投資者保護基金にも加入しています。顧客資産は分別管理されており、安全性の面でも一定の信頼が置けます。
長い歴史の中で培われた顧客との信頼関係と、地域に根差した営業スタイルが、アイザワ証券の強みとなっています。
アイザワ証券は「アジア株といえばアイザワ証券」と外部から高い評価を受けており、2000年より香港、台湾、韓国の3市場の取扱いを開始して以来、アジア株の取扱市場の拡大や市場直結化によるリアルタイム取引の実現、投資情報の充実等を追求してきました。
現在は香港・上海・深圳・台湾・韓国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・イスラエルとアジア12市場での取引を展開しており、それらの市場だけで約2,400銘柄を取り扱っています。この取扱市場数と取扱銘柄数は、国内証券会社の中でも充実した水準となっています。
2018年に国内企業として初めてベトナムの証券会社を子会社化し、現地に拠点を持つことで、ベトナム市場の最新情報をいち早く提供できる体制を整えています。
アジア11市場とは市場直結システムを構築しており、国内株感覚でリアルタイム取引が可能です。
アイザワ証券では、投資スタイルや目的に合わせて3つの口座タイプから選べます。それぞれの特徴を理解して、自分に合った口座を選ぶことが大切です。
アイザワ証券の手数料
証券会社を選ぶ際、手数料は重要な判断材料の一つです。アイザワ証券の手数料は、対面取引口座とブルートレード口座で大きく異なります。また、取引方法によっても手数料が変わるため、自分の投資スタイルに合わせて口座を選ぶことが大切です。
ここでは、国内株式と外国株式の手数料体系を詳しく解説し、他のネット証券との比較も行います。手数料の違いを理解することで、長期的な投資コストを抑えることができます。
対面取引口座の国内株式の手数料は、約定代金に応じて変動する従量制です。約定代金が50万円以下の場合、手数料率は約定代金の1.265%(税込)となります。50万円超100万円以下では6,325円+約定代金の0.990%、100万円超では12,375円+約定代金の0.605%と、約定代金が大きくなるほど手数料率は下がります。
買付の場合は最低手数料が5,500円(税込)に設定されているため、少額取引では割高になる点に注意が必要です。例えば、10万円の株式を購入する場合、本来の手数料は1,265円ですが、最低手数料が適用され5,500円となります。
対面取引口座の最大のメリットは、担当者から専門的なアドバイスや市場情報を受けられる点です。手数料は高めですが、投資判断のサポートを受けられる価値があります。特に投資初心者や、まとまった資産を運用する方には、対面サポートの恩恵が大きいでしょう。
ブルートレード口座では、発注方法によって手数料が3段階に分かれています。最も安いのはインターネット・モバイル発注で、約定代金50万円以下は1,100円(税込)、50万円超100万円以下は2,200円、100万円超は約定代金の0.220%となります。
コールセンター発注の場合、インターネット発注よりやや高めに設定されています。約定代金50万円以下は2,200円(税込)、50万円超100万円以下は3,300円、100万円超は約定代金の0.330%です。電話で注文したい方や、操作に不安がある方はこちらを利用できます。
コンサルネット発注は、ブルートレード口座でありながら営業員に相談して注文できるサービスです。手数料は対面取引口座と同じ水準になりますが、インターネット口座の利便性と対面サポートの両方を活用できるメリットがあります。
アイザワ証券のアジア株取引では、2019年1月から手数料体系が改定され、「国内委託手数料」と「現地諸費用」が「外国株委託手数料」として一括で計算されるシンプルな料金体系になりました。手数料率は取引方法によって異なります。
対面取引口座では、外国株委託手数料率は約定代金の2.160%(税込)です。ブルートレード口座のインターネット発注では1.080%、コールセンター発注では1.620%、コンサルネット発注では2.160%となります。
アジア12市場すべてで外貨決済が可能になり、取引ごとにかかっていた為替手数料(スプレッド)をコストカットできるようになりました。外貨決済を利用すれば、為替スプレッドは初回購入時や日本円への換金時のみ発生するため、頻繁に取引する方には大きなメリットです。
アイザワ証券の手数料を主要なネット証券と比較すると、コスト面では差がある点は否めません。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、国内株式の現物取引手数料が原則無料となっています。
例えば、100万円の国内株式を購入する場合、SBI証券では手数料無料ですが、アイザワ証券のブルートレード口座(インターネット発注)では2,200円かかります。年間で複数回取引する場合、この差は無視できない金額になります。
ただし、アイザワ証券の強みはアジア株の取扱いと対面サポートにあります。アジア12市場という充実した取扱いと、現地情報の充実度は他社にない魅力です。手数料だけでなく、自分が求めるサービス内容も含めて総合的に判断することが大切です。
アイザワ証券のメリット5つ
アイザワ証券には、他の証券会社にはない独自の強みがあります。特にアジア株の取扱いと対面サポートの充実度は、投資家から高く評価されているポイントです。ここでは、アイザワ証券を選ぶ5つのメリットを具体的に解説します。
アイザワ証券は香港・上海・深圳・台湾・韓国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・イスラエルの12市場で約2,400銘柄を取り扱っており、国内証券会社の中でも充実した取扱市場数と銘柄数となっています。
特に注目すべきは、ベトナム株の取扱いです。2018年に国内企業として初めてベトナムの証券会社を子会社化し、現地に拠点を持つことで最新の市場情報を提供しています。ベトナムは経済成長が著しく、今後の投資先として期待されている市場です。
アジア11市場とは市場直結システムを構築しており、国内株と同じようにリアルタイムで取引できます。投資情報ツール「グローバルナビゲーター」では、各国のマーケットデータや銘柄情報を横断的に比較でき、アジア株投資をサポートします。
対面取引口座では、専任の担当者が投資をサポートしてくれます。投資が初めての方でも、「資産運用がまったくわからない」という状態から丁寧に教えてもらえるため、安心して投資を始められます。
店舗では、担当者との相談だけでなく、サポートスタッフが常駐しており、様々な要望に応えてくれます。また、店舗ごとに顧客のニーズに合わせたセミナーを実施しており、投資知識を深める機会も提供されています。
ブルートレード口座でも、希望すれば「コンサルネット」サービスを利用して、営業員に投資相談できます。インターネット取引の利便性と対面サポートの両方を活用できるのは、アイザワ証券ならではの特徴です。
アイザワ証券では、資産運用をプロに一任できるラップ口座を3種類提供しています。「スーパーブルーラップ」「ブルーラップ」「アイザワ ファンドラップ」は、それぞれ運用方針やリスク許容度が異なり、自分に合ったコースを選べます。
ラップ口座の最大のメリットは、運用に時間を割けない方や、投資判断に自信がない方でも、プロの運用を受けられる点です。定期的に運用報告が行われるため、資産状況を把握しながら長期的な資産形成ができます。
特に、まとまった資産(1,000万円以上)を持つ50代以降の方や、相続対策も視野に入れている方には、ラップ口座が適しています。担当者との信頼関係を築きながら、長期的な資産管理を任せられる安心感があります。
1918年創業という100年以上の歴史は、アイザワ証券の大きな強みです。長年にわたって培われた投資ノウハウと、地域に根差した営業スタイルは、顧客との信頼関係の基盤となっています。
金融庁の登録業者であり、日本証券業協会や日本投資者保護基金にも加入しているため、顧客資産は分別管理され、万が一の際にも一定の保護が受けられます。また、全国38店舗を展開しており、対面で相談できる環境が整っています。
老舗証券会社ならではの安定感と、長期的な視点での資産形成をサポートする姿勢は、特に50代以降の投資家から評価されています。短期的な利益を追求するのではなく、じっくりと資産を育てたい方に適した証券会社です。
アイザワ証券では、アジア株を中心とした専門的な投資情報を提供しています。ベトナム現地証券会社や上海駐在員事務所からの現地レポート、LINE公式アカウントでのアジア情報配信など、現地に根差した情報ネットワークが強みです。
投資情報ツール「グローバルナビゲーター」では、各国のマーケットデータが充実しており、アジア各市場の銘柄を横断的に比較できます。国内株の高機能発注ツール「iTrader」と合わせて、個人投資家の情報収集と発注をサポートします。
また、対面取引口座やコンサルネットサービスを利用すれば、営業員から専門的なアドバイスを受けられます。アジア経済の動向や、個別銘柄の分析など、自分では得にくい情報を提供してもらえる点は、手数料に見合った価値があると言えるでしょう。
アイザワ証券のデメリット3つ
アイザワ証券には多くのメリットがある一方で、利用する前に知っておくべきデメリットもあります。特に手数料の高さやオンラインツールの機能面は、ネット証券と比較すると見劣りする部分です。ここでは、アイザワ証券の3つのデメリットを正直に解説します。
アイザワ証券の最大のデメリットは、手数料の高さです。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、国内株式の現物取引手数料が原則無料ですが、アイザワ証券のブルートレード口座(インターネット発注)では、約定代金50万円以下で1,100円、100万円以下で2,200円かかります。
対面取引口座ではさらに高く、約定代金50万円以下で約定代金の1.265%、買付の場合は最低手数料5,500円が適用されます。年間で複数回取引する場合、この手数料の差は投資リターンに大きく影響します。
ただし、手数料が高い分、対面サポートや専門的な情報提供を受けられるメリットがあります。投資初心者や、アジア株など専門的な情報が必要な投資を行う方にとっては、手数料に見合った価値があると言えるでしょう。コスト重視の方は、ネット証券との併用を検討するのも一つの方法です。
アイザワ証券は全国38店舗を展開していますが、関東・中部・近畿・中国・九州地域を中心とした配置のため、地域によっては最寄りの店舗が遠い場合があります。対面サポートを重視する方にとって、店舗へのアクセスは重要なポイントです。
野村證券やSMBC日興証券などの大手証券会社と比べると、店舗網は限定的です。北海道や東北、四国地方などには店舗がないため、これらの地域にお住まいの方は、対面サポートを受けにくい可能性があります。
ただし、ブルートレード口座であれば、インターネットや電話で取引できるため、店舗が近くになくても利用可能です。また、コンサルネットサービスを利用すれば、電話で営業員に相談しながら注文できます。店舗に行けない方でも、一定のサポートは受けられる体制が整っています。
アイザワ証券のオンライントレードシステム「ブルートレード」や取引アプリは、基本的な取引機能は備えていますが、大手ネット証券のツールと比べると機能面で見劣りする部分があります。チャート分析機能や自動売買注文など、高度な機能を求める方には物足りないかもしれません。
スマートフォンアプリ「アイザワ証券株アプリ」は、株価確認から注文、出金までをアプリ内で完結できますが、債券の取引と入金手続きはアプリでは行えません。また、UIやデザインも、大手ネット証券のアプリと比べるとやや古めかしい印象があります。
ただし、「iTrader」という国内株の高機能発注ツールや、「グローバルナビゲーター」というアジア株の情報ツールは無料で利用できます。基本的な取引や情報収集には十分な機能が備わっているため、シンプルな操作性を好む方には問題ないでしょう。
アイザワ証券の評判・口コミ
証券会社を選ぶ際、実際の利用者の評判は重要な判断材料になります。アイザワ証券の評判は、対面サポートの質やアジア株の情報提供については高評価が多い一方で、手数料の高さや担当者の質のばらつきについては厳しい意見も見られます。ここでは、オリコン顧客満足度調査や口コミサイトの情報をもとに、利用者の生の声を紹介します。
「95年を超える歴史を持つ証券会社ということもあり、とてもクリーンで良い印象だけが残っています。窓口の対応やコールセンター含め、オンライントレードシステムも大変便利で使い勝手がよく、出先においてスマートフォンを使いログインし、リアルタイムの気配値を見ながらの注文入力が可能でした」という口コミがあります。
「アジア株なら経済成長も見込めるし、日本時間との時差も少ないからトレードしやすいと思い、アジア株に強いと評判のアイザワ証券を新たに利用する事にしました。実際に利用してみると、アジア株に関する情報量が多く、商品のラインナップも充実しているので、思った以上に使い勝手がいいです」という評価もあります。
対面サポートについても、「資産運用の相談も1つひとつ細かく丁寧に対応してくれました」「初心者に誠実で分かりやすい対応でした」といった好意的な口コミが見られます。特に、投資初心者や対面での相談を重視する方からは、高い評価を得ています。
一方で、手数料の高さについては厳しい意見が多く見られます。「手数料がネット証券より高い」「主に対面なので時代遅れ感がある」といった指摘があり、コスト面での不満を持つ利用者も一定数います。
「相続手続きで同社を利用したが、支店の対応が最悪だった。説明がわかりにくく、電話も出ない、書類の書き直しを何度も求められるなど、不満が募った」「電話対応が素人レベルで、聞き返さないと意味が通じないことがあった。威圧的な物言いをされたこともあり、書類を送ったのに放置され、問い合わせをしてやっと処理が進むなど、雑でいい加減な印象を受けた」という厳しい口コミもあります。
これらの評判から、アイザワ証券の顧客対応の質には店舗や担当者によってばらつきがあることが分かります。良い担当者に当たれば丁寧なサポートを受けられますが、そうでない場合は不満を感じる可能性もあります。
オリコン顧客満足度調査では、過去3年に年1回以上証券会社で投資商品を運用しており、かつインターネット経由で行っている利用者からの評価が掲載されています。アイザワ証券を選んだ利用者からは、「昔からネット証券として確立した業者であり安心感がある。セミナー等の学びの機会も多く勉強にもなる」といった声が寄せられています。
ただし、オリコン顧客満足度ランキングでは、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券と比べると順位は低めです。手数料の高さやオンラインツールの機能面が、総合評価に影響していると考えられます。
総合的に見ると、アイザワ証券は対面サポートやアジア株の情報提供については高評価ですが、手数料の高さや担当者の質のばらつきが課題となっています。自分が何を重視するかによって、評価は大きく変わる証券会社と言えるでしょう。
アイザワ証券をおすすめできる人・できない人
アイザワ証券には独自の強みがありますが、すべての投資家に適しているわけではありません。手数料の高さやオンラインツールの機能面を考えると、投資スタイルによっては他の証券会社の方が適している場合もあります。ここでは、アイザワ証券をおすすめできる人とできない人を明確にし、ネット証券との使い分け方も解説します。
アイザワ証券がおすすめな人
対面サポートを重視する投資初心者
アジア株・新興国株に投資したい方
まとまった資産(1,000万円以上)を運用したい方
対面サポートを重視する投資初心者には、アイザワ証券は最適な選択肢です。投資が初めての方や、インターネット取引に不安がある方は、担当者に相談しながら投資を進められる対面取引口座が安心です。100年以上の歴史を持つ老舗証券会社として、丁寧なサポート体制が整っています。
アジア株・新興国株に投資したい方にとって、アイザワ証券は充実した選択肢を提供しています。12市場・約2,400銘柄という取扱いの充実度と、ベトナム現地証券会社や上海駐在員事務所からの現地情報は、他社では得られない価値です。特にベトナム株に興味がある方には、国内で最も充実したサービスを受けられます。
まとまった資産(1,000万円以上)を運用したい方には、ラップ口座や対面サポートが適しています。資産運用をプロに一任したい方、相続対策も視野に入れている方には、長期的な視点でサポートしてくれる担当者の存在が心強いでしょう。
手数料を最優先で抑えたい方には、アイザワ証券は向いていません。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、国内株式の現物取引手数料が原則無料です。頻繁に取引する方や、少額から投資を始めたい方は、ネット証券の方がコストを抑えられます。
高機能な取引ツールを求める方にとって、アイザワ証券のオンラインツールは物足りない可能性があります。チャート分析機能や自動売買注文など、高度な機能を活用したい方は、楽天証券の「MARKET SPEED II」やSBI証券の「HYPER SBI 2」など、大手ネット証券のツールの方が適しています。
国内株式のみに投資する方で、対面サポートを必要としない方は、わざわざアイザワ証券を選ぶメリットは少ないでしょう。アイザワ証券の強みはアジア株と対面サポートにあるため、これらを活用しないのであれば、手数料の安いネット証券を選ぶ方が合理的です。
アイザワ証券とネット証券を併用することで、それぞれの強みを活かした投資が可能になります。国内株式や投資信託は手数料無料のネット証券で取引し、アジア株や専門的なアドバイスが必要な投資はアイザワ証券で行うという使い分けがおすすめです。
例えば、SBI証券で国内株式やつみたてNISAを運用し、アイザワ証券でベトナム株やタイ株などのアジア新興国株に投資するという方法です。これにより、コストを抑えながら、アイザワ証券の専門的な情報とサポートを活用できます。
また、投資初心者の方は、まずアイザワ証券の対面サポートで投資の基礎を学び、慣れてきたらネット証券も併用するという段階的なアプローチも有効です。担当者から投資の考え方や市場の見方を学ぶことで、自分で判断できる力が身につきます。その後、手数料の安いネット証券で自分で取引を行うことで、長期的なコストを抑えられます。
アイザワ証券の取扱商品とサービス
アイザワ証券では、国内株式から外国株式、投資信託、債券まで、幅広い金融商品を取り扱っています。特にアジア株の充実度は業界トップクラスで、個人投資家の多様な投資ニーズに応えられる商品ラインナップが揃っています。ここでは、主な取扱商品とサービスの詳細を解説します。
アイザワ証券では、東京証券取引所をはじめとした国内の主要市場の株式を幅広く取り扱っています。現物取引に加えて、信用取引にも対応しており、レバレッジを活用した投資も可能です。ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)も東京証券取引所の銘柄を取り扱っています。
アイザワ証券は2021年1月よりNISA口座における外国株式の取扱いを開始しており、幅広い市場、銘柄の中から非課税のメリットを受けながら、国際分散投資を行えます。2024年からの新NISA制度にも対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用できます。
特定口座にも対応しているため、確定申告の手間を省くことができます。源泉徴収ありの特定口座を選べば、売却益や配当金から自動的に税金が徴収されるため、確定申告が不要になります。投資信託や外国株式との損益通算も特定口座内で行えるため、税務処理が簡単です。
アイザワ証券の最大の強みは、香港・上海・深圳・台湾・韓国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・イスラエルの12市場で約2,400銘柄を取り扱っているアジア株です。この取扱市場数と銘柄数は、国内証券会社の中でも充実した水準となっています。
米国株式も取り扱っており、委託取引と国内店頭取引の2つの方法で購入できます。委託取引では米国市場で直接取引し、国内店頭取引ではアイザワ証券が選定した銘柄を国内で取引します。欧州株についても委託取引で対応しています。
アジア11市場においては、お客様に国内株感覚のリアルタイム取引を提供しており、市場直結システムを構築しています。特にベトナム市場との直結は、国内の証券会社ではアイザワ証券だけです。外貨決済にも対応しており、為替手数料を抑えた取引が可能です。
アイザワ証券では、国内投資信託と外国籍投資信託を幅広く取り扱っています。毎月1,000円から利用できる自動積立サービス「投信定時買付」があり、無理のない資産形成ができます。NISA口座との併用も可能で、非課税メリットを活かしながら少しずつ続けられます。
ラップ口座は、資産運用をプロに一任できるサービスです。「アイザワSMA スーパーブルーラップ」「アイザワSMA ブルーラップ」「アイザワ ファンドラップ」の3つのコースがあり、運用方針やリスク許容度に応じて選べます。
スーパーブルーラップは、国内外の株式・債券・REITなどに分散投資するコースで、比較的積極的な運用を目指します。ブルーラップは、安定性を重視したバランス型の運用です。ファンドラップは、投資信託を組み合わせて運用するコースで、最低投資金額が比較的低めに設定されています。
アイザワ証券では、国内債券と外貨建債券の両方を取り扱っています。個人向け国債は、国が発行する安全性の高い債券で、固定金利型と変動金利型があります。最低投資金額は1万円からで、元本割れのリスクが低い商品として、安定運用を求める方に適しています。
外貨建債券は、米ドルや豪ドルなどの外貨建てで発行される債券です。国内債券より高い利回りが期待できる一方、為替変動リスクがあります。転換社債(CB)も取り扱っており、債券と株式の両方の特性を持つ商品として、リスクとリターンのバランスを取りたい方に向いています。
その他、外貨建てMMF(マネー・マネジメント・ファンド)やMRF(マネー・リザーブ・ファンド)も取り扱っています。これらは短期金融商品に投資する投資信託で、安全性が高く、外貨での資金管理に適しています。
アイザワ証券の口座開設方法
アイザワ証券の口座開設は、オンラインと郵送の2つの方法があります。オンライン申込みであれば、最短で翌営業日に口座開設が完了します。ここでは、口座開設の具体的な手順と必要書類について解説します。
オンラインでの口座開設は、アイザワ証券の公式サイトから申込みできます。まず、口座開設の申込みフォームにメールアドレスを入力すると、URLが記載されたメールが送信されます。そのURLにアクセスして、必要事項を入力していきます。
本人確認書類は、スマートフォンで撮影してアップロードします。マイナンバーカードがあれば、これ1枚で本人確認とマイナンバー確認の両方が完了します。マイナンバーカードがない場合は、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類と、マイナンバー通知カードまたはマイナンバーが記載された住民票が必要です。
申込み内容と本人確認書類の審査が完了すると、口座開設完了のお知らせが届きます。最短で翌営業日に口座開設が完了し、取引を始められます。ログインIDとパスワードは、郵送または電子交付で受け取ります。
郵送での口座開設を希望する場合は、店舗やコールセンターに問合せて、口座開設申込書を取り寄せます。申込書に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーとマイナンバー確認書類のコピーを同封して、アイザワ証券に郵送します。
本人確認書類は、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票の写しなどが利用できます。マイナンバー確認書類は、マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、またはマイナンバーが記載された住民票が必要です。
アイザワ証券で申込み内容と書類の審査が完了すると、口座開設完了のお知らせとログイン情報が郵送されます。郵送での口座開設は、オンライン申込みより時間がかかるため、3~5営業日程度を見込んでおくとよいでしょう。
口座開設に必要な書類は、本人確認書類とマイナンバー確認書類の2種類です。マイナンバーカードがあれば、これ1枚で両方の確認ができるため、最も簡単です。マイナンバーカードがない場合は、以下の組み合わせが必要です。
口座開設までの日数は、オンライン申込みで最短翌営業日、郵送申込みで3~5営業日程度です。ただし、18歳未満・80歳以上の方、外国籍の方はオンラインでの口座開設ができないため、最寄り店舗またはコールセンターまで問合せる必要があります。
アイザワ証券は、1918年創業の老舗証券会社として、100年以上の歴史と信頼性を持つ中堅証券会社です。全国38店舗を展開し、対面サポートとネット取引の両方を提供しており、投資スタイルに合わせて口座タイプを選べます。
最大の強みは、アジア12市場・約2,400銘柄という充実したアジア株の取扱いです。ベトナム現地証券会社の子会社化や、アジア11市場との市場直結システムにより、リアルタイム取引と充実した現地情報を提供しています。対面取引口座では、専任の担当者が丁寧にサポートしてくれるため、投資初心者でも安心して始められます。
一方で、手数料はネット証券と比べて高めに設定されており、頻繁に取引する方やコストを最優先する方には向いていません。オンラインツールの機能も、大手ネット証券と比べるとシンプルです。店舗数も限られているため、地域によっては対面サポートを受けにくい場合があります。
アイザワ証券は、対面サポートを重視する投資初心者、アジア株・新興国株に投資したい方、まとまった資産を運用したい方におすすめです。一方、手数料を最優先で抑えたい方や、高機能な取引ツールを求める方には、大手ネット証券の方が適しているでしょう。国内株式はネット証券で、アジア株はアイザワ証券でという使い分けも効果的です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談されることをおすすめします。
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