SBI証券はやばい?評判と口コミから分かる真実

SBI証券はやばい?評判と口コミから分かる真実

「SBI証券はやばい」「やめたほうがいい」という噂を聞いて、口座開設を迷っていませんか?

結論から言うと、SBI証券は金融庁に正式登録された信頼性の高い証券会社であり、口座数約1500万を誇る国内最大手のネット証券です。

「やばい」という評判の多くは、システム障害や取引画面の使いにくさに関するものですが、手数料の安さや商品の豊富さといったメリットも多数あります。

この記事では、SBI証券の実際の評判・口コミを徹底調査し、メリット・デメリットを正直に解説します。

他社証券会社との比較や、あなたに向いているかの判断基準もお伝えしますので、納得して口座開設の判断ができるようになります。

投資初心者の方でも分かりやすく説明していますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の要約
  • SBI証券は金融庁登録済みで口座数約1500万の信頼できる証券会社
  • 手数料無料・商品豊富・ポイント還元がメリット、システム障害や画面の複雑さがデメリット
  • 楽天ユーザーなら楽天証券、初心者で手厚いサポート重視ならマネックス証券も検討すべき
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

SBI証券はやばい?やめたほうがいい?【結論】

SBI証券は金融庁に正式登録された第一種金融商品取引業者(登録番号:関東財務局長(金商)第44号)であり、投資者保護基金にも加入している信頼性の高い証券会社です。口座数は約1500万口座と国内最大級で、多くの投資家から支持されています。

「やばい」という評判の背景には、主に以下の3つの理由があります。

  • システム障害やメンテナンスが他社より多いという声
  • 取引画面が初心者には複雑で使いにくいという意見
  • サポートがつながりにくい時があるという不満

しかし、これらのデメリットを上回るメリットも多数あります。

SBI証券の主なメリット

国内株式の売買手数料が原則無料

投資信託の取扱本数が約2,600本と業界トップクラス

クレカ積立で最大5%のポイント還元

IPO取扱数が年間78銘柄(2024年実績)と豊富

結論として、SBI証券は「やめたほうがいい」証券会社ではありません。手数料を抑えて幅広い商品に投資したい方、ポイントを活用したい方、IPO投資に挑戦したい方には特におすすめです。

ただし、システムの安定性を最優先する方や、シンプルな画面を求める初心者の方は、他の証券会社も併せて検討するとよいでしょう。

SBI証券の基本情報と信頼性

SBI証券の信頼性を判断するには、会社の基本情報と金融当局への登録状況を確認することが重要です。

ここでは、運営実績、金融庁登録、投資者保護の仕組み、口座数と預り資産について詳しく解説します。

会社概要と運営実績

SBI証券は、SBIホールディングス株式会社(東証プライム上場)の子会社として運営されている証券会社です。1999年にインターネット専業証券として設立され、20年以上の運営実績を持っています。

本社は東京都港区六本木に位置し、全国に支店を展開しています。SBIグループは金融サービス全般を手がける総合金融グループであり、証券業務だけでなく銀行業、保険業、暗号資産事業など幅広い事業を展開しています。

長年にわたる運営実績と、上場企業グループの一員であることは、会社の財務基盤の安定性を示す重要な指標となっています。

金融庁登録と投資者保護

SBI証券は金融庁に第一種金融商品取引業者として正式に登録されており、登録番号は「関東財務局長(金商)第44号」です。金融商品取引法に基づく厳格な規制のもとで営業しており、法令遵守体制が整備されています。

金融庁:金融商品取引業者登録一覧

SBI証券は日本投資者保護基金に加入しています。万が一、証券会社が破綻した場合でも、顧客の資産は1人あたり1,000万円まで補償される仕組みが整っています。

顧客の資産は会社の資産と分別管理されており、証券会社の経営状況に関わらず保護されます。このような投資者保護の仕組みがあることで、安心して資産を預けることができます。

口座数と預り資産

SBI証券の口座数は約1500万口座に達しており、国内ネット証券の中で最大規模を誇ります。これは多くの投資家から支持されている証拠であり、サービスの質と信頼性の高さを示しています。

預り資産も業界トップクラスで、個人投資家から機関投資家まで幅広い顧客層に利用されています。

口座数の多さは、取引の流動性や情報の充実度にもつながり、投資環境の向上に寄与しています。これらの数字は、SBI証券が「やばい」証券会社ではなく、むしろ業界をリードする存在であることを裏付けています。

SBI証券の良い評判・口コミ5つ

実際の利用者からは、SBI証券のどのような点が評価されているのでしょうか。

ここでは、口コミサイトやSNSで多く見られる良い評判を5つ紹介します。

手数料が安い・無料で取引できる

「国内株式の売買手数料が無料なので、頻繁に取引しても手数料を気にしなくていい」「投資信託の購入手数料も無料(ノーロード)が多く、コストを抑えられる」という声が多数見られます。

SBI証券では、国内株式の現物取引と信用取引の手数料が原則無料です(一部のETF/REITの信用取引は有料)。投資信託も購入時手数料が無料の銘柄が多く、長期投資に適しています。

手数料は投資のリターンを直接減らす要因ですので、手数料が安いことは大きなメリットです。特に少額投資や積立投資を行う場合、手数料の差が長期的に大きな影響を与えます。

取扱商品が豊富で選択肢が多い

「投資信託が約2,600本もあり、自分に合った商品を選べる」「米国株が約5,000銘柄も取引できて、海外投資の選択肢が広い」という評価が目立ちます。

SBI証券は投資信託の取扱本数が約2,600本と業界最多水準で、インデックスファンドからアクティブファンドまで幅広く揃っています。米国株も約5,000銘柄と豊富で、GAFAMなどの人気銘柄はもちろん、中小型株まで投資できます。

さらに、中国株、韓国株、ロシア株など8カ国の外国株式を取り扱っており、グローバルな分散投資が可能です。単元未満株(S株)も約3,500銘柄と多く、少額から個別株投資を始められます。

ポイントが貯まる・使える

「クレカ積立で毎月ポイントが貯まるのが嬉しい」「貯まったポイントで投資信託を購入できるので、現金を使わずに投資できる」という声が多く寄せられています。

SBI証券では、三井住友カードでの積立投資により、最大5%のVポイントが還元されます。また、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる「投信マイレージ」サービスもあり、長期保有するほどお得です。

貯まったポイントはVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど複数のポイントプログラムから選択でき、投資信託の購入にも使えます。ポイント投資は現金を使わずに投資体験ができるため、初心者にもおすすめです。

IPO取扱数が業界トップクラス

「IPO投資をするならSBI証券は外せない」「取扱銘柄数が多いので、当選のチャンスが増える」という意見が多く見られます。

SBI証券のIPO取扱実績は年間78銘柄(2024年実績)と業界トップクラスで、主幹事を務めた案件も年間12社あります。IPO投資は抽選に当選すれば高い確率で利益が出る可能性があるため、多くの投資家が注目しています。

SBI証券では、IPOの抽選に外れた場合でもポイントが貯まる「IPOチャレンジポイント」制度があり、ポイントを使うことで当選確率を上げることができます。長期的にIPO投資を続ける方には有利な仕組みです。

口座開設が早くて簡単

「スマホだけで口座開設が完結した」「最短翌営業日に取引開始できて驚いた」という口コミが多数あります。

SBI証券の口座開設は、スマホで本人確認書類を撮影して送信するだけで完了します。マイナンバーカードや運転免許証があれば、郵送手続きは不要です。審査が完了すれば最短翌営業日から取引を始められます

口座開設や維持に費用はかからず、開設後に取引しなくても問題ありません。NISA口座も同時に申し込めるため、非課税投資を始めたい方にも便利です。

SBI証券の悪い評判・口コミ3つ

良い評判がある一方で、SBI証券には改善を求める声もあります。

ここでは、実際の利用者から寄せられた悪い評判を3つ紹介します。

取引画面が使いにくいという声

「画面が複雑で、どこから注文すればいいか分からない」「初心者には情報が多すぎて混乱する」という意見が多く見られます。

SBI証券の取引画面は機能が豊富な反面、初心者には情報量が多すぎて使いにくいと感じる方がいます。特にPC版のウェブサイトは、メニューが多階層になっており、目的の機能にたどり着くまでに時間がかかることがあります。

スマホアプリ「SBI証券アプリ」は比較的シンプルな設計で、初心者でも直感的に操作できます。慣れれば高機能な取引ツール「HYPER SBI 2」を活用することで、より効率的な取引が可能になります。

システム障害やメンテナンスが多い

「取引時間中にシステムが落ちて注文できなかった」「メンテナンスが多くて不便」という不満の声があります。

SBI証券では、過去に取引時間中のシステム障害が発生したことがあり、一部のユーザーから不安の声が上がっています。また、定期メンテナンスの頻度が他社より多いと感じる利用者もいます。

システム障害が発生した場合、SBI証券の公式サイトやアプリで障害情報が公開されます。また、電話での注文受付も可能ですので、緊急時の対応方法を事前に確認しておくと安心です。

サポートがつながりにくい時がある

「電話サポートがなかなかつながらない」「問い合わせの返信が遅い」という声が一部で見られます。

SBI証券は口座数が多いため、特に相場が大きく動く時や新規口座開設が集中する時期には、サポートへの問い合わせが集中し、つながりにくくなることがあります。

SBI証券では「よくある質問」ページやチャットサポートを用意しています。簡単な疑問であれば、これらのセルフサービスで解決できることが多いです。電話サポートは比較的空いている時間帯(午前中や15時以降)を狙うとつながりやすくなります。

SBI証券のメリット7つを詳しく解説

ここでは、SBI証券の具体的なメリットを7つに分けて詳しく解説します。

他社と比較してどのような強みがあるのかを理解しましょう。

国内株式の売買手数料が無料

SBI証券では、国内株式の現物取引と信用取引の手数料が原則無料です(一部のETF/REITの信用取引を除く)。これにより、取引回数を気にせず、自由に売買できます。

例えば、他社で1回の取引に数百円の手数料がかかる場合、年間で数万円のコストになることもあります。SBI証券なら、このコストをゼロに抑えられるため、投資のリターンを最大化できます。

特に、積立投資やリバランスで定期的に売買する方にとって、手数料無料は大きなメリットです。

投資信託の取扱本数が約2,600本

SBI証券の投資信託取扱本数は約2,600本と業界最多水準です。インデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンド、テーマ型ファンドなど、あらゆる種類の投資信託が揃っています。

特に、eMAXIS Slimシリーズや楽天・全米株式インデックス・ファンドなど、人気の低コストインデックスファンドが充実しています。NISA・つみたて投資枠対応の投資信託も約271本あり、非課税で長期投資を行う環境が整っています。

投資信託は分散投資の基本であり、選択肢が多いことは自分の投資方針に合った商品を見つけやすいというメリットにつながります。

米国株の取扱銘柄数が約5,000

SBI証券では、米国株を約5,000銘柄取り扱っており、日本のネット証券の中でトップクラスの品揃えです。Apple、Microsoft、Amazon、Google、Teslaなどの人気銘柄はもちろん、中小型株やETFも豊富に揃っています。

米国株は世界最大の株式市場であり、成長性の高い企業が多数上場しています。為替リスクはありますが、長期的には高いリターンが期待できる市場です。

また、米国株の取引手数料も約定代金の0.495%(税込)と比較的低コストで、最低手数料は0米ドルです。

クレカ積立で最大5%のポイント還元

SBI証券では、三井住友カードを使った投資信託の積立投資により、最大5%のVポイントが還元されます。これは業界最高水準の還元率です。

例えば、毎月5万円を積立投資すると、年間で最大3万円分のポイントが貯まります。このポイントは投資信託の購入にも使えるため、実質的に投資元本を増やすことができます。

5%還元を受けるには三井住友カード プラチナプリファードが必要で、年会費が33,000円(税込)かかります。一般的な三井住友カードでは0.5%還元ですが、それでも年間3,000円分のポイントが貯まります。

NISA・つみたてNISAに完全対応

SBI証券は、2024年から始まった新NISA制度に完全対応しています。つみたて投資枠と成長投資枠の両方を利用でき、年間最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)の非課税投資が可能です。

つみたて投資枠対応の投資信託は約271本あり、低コストのインデックスファンドが充実しています。成長投資枠では、個別株や一部のアクティブファンドにも投資できます。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

NISA口座の開設も簡単で、通常の口座開設と同時に申し込めます。非課税で投資できることは、長期的な資産形成において非常に有利です。

単元未満株(S株)で少額投資が可能

SBI証券では、単元未満株取引サービス「S株」を提供しており、1株から株式を購入できます。通常、日本株は100株単位での取引が基本ですが、S株なら数百円から個別株投資を始められます。

例えば、トヨタ自動車の株価が3,000円の場合、通常は30万円必要ですが、S株なら3,000円から購入できます。少額から分散投資ができるため、リスクを抑えながら複数の銘柄に投資できます。

S株の取扱銘柄数は約3,500銘柄と豊富で、東証上場の主要銘柄はほぼカバーしています。配当金も保有株数に応じて受け取れるため、少額投資でも配当収入を得られます。

取引ツール・アプリが充実

SBI証券は、PC向けの高機能取引ツール「HYPER SBI 2」や、スマホアプリ「SBI証券アプリ」「SBI証券 米国株アプリ」など、多彩な取引ツールを提供しています。

HYPER SBI 2は、リアルタイムの株価情報、チャート分析、スクリーニング機能など、本格的なトレードに必要な機能が揃っています。スマホアプリは直感的な操作で、外出先でも簡単に取引できます。

また、投資信託専用の「かんたん積立アプリ」や、先物・オプション取引専用のアプリもあり、投資スタイルに合わせて使い分けられます。

SBI証券のデメリット・注意点3つ

メリットが多いSBI証券ですが、デメリットや注意点も存在します。

ここでは、利用前に知っておくべき3つのポイントを解説します。

取引ツールが初心者には複雑

SBI証券の取引ツールは機能が豊富な反面、初心者には複雑に感じられることがあります。特にPC版のウェブサイトは、メニューが多く、どこから操作すればいいか迷うことがあります。

最初はスマホアプリから始めることをおすすめします。スマホアプリは操作が直感的で、基本的な取引であれば簡単に行えます。SBI証券の公式サイトには操作ガイドや動画マニュアルが豊富に用意されているので、これらを活用しながら少しずつ慣れていきましょう。

慣れてくれば、高機能なツールを使いこなすことで、より効率的な投資が可能になります。

システム障害のリスクがある

SBI証券では、過去にシステム障害が発生したことがあり、取引時間中に注文ができなくなるリスクがあります。また、定期メンテナンスの頻度が他社より多いと感じる利用者もいます。

システム障害のリスクに備えるには、複数の証券会社に口座を持つことが有効です。メインの証券会社で障害が発生した場合でも、サブの証券会社で取引できるようにしておくと安心です。

また、SBI証券では障害発生時に電話での注文受付も可能ですので、緊急時の連絡先を事前に確認しておきましょう。

楽天ユーザーにはポイント面で不利

SBI証券のポイントプログラムは、Vポイント、Pontaポイント、dポイントなどに対応していますが、楽天ポイントには対応していません。普段から楽天経済圏を利用している方にとっては、ポイントの統合がしにくいというデメリットがあります。

楽天ユーザーで楽天ポイントを効率的に貯めたい方は、楽天証券を検討するとよいでしょう。楽天証券なら、楽天カードでの積立投資で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託を購入できます。

ただし、SBI証券のポイント還元率は最大5%と楽天証券(最大1%)より高いため、還元率を重視する方にはSBI証券が有利です。

SBI証券と他社を比較|どちらを選ぶべき?

SBI証券と主要なネット証券を比較して、それぞれの特徴と選ぶべきポイントを解説します。

楽天証券との比較

項目 SBI証券 楽天証券
国内株式手数料 原則無料 原則無料
投資信託本数 約2,600本 約2,550本
米国株銘柄数 約5,000銘柄 約4,500銘柄
クレカ積立還元率 最大5% 最大1%
ポイント Vポイント、Pontaポイント等 楽天ポイント
IPO取扱数(2024年) 78銘柄 56銘柄
口座数 約1500万口座 約1,200万口座

SBI証券と楽天証券は、どちらも国内トップクラスのネット証券で、基本的なサービス内容は似ています。大きな違いは、ポイントプログラムとクレカ積立の還元率です。

楽天経済圏を利用している方(楽天市場、楽天カード、楽天モバイルなど)は、楽天証券の方がポイントを効率的に貯められます。一方、ポイント還元率を重視する方や、IPO投資に力を入れたい方は、SBI証券が有利です。

また、SBI証券は米国株の銘柄数が多く、投資信託の本数もわずかに多いため、商品の選択肢を重視する方にもおすすめです。

マネックス証券との比較

項目 SBI証券 マネックス証券
国内株式手数料 原則無料 55円~1,070円(税込)
投資信託本数 約2,600本 約1,800本
米国株銘柄数 約5,000銘柄 約5,000銘柄
クレカ積立還元率 最大5% 最大1.1%
ポイント Vポイント、Pontaポイント等 マネックスポイント、dポイント
IPO取扱数(2024年) 78銘柄 54銘柄
口座数 約1500万口座 約270万口座

マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。米国株の銘柄数はSBI証券と同等で、取引ツールの使いやすさにも定評があります。

ただし、国内株式の手数料はSBI証券が無料なのに対し、マネックス証券は有料です。頻繁に国内株を売買する方は、SBI証券の方がコストを抑えられます。

一方、マネックス証券は米国株の取引ツール「トレードステーション」が高機能で、本格的な米国株投資を行いたい方に向いています。また、IPOの抽選方法が完全平等抽選のため、資金の少ない方でも当選のチャンスがあります。

松井証券との比較

項目 SBI証券 松井証券
国内株式手数料 原則無料 50万円/日まで無料(25歳以下は完全無料)
投資信託本数 約2,600本 約1,900本
米国株銘柄数 約5,000銘柄 約4,900銘柄
クレカ積立還元率 最大5% なし
ポイント Vポイント、Pontaポイント等 松井証券ポイント
IPO取扱数(2024年) 78銘柄 54銘柄
口座数 約1500万口座 約160万口座

松井証券は、サポート体制に定評があるネット証券です。電話サポートの質が高く、初心者でも安心して利用できます。また、25歳以下は国内株式の手数料が完全無料です。

ただし、クレカ積立のポイント還元がない点や、投資信託の本数がSBI証券より少ない点はデメリットです。ポイント還元を重視する方や、豊富な商品から選びたい方は、SBI証券の方が有利です。

一方、サポートの手厚さを重視する初心者や、25歳以下の方は、松井証券も検討する価値があります。

SBI証券がおすすめな人・向いていない人

SBI証券がおすすめな人・向いていない人

ここまでの情報をもとに、SBI証券がおすすめな人と向いていない人を整理します。

SBI証券がおすすめな人

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券がおすすめな人

手数料を抑えて投資したい人(国内株式の売買手数料が原則無料)

豊富な商品から選びたい人(投資信託約2,600本、米国株約5,000銘柄)

ポイント還元を最大化したい人(クレカ積立で最大5%還元)

IPO投資に挑戦したい人(年間78銘柄の取扱実績)

NISA・つみたて投資枠を活用したい人(約271本の対象商品)

少額から投資を始めたい人(S株で1株から購入可能)

米国株や外国株に投資したい人(8カ国の外国株を取扱)

長期的な資産形成を目指す人(低コストで分散投資が可能)

SBI証券は、コストを抑えながら幅広い商品に投資したい方に最適です。特に、長期的な積立投資を行う方や、ポイント還元を活用したい方におすすめです。

SBI証券が向いていない人

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日
  • 楽天経済圏を利用している人(楽天ポイントが貯まらない)
  • シンプルな取引画面を求める初心者(画面が複雑と感じる可能性)
  • システムの安定性を最優先する人(過去に障害の発生歴あり)
  • 手厚いサポートを重視する人(電話がつながりにくい時がある)
  • 対面での相談を希望する人(ネット証券のため店舗なし)

楽天ユーザーの方は楽天証券、シンプルな画面を求める方は松井証券やDMM株、手厚いサポートを重視する方はマネックス証券や松井証券も検討するとよいでしょう。

SBI証券の口座開設方法|5つのステップ

SBI証券の口座開設は、スマホで簡単に完了します。

ここでは、口座開設の流れを5つのステップで解説します。

メールアドレスを登録する

まず、SBI証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。メールアドレスを入力すると、確認メールが届きます。メールに記載されたURLをクリックして、口座開設の手続きを開始します。

この時点で、NISA口座を同時に申し込むかどうかを選択できます。NISA口座を開設する予定の方は、ここで「申し込む」を選択しておくとスムーズです。

本人確認書類を提出する

スマホで本人確認書類を撮影して提出します。マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどが利用できます。マイナンバーカードがあれば、1枚で本人確認とマイナンバー確認が完了するため便利です。

スマホのカメラで書類を撮影し、指示に従ってアップロードします。画像がぼやけていたり、反射していたりすると再提出が必要になるため、明るい場所で鮮明に撮影しましょう。

お客様情報を入力する

氏名、住所、生年月日、職業、勤務先などの基本情報を入力します。また、投資経験や年収、金融資産などの情報も入力します。

特定口座の開設有無も選択します。特定口座(源泉徴収あり)を選択すると、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれるため、確定申告が不要になります。初心者の方は「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することをおすすめします。

初期設定を完了する

口座開設の審査が完了すると、ログインIDとパスワードが発行されます。初回ログイン時には、取引パスワードや暗証番号などの初期設定を行います。

また、二段階認証の設定も推奨されます。セキュリティを高めるため、二段階認証を有効にしておきましょう。

口座開設完了通知を受け取る

すべての設定が完了すると、口座開設完了の通知がメールで届きます。最短で翌営業日から取引を開始できます。

初回入金は、銀行振込やインターネットバンキングからの即時入金が利用できます。即時入金なら手数料無料で、すぐに取引を始められます。

初心者向け|SBI証券で投資を始める3つのステップ

口座開設が完了したら、実際に投資を始めましょう。

ここでは、初心者向けに投資を始める3つのステップを解説します。

入金方法を選んで資金を入れる

SBI証券には、主に3つの入金方法があります。

1.銀行振込
  • 自分の銀行口座からSBI証券の指定口座に振り込む方法
  • 振込手数料は自己負担ですが、どの銀行からでも入金できます
2.即時入金サービス
  • 提携銀行のインターネットバンキングから手数料無料で即座に入金
  • 住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などが対応
3.SBIハイブリッド預金
  • 住信SBIネット銀行の口座と連携することで、自動的に資金を移動
  • 普通預金より金利が高く、資金管理が便利

投資する商品を選ぶ

初心者の方には、まず投資信託から始めることをおすすめします。投資信託は、専門家が複数の株式や債券に分散投資してくれるため、個別株よりもリスクが低く、少額から始められます。

特に、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などの低コストインデックスファンドは、長期投資に適しています。これらの商品は、つみたて投資枠にも対応しており、非課税で運用できます。

商品選びに迷ったら、SBI証券の「投資信託ランキング」や「つみたてNISAおすすめファンド」を参考にするとよいでしょう。

実際に注文を出してみる

投資する商品が決まったら、注文を出します。投資信託の場合、「金額指定」または「口数指定」で購入できます。初心者の方は、金額指定(例:1万円分購入)が分かりやすいでしょう。

積立投資を設定する場合は、「積立買付」から毎月の積立金額と積立日を設定します。一度設定すれば、自動的に毎月購入されるため、手間がかかりません。

注文が完了すると、約定結果がメールで通知されます。購入した商品は「保有資産」から確認でき、評価額や損益がリアルタイムで表示されます。

よくある質問(Q&A)

SBI証券に関してよく寄せられる質問と回答をまとめました。

SBI証券は本当に安全ですか?

はい、SBI証券は金融庁に正式登録された第一種金融商品取引業者であり、投資者保護基金にも加入しています。万が一、証券会社が破綻した場合でも、1人あたり1,000万円まで補償されます。

また、顧客の資産は会社の資産と分別管理されており、証券会社の経営状況に関わらず保護されます。SBIホールディングスは東証プライム上場企業であり、財務基盤も安定しています。

口座開設に費用はかかりますか?

いいえ、SBI証券の口座開設は無料です。また、口座維持手数料もかかりません。口座を開設した後、取引をしなくても費用は発生しませんので、安心して開設できます。

ただし、取引を行う際には、商品によって手数料や費用がかかる場合があります。国内株式の売買手数料は原則無料ですが、投資信託の信託報酬や外国株の為替手数料などは別途発生します。

NISAとつみたてNISAの違いは?

2024年から新NISA制度が始まり、従来の「NISA」と「つみたてNISA」は「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に統合されました。新NISAでは、両方の枠を併用でき、年間最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)の非課税投資が可能です。

つみたて投資枠は、金融庁が認めた長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象で、初心者向けです。成長投資枠は、個別株や一部のアクティブファンドにも投資できるため、より幅広い選択肢があります。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

システム障害が起きたらどうすればいい?

システム障害が発生した場合、まずSBI証券の公式サイトやアプリで障害情報を確認しましょう。障害が発生している場合は、復旧予定時刻が公開されます。

緊急で取引が必要な場合は、SBI証券のコールセンターに電話することで、電話注文が可能です。コールセンターの電話番号は、公式サイトに記載されています。

また、システム障害による損害については、SBI証券の補償制度があります。詳細は公式サイトの「システム障害時の対応」ページをご確認ください。

確定申告は必要ですか?

特定口座(源泉徴収あり)を選択している場合、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれるため、基本的に確定申告は不要です。ただし、複数の証券口座で取引している場合や、損失を繰り越したい場合は、確定申告をすることで税金の還付を受けられることがあります。

NISA口座での取引は非課税のため、確定申告は不要です。一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を利用している場合は、自分で確定申告を行う必要があります。

国税庁:株式等の譲渡所得等の課税

まとめ

SBI証券は、金融庁に正式登録された信頼性の高い証券会社であり、「やばい」「やめたほうがいい」という評判は一部のデメリットを指しているに過ぎません。

国内株式の売買手数料が原則無料、投資信託約2,600本と米国株約5,000銘柄の豊富な商品ラインナップ、クレカ積立で最大5%のポイント還元、IPO取扱数年間78銘柄など、多くのメリットがあります。

一方で、取引画面が初心者には複雑、システム障害のリスク、楽天ユーザーにはポイント面で不利といったデメリットも存在します。ご自身の投資スタイルや重視するポイントに合わせて、他の証券会社とも比較しながら選択することが大切です。

SBI証券は、手数料を抑えて幅広い商品に投資したい方、ポイント還元を最大化したい方、IPO投資に挑戦したい方に特におすすめです。口座開設はスマホで簡単に完了し、最短翌営業日から取引を始められます。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しい情報は、SBI証券の公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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