米国株の休場日2025-2026|カレンダーと注意点

楽天銀行や楽天証券の口座開設を考えているけれど、手続きが複雑そうで不安に感じていませんか。
実は、楽天の口座開設はスマホがあれば最短翌営業日で完了し、銀行と証券を連携することで普通預金金利が最大0.28%にアップするなど、多くのメリットがあります。
この記事では、楽天銀行と楽天証券の口座開設手順を画像付きで詳しく解説し、マネーブリッジやハッピープログラムなどの連携サービスの活用方法までわかりやすくお伝えします。
楽天経済圏を最大限活用して、手数料を抑えながら楽天ポイントを効率よく貯める方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
楽天口座開設とは
楽天口座開設とは、楽天グループが提供する楽天銀行(ネット銀行)と楽天証券(ネット証券)の口座を開設することを指します。楽天銀行は2024年6月時点で口座数1,600万を突破し、楽天証券も1,300万口座を超えるなど、多くの利用者に選ばれています。
楽天銀行は預金や振込などの銀行サービスを提供する金融機関で、預金保険制度の対象となっており、元本1,000万円とその利息が保護されます。
一方、楽天証券は株式や投資信託などの金融商品を取引できる証券会社で、金融庁に登録された金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第195号)です。
楽天銀行と楽天証券の主な違い
楽天銀行:普通預金・定期預金・振込・ATM利用などの銀行業務
楽天証券:株式投資・投資信託・NISA・iDeCoなどの資産運用サービス
共通点:口座開設料・口座維持費は無料、インターネットで手続き完結
楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が最大年0.28%(税引前)にアップします。これは一般的な銀行の普通預金金利0.001%と比較して大幅に高い水準です。
また、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは投資にも利用できます。
ハッピープログラムにエントリーすることで、ATM手数料が最大月7回、他行への振込手数料が最大月3回無料になります。楽天カードの引き落とし口座に設定することで、楽天市場でのお買い物時のポイント還元率がアップするなど、楽天経済圏全体でメリットを享受できます。
楽天銀行と楽天証券は同時に開設することも、どちらか一方を先に開設することも可能です。
同時開設がおすすめで、楽天証券の口座開設申込み画面で楽天銀行口座も同時に申し込むことができます。同時開設の場合、マネーブリッジと自動入出金(スイープ)が自動的に設定された状態で利用開始できるため、手間が省けます。
すでに楽天銀行口座をお持ちの方は、楽天証券の口座開設時に楽天銀行との連携設定を行うことで、スムーズにマネーブリッジを利用できます。投資を始める予定がない方でも、楽天銀行単体で口座開設し、将来的に楽天証券を追加することも可能です。
楽天銀行の口座開設方法
楽天銀行の口座開設は、スマートフォンまたはパソコンから申し込みができ、本人確認書類の提出方法によって開設完了までの期間が異なります。
ここでは、最短で口座開設が完了する「スマホで本人確認」の方法を中心に解説します。
まず、楽天銀行の公式サイトにアクセスし、「口座開設はこちら」ボタンをクリックします。楽天会員の方は楽天IDでログインすることで、氏名や住所などの情報が自動入力され、入力の手間が省けます。
楽天会員でない方は、メールアドレスを登録して申込みを進めます。
口座開設の申込みが完了すると、登録したメールアドレス宛に「登録番号」と「アクセスキー」が記載されたメールが届きます。このメールは本人確認書類の提出時に必要になるため、大切に保管してください。
本人確認書類の提出方法は、「楽天銀行アプリで提出する(スピード口座開設)」と「書類を郵送する」の2種類があります。
スピード口座開設を選択すると、最短翌営業日で口座開設が完了します。
スピード口座開設を利用する場合、楽天銀行アプリをダウンロードし、アプリから本人確認書類を撮影して提出します。使用できる本人確認書類は、運転免許証またはマイナンバーカード(顔写真付き)です。アプリの指示に従って、本人確認書類の表面・裏面を撮影し、続けて自分の顔写真を撮影します。
マイナンバーカードを使用する場合は、カードの読み取り機能を利用することで、より迅速に本人確認が完了します。
書類を郵送する場合は、口座開設申込み後に送られてくる返信用封筒に本人確認書類のコピーを同封して返送します。郵送の場合、本人確認完了まで1~2週間程度かかります。
本人確認書類と顔写真の提出後、最短翌営業日に口座開設完了をお知らせする「ThankYouメール」が届きます。
メールに記載されたログインIDとパスワードを使って、楽天銀行にログインし、初期設定を行います。
初期設定は通常5分程度で完了します。その後、1~2週間程度で「ThankYouレター 初期設定ガイド」が転送不要の簡易書留で届きます。
初期設定が完了すると、すぐに楽天銀行のサービスを利用開始できます。ログイン後の画面から、楽天会員リンク登録を行うことで、ハッピープログラムへのエントリーも完了し、各種優遇サービスを受けられるようになります。
楽天銀行の口座開設にかかる期間は、本人確認書類の提出方法によって異なります。
スマホで本人確認(顔写真撮影)を利用した場合、最短翌営業日で口座開設が完了し、すぐにサービスを利用開始できます。
| 本人確認方法 | 開設完了までの期間 |
| スマホで本人確認(顔写真撮影) | 最短翌営業日 |
| 本人確認書類2点を撮影 | 1~2週間程度 |
| 書類を郵送 | 1~2週間程度 |
口座開設を急いでいる方は、スマホで本人確認を利用することをおすすめします。
楽天証券の口座開設方法
楽天証券の口座開設も、スマートフォンまたはパソコンから申し込みができ、本人確認方法によって開設完了までの期間が異なります。
ここでは、最短で口座開設が完了する「スマホで本人確認」の方法を中心に解説します。
楽天証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設はこちらから(無料)」ボタンをクリックします。
楽天会員の方は「楽天会員の方」を選択し、楽天IDとパスワードでログインします。楽天会員でない方は「楽天会員ではない方」を選択し、メールアドレスを登録します。
楽天会員でログインした場合、氏名や住所などの情報が自動入力されるため、入力の手間が大幅に省けます。
申込み画面では、国籍、納税方法(特定口座の選択)、NISA口座の開設有無などを選択します。初めて投資を始める方は、確定申告が不要になる「特定口座(源泉徴収あり)」を選択するのがおすすめです。
NISA口座は後からでも開設できるため、迷っている方は「開設しない」を選択しても問題ありません。
本人確認方法は、「スマホで本人確認」「アプリでマイナンバーカードを読み取り、本人確認」「書類アップロードで本人確認」の3種類から選択できます。
「スマホで本人確認」または「アプリでマイナンバーカードを読み取り」を選択すると、最短翌営業日にログインIDがメールで届きます。
「アプリでマイナンバーカードを読み取り」を選択した場合、スマートフォンアプリ「iGrow」をダウンロードし、アプリからマイナンバーカードをスマホにかざして読み取ります。この方法では、署名用電子証明書暗証番号(6~16桁の英数字)の入力が必要です。
本人情報の入力では、氏名、住所、勤務先情報などを入力します。途中でログインパスワードの設定が必要になるので、忘れないように保管してください。
本人確認が完了すると、ログインIDが記載されたメールが届きます(スマホで本人確認の場合)。
書類アップロードで本人確認を選択した場合は、約5営業日後にログインIDとパスワードが郵送で届きます。
初期設定は通常5分程度で完了します。初期設定が完了すると、すぐに楽天証券での取引を開始できます。
楽天証券の口座開設にかかる期間は、本人確認方法によって異なります。
「スマホで本人確認」または「アプリでマイナンバーカードを読み取り」を選択した場合、申込完了後から最短翌営業日にログインIDがメールで届きます。
| 本人確認方法 | 開設完了までの期間 |
| スマホで本人確認 | 最短翌営業日 |
| アプリでマイナンバーカードを読み取り | 最短翌営業日 |
| 書類アップロードで本人確認 | 約5営業日 |
急いでいる方は、スマホで本人確認を利用することをおすすめします。
本人確認書類と提出方法
楽天銀行と楽天証券の口座開設では、本人確認書類の提出が必須です。
使用できる本人確認書類の種類と提出方法を理解することで、スムーズに口座開設を完了できます。
楽天銀行でスマホで本人確認を利用する場合、運転免許証またはマイナンバーカード(顔写真付き)のいずれか1点が必要です。
書類を郵送する場合やアプリで提出する場合(顔写真なし)は、以下の書類から2点が必要になります。
| 提出方法 | 必要な本人確認書類 | 枚数 |
| スマホで本人確認(顔写真あり) | 運転免許証、マイナンバーカード | 1点 |
| アプリで提出(顔写真なし) | 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポート、住民基本台帳カードなど | 2点 |
| 書類を郵送 | 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポート、住民基本台帳カード、年金手帳など | 2点 |
楽天証券でスマホで本人確認を利用する場合、マイナンバーカードまたは運転免許証のいずれか1点が必要です。マイナンバーカードを使用すると、マイナンバー登録も同時に完了するため、後の手続きが不要になります。
スマホで本人確認は、楽天銀行・楽天証券ともに最短翌営業日で口座開設が完了する最速の方法です。
スマートフォンで本人確認書類と自分の顔写真を撮影するだけで、本人確認が完了します。
楽天銀行の場合、楽天銀行アプリをダウンロードし、「口座開設の書類提出」から手続きを進めます。申込み時に送られてきたメールに記載された「登録番号」と「アクセスキー」を入力し、本人確認書類を撮影します。その後、画面の指示に従って顔写真を撮影します。
楽天証券の場合、申込み画面で「スマホで本人確認」を選択し、本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)を撮影します。書類の表面・裏面を撮影した後、自分の顔写真を撮影します。
撮影は明るい場所で行い、書類の文字がはっきり読めるように注意してください。
スマートフォンを持っていない方や、アプリでの手続きが難しい方は、書類を郵送する方法も選択できます。
楽天銀行の場合、口座開設申込み後に返信用封筒が届くので、本人確認書類のコピーを同封して返送します。返送から1~2週間程度で本人確認が完了し、「ThankYouレター 初期設定ガイド」が転送不要の簡易書留で届きます。
楽天証券の場合も同様に、書類アップロードまたは郵送を選択でき、約5営業日でログインIDとパスワードが郵送で届きます。
本人確認でよくあるつまずきポイントは、申込み時の住所と本人確認書類の住所が一致していない場合です。
引っ越し後に住所変更をしていない本人確認書類は使用できないため、事前に住所変更手続きを行ってください。
本人確認書類の撮影時に、文字がぼやけていたり、光が反射して読めない場合は、再提出を求められることがあります。明るい場所で、書類全体が画面に収まるように撮影してください。
パスポートは、2020年2月4日以降に発行されたもの(所持人記入欄がないもの)は本人確認書類として使用できないため注意が必要です。マイナンバーカードの読み取りを行う場合、署名用電子証明書暗証番号(6~16桁の英数字)が必要です。この暗証番号を忘れた場合は、市区町村の窓口で再設定が必要になるため、事前に確認しておきましょう。
マネーブリッジとハッピープログラム
楽天銀行と楽天証券を連携させることで、普通預金金利の優遇やATM手数料の無料化など、多くのメリットを享受できます。
ここでは、マネーブリッジとハッピープログラムの仕組みと活用方法を詳しく解説します。
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させるサービスです。
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が最大年0.28%(税引前)にアップします。これは一般的な銀行の普通預金金利0.001%と比較して、約280倍の金利です。
金利の優遇は、前月末時点でマネーブリッジの設定が完了している場合、翌月から適用されます。例えば、1月10日に設定を完了した場合、2月1日から優遇金利が適用されます。優遇金利が適用される残高には上限があり、普通預金残高300万円までは年0.28%、300万円を超えた分は年0.22%(税引前)となります。
マネーブリッジには自動入出金(スイープ)機能も含まれており、楽天証券で株や投資信託を購入する際、楽天銀行の預金残高から不足資金を自動的に入金できます。
また、証券口座の資金を毎営業日夜間に楽天銀行へ自動出金することで、資金移動の手間なく優遇金利が適用されます。
ハッピープログラムは、楽天銀行のお客さま優遇プログラムです。
エントリーするだけで取引ごとに楽天ポイントが貯まり、ATM手数料が最大月7回、他行への振込手数料が最大月3回まで無料になります。
ハッピープログラムには、「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」の5つの会員ステージがあり、毎月25日終了時点の預かり資産残高、または前月26日~当月25日の対象サービスの取引件数で判定されます。
| ステージ | 条件(残高または取引件数) | ATM手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 | ポイント獲得倍率 |
| ベーシック | エントリー | 0回 | 0回 | 1倍 |
| アドバンスト | 残高10万円以上または取引5件以上 | 1回 | 1回 | 1倍 |
| プレミアム | 残高50万円以上または取引10件以上 | 2回 | 2回 | 2倍 |
| VIP | 残高100万円以上または取引20件以上 | 5回 | 3回 | 3倍 |
| スーパーVIP | 残高300万円以上または取引30件以上 | 7回 | 3回 | 3倍 |
ハッピープログラムの対象取引には、他行からの振込、他行あての振込、給与・賞与・年金の受け取り、自動引き落とし、ATMでの入出金などがあります。取引ごとに楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは振込手数料の支払いなどに利用できます。
マネーブリッジの設定は、楽天銀行と楽天証券の両方の口座を開設した後、楽天銀行または楽天証券のウェブサイトから行います。
楽天銀行と楽天証券を同時に開設した場合、マネーブリッジは自動的に設定された状態で利用開始できます。
マネーブリッジの設定が完了すると、自動入出金(スイープ)機能も同時に有効になります。楽天証券での取引に必要な資金は楽天銀行から自動的に入金され、余った資金も自動的に楽天銀行に戻るため、資金管理の手間が省けます。
手数料を無料にする方法
楽天銀行では、ハッピープログラムにエントリーすることで、ATM手数料や振込手数料を無料にすることができます。
ここでは、手数料の仕組みと無料にする方法を詳しく解説します。
楽天銀行は独自のATMを持たず、全国約100,000台の提携ATM(セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など)を利用します。
3万円以上の入金は無料、3万円未満の入金と出金は手数料がかかります。
| ATMの種類 | 入金手数料(3万円未満) | 出金手数料 |
| セブン銀行、イオン銀行 | 220円(税込) | 220円(税込) |
| ローソン銀行、イーネット | 275円(税込) | 275円(税込) |
| 三菱UFJ銀行、みずほ銀行 | 275円(税込) | 275円(税込) |
ハッピープログラムにエントリーすることで、会員ステージに応じてATM手数料が最大月7回まで無料になります。
口座開設から2カ月目までは、ATM利用手数料が月3回まで無料の特典があります。入出金のできる時間帯はATMの種類によって異なりますが、利用手数料は時間に限らず一律で、深夜や早朝に利用しても時間外手数料はかかりません。
楽天銀行の振込手数料は、楽天銀行同士の振込は無料、他行宛の振込は一律145円(税込)です。
ハッピープログラムにエントリーすることで、会員ステージに応じて他行宛の振込手数料が最大月3回まで無料になります。
給与・賞与・年金の受取口座を楽天銀行にすることで、翌月3回(上限月5回まで)無料になります。この特典は、ハッピープログラムの会員ステージに応じた無料回数と比較して、多い方の回数が適用されます。無料回数の未使用分は繰り越しが可能で、次に給与や年金の受取があった場合の無料回数と併せて、最大5回まで保有できます。
楽天ポイントを振込手数料の支払いに利用することもでき、50ポイントから1ポイント=1円として使用できます。ハッピープログラムにエントリー済みの方のみ利用可能です。
ハッピープログラムのランクを上げるには、預かり資産残高を増やす方法と、対象取引の件数を増やす方法の2つがあります。
預かり資産残高での判定は、毎月25日終了時点の残高が基準となるため、25日に残高が条件を満たすように調整するのが効果的です。
楽天ポイントの貯め方・使い方
楽天銀行と楽天証券を活用することで、楽天ポイントを効率よく貯めることができます。
ここでは、楽天経済圏全体でポイントを最大化する方法を解説します。
楽天銀行では、ハッピープログラムにエントリーすることで、対象取引ごとに楽天ポイントが貯まります。
他行からの振込で1~3ポイント、他行あての振込で1~3ポイント、給与・賞与・年金の受け取りで1~3ポイントなど、会員ステージに応じてポイント獲得倍率が上がります。
楽天銀行デビットカードを利用すると、利用金額に応じて楽天ポイントが貯まります。楽天銀行デビットカード(JCB)の場合、利用額100円につき1ポイント(還元率1%)が貯まります。コンビニやスーパーでの日常的な買い物でポイントが貯まるため、現金を引き出す代わりにデビットカードを利用することで、ATM手数料を節約しながらポイントも貯められます。
給与・賞与・年金の受取口座を楽天銀行にすることで、受取ごとにポイントが貯まるだけでなく、他行への振込手数料が翌月3回無料になる特典もあります。公共料金の口座振替を楽天銀行に設定することでも、取引件数が増え、会員ステージアップにつながります。
楽天証券では、投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。
投資信託の残高10万円ごとに毎月3~10ポイント(ハッピープログラムのステージに応じて変動)が付与されます。長期投資を行うことで、自動的にポイントが貯まり続けます。
楽天カードで投資信託を購入すると、購入金額の0.5%または1%の楽天ポイントが貯まります(2024年9月以降の改定により、一部条件が変更されています)。毎月5万円までのクレカ積立が可能で、年間最大6,000ポイント(月5万円×12カ月×1%の場合)を獲得できます。
国内株式の取引手数料の1%~2%がポイントバックされるサービスもあります(超割コース利用時)。取引が多い方ほど、ポイントが貯まりやすくなります。楽天証券での取引に応じて貯まったポイントは、楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループのサービスで利用できます。
楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座に設定すると、楽天市場でのお買い物時のポイント還元率が+0.5倍になります(SPU:スーパーポイントアッププログラム)。
楽天証券でポイント投資を行うと、さらに+0.5倍(投資信託の場合は+1倍)になります。
楽天経済圏でのポイント還元率アップ
楽天カードの基本還元率:1%
楽天市場での買い物:常時3%以上のポイント還元
楽天モバイル契約:+4倍
楽天ひかり契約:+2倍
最大還元率:16倍以上も可能
楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物だけでなく、楽天トラベルでの旅行予約、楽天ブックスでの書籍購入、楽天ビューティでの美容院予約など、幅広いサービスで利用できます。楽天経済圏のサービスを組み合わせることで、日常生活のあらゆる場面でポイントを貯めて使うことができます。
楽天証券では、貯まった楽天ポイントを投資に利用できる「ポイント投資」サービスがあります。
1ポイント=1円として、投資信託や国内株式の購入に利用できます。ポイント投資を行うことで、現金を使わずに投資を始められるため、投資初心者にもおすすめです。
ポイント投資には、通常ポイント(期間限定ポイントを除く)が利用できます。毎月500円分のポイント投資を行うと、楽天市場でのポイント還元率が+0.5倍になるSPU特典もあります(投資信託の場合は月3万円以上のポイント投資で+1倍)。
ポイント投資で購入した投資信託は、通常の投資と同様に値上がり益や分配金を受け取れます。NISA口座でポイント投資を行うこともでき、運用益が非課税になるメリットがあります。
少額から投資を始めたい方や、投資のリスクを抑えたい方は、まずポイント投資から始めてみるのがおすすめです。
楽天口座開設の注意点とデメリット
楽天銀行と楽天証券には多くのメリットがありますが、利用する前に知っておくべき注意点やデメリットもあります。
ここでは、正直に説明します。
楽天銀行の最大のデメリットは、実店舗がないため、対面でのサポートを受けられないことです。
通帳も発行されないため、入出金の記録はウェブサイトやアプリで確認する必要があります。インターネットやスマートフォンの操作に不慣れな方には、使いにくく感じる場合があります。
ATM手数料や振込手数料が無料になる条件を満たさない場合、手数料が割高になる可能性があります。ハッピープログラムにエントリーしていない場合、ATM手数料は1回220円~275円、振込手数料は145円かかります。メガバンクの場合、同行間の振込は無料のことが多いため、利用状況によっては楽天銀行の方が手数料が高くなることもあります。
楽天銀行の一部支店(第一生命支店、OKB支店、NCB支店、JRE BANK口座)は、マネーブリッジの優遇金利対象外です。これらの支店で口座を開設した場合、普通預金金利の優遇を受けられないため、注意が必要です。
楽天証券のデメリットは、IPO(新規公開株)の取扱数が他の大手ネット証券に比べて少ないことです。
2024年の実績では年間56銘柄と、SBI証券の78銘柄と比較すると少なくなっています。IPO投資を重視する方には、やや物足りない可能性があります。
米国株の取扱銘柄数は約4,500銘柄と、SBI証券の約5,000銘柄やマネックス証券の約5,000銘柄と比較するとやや少なめです。マイナーな米国株に投資したい方は、取扱銘柄を事前に確認することをおすすめします。
楽天グループ全体のサービス改悪リスクがあります。過去には、楽天市場のポイント還元率の引き下げや、楽天カードのクレカ積立ポイント還元率の変更などがありました。楽天経済圏のサービスに依存しすぎると、改悪時の影響を受けやすくなります。
楽天銀行と楽天証券の口座開設には審査があります。
審査落ちの主な理由は、本人確認書類の不備、反社会的勢力に該当する場合、過去に口座の不正利用歴がある場合などです。また、申込み情報と本人確認書類の内容が一致しない場合も、審査に通らないことがあります。
楽天銀行の場合、転居の前後や転送中の方は、郵便物を受け取れない可能性があるため、審査に通りにくくなります。楽天銀行からの郵便物は「転送不要」で届くため、住民票の住所と実際の居住地が異なる場合は、口座開設ができません。
楽天証券の場合、金融商品取引法に基づく審査が行われます。反社会的勢力に該当する場合や、過去に証券口座で不正取引を行った履歴がある場合は、口座開設ができません。また、未成年者の場合は親権者の同意が必要で、親権者が楽天証券の口座を持っていることが条件となります。
楽天グループは、過去に複数回のサービス改悪を行っています。
楽天経済圏に依存しすぎず、他の金融機関やサービスも併用することがリスク分散の基本です。例えば、住信SBIネット銀行やPayPay銀行など、他のネット銀行も開設しておくことで、改悪時にスムーズに乗り換えられます。
楽天証券でも、SBI証券やマネックス証券など、他のネット証券も併用することで、各社の強みを活かした投資が可能になります。NISA口座は1つの証券会社でしか開設できませんが、特定口座は複数の証券会社で開設できるため、用途に応じて使い分けることができます。
楽天グループの公式発表やニュースを定期的にチェックし、サービス内容の変更を早めに把握することも重要です。改悪が発表された場合、早めに対応策を考えることで、損失を最小限に抑えられます。
他のネット銀行との比較
楽天銀行以外にも、住信SBIネット銀行やPayPay銀行など、魅力的なネット銀行があります。
ここでは、主要なネット銀行と楽天銀行を比較し、どのような人に楽天銀行が向いているかを解説します。
住信SBIネット銀行は、SBI証券との連携サービス「SBIハイブリッド預金」を提供しており、楽天銀行のマネーブリッジと似たサービスです。
SBIハイブリッド預金の金利は年0.030%(2024年12月時点)で、楽天銀行のマネーブリッジ金利0.28%と比較すると低めです。
| 項目 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 |
| 普通預金金利(証券連携時) | 年0.28%(300万円まで) | 年0.030% |
| ATM手数料無料回数 | 最大月7回 | 最大月20回 |
| 振込手数料無料回数 | 最大月3回 | 最大月20回 |
| ポイント連携 | 楽天ポイント | Pontaポイント、JALマイルなど |
住信SBIネット銀行の強みは、ATM手数料と振込手数料の無料回数が多いことです。スマプロランクの最高ランクでは、ATM手数料が月20回、振込手数料が月20回まで無料になります。ATMや振込を頻繁に利用する方には、住信SBIネット銀行の方が有利です。
楽天銀行の強みは、証券連携時の普通預金金利の高さと、楽天ポイントの貯まりやすさです。楽天カードや楽天市場を頻繁に利用する方は、楽天銀行の方がポイント還元のメリットが大きくなります。
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は、PayPayとの連携が強みのネット銀行です。
普通預金金利は年0.025%(2024年12月時点)で、楽天銀行のマネーブリッジ金利と比較すると低めです。
| 項目 | 楽天銀行 | PayPay銀行 |
| 普通預金金利(証券連携時) | 年0.28%(300万円まで) | 年0.025% |
| ATM手数料無料回数 | 最大月7回 | 月1回(3万円以上の入出金は無料) |
| 振込手数料無料回数 | 最大月3回 | 月1回(PayPay銀行宛は無料) |
| ポイント連携 | 楽天ポイント | PayPayポイント |
PayPay銀行の強みは、PayPayとの連携がスムーズで、PayPay残高へのチャージが即座に反映されることです。PayPayを頻繁に利用する方には、PayPay銀行の方が便利です。また、Visaデビットカードの還元率が最大1.5%と高いのも魅力です。
楽天銀行の強みは、やはり証券連携時の普通預金金利の高さと、楽天経済圏全体でのポイント還元です。PayPayよりも楽天ポイントを貯めたい方、楽天市場で頻繁に買い物をする方には、楽天銀行の方が向いています。
楽天銀行を選ぶべき人は、楽天カードや楽天市場をすでに利用している方、楽天証券で投資を始めたい方、普通預金金利を高くしたい方です。
楽天経済圏のサービスを複数利用することで、ポイント還元率が大幅にアップし、日常生活のあらゆる場面でお得になります。
また、投資初心者で、銀行と証券を連携させて資産運用を始めたい方にもおすすめです。マネーブリッジの自動入出金機能により、投資資金の管理が簡単になり、初めての方でも安心して投資を始められます。
楽天銀行を選ばない方がいい人は、対面でのサポートを重視する方、ATMや振込を非常に頻繁に利用する方、楽天グループのサービスをほとんど利用していない方です。
対面サポートが必要な方は、実店舗のある銀行の方が安心です。ATMや振込を月に10回以上利用する方は、住信SBIネット銀行の方が手数料無料回数が多く、お得になる可能性があります。楽天カードや楽天市場を利用していない方は、楽天銀行のポイント還元のメリットを十分に享受できないため、他のネット銀行を検討した方がよいでしょう。
楽天銀行と楽天証券の口座開設は、スマートフォンがあれば最短翌営業日で完了し、マネーブリッジ設定により普通預金金利が最大年0.28%にアップするなど、多くのメリットがあります。
口座開設の手順は、楽天銀行・楽天証券ともに公式サイトから申込み情報を入力し、本人確認書類を提出するだけです。スマホで本人確認を利用することで、最短で口座開設が完了します。
マネーブリッジとハッピープログラムを活用することで、ATM手数料や振込手数料を無料にでき、楽天ポイントも効率よく貯められます。楽天経済圏のサービスを組み合わせることで、日常生活のあらゆる場面でポイント還元を受けられ、資産形成にも役立ちます。
ただし、楽天銀行には実店舗がないことや、楽天グループのサービス改悪リスクがあることなど、デメリットもあります。他のネット銀行とも比較し、自分の利用状況に合った金融機関を選ぶことが大切です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な口座開設の判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天銀行・楽天証券の公式サイトでご確認ください。手数料・サービス内容は変更される可能性があります。
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