イオン銀行の口座開設|手順と選び方を徹底解説

証券会社選びで「大手は敷居が高そう」「ネット証券だけでは不安」と感じていませんか。
そんな方におすすめなのが、対面サポートと地域密着を強みとする中堅証券会社です。
中堅証券会社は、大手証券ほどの規模はないものの、地域に根ざした丁寧な対応と、個人投資家向けのきめ細かいサービスが魅力なんです。
この記事では、中堅証券7社の特徴や選び方、メリット・デメリットまで、投資初心者にも分かりやすく解説します。
あなたに合った証券会社選びの参考にしてください。
目次
中堅証券会社とは
中堅証券会社は、証券業界において大手証券と地場証券の中間に位置する証券会社です。
個人投資家向けのリテール業務を中心に、地域に密着した営業スタイルで展開しています。
中堅証券会社とは、野村證券やみずほ証券などの大手5社(五大証券)と、地域限定で営業する地場証券の中間に位置する証券会社を指します。
明確な定義はありませんが、業界では藍澤證券、いちよし証券、岩井コスモ証券、極東証券、東洋証券、丸三証券、水戸証券の7社を「中堅7社」と呼んでいます。
これらの企業は、全国展開している大手証券と異なり、特定の地域に強い営業基盤を持つのが特徴です。
例えば、岩井コスモ証券は関西地盤、丸三証券は東海地区、水戸証券は関東・東北に強い支店網を持っています。
従業員数は数百人から千人程度、支店数は20~40店舗前後と、大手証券よりは小規模ながら、地場証券よりは広域で展開しています。
売上高(純営業収益)は、大手証券が数千億円規模であるのに対し、中堅証券は数十億円から200億円程度の規模感です。
大手ほどの資本力はありませんが、地域に根ざした長年の実績と信頼関係を強みとしています。
| 分類 | 主な証券会社 | 特徴 | 営業スタイル |
| 大手証券(五大証券) | 野村證券、みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 全国展開、機関投資家向け業務も充実、売上高数千億円規模 | 対面・オンライン両対応、法人営業も強い |
| 準大手証券 | 東海東京証券、岡三証券 | 地域に強い営業基盤、総合証券としての機能を持つ | 地域密着と全国展開のハイブリッド |
| 中堅証券 | 藍澤證券、いちよし証券、岩井コスモ証券、極東証券、東洋証券、丸三証券、水戸証券 | リテール業務中心、地域密着型、対面営業重視 | 地域に根ざした対面営業が中心 |
| 地場証券 | 各地域の小規模証券会社 | 特定地域に限定した営業、地元企業との関係が深い | 地域密着型の対面営業のみ |
| ネット証券 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券など | インターネット取引専業、手数料が安い | オンライン取引のみ、対面サポートなし |
中堅証券は、大手証券ほどの規模や資本力はないものの、地域に密着した丁寧な対応と、個人投資家に寄り添ったサービスが強みです。
ネット証券のような低コストは難しいですが、担当者と相談しながら資産運用を進めたい方には適した選択肢と言えます。
中堅証券7社とは
中堅証券7社は、証券業界で「中堅7社」と呼ばれる証券会社です。
いずれも長い歴史を持ち、地域に根ざした営業を展開しています。ここでは、各社の基本情報と特徴を一覧でご紹介します。
| 証券会社名 | 創業年 | 本社所在地 | 主な営業エリア | 特徴 |
| 藍澤證券 | 1918年 | 東京都中央区 | 関東 | 100年超の歴史を持つ老舗証券 |
| いちよし証券 | 1944年 | 東京都中央区 | 全国(特に関西・中国・九州) | 中堅証券の中では最大手、IPO実績が豊富 |
| 岩井コスモ証券 | 1917年 | 大阪府大阪市 | 関西 | 関西地盤、オンライン取引も充実 |
| 極東証券 | 1947年 | 東京都中央区 | 関東 | 三井グループ系、債券・中小型株に強み |
| 東洋証券 | 1916年 | 東京都中央区 | 中国地方・全国 | 中国株に強い、広島県呉市発祥 |
| 丸三証券 | 1909年 | 東京都千代田区 | 東海地区・関東 | 東海地区に強い基盤、オンライン対応も早期に開始 |
| 水戸証券 | 1921年 | 東京都文京区 | 関東・東北 | 関東・東北に支店網、地域密着型 |
これらの証券会社は、いずれも100年前後の歴史を持ち、地域に根ざした営業を展開しています。
大手証券のような全国一律のサービスではなく、地域ごとの特性に合わせたきめ細かい対応が特徴です。
| 順位 | 証券会社名 | 純営業収益(売上高) | 特記事項 |
| 1位 | いちよし証券 | 約200億円規模 | 中堅証券の中では最大手、全国展開 |
| 2位 | 岩井コスモ証券 | 約150億円規模 | 関西地盤、東証プライム市場上場 |
| 3位 | 丸三証券 | 約100億円規模 | 東海地区に強い基盤 |
| 4位 | 極東証券 | 約80億円規模 | 三井グループ系、債券に強み |
| 5位 | 藍澤證券 | 約60億円規模 | 老舗証券、関東中心 |
| 6位 | 水戸証券 | 約50億円規模 | 関東・東北中心 |
| 7位 | 東洋証券 | 約40億円規模 | 中国株に強み、広島発祥 |
中堅証券7社の売上高は、大手証券(数千億円規模)と比べると小規模ですが、地域に密着した営業で安定した経営を続けています。
いちよし証券と岩井コスモ証券は中堅証券の中でも規模が大きく、全国展開を進めています。
なお、売上高は市場環境や各社の事業戦略により変動します。最新の情報は各社の有価証券報告書やIR情報でご確認ください。
中堅証券会社の3つの特徴
中堅証券会社には、大手証券やネット証券とは異なる独自の特徴があります。
ここでは、中堅証券の事業特性を3つの観点から解説します。
中堅証券会社は、個人投資家向けのリテール業務を事業の中心としています。
大手証券のように機関投資家向けの大型取引や、企業の資金調達支援(ホールセール業務)に注力するのではなく、個人のお客様一人ひとりに寄り添った資産運用サポートを提供しているのが特徴です。
中堅証券のリテール業務
株式や投資信託の販売
債券の提案
NISA口座の開設サポート
地元企業や中小型企業の上場支援
大手証券が富裕層や法人顧客に注力する一方、中堅証券は数百万円から数千万円の資産を持つ一般的な個人投資家を主な顧客層としています。
また、IPO(新規公開株)の引受業務でも、地元企業や中小型企業の上場支援に力を入れており、地域経済の活性化に貢献しています。
中堅証券会社の最大の特徴は、地域に密着した営業スタイルです。
全国一律のサービスを提供する大手証券やネット証券とは異なり、各地域の特性や顧客ニーズに合わせたきめ細かい対応を行っています。
例えば、岩井コスモ証券は関西地方に17事業所を展開し、大阪を中心とした関西圏の個人投資家に強い支持を得ています。
丸三証券は東海地区、水戸証券は関東・東北地方に強い営業基盤を持ち、地元企業の株式や地域に根ざした投資商品の提案を得意としています。
地域密着型の営業では、支店の担当者が長年同じエリアで活動することも多く、顧客との信頼関係が深まりやすいのが特徴です。
地元の経済動向や企業情報に詳しい担当者から、地域に特化した投資情報を得られるメリットもあります。
また、地域のセミナーや勉強会を定期的に開催し、投資初心者向けの教育活動にも力を入れています。
中堅証券会社は、対面営業を重視したサポート体制を整えています。
ネット証券が台頭する中、あえて対面での丁寧な相談対応を強みとしているのが特徴です。
投資初心者や高齢者にとって、インターネットだけで投資判断を行うのは不安が大きいものです。
中堅証券では、支店に足を運べば担当者が直接相談に乗ってくれるため、「何から始めればいいか分からない」「専門用語が難しい」といった悩みを解消しやすい環境が整っています。
また、退職金や相続で突然まとまった資金を手にした方にとって、対面での資産運用相談は心強いサポートとなります。
担当者が顧客の年齢、家族構成、リスク許容度などを丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合った投資プランを提案してくれます。
ただし、対面営業にはメリットだけでなく注意点もあります。担当者の質にばらつきがあることや、手数料目当ての頻繁な売買提案(回転売買)を受けるリスクもゼロではありません。担当者の提案を鵜呑みにせず、ご自身でも情報収集し、納得した上で投資判断を行うことが大切です。
中堅証券7社それぞれの特徴を解説
中堅証券7社は、それぞれ異なる歴史と強みを持っています。
ここでは、各社の創業年、本社所在地、特徴を個別に詳しく解説します。
藍澤證券は1918年(大正7年)創業の老舗証券会社で、100年を超える歴史を持ちます。
本社は東京都中央区日本橋にあり、関東地方を中心に営業展開しています。
藍澤證券の特徴
100年超の歴史を持つ老舗証券
関東地方を中心に営業展開
子会社の日本アジア証券を通じたアジア市場への投資サポート
対面営業を重視した丁寧なサポート
藍澤證券の強みは、長年培ってきた信頼と実績です。
創業以来、個人投資家向けのリテール業務を中心に、堅実な経営を続けてきました。
いちよし証券は、中堅証券7社の中で最大手の証券会社です。
1944年(昭和19年)に三栄証券として大阪で設立され、2000年に現在の社名に変更しました。本社は東京都中央区八丁堀にあります。
いちよし証券の最大の特徴は、全国16都府県に38店舗を展開する営業網の広さです。
関西、中国地方、九州地方を中心に、地域密着型の営業を展開しています。
IPO(新規公開株)の引受実績が豊富で、主幹事実績は累計49社、幹事・シ団会社実績は1,040社(2017年12月時点)にのぼります。
「いちよし基準」と呼ばれる独自の商品選定基準を設けており、個人投資家の安定的な資産形成を重視した商品ラインナップが特徴です。
中堅証券の中では規模が大きく、サービスの充実度も高い証券会社と言えます。
岩井コスモ証券は、1917年(大正6年)設立の歴史ある証券会社です。
本社は大阪府大阪市中央区今橋にあり、関西地方を中心に全国34事業所を展開しています。
岩井コスモ証券の特徴は、対面営業とオンライン取引の両方に力を入れている点です。
「コスモ・ネットレ」というオンライン取引サービスを提供しており、初心者やシニア世代にも使いやすい取引画面と、充実したサポート体制が評価されています。
関西地盤の証券会社として、大阪を中心とした関西圏に17事業所を持ち、地域密着型の営業を展開しています。
東証プライム市場に上場する岩井コスモホールディングスの完全子会社として、経営の安定性も高い証券会社です。
極東証券は、1947年(昭和22年)に冨士証券として設立され、1949年に現在の社名に変更しました。
本社は東京都中央区日本橋茅場町にあります。
極東証券の最大の特徴は、三井グループ系の証券会社である点です。
三井銀行(現・三井住友銀行)と業務提携を締結しており、三井グループの一員として信頼性の高い経営を続けています。
極東証券の特徴
対面営業に特化(オンライン取引なし)
富裕層向けの保守的な営業スタイル
債券や中小型株の提案に強み
ニッチな商品や特色ある既発社債、外債の営業に力を入れる
東洋証券は、1916年(大正5年)に広島県呉市で創業した証券会社です。
本社は東京都中央区八丁堀にあり、中国地方を中心に全国展開しています。
東洋証券の最大の特徴は、「中国株の東洋証券」と呼ばれるほど中国市場に強い点です。
1987年に香港に現地法人を設立し、日本初の単位型中国株式投資信託「東洋チャイナファンド」を募集・設定するなど、早くから中国市場に注力してきました。
また、広島県呉市発祥の証券会社として、中国地方に強い営業基盤を持っています。
丸三証券は、1909年(明治42年)に東京兜町で創業した証券会社です。
本社は東京都千代田区麹町にあり、東海地区と関東地方を中心に営業展開しています。
丸三証券の特徴は、東海地区に強い営業基盤を持つ点です。
名古屋を中心とした東海地方の個人投資家に長年支持されており、地域に根ざした営業を展開しています。
また、中堅証券の中では比較的早期にオンライン取引に対応しました。
1987年からパソコンによる投資情報サービス「ホームトレードサービス」を開始し、1997年にはオンライントレードサービスをスタートさせています。
水戸証券は、1921年(大正10年)創業の証券会社です。
本社は東京都文京区にあり、関東地方と東北地方を中心に営業展開しています。
水戸証券の特徴は、関東・東北地方に強い支店網を持つ点です。
茨城県や栃木県、福島県など、北関東・東北地方の個人投資家に長年支持されており、地域密着型の営業を展開しています。
独立系の中堅証券として、地域に根ざした丁寧な対応と、個人投資家に寄り添ったサービスが魅力です。
中堅証券会社で気をつけたい4つのこと
中堅証券会社には、対面相談の安心感や地域密着型のサービスといったメリットがある一方、注意すべき点もあります。
ここでは、メリットとデメリットを両面から解説します。
中堅証券会社の最大のメリットは、担当者と対面で相談できる安心感です。
投資初心者や高齢者にとって、インターネットだけで投資判断を行うのは不安が大きいものです。
支店に足を運べば、担当者が直接相談に乗ってくれるため、「何から始めればいいか分からない」「専門用語が難しい」といった悩みを解消しやすい環境が整っています。
また、退職金や相続で突然まとまった資金を手にした方にとって、対面での資産運用相談は心強いサポートとなります。
中堅証券会社は、地域に密着した営業を展開しているため、地元に根ざした長期的な信頼関係を築きやすいのが特徴です。
支店の担当者が長年同じエリアで活動することも多く、顧客との関係が深まりやすい環境があります。
地域の経済動向や地元企業の情報に詳しい担当者から、地域に特化した投資情報を得られるメリットもあります。
また、地域のセミナーや勉強会に参加することで、同じ地域の投資家同士のネットワークを築くこともできます。
中堅証券会社のデメリットとして、手数料がネット証券より高めである点が挙げられます。
対面営業を行うため、人件費や店舗運営費がかかり、その分が手数料に反映されます。
例えば、SBI証券や楽天証券などの主要ネット証券では、国内株式の現物取引手数料が原則無料ですが、中堅証券では数百円から数千円の手数料がかかることが一般的です。
頻繁に売買を行う方や、少額投資を行う方にとっては、手数料負担が大きくなる可能性があります。
また、投資信託の購入時手数料(販売手数料)も、ネット証券では無料(ノーロード)の商品が多い一方、中堅証券では手数料がかかることがあります。
中堅証券会社では、営業担当者の質にばらつきがある点にも注意が必要です。
優秀で顧客思いの担当者もいれば、自分の営業成績を優先して頻繁な売買を勧める担当者もいるのが実情です。
特に注意したいのが、手数料目当ての「回転売買」です。投資信託を短期間で別の商品に乗り換えさせることで、販売手数料を繰り返し得ようとする営業手法で、過去に問題となったケースもあります。
担当者の提案を鵜呑みにせず、ご自身でも情報収集し、納得した上で投資判断を行うことが重要です。
また、担当者の異動により、信頼していた担当者が変わってしまうこともあります。
中堅証券会社の選び方
中堅証券会社を選ぶ際には、ご自身の投資スタイルやニーズに合った証券会社を選ぶことが大切です。
ここでは、選定基準を4つのポイントから解説します。
中堅証券会社を選ぶ際には、ご自身が住む地域に支店があるか、営業基盤が強いかを確認しましょう。
地域密着型の営業が強みの中堅証券では、支店が近くにあるかどうかが重要なポイントです。
各社の公式サイトで支店一覧を確認し、ご自宅や職場から通いやすい場所に支店があるかをチェックしましょう。
中堅証券会社によって、取扱商品の種類や得意分野が異なります。
ご自身が投資したい商品を取り扱っているか、事前に確認しましょう。
例えば、中国株に興味がある方は東洋証券、債券投資を検討している方は極東証券といったように、各社の強みに合わせて選ぶことができます。
また、NISA口座の開設を検討している方は、NISA対応商品のラインナップも確認しましょう。
中堅証券会社を選ぶ際には、手数料体系を比較することも重要です。
対面営業を行う中堅証券では、ネット証券より手数料が高めですが、証券会社によって手数料水準は異なります。
株式売買手数料、投資信託の購入時手数料(販売手数料)、NISA口座の手数料などを比較し、ご自身の投資スタイルに合った手数料体系の証券会社を選びましょう。
また、一部の中堅証券では、オンライン取引を利用することで手数料が割安になるケースもあります。
IPO(新規公開株)投資に興味がある方は、各証券会社のIPO取扱実績を確認しましょう。
中堅証券は、地元企業や中小型企業のIPO引受に強みを持っており、大手証券では取り扱わないIPO銘柄に申し込めるチャンスがあります。
いちよし証券は、中堅証券の中でIPO実績が豊富で、主幹事実績も多数あります。
IPO投資では、主幹事証券から申し込むと当選確率が高まるため、IPO実績の多い証券会社を選ぶことが重要です。
大手証券・ネット証券との使い分け方
中堅証券会社、大手証券、ネット証券は、それぞれ異なる強みを持っています。
ここでは、実践的な併用戦略をご紹介します。
投資初心者や、まとまった資金の運用を検討している方には、対面相談は中堅証券、日常的な取引はネット証券という使い分けがおすすめです。
中堅証券の対面相談で、資産全体の運用方針やポートフォリオの組み方、リスク管理の考え方などを相談し、大まかな投資戦略を立てます。
その上で、日常的な売買や少額投資はネット証券で行うことで、手数料負担を抑えながら、専門家のアドバイスも受けられる環境を整えられます。
ただし、複数の証券会社を利用する場合、資産管理が煩雑になる点には注意が必要です。定期的に全体のポートフォリオを見直し、バランスを確認することが大切です。
IPO(新規公開株)投資では、中堅証券、大手証券、ネット証券の複数口座を活用することで、当選確率を高めることができます。
IPOは人気が高く、抽選倍率が数十倍から数百倍になることも珍しくありません。
複数の証券会社から申し込むことで、当選のチャンスを増やせます。特に、中堅証券は地元企業や中小型企業のIPOに強く、大手証券やネット証券では取り扱わない銘柄に申し込める可能性があります。
また、主幹事証券から申し込むと当選確率が高まるため、いちよし証券など、IPO主幹事実績の多い中堅証券の口座を開設しておくのも有効です。
中堅証券会社で投資を始める流れ
中堅証券会社で投資を始める際の具体的な手順を解説します。
口座開設から初回面談まで、スムーズに進めるためのポイントをご紹介します。
中堅証券会社で口座を開設する際には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。
具体的には、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などが本人確認書類として利用できます。
口座開設にかかる期間は、証券会社によって異なりますが、最短即日から数営業日程度です。
NISA口座を同時に開設する場合は、さらに時間がかかることがあるため、余裕を持って申込を行いましょう。
中堅証券会社で口座を開設した後、支店での初回面談では、ご自身の投資目的やリスク許容度を明確に伝えることが大切です。
担当者が顧客の状況を正確に把握することで、適切な投資提案を受けられます。
初回面談では、担当者の提案を鵜呑みにせず、分からないことは遠慮なく質問することが大切です。
また、手数料体系やリスクについても、しっかり確認しましょう。
中堅証券会社にも、大手証券と同様に倒産リスクはゼロではありません。ただし、日本の証券会社は金融庁の厳格な監督下にあり、財務の健全性が定期的にチェックされています。万が一、証券会社が破綻した場合でも、顧客の資産は「分別管理」により保護されます。証券会社は、顧客の資産と自社の資産を分けて管理することが法律で義務付けられており、証券会社が倒産しても顧客の資産は原則として全額保護されます。
投資者保護基金は、証券会社が破綻した際に、顧客の資産を保護するための制度です。分別管理が適切に行われていなかった場合でも、一人当たり1,000万円まで補償されます。
はい、中堅証券会社でもNISA口座を開設できます。中堅証券7社は全て、つみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しています。ただし、取扱商品のラインナップは証券会社によって異なります。つみたて投資枠で投資できる投資信託の本数や、成長投資枠で投資できる株式の種類などを、事前に確認しましょう。また、NISA口座は一人一口座しか開設できないため、どの証券会社で開設するかは慎重に検討することが大切です。
営業担当者から強引な勧誘や、頻繁な売買提案を受けた場合は、はっきりと断ることが大切です。納得できない商品への投資は避け、ご自身が理解し、納得した商品にのみ投資しましょう。担当者の対応に問題がある場合は、支店長や本社のコンプライアンス部門に相談することもできます。また、金融庁や日本証券業協会の相談窓口に連絡することも可能です。
はい、中堅証券とネット証券の併用は可能です。むしろ、それぞれの強みを活かした使い分けがおすすめです。対面相談は中堅証券で行い、日常的な取引はネット証券で行うことで、専門家のアドバイスを受けながら、手数料負担を抑えた投資が可能になります。また、IPO投資では複数の証券会社に口座を開設することで、当選確率を高めることができます。
中堅証券会社は、大手証券と地場証券の中間に位置し、地域密着型の対面営業を強みとする証券会社です。
藍澤證券、いちよし証券、岩井コスモ証券、極東証券、東洋証券、丸三証券、水戸証券の7社が代表的で、それぞれ異なる地域基盤と特徴を持っています。
中堅証券の最大の魅力は、担当者と対面で相談できる安心感と、地域に根ざした長期的な信頼関係です。
投資初心者や高齢者、まとまった資金の運用を検討している方にとって、丁寧なサポートを受けられる環境が整っています。
一方で、手数料がネット証券より高めであることや、営業担当者の質にばらつきがある点には注意が必要です。
担当者の提案を鵜呑みにせず、ご自身でも情報収集し、納得した上で投資判断を行うことが重要です。
中堅証券を選ぶ際には、地域での営業基盤、取扱商品の種類、手数料体系、IPO実績などを比較し、ご自身の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。
また、中堅証券とネット証券を併用することで、それぞれの強みを活かした効率的な資産運用が可能になります。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは各証券会社にご確認いただき、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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