個人年金保険とiDeCoを比較|選び方と併用のポイント

投資信託を始めたいけれど、どの銘柄を選べばいいか分からないとお悩みではありませんか。
投資信託は数千本もの商品があり、初心者の方が自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。
この記事では、人気の投資信託ランキングTOP5を紹介し、失敗しない選び方のポイントを分かりやすく解説します。
NISAを活用した始め方や、年代別のおすすめ銘柄、気をつけるべきリスクまで網羅的にお伝えします。
投資信託選びで迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
人気の投資信託ランキングTOP5
投資信託を選ぶ際、多くの投資家に支持されている人気銘柄を知ることは重要な判断材料になります。ここでは、純資産総額や資金流入額、投資家からの評価が高い投資信託TOP5を紹介します。
いずれも低コストで分散投資ができるインデックスファンドが中心となっており、初心者の方にもおすすめできる銘柄です。
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、これ1本で世界中の株式市場に投資できます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国と新興国の株式に幅広く投資できるインデックスファンドです。約3,000銘柄に分散投資できるため、世界経済全体の成長を享受したい方に最適です。
信託報酬は年率0.05775%程度と業界最低水準で、長期保有でもコストを抑えられます。純資産総額は3兆円を超え、つみたてNISA対象商品としても高い人気を誇ります。
純資産総額は4兆円を超える国内最大級の投資信託です。米国の主要500社に投資でき、世界最大の経済大国の成長を取り込めます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動するインデックスファンドです。アップルやマイクロソフトなど、米国の主要企業に投資できます。
信託報酬は年率0.09372%程度と低コストで、過去の運用実績も安定しています。長期的に右肩上がりの成長が期待できるため、米国株式市場の成長に投資したい方におすすめです。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場全体に投資できるインデックスファンドです。CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動し、大型株から小型株まで約4,000銘柄に分散投資できます。
信託報酬は年率0.162%程度で、S&P500よりも幅広い銘柄に投資できる点が特徴です。純資産総額は1兆円を超え、多くの証券会社で購入できます。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBI証券が提供するS&P500連動型のインデックスファンドです。バンガード社のETFを通じて米国の主要500社に投資でき、信託報酬は年率0.0938%程度と業界最低水準を実現しています。
純資産総額は1兆円を超え、SBI証券ユーザーを中心に高い支持を得ています。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同様にS&P500に連動しますが、わずかにコストが低い点が魅力です。
ニッセイ・インデックスバランスファンドは、国内外の株式と債券にバランスよく投資できるバランス型ファンドです。株式と債券の比率を調整することで、リスクを抑えながら安定したリターンを目指します。
信託報酬は年率0.154%程度で、バランス型ファンドとしては低コストです。純資産総額は2,000億円を超え、リスクを抑えた運用を希望する方や、退職後の資産運用を考えている方に適しています。
投資信託は、多くの投資家から集めた資金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資する金融商品です。少額から始められ、分散投資によってリスクを抑えられるため、投資初心者にも適しています。
ここでは投資信託の基本的な仕組みと、知っておくべきポイントを解説します。
投資信託は、投資家から集めた資金を「ファンドマネージャー」と呼ばれる運用の専門家が運用する仕組みです。投資家は投資信託を購入することで、間接的に株式や債券などの資産に投資できます。
運用で得られた利益は、保有口数に応じて投資家に分配されます。
投資信託の大きなメリット
少額から始められる
100円から購入でき、まとまった資金がなくても投資を始められる
1つの投資信託で数百から数千の銘柄に分散投資できる
投資信託は証券会社や銀行などの販売会社を通じて購入します。購入時には基準価額と呼ばれる1口あたりの価格で取引され、この価格は毎日変動します。
投資信託には、大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの株価指数に連動することを目指す投資信託です。
市場平均と同じ値動きを目指すため、運用コストが低く、信託報酬は年率0.1%前後が一般的です。
一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーが独自の調査や分析に基づいて銘柄を選定し、市場平均を上回るリターンを目指します。運用に手間がかかるため、信託報酬は年率1%前後と高めに設定されています。
初心者の方には、低コストで市場平均のリターンが期待できるインデックスファンドがおすすめです。長期投資では、コストの差が運用成績に大きく影響します。
| メリット | デメリット |
| 少額から始められる(100円から購入可能) | 信託報酬などのコストがかかる |
| 分散投資によってリスクを抑えられる | 元本保証ではなく、損失が出る可能性がある |
| 専門家が運用してくれる | リアルタイムでの売買ができない |
投資信託は、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で保有することが大切です。株式のように即座に売買したい方には不向きですが、長期的な資産形成を目指す方には適した金融商品です。
投資信託を選ぶ際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。ここでは、初心者の方でも失敗しないための5つの選び方を解説します。
これらのポイントを押さえることで、自分に合った投資信託を見つけられるでしょう。
信託報酬は、投資信託を保有している間、毎日差し引かれる運用管理費用です。年率で表示され、たとえば信託報酬が年率0.1%の場合、100万円の投資信託を1年間保有すると約1,000円のコストがかかります。
信託報酬は運用成績に関係なく発生するため、できるだけ低いものを選ぶことが重要です。特に長期投資では、わずかな信託報酬の差が最終的なリターンに大きく影響します。
インデックスファンドであれば年率0.1%前後、アクティブファンドでも年率1%以下を目安にするとよいでしょう。
同じ指数に連動するインデックスファンドでも、運用会社によって信託報酬が異なります。購入前に目論見書や証券会社のサイトで信託報酬を確認し、低コストの商品を選びましょう。
純資産総額は、その投資信託に集まっている資金の総額です。純資産総額が大きいほど、多くの投資家から支持されている証拠であり、運用の安定性も高まります。
一般的には、100億円以上の純資産総額があれば安心とされています。
純資産総額が小さい投資信託は、運用が非効率になったり、最悪の場合は繰上償還(運用終了)のリスクがあります。
また、純資産総額が増加傾向にあるかどうかも重要です。純資産総額が減少し続けている投資信託は、投資家が資金を引き揚げている可能性があり、将来的に繰上償還のリスクが高まります。
投資信託の分散度は、リスク管理において非常に重要です。分散度が高いほど、特定の国や業種の不調が全体のパフォーマンスに与える影響を抑えられます。
全世界株式に投資する投資信託は、約3,000銘柄に分散投資できるため、リスクを最小限に抑えられます。
投資信託の運用実績を確認する際は、過去1年、3年、5年といった期間ごとのリターンをチェックします。ただし、過去の実績が将来のリターンを保証するものではないため、あくまで参考情報として捉えましょう。
インデックスファンドの場合は、連動を目指している指数(ベンチマーク)との乖離が小さいかどうかが重要です。ベンチマークとの差を「トラッキングエラー」と呼び、この数値が小さいほど優秀なインデックスファンドと言えます。
つみたてNISA(現在の新NISAのつみたて投資枠)対象の投資信託は、金融庁が定める厳しい基準をクリアした商品です。
つみたてNISA対象の投資信託は、販売手数料が無料(ノーロード)で、信託報酬も一定水準以下に抑えられています。また、頻繁に分配金が支払われない仕組みになっており、複利効果を最大限に活用できます。
つみたてNISA対象かどうかは、金融庁のウェブサイトや証券会社のサイトで確認できます。投資信託選びで迷ったら、まずつみたてNISA対象の商品から選ぶことをおすすめします。
NISAを使った投資信託の始め方
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年からの新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。
ここではNISAを活用した投資信託の始め方を解説します。
つみたて投資枠は、年間120万円まで投資でき、長期・積立・分散投資に適した投資信託を非課税で運用できる制度です。毎月一定額を自動的に積み立てる仕組みで、投資のタイミングを気にする必要がありません。
つみたて投資枠の最大のメリットは、ドルコスト平均法によってリスクを抑えられることです。毎月一定額を積み立てることで、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く購入できます。
まずは月1万円程度から始め、慣れてきたら金額を増やしていくとよいでしょう。
成長投資枠は、年間240万円まで投資でき、つみたて投資枠よりも幅広い商品に投資できる制度です。個別株や一部のアクティブファンド、REITなども対象となり、より積極的な運用が可能です。
成長投資枠は、つみたて投資枠と併用できます。たとえば、つみたて投資枠で全世界株式のインデックスファンドを積み立てながら、成長投資枠で米国株式や個別株に投資するといった使い方ができます。
成長投資枠で投資できる投資信託には、信託報酬が高いものや、毎月分配型のものも含まれます。購入前に信託報酬や分配金の仕組みをしっかり確認しましょう。
新NISAの非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円までです。この枠を最大限に活用するには、つみたて投資枠と成長投資枠を計画的に使い分けることが重要です。
まずは、つみたて投資枠で毎月10万円(年間120万円)を積み立て、余裕があれば成長投資枠で追加投資を行うとよいでしょう。つみたて投資枠だけを使う場合、年間120万円で15年間積み立てれば非課税枠の上限に達します。
新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年以降に復活する仕組みになっています。ただし、頻繁に売買すると手数料がかさむため、基本的には長期保有を前提に投資することをおすすめします。
投資信託は、年齢やライフステージによって最適な選び方が異なります。若い世代はリスクを取って積極的に運用し、年齢が上がるにつれて安定性を重視した運用にシフトすることが一般的です。
ここでは年代別・目的別におすすめの投資信託を紹介します。
20〜30代の方は、運用期間が長く取れるため、積極的にリスクを取って資産形成を目指せます。短期的な価格変動に動揺せず、長期的な視点で保有し続けることが成功の鍵です。
40〜50代の方は、資産形成の最終段階に入り、リスクとリターンのバランスを取ることが重要です。株式だけでなく、債券も組み入れたバランス型の投資信託を検討するとよいでしょう。
具体的には、株式と債券を6:4や7:3の比率で組み入れたバランスファンドがおすすめです。ニッセイ・インデックスバランスファンドなどは、株式と債券にバランスよく投資でき、リスクを抑えながら安定したリターンを目指せます。
生活防衛資金として、生活費の6か月分程度は預金で確保し、余裕資金で投資を行うことが大切です。
60代以上の方は、老後の生活資金を守りながら運用することが最優先です。大きなリスクを取らず、債券の比率を高めた安定運用を心がけましょう。
具体的には、債券の比率が50%以上のバランスファンドや、国内債券に投資する投資信託がおすすめです。また、一部を株式に投資する場合も、配当利回りの高い銘柄に投資する投資信託を選ぶとよいでしょう。
定期的に資産を取り崩す場合は、一度に大きな金額を売却するのではなく、毎月少しずつ取り崩す方法がおすすめです。
投資信託は100円から購入できるため、少額から投資を始めたい方にも最適です。まずは月1,000円や月3,000円程度から始め、投資に慣れてきたら金額を増やしていくとよいでしょう。
少額投資の場合、信託報酬の低いインデックスファンドを選ぶことが特に重要です。投資額が小さいと、信託報酬の影響も小さく感じるかもしれませんが、長期的には大きな差になります。
毎月1万円を20年間積み立てた場合、元本は240万円ですが、年率5%で運用できれば約410万円になります。少額でも長期間継続することで、大きな資産を築けます。
投資信託におすすめの証券会社5社
投資信託を購入するには、証券会社で口座を開設する必要があります。ここでは、投資信託の取扱本数が多く、手数料が低い主要ネット証券5社を紹介します。
それぞれの特徴を比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、投資信託の取扱本数が約2,600本と国内最多で、幅広い選択肢から自分に合った商品を選べます。つみたてNISA対象の投資信託も約271本と豊富で、初心者から上級者まで満足できるラインナップです。
SBI証券の特徴
Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントの5種類から選べる
外国株の取扱国数が8か国と多く、米国株式は約5,000銘柄
口座開設は最短翌営業日で完了
SBI証券は外国株の取扱国数が8か国と多く、米国株式は約5,000銘柄に投資できます。投資信託だけでなく、将来的に個別株投資も検討している方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、投資信託の取扱本数が約2,550本で、楽天ポイントが貯まる・使えることが最大の魅力です。投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託を購入できます。
楽天カードでクレジット積立を行うと、積立額の0.5%〜1.0%の楽天ポイントが貯まります。月5万円を積み立てた場合、年間で最大6,000ポイントが貯まり、実質的に運用コストを下げられます。
楽天証券は、取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」が高機能で、投資情報も充実しています。楽天経済圏を活用している方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、投資信託の取扱本数が約1,800本で、クレジットカード積立のポイント還元率が高いことが特徴です。マネックスカードで積立を行うと、積立額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。
月5万円を積み立てた場合、年間で6,600ポイントが貯まり、主要ネット証券の中で最も高い還元率です。貯まったポイントは、dポイントやAmazonギフト券などに交換できます。
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、米国株投資にも力を入れています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、投資信託の取扱本数が約1,900本で、サポート体制が充実していることが特徴です。電話やチャットでの問い合わせ対応が丁寧で、投資初心者の方でも安心して利用できます。
松井証券は、25歳以下の方は株式取引手数料が無料で、若年層の資産形成を応援しています。また、50万円/日までの現物取引と信用取引が無料で、少額投資から始めたい方にも適しています。
松井証券は、投資信託の保有残高に応じて松井証券ポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入や商品交換に使えます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数(残あり口座) | 約105.3万口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 約定代金 × 最大1.265%(税込) ※最低手数料2,750円(税込) 【米国株式】 約定代金 × 0.495%(税込) ※最低手数料22米ドル(税込) ※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 29銘柄 ※2025年時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本) |
| 投資信託 | 約4,054本 ※2025年7月時点 |
| 外国株 | 米国株:約4,500銘柄 その他外国株:取扱限定的 |
| 取引ツール(PC) | オンライントレード(WEB) 専用取引アプリ(PC版) |
| スマホアプリ | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応) |
| ポイント投資・付与 | なし(ポイント投資制度は未対応) |
| 口座開設スピード | 通常2〜3営業日 ※オンライン申込後、書類提出状況により変動 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資信託の取扱本数が約750本で、Pontaポイントが貯まる・使えることが特徴です。投資信託の保有残高に応じてPontaポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託を購入できます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、外国株の取扱国数が14か国と多く、新興国株式にも投資できます。また、IPO(新規公開株)の取扱実績も豊富で、2024年は21銘柄を取り扱いました。
三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、信頼性の高さも魅力です。Pontaポイントを貯めている方におすすめです。
投資信託で気をつけたい3つのこと
投資信託は初心者にも適した金融商品ですが、いくつか注意すべき点があります。ここでは、投資信託を始める前に知っておくべき3つのポイントを解説します。
投資信託は預金とは異なり、元本保証ではありません。株式や債券などの価格変動により、購入時よりも基準価額が下がり、損失が出る可能性があります。
元本割れのリスクを抑えるには、長期投資が有効です。過去のデータを見ると、株式市場は短期的には大きく変動しますが、長期的には右肩上がりの成長を続けています。15年以上の長期投資を行えば、元本割れのリスクは大幅に低下します。
また、分散投資もリスクを抑える有効な手段です。全世界株式のインデックスファンドであれば、特定の国や業種の不調が全体に与える影響を最小限に抑えられます。
投資信託は、短期的な売買で利益を得ることを目的とした金融商品ではありません。投資信託は、注文した日の基準価額ではなく、翌営業日以降の基準価額で取引が成立するため、リアルタイムでの売買ができません。
また、短期的な売買を繰り返すと、売却時に税金がかかり、手数料も発生します。頻繁に売買すると、コストがかさんで利益が減ってしまいます。
投資信託は、長期・積立・分散投資を前提とした金融商品です。10年、20年といった長期的な視点で保有し続けることが成功の鍵です。
信託報酬は、投資信託を保有している間、毎日少しずつ差し引かれる運用管理費用です。年率で表示されるため、一見すると小さく見えますが、長期投資では大きなコストになります。
たとえば、100万円を年率5%で20年間運用した場合、信託報酬が年率0.1%であれば最終的な資産は約260万円になりますが、信託報酬が年率1.0%であれば約220万円にしかなりません。わずか0.9%の信託報酬の差が、40万円もの差を生むのです。
信託報酬は、投資信託選びで最も重視すべきポイントの1つです。購入前に必ず信託報酬を確認し、低コストの商品を選びましょう。
暴落時の対処法
株式市場は、定期的に大きな暴落を経験します。暴落時に慌てて売却してしまうと、損失を確定させてしまい、その後の回復の恩恵を受けられません。
ここでは、暴落時に冷静に対処するための方法を解説します。
暴落時に最もやってはいけないことは、慌てて売却する「狼狽売り」です。
株式市場は短期的には大きく下落することがありますが、長期的には回復し、成長を続けています。過去のデータを見ると、リーマンショックやコロナショックなどの大暴落後も、数年で元の水準に回復しています。
狼狽売りを避けるには、暴落が起こる前から心の準備をしておくことが大切です。投資信託を始める際に、「短期的には30%程度下落する可能性がある」と理解しておけば、実際に暴落が起きても冷静に対処できます。
投資信託の基準価額を頻繁にチェックしないことも有効です。長期投資を前提とするなら、月に1回程度の確認で十分です。
暴落時に冷静でいられる最大の武器は、長期投資の視点を持つことです。株式市場は短期的には予測不可能ですが、長期的には経済成長に連動して上昇する傾向があります。
過去のデータを見ると、世界株式市場は過去100年以上にわたって年平均5〜7%のリターンを生み出してきました。リーマンショックやコロナショックなどの大暴落があっても、長期的には右肩上がりの成長を続けています。
暴落時には、「これは一時的な調整であり、長期的には回復する」と自分に言い聞かせることが大切です。
暴落時は、投資信託を割安で購入できる絶好のチャンスでもあります。基準価額が大きく下がっているときに追加購入すれば、将来的に大きなリターンが期待できます。
ただし、暴落の底を正確に予測することは不可能です。「もっと下がるかもしれない」と待っていると、買い時を逃してしまう可能性があります。
暴落時の追加購入は、一度に大きな金額を投資するのではなく、何回かに分けて少しずつ購入する方法がおすすめです。普段から余裕資金を確保しておくことも大切です。
投資信託は100円から購入できます。多くの証券会社では、100円以上1円単位で投資信託を購入できるため、少額から投資を始めたい方にも最適です。まずは月1,000円や月3,000円程度から始め、投資に慣れてきたら金額を増やしていくとよいでしょう。つみたてNISAを活用すれば、少額投資でも非課税のメリットを受けられます。
投資信託とETF(上場投資信託)は、どちらも複数の銘柄に分散投資できる金融商品ですが、取引方法が異なります。投資信託は1日1回算出される基準価額で取引されるのに対し、ETFは株式と同じようにリアルタイムで売買できます。投資信託は自動積立ができ、少額から始められる点が初心者向きです。一方、ETFは信託報酬がやや低い傾向がありますが、売買手数料がかかる場合があります。
投資信託の解約(売却)は、証券会社のウェブサイトやアプリから簡単に行えます。解約したい投資信託を選び、売却口数または売却金額を指定して注文を出します。解約の注文を出した日の翌営業日以降の基準価額で売却が成立し、数日後に代金が口座に入金されます。NISA口座で保有している投資信託も、通常の口座と同じように解約できますが、一度売却すると非課税枠は復活しないため、慎重に判断しましょう。
投資信託の売却益や分配金には、20.315%の税金がかかります。ただし、特定口座(源泉徴収あり)で取引している場合、証券会社が自動的に税金を計算して納税してくれるため、確定申告は不要です。NISA口座で保有している投資信託は、売却益や分配金が非課税になるため、税金はかかりません。複数の証券会社で取引している場合や、特定口座(源泉徴収なし)を利用している場合は、確定申告が必要になることがあります。
投資信託は、1本で十分に分散投資できる商品も多いため、必ずしも複数持つ必要はありません。たとえば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)であれば、これ1本で世界中の株式に分散投資できます。ただし、リスク許容度や投資目的に応じて、複数の投資信託を組み合わせることも有効です。たとえば、株式100%の投資信託と債券を組み入れたバランスファンドを組み合わせることで、リスクを調整できます。複数持つ場合は、投資対象が重複しないように注意しましょう。
iDeCoとNISAは、どちらも税制優遇がある制度ですが、目的と特徴が異なります。iDeCoは老後資金の形成を目的とした制度で、掛金が全額所得控除になるため、節税効果が高いです。ただし、原則60歳まで引き出せないため、長期的に使わない資金で運用します。一方、NISAは中長期的な資産形成を目的とした制度で、いつでも引き出せる柔軟性があります。まずはNISAで投資に慣れ、余裕があればiDeCoも活用するとよいでしょう。
投資信託は、少額から始められ、分散投資によってリスクを抑えられる初心者に適した金融商品です。人気の投資信託は、eMAXIS Slimシリーズや楽天・全米株式インデックス・ファンドなど、低コストのインデックスファンドが中心です。
投資信託を選ぶ際は、信託報酬の低さ、純資産総額の規模、投資対象の分散度、運用実績、つみたてNISA対象かどうかの5つのポイントを確認しましょう。NISAのつみたて投資枠を活用すれば、非課税で長期運用でき、初心者でも安心して始められます。
年代やライフステージに応じて、適切な投資信託を選ぶことも大切です。20〜30代は積極的に株式100%の投資信託で資産形成を目指し、40〜50代はバランス型でリスクを調整し、60代以上は安定運用を心がけましょう。
投資信託には元本割れのリスクがあり、短期投資には向いていません。信託報酬が積み重なると大きなコストになるため、低コストの商品を選ぶことが重要です。暴落時には狼狽売りを避け、長期投資の視点を持ち、追加購入のチャンスと捉えることが成功の鍵です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社・運用会社にご確認ください。
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