証券会社の取扱商品を比較|選び方と注意点を解説

「毎月の配当金で生活費の足しにしたい」「老後の年金を補う収入源がほしい」と考えていませんか。
高配当株投資信託は、配当利回りの高い株式に分散投資できる商品で、定期的な配当収入を得ながら資産形成ができます。
しかし、分配金利回りが高いからといって安易に選ぶと、実は元本を取り崩しているだけの商品だったり、手数料が高くて利益が削られたりするリスクがあります。
この記事では、高配当株投資信託の人気ランキングTOP10と、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説します。
新NISA活用法や証券会社別の取扱いファンド比較も紹介するので、自分に合った投資信託を見つけられます。
目次
高配当株投資信託とは?
高配当株投資信託は、配当利回りの高い株式を中心に投資する投資信託です。プロの運用会社が複数の高配当株に分散投資してくれるため、個別株選びの手間をかけずに配当収入を得られます。
高配当株投資信託は、組み入れている株式から得られる配当金を投資家に分配する仕組みです。分配金の支払い頻度は商品によって異なり、毎月・四半期・年1回などがあります。
分配金利回りは年3〜5%程度の商品が多く、銀行預金の金利と比べると魅力的な水準です。ただし、分配金は運用状況により変動するため、毎回同じ金額が保証されているわけではありません。
投資信託協会によると、投資信託は多数の投資家から資金を集めて専門家が運用を代行する仕組みで、少額から分散投資が可能です。
個別株投資では、自分で銘柄を選び、配当金を受け取ります。しかし、1つの企業が業績悪化で減配や無配になると、配当収入が大きく減少するリスクがあります。
一方、高配当株投資信託は数十〜数百の銘柄に分散投資しているため、1つの企業の減配の影響は限定的です。また、銘柄の入れ替えもファンドマネジャーが行うため、メンテナンスの手間がかかりません。
投資信託には信託報酬という運用管理費用が毎年かかります。個別株投資にはこのコストがないため、長期保有する場合はコスト面も考慮する必要があります。
高配当株投資信託は、定期的な配当収入を得たい人に向いています。特に、老後の年金を補完したい50〜60代や、毎月のキャッシュフローを増やしたい40〜50代におすすめです。
また、個別株選びに自信がない投資初心者や、銘柄管理の手間を省きたい人にも適しています。プロの運用に任せることで、安心して配当投資を続けられます。
余裕資金で投資することが大切です。生活資金や近い将来使う予定のお金での投資は避けましょう。
高配当株投資信託の人気ランキングTOP10
ここでは、資金流入額・運用実績・分配金利回りを基に、人気の高配当株投資信託をランキング形式で紹介します。各ファンドの特徴を理解して、自分に合った商品を選びましょう。
日経平均高配当利回り株ファンドは、日経平均採用銘柄の中から配当利回りの高い銘柄に投資するファンドです。三菱UFJアセットマネジメントが運用し、安定した配当収入と値上がり益の両方を狙えます。
このファンドの特徴
分配金利回り年4〜5%程度
毎月分配型で定期的な収入を実感できる
信託報酬は約0.7%程度
純資産総額1,000億円超の人気商品
日本好配当リバランスオープンⅡは、配当利回りが高く財務健全性に優れた企業に投資するファンドです。定期的にポートフォリオをリバランスし、配当の安定性を重視した運用を行います。
年1回決算型のため、複利効果を活かしながら資産を増やしたい人に向いています。信託報酬は約0.8%程度です。
日本好配当株投信は、配当利回りと配当成長性のバランスを重視したファンドです。安定配当銘柄だけでなく、今後の増配が期待できる銘柄にも投資します。
四半期ごとの分配金支払いで、年4回の配当収入を得られます。信託報酬は約0.6%と比較的低コストです。
SBI日本高配当株式ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する低コストファンドです。信託報酬は約0.5%と業界最低水準で、長期保有に適しています。
年1回決算型のため、分配金を再投資して複利効果を最大化できます。新NISA成長投資枠での積立にもおすすめです。
楽天・高配当株式・日本ファンドは、楽天証券で人気の高配当ファンドです。配当利回りの高さだけでなく、企業の成長性も考慮した銘柄選定を行います。
楽天ポイントで購入できるため、楽天経済圏を活用している人に便利です。
6位以降には、ニッセイ日本高配当株式ファンド、大和日本高配当株ファンド、明治安田日本債券ファンド、フィデリティ・日本配当成長株・ファンド、野村日本高配当株投信などがランクインしています。
6位のニッセイ日本高配当株式ファンドは信託報酬が約0.55%と低コストで、長期保有向きです。7位の大和日本高配当株ファンドは大手運用会社の安定感があり、純資産総額も大きめです。
ランキング上位のファンドは人気がありますが、必ずしも自分に合っているとは限りません。分配金利回りが高くても、元本を取り崩している可能性があるため、分配金健全度を確認することが重要です。
日経平均高配当利回り株ファンドを徹底解説
日経平均高配当利回り株ファンドは、高配当株投資信託の中で最も人気のある商品の一つです。ここでは、運用方針・実績・コストを詳しく見ていきます。
このファンドは、日経平均株価採用銘柄の中から、配当利回りの高い銘柄を選んで投資します。具体的には、予想配当利回りの上位約50銘柄に分散投資し、安定した配当収入を目指します。
組み入れ上位銘柄には、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、武田薬品工業、日本たばこ産業(JT)などの大型優良株が並びます。これらは配当利回りが高く、財務基盤も安定している企業です。
業種別では、金融・通信・医薬品などの成熟産業が中心で、景気変動の影響を受けにくい銘柄構成になっています。
過去5年間のトータルリターンは年率約5〜7%程度で推移しています。これは、配当収入と株価の値上がり益を合わせた実績です。
2020年のコロナショック時には一時的に基準価額が下落しましたが、その後は回復傾向にあります。長期保有することで、配当収入を積み重ねながら資産を増やせる可能性があります。
分配金利回りは、基準価額に対して年4〜5%程度で推移しています。毎月分配型のため、年12回の分配金を受け取れます。
分配金健全度は概ね100%を維持しており、元本を取り崩さずに配当収入から分配金を支払っている健全な運用です。
分配金を再投資するコースを選べば、複利効果で資産を効率的に増やせます。一方、受取コースを選べば、毎月の生活費の足しにすることも可能です。
信託報酬は年率約0.7%(税込)です。これは、運用会社・販売会社・信託銀行に支払う管理費用で、毎日少しずつ差し引かれます。高配当株ファンドの中では標準的な水準です。
実質コストは、信託報酬に加えて売買委託手数料などを含めた総コストです。運用報告書によると、実質コストは年率約0.8〜0.9%程度になります。
購入時手数料はネット証券では無料(ノーロード)の場合が多いです。信託財産留保額もかからないため、売却時の追加コストもありません。
高配当株投資信託を選ぶ5つのポイント
高配当株投資信託は数多くありますが、分配金利回りだけで選ぶと失敗するリスクがあります。ここでは、失敗しないための5つの選択基準を詳しく解説します。
分配金利回りは、基準価額に対する年間分配金の割合です。一般的に年3〜5%程度が標準的な水準ですが、高すぎる利回りには注意が必要です。
年7〜10%など異常に高い場合、元本を取り崩している可能性があります。
安定性も重要なポイントです。過去3〜5年間の分配金実績を確認し、大きく変動していないかチェックしましょう。
トータルリターンは、分配金と基準価額の値上がり益を合わせた総合的な運用成績です。分配金利回りが高くても、基準価額が大きく下落していれば、トータルではマイナスになる可能性があります。
過去3年・5年・10年のトータルリターンを確認し、長期的に安定したプラスのリターンを出しているかチェックしましょう。
信託報酬は毎年かかる運用管理費用で、年率0.5〜1.0%程度が一般的です。長期保有する場合、このコストが運用成績に大きく影響するため、できるだけ低いファンドを選びましょう。
実質コストは、信託報酬に加えて売買委託手数料や監査費用などを含めた総コストです。運用報告書で確認でき、信託報酬より0.1〜0.3%程度高くなります。
実質コストが1%を超えるファンドは、長期保有には不向きです。
純資産総額は、ファンド全体の資産規模を示します。最低でも50億円以上、できれば100億円以上のファンドを選びましょう。
純資産総額が小さすぎると、運用効率が悪くなったり、償還(運用終了)のリスクが高まります。
資金流入の状況も重要です。毎月の資金流入額がプラスで推移しているファンドは、投資家からの人気が高く、安定した運用が期待できます。
分配金健全度は、分配金が運用収益から支払われているかを示す指標です。100%であれば、配当収入や売買益から分配金を支払っており、元本を取り崩していない健全な運用です。
一方、分配金健全度が100%未満の場合、元本を取り崩して分配金を支払っている可能性があります。これは「タコ配」と呼ばれ、見かけ上の分配金利回りは高くても、実際には自分の投資元本が減っているだけです。
分配金健全度は、運用報告書の「分配金の内訳」で確認できます。「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の割合をチェックしましょう。
投資信託とETFを比較
高配当株に投資する方法として、投資信託とETF(上場投資信託)があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った商品を選びましょう。
| メリット | デメリット |
| 100円から積立投資が可能で、投資初心者でも気軽にスタートできる | 信託報酬が年率0.5〜1.0%程度かかり、ETFと比べるとコストが高め |
| 自動積立設定ができるため、手間をかけずにコツコツ資産を増やせる | リアルタイム取引ができず、1日1回の基準価額で取引される |
| 新NISA成長投資枠での積立投資にも対応 | 購入時手数料がかかる場合もある(ネット証券では無料が多い) |
| メリット | デメリット |
| 信託報酬が年率0.1〜0.3%程度と低コスト | 最低購入金額が数万円〜数十万円と高め |
| 株式と同じようにリアルタイムで取引できる | 自動積立設定ができない証券会社が多い |
| 流動性が高く、いつでも売買できる | 分配金の自動再投資ができず、複利効果を活かしにくい |
投資初心者や少額から始めたい人には、投資信託がおすすめです。100円から積立投資ができ、自動積立設定で手間をかけずに資産形成できます。
一方、まとまった資金があり、コストを抑えたい人にはETFが向いています。信託報酬が低く、長期保有でのコスト差が大きいため、数百万円以上の投資ならETFの方が有利です。
両方を組み合わせて、投資信託で積立投資を続けながら、まとまった資金ができたらETFを購入するという方法もあります。
高配当株投資信託で気をつけたい3つのこと
高配当株投資信託には魅力がありますが、リスクも存在します。ここでは、投資前に必ず理解しておくべき3つの注意点を解説します。
投資信託は元本保証ではないため、基準価額が購入時より下落する可能性があります。特に、株式市場全体が下落する局面では、高配当株ファンドも影響を受けます。
元本割れを避けるためには、長期保有を前提に投資することが大切です。短期的な価格変動に一喜一憂せず、配当収入を積み重ねながら資産を増やす視点を持ちましょう。
高配当株ファンドが投資している企業は、業績悪化により減配(配当金の減額)や無配(配当金の支払い停止)を行う可能性があります。
特に、景気後退期には多くの企業が減配を行うため、ファンド全体の分配金も減少する傾向があります。
減配リスクを軽減するには、複数のファンドに分散投資することが有効です。また、財務健全性の高い企業に投資するファンドを選ぶことで、減配リスクを抑えられます。
分配金利回りが異常に高いファンドは、元本を取り崩して分配金を支払っている可能性があります。これは「タコ配」と呼ばれ、見かけ上の利回りは高くても、実際には自分の投資元本が減っているだけです。
元本取り崩し型かどうかは、運用報告書の「分配金の内訳」で確認できます。「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2つが記載されており、元本払戻金がある場合は元本を取り崩しています。
分配金健全度100%のファンドを選ぶことで、元本取り崩しリスクを避けられます。基準価額が右肩下がりで推移しているファンドは、元本取り崩しの可能性が高いため注意が必要です。
新NISAで高配当株投資信託を活用する方法
2024年から始まった新NISA制度を活用すれば、高配当株投資信託の分配金を非課税で受け取れます。ここでは、新NISAでの活用方法を詳しく解説します。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。高配当株投資信託の多くは成長投資枠で購入できます。
金融庁によると、2024年から新NISA制度がスタートし、年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円となっています。
成長投資枠では、一括購入も積立購入も可能です。毎月一定額を積立設定すれば、ドルコスト平均法で購入価格を平準化できます。
つみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁が定める基準を満たした商品に限られます。高配当株投資信託の多くは、この基準を満たしていないため、つみたて投資枠では購入できません。
つみたて投資枠対象ファンドは、信託報酬が低く、毎月分配型ではないことが条件です。高配当株ファンドは毎月分配型が多いため、対象外となるケースがほとんどです。
ただし、一部の年1回決算型の高配当株ファンドは、つみたて投資枠対象になっている場合があります。証券会社のサイトで「つみたて投資枠対象」の表示を確認しましょう。
新NISA口座で購入した投資信託の分配金は非課税ですが、元本割れした場合の損失は他の口座と損益通算できません。
新NISA枠は年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)が上限です。高配当株ファンドだけに偏らず、インデックスファンドなど他の商品とバランスよく組み合わせることをおすすめします。
分配金を受け取るコースと再投資するコースがありますが、新NISA口座では再投資コースを選んでも非課税枠を消費しません。複利効果を活かしたい場合は再投資コースが有利です。
証券会社別の取扱いファンド比較表
高配当株投資信託は証券会社によって取扱いが異なります。口座開設前に、希望するファンドが購入できるか確認しましょう。
SBI証券は投資信託の取扱い本数が約2,600本と最も多く、高配当株ファンドも豊富に揃っています。日経平均高配当利回り株ファンド、日本好配当株投信、SBI日本高配当株式ファンドなど、主要な商品はすべて購入できます。
楽天証券も約2,550本の投資信託を取り扱っており、楽天・高配当株式・日本ファンドなど楽天独自のファンドも充実しています。楽天ポイントで投資信託を購入できる点も魅力です。
| 証券会社 | 投資信託取扱数 | 日経平均高配当利回り株ファンド | 日本好配当株投信 | SBI日本高配当株式ファンド | 楽天・高配当株式・日本ファンド |
| SBI証券 | 約2,600本 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 楽天証券 | 約2,550本 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| マネックス証券 | 約1,800本 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 松井証券 | 約1,900本 | ○ | ○ | △ | ○ |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 約750本 | ○ | △ | × | × |
証券会社を選ぶ際は、取扱いファンド数だけでなく、購入時手数料やポイント還元も確認しましょう。ネット証券では投資信託の購入時手数料が無料(ノーロード)の場合が多く、コストを抑えられます。
ポイント還元サービスの比較
SBI証券:Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイントから選択
楽天証券:楽天ポイント(ポイントで投資信託購入可能)
マネックス証券:マネックスポイント・dポイント
自動積立設定の使いやすさも確認しましょう。毎月の積立日や積立金額を柔軟に設定できる証券会社を選ぶと便利です。
高配当株投資信託におすすめの証券会社3社
高配当株投資信託を購入するなら、取扱いファンド数が多く、コストが低い証券会社がおすすめです。ここでは、特におすすめの3社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は投資信託の取扱い本数が約2,600本と業界最多水準で、高配当株ファンドも豊富に揃っています。購入時手数料は無料(ノーロード)で、コストを抑えて投資できます。
Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイントから好きなポイントを選べるため、普段使っているポイントを貯められます。投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスもあり、長期保有でお得です。
新NISA口座にも対応しており、成長投資枠での積立投資も簡単に設定できます。口座開設数は約1,500万口座と国内最多で、多くの投資家から支持されています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は約2,550本の投資信託を取り扱っており、楽天・高配当株式・日本ファンドなど楽天独自のファンドも充実しています。楽天ポイントで投資信託を購入できるため、楽天経済圏を活用している人に便利です。
投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで追加投資もできます。楽天カードで投資信託を積立購入すると、カード決済額の最大1%分のポイントが貯まります。
新NISA口座にも対応しており、成長投資枠での積立投資も可能です。スマホアプリ「iSPEED」は使いやすく、投資信託の購入・売却・積立設定が簡単にできます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は約1,800本の投資信託を取り扱っており、主要な高配当株ファンドはすべて購入できます。米国株の取扱い銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、米国高配当株ETFとの併用に便利です。
マネックスポイントとdポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入や他のポイントへの交換に使えます。投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスもあり、長期保有でお得です。
新NISA口座にも対応しており、成長投資枠での積立投資も簡単に設定できます。米国株と日本の高配当株ファンドを組み合わせたポートフォリオを作りたい人におすすめです。
年代別・資産額別の投資戦略
高配当株投資信託への投資額は、年代や資産状況によって変わります。ここでは、年代別・資産額別の投資戦略を紹介します。
配当金の受取スケジュールと再投資戦略
高配当株投資信託の分配金は、ファンドによって支払い頻度が異なります。受取スケジュールを把握して、効率的な資産運用を行いましょう。
毎月分配型のファンドは、毎月決算日に分配金が支払われます。日経平均高配当利回り株ファンドは毎月15日が決算日で、翌月初旬に分配金が入金されます。
四半期分配型のファンドは、3ヶ月ごとに分配金が支払われます。日本好配当株投信は3月・6月・9月・12月の年4回決算で、各月の中旬に分配金が入金されます。
| ファンド名 | 決算頻度 | 決算日 | 分配金入金時期 |
| 日経平均高配当利回り株ファンド | 毎月 | 毎月15日 | 翌月初旬 |
| 日本好配当株投信 | 四半期 | 3・6・9・12月 | 各月中旬 |
| SBI日本高配当株式ファンド | 年1回 | 7月 | 8月初旬 |
| 楽天・高配当株式・日本ファンド | 年1回 | 5月 | 6月初旬 |
分配金を再投資するコースと受け取るコースのどちらがお得かは、投資目的によって異なります。資産を増やすことを優先するなら、再投資コースが有利です。分配金を自動的に再投資することで、複利効果が働き、長期的に資産を大きく増やせます。
一方、配当収入を生活費に充てたい場合は、受取コースが適しています。毎月または四半期ごとに分配金を受け取ることで、年金を補完する収入源として活用できます。
新NISA口座では、再投資コースを選んでも非課税枠を消費しないため、再投資コースの方が有利です。自分の投資目的とライフスタイルに合わせて、コースを選択しましょう。
高配当株投資信託は、配当利回りの高い株式に分散投資できる商品で、定期的な配当収入を得ながら資産形成ができます。プロの運用に任せられるため、個別株選びの手間をかけずに配当投資を始められます。
ファンド選びでは、分配金利回りだけでなく、分配金健全度100%・信託報酬の低さ・純資産総額の安定性を重視しましょう。元本を取り崩している商品は避け、長期的に安定した運用を行っているファンドを選ぶことが大切です。
新NISA成長投資枠を活用すれば、分配金を非課税で受け取れます。証券会社はSBI証券・楽天証券・マネックス証券がおすすめで、取扱いファンド数が多く、コストも低く抑えられます。年代や資産状況に合わせて投資額を調整し、インデックスファンドとのバランスも考慮しましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社・運用会社にご確認ください。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!