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NISAで投資を始めたいけれど、どのファンドを選べばいいか分からないと悩んでいませんか。
投資信託は数千本もあり、初心者の方にとってファンド選びは難しく感じるものです。
この記事では、NISAでおすすめのファンドを投資対象別に紹介し、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
長期的な資産形成に適したファンドを見つけて、NISAを活用した投資をスタートさせましょう。
目次
NISAで投資を始める際、初心者におすすめなのは信託報酬が低く、純資産残高が大きいインデックスファンドです。具体的には以下のファンドが人気を集めています。
これらのファンドは、信託報酬が年0.1%以下と非常に低く、長期投資に適しています。また、純資産残高も数千億円規模と大きく、運用の安定性も高いファンドです。
投資初心者の方は、まず1本のファンドから始めることをおすすめします。全世界株式型のファンドなら、これ1本で世界中の約3,000銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら資産形成を始められます。
NISAファンドの選び方
NISAで投資するファンドを選ぶ際は、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
信託報酬とは、投資信託を保有している間に毎日かかる運用コストのことです。ファンドの資産から自動的に差し引かれるため、信託報酬が低いほど手元に残る利益が大きくなります。
インデックスファンドの場合、信託報酬は年0.1%~0.5%程度が一般的です。最近では、eMAXIS Slimシリーズや楽天インデックスシリーズなど、年0.1%以下の超低コストファンドも登場しています。長期投資では、わずか0.1%の違いでも数十万円の差になることがあるため、できるだけ低コストのファンドを選びましょう。
例えば、100万円を20年間運用した場合、信託報酬が年0.1%と年0.5%では、最終的な資産額に約10万円の差が生まれます(想定年利5%で計算した場合)。
純資産残高とは、そのファンドに集まっている資金の総額のことです。純資産残高が大きいファンドは、多くの投資家から支持されている証拠であり、運用の安定性も高いと言えます。
目安としては、純資産残高が50億円以上のファンドを選ぶと良いでしょう。純資産残高が小さいファンドは、運用が非効率になったり、最悪の場合は繰上償還(運用終了)のリスクもあります。人気のファンドでは、純資産残高が1兆円を超えるものもあり、安心して長期投資ができます。
また、純資産残高が増加傾向にあるかどうかも確認しましょう。資金が流入し続けているファンドは、投資家からの信頼が厚いと判断できます。
運用実績は、そのファンドが過去にどれだけのリターンを生み出したかを示す指標です。3年・5年・10年といった長期のリターンを確認することで、ファンドの実力が分かります。
ただし、過去の実績が将来の成果を保証するものではありません。あくまで参考情報として活用し、短期的な成績だけで判断しないことが重要です。
インデックスファンドの場合は、ベンチマークとなる指数にどれだけ近い動きをしているかも確認しましょう。運用実績を見る際は、同じ投資対象のファンド同士で比較することがポイントです。米国株式ファンドと全世界株式ファンドでは、そもそも投資対象が異なるため、単純に比較することはできません。
ファンドの投資対象によって、リスクとリターンの特性が大きく異なります。自分のリスク許容度や投資目的に合わせて投資対象を選ぶことが大切です。
初心者の方には、1本で世界中に分散投資できる全世界株式ファンドがおすすめです。投資に慣れてきたら、米国株式や国内株式を組み合わせて、自分なりのポートフォリオを作ることもできます。
投資信託には、指数に連動するインデックス型と、指数を上回る成果を目指すアクティブ型があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
| 項目 | インデックス型 | アクティブ型 |
| 運用方針 | 指数に連動する運用 | 指数を上回る運用を目指す |
| 信託報酬 | 低い(年0.1%~0.5%) | 高い(年0.8%~3%) |
| リターン | 市場平均と同程度 | 市場平均を上回る可能性 |
| リスク | 市場平均と同程度 | ファンドによって異なる |
| 向いている人 | コストを抑えたい初心者 | 積極的にリターンを狙いたい人 |
初心者の方には、コストが低く、市場平均のリターンが期待できるインデックス型がおすすめです。長期的には、多くのアクティブ型ファンドがインデックス型のリターンを下回るというデータもあります。
NISAおすすめファンドランキング
ここでは、投資対象別におすすめのファンドをランキング形式で紹介します。それぞれのファンドの特徴を理解して、自分に合ったファンドを見つけましょう。
米国株式インデックスファンドは、世界最大の経済大国である米国の株式市場に投資するファンドです。AppleやMicrosoft、Amazonなどの世界的企業に投資できます。
米国株式ファンドは、過去数十年にわたって高いリターンを生み出してきました。ただし、為替変動の影響を受けるため、円高になると基準価額が下がる可能性があります。長期投資を前提に、為替リスクも理解した上で投資しましょう。
全世界株式インデックスファンドは、日本を含む世界中の株式に分散投資するファンドです。1本で約3,000銘柄に投資でき、地域リスクを分散できます。
全世界株式ファンドは、米国が約60%、日本が約5%、その他の先進国・新興国で構成されています。世界経済全体の成長を取り込めるため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるファンドです。
どのファンドを選べばいいか迷ったら、まず全世界株式ファンドから始めると良いでしょう。
国内株式インデックスファンドは、日本の株式市場に投資するファンドです。為替リスクがなく、日本経済の動向が理解しやすいメリットがあります。
国内株式ファンドは、米国株式や全世界株式に比べてリターンが低い傾向がありますが、為替リスクがないため、円建ての資産として安定した運用ができます。また、日本企業の株主優待を受けられるファンドもあり、配当金と合わせて安定的なインカムゲインを得ることも可能です。
年代別のおすすめファンド
年代によってリスク許容度や投資目的が異なります。自分の年代やライフステージに合わせて、適切なファンドを選びましょう。
20代・30代の方は、運用期間が長く取れるため、積極的にリスクを取って高いリターンを狙うことができます。株式100%のファンドでも、長期投資によって価格変動リスクを平準化できます。
おすすめのファンドは、米国株式インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドです。特に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、長期的に高いリターンが期待できます。
毎月3万円を30年間積み立てた場合、年平均リターン5%で約2,500万円、7%で約3,600万円の資産になります(金融庁の資産運用シミュレーションを参考)。若いうちから積立投資を始めることで、複利効果を最大限に活かせます。
40代の方は、老後資金の準備を本格的に始める時期です。リターンを狙いつつも、リスクを抑えたバランス型の運用が適しています。
おすすめは、株式と債券を組み合わせたバランス型ファンドや、全世界株式ファンドに債券ファンドを組み合わせる方法です。例えば、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」なら、株式・債券・リートに分散投資でき、リスクを抑えながら安定的なリターンが期待できます。
また、つみたて投資枠で全世界株式ファンドを積み立て、成長投資枠で債券ファンドや高配当株式に投資する戦略もおすすめです。資産の60%を株式、40%を債券に配分することで、リスクとリターンのバランスを取りやすくなります。
50代以上の方は、老後資金の取り崩しが近づいているため、資産を守りながら安定的に運用することが重要です。価格変動リスクを抑えた運用を心がけましょう。
目安としては、資産の40%を株式、60%を債券に配分すると良いでしょう。また、老後資金として必要な金額を計算し、リスクを取りすぎないように注意しましょう。NISAの非課税メリットを活かしながら、安定的な資産運用を目指すことが大切です。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け方
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの非課税枠を併用できます。それぞれの特徴を理解して、効率的に活用しましょう。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象です。年間120万円まで投資でき、金融庁が認めた低コストで長期投資向きのファンドのみが選ばれています。
つみたて投資枠に向いているのは、インデックスファンドです。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」など、信託報酬が低く、純資産残高が大きいファンドを選びましょう。
つみたて投資枠は積立投資専用のため、毎月自動的に一定額を購入する設定にします。ドルコスト平均法により、価格が高い時は少なく、安い時は多く購入できるため、平均購入単価を抑える効果が期待できます。
成長投資枠は、幅広い投資信託や個別株式に投資できます。年間240万円まで投資でき、一括投資も積立投資も可能です。
成長投資枠では、つみたて投資枠では買えないアクティブファンドや、高配当株式、個別株式などに投資できます。例えば、「ひふみプラス」のようなアクティブファンドや、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」のようなテーマ型ファンドも選択できます。
また、成長投資枠でもつみたて投資枠の対象ファンドを購入できるため、年間120万円を超えて積立投資したい場合は、成長投資枠も併用すると良いでしょう。
つみたて投資枠と成長投資枠を効果的に組み合わせることで、より柔軟な資産運用が可能になります。以下のような戦略が考えられます。
重要なのは、自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、無理のない範囲で投資することです。非課税枠を使い切ることにこだわらず、長期的な視点で資産形成を進めましょう。
NISAファンドの買い方
NISAでファンドを購入するには、証券会社でNISA口座を開設する必要があります。具体的な手順を見ていきましょう。
まず、証券会社で総合口座を開設します。ネット証券なら、スマートフォンやパソコンから簡単に申し込みができます。
必要なものは、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバーが分かる書類です。最近では、マイナンバーカードを使ったオンライン本人確認により、最短翌営業日に口座開設が完了する証券会社も増えています。
おすすめの証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの大手ネット証券です。取扱ファンド数が多く、手数料も低く設定されています。
総合口座の開設後、NISA口座の申し込みを行います。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、どの証券会社で開設するか慎重に選びましょう。
NISA口座の開設には、税務署の審査が必要です。通常、申し込みから1~2週間程度で開設が完了します。審査が完了するまでは、NISA口座での取引はできませんが、総合口座での取引は可能です。
既に他の証券会社でNISA口座を開設している場合は、金融機関変更の手続きが必要です。ただし、その年に既にNISAで買付を行っている場合は、翌年からの変更となります。
NISA口座が開設されたら、いよいよファンドを購入します。購入方法は以下の手順で進めます。
初めての方は、少額から始めることをおすすめします。例えば、毎月1万円から積立投資を始めて、慣れてきたら金額を増やしていくと良いでしょう。また、購入後は定期的に運用状況を確認し、必要に応じてリバランスを行うことも大切です。
NISAファンドで気をつけたいこと
NISAで投資を始める際は、いくつかの注意点があります。失敗しないために、以下のポイントを押さえておきましょう。
投資信託は元本保証ではありません。株式市場の変動により、投資した金額を下回る可能性があります。特に短期間では価格が大きく変動することがあるため、長期投資を前提に考えましょう。
過去のデータを見ると、世界株式市場は長期的には右肩上がりで成長してきました。しかし、リーマンショックやコロナショックのような大きな下落局面もあります。こうした下落時にも慌てて売却せず、長期的な視点で保有し続けることが重要です。
リスクを抑えるためには、分散投資と長期投資が基本です。1つのファンドに集中投資するのではなく、複数のファンドや資産クラスに分散することで、リスクを軽減できます。
NISAは長期的な資産形成を目的とした制度です。短期的な価格変動に一喜一憂して売買を繰り返すと、手数料や税金の負担が増え、結果的に損をする可能性が高くなります。
投資信託は、購入時や売却時に手数料がかかる場合があります。また、頻繁に売買すると、複利効果を十分に享受できません。長期投資により、配当金や分配金を再投資することで、複利効果が働き、資産が雪だるま式に増えていきます。
目安としては、少なくとも5年以上、できれば10年以上の保有を前提に投資しましょう。短期的な価格下落があっても、長期的には回復する可能性が高いため、焦らずに保有し続けることが大切です。
信託報酬が高いファンドは、長期投資において大きな負担となります。以下のチェックリストを参考に、低コストのファンドを選びましょう。
高い信託報酬を支払ってでも投資する価値があるかどうかは、そのファンドの運用実績を見て判断しましょう。過去5年・10年のリターンが、同じ投資対象のインデックスファンドを上回っているかを確認することが重要です。
よくある質問(Q&A)
初心者の方は、1~2本のファンドから始めることをおすすめします。全世界株式インデックスファンドなら、1本で世界中の約3,000銘柄に分散投資できるため、これだけで十分な分散効果が得られます。
投資に慣れてきたら、米国株式や国内株式、債券ファンドなどを組み合わせて、自分なりのポートフォリオを作ることもできます。ただし、あまり多くのファンドを保有すると管理が複雑になるため、3~5本程度に絞ることをおすすめします。
初心者の方や長期投資を前提とする方には、インデックスファンドがおすすめです。信託報酬が低く、市場平均のリターンが期待できるため、安定した資産形成ができます。
アクティブファンドは、市場平均を上回るリターンを目指しますが、信託報酬が高く、必ずしも高いリターンが得られるわけではありません。過去のデータでは、多くのアクティブファンドが長期的にインデックスファンドのリターンを下回っています。ただし、優れた運用実績を持つアクティブファンドもあるため、信託報酬と運用実績を比較して判断しましょう。
つみたて投資枠は、年間120万円まで積立投資ができる枠で、金融庁が認めた長期投資向きの投資信託のみが対象です。成長投資枠は、年間240万円まで投資でき、幅広い投資信託や個別株式に投資できます。
つみたて投資枠は積立投資専用ですが、成長投資枠は積立投資も一括投資も可能です。両方の枠を併用することで、年間最大360万円まで非課税で投資できます。自分の投資スタイルや目的に合わせて、使い分けましょう。
含み損が出ても、慌てて売却する必要はありません。長期投資を前提にしている場合は、そのまま保有し続けることをおすすめします。株式市場は短期的には上下しますが、長期的には成長する傾向があります。
むしろ、価格が下がった時は追加投資のチャンスと捉えることもできます。積立投資を続けることで、平均購入単価を下げることができ、価格が回復した時により大きなリターンが期待できます。ただし、投資するファンドの基本的な価値が損なわれていないか、定期的に確認することは大切です。
長期投資を前提とする場合、いつ買うかはあまり重要ではありません。市場のタイミングを完璧に予測することは不可能なため、思い立った時に始めることが大切です。
積立投資なら、毎月一定額を自動的に購入するため、購入タイミングを気にする必要がありません。ドルコスト平均法により、価格が高い時も安い時も平均的に購入できるため、リスクを抑えながら投資できます。一括投資の場合は、資金が用意できた時点で投資を始め、長期的に保有することをおすすめします。
NISA口座を開設する証券会社は、取扱ファンド数が多く、手数料が低いネット証券がおすすめです。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの大手ネット証券なら、NISAつみたて投資枠の対象ファンドをほぼすべて取り扱っています。
また、クレジットカード決済でポイントが貯まる証券会社もあります。SBI証券ならVポイント、楽天証券なら楽天ポイントが貯まるため、ポイント還元を重視する方にもおすすめです。使いやすいアプリや取引ツールがある証券会社を選ぶことも、長く続けるためのポイントです。
NISAでおすすめのファンドは、信託報酬が低く、純資産残高が大きいインデックスファンドです。特に、全世界株式インデックスファンドや米国株式インデックスファンドは、長期的な資産形成に適しています。
ファンド選びでは、信託報酬の低さ、純資産残高の大きさ、運用実績、投資対象を確認することが重要です。また、自分の年代やリスク許容度に合わせて、適切なファンドを選びましょう。20代・30代は積極的に株式ファンドに投資し、40代はバランス型、50代以上は安定重視の運用を心がけると良いでしょう。
つみたて投資枠と成長投資枠を併用することで、より柔軟な資産運用が可能になります。つみたて投資枠で長期投資向きのインデックスファンドを積み立て、成長投資枠で個別株式やテーマ型ファンドに投資する戦略がおすすめです。
NISAは長期的な資産形成を目的とした制度です。短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが成功の鍵となります。なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは各証券会社・運用会社にご確認ください。
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