ジュニアNISAは2024年以降どうなる?活用方法を解説

NISA積立を始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいのか、どの投資信託を買えばいいのか迷っていませんか。
2024年から始まった新NISA制度では、年間360万円まで投資でき、非課税期間も無期限になりました。
この記事では、NISA積立におすすめの証券会社5社と投資信託5選を紹介し、それぞれの選び方を具体的に解説します。
口座開設から初回積立までの手順も画像付きで説明するので、投資が初めての方でも安心して始められます。
記事を読み終えるころには、自分に合った証券会社と投資信託を選び、NISA積立をスタートできる状態になっているはずです。
目次
NISA積立とは?
NISA積立とは、NISA(少額投資非課税制度)を活用して定期的に投資信託などを購入する投資方法です。通常の投資では利益に約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば利益が非課税になります。
2024年から始まった新NISA制度では、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、非課税期間も無期限になりました。つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠があり、両方を併用することもできます。
つみたて投資枠は、金融庁が選定した長期・積立・分散投資に適した投資信託のみが対象です。年間投資枠は120万円で、毎月コツコツ積み立てる投資スタイルに向いています。
成長投資枠は、投資信託だけでなく個別株やETFも購入できます。年間投資枠は240万円で、まとまった金額を一括で投資することも可能です。ただし、一部の高レバレッジ商品や毎月分配型の投資信託は対象外となっています。
どちらの枠も非課税期間は無期限で、売却した枠は翌年以降に再利用できます。初心者の方は、まずつみたて投資枠から始めて、慣れてきたら成長投資枠も活用するとよいでしょう。
NISA積立におすすめの証券会社5社
NISA積立を始めるには、まず証券会社でNISA口座を開設する必要があります。証券会社によって取扱銘柄数やポイント還元率、最低積立金額が異なるため、自分に合った会社を選ぶことが大切です。
ここでは、NISA積立におすすめの証券会社5社を紹介します。手数料、取扱銘柄数、クレカ積立のポイント還元率などを比較して、自分に最適な証券会社を見つけましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券の特徴
投資信託の取扱本数が約2,600本と業界最多クラス
クレカ積立で0.5%~5.0%のVポイント還元
5種類のポイント(Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイント)で投資可能
SBI証券は、投資信託の取扱本数が約2,600本と業界最多クラスです。つみたて投資枠対象の投資信託も約271本あり、選択肢の幅が広いのが特徴です。
三井住友カードでクレカ積立をすると、カードのランクに応じて0.5%~5.0%のVポイントが貯まります。さらに、貯まったVポイントやPontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントで投資信託を購入することもできます。
口座開設数は約1,500万口座を超え、国内株式・投資信託の取引手数料は原則無料です。初心者から上級者まで幅広く支持されているネット証券です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券の特徴
楽天カードでクレカ積立をすると0.5%~1.0%の楽天ポイント還元
楽天ポイントで投資信託を購入可能
スマホアプリ「iSPEED」が初心者にも使いやすい
楽天証券は、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。楽天カードでクレカ積立をすると、カードのランクに応じて0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まります。
貯まった楽天ポイントは1ポイント=1円として投資信託の購入に使えるため、ポイント投資から始めることもできます。投資信託の保有残高に応じても楽天ポイントが貯まるため、長期保有でさらにお得です。
取扱投資信託は約2,550本、つみたて投資枠対象は約200本です。スマホアプリ「iSPEED」は初心者にも使いやすいと評判で、口座開設数は約1,200万口座を突破しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券の特徴
マネックスカードで積立をすると一律1.1%のポイント還元
月5万円の積立で年間6,600ポイント獲得
米国株取引に強い
マネックス証券の最大の魅力は、クレカ積立のポイント還元率の高さです。マネックスカードで積立をすると、一律1.1%のマネックスポイントが貯まります。
月5万円を積み立てた場合、年間で6,600ポイント(550円×12カ月)が貯まる計算です。他社と比較してもトップクラスの還元率で、長期投資ほどポイントの恩恵が大きくなります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券の特徴
1日の約定代金が50万円まで現物取引・信用取引ともに手数料無料
25歳以下は金額に関わらず手数料無料
サポート体制が充実
松井証券は、1日の約定代金が50万円までなら現物取引・信用取引ともに手数料無料です。さらに25歳以下の方は金額に関わらず手数料無料で取引できます。
投資信託の取扱本数は約1,900本、つみたて投資枠対象は約250本です。サポート体制が充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれるため、初心者の方でも安心です。
口座開設は最短即日で完了し、スマホアプリも使いやすいと評判です。老舗証券会社の信頼性とネット証券の利便性を兼ね備えています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券の特徴
au PAYカードでクレカ積立をすると1.0%のPontaポイント還元
auの通信契約や銀行口座でさらにポイント優遇
一日定額コースなら100万円まで無料
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、au経済圏を活用している方におすすめです。au PAYカードでクレカ積立をすると、1.0%のPontaポイントが貯まります。
auの通信契約や銀行口座を持っている方は、さらにポイント優遇を受けられるプログラムもあります。投資信託の取扱本数は約1,800本、つみたて投資枠対象は約250本です。
ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2つの手数料体系があり、一日定額コースなら現物・信用取引合わせて100万円まで無料です。
証券会社は数多くありますが、自分に合った会社を選ぶことで、より効率的にNISA積立ができます。ここでは、証券会社を選ぶ際に確認すべき5つのポイントを解説します。
投資信託の取扱本数が多いほど、自分に合った商品を見つけやすくなります。特につみたて投資枠対象の投資信託が200本以上ある証券会社を選ぶとよいでしょう。
SBI証券は約2,600本、楽天証券は約2,550本と業界トップクラスの品揃えです。一方、投資信託を取り扱っていない証券会社もあるため、事前に確認が必要です。
クレジットカードで積立投資をすると、カード決済額に応じてポイントが貯まります。還元率は証券会社とカードの組み合わせによって異なります。
マネックス証券は一律1.1%、SBI証券は0.5%~5.0%(カードランクによる)、楽天証券は0.5%~1.0%です。月5万円を積み立てる場合、年間で数千円から数万円分のポイント差が出るため、長期投資では大きな違いになります。
多くの証券会社では100円から積立投資が可能です。少額から始めたい方や、複数の銘柄に分散投資したい方は、最低積立金額が低い証券会社を選びましょう。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券はいずれも100円から積立可能です。無理のない金額から始めて、慣れてきたら徐々に増額していくとよいでしょう。
スマホで手軽に取引したい方は、アプリの使いやすさも重要なポイントです。各社の公式アプリをダウンロードして、画面の見やすさや操作性を確認してみましょう。
楽天証券の「iSPEED」、SBI証券の「SBI証券アプリ」、マネックス証券の「マネックス証券アプリ」は、いずれもアプリストアで高評価を得ています。デモ画面や口コミを参考に、自分に合ったアプリを選びましょう。
投資が初めての方は、サポート体制が充実している証券会社を選ぶと安心です。電話やチャットでの問い合わせ対応、土日対応、AIチャットの精度などを確認しましょう。
松井証券は電話サポートの丁寧さに定評があり、初心者向けのセミナーも定期的に開催しています。SBI証券や楽天証券もチャットサポートが充実しており、疑問点をすぐに解決できます。
NISA積立でおすすめの投資信託5選
証券会社を選んだら、次は実際に積み立てる投資信託を選びます。投資信託は数千本ありますが、ここでは初心者におすすめの5つの銘柄を紹介します。いずれも信託報酬が低く、長期投資に適した人気ファンドです。
以下で紹介する銘柄は、SBI証券の積立設定件数ランキングでも上位に入る実績のあるファンドです。
米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託です。Apple、Microsoft、Amazonなど米国の主要500社に分散投資できます。
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 信託報酬 | 年0.09372%以内 |
| 純資産総額 | 約5兆円(2024年12月時点) |
| 投資対象 | 米国株式(S&P500) |
信託報酬が業界最低水準で、長期保有に適しています。米国経済の成長を享受したい方におすすめです。
全世界の株式市場に分散投資できる投資信託です。日本を含む先進国と新興国、約3,000銘柄に投資するため、これ1本で世界中の株式に投資できます。
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 信託報酬 | 年0.05775%以内 |
| 純資産総額 | 約3兆円(2024年12月時点) |
| 投資対象 | 全世界株式(MSCI ACWI) |
「どの国が成長するか分からない」という方は、全世界に分散投資するこのファンドが適しています。地域別の比率は自動調整されるため、手間もかかりません。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
米国株式市場のほぼ全体に投資できる投資信託です。S&P500よりも投資対象が広く、中小型株も含まれています。
| 運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
| 信託報酬 | 年0.162%程度 |
| 純資産総額 | 約1.5兆円(2024年12月時点) |
| 投資対象 | 米国株式(CRSP USトータル・マーケット・インデックス) |
楽天証券で人気の高いファンドで、米国市場全体の成長を取り込みたい方に向いています。
日本を除く先進国の株式に投資する投資信託です。米国を中心に、欧州やオーストラリアなどの先進国株式に分散投資できます。
| 運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
| 信託報酬 | 年0.09889%以内 |
| 純資産総額 | 約8,000億円(2024年12月時点) |
| 投資対象 | 外国株式(MSCIコクサイ・インデックス) |
信託報酬が低く、長期投資に適しています。日本株は別で保有し、外国株はこのファンドで分散投資するという使い方もできます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
S&P500に連動する投資信託で、eMAXIS Slimと並ぶ人気ファンドです。SBI証券が運用しており、信託報酬も業界最低水準です。
| 運用会社 | SBIアセットマネジメント |
| 信託報酬 | 年0.0938%程度 |
| 純資産総額 | 約1.5兆円(2024年12月時点) |
| 投資対象 | 米国株式(S&P500) |
SBI証券で積立をする方に人気のファンドです。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ同じ内容ですが、信託報酬がわずかに異なります。
投資信託の選び方
投資信託は数千本あり、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。ここでは、初心者が投資信託を選ぶ際に確認すべき3つのポイントを解説します。
信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる運用管理費用です。年率で表示され、保有資産から日々差し引かれます。
例えば信託報酬が年0.1%のファンドと年1.0%のファンドでは、100万円を20年間運用した場合、約20万円の差が出ます。長期投資では信託報酬の差が大きな影響を与えるため、できるだけ低コストのファンドを選びましょう。
投資信託は投資対象によって、リスクとリターンが異なります。米国株式、全世界株式、先進国株式、新興国株式、債券など、さまざまな種類があります。
初心者の方は、まず全世界株式や米国株式のインデックスファンドから始めるとよいでしょう。これらは分散が効いており、長期的に安定した成長が期待できます。
慣れてきたら、新興国株式やREIT(不動産投資信託)など、異なる資産クラスを組み合わせてポートフォリオを構築することもできます。ただし、リスクの高い商品に集中投資するのは避けましょう。
純資産総額とは、その投資信託に集まっている資金の総額です。純資産総額が大きいほど、運用が安定しやすく、償還(運用終了)のリスクも低くなります。
目安としては、純資産総額が100億円以上あるファンドを選ぶとよいでしょう。人気のあるファンドは数千億円から数兆円の純資産総額があります。
純資産総額が小さいファンドは、運用効率が悪くなったり、償還されて強制的に売却されたりする可能性があります。長期投資を前提とするNISA積立では、純資産総額の大きさも重要なチェックポイントです。
ここでは、NISA口座を開設して実際に積立投資を始めるまでの手順を、4つのステップで解説します。初めての方でも迷わず進められるよう、具体的な流れを説明します。
まず、選んだ証券会社の公式サイトから口座開設の申し込みをします。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバー確認書類を用意しましょう。
オンラインで申し込む場合、スマホで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで完了します。最短で翌営業日に口座開設が完了する証券会社もあります。NISA口座の開設には税務署の審査があるため、通常の証券口座よりも1~2週間程度時間がかかります。
口座開設が完了したら、積立する投資信託を選びます。証券会社のサイトで「つみたて投資枠対象」や「NISA対応」などの条件で絞り込むと探しやすくなります。
前述した5つのおすすめ銘柄から選ぶのもよいですし、ランキングや検索機能を使って自分で探すこともできます。迷ったら、全世界株式や米国株式のインデックスファンドから始めるとよいでしょう。
投資信託を選んだら、積立設定を行います。積立金額、積立日、引落方法(銀行口座引落・クレジットカード決済など)を設定します。
積立金額は無理のない範囲で設定しましょう。月1万円から始めて、慣れてきたら増額するのがおすすめです。積立日は給料日の翌日など、口座残高に余裕がある日を選ぶとよいでしょう。
ボーナス設定を利用すれば、年2回まとまった金額を追加で積み立てることもできます。年間投資枠の上限(つみたて投資枠120万円)を意識しながら設定しましょう。
クレジットカード決済で積立をすると、ポイントが貯まってお得です。対応している証券会社とクレジットカードの組み合わせを確認しましょう。
クレカ積立の上限は月5万円(年間60万円)です。つみたて投資枠の上限120万円を使い切りたい場合は、残りの60万円を銀行引落で設定する必要があります。
NISA積立で気をつけたい5つのこと
NISA積立は税制優遇が魅力ですが、注意すべき点もあります。ここでは、初心者が特に気をつけたい5つのポイントを解説します。
投資信託は元本保証ではありません。株式市場が下落すれば、投資した金額よりも評価額が下がる「元本割れ」が起こります。
ただし、長期・積立・分散投資を続けることで、元本割れのリスクは時間とともに低減する傾向があります。短期的な値動きに一喜一憂せず、10年以上の長期保有を前提に投資しましょう。
NISA積立は、長期的にコツコツ資産を増やす投資方法です。短期間で大きな利益を狙う投資スタイルには向いていません。
年利5%で運用できたとしても、月1万円の積立では1年後の利益は数千円程度です。しかし、20年続ければ元本240万円が約400万円になる可能性があります。複利効果を活かすためにも、長期投資を心がけましょう。
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。複数の証券会社でNISA口座を持つことはできないため、慎重に選びましょう。
ただし、年に1回、NISA口座を別の金融機関に変更することは可能です。変更手続きには時間がかかるため、最初から自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。
つみたて投資枠では、金融庁が選定した投資信託・ETFのみが購入対象です。個別株やREIT、外国株式などは購入できません。
個別株やETFを購入したい場合は、成長投資枠を利用する必要があります。つみたて投資枠と成長投資枠は併用できるため、両方を活用して投資の幅を広げることもできます。
相場が下落して含み損(評価額が購入額を下回る状態)が出ても、慌てて売却する必要はありません。むしろ、価格が下がっている時こそ多くの口数を買えるチャンスです。
過去のデータを見ると、世界の株式市場は短期的には上下しますが、長期的には右肩上がりの傾向があります。含み損が出ても積立を続けることで、将来的に利益を得られる可能性が高まります。
多くの証券会社では、月100円から積立投資が可能です。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などは100円から始められます。無理のない金額から始めて、慣れてきたら徐々に増額していくとよいでしょう。
はい、問題ありません。積立設定はいつでも変更・停止できます。生活状況が変わった場合や、一時的に資金が必要になった場合は、積立を止めても構いません。ペナルティもありません。再開したい時は、再度積立設定をすればOKです。
年に1回、NISA口座を別の金融機関に変更できます。ただし、その年にすでにNISA口座で買付をしていると、翌年まで変更できません。変更手続きには書類のやり取りが必要で、1~2カ月程度かかります。
NISA口座で得た利益は非課税のため、確定申告は不要です。特定口座(源泉徴収あり)と併用している場合も、NISA口座分については申告不要です。
はい、併用できます。つみたて投資枠で投資信託を積み立てながら、成長投資枠で個別株やETFを購入することも可能です。年間投資枠の上限は、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円で、合計360万円まで投資できます。
クレジットカード決済が確定した翌月に、ポイントが付与されます。例えば、1月分の積立が1月10日に決済された場合、ポイントは2月中旬ごろに付与されるのが一般的です。ポイント付与のタイミングは、カード会社によって異なります。
ボーナス設定とは、毎月の積立とは別に、年2回まで追加で積立できる設定です。例えば、毎月3万円の積立に加えて、ボーナス月に30万円ずつ追加で積み立てることができます。年間投資枠を効率的に使いたい方におすすめです。
含み損が出ても、慌てて売却する必要はありません。長期投資では、一時的な価格下落は珍しくありません。むしろ、価格が下がっている時に積立を続けることで、平均購入単価を下げることができます。10年以上の長期保有を前提に、積立を継続しましょう。
NISA積立は、税制優遇を活用しながら長期的に資産を増やせる投資方法です。2024年から始まった新NISA制度では、年間360万円まで投資でき、非課税期間も無期限になりました。
証券会社を選ぶ際は、取扱銘柄数、クレカ積立のポイント還元率、最低積立金額、アプリの使いやすさ、サポート体制を確認しましょう。SBI証券、楽天証券、マネックス証券は、いずれも初心者におすすめです。
投資信託を選ぶ際は、信託報酬の低さ、投資対象、純資産総額をチェックしましょう。eMAXIS Slimシリーズや楽天・全米株式インデックス・ファンドなど、低コストで分散が効いたインデックスファンドが初心者に適しています。
口座開設から積立設定までは、オンラインで簡単に完了します。クレカ積立を利用すれば、ポイントも貯まってお得です。月100円から始められるので、無理のない金額からスタートしましょう。
NISA積立は長期投資が前提です。短期的な値動きに一喜一憂せず、10年以上の保有を目指しましょう。含み損が出ても慌てず、積立を継続することが成功の鍵です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認ください。
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