楽天証券iDeCoおすすめ商品ランキング|選び方も解説

日経平均に投資したいけれど、まとまった資金がない。
そんな悩みを持つ方におすすめなのが日経平均CFDです。
日経平均CFDは、レバレッジを活用して少額から日経平均株価の値動きで利益を狙える金融商品で、下落相場でも利益を得られる柔軟性が魅力です。
この記事では、日経平均CFDの基本的な仕組みから、先物取引との違い、メリット・注意点、実際の始め方まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
証券会社選びのポイントや税金の扱いについても詳しく紹介しているので、これから日経平均CFDを始めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
日経平均CFDとは、日経平均株価を参照原資産とした差金決済取引(CFD:Contract for Difference)のことです。実際に株式を保有することなく、価格変動による差額だけをやり取りする金融商品として、多くの投資家に利用されています。
日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場する代表的な225銘柄で構成される株価指数です。日経平均CFDは、この日経平均株価に連動する日経225先物を参照原資産としており、日本の株式市場全体に投資するのと同様の効果を得られます。
CFD取引では、買値(ASK)と売値(BID)の差額であるスプレッドが実質的な取引コストとなります。多くの証券会社では取引手数料を無料としており、スプレッドのみで取引できる点が特徴です。GMOクリック証券などの主要証券会社では、日経平均CFDのスプレッドを2円台~5円程度に設定しており、日経225先物の取引手数料(1単位あたり約200~300円)と比べて低コストで取引できます。
日経平均CFDの取引単位は証券会社によって異なりますが、一般的にCFD価格の10倍が1取引単位となります。たとえば、日経平均CFDの価格が30,000円の場合、30万円分が1取引単位です。
レバレッジを活用すれば、この10分の1程度の証拠金で取引を始められるため、少額からの投資が可能になります。
取引時間は月曜日から金曜日の8時30分から翌朝7時(米国サマータイム期間は翌朝6時)までとなっており、ほぼ24時間取引できます。日本の祝日でも取引可能なため、海外市場の動きにすぐに対応できる点も大きなメリットです。
日経平均CFDと日経平均先物は、どちらも日経平均株価の値動きで利益を狙う金融商品ですが、取引の仕組みや条件に重要な違いがあります。どちらを選ぶべきか判断するために、主な違いを理解しておきましょう。
日経平均CFDは月曜日から金曜日の8時30分から翌朝7時(米国サマータイム期間は翌朝6時)まで、ほぼ24時間取引が可能です。一方、日経平均先物の取引時間は平日8時45分から15時15分、16時30分から翌朝5時30分までとなっており、CFDの方がやや長い時間帯で取引できます。
取引時間が長いことで、海外市場の動きや経済指標の発表にすぐに対応できるメリットがあります。特に夜間に米国市場が大きく動いた場合でも、日経平均CFDならリアルタイムで取引できるため、投資機会を逃しにくくなります。
日経平均先物には「限月」と呼ばれる決済期限が設定されており、最大でも約3ヶ月(活発に取引される直近限月の場合)で自動的に決済されます。含み損を抱えていても、期限が来れば強制的に決済しなければなりません。
一方、日経平均CFDには決済期限がなく、好きなタイミングで決済できます。市場の動向を見ながら柔軟に保有期間を決められるため、長期的な投資戦略を立てやすいのが特徴です。
長期保有する場合は金利調整額や価格調整額などのコストが発生する点に注意が必要です。
日経平均先物では、1単位あたり約200~300円の取引手数料が発生するのが一般的です。証券会社によって手数料は異なりますが、売買のたびにこのコストがかかります。
日経平均CFDは取引手数料が無料の証券会社が多く、スプレッド(買値と売値の差)が実質的な取引コストとなります。主要証券会社のスプレッドは2円台~5円程度で、先物取引の手数料と比べて大幅に低コストです。ただし、スプレッドは相場の変動によって拡大することがあるため、経済指標発表時などは注意が必要です。
日経平均CFDのレバレッジは最大10倍程度に設定されています。一方、日経平均先物のレバレッジは固定されておらず、価格変動(ボラティリティ)などの要因で変動しますが、一般的に20倍~30倍程度と高めです。
CFDの方がレバレッジが抑えられているため、相対的にリスクが小さく、初心者でも比較的安全に取引を始めやすいといえます。高いレバレッジは大きな利益を狙える反面、損失も拡大しやすいため、自分のリスク許容度に合わせて選択することが大切です。
日経平均CFDの5つのメリット
日経平均CFDには、現物株式投資や先物取引にはない独自のメリットがあります。これらの特徴を理解することで、自分の投資スタイルに合っているかを判断できます。
日経平均CFDの最大の魅力は、レバレッジを活用して少額の資金で大きな金額の取引ができる点です。最大10倍のレバレッジをかけられるため、取引したい金額の10分の1の資金があれば取引を始められます。
たとえば、日経平均CFDの価格が30,000円の場合、1取引単位(30万円分)の取引に必要な証拠金は約3万円程度です。現物株式投資では30万円の資金が必要なところ、CFDなら3万円で同じ規模の取引ができるため、資金効率が大幅に向上します。
少額から始められることで、投資初心者でも気軽にチャレンジしやすく、複数の銘柄に分散投資する余裕も生まれます。
レバレッジは利益だけでなく損失も拡大させるため、適切なリスク管理が必要です。
現物株式投資では基本的に「買い」から取引を始めるため、株価が上昇する局面でしか利益を狙えません。一方、日経平均CFDは「売り」注文から取引を始められるため、株価が下落する局面でも利益を得られます。
たとえば、日経平均が下落すると予想した場合、高い価格で売り注文を出し、価格が下がったところで買い戻すことで、その差額が利益となります。上昇相場でも下落相場でも利益チャンスがあるため、相場環境に関わらず柔軟に投資戦略を立てられます。
また、現物株式や投資信託を長期保有している方にとって、日経平均CFDの売りポジションはヘッジ(リスク回避)の手段としても活用できます。相場が下落した際に、CFDの売りポジションで得た利益で現物資産の損失をカバーできる可能性があります。
日経平均CFDは月曜日から金曜日の8時30分から翌朝7時(米国サマータイム期間は翌朝6時)まで取引可能で、ほぼ24時間いつでも売買できます。現物株式市場の取引時間(9時から15時)と比べて圧倒的に長く、夜間や早朝でも取引できる点が大きなメリットです。
日中は仕事で忙しい会社員の方でも、帰宅後の夜間にゆっくりと取引できます。また、米国市場の動きや経済指標の発表があった際にも、すぐに対応できるため、投資機会を逃しにくくなります。
現物株式市場は日本の祝日には休場となりますが、日経平均CFDは日本の祝日でも取引可能です。海外市場が開いている限り、日本が休みの日でも日経平均CFDの取引ができるため、グローバルな市場の動きに対応できます。
特に、米国市場で大きな動きがあった場合や、重要な経済指標が発表された場合でも、日本の祝日を待たずにすぐに取引できる点は大きなアドバンテージです。
日経平均CFDは、証拠金として数万円程度の資金があれば取引を始められます。日経平均が30,000円の場合、1取引単位(30万円分)に必要な証拠金は約3万円程度です。証券会社によってはさらに小さい取引単位を提供しているところもあり、1万円台から始められる場合もあります。
少額から始められることで、投資初心者でもリスクを抑えながら実践的な経験を積むことができます。まずは小さい金額で取引の感覚をつかみ、慣れてきたら徐々に取引規模を拡大していくのがおすすめです。
日経平均CFDで気をつけたい4つのこと
日経平均CFDには魅力的なメリットがある一方で、注意すべきリスクも存在します。これらのリスクを正しく理解し、適切に対処することが成功への鍵となります。
レバレッジは少額の資金で大きな取引ができる魅力的な仕組みですが、利益だけでなく損失も拡大させる点に注意が必要です。10倍のレバレッジをかけた場合、価格が10%下落すると証拠金の100%を失う計算になります。
たとえば、3万円の証拠金で30万円分の取引をしている場合、日経平均が3,000円(10%)下落すると、証拠金の全額を失うことになります。さらに、相場が急変した場合は証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。
初心者の方は、まず低いレバレッジ(3倍~5倍程度)から始めることをおすすめします。取引に慣れるまでは、損失を限定できる範囲で取引することが大切です。
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、証券会社によって保有ポジションが強制的に決済される「ロスカット」が発動します。ロスカットは投資家の損失を最小限に抑えるための仕組みですが、意図しないタイミングで決済されてしまうため注意が必要です。
ロスカットの基準は証券会社によって異なりますが、証拠金維持率が100%を下回った時点で発動されるのが一般的です。相場が急変した際には、ロスカット価格が想定より大きく乖離し、証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。
ロスカットを避けるためには、証拠金に余裕を持たせることが重要です。また、あらかじめ損切りラインを決めておき、自分で判断して決済することで、想定外の損失を防げます。
日経平均CFDを保有し続けると、金利調整額や価格調整額といったコストが発生します。これらは、CFDが先物取引を参照原資産としているために生じる調整額です。
金利調整額は、ポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利相当額です。買いポジションを保有している場合は支払いとなり、売りポジションを保有している場合は受け取りとなるのが一般的です。価格調整額は、先物の限月乗り換え時に発生する調整額で、買いポジションを保有している場合に受け取り、売りポジションの場合は支払いとなります。
長期保有する場合は、これらのコストが積み重なって利益を圧迫する可能性があります。保有期間が長くなる場合は、調整額の影響を考慮した投資計画を立てることが大切です。
通常時のスプレッドは数円程度ですが、経済指標の発表時や相場が急変した際には、スプレッドが大きく広がることがあります。スプレッドが広がると、実質的な取引コストが増加し、利益を得にくくなります。
たとえば、雇用統計などの重要な経済指標が発表される際には、市場の流動性が低下し、スプレッドが通常の数倍に広がることがあります。このようなタイミングでの取引は、想定以上のコストがかかる可能性があるため注意が必要です。
相場が急変しやすい時間帯や経済指標発表時の取引は避けるか、スプレッドの拡大を想定した上で慎重に判断することをおすすめします。
日経平均CFDの始め方
日経平均CFDを始めるには、証券会社で口座を開設し、取引の準備を整える必要があります。ここでは、初心者の方でもスムーズに始められるよう、具体的な手順を解説します。
まず、日経平均CFDを取り扱っている証券会社を選びます。証券会社を選ぶ際には、スプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさ、サポート体制、取引単位などを比較検討しましょう。
GMOクリック証券、楽天証券、SBI証券、DMM株などの主要ネット証券は、日経平均CFDを取り扱っており、それぞれ異なる特徴を持っています。自分の投資スタイルや重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。
証券会社を決めたら、公式サイトから口座開設を申し込みます。オンラインで手続きが完結する証券会社が多く、最短即日から翌営業日には取引を始められます。
口座開設には、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とマイナンバーが必要です。スマートフォンで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで手続きが完了するため、郵送の手間がかかりません。
CFD口座は通常の証券口座とは別に開設する必要がある場合があります。すでに証券口座を持っている方も、CFD取引を始めるには追加でCFD口座の開設手続きが必要になることがあるため、確認しておきましょう。
口座開設が完了したら、取引に必要な資金を入金します。多くの証券会社では、銀行振込やインターネットバンキングを利用した即時入金サービスを提供しており、24時間いつでも入金できます。
入金額は、取引したい規模に応じて決めましょう。日経平均CFDを1取引単位(日経平均が30,000円の場合、30万円分)取引するには、証拠金として約3万円程度が必要です。ただし、証拠金ギリギリで取引するとロスカットのリスクが高まるため、余裕を持った金額を入金することをおすすめします。
資金を入金したら、実際に注文を出します。取引ツールやスマートフォンアプリから、買い注文または売り注文を選択し、取引数量を指定して発注します。
注文方法には、成行注文(現在の価格で即座に約定する注文)と指値注文(指定した価格に達したら約定する注文)があります。初心者の方は、まず成行注文で取引の感覚をつかむのがおすすめです。
また、損切りラインを設定するストップロス注文や、利益確定ラインを設定するリミット注文も活用できます。これらの注文方法を組み合わせることで、リスクを管理しながら効率的に取引できます。
ポジションを保有した後は、適切なタイミングで決済します。利益が出ている場合は利益確定、損失が出ている場合は損切りの判断が必要です。
決済は、保有しているポジションと反対の注文を出すことで行います。買いポジションを保有している場合は売り注文を、売りポジションを保有している場合は買い注文を出すことで決済が完了します。
決済のタイミングは、事前に決めた目標価格や損切りラインに基づいて判断するのが基本です。感情に流されず、計画的に決済することが長期的な成功につながります。
日経平均CFDにおすすめの証券会社3社
日経平均CFDを取引する証券会社選びは、取引コストやツールの使いやすさに大きく影響します。ここでは、特におすすめの3社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約540,000口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【1約定ごとプラン】 ~5万円:50円 ~10万円:90円 ~20万円:100円 ~50万円:260円 ~100万円:460円 ~150万円:550円 ~3,000万円:880円 3,000万円超:930円【1日定額プラン】 ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 300万円超:以降100万円ごとに295円加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・ETF・REITの売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 38銘柄(2025年4月24日時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 投資信託(112銘柄) |
| 投資信託 | 約120本(すべて購入時手数料無料) |
| 外国株 | 米国:4,300銘柄 |
| 取引ツール(PC) | スーパーはっちゅう君 / はっちゅう君 |
| スマホアプリ | GMOクリック 株 |
| 提携銀行口座 | GMOあおぞらネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | なし |
| 口座開設スピード | 最短2営業日後(オンライン申込) |
GMOクリック証券は、店頭CFD取引高で11年連続国内No.1の実績を持つ証券会社です。日経平均CFD(日本225)のスプレッドは2.4円~2.9円と業界最狭水準で、取引コストを抑えたい方に最適です。
GMOクリック証券の特徴
業界最狭水準のスプレッド
高機能取引ツール「はっちゅう君CFD」
限月の自動乗り換えで手間なし
取引ツール「はっちゅう君CFD」は、カスタマイズ性が高く使いやすいと評判です。PCブラウザ版だけでなく、スマートフォンアプリも直感的に操作しやすく、外出先でもストレスなく取引できます。豊富なテクニカル指標と高機能チャートも充実しており、本格的な分析も可能です。
また、限月の乗り換えにかかるコストが顧客負担にならず、自動で乗り換えが行われるため、長期保有する際の手間とコストを削減できます。初心者から上級者まで幅広く対応できる総合力の高さが魅力です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、口座開設数約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です。CFD取引は「くりっく株365」という取引所CFDで提供されており、透明性の高い取引環境が特徴です。
くりっく株365では、日経225、NYダウ、DAX、FTSE100の4銘柄を取引できます。取引手数料は1枚あたり片道156円(税込)とリーズナブルで、取引ツールも充実しています。PC専用ツール「SBI CFDトレーダー」や専用スマホアプリ「HYPER CFDアプリ」を提供しており、高機能な取引環境を利用できます。
SBI証券は株式や投資信託など幅広い金融商品を取り扱っているため、CFD以外の投資も一つの口座で管理したい方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天グループのネット証券で、楽天ポイントを活用できる点が大きな魅力です。CFD取引でも楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを投資に活用することもできます。
楽天証券のCFDは「楽天MT4CFD」として提供されており、世界中で利用されているMT4(メタトレーダー4)プラットフォームで取引できます。MT4は高度なチャート分析や自動売買に対応しており、本格的なトレードを行いたい方に適しています。
日経平均CFDのスプレッドは競争力のある水準で、取引手数料は無料です。楽天経済圏を活用している方や、MT4を使いたい方には特におすすめの証券会社です。
証券会社を選ぶときの3つのポイント
日経平均CFDを取引する証券会社を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことで、より効率的に取引できます。
スプレッドは、買値と売値の差額で、実質的な取引コストとなります。スプレッドが狭いほど取引コストが低く、利益を得やすくなります。特に、短期売買を繰り返す場合は、スプレッドの差が利益に大きく影響します。
日経平均CFDのスプレッドは証券会社によって異なり、2円台~7円程度の幅があります。GMOクリック証券やDMM株などは、業界最狭水準のスプレッドを提供しており、取引コストを抑えたい方におすすめです。
ただし、スプレッドは固定ではなく変動することが多いため、通常時のスプレッドだけでなく、相場が急変した際にどの程度拡大するかも確認しておくとよいでしょう。
取引ツールの使いやすさは、取引の効率や快適さに直結します。特に、チャートの見やすさ、注文の出しやすさ、テクニカル指標の豊富さなどは重要なポイントです。
多くの証券会社では、デモ口座を提供しており、実際の資金を使わずに取引ツールを試すことができます。口座開設前にデモ口座で操作感を確認し、自分に合ったツールかどうかを判断するのがおすすめです。
また、スマートフォンアプリの使いやすさも重要です。外出先でも取引したい方は、アプリの機能や操作性を事前にチェックしておきましょう。
デモ取引は、実際の資金を使わずに取引の練習ができる機能です。初心者の方は、デモ取引で取引の流れや操作方法を理解してから、実際の取引を始めることをおすすめします。
デモ取引では、リアルタイムの価格で取引を体験できるため、実際の取引とほぼ同じ環境で練習できます。注文の出し方や決済のタイミング、ロスカットの仕組みなどを実践的に学べるため、初心者の方には特に有効です。
GMOクリック証券、楽天証券、DMM株などの主要証券会社は、デモ取引機能を提供しています。まずはデモ取引で十分に練習してから、実際の取引に移行するのが安全です。
日経平均CFDの税金と確定申告
日経平均CFDで得た利益には税金がかかります。税制や確定申告の方法を正しく理解しておくことで、適切に納税し、税制上のメリットも活用できます。
日経平均CFDの利益は、申告分離課税の対象となり、税率は一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)です。給与所得などの他の所得とは分離して課税されるため、所得の多寡に関わらず税率は一定です。
この税率は、株式の譲渡益やFXの利益と同じ税率であり、比較的低い税率で課税される点がメリットです。ただし、NISA口座のような非課税制度は適用されないため、利益が出た場合は必ず課税されます。
日経平均CFDの損益は、FXや日経225先物・オプション取引などの先物取引に係る雑所得と損益通算できます。たとえば、CFDで損失が出て、FXで利益が出た場合、両者を相殺して課税所得を減らすことができます。
また、損失が利益を上回った場合は、翌年以降3年間にわたって繰越控除を適用できます。確定申告を行うことで、翌年以降に利益が出た際に、過去の損失と相殺して税負担を軽減できる仕組みです。
損益通算や繰越控除を活用するには、確定申告が必要です。損失が出た年も確定申告をしておくことで、翌年以降の税負担を抑えられる可能性があります。
日経平均CFDで利益が出た場合、原則として確定申告が必要です。ただし、給与所得者の場合、CFDの利益を含む給与所得以外の所得が年間20万円以下であれば、確定申告は不要です。
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日までに行います。証券会社から発行される年間取引報告書を使って、利益や損失を計算し、確定申告書に記入します。e-Taxを利用すれば、オンラインで簡単に申告できます。
複雑な計算や手続きが不安な場合は、税理士に相談することも検討しましょう。特に、複数の証券会社で取引している場合や、他の投資との損益通算を行う場合は、専門家のアドバイスを受けると安心です。
よくある質問(Q&A)
日経平均CFDに関してよく寄せられる質問をまとめました。初心者の方が疑問に思いやすいポイントを解説します。
日経平均CFDは、証拠金として数万円程度から取引を始められます。日経平均が30,000円の場合、1取引単位(30万円分)に必要な証拠金は約3万円程度です。証券会社によっては、さらに小さい取引単位を提供しているところもあり、1万円台から始められる場合もあります。
日経平均CFDの取引時間は、月曜日から金曜日の8時30分から翌朝7時(米国サマータイム期間は翌朝6時)までです。ほぼ24時間取引できるため、日中忙しい方でも夜間に取引できます。また、日本の祝日でも取引可能です。
ロスカットの基準は証券会社によって異なりますが、証拠金維持率が100%を下回った時点で発動されるのが一般的です。証拠金維持率は、(純資産÷必要証拠金)×100で計算されます。ロスカットを避けるためには、証拠金に余裕を持たせることが重要です。
金利調整額は、ポジションを翌日に持ち越す際に毎日発生します。価格調整額は、先物の限月乗り換え時(通常は3ヶ月ごと)に発生します。これらの調整額は、証券会社の公式サイトや取引ツールで確認できます。長期保有する場合は、調整額の影響を考慮した投資計画を立てましょう。
日経平均CFDはNISA口座の対象外であり、併用できません。CFDで得た利益は申告分離課税の対象となり、税率は20.315%です。NISA口座で非課税のメリットを受けたい場合は、投資信託や個別株式など、NISA対象商品を選ぶ必要があります。
GMOクリック証券、楽天証券、DMM株などの主要証券会社は、デモ取引機能を提供しています。デモ取引では、実際の資金を使わずにリアルタイムの価格で取引を体験できるため、初心者の方は実際の取引を始める前にデモで練習することをおすすめします。
経済指標発表時は、相場が急変しやすく、スプレッドが大きく拡大する可能性があります。特に、米国の雇用統計やFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表などの重要指標は、市場への影響が大きいため注意が必要です。経済指標発表前後の取引は、想定以上のコストがかかる可能性があるため、慎重に判断しましょう。
日経平均CFDは、レバレッジを活用して少額から日経平均株価の値動きで利益を狙える金融商品です。決済期限がなく、ほぼ24時間取引できる柔軟性が魅力で、売りから入れるため下落相場でも利益を得られる可能性があります。
一方で、レバレッジによる損失拡大リスクやロスカットによる強制決済、金利調整額・価格調整額などのコストにも注意が必要です。証券会社を選ぶ際には、スプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさ、デモ取引の有無などを比較検討しましょう。
税金については、申告分離課税で税率は20.315%であり、損益通算や繰越控除も活用できます。確定申告が必要になるケースを理解し、適切に納税することが大切です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談ください。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!