NISA積立の始め方|証券会社と銘柄の選び方を解説

野村證券で口座を開設したいけれど、手続きが難しそうで不安に感じていませんか。
野村證券の口座開設は、オンラインで完結する方法なら最短当日で取引を始められます。
この記事では、野村證券の口座開設の手順を画像付きで詳しく解説し、あなたに合った開設方法の選び方もご紹介します。
必要書類の準備から特定口座・NISA口座の選択まで、初心者の方でも迷わず手続きできるよう丁寧に説明します。
野村證券の口座開設を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
野村證券の口座開設とは
野村證券の口座開設とは、日本最大手の証券会社である野村證券で株式や投資信託などの金融商品を取引するための口座を作る手続きです。野村證券は100年以上の歴史を持ち、IPO主幹事実績や対面サポートの充実度で高い評価を得ています。
口座開設は無料で、維持費もかかりません。オンラインで完結する方法と郵送による方法があり、最短当日から取引を始められます。
野村證券では主に2つの口座タイプから選択できます。1つ目は「野村ネット&コール口座」で、オンライン取引に特化した口座です。手数料が比較的安く、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも取引できます。
2つ目は「店舗口座」で、全国の野村證券の支店で対面サポートを受けられる口座です。担当者から投資アドバイスを受けたい方や、複雑な金融商品の説明を直接聞きたい方に適しています。手数料は野村ネット&コール口座より高めですが、専門家のサポートを受けられる安心感があります。
また、税制優遇を受けられる「NISA口座」や、老後資金の準備に適した「iDeCo口座」も開設できます。これらは通常の証券口座と併せて申し込むことが可能です。
口座開設にかかる日数
スピード口座開設:最短当日
かんたん口座開設:最短2営業日
郵送での手続き:約7営業日
野村證券の口座開設にかかる日数は、選択する方法によって異なります。「スピード口座開設」を利用すれば最短当日で取引を開始できます。「かんたん口座開設」は最短2営業日、郵送での手続きは約7営業日が目安です。
口座開設の費用は完全無料です。口座維持費や年会費もかかりません。ただし、取引を行う際には売買手数料が発生します。野村ネット&コール口座の場合、現物取引の手数料は152円から78,571円(税込)です。
NISA口座やiDeCo口座の開設も無料ですが、iDeCoの場合は運用中に口座管理手数料が発生します。詳しい手数料体系は野村證券の公式サイトでご確認ください。
野村證券は国内最大手の証券会社として、IPO主幹事実績が豊富で、2024年は年間16社の主幹事を務めました。IPO投資に興味がある方にとって、当選確率を高められる可能性があります。
野村證券を選ぶ最大のメリットは、国内最大手の証券会社としての信頼性と実績です。IPO(新規公開株)の主幹事実績が豊富で、2024年は年間16社の主幹事を務めました。IPO投資に興味がある方にとって、当選確率を高められる可能性があります。
また、全国に支店があり、対面での相談サービスを受けられる点も大きな魅力です。投資初心者の方や、まとまった資産を運用したい方は、専門家のアドバイスを受けながら投資判断ができます。
さらに、野村證券は投資情報やレポートの質が高く、企業分析や市場動向の情報を豊富に提供しています。投資判断に必要な情報を効率的に収集できる環境が整っています。
口座開設の3つの方法
野村證券では、ライフスタイルや急ぎ具合に合わせて3つの口座開設方法を用意しています。それぞれの方法には特徴があり、自分に合った方法を選ぶことで手続きをスムーズに進められます。
ここでは、各方法の具体的な手順と、どのような方に適しているかを詳しく解説します。
スピード口座開設は、マイナンバーカードを持っている方が利用できる最も早い開設方法です。スマートフォンで本人確認を行い、最短当日に口座番号が発行され、すぐに取引を始められます。
この方法では、マイナンバーカードをスマートフォンのカメラで撮影し、さらに自分の顔写真も撮影して本人確認を行います。AIによる自動審査が行われるため、営業時間内であれば数時間で審査が完了することもあります。
急いで投資を始めたい方や、郵送のやり取りを省きたい方に最適です。ただし、マイナンバーカードを持っていない方は利用できないため、その場合は他の方法を選択する必要があります。
スピード口座開設のメリットは、すべてオンラインで完結し、郵送物の受け取りを待つ必要がない点です。平日の昼間に郵便物を受け取れない方でも、スムーズに手続きを進められます。
かんたん口座開設は、マイナンバーカードがなくても利用できる方法です。運転免許証や健康保険証などの本人確認書類をスマートフォンで撮影してアップロードし、マイナンバー通知カードや住民票のコピーを併せて提出します。
審査完了後、口座番号は郵送で届きます。最短2営業日で口座開設が完了しますが、書類の不備があると時間がかかることもあります。
この方法は、マイナンバーカードを持っていない方や、スピード口座開設ほど急いでいない方に適しています。必要書類をしっかり準備すれば、スムーズに手続きを進められます。
かんたん口座開設では、本人確認書類の組み合わせに注意が必要です。運転免許証とマイナンバー通知カード、または健康保険証とマイナンバー通知カードと住民票の組み合わせが一般的です。詳しくは野村證券の公式サイトで確認してください。
郵送での口座開設は、インターネット操作に不慣れな方や、じっくり書類を確認しながら手続きしたい方に適した方法です。野村證券の公式サイトから申込書を請求し、必要事項を記入して返送します。
申込書には、氏名・住所・生年月日などの基本情報のほか、投資経験や資産状況などを記入する欄があります。本人確認書類とマイナンバー確認書類のコピーを同封して郵送します。
書類が野村證券に到着してから審査が行われ、問題がなければ約7営業日で口座開設が完了します。口座番号やログイン情報は郵送で届きます。
この方法は最も時間がかかりますが、紙の書類でしっかり確認しながら手続きを進められる安心感があります。また、パソコンやスマートフォンの操作に自信がない方でも、確実に手続きを完了できます。
野村ネット&コール口座と店舗口座を比較
野村證券では、取引スタイルに合わせて「野村ネット&コール口座」と「店舗口座」の2つから選択できます。どちらを選ぶかによって、手数料やサービス内容が大きく異なります。
ここでは、それぞれの特徴を比較し、あなたに合った口座タイプを選ぶためのポイントを解説します。
野村ネット&コール口座のポイント
オンライン取引に特化で24時間取引可能
手数料が店舗口座より安い
投資情報やレポートをオンラインで閲覧できる
野村ネット&コール口座は、オンライン取引に特化した口座タイプです。パソコンやスマートフォンから24時間いつでも取引でき、店舗口座と比べて手数料が安く設定されています。
現物取引の手数料は152円から78,571円(税込)で、約定金額に応じて変動します。信用取引の手数料は1注文あたり524円です。店舗口座と比べると、同じ取引でも手数料を大幅に抑えられます。
野村ネット&コール口座では、投資情報やマーケットレポートをオンラインで閲覧でき、自分で情報を収集しながら投資判断を行います。投資経験がある方や、自分のペースで取引したい方に適しています。
また、少額投資非課税制度(NISA)にも対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を利用できます。投資信託の積立投資も簡単に設定でき、長期的な資産形成に活用できます。
店舗口座は、全国の野村證券の支店で対面サポートを受けられる口座タイプです。担当者が付き、投資に関する相談や商品の提案を受けられます。
手数料は野村ネット&コール口座より高く設定されていますが、専門家のアドバイスを受けながら投資判断ができる安心感があります。特に、まとまった資産を運用したい方や、複雑な金融商品に投資したい方には、担当者のサポートが心強いでしょう。
店舗口座では、債券や仕組債、ファンドラップなど、野村ネット&コール口座では取り扱っていない商品にもアクセスできます。資産運用の選択肢が広がり、より多様なポートフォリオを構築できます。
また、相続や資産承継に関する相談も可能で、将来的な資産管理の計画を立てる際にも役立ちます。投資初心者の方で、プロのサポートを受けながら投資を始めたい方にも適しています。
野村ネット&コール口座と店舗口座のどちらを選ぶべきかは、あなたの投資経験や資産規模、サポートの必要性によって異なります。
投資経験がある方や、自分で情報を収集して判断できる方は、手数料の安い野村ネット&コール口座がおすすめです。オンラインで完結するため、時間や場所を選ばず取引でき、コストを抑えながら資産形成を進められます。
一方、投資初心者の方や、まとまった資産を運用したい方、専門家のアドバイスを受けながら投資したい方は、店舗口座が適しています。手数料は高くなりますが、担当者のサポートを受けることで、適切な投資判断を行いやすくなります。
後から口座タイプを変更することも可能です。最初は店舗口座で投資の基礎を学び、慣れてきたら野村ネット&コール口座に切り替えるという選択肢もあります。
口座開設の手順
野村證券の口座開設は、6つのステップで完了します。ここでは、スピード口座開設を例に、実際の画面に沿って詳しく解説します。
各ステップで必要な情報や注意点を理解しておけば、迷わずスムーズに手続きを進められます。
まず、野村證券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。口座開設方法の選択画面が表示されるので、「スピード口座開設」を選択してください。
次に、メールアドレスを入力します。このメールアドレスは、口座開設の進捗状況や重要なお知らせを受け取るために使用されます。普段使用しているメールアドレスを入力し、受信できることを確認してください。
メールアドレスを入力すると、確認メールが送信されます。メール内のリンクをクリックして、本登録に進みます。リンクの有効期限は24時間なので、早めに手続きを進めましょう。
本登録画面に進むと、本人確認書類のアップロード画面が表示されます。スピード口座開設では、マイナンバーカードを使用します。
スマートフォンのカメラでマイナンバーカードの表面と裏面を撮影し、アップロードします。カードの四隅がしっかり写るように撮影し、文字がぼやけていないか確認してください。
次に、自分の顔写真を撮影します。画面の指示に従って、正面を向いた状態で撮影してください。マスクや帽子は外し、顔全体がはっきり写るようにします。
撮影が完了すると、AIによる自動審査が開始されます。書類の画質や内容に問題がなければ、数分から数時間で審査が完了します。
本人確認が完了したら、お客様情報の入力画面に進みます。氏名・住所・生年月日などの基本情報は、マイナンバーカードから自動で読み取られるため、入力の手間が省けます。
次に、職業や勤務先、年収、金融資産などの情報を入力します。これらの情報は、投資経験やリスク許容度を判断するために使用されます。正確に入力してください。
また、出金先の金融機関情報も入力します。取引で得た利益や配当金を受け取る際に使用する口座を指定します。銀行名・支店名・口座番号を正確に入力してください。
特定口座を開設するかどうか、源泉徴収ありにするかなしにするかを選択します。特定口座とは、証券会社が年間の売買損益を計算してくれる口座で、確定申告の手間を軽減できます。
源泉徴収ありを選択すると、証券会社が税金を自動で徴収し、確定申告が不要になります。給与所得者で確定申告をしたくない方には、源泉徴収ありがおすすめです。
源泉徴収なしを選択すると、年間取引報告書が発行されますが、自分で確定申告を行う必要があります。ただし、年間の利益が20万円以下の場合は確定申告が不要なため、少額投資の方は源泉徴収なしを選ぶメリットがあります。
初心者の方は、特定口座(源泉徴収あり)を選択しておくと、税金の手続きを気にせず投資に集中できます。
NISA口座を開設するかどうかを選択します。NISA口座は、投資で得た利益が非課税になる制度で、2024年からの新NISA制度では非課税保有限度額が1,800万円に拡大されました。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、すでに他の証券会社でNISA口座を持っている場合は、野村證券では開設できません。ただし、NISA口座の金融機関変更は可能です。
NISA口座を開設する場合は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方を利用できます。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで投資でき、長期的な資産形成に活用できます。
NISA口座の開設を希望する場合は、税務署での審査が必要になるため、通常の口座開設より時間がかかることがあります。通常は2週間程度で審査が完了します。
最後に、入力した内容を確認します。氏名・住所・口座タイプ・特定口座の選択・NISA口座の申込など、すべての情報が正しいか確認してください。
内容に問題がなければ、利用規約に同意して申込を完了します。申込完了後、審査が開始されます。スピード口座開設の場合、最短当日に口座番号が発行され、取引を開始できます。
口座番号やログイン情報は、登録したメールアドレスに送信されます。メールが届いたら、マイページにログインして初期設定を行いましょう。
必要書類の準備
野村證券の口座開設には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。スムーズに手続きを進めるために、事前に必要書類を準備しておきましょう。
ここでは、マイナンバーカードの有無によって異なる必要書類の組み合わせを詳しく解説します。
マイナンバーカードを持っている場合は、本人確認書類とマイナンバー確認書類を1枚で兼ねることができます。スピード口座開設を利用すれば、マイナンバーカードだけで手続きが完了します。
マイナンバーカードの表面には顔写真と氏名・住所・生年月日が記載されており、本人確認書類として使用できます。裏面にはマイナンバーが記載されており、マイナンバー確認書類としても使用できます。
マイナンバーカードを使用する場合は、有効期限内であることを確認してください。期限が切れている場合は、市区町村の窓口で更新手続きを行う必要があります。
マイナンバーカードを持っていない場合は、本人確認書類とマイナンバー確認書類を別々に準備する必要があります。
本人確認書類として使用できるのは、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民基本台帳カードなどです。運転免許証を使用する場合は、表面と裏面の両方を撮影またはコピーしてください。
マイナンバー確認書類として使用できるのは、マイナンバー通知カードまたはマイナンバーが記載された住民票です。マイナンバー通知カードは、マイナンバー制度開始時に郵送された紙のカードです。
健康保険証を本人確認書類として使用する場合は、マイナンバー通知カードまたは住民票に加えて、公共料金の領収書や住民票のコピーなど、現住所を確認できる書類が追加で必要になることがあります。詳しくは野村證券の公式サイトで確認してください。
口座開設の際には、出金先の金融機関情報も必要です。取引で得た利益や配当金を受け取る際に使用する銀行口座を指定します。
銀行名・支店名・口座種別(普通・当座)・口座番号・口座名義を正確に入力してください。口座名義は、証券口座の名義と同一である必要があります。
出金先の口座は、後から変更することも可能です。ただし、変更手続きには時間がかかることがあるため、最初から使用する予定の口座を指定しておくとスムーズです。
特定口座と源泉徴収の選び方
特定口座と源泉徴収の選択は、税金の手続きに大きく影響します。自分の状況に合った選択をすることで、確定申告の手間を減らしたり、税金を最適化したりできます。
ここでは、特定口座の仕組みと、源泉徴収ありとなしの違いを詳しく解説します。
特定口座とは、証券会社が年間の売買損益を計算し、年間取引報告書を作成してくれる口座です。投資家は、この報告書を使って確定申告を行うことができます。
特定口座を開設しない場合は「一般口座」となり、自分で売買損益を計算する必要があります。取引回数が多いと計算が複雑になるため、特定口座を開設しておくことをおすすめします。
特定口座では、株式や投資信託の売買損益が自動で計算されます。配当金や分配金も含めて計算されるため、確定申告の際に必要な情報がすべて揃います。
特定口座には、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2つのタイプがあります。どちらを選ぶかによって、税金の支払い方法と確定申告の必要性が変わります。
| 項目 | 源泉徴収あり | 源泉徴収なし |
| 税金の徴収 | 証券会社が自動で徴収 | 自分で確定申告 |
| 確定申告 | 原則不要 | 必要(利益20万円以下は不要) |
| メリット | 手間がかからない | 少額投資なら非課税の可能性 |
源泉徴収ありを選択すると、証券会社が売買益や配当金から税金(20.315%)を自動で徴収し、税務署に納付します。そのため、確定申告が不要になります。給与所得者で、投資以外の収入がない方には、源泉徴収ありが便利です。
源泉徴収なしを選択すると、年間取引報告書が発行されますが、自分で確定申告を行う必要があります。ただし、給与所得者の場合、年間の利益が20万円以下であれば確定申告は不要です。
源泉徴収なしのメリットは、年間の利益が20万円以下の場合に税金を支払わずに済む点です。また、複数の証券会社で取引している場合、損益を通算して確定申告することで、税金を還付してもらえることがあります。
一方、源泉徴収ありのメリットは、確定申告の手間がかからない点です。税金が自動で徴収されるため、税務手続きを気にせず投資に集中できます。
投資初心者の方には、特定口座(源泉徴収あり)をおすすめします。税金の計算や確定申告の手続きを気にせず、投資に集中できるためです。
特に、給与所得者で年間の投資利益が20万円を超える見込みの方は、源泉徴収ありを選択しておくと安心です。税金が自動で徴収されるため、確定申告の手間を省けます。
ただし、複数の証券会社で取引している方や、損失が出ている口座と利益が出ている口座を持っている方は、源泉徴収なしを選択して確定申告で損益を通算することで、税金を還付してもらえる可能性があります。
源泉徴収ありとなしの変更は、年に1回のみ可能です。年末までに変更手続きを行えば、翌年から適用されます。
NISA口座の開設方法
NISA口座は、投資で得た利益が非課税になる制度です。野村證券で口座を開設する際に、NISA口座も同時に申し込むことをおすすめします。
ここでは、新NISA制度の基本と、野村證券でNISA口座を開設するメリットを解説します。
2024年から新NISA制度がスタートしました。新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、非課税保有期間が無期限になりました。
新NISAの特徴
つみたて投資枠:年間120万円まで
成長投資枠:年間240万円まで
合計で年間360万円まで投資可能
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで投資でき、合計で年間360万円まで投資できます。
つみたて投資枠では、金融庁が認めた長期・積立・分散投資に適した投資信託を購入できます。成長投資枠では、上場株式や投資信託など、幅広い金融商品を購入できます。
NISA口座は1人1口座しか開設できません。すでに他の証券会社でNISA口座を持っている場合は、金融機関変更の手続きを行う必要があります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約550万口座 |
| 取引手数料 | 現物取引:152円~78,571円 信用取引:1注文あたり524円 |
| 投資信託 | 約900本 |
| ミニ株(単元未満株) | 対応(まめ株) ※詳細不明 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 4カ国 米国株:約850銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間46銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間16社(2024年実績) |
| ポイントサービス | 野村ポイント |
| 口座開設スピード | 最短5営業日 |
| 取引ツール(PC) | Webアプリ |
| スマホアプリ | Webアプリ |
野村證券でNISA口座を開設する最大のメリットは、IPO投資にNISA口座を活用できる点です。野村證券はIPO主幹事実績が豊富で、2024年は年間16社の主幹事を務めました。
IPO株は、公募価格よりも初値が高くなることが多く、短期的に利益を得られる可能性があります。NISA口座でIPO株を購入すれば、利益が非課税になるため、税金を気にせず投資できます。
また、野村證券では約900本の投資信託を取り扱っており、つみたて投資枠で購入できる投資信託も約20本あります。長期的な資産形成に適した商品を選んで、非課税で運用できます。
さらに、店舗口座を選択した場合は、担当者からNISA口座の活用方法についてアドバイスを受けられます。投資初心者の方でも、安心してNISA制度を活用できます。
NISA口座の申込は、通常の証券口座開設と同時に行えます。口座開設の際に、「NISA口座を開設する」を選択してください。
NISA口座の開設には、税務署での審査が必要です。審査には通常2週間程度かかります。審査が完了すると、NISA口座が開設され、非課税枠を利用した投資を始められます。
すでに他の証券会社でNISA口座を持っている場合は、金融機関変更の手続きを行う必要があります。野村證券の公式サイトから「NISA口座金融機関変更」の手続きを行ってください。
野村證券のメリット・デメリット
野村證券で口座を開設する前に、メリットとデメリットを理解しておくことが大切です。ここでは、野村證券の強みと注意点を客観的に解説します。
野村證券の主なメリット
1. IPO主幹事実績が豊富
2. 対面サポートの充実
3. 投資情報・レポートの質が高い
1. IPO主幹事実績が豊富
野村證券は、IPO(新規公開株)の主幹事実績が国内トップクラスです。2024年は年間16社の主幹事を務め、IPO取扱数も年間46銘柄と豊富です。主幹事の場合、引受株数が多いため、当選確率が高くなる傾向があります。
IPO投資は、公募価格よりも初値が高くなることが多く、短期的に利益を得られる可能性があります。IPO投資に興味がある方にとって、野村證券は有力な選択肢です。
2. 対面サポートの充実
野村證券は全国に支店があり、対面での相談サービスを受けられます。投資初心者の方や、まとまった資産を運用したい方は、担当者から専門的なアドバイスを受けられます。
特に、債券や仕組債、ファンドラップなど、複雑な金融商品に投資したい場合は、対面でしっかり説明を受けることで、理解を深めた上で投資判断ができます。相続や資産承継に関する相談も可能です。
3. 投資情報・レポートの質が高い
野村證券は、企業分析や市場動向に関するレポートを豊富に提供しています。アナリストによる詳細な分析レポートを参考にすることで、投資判断の精度を高められます。
また、セミナーやオンライン講座も充実しており、投資の基礎知識から応用的な投資手法まで学べます。投資スキルを向上させたい方にとって、有益な情報が揃っています。
1. 手数料が高め
野村證券の手数料は、ネット証券と比べると高めに設定されています。野村ネット&コール口座の現物取引手数料は152円から78,571円(税込)で、SBI証券や楽天証券の手数料無料と比較すると、コストがかかります。
特に、店舗口座を選択した場合は、さらに手数料が高くなります。頻繁に取引する方や、コストを重視する方にとっては、手数料の高さがデメリットになります。
2. 投資信託の取扱本数が少なめ
野村證券の投資信託取扱本数は約900本で、SBI証券の約2,600本や楽天証券の約2,550本と比べると少なめです。特に、つみたて投資枠で購入できる投資信託は約20本と限られています。
投資信託の選択肢が少ないため、自分の投資方針に合った商品を見つけにくい場合があります。幅広い選択肢から投資信託を選びたい方には、物足りなく感じるかもしれません。
口座開設後の初回取引までの流れ
口座開設が完了したら、実際に取引を始めるための準備を行います。ここでは、ログイン方法から初回取引までの流れを解説します。
口座開設が完了すると、登録したメールアドレスに口座番号とログイン情報が送られてきます。野村證券の公式サイトにアクセスし、マイページにログインしてください。
初回ログイン時には、パスワードの変更を求められることがあります。セキュリティを高めるため、推測されにくいパスワードに変更しましょう。英数字と記号を組み合わせた8文字以上のパスワードが推奨されます。
ログイン後、取引暗証番号の設定を行います。取引暗証番号は、株式や投資信託の売買時に必要な4桁の番号です。生年月日や電話番号など、推測されやすい番号は避けてください。
また、メールアドレスや出金先口座の確認も行います。登録情報に誤りがないか確認し、必要に応じて修正してください。
取引を始めるには、証券口座に資金を入金する必要があります。野村證券では、銀行振込やインターネットバンキングを利用した即時入金サービスが利用できます。
銀行振込の場合は、指定された振込先口座に入金します。振込名義人は、証券口座の名義と同一である必要があります。振込手数料は自己負担となります。
即時入金サービスを利用すると、インターネットバンキングから24時間いつでも入金でき、即座に口座に反映されます。振込手数料も無料です。対応している金融機関は、野村證券の公式サイトで確認してください。
入金が完了したら、マイページの「資産状況」で入金額が反映されているか確認しましょう。
入金が完了したら、実際に株式を購入してみましょう。マイページの「国内株式」メニューから「銘柄検索」を選択します。
購入したい銘柄のコード番号または企業名を入力して検索します。銘柄の詳細画面が表示されたら、「買付」ボタンをクリックします。
注文画面で、購入株数と注文方法を選択します。注文方法には「成行注文」と「指値注文」があります。成行注文は、現在の市場価格で即座に購入する方法です。指値注文は、希望する価格を指定して購入する方法です。
注文内容を確認し、取引暗証番号を入力して注文を確定します。注文が成立すると、マイページの「保有銘柄」に反映されます。
初めての取引は、少額から始めることをおすすめします。投資の基本を学びながら、徐々に投資額を増やしていくことで、リスクを抑えながら経験を積めます。
はい、口座開設には審査があります。本人確認書類の内容や、入力した情報に基づいて審査が行われます。
審査では、本人確認書類の画像が鮮明か、入力した情報に矛盾がないかなどが確認されます。通常、審査は数時間から数日で完了しますが、書類に不備があると時間がかかることがあります。
審査に落ちることは稀ですが、本人確認書類の有効期限が切れている場合や、入力した情報が正確でない場合は、審査に通らないことがあります。書類を正確に準備し、情報を正しく入力することで、スムーズに審査を通過できます。
はい、未成年でも口座開設できます。ただし、親権者の同意が必要です。
未成年口座を開設する場合は、未成年者本人の本人確認書類とマイナンバー確認書類に加えて、親権者の本人確認書類とマイナンバー確認書類も必要です。また、親権者の同意書も提出する必要があります。
未成年口座では、取引できる商品に制限があることがあります。詳しくは野村證券の公式サイトで確認してください。
はい、複数の証券会社で口座を開設することは可能です。野村證券の口座と、他のネット証券の口座を併用している方も多くいます。
複数の口座を持つメリットは、各証券会社の強みを活かした投資ができる点です。例えば、IPO投資は野村證券、日常的な株式取引は手数料の安いネット証券という使い分けができます。
ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できません。複数の証券会社でNISA口座を持つことはできないため、注意してください。
野村ネット&コール口座を選択した場合、基本的に営業電話はかかってきません。オンライン取引に特化した口座のため、電話での営業は行われません。
一方、店舗口座を選択した場合は、担当者から投資商品の案内や市場動向の情報提供の電話がかかってくることがあります。これは、対面サポートの一環として行われるものです。
営業電話を希望しない場合は、担当者にその旨を伝えることで、電話の頻度を減らすことができます。
いいえ、野村證券の口座維持費は無料です。口座を開設しても、取引をしなければ費用は一切かかりません。
ただし、取引を行う際には売買手数料が発生します。また、投資信託を保有している場合は、信託報酬などの運用コストがかかります。
NISA口座やiDeCo口座も、口座維持費は無料です。ただし、iDeCoの場合は、運用中に口座管理手数料が発生します。
はい、野村證券の手数料は、SBI証券や楽天証券などのネット証券と比べると高めです。野村ネット&コール口座の現物取引手数料は152円から78,571円(税込)で、SBI証券や楽天証券の手数料無料と比較すると、コストがかかります。
ただし、野村證券はIPO主幹事実績や対面サポートの充実度で優れています。手数料の高さは、これらのサービスの対価と考えることができます。
頻繁に取引する方や、コストを重視する方は、手数料の安いネット証券を併用することをおすすめします。
口座開設ができない主な理由は、以下の通りです。
1つ目は、本人確認書類の不備です。書類の有効期限が切れている、画像が不鮮明、入力した情報と書類の内容が一致しないなどの理由で、審査に通らないことがあります。
2つ目は、反社会的勢力との関係が疑われる場合です。金融商品取引法により、証券会社は反社会的勢力との取引を禁止されています。
3つ目は、すでに野村證券で口座を持っている場合です。同一人物が複数の口座を開設することはできません。
口座開設ができなかった場合は、野村證券のカスタマーサポートに問い合わせて、理由を確認してください。
野村證券の口座開設は、3つの方法から選択でき、最短当日で取引を始められます。スピード口座開設はマイナンバーカードがあれば最短当日、かんたん口座開設は最短2営業日、郵送での手続きは約7営業日で完了します。
口座タイプは、オンライン取引に特化した野村ネット&コール口座と、対面サポートを受けられる店舗口座から選択できます。投資経験やサポートの必要性に応じて、自分に合った口座タイプを選びましょう。
特定口座は源泉徴収ありを選択すると確定申告が不要になり、初心者の方におすすめです。NISA口座は同時申込がスムーズで、非課税枠を活用した長期的な資産形成に役立ちます。
野村證券は、IPO主幹事実績が豊富で、対面サポートや投資情報の質が高い点がメリットです。一方、手数料が高めで、投資信託の取扱本数が少なめという点には注意が必要です。
口座開設後は、入金して実際に取引を始めましょう。少額から始めて、投資の基本を学びながら徐々に投資額を増やしていくことをおすすめします。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは野村證券にご確認ください。
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