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楽天証券でNISAを始めたいけれど、口座開設の手順や投資信託の買い方がわからず、一歩を踏み出せずにいませんか。
実は、楽天証券のNISAは初心者でもスマホひとつで簡単に始められ、楽天ポイントを活用しながら資産形成ができる仕組みが整っています。
2024年からの新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、年間投資枠が拡充されました。
この記事では、楽天証券のNISA口座開設から投資信託の購入、積立設定、楽天経済圏の活用方法まで、実際の操作手順をわかりやすく解説します。
記事を読み終えるころには、楽天証券でNISAを始める準備が整い、自信を持って資産形成の第一歩を踏み出せるようになります。
目次
楽天証券のNISAとは?
NISAは、株式や投資信託の配当金や分配金、値上がりで得られた売却益が非課税になる国の制度です。 通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で投資していれば、この税金が一切かかりません。
楽天証券は、口座数が1,300万を突破したネット証券大手で、NISAの取扱商品が豊富で手数料が安く、楽天ポイントが貯まる・使えるという特徴があります。投資初心者から経験者まで、幅広い層に支持されている証券会社です。
新NISA制度のポイント
生涯非課税限度額:1,800万円に拡大
年間投資枠:成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円
非課税保有期間:無期限化
売却による非課税枠の再利用が可能
2024年からの新NISA制度では、生涯非課税限度額が1,800万円に拡大され、年間では成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円の合計360万円まで取引できるようになりました。
旧NISA制度と大きく異なるのは、非課税保有期間が無期限化されたことです。これまでは一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間という制限がありましたが、新NISAではいつまでも非課税で保有できます。
さらに、 売却による非課税投資可能額が復活し、再利用が可能となります。 例えば、投資した商品を売却すると、その購入時の金額分の枠が翌年復活するため、累計購入金額1,800万円を超えてNISAを使い続けることができるのです。
楽天証券のNISAが選ばれる理由
楽天カードクレジット決済で最大1%のポイント還元
投資信託約2,550本、つみたて投資枠対象約200本
100円から投資可能
楽天ポイントで投資できる
楽天証券でNISAを始める最大のメリットは、楽天経済圏との連携による高いポイント還元率です。楽天カードクレジット決済で投資信託を積み立てると、決済額の0.5%~1%の楽天ポイントが貯まります。
取扱商品も充実しており、投資信託は約2,550本、つみたて投資枠対象の投資信託は約200本と、選択肢が豊富です。国内株式の取引手数料は原則無料で、NISA口座内の取引は完全無料となっています。
さらに、100円から投資を始められるため、「いきなり大きな金額を投資するのは不安」という初心者でも気軽にスタートできます。スマホアプリ「iSPEED」も使いやすく、外出先でも簡単に取引や資産状況の確認ができます。
楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が0.1%に優遇され、証券口座への入出金も自動で行われるため、資金管理の手間が省けます。
楽天証券のNISA口座開設の手順
楽天証券のNISA口座開設は、スマホやパソコンから簡単に申し込めます。ここでは、最短で口座開設ができる「スマホで本人確認」を利用した手順を詳しく解説します。
口座開設にかかる時間は約5~10分程度で、審査完了後、最短翌営業日から取引を始められます。
まず、楽天証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設はこちら(無料)」ボタンをクリックします。すでに楽天会員の方は「楽天会員の方」を選択してログインすると、基本情報の入力が一部省略できて便利です。
楽天会員でない方は「楽天会員ではない方」を選択し、メールアドレスを入力します。入力したメールアドレスに楽天証券から確認メールが届くので、メール本文に記載されているURLをクリックして手続きを進めましょう。
メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認してください。また、メールアドレスに入力ミスがある可能性もあるため、再度確認することをおすすめします。
スマートフォンから申し込む場合は、iPhoneの方はSafari、Androidの方はChromeのブラウザを使用してください。他のブラウザでは本人確認の際にカメラが正常に動作しない場合があります。
本人確認書類の提出方法は「スマホで本人確認」と「書類アップロードで本人確認」の2種類があります。最短翌営業日に口座開設を完了させたい場合は、「スマホで本人確認」を選択しましょう。
スマホで本人確認が最速!
使える書類:運転免許証またはマイナンバーカード
口座開設:最短翌営業日
おすすめ:マイナンバーカード(後の手続きが省略可能)
スマホで本人確認に使える書類は、運転免許証またはマイナンバーカードの2種類です。特にマイナンバーカードを使用すると、後の初期設定でマイナンバー登録の手間が省けるため、おすすめです。
スマホで本人確認を選択すると、画面の指示に従って本人確認書類の表面・裏面を撮影し、次に自分の顔を撮影します。撮影時は明るい場所で行い、書類の文字がはっきり読めるように注意してください。
書類アップロードで本人確認を選択した場合は、運転免許証、マイナンバーカード、住民票の写し、各種健康保険証、パスポートなどが利用できます。ただし、この方法では審査完了後にログインIDとパスワードが郵送で届くため、口座開設まで約5営業日かかります。
本人確認書類の提出が完了したら、お客様情報を入力していきます。入力項目は、氏名、生年月日、住所、電話番号、職業、勤務先などです。楽天会員の方は、一部の情報が自動で入力されます。
NISA口座の開設を希望する場合は、この画面で「NISA口座を開設する」を選択します。NISA口座は後からでも開設できますが、同時に申し込んでおくとスムーズです。
納税方法の選択では、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。この口座を選ぶと、楽天証券が自動的に税金を計算して納税してくれるため、確定申告の手間が省けます。
楽天銀行の口座を同時に開設することもできます。楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が優遇され、入出金も自動で行われるため、口座開設を検討してみてください。
スマホで本人確認を選択した場合は、申し込み完了後にログインパスワードを設定します。このパスワードは今後ログインする際に必要になるため、忘れないようにメモしておきましょう。
審査完了後、ログインIDがメールで届きます。ログインIDとパスワードを使って楽天証券にログインし、初期設定を行います。初期設定では、取引暗証番号(4桁の数字)の設定が必要です。
マイナンバーの登録も必須となります。マイナンバーカードで本人確認をした場合は、この手続きが不要になります。マイナンバー通知カードや住民票の写しを使ってマイナンバーを登録する場合は、書類の画像をアップロードします。
勤務先情報の入力も求められます。これは金融商品取引法で定められた確認事項で、インサイダー取引を防止するための措置です。正確に入力してください。
すべての手続きが完了すると、楽天証券による審査が始まります。審査は通常1~3営業日で完了しますが、申込状況によってはそれ以上かかる場合もあります。
NISA口座の開設には、税務署による審査も必要です。税務署審査は、他の金融機関で重複してNISA口座を開設していないかを確認するためのもので、通常1~2週間程度かかります。
審査完了後、スマホで本人確認を選択した方は、メールでログインIDが通知されます。書類アップロードで本人確認を選択した方は、ログインIDと初期パスワードが郵送で届きます。
NISA口座の審査が完了する前でも、総合口座(特定口座)での取引は開始できます。NISA口座の審査完了を待たずに、投資の勉強を兼ねて少額取引を始めてみるのもよいでしょう。
審査結果は、楽天証券のマイページで確認できます。ログイン後、「マイメニュー」から「口座管理」を選択すると、NISA口座の開設状況が表示されます。
口座開設で気をつけたい4つのポイント
楽天証券の口座開設は簡単ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、初心者がつまずきやすい点と対処法を解説します。
本人確認書類は、スマホで本人確認を利用する場合は運転免許証またはマイナンバーカードのみ使用できます。それ以外の書類(健康保険証、パスポート、住民票の写しなど)を使う場合は、書類アップロードでの本人確認となり、口座開設まで約5営業日かかります。
マイナンバーカードを使用すると、後の初期設定でマイナンバー登録が不要になるため、最もスムーズです。まだマイナンバーカードを発行していない方は、自治体に申請しておくことをおすすめします。発行には1~1.5ヶ月程度かかることがあります。
本人確認書類の住所と現住所が異なる場合は、口座開設ができません。引っ越しなどで住所が変わった場合は、本人確認書類の住所変更手続きを先に済ませてください。
マイナンバーカードがない場合でも、マイナンバー通知カードや住民票の写し(マイナンバー記載あり)を使ってマイナンバーを登録できます。ただし、この場合は本人確認書類とマイナンバー確認書類の両方を提出する必要があります。
本人確認書類として運転免許証を使い、マイナンバー通知カードの画像をアップロードする方法が一般的です。住民票の写しを取得する場合は、市区町村の窓口で「マイナンバー記載あり」を指定して発行してもらいましょう。
マイナンバー通知カードを紛失してしまった場合は、住民票の写し(マイナンバー記載あり)を取得するか、マイナンバーカードを新規発行する必要があります。マイナンバー通知カードの再発行は2020年5月に廃止されているため、注意してください。
スマホで本人確認を利用した場合、最短翌営業日に総合口座の開設が完了します。ただし、NISA口座の開設には税務署の審査が必要なため、さらに1~2週間程度かかります。
書類アップロードで本人確認を選択した場合は、総合口座の開設に約5営業日、NISA口座の開設にはさらに1~2週間程度かかります。年末年始や確定申告の時期など、申込が集中する時期はさらに時間がかかる可能性があります。
急いでNISA口座を開設したい場合は、スマホで本人確認を利用し、マイナンバーカードで本人確認を行うのが最速です。また、書類に不備があると審査に時間がかかるため、入力内容や撮影した画像をよく確認してから提出しましょう。
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。税務署審査では、他の金融機関でNISA口座を開設していないかを確認します。すでに他の金融機関でNISA口座を開設している場合は、審査に通りません。
他社からNISA口座を楽天証券に変更したい場合は、金融機関変更の手続きが必要です。現在NISA口座を開設している金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を請求し、必要事項を記入して提出します。
変更手続きには時間がかかるため、年内にNISA口座を使いたい場合は早めに手続きを開始しましょう。すでに今年の非課税投資枠を利用している場合は、翌年からの変更となります。
過去にNISA口座を開設したことがあるかどうか不明な場合は、税務署やマイナポータルで確認できます。重複申請すると審査に時間がかかるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
楽天証券への入金方法
楽天証券で投資を始めるには、証券口座に資金を入金する必要があります。楽天証券では、4つの入金方法が用意されており、それぞれ手数料や反映時間が異なります。自分に合った方法を選びましょう。
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を連携させるサービスで、最も便利な入金方法です。手数料無料・入金操作不要で、普通預金金利も0.1%に優遇されます。
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を連携させるサービスで、最も便利な入金方法です。設定すると、証券口座で買い注文を出したときに、楽天銀行から自動的に不足資金が入金されます。
手数料は無料で、入金操作も不要です。また、証券口座の余剰資金は自動的に楽天銀行に戻されるため、資金を効率的に管理できます。楽天銀行の普通預金金利も0.1%に優遇されるため、メリットが大きい方法です。
マネーブリッジを利用するには、楽天銀行の口座開設が必要です。楽天証券の口座開設と同時に楽天銀行の口座も開設できるため、まだ口座を持っていない方は同時申込をおすすめします。
らくらく入金は、楽天証券のサイト上で入金操作をすると、証券口座に即時反映される方法です。利用できるのは楽天銀行とみずほ銀行の口座で、手数料は無料です。
マネーブリッジと異なり、入金のたびに操作が必要ですが、入金額を自分でコントロールできるメリットがあります。「自動入金は不安」という方や、投資資金と生活資金を明確に分けたい方に向いています。
らくらく入金を利用するには、事前に楽天証券のサイトで金融機関の登録が必要です。登録後は、入金画面で金額を入力し、銀行のインターネットバンキングにログインして入金手続きを行います。
リアルタイム入金は、各銀行のインターネットバンキングを利用して入金する方法です。楽天銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行など、14の金融機関に対応しています。
手数料は無料で、入金は即座に証券口座に反映されます。楽天銀行以外の銀行口座をメインで使っている方に便利な方法です。ただし、利用するにはインターネットバンキングの契約が必要です。
リアルタイム入金は、楽天証券のサイトで入金画面を開き、金融機関を選択して金額を入力します。その後、選択した銀行のインターネットバンキングにログインして入金手続きを行います。
通常振込は、銀行窓口やATMから楽天証券の入金専用口座に振り込む方法です。各金融機関で定められた振込手数料がかかり、入金の反映は営業日の9:00~15:00の間に行われます。
インターネットバンキングを利用していない方や、現金で入金したい方に向いていますが、手数料がかかる点と反映に時間がかかる点がデメリットです。他の入金方法が利用できない場合の手段として覚えておくとよいでしょう。
通常振込を利用する場合は、楽天証券のサイトで入金専用口座の情報を確認し、その口座に振り込みます。振込人名義は必ず本人名義で行ってください。
楽天証券のNISAで投資信託を買う方法
口座開設と入金が完了したら、いよいよ投資信託を購入します。楽天証券では、スマホアプリ「iSPEED」またはWebサイトから簡単に購入できます。ここでは、Webサイトでの購入手順を解説します。
楽天証券にログイン後、「投信」メニューから「投資信託を探す」を選択します。検索方法は、ファンド名で検索する方法と、条件で絞り込む方法があります。
初心者におすすめなのは、「ランキング」から人気の投資信託を探す方法です。「買付ランキング」「積立設定件数ランキング」などを参考にすると、多くの投資家が選んでいる銘柄がわかります。
投資信託を選ぶ際は、信託報酬(運用管理費用)の低さ、運用実績、投資対象などを確認しましょう。長期投資では、信託報酬が低いインデックスファンドが人気です。eMAXIS Slimシリーズや楽天・プラスシリーズなどが代表的です。
気になる投資信託を見つけたら、銘柄ページで詳細情報を確認します。「目論見書」には投資方針やリスク、手数料などが記載されているため、必ず確認してください。
購入したい投資信託が決まったら、銘柄ページの「通常注文」ボタンをクリックします。購入画面が表示されるので、口座区分を「NISA成長投資枠」または「NISAつみたて投資枠」から選択します。
購入金額を入力します。楽天証券では100円から購入できるため、初めての方は少額から始めてみるのもよいでしょう。金額は1円単位で指定できます。
分配金コースは「再投資型」を選ぶのがおすすめです。再投資型を選ぶと、分配金が自動的に再投資されるため、複利効果で資産を効率的に増やせます。分配金を受け取りたい場合は「受取型」を選択します。
楽天ポイントを使って購入することもできます。「ポイント利用」欄で利用するポイント数を入力すると、購入代金の一部または全額をポイントで支払えます。
購入内容を入力したら、「目論見書の確認へ」ボタンをクリックします。目論見書は、投資信託の詳細情報が記載された重要書類です。投資方針、リスク、手数料などが記載されているため、必ず確認しましょう。
目論見書を確認したら、「注文内容確認へ」をクリックします。注文内容確認画面が表示されるので、購入金額、口座区分、分配金コースなどに間違いがないか確認します。
取引暗証番号(4桁の数字)を入力し、「注文する」ボタンをクリックすると注文が完了します。注文完了画面が表示され、注文番号が発行されます。
注文状況は、「マイメニュー」の「注文照会」から確認できます。投資信託の約定(注文の成立)は、通常、注文日の翌営業日となります。約定後、数日で投資信託が証券口座に反映されます。
投資信託の積立設定をしておけば、毎月自動的に一定額を投資できます。積立投資は、価格が高い時も安い時も定額で購入するため、平均購入単価を抑える効果(ドルコスト平均法)があります。
積立金額は、毎月の収支を考えて無理のない範囲で設定しましょう。 つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円が上限です。 つみたて投資枠を満額利用する場合は、月10万円の積立となります。
初心者の方は、まず月1万円~3万円程度から始めてみるのがおすすめです。投資に慣れてきたら、ボーナス月に増額するなど、柔軟に調整できます。
積立金額を決める際は、生活防衛資金(生活費の3~6ヶ月分)を確保した上で、余裕資金の範囲内で投資することが大切です。無理な積立は長続きしないため、自分のペースで続けられる金額を設定しましょう。
おすすめは楽天カードクレジット決済!
楽天カード:0.5%ポイント還元
楽天ゴールドカード:0.75%ポイント還元
楽天プレミアムカード:1.0%ポイント還元
上限:月10万円まで
選べる引落方法は、証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)、投信積立スマート買付、楽天キャッシュ(電子マネー)、楽天カードクレジット決済、その他金融機関です。
最もおすすめなのは「楽天カードクレジット決済」です。 楽天カードクレジット決済で積立すると、決済額に応じて楽天ポイントが付与されます。 ポイント還元率は、楽天カードで0.5%、楽天ゴールドカードで0.75%、楽天プレミアムカードで1.0%です。
楽天カードクレジット決済の上限は月10万円です。それ以上積み立てたい場合は、楽天キャッシュ(月5万円まで)や証券口座からの積立を併用できます。楽天キャッシュは、楽天カードからチャージすることで0.5%のポイントが貯まります。
楽天銀行口座を持っている方は、「証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)」を選ぶと、自動入出金で資金管理が楽になります。マネーブリッジを設定していれば、証券口座に資金がなくても楽天銀行から自動的に引き落とされます。
証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)は毎月1日~28日の中から選択でき、NISAつみたて投資枠の場合は毎日を選択できます。 楽天カードクレジット決済の場合は、積立指定日があらかじめ指定されています。
積立日を選ぶ際は、給料日の直後に設定するのがおすすめです。給料が入った直後に自動的に積立されるため、「使ってしまって積立資金が足りない」という事態を防げます。
つみたて投資枠で毎日積立を選択すると、より細かく分散投資ができます。毎日積立は、月の積立金額を営業日数で割った金額が毎日積み立てられる仕組みです。価格変動のリスクをさらに分散できるメリットがあります。
積立設定では、分配金コースを「再投資型」または「受取型」から選択します。長期投資で資産を増やしたい場合は、「再投資型」を選ぶのが基本です。
再投資型を選ぶと、投資信託から分配金が出た場合に、自動的に同じ投資信託に再投資されます。これにより、複利効果で資産を効率的に増やせます。受取型を選ぶと、分配金が現金で証券口座に入金されます。
NISA口座では、分配金も非課税で再投資されるため、再投資型のメリットが大きくなります。ただし、インデックスファンドの多くは分配金を出さない方針のため、どちらを選んでも実質的な差はない場合もあります。
楽天経済圏を活かす3つの設定
楽天証券の最大の魅力は、楽天経済圏との連携です。楽天ポイントを効率的に貯めて、投資にも活用できる仕組みを整えましょう。
楽天証券で楽天ポイントを貯めるには、ポイントコースを「楽天ポイントコース」に変更する必要があります。初期設定では「楽天証券ポイントコース」になっているため、変更しましょう。
ポイントコースの変更は、楽天証券のPCサイトにログイン後、「マイメニュー」から「ポイント設定・SPU」を選択して行います。楽天ポイントコースに変更すると、投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。
楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定し、楽天ポイントを1ポイント以上利用して投資信託を購入すると、楽天市場でのお買い物ポイントが+1倍になります。これはSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象です。
楽天カードクレジット決済で投資信託を積み立てると、決済額に応じて楽天ポイントが付与されます。 ポイント還元率は、楽天カードで0.5%、楽天ゴールドカードで0.75%、楽天プレミアムカードで1.0%、楽天ブラックカードで2.0%です。
楽天カードクレジット決済を設定するには、積立設定画面で引落方法を「楽天カードクレジット決済」に選択し、楽天カードの情報を登録します。登録できる楽天カードは1枚で、月10万円まで積立できます。
楽天カードクレジット決済の積立設定は、毎月12日が翌月のお申込み締切日となります。 例えば、2月の積立購入には1月12日までの積立設定完了が必要です。1月15日に設定した場合は、3月から積立が開始されます。
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を連携させるサービスです。設定すると、証券口座での買い注文時に楽天銀行から自動的に入金され、余剰資金は楽天銀行に自動的に戻されます。
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が0.1%に優遇されます。通常の普通預金金利は0.02%程度なので、5倍の金利になります。投資をしない資金も効率的に運用できるメリットがあります。
マネーブリッジの設定は、楽天証券または楽天銀行のサイトから行えます。楽天証券にログイン後、「マイメニュー」から「マネーブリッジ」を選択し、画面の指示に従って設定します。楽天銀行の口座を持っていない場合は、口座開設から始めましょう。
初心者におすすめの投資信託5選
楽天証券では約2,550本の投資信託を取り扱っていますが、初心者の方はどれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。ここでは、楽天証券で人気の投資信託を5つ紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む全世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指しています。
信託報酬は年率0.05775%と業界最低水準で、長期投資に適しています。1本で全世界に分散投資できるため、「どの地域に投資すればよいかわからない」という初心者の方におすすめです。
投資対象は先進国約85%、新興国約15%の割合で、約3,000銘柄に投資しています。世界経済全体の成長を取り込める投資信託として、長期投資の定番商品です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用する全世界株式インデックスファンドです。eMAXIS Slim 全世界株式と同じ指数に連動することを目指しています。
信託報酬は年率0.0561%とeMAXIS Slimよりもわずかに低く設定されています。楽天証券で保有すると、残高に応じて楽天ポイントが貯まる「残高ポイントプログラム」の対象銘柄です。
楽天グループが運用する投資信託のため、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。内容はeMAXIS Slimとほぼ同じなので、コストとポイント還元を比較して選ぶとよいでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数S&P500に連動するインデックスファンドです。アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、米国の主要企業約500社に投資できます。
信託報酬は年率0.09372%と低コストで、長期投資に適しています。米国経済の成長を取り込みたい方や、世界経済をけん引する米国企業に投資したい方におすすめです。
過去の実績では、全世界株式よりも高いリターンを上げてきましたが、米国に集中投資するため、地域分散の観点では全世界株式より リスクが高くなります。自分のリスク許容度に合わせて選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・S&P500インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用する米国株式インデックスファンドです。eMAXIS Slim 米国株式と同じS&P500指数に連動することを目指しています。
信託報酬は年率0.077%とeMAXIS Slimよりもわずかに低く設定されています。楽天証券で保有すると、残高に応じて楽天ポイントが貯まる対象銘柄です。
楽天経済圏を活用している方で、米国株式に投資したい場合におすすめです。内容はeMAXIS Slimとほぼ同じなので、コストとポイント還元を比較して選ぶとよいでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用する全世界株式インデックスファンドです。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指しています。
信託報酬は年率0.0561%と業界最低水準で、楽天証券で保有すると残高に応じて楽天ポイントが貯まります。楽天・プラス・オールカントリーと同じ運用会社・同じ指数ですが、ファンドの仕組みが異なります。
楽天経済圏を活用しながら全世界に分散投資したい方におすすめです。楽天グループの投資信託を選ぶことで、ポイント還元を最大化できます。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になりました。 2つの枠を上手に使い分けることで、効率的な資産形成ができます。
つみたて投資枠は、年間120万円まで投資でき、金融庁が定めた基準をクリアした投資信託のみが対象です。積立投資のみ可能で、一括投資はできません。対象商品は約200本と、成長投資枠より限定されています。
つみたて投資枠の対象商品は、信託報酬が低く、長期投資に適した投資信託が厳選されています。初心者の方は、まずつみたて投資枠で積立投資を始めるのがおすすめです。
つみたて投資枠を満額利用する場合は、月10万円の積立となります。楽天カードクレジット決済(月10万円まで)を利用すれば、つみたて投資枠の全額をクレジット決済で積み立てられます。
成長投資枠は、年間240万円まで投資でき、積立投資も一括投資も可能です。対象商品は、投資信託だけでなく、国内株式や米国株式なども含まれます。つみたて投資枠よりも投資の自由度が高い枠です。
成長投資枠を使えば、個別株やETF、REITなども購入できます。投資信託の積立投資も成長投資枠で行えるため、つみたて投資枠の上限を超えて積み立てたい場合に活用できます。
ただし、成長投資枠の非課税保有限度額は1,200万円までです。全体の非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠は1,200万円まで、残りの600万円はつみたて投資枠のみ利用できます。
初心者の方は、まずつみたて投資枠で積立投資を始め、投資に慣れてきたら成長投資枠で個別株やETFにも挑戦するという使い方がおすすめです。
購入後の運用管理
投資信託を購入したら、定期的に運用状況を確認し、必要に応じて見直すことが大切です。ただし、短期的な価格変動に一喜一憂する必要はありません。長期的な視点で確認しましょう。
月に1回程度、保有している投資信託の評価額と損益を確認しましょう。楽天証券のマイページにログインすると、「保有商品一覧」から現在の評価額や損益率が確認できます。
積立設定が正常に実行されているかも確認します。「積立設定一覧」から、次回の積立日や積立金額を確認できます。引落方法が楽天カードクレジット決済の場合は、カードの有効期限切れに注意しましょう。
楽天ポイントの獲得状況も確認します。楽天カードクレジット決済のポイントは、積立注文月の15日前後に付与されます。ポイント履歴から付与状況を確認できます。
3ヶ月に1回程度、ポートフォリオ全体のバランスを確認しましょう。株式と債券の比率、国内と海外の比率、投資信託ごとの保有割合などを確認します。
市場の変動により、当初の資産配分から大きくずれている場合は、リバランスを検討します。ただし、NISA口座では売却すると非課税枠が復活するまで翌年まで待つ必要があるため、慎重に判断しましょう。
投資信託の運用報告書も確認します。運用会社から定期的に発行される運用報告書には、運用状況や今後の見通しが記載されています。楽天証券のサイトからダウンロードできます。
年に1回、投資方針全体を見直しましょう。ライフステージの変化(結婚、出産、住宅購入など)により、リスク許容度が変わることがあります。必要に応じて投資配分を調整します。
NISA口座の非課税投資枠の利用状況も確認します。つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の枠を使い切っているか、まだ余裕があるかを確認し、翌年の投資計画を立てます。
税制や制度の変更がないかも確認しましょう。金融庁のNISA特設サイトや楽天証券のお知らせページで、最新情報を確認できます。
投資を始めると、市場の変動により含み損が出ることがあります。短期的な価格下落に慌てて売却するのは避けましょう。長期投資では、一時的な下落は回復する可能性が高いためです。
含み損が出ても、積立投資を続けることが重要です。価格が下がっている時は、同じ金額でより多くの口数を購入できるため、将来価格が回復したときに大きな利益につながります。これがドルコスト平均法の効果です。
ただし、投資信託の運用方針が変わった場合や、自分の投資方針に合わなくなった場合は、売却を検討する必要があります。含み損があるからという理由だけで保有を続けるのは適切ではありません。
スマホアプリとWebの使い分け
楽天証券では、スマホアプリ「iSPEED」とWebブラウザの両方で取引できます。それぞれの特徴を理解して、使い分けましょう。
iSPEEDアプリは、外出先でも手軽に取引や資産状況の確認ができるスマホアプリです。投資信託の購入、積立設定の変更、保有商品の確認などが可能です。
アプリのメリットは、起動が早く、直感的な操作ができることです。プッシュ通知機能もあり、約定通知や重要なお知らせを受け取れます。生体認証(指紋認証・顔認証)でログインできるため、セキュリティも高いです。
投資信託のランキングや検索機能も充実しており、気になる銘柄をお気に入りに登録しておけば、価格の推移を簡単に確認できます。積立設定の変更もアプリから行えるため、外出先でも柔軟に対応できます。
一部の機能は、Webブラウザからのみ利用できます。例えば、NISA口座の開設申込、マネーブリッジの設定、楽天カードクレジット決済の登録などは、Webブラウザから行う必要があります。
詳細な取引履歴の確認や、電子交付書面のダウンロードもWebブラウザの方が便利です。画面が大きいため、複数の情報を同時に確認しやすく、じっくり情報を調べたい時に適しています。
投資信託の目論見書や運用報告書の閲覧も、Webブラウザの方が読みやすいです。PDFファイルをダウンロードして保存することもできます。
初期設定や重要な設定変更はWebブラウザで行い、日常的な取引や確認はiSPEEDアプリで行うという使い分けがおすすめです。
楽天証券のNISAについて、よくある質問と回答をまとめました。
楽天証券のNISAは、スマホで本人確認を利用すれば最短翌営業日に口座開設が完了し、100円から投資を始められる初心者に優しい仕組みです。楽天カードクレジット決済で積立設定すると、決済額に応じて最大1%の楽天ポイントが貯まり、そのポイントを投資にも利用できます。
2024年からの新NISA制度では、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)を併用でき、非課税保有期間も無期限化されました。売却すると非課税枠が復活するため、柔軟な資産運用が可能です。
口座開設から投資信託の購入、積立設定まで、すべてスマホやパソコンから簡単に行えます。楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を設定すれば、入出金も自動で行われ、普通預金金利も優遇されます。
投資を始めたら、定期的に運用状況を確認し、必要に応じて見直すことが大切です。ただし、短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を続けましょう。含み損が出ても慌てて売却せず、積立投資を継続することが成功の鍵です。
楽天証券のNISAは、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。楽天ポイントを効率的に貯めながら、資産形成ができる仕組みが整っています。この記事を参考に、ぜひ楽天証券でNISAを始めて、将来に向けた資産形成の第一歩を踏み出してください。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは楽天証券公式サイトでご確認ください。
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