楽天証券の引き落とし方法でおすすめは?|選び方と比較

楽天証券でIPO投資を始めたいけれど、本当に当選するのか不安に感じていませんか。
楽天証券のIPO抽選は完全平等抽選を採用しており、資産額や取引実績に関係なく誰にでも公平にチャンスがあります。
この記事では、楽天証券のIPO抽選の仕組みから具体的な申込方法、当選確率を上げるコツまで、初心者にも分かりやすく解説します。
楽天証券のIPOは、2024年に54件の取扱実績があり、取扱件数は年々増加傾向にあります。
楽天銀行のマネーブリッジを活用すれば、資金移動もスムーズに行えます。
IPO投資が初めての方も、この記事を読めば楽天証券で自信を持ってIPO抽選に参加できるようになります。
目次
楽天証券のIPO抽選は完全平等
楽天証券のIPO抽選は、取引実績や預かり資産に関係なく、すべての申込者を公平に抽選する「完全平等抽選」を採用しています。
コンピュータによる乱数を使った抽選方法で、投資初心者でも資産家と同じ当選確率を持てるのが大きな特徴です。
楽天証券IPO抽選の特徴
完全平等抽選で誰にでもチャンス
資産額や取引実績は一切不問
日経平均終値を使った透明性の高い抽選
他の証券会社では、預かり資産が多い顧客や取引実績が豊富な顧客を優遇する「裁量配分」を行うことが一般的ですが、楽天証券ではそのような優遇措置は一切ありません。
IPO投資を始めたばかりの方でも、ベテラン投資家と同じ土俵で抽選に参加できます。
完全平等抽選とは、申込者全員に対して平等に当選機会を与える抽選方式です。
楽天証券では、ブックビルディングに参加し、購入申込をしたすべての顧客を対象に、コンピュータが自動的に抽選を行います。
この方式の最大のメリットは、投資資金が少ない個人投資家でも不利にならない点です。例えば、投資資金が100万円の人も、1,000万円の人も、同じ100株の申込であれば当選確率は全く同じになります。
楽天証券では、ほとんどのIPO銘柄で申込株数の上限が100株に設定されているため、実質的に1人1票の完全平等抽選となっています。
これにより、資金力による有利不利が生じにくい仕組みになっているのです。
楽天証券のIPO抽選は、日経平均株価の終値を使った透明性の高い方法で行われます。
具体的には、購入申込終了日の大引け後、日経平均大引け値の下三桁の数値をもとに抽選番号を決定します。
抽選の流れは、まずコンピュータが申込者全員に乱数を使って抽選番号を付与します。次に、日経平均終値の下三桁を抽選倍率で割り、余りの数字から当選番号を算出していきます。
この方法により、誰も事前に当選番号を予測できない公平な抽選が実現されています。
楽天証券は、抽選後に抽選倍率を公開している唯一の証券会社です。これにより、どのIPO銘柄がどれくらいの倍率だったのかを確認でき、今後の参考にすることができます。
楽天証券のIPO抽選では、銘柄ごとに申込株数の上限が設定されています。
2018年頃からは、ほとんどの銘柄で上限が100株に設定されるようになりました。
申込株数の上限が100株に設定されている場合、すべての申込者が同じ100株しか申し込めないため、実質的に完全平等抽選となります。
資金が豊富な投資家が大量の株数を申し込んで当選確率を上げることができないため、少額投資家にとって有利な仕組みです。
ただし、発行株数が非常に多い大型IPO(例:2024年の東京地下鉄)の場合は、上限が10,000株などに設定されることもあります。このような場合は、申込株数に応じて抽選番号が複数付与されるため、多く申し込んだ方が当選確率は高くなります。
楽天証券のIPO抽選に参加するには、抽選日の18時までに購入申込に必要な資金を入金しておく必要があります。
具体的には、「申込株数×公開価格」の金額が買付可能額に反映されている必要があります。
楽天証券では、ブックビルディング(需要申告)と購入申込の2段階の手続きが必要です。ブックビルディング期間中に需要申告を行い、その後の購入申込期間中に購入手続きを行います。
購入申込をした時点で資金が拘束され、抽選対象となります。
楽天銀行とマネーブリッジ(自動入出金設定)を利用している場合は、証券口座への入金操作は不要です。楽天銀行の残高があれば、自動的に買付可能額に反映されます。
なお、抽選で落選した場合は、抽選日の18時以降に資金拘束が解除され、すぐに他の取引に使えるようになります。
楽天証券のIPO取扱実績
楽天証券のIPO取扱実績は年々増加しており、2024年には54件のIPOを取り扱いました。
これは全IPO件数の約63%に相当し、主要ネット証券の中でも高い取扱比率を誇っています。
楽天証券は2018年に約10年ぶりにIPO引受業務を本格再開し、以降積極的にIPO取扱いを強化してきました。
2023年には61件、2024年には54件と、安定して多数のIPOを取り扱っており、投資家にとって申込機会が豊富な証券会社となっています。
2024年、楽天証券は54件のIPOを取り扱いました。
全IPO件数86社のうち約63%をカバーしており、IPO投資家にとって重要な証券会社の一つとなっています。
楽天証券が取り扱った主なIPO銘柄には、光フードサービス、Cocolive、VRAIN Solutionなどがあります。
これらの銘柄の多くは初値が公開価格を上回り、投資家に利益をもたらしました。
取扱件数が多いということは、それだけIPO抽選に参加できる機会が増えるということです。IPO投資では当選確率が低いため、できるだけ多くの抽選に参加することが重要になります。
楽天証券の2024年のIPO主幹事実績はゼロです。
楽天証券は委託幹事(ウラ幹事)として参加するケースが多く、主幹事証券としての実績はまだありません。
主幹事証券とは、IPOの引受において中心的な役割を担う証券会社のことで、通常は配分される株数が最も多くなります。
そのため、主幹事証券で申し込んだ方が当選確率は高くなる傾向があります。
楽天証券は主幹事実績がないため、1件あたりの配分株数は主幹事証券と比べて少なくなります。しかし、完全平等抽選を採用しているため、配分株数が少なくても公平に抽選が行われます。
楽天証券のIPO取扱件数は、2018年のIPO引受業務本格再開以降、増加傾向にあります。
2022年には全IPO件数の約71%、2023年には約64%、2024年には約63%と、高い取扱比率を維持しています。
この増加傾向は、楽天証券がIPO事業を強化している証拠です。楽天証券は口座開設数が約1,200万口座(楽天グループ全体)を超える大手ネット証券であり、今後もIPO取扱いをさらに拡大していく方針を示しています。
IPO投資家にとって、取扱件数が増加傾向にある証券会社は魅力的です。将来的に主幹事案件を獲得する可能性もあり、楽天証券でのIPO投資の価値はさらに高まっていくと考えられます。
楽天証券でIPOに申し込む方法
楽天証券でIPOに申し込むには、ブックビルディング(需要申告)への参加、抽選結果の確認、購入申込という3つのステップが必要です。
他の証券会社と異なり、楽天証券では購入申込を抽選前に行う必要があるため、手順をしっかり理解しておくことが重要です。
IPOの申込手続き自体は、慣れてしまえば1件あたり5分程度で完了します。楽天証券のウェブサイトまたはスマートフォンサイトから簡単に申し込めるため、初心者でも安心して参加できます。
ブックビルディング(需要申告)とは、IPO株の購入希望価格と株数を証券会社に伝える手続きです。
楽天証券の総合口座にログインし、「国内株式」→「新規公開株式(IPO)」と進むと、現在募集中のIPO銘柄一覧が表示されます。
価格は仮条件の上限価格または成行で注文することをおすすめします。
なぜなら、入力した価格が公募価格を下回ると抽選対象外になってしまうからです。
株数は、銘柄ごとに設定された上限の範囲内で入力します。ほとんどの銘柄は100株が上限となっているため、100株で申し込むのが一般的です。
ブックビルディング期間が終了すると、公開価格が決定され、抽選が行われます。
楽天証券では、抽選日(公開価格決定日)の18時以降に抽選が実施されます。
抽選結果は、楽天証券のウェブサイトにログイン後、「お知らせ」または「新規公開株式(IPO)」ページで確認できます。
また、登録したメールアドレスにも抽選結果が通知されます。
楽天証券では、抽選結果と同時に抽選倍率も公開されます。例えば「抽選倍率10倍」と表示された場合、約10人に1人が当選したことを意味します。
当選または補欠当選した場合は、購入申込期間中に購入手続きを行います。
楽天証券のウェブサイトにログインし、「新規公開株式(IPO)」ページから購入申込画面に進みます。
購入申込画面では、購入する株数と口座区分(NISA成長投資枠、特定口座、一般口座)を選択します。
複数単位の当選または補欠当選をされた場合は、口座区分ごとに振り分けて申し込むことも可能です。
購入申込をしないと、当選していても購入できません。特に補欠当選の場合は、購入申込をしておかないと繰り上げ当選のチャンスがなくなってしまうため、必ず購入申込期間中に手続きを行いましょう。
購入申込が完了すると、上場日の前営業日に受渡が行われ、IPO株が口座に入庫されます。
上場日の全営業日17時過ぎから売却注文が可能になるため、初値で売却したい場合は成行売り注文を出しておくとよいでしょう。
楽天証券のIPO当選確率はどれくらい?
楽天証券のIPO当選確率は、一般的に0.4~0.9%程度と言われています。
これは100人に1人も当たらない計算ですが、IPO投資全体で見ても当選確率は1~2%程度が相場なので、楽天証券が特別低いわけではありません。
当選確率は銘柄の人気度や配分株数によって大きく変動します。
楽天証券は抽選後に抽選倍率を公開しているため、実際の当選確率を確認できる点が他の証券会社にはない大きなメリットです。
楽天証券は、IPO抽選後に抽選倍率を公開している唯一の証券会社です。
抽選倍率とは、「抽選対象株数÷当選株数」で計算される数値で、この数値が大きいほど当選確率は低くなります。
楽天証券の公式サイトでは、具体的な抽選方法の例も公開されています。日経平均終値の下三桁の数値を使った計算式により、どのように当選番号が決定されるのかを詳しく知ることができます。
この透明性の高さは、楽天証券の信頼性を示す重要なポイントです。
楽天証券のIPO当選確率は、銘柄によって異なりますが、おおむね0.4~0.9%程度です。
これは、100回申し込んで1回も当たらないことも珍しくないレベルの確率です。
当選確率が低い理由は、楽天証券の口座開設数が約1,200万口座と非常に多いためです。申込者が多ければ多いほど、当選確率は下がります。
ただし、楽天証券は委託幹事として参加するケースが多く、配分株数が少ないことも当選確率が低い一因となっています。
しかし、当選確率が低いからといって諦める必要はありません。IPO投資は当選確率が低くても、当選すれば大きな利益を得られる可能性があります。諦めずに継続的に申し込むことが、IPO投資で成功するための鍵です。
楽天証券でIPOに当選した投資家の体験談を見ると、「何度も落選したが、諦めずに申し込み続けたら当選した」という声が多く見られます。
IPO投資歴20年のベテラン投資家の中には、楽天証券で4回当選している方もいます。
当選確率を上げるためには、複数の証券会社で申し込むことが有効です。楽天証券だけでなく、SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券などの主要証券会社にも口座を開設し、同じIPO銘柄に複数の証券会社から申し込むことで、当選確率を何倍にも高めることができます。
また、楽天証券の場合は抽選が後期型(購入申込後に抽選)のため、前期型の証券会社で落選した資金を楽天証券に移して申し込むことも可能です。
このように資金を効率的に活用することで、限られた資金でも多くのIPO抽選に参加できます。
楽天証券のIPOのメリット4つ
楽天証券のIPOには、完全平等抽選、楽天銀行マネーブリッジとの連携、取扱件数の増加、抽選確率の事後公開という4つの大きなメリットがあります。
これらのメリットを理解することで、楽天証券でのIPO投資をより効果的に活用できます。
楽天証券の最大のメリットは、完全平等抽選を採用している点です。
取引実績や預かり資産に関係なく、すべての申込者が平等に抽選されるため、投資初心者でも資産家と同じ当選確率を持てます。
他の証券会社では、預かり資産が多い顧客や取引実績が豊富な顧客に対して優先的にIPOを配分する「裁量配分」を行うことが一般的です。
このような方式では、資金が少ない個人投資家は不利になってしまいます。
楽天証券では、そのような不公平は一切ありません。100株の申込であれば、誰もが同じ1票を持つことになります。これにより、少額から投資を始めたい方や、IPO投資が初めての方でも、公平に当選のチャンスを得ることができます。
楽天証券と楽天銀行の口座を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、自動入出金(スイープ)が利用できます。
これにより、証券口座への入金操作をすることなく、楽天銀行の残高が自動的に買付可能額に反映されます。
IPO投資では、複数の銘柄に同時に申し込むことが多いため、資金移動の手間が大きな負担になります。
マネーブリッジを活用すれば、この手間を大幅に削減でき、効率的にIPO投資を行えます。
さらに、マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.10%(税引前)に優遇されます。IPO抽選に落選して資金が戻ってきた場合も、楽天銀行に預けておくだけで金利を受け取れるため、資金効率が非常に良いです。
楽天証券のIPO取扱件数は年々増加しており、2024年には54件のIPOを取り扱いました。
これは全IPO件数の約63%に相当し、主要ネット証券の中でも高い取扱比率を誇っています。
取扱件数が多いということは、それだけIPO抽選に参加できる機会が増えるということです。
IPO投資では当選確率が低いため、できるだけ多くの抽選に参加することが重要になります。
また、楽天証券は2018年にIPO引受業務を本格再開してから、継続的に取扱いを強化しています。今後も取扱件数が増加していく可能性が高く、将来的には主幹事案件を獲得する可能性もあります。
楽天証券は、IPO抽選後に抽選倍率を公開している唯一の証券会社です。
これにより、自分が申し込んだIPO銘柄がどれくらいの倍率だったのかを確認でき、今後のIPO申込の参考にすることができます。
他の証券会社では、抽選倍率や当選確率を公開していないため、どれくらいの人が申し込んだのか、実際の当選確率はどれくらいだったのかが分かりません。
楽天証券の透明性の高さは、投資家にとって大きなメリットです。
抽選倍率のデータを蓄積していくことで、どのような銘柄が人気なのか、どの時期にIPO抽選が集中するのかなどの傾向を把握できます。このような情報は、今後のIPO投資戦略を立てる上で非常に役立ちます。
楽天証券のIPOで気をつけたい3つのこと
楽天証券のIPOには多くのメリットがある一方で、主幹事実績がない、優遇制度がない、公募割れリスクがあるという3つの注意点もあります。
これらの点を理解した上で、楽天証券でのIPO投資を行うことが重要です。
楽天証券の最大の注意点は、主幹事実績がないことです。
主幹事証券とは、IPOの引受において中心的な役割を担う証券会社のことで、通常は配分される株数が最も多くなります。
楽天証券は委託幹事(ウラ幹事)として参加するケースが多く、1件あたりの配分株数は主幹事証券と比べて少なくなります。
配分株数が少ないということは、それだけ当選確率も低くなるということです。
ただし、楽天証券は完全平等抽選を採用しているため、配分株数が少なくても公平に抽選が行われます。また、取扱件数自体が多いため、年間を通じて見れば十分な当選機会があります。主幹事証券であるSBI証券やSMBC日興証券と併用することで、当選確率を高めることができます。
楽天証券には、SBI証券の「IPOチャレンジポイント」のような、落選時にポイントが貯まる優遇制度がありません。
IPOチャレンジポイントとは、IPO抽選に落選するたびにポイントが付与され、貯まったポイントを使って次回のIPO抽選で当選確率を上げられる制度です。
このような優遇制度がないため、楽天証券では何度落選してもメリットはありません。
継続的に申し込み続けても、当選確率が上がることはないのです。
ただし、完全平等抽選を採用しているため、初めて申し込む方でも当選するチャンスは平等にあります。優遇制度がない代わりに、誰にでも公平なチャンスがあるという点は、見方を変えればメリットとも言えます。
IPO投資は、初値が公募価格を上回ることが多く、比較的リスクの低い投資法と言われています。
しかし、すべてのIPO銘柄が必ず値上がりするわけではなく、初値が公募価格を下回る「公募割れ」のリスクもあります。
公募割れが起こる原因は、市場環境の悪化、企業業績の不透明感、公募価格の設定が高すぎたことなどが挙げられます。公募割れした場合、初値で売却すると損失が発生してしまいます。
公募割れリスクを避けるためには、IPO銘柄の事業内容や財務状況をしっかり確認し、市場環境も考慮した上で申し込むことが重要です。
人気が低そうな銘柄や、市場環境が悪化している時期のIPOは、申込を見送ることも一つの選択肢です。
楽天証券では購入申込後のキャンセルができないため、申込前に慎重に判断する必要があります。
IPOにおすすめの証券会社5社
IPO投資で当選確率を上げるには、複数の証券会社で申し込むことが重要です。
ここでは、楽天証券と併用すべき主要証券会社5社を紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、IPO取扱件数・主幹事実績ともに業界トップクラスの証券会社です。
2024年には78件のIPOを取り扱い、主幹事実績は12社と、圧倒的な実績を誇っています。
SBI証券の特徴
IPOチャレンジポイント制度で継続参加が有利
主幹事実績が豊富で配分株数が多い
60%が完全平等抽選
SBI証券の最大の特徴は、「IPOチャレンジポイント」制度です。IPO抽選に落選するたびにポイントが付与され、貯まったポイントを使って次回のIPO抽選で当選確率を上げられます。
継続的にIPO投資を行う方にとって、非常に有利な制度です。
抽選方式は、60%が完全平等抽選、30%がIPOチャレンジポイント枠、10%が裁量配分となっています。
楽天証券と併用することで、より多くのIPO抽選に参加でき、当選確率を大幅に高めることができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約400万口座 |
| 取引手数料 | ダイレクトコース:137円~27,500円 総合コース:1,925円〜192,500円 |
| 投資信託 | 約1,000本 |
| ミニ株(単元未満株) | 非対応 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 2カ国以上 米国株:約2,200銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間52銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間22社(2024年実績) |
| ポイントサービス | Vポイント / dポイント |
| 口座開設スピード | 最短即日 |
| 取引ツール(PC) | パワートレーダー / BRiSK |
| スマホアプリ | SMBC日興証券アプリ |
SMBC日興証券は、大手証券会社の中でもIPOに強い証券会社です。
2024年には52件のIPOを取り扱い、主幹事実績は22社と、SBI証券に次ぐ実績を持っています。
SMBC日興証券の特徴は、主幹事実績が豊富なため、配分株数が多い点です。配分株数が多いということは、それだけ当選確率も高くなります。
また、ダイレクトコース(ネット取引)では10%が完全平等抽選となっており、個人投資家にもチャンスがあります。
SMBC日興証券は店舗を持つ総合証券ですが、ダイレクトコースを選択すればネット証券と同様に手数料を抑えて取引できます。主幹事案件が多いため、楽天証券と併用することで当選確率を大幅に高めることができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、IPO抽選に事前入金が不要という大きなメリットがある証券会社です。
2024年には54件のIPOを取り扱い、主幹事実績は1社でした。
事前入金不要のメリットは、資金が少なくても多くのIPO抽選に参加できる点です。
楽天証券では抽選前に購入申込と入金が必要ですが、マネックス証券では当選後に入金すればよいため、同じ資金で複数のIPO抽選に参加できます。
抽選方式は100%完全平等抽選で、誰にでも公平にチャンスがあります。また、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富なため、国内IPOだけでなく米国株投資にも興味がある方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、25歳以下の投資家に対して現物取引・信用取引の手数料が無料という特徴がある証券会社です。
2024年には54件のIPOを取り扱いましたが、主幹事実績はゼロでした。
松井証券もマネックス証券と同様に、IPO抽選に事前入金が不要です。これにより、資金が少なくても多くのIPO抽選に参加できます。
また、50万円/日までの取引手数料が無料(26歳以上)なので、IPO当選後の売却時にも手数料がかかりません。
抽選方式は70%が完全平等抽選、30%が裁量配分となっています。楽天証券と同じく完全平等抽選を採用しているため、資産額に関係なく当選チャンスがあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約550万口座 |
| 取引手数料 | 現物取引:152円~78,571円 信用取引:1注文あたり524円 |
| 投資信託 | 約900本 |
| ミニ株(単元未満株) | 対応(まめ株) ※詳細不明 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 4カ国 米国株:約850銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間46銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間16社(2024年実績) |
| ポイントサービス | 野村ポイント |
| 口座開設スピード | 最短5営業日 |
| 取引ツール(PC) | Webアプリ |
| スマホアプリ | Webアプリ |
野村證券は、日本最大の証券会社であり、IPOの主幹事実績も豊富です。
2024年には46件のIPOを取り扱い、主幹事実績は16社でした。
野村證券の特徴は、主幹事実績が多いため、大型IPOや注目度の高いIPOの主幹事を務めることが多い点です。
配分株数も多いため、当選確率は比較的高いと言えます。
ただし、野村證券は店舗を持つ総合証券であり、ネット取引の手数料はネット証券と比べて高めです。IPO投資に特化して利用するのであれば、手数料はそれほど気にする必要はありませんが、その他の取引も行う場合は注意が必要です。
楽天証券のIPOはこんな人におすすめ
楽天証券のIPOは、すべての投資家におすすめというわけではありません。
楽天経済圏を活用している人、IPO投資が初めての人、複数の証券会社でIPOに申し込みたい人に特におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券のIPOは、楽天経済圏を活用している人に特におすすめです。
楽天銀行、楽天カード、楽天市場などを普段から利用している方であれば、楽天証券との連携によってさらに便利に利用できます。
楽天銀行とマネーブリッジを設定すれば、自動入出金が利用でき、資金移動の手間が大幅に削減されます。
また、楽天銀行の普通預金金利が年0.10%に優遇されるため、IPO抽選に落選して資金が戻ってきた場合も、効率的に資金を運用できます。
楽天証券での取引で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天市場などで利用できます。楽天経済圏をフル活用している方であれば、楽天証券でのIPO投資は非常に相性が良いと言えます。
楽天証券のIPOは、IPO投資が初めての人にもおすすめです。
完全平等抽選を採用しているため、投資初心者でも資産家と同じ当選確率を持てます。取引実績や預かり資産に関係なく、誰にでも公平にチャンスがあるのです。
また、楽天証券は口座開設が簡単で、スマートフォンからでも手続きができます。
IPOの申込手順も分かりやすく、初心者でも迷うことなく申し込めます。
楽天証券の公式サイトには、IPOの基礎知識や申込方法の解説ページも充実しており、初心者にとって学びやすい環境が整っています。IPO投資は、株式投資の中でも比較的リスクが低く、初心者でも利益を得やすい投資法です。
IPO投資で当選確率を上げるには、複数の証券会社で申し込むことが重要です。
楽天証券は、複数の証券会社でIPOに申し込みたい人にとって、非常に有力な選択肢の一つです。
楽天証券は抽選が後期型(購入申込後に抽選)のため、前期型の証券会社(SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券など)で落選した資金を楽天証券に移して申し込むことができます。
このように資金を効率的に活用することで、限られた資金でも多くのIPO抽選に参加できます。
また、楽天証券は取扱件数が多いため、他の証券会社では取り扱っていないIPO銘柄に申し込めることもあります。複数の証券会社を併用することで、年間を通じて多くの当選チャンスを得ることができます。
よくある質問(Q&A)
楽天証券のIPOに関するよくある質問をまとめました。
IPO投資を始める前に、疑問点をしっかり解消しておきましょう。
はい、楽天証券のIPO抽選は本当に平等です。
取引実績や預かり資産に関係なく、すべての申込者が平等に抽選されます。コンピュータによる乱数を使った抽選方法で、誰も事前に当選番号を予測できない公平な抽選が行われています。
楽天証券の公式サイトでも「取引実績やお預り資産にかかわらず、当選確率は平等です」と明記されています。
楽天証券では、購入申込を抽選前に行う仕組みのため、当選後のキャンセルはできません。
他の証券会社では、当選後に購入を辞退できることが多いですが、楽天証券では購入申込をした時点で購入の意思表示をしたことになります。
そのため、申込前に銘柄の内容をしっかり確認し、本当に購入したいかどうかを慎重に判断することが重要です。
はい、楽天証券ではNISA口座(成長投資枠)でIPOを購入できます。
購入申込画面で口座区分を選択する際に、「NISA成長投資枠」を選べば、IPOの売却益を非課税で受け取ることができます。
ただし、つみたて投資枠ではIPOを購入できないため、注意が必要です。
NISA口座でIPOを購入すれば、初値売却で得た利益に税金がかからないため、非常にお得です。
いいえ、IPO抽選に外れても手数料は一切かかりません。
IPOの購入時の手数料も無料です。費用がかかるのは、当選したIPO株を上場後に売却する際の売却手数料のみです。
楽天証券では、ゼロコースを選択していれば売却手数料も無料になります。
つまり、IPO投資は完全にノーリスクで参加でき、当選すれば利益を得られる可能性が高い投資法なのです。
楽天証券のIPOは、スマホアプリ「iSPEED」からは申し込めません。
スマホでIPOに申し込む場合は、スマホのブラウザから楽天証券のスマートフォンサイトにアクセスする必要があります。
スマートフォンサイトでも、PCサイトと同様にIPOの申込手続きができます。ただし、画面が小さいため、PCからの申込の方が操作しやすいかもしれません。
2025年10月から、IPOの抽選タイミングが変更される予定です。
現在は購入申込後に抽選が行われていますが、ルール変更後は抽選後に購入申込を行う形に変わる可能性があります。
これにより、当選後に購入を辞退できるようになるかもしれません。
ただし、具体的な変更内容は楽天証券の公式発表を確認する必要があります。ルール変更の詳細が発表され次第、楽天証券の公式サイトで確認しましょう。
はい、家族それぞれが楽天証券の口座を開設し、同じIPO銘柄に申し込むことで、当選確率を上げることができます。
配偶者や子供(18歳以上)の口座を開設し、それぞれの口座から申し込めば、単純計算で当選確率は家族の人数分になります。
ただし、それぞれの口座に購入資金を入金する必要があるため、資金に余裕がある場合に有効な方法です。
はい、楽天証券でIPOに当選している人は数多くいます。
IPO投資歴20年のベテラン投資家の中には、楽天証券で4回当選している方もいます。
当選確率は低いですが、諦めずに継続的に申し込むことで、当選のチャンスは必ずあります。
楽天証券は完全平等抽選を採用しているため、初心者でも当選する可能性は十分にあります。実際に当選した方の体験談を見ると、「何度も落選したが、諦めずに申し込み続けたら当選した」という声が多く見られます。
楽天証券のIPOは、完全平等抽選を採用しており、資産額や取引実績に関係なく誰にでも公平に当選チャンスがあります。
2024年には54件のIPOを取り扱い、取扱件数は年々増加傾向にあるため、申込機会が豊富です。
IPO抽選に参加するには、ブックビルディングへの参加、抽選結果の確認、購入申込という3つのステップが必要です。
楽天銀行マネーブリッジを活用すれば、資金移動がスムーズで効率的にIPO投資ができます。
当選確率は0.4~0.9%程度と低いですが、複数の証券会社で申し込むことで当選確率を高めることができます。
SBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、野村證券などと併用することをおすすめします。
楽天証券のIPOは、楽天経済圏を活用している人、IPO投資が初めての人、複数の証券会社でIPOに申し込みたい人に特におすすめです。
完全平等抽選なので、初心者でも当選するチャンスは十分にあります。
なお、IPO投資には公募割れのリスクがあり、元本割れの可能性もあります。投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは楽天証券の公式サイトでご確認ください。
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