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楽天証券で投資信託の積立を始めたいけれど、楽天キャッシュと楽天カードのどちらで決済すべきか迷っていませんか。
楽天キャッシュは、楽天カードと併用することで月15万円まで積立できる電子マネー決済サービスです。
この記事では、楽天キャッシュ積立の仕組みから具体的な設定方法、楽天カード積立との使い分けまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
初月2ヶ月分請求の回避方法や残高不足時の対処法など、実際に設定する際の注意点も詳しくお伝えします。
楽天経済圏を活用してお得に資産形成を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天キャッシュとは
楽天キャッシュは、楽天グループが提供する電子マネーサービスです。楽天証券では、この楽天キャッシュを使って投資信託の積立設定ができます。
楽天キャッシュは、楽天カードからチャージして利用する電子マネーです。事前にチャージした残高から、投資信託の買付代金が自動的に引き落とされる仕組みになっています。
チャージ方法は、楽天カードからの手動チャージと、残高が一定額を下回ったときに自動的にチャージされるオートチャージ(残高キープチャージ)の2種類があります。投資信託の積立に使う場合は、オートチャージ設定が便利です。
楽天キャッシュでの積立は、楽天カードからチャージする際に0.5%のポイント還元を受けられるのが特徴です。月5万円まで積立できるため、年間で最大3,000ポイント(5万円×12ヶ月×0.5%)を獲得できます。
楽天証券の投資信託積立では、複数の決済方法から選択できます。主な決済方法は、楽天カード決済、楽天キャッシュ決済、証券口座からの引落の3つです。
楽天カード決済は月10万円まで、楽天キャッシュ決済は月5万円までという上限があります。証券口座からの引落には上限がありませんが、ポイント還元はありません。
これらの決済方法は併用できるため、例えば楽天カードで10万円、楽天キャッシュで5万円の合計15万円まで、ポイント還元を受けながら積立することが可能です。新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を最大限活用したい方にとって、この併用パターンは有効な選択肢になります。
楽天キャッシュ積立の5つのメリット
楽天キャッシュを使った投資信託の積立には、ポイント還元や積立上限額の拡大など、複数のメリットがあります。ここでは、楽天キャッシュ積立の主な利点を5つに整理して解説します。
楽天カードから楽天キャッシュへチャージする際に、チャージ額の0.5%分の楽天ポイントが還元されます。月5万円を積立する場合、毎月250ポイント、年間で3,000ポイントを獲得できる計算です。
このポイントは楽天市場でのお買い物や、楽天証券でのポイント投資にも使えます。投資しながらポイントを貯められるのは、楽天経済圏を活用する大きなメリットと言えるでしょう。
楽天カード決済(月10万円)と楽天キャッシュ決済(月5万円)を併用することで、合計月15万円までポイント還元を受けながら積立できます。新NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)が上限ですが、成長投資枠と組み合わせる場合や、課税口座でも積立したい場合に有効です。
楽天カードのみでは上限10万円に達してしまう方でも、楽天キャッシュを追加することで積立額を増やせます。ポイント還元を受けながら大きな金額を積立したい方にとって、この併用パターンは魅力的な選択肢です。
楽天キャッシュで月3万円以上の投資信託積立を行うと、楽天市場でのお買い物時のポイント還元率が+0.5倍になります。これはSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象条件の1つです。
例えば、楽天市場で月10万円のお買い物をする方の場合、SPU+0.5倍で500ポイント多く獲得できます。投資信託の積立だけでなく、楽天市場を頻繁に利用する方にとっては、さらにお得になる仕組みです。
楽天カード決済の買付日は毎月1日、楽天キャッシュ決済の買付日は毎月8日です。2つの決済方法を併用すると、自動的に買付日が分散されます。
買付日を分散させることで、特定の日の価格変動の影響を受けにくくなり、時間分散効果が高まります。長期的な資産形成においては、このような時間分散がリスク軽減につながると考えられています。
楽天キャッシュは電子マネーのため、チャージ時点で楽天カードの利用枠を使用しますが、積立の実行時にはクレジットカードの利用枠を圧迫しません。楽天カードの利用限度額が気になる方や、他の支払いでカード枠を確保しておきたい方にとって、楽天キャッシュは便利な選択肢です。
特に、毎月の積立額が大きい場合や、楽天カードを日常的に多く利用している方は、楽天キャッシュを活用することでカード利用枠の管理がしやすくなります。
楽天キャッシュ積立で気をつけたい4つのこと
楽天キャッシュ積立には多くのメリットがある一方で、事前に知っておくべき注意点もあります。ここでは、設定前に確認しておきたい4つのポイントを解説します。
オートチャージ設定をすると、初月に2ヶ月分のクレジットカード請求が発生する可能性があります。これは、積立設定月のチャージと翌月分のチャージが同じ月に行われるためです。
例えば、12月に積立設定をした場合、12月分のチャージと1月分のオートチャージが両方とも12月のクレジットカード請求に含まれることがあります。月5万円の積立設定なら、初月に約10万円の請求が来る計算です。
この2ヶ月分請求を避けるには、事前に手動で楽天キャッシュにチャージしておき、オートチャージの設定タイミングを調整する方法があります。詳しくは後述の「初月2ヶ月分請求を回避する方法」で解説します。
楽天キャッシュへのチャージ方法は複数ありますが、ポイント還元(0.5%)を受けられるのは楽天カードからのチャージのみです。楽天銀行や楽天ペイ残高からのチャージでは、ポイント還元の対象外になります。
ポイント還元を目的に楽天キャッシュ積立を選ぶ場合は、必ず楽天カードからのチャージ設定にしてください。設定時にチャージ元を確認することが重要です。
楽天キャッシュの残高が積立金額に満たない場合、その月の積立は実行されません。オートチャージ設定をしていても、チャージのタイミングによっては残高不足になる可能性があります。
積立が実行されなかった場合、その月の買付は行われず、翌月以降も自動的に補填されることはありません。新NISAの非課税枠を計画的に使いたい場合は、楽天キャッシュの残高を定期的に確認することをおすすめします。
楽天キャッシュ決済は、毎月定額の積立設定にのみ対応しています。スポット購入(1回限りの購入)や、ボーナス月設定(特定月のみ増額)には利用できません。
年2回のボーナス月に増額したい場合や、市場の下落時にスポット購入したい場合は、証券口座からの引落や楽天カード決済を利用する必要があります。楽天キャッシュはあくまで定期積立専用と理解しておきましょう。
楽天カード積立と楽天キャッシュ積立を比較
楽天証券では、楽天カード決済と楽天キャッシュ決済の2つの方法で投資信託を積立できます。それぞれの特徴を理解して、自分に合った決済方法を選びましょう。
楽天カード積立と楽天キャッシュ積立の主な違いを表にまとめました。
| 項目 | 楽天カード積立 | 楽天キャッシュ積立 |
| ポイント還元率 | 0.5%~1.0%(カードランクによる) | 0.5% |
| 月間上限額 | 10万円 | 5万円 |
| 買付日 | 毎月1日 | 毎月8日 |
| カード利用枠 | 積立時に使用 | チャージ時に使用(積立時は不要) |
| SPU対象 | 対象外 | 月3万円以上で+0.5倍 |
| ボーナス設定 | 可能 | 不可 |
楽天カード積立の還元率は、楽天カードが0.5%、楽天ゴールドカードが0.75%、楽天プレミアムカードが1.0%です。年会費無料の楽天カードでも0.5%還元が受けられるため、楽天キャッシュと同じ還元率になります。
ただし、楽天プレミアムカード(年会費11,000円)を持っている方は、楽天カード積立の方が還元率が高くなります。月10万円を1.0%還元で積立すると、年間12,000ポイント獲得できるため、年会費を上回るメリットがあります。
楽天カード積立は、以下のような方に適しています。
新NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)が上限なので、つみたて投資枠のみを利用する方は楽天カード積立だけで十分です。設定も1つにまとめられるため、管理がシンプルになります。
楽天キャッシュ積立は、以下のような方に向いています。
特に、新NISAの成長投資枠も含めて月15万円まで積立したい方や、楽天市場で月10万円以上お買い物をする方は、楽天キャッシュ積立を追加するメリットが大きいでしょう。
楽天キャッシュ積立を始めるには、楽天証券の口座開設から積立設定まで、いくつかのステップが必要です。ここでは、初めての方でも分かるように、具体的な手順を5つのステップで解説します。
まず、楽天証券の口座を持っていない方は、口座開設手続きを行います。楽天証券の公式サイトから「口座開設」ボタンをクリックし、必要事項を入力してください。
本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバー確認書類を用意しておくと、スムーズに手続きできます。スマホで本人確認を行えば、最短翌営業日に口座開設が完了します。
新NISAを利用したい方は、口座開設時に「NISA口座も同時に申し込む」にチェックを入れておきましょう。後から申し込むこともできますが、同時申込の方が手間が省けます。
楽天証券の口座開設が完了したら、楽天キャッシュのオートチャージ(残高キープチャージ)を設定します。楽天ペイアプリまたは楽天証券のウェブサイトから設定できます。
オートチャージは、楽天キャッシュの残高が設定した金額を下回ったときに、自動的に楽天カードからチャージされる機能です。積立に使う場合は、積立金額以上の残高を保つように設定しておくと安心です。
例えば、月5万円の積立をする場合は、残高が5万円を下回ったら5万円チャージされるように設定します。詳しい設定方法は、次のセクションで解説します。
楽天証券にログインし、投資信託の積立設定画面に進みます。「投信」メニューから「積立注文」を選択し、積立したい投資信託を検索してください。
積立設定画面で、引落方法として「楽天キャッシュ」を選択します。このとき、楽天カード決済や証券口座引落など、他の決済方法と併用することもできます。
積立する投資信託を選び、毎月の積立金額を入力します。楽天キャッシュ決済の場合、月5万円が上限です。
新NISAを利用する場合は、「NISA」を選択してから積立設定を行ってください。つみたて投資枠で積立できる投資信託は、金融庁が定めた基準を満たす商品に限られます。
積立金額は、100円以上1円単位で設定できます。無理のない範囲で、長期的に続けられる金額を設定しましょう。
積立設定の内容を確認画面で確認します。投資信託名、積立金額、引落方法(楽天キャッシュ)、買付日(毎月8日)が正しいかチェックしてください。
内容に問題がなければ、「設定する」ボタンをクリックして完了です。設定後、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
初回の積立は、設定した翌月8日から開始されます。楽天キャッシュの残高が十分にあるか、オートチャージが正しく設定されているかを確認しておきましょう。
オートチャージ(残高キープチャージ)の設定方法
楽天キャッシュ積立を確実に実行するには、オートチャージの設定が重要です。ここでは、オートチャージの具体的な設定方法と注意点を解説します。
オートチャージの設定は、楽天ペイアプリまたは楽天証券のウェブサイトから行えます。楽天ペイアプリの場合、「チャージ・送る」メニューから「オートチャージ設定」を選択してください。
チャージ元は必ず「楽天カード」を選択します。楽天カード以外からのチャージではポイント還元(0.5%)が受けられないため、注意が必要です。
オートチャージの設定項目は以下の通りです。
例えば、月5万円の積立をする場合、「残高が5万円を下回ったら5万円チャージする」と設定すると、常に積立に必要な残高が確保されます。
初月に2ヶ月分のクレジットカード請求が来るのを避けるには、積立開始前に手動で楽天キャッシュにチャージしておく方法が有効です。
具体的な手順は以下の通りです。
この方法なら、初月は手動チャージ分から積立が実行され、2ヶ月目以降はオートチャージが作動します。初月の2ヶ月分請求を回避できるため、クレジットカードの請求額が急に増えて驚くこともありません。
別の方法として、オートチャージの「1ヶ月あたりのチャージ上限」を積立金額と同額に設定する方法もあります。例えば、月5万円の積立なら上限を5万円に設定すれば、1ヶ月に5万円までしかチャージされないため、2ヶ月分請求を防げます。
楽天カードと楽天キャッシュの併用パターン
楽天カード積立と楽天キャッシュ積立は併用できます。毎月の積立予算に応じて、最適な組み合わせ方を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
月1万円~3万円程度の積立なら、楽天カード決済のみで十分です。楽天キャッシュを追加する必要はありません。
| 積立金額 | 楽天カード | 楽天キャッシュ | 年間ポイント |
| 月1万円 | 1万円 | 0円 | 600ポイント |
| 月3万円 | 3万円 | 0円 | 1,800ポイント |
楽天カードのみの設定なら、管理がシンプルで分かりやすくなります。買付日も毎月1日に統一されるため、資産状況の把握もしやすいでしょう。
新NISAのつみたて投資枠を利用する場合、月3万円の積立なら年間36万円となり、非課税枠(年間120万円)に余裕があります。将来的に積立額を増やす可能性がある方は、その時点で楽天キャッシュの追加を検討すればよいでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
月5万円~10万円の積立なら、基本的には楽天カード決済のみで対応できます。ただし、楽天市場を頻繁に利用する方は、SPU+0.5倍のメリットを得るために楽天キャッシュを追加する選択肢もあります。
| 積立金額 | パターン1(楽天カードのみ) | パターン2(併用) | 年間ポイント(パターン1) | 年間ポイント(パターン2) |
| 月5万円 | 楽天カード5万円 | 楽天カード2万円+楽天キャッシュ3万円 | 3,000ポイント | 3,000ポイント+SPU |
| 月10万円 | 楽天カード10万円 | 楽天カード10万円のみ | 6,000ポイント | 6,000ポイント |
月10万円の積立なら、楽天カードの上限に達するため、楽天カードのみの設定になります。新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)をちょうど使い切る金額なので、多くの方がこのパターンを選択しています。
楽天市場で月10万円以上お買い物をする方は、月5万円の積立でも楽天キャッシュを3万円以上使うことでSPU+0.5倍の恩恵を受けられます。この場合、楽天市場での年間ポイント獲得額が増えるため、トータルでのメリットは大きくなります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
月15万円の積立をしたい方は、楽天カード10万円+楽天キャッシュ5万円の併用が最適です。
| 決済方法 | 金額 | 還元率 | 年間ポイント |
| 楽天カード | 10万円 | 0.5% | 6,000ポイント |
| 楽天キャッシュ | 5万円 | 0.5% | 3,000ポイント |
| 合計 | 15万円 | – | 9,000ポイント |
年間180万円の積立ができるため、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)を組み合わせて活用できます。買付日も1日と8日に分散されるため、時間分散効果も期待できます。
ただし、月15万円の積立を続けるには、安定した収入と生活防衛資金の確保が前提です。無理のない範囲で積立金額を設定し、ライフステージの変化に応じて柔軟に調整することをおすすめします。
新NISAのつみたて投資枠で楽天キャッシュを活用する方法
新NISAのつみたて投資枠では、楽天キャッシュを使った積立が可能です。非課税メリットを最大限活用するための設定方法を解説します。
新NISAのつみたて投資枠は、年間120万円(月10万円)まで非課税で投資できる制度です。長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象で、金融庁が定めた基準を満たす商品のみ購入できます。
つみたて投資枠で購入した投資信託は、売却益や分配金が非課税になります。非課税保有期間は無期限なので、長期的に保有することで複利効果を最大限活かせます。
楽天証券では、つみたて投資枠対象の投資信託が約200本以上用意されています。インデックスファンドを中心に、信託報酬の低い商品が多く含まれているため、長期投資に適した選択肢が豊富です。
楽天キャッシュの上限は月5万円なので、年間60万円まで積立できます。つみたて投資枠の年間上限120万円の半分をカバーできる計算です。
具体的な設定例を紹介します。
この設定なら、つみたて投資枠の上限120万円をすべてポイント還元を受けながら積立できます。年間ポイント獲得額は、楽天カード3,000ポイント+楽天キャッシュ3,000ポイント=6,000ポイントです。
楽天カードと楽天キャッシュの買付日が異なる(1日と8日)ため、自動的に時間分散投資ができます。市場の変動リスクを分散させながら、非課税メリットとポイント還元の両方を享受できる効率的な設定と言えるでしょう。
楽天経済圏でポイント還元を最大化する方法
楽天キャッシュ積立を活用する際、楽天経済圏の他のサービスと組み合わせることで、ポイント還元をさらに増やせます。ここでは、上級者向けの最適化戦略を紹介します。
楽天ギフトカードを経由することで、実質的なポイント還元率を高められる場合があります。この方法は、楽天ギフトカードを割引価格で購入できるキャンペーンやポイントサイトを活用するものです。
具体的な流れは以下の通りです。
ただし、この方法にはいくつか注意点があります。楽天ギフトカードから楽天キャッシュへのチャージでは、ポイント還元がありません。また、楽天カードからのチャージと異なり、0.5%のポイント還元も受けられません。
そのため、楽天ギフトカードの購入時に得られる割引率やポイント還元率が、楽天カードからのチャージで得られる0.5%を上回る場合のみ、この方法にメリットがあります。手間とリターンを比較して、自分に合った方法を選びましょう。
楽天キャッシュで月3万円以上の投資信託積立を行うと、SPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天市場のポイント還元率が+0.5倍になります。楽天市場を頻繁に利用する方は、この条件を満たすことで大きなメリットを得られます。
さらに、楽天証券では楽天ポイントを使った投資(ポイント投資)も可能です。楽天キャッシュ積立で獲得したポイントを、再び投資に回すことで、複利効果を高められます。
効率的な組み合わせ例を紹介します。
これらを組み合わせることで、楽天経済圏全体でのポイント還元を最大化できます。ただし、ポイント獲得を目的に不要な買い物をしたり、無理な積立額を設定したりするのは本末転倒です。あくまで自分のライフスタイルに合った範囲で活用しましょう。
楽天キャッシュには有効期限があります。最後にチャージまたは利用した日から10年間が有効期限です。定期的に積立設定をしていれば、有効期限切れの心配はほとんどありません。
ただし、積立を一時停止したり、楽天キャッシュに大きな残高を残したままにしたりすると、有効期限に注意が必要です。楽天ペイアプリで残高と有効期限を定期的に確認する習慣をつけましょう。
有効期限が近づいている楽天キャッシュがある場合は、楽天市場や楽天ペイ加盟店での買い物に使うか、投資信託のスポット購入に充てることで、無駄なく活用できます。
よくある質問(Q&A)
楽天キャッシュ積立に関して、よくある質問とその回答をまとめました。設定前の疑問や、トラブル時の対処法を確認できます。
楽天キャッシュ積立の設定を完了した翌月8日から、積立が開始されます。例えば、12月中に設定を完了した場合、初回の積立実行は翌年1月8日です。
積立設定の締切日は、毎月24日です。24日までに設定を完了すれば、翌月8日から積立が始まります。25日以降に設定した場合は、翌々月8日からの開始になるため、注意してください。
積立設定の変更・解除は、楽天証券のウェブサイトまたはアプリから行えます。「投信」メニューから「積立設定一覧」を選択し、変更したい積立設定を選んでください。
積立金額の変更や解除は、毎月24日までに手続きを完了すれば、翌月8日の積立から反映されます。25日以降の変更は、翌々月8日からの反映になります。
積立設定の解除にペナルティはありません。ライフステージの変化や市場環境に応じて、柔軟に調整できます。
楽天キャッシュの残高が積立金額に満たない場合、その月の積立は実行されません。積立が実行されなかった旨の通知が、登録したメールアドレスに届きます。
積立が実行されなかった月の買付は、後から補填されることはありません。翌月以降は通常通り積立が再開されますが、実行されなかった月の非課税枠は使われないままになります。
残高不足を防ぐには、オートチャージ設定を適切に行うことが重要です。「残高が〇〇円を下回ったら〇〇円チャージする」の設定を、積立金額以上にしておきましょう。
楽天キャッシュの有効期限は、最後にチャージまたは利用した日から10年間です。定期的に積立設定をしている場合、毎月8日に利用されるため、有効期限が延長され続けます。
積立を一時停止している場合や、楽天キャッシュを長期間利用していない場合は、有効期限に注意が必要です。楽天ペイアプリで残高と有効期限を確認できます。
楽天カード積立から楽天キャッシュ積立への切り替えは可能です。積立設定の変更画面で、引落方法を「楽天カード」から「楽天キャッシュ」に変更してください。
変更の締切日は毎月24日です。24日までに変更手続きを完了すれば、翌月8日の積立から楽天キャッシュ決済に切り替わります。
逆に、楽天キャッシュ積立から楽天カード積立への切り替えも可能です。自分の状況に応じて、柔軟に変更できます。
楽天キャッシュへのチャージで獲得できるポイントは、チャージした月の翌月15日頃に付与されます。例えば、1月にチャージした場合、ポイントは2月15日頃に付与される仕組みです。
2024年6月にポイント付与のルールが変更され、以前は積立実行月の翌月だったポイント付与が、チャージ月の翌月に変更されました。オートチャージを利用している場合、チャージのタイミングによってポイント付与月が変わる可能性があるため、注意が必要です。
楽天キャッシュ積立は、楽天カードからチャージすることで0.5%のポイント還元を受けながら、月5万円まで投資信託を積立できるサービスです。楽天カード積立と併用すれば、月15万円までポイント還元を受けながら積立できます。
月10万円以下の積立なら楽天カードのみで十分ですが、月15万円まで積立したい方や、楽天市場のSPU+0.5倍のメリットを受けたい方は、楽天キャッシュを追加する価値があります。初月2ヶ月分請求を避けるには、事前に手動チャージしてからオートチャージ設定を行うと安心です。
新NISAのつみたて投資枠を活用する場合、楽天カードと楽天キャッシュを組み合わせることで、年間120万円の非課税枠をすべてポイント還元を受けながら使い切れます。買付日も1日と8日に分散されるため、時間分散投資の効果も期待できます。
楽天キャッシュ積立を始める際は、楽天証券の口座開設、オートチャージ設定、積立設定の3つのステップを順番に進めましょう。残高不足や設定ミスを防ぐため、オートチャージの設定内容を定期的に確認することをおすすめします。
なお、投資信託は元本保証がなく、市場変動により損失が発生する可能性があります。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天証券の公式サイトでご確認ください。
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