銀行口座おすすめ8選|金利と手数料で選ぶネット銀行比較

銀行口座おすすめ8選|金利と手数料で選ぶネット銀行比較

銀行口座選びで手数料を払いすぎていませんか。

メガバンクの普通預金金利は0.001%、ATM手数料は月に数回払うと年間で数千円の負担になります。

一方、ネット銀行なら普通預金金利が最大0.35%、ATM手数料・振込手数料が月に数回無料になる銀行もあります。

この記事では、金利・手数料・使いやすさの観点から、おすすめの銀行口座8選を比較して紹介します。

目的別の使い分け方法や、複数口座の管理のコツも解説しますので、あなたに最適な銀行口座が見つかります。

この記事の要約
  • ネット銀行なら普通預金金利が最大0.35%、メガバンクの350倍
  • ATM手数料・振込手数料が月数回無料になる銀行を選ぶと年間数千円の節約
  • 給与・貯蓄・投資の目的別に口座を使い分けると資産管理がスムーズ

目次

銀行口座おすすめ8選|金利・手数料・使いやすさで比較

ここでは、普通預金金利の高さ、ATM手数料・振込手数料の安さ、使いやすさの3つの観点から、おすすめの銀行口座8選を紹介します。

それぞれの銀行には特徴があり、あなたの利用目的に合わせて選ぶことが大切です。

SBI新生銀行|証券連携で金利最大0.35%

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI新生銀行の特徴

SBI証券と連携で普通預金金利が最大0.35%

ATM出金手数料は月5回まで無料

振込手数料も月5回まで無料

SBI新生銀行は、SBI証券と連携することで普通預金金利が最大0.35%になる点が大きな特徴です。

通常の普通預金金利は0.10%ですが、SBIハイブリッド預金を利用すると0.35%の金利が適用されます。ATM出金手数料は月5回まで無料、振込手数料も月5回まで無料です。証券口座との連携を考えている方におすすめの銀行です。

楽天銀行|マネーブリッジで普通預金金利0.10%

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天銀行の特徴

楽天証券とのマネーブリッジで金利0.10%

楽天ポイントが貯まりやすい

ATM手数料は最大月7回無料

楽天銀行は、楽天証券とのマネーブリッジ設定で普通預金金利が0.10%になります。

楽天ポイントが貯まりやすく、楽天経済圏を利用している方には特にメリットが大きい銀行です。ATM手数料は最大月7回無料、振込手数料は最大月3回無料になります。楽天カードや楽天市場を日常的に使っている方なら、ポイントを効率的に貯められます。

UI銀行|普通預金金利0.20%で貯蓄に適している

UI銀行の特徴

証券連携なしで普通預金金利0.20%

スマホアプリでの操作性が高い

ATM手数料は月2回まで無料

UI銀行は、証券連携なしで普通預金金利が0.20%と高水準です。

東京きらぼしフィナンシャルグループが運営するデジタルバンクで、スマホアプリでの操作性が高く評価されています。ATM手数料は月2回まで無料、振込手数料も月2回まで無料です。シンプルに高金利で貯蓄したい方に適しています。

あおぞら銀行BANK支店|普通預金金利0.20%

あおぞら銀行BANK支店の特徴

普通預金金利0.20%で貯蓄専用口座として人気

口座開設から取引まですべてオンラインで完結

ゆうちょ銀行ATMで月2回まで無料

あおぞら銀行BANK支店は、普通預金金利が0.20%と高く、貯蓄専用口座として人気があります。

あおぞら銀行の店舗を持たないインターネット支店で、口座開設から取引まですべてオンラインで完結します。ATM手数料はゆうちょ銀行ATMで月2回まで無料、振込手数料は他行宛でも月3回まで無料です。

auじぶん銀行|au経済圏でお得に使える

auじぶん銀行の特徴

auマネーコネクトで金利0.10%

ATM手数料は最大月15回無料

au経済圏との連携でポイント還元率が高まる

auじぶん銀行は、au PAYやau回線との連携でポイント還元率が高まる銀行です。

普通預金金利は通常0.001%ですが、auマネーコネクト(auカブコム証券との連携)を設定すると0.10%になります。ATM手数料は最大月15回無料、振込手数料も最大月15回無料と、無料回数が多い点が特徴です。au経済圏を利用している方におすすめです。

GMOあおぞらネット銀行|手数料無料回数が多い

GMOあおぞらネット銀行の特徴

ATM出金手数料が月2回から最大15回無料

振込手数料も月1回から最大15回無料

証券コネクト口座で金利0.11%

GMOあおぞらネット銀行は、ATM出金手数料が月2回から最大15回無料、振込手数料も月1回から最大15回無料と、手数料無料回数が多い銀行です。

普通預金金利は0.001%と標準的ですが、証券コネクト口座を利用すると0.11%になります。頻繁にATMや振込を利用する方に向いています。

住信SBIネット銀行|手数料無料回数が充実

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

住信SBIネット銀行の特徴

ATM手数料が月2回から最大20回無料

振込手数料が月1回から最大20回無料

スマート認証NEOでスマホだけで取引完結

住信SBIネット銀行は、ATM手数料が月2回から最大20回無料、振込手数料が月1回から最大20回無料と、手数料面で優れています。

普通預金金利は0.001%ですが、SBIハイブリッド預金を利用すると0.01%になります。スマート認証NEOを設定すると、スマホだけで取引が完結する便利さも魅力です。

イオン銀行|イオンでの買い物がお得

イオン銀行の特徴

イオンカードセレクトとの組み合わせでお得

普通預金金利は最大0.15%

イオン銀行ATMで24時間365日無料

イオン銀行は、イオンカードセレクトとの組み合わせで、イオングループでの買い物がお得になる銀行です。

普通預金金利は最大0.15%(イオン銀行Myステージのプラチナステージ)、ATM手数料はイオン銀行ATMで24時間365日無料です。イオンやマックスバリュで日常的に買い物をする方におすすめです。

銀行口座の選び方|4つのポイントで比較

銀行口座を選ぶ際には、金利、手数料、サービス内容の3つを総合的に比較することが重要です。

ここでは、具体的な選び方のポイントを4つに分けて解説します。

普通預金金利の高さで選ぶ

普通預金金利は、銀行によって大きく異なります。

メガバンクの普通預金金利は0.001%ですが、ネット銀行では0.10%から0.35%と、最大で350倍の差があります。100万円を1年間預けた場合、金利0.001%なら利息は10円(税引前)ですが、金利0.35%なら3,500円(税引前)になります。証券口座と連携することで金利が上がる銀行も多いため、投資を始める予定がある方は証券連携サービスもチェックしましょう。

銀行名 通常金利 優遇金利 優遇条件
SBI新生銀行 0.10% 0.35% SBIハイブリッド預金
UI銀行 0.20%
あおぞら銀行BANK支店 0.20%
楽天銀行 0.02% 0.10% マネーブリッジ
auじぶん銀行 0.001% 0.10% auマネーコネクト

ATM手数料・振込手数料の安さで選ぶ

ATM手数料と振込手数料は、利用頻度が高いと年間で数千円から1万円以上の負担になります。

ネット銀行の多くは、会員ステージに応じて月に数回から十数回の無料回数が設定されています。ATM手数料は1回110円から220円、振込手数料は他行宛で150円から330円が一般的です。月に5回ATMを利用し、月に3回他行宛に振込をする場合、年間で約1万円の手数料がかかる計算になります。

銀行名 ATM手数料無料回数 振込手数料無料回数 条件
GMOあおぞらネット銀行 月2回~15回 月1回~15回 会員ステージ
住信SBIネット銀行 月2回~20回 月1回~20回 会員ステージ
auじぶん銀行 月2回~15回 月3回~15回 会員ステージ
SBI新生銀行 月5回 月5回 基本

証券口座との連携サービスで選ぶ

証券口座との連携サービスを利用すると、普通預金金利が大幅に上がるだけでなく、銀行口座と証券口座の間で自動的に資金を移動できるメリットがあります。

楽天銀行の「マネーブリッジ」、SBI新生銀行の「SBIハイブリッド預金」、auじぶん銀行の「auマネーコネクト」などが代表的なサービスです。投資を始める予定がある方や、すでに証券口座を持っている方は、証券連携サービスのある銀行を選ぶと効率的です。

会員ステージプログラムで選ぶ

多くのネット銀行では、預金残高や取引実績に応じて会員ステージが設定され、ステージが上がるとATM手数料や振込手数料の無料回数が増えます。

住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」、GMOあおぞらネット銀行の「カスタマーステージ」、auじぶん銀行の「じぶんプラス」などがあります。預金残高が多い方や、給与振込口座として利用する方は、会員ステージプログラムの条件を確認して銀行を選ぶとメリットが大きくなります。

銀行の種類とは|メガバンク・ネット銀行・地方銀行の違い

銀行にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。

ここでは、主な銀行の種類を解説します。

メガバンク(都市銀行)の特徴

メガバンクとは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行を指します。

全国に支店やATMがあり、窓口での相談ができる安心感があります。住宅ローンや事業融資など、大きな金額の取引にも対応しています。一方で、普通預金金利は0.001%と低く、ATM手数料や振込手数料も有料になることが多いのがデメリットです。給与振込口座や公共料金の引き落とし口座としては便利ですが、貯蓄用としては金利面で不利です。

ネット銀行の特徴

ネット銀行は、店舗を持たずインターネット上で取引を完結させる銀行です。

店舗運営コストがかからない分、普通預金金利が高く、ATM手数料や振込手数料の無料回数が多い点がメリットです。スマホアプリでの操作性も高く、24時間いつでも取引できます。デメリットは、窓口での相談ができないこと、現金の入出金がATMに限られることです。ただし、最近ではチャットサポートや電話サポートが充実している銀行も増えています。

地方銀行・ゆうちょ銀行の特徴

地方銀行は、特定の地域に根ざした銀行で、地元企業との取引や住宅ローンに強みがあります。

地域密着型のサービスが受けられる一方、金利や手数料はメガバンクとあまり変わらないことが多いです。ゆうちょ銀行は、全国に約2万4,000の郵便局があり、ATMの数が圧倒的に多い点が特徴です。普通預金金利は0.001%と低いですが、地方在住の方や高齢者にとっては利便性が高い銀行です。ゆうちょ銀行のATMは、多くのネット銀行でも手数料無料で利用できます。

目的別おすすめ銀行口座|給与・貯蓄・投資で使い分け

銀行口座は、目的別に使い分けることで資産管理がスムーズになります。

ここでは、給与受取、貯蓄、投資、生活費管理の4つの目的別におすすめの銀行を紹介します。

給与受取口座におすすめの銀行

給与受取口座には、ATM手数料や振込手数料の無料回数が多い銀行を選ぶと便利です。

住信SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行は、会員ステージの条件に「給与振込口座に設定」が含まれており、ステージが上がりやすくなります。また、楽天銀行は給与振込があると楽天ポイントが貯まるため、楽天経済圏を利用している方にはメリットが大きいです。メガバンクを給与受取口座にしている場合は、ネット銀行への自動振替設定をすることで、手数料を抑えながら資金を移動できます。

貯蓄専用口座におすすめの銀行

貯蓄専用口座には、普通預金金利が高い銀行を選びましょう。

UI銀行とあおぞら銀行BANK支店は、証券連携なしで金利0.20%と高水準です。SBI新生銀行は、SBI証券と連携することで金利0.35%になり、さらに高い利息を得られます。貯蓄専用口座は、日常的に入出金をしないため、ATM手数料の無料回数は少なくても問題ありません。定期的に給与口座から自動振替で積み立てる設定をすると、無理なく貯蓄を増やせます。

投資用口座におすすめの銀行

投資用口座には、証券口座との連携サービスがある銀行を選ぶと効率的です。

楽天銀行は楽天証券とのマネーブリッジ、SBI新生銀行はSBI証券とのSBIハイブリッド預金、auじぶん銀行はauカブコム証券とのauマネーコネクトが利用できます。証券連携サービスを使うと、銀行口座と証券口座の間で自動的に資金を移動できるため、入金の手間が省けます。また、普通預金金利も優遇されるため、投資待機資金を置いておくのにも適しています。

生活費管理用口座におすすめの銀行

生活費管理用口座には、ATM手数料が無料の回数が多く、デビットカードやスマホ決済と連携できる銀行が便利です。

イオン銀行はイオンカードセレクトと組み合わせることで、イオングループでの買い物でポイントが貯まります。楽天銀行は楽天デビットカードと連携でき、楽天ポイントが貯まりやすいです。生活費管理用口座は、毎月の支出を把握しやすくするために、給与口座や貯蓄口座とは別に設定することをおすすめします。

証券口座との連携で金利アップ|マネーブリッジ・SBIハイブリッド預金を解説

証券口座との連携サービスを利用すると、普通預金金利が大幅にアップします。

ここでは、代表的な3つの証券連携サービスを詳しく解説します。

楽天銀行×楽天証券|マネーブリッジで金利0.10%

楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が0.10%になります。

通常の楽天銀行の金利は0.02%なので、5倍の金利になる計算です。マネーブリッジを設定すると、楽天証券で株式や投資信託を購入する際に、楽天銀行の口座から自動的に入金される「自動入出金(スイープ)」機能も使えます。証券口座に資金を移す手間が省けるため、投資初心者にも使いやすいサービスです。楽天ポイントで投資信託を購入できる点も魅力です。

SBI新生銀行×SBI証券|SBIハイブリッド預金で金利最大0.35%

SBI新生銀行とSBI証券を連携する「SBIハイブリッド預金」を利用すると、普通預金金利が最大0.35%になります。

これは、ネット銀行の中でも高水準の金利です(2024年12月時点)。SBIハイブリッド預金は、SBI証券の買付余力として利用できるため、株式や投資信託を購入する際に自動的に資金が充当されます。預金保険制度の対象でもあるため、元本1,000万円までとその利息は保護されます。投資待機資金を高金利で運用したい方におすすめのサービスです。

auじぶん銀行×auカブコム証券|自動入出金で金利優遇

auじぶん銀行とauカブコム証券を連携する「auマネーコネクト」を設定すると、普通預金金利が0.10%になります。

通常のauじぶん銀行の金利は0.001%なので、100倍の金利になります。auマネーコネクトでは、auカブコム証券での取引時に、auじぶん銀行の口座から自動的に入金される「自動入出金サービス」が利用できます。au PAYとの連携でポイント還元率も高まるため、au経済圏を利用している方には特にメリットが大きいサービスです。auじぶん銀行の会員ステージも上がりやすくなり、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増えます。

銀行口座開設の手順|必要書類と注意点

銀行口座の開設は、スマホやパソコンから簡単に申し込めます。

ここでは、口座開設の流れと必要書類、注意点を解説します。

口座開設に必要な書類

銀行口座を開設する際には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。

以下のチェックリストを参考に、事前に準備しておきましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証のいずれか)
  • マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票のいずれか)
  • メールアドレス(連絡用)
  • スマートフォンまたはパソコン(オンライン申込の場合)

マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認が1枚で完了するため、最も手続きがスムーズです。

多くのネット銀行では、スマホで本人確認書類を撮影してアップロードする方法が採用されており、最短即日から翌営業日に口座開設が完了します。

口座開設の流れ|申込から利用開始まで

ネット銀行の口座開設は、以下の手順で進めます。

1.銀行の公式サイトから口座開設を申し込む
2.メールアドレスを登録し、仮登録を完了する
3.本人情報(氏名、住所、生年月日、職業など)を入力する
4.本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードする
5.銀行側で審査が行われる(通常1~3営業日)
6.審査通過後、キャッシュカードや初期設定の案内が郵送される
7.初期設定(ログインパスワード、暗証番号の設定)を行う
8.口座開設完了、利用開始

最近では、スマホ完結型の口座開設サービスを提供する銀行も増えており、郵送物なしで最短即日に口座開設が完了するケースもあります。

急ぎで口座を開設したい場合は、各銀行の口座開設スピードを確認しておきましょう。

口座開設後にやるべき初期設定

口座開設後は、以下の初期設定を行うことで、より便利に、より安全に銀行口座を利用できます。

  • ログインパスワードの変更(初期パスワードから強固なパスワードへ)
  • 二段階認証・生体認証の設定(不正アクセス対策)
  • メール通知設定(入出金や残高変動の通知)
  • 自動振替・自動積立の設定(給与口座から貯蓄口座への定期移動)
  • デビットカードやスマホ決済の連携(必要に応じて)
  • 証券口座との連携設定(投資を始める場合)

特に、二段階認証や生体認証の設定は、不正アクセスやフィッシング詐欺から口座を守るために重要です。

また、自動振替や自動積立を設定しておくと、意識しなくても貯蓄が増えていくため、資産形成がスムーズになります。

複数の銀行口座を使い分ける方法|管理のコツと注意点

複数の銀行口座を持つことで、目的別の資産管理がしやすくなります。

ここでは、複数口座のメリットと使い分け方法、管理のコツを解説します。

複数口座を持つメリット

複数の銀行口座を持つことには、以下のようなメリットがあります。

  • 目的別に資金を分けることで、支出と貯蓄を明確に管理できる
  • 預金保険制度の保護対象を分散できる(1銀行あたり1,000万円まで保護)
  • 各銀行の特徴を活かして、金利や手数料を最適化できる
  • システム障害や銀行トラブル時のリスクを分散できる
  • 会員ステージプログラムを複数活用して、特典を最大化できる

例えば、給与受取口座はメガバンク、貯蓄口座は高金利のネット銀行、投資口座は証券連携のある銀行というように使い分けると、それぞれの銀行のメリットを最大限に活用できます。

目的別口座の使い分け例

実際に複数口座を使い分ける場合の具体例を紹介します。

パターン1:給与・貯蓄・投資の3口座
給与受取口座(メガバンクまたは住信SBIネット銀行)で給与を受け取り、毎月一定額を貯蓄口座(UI銀行またはあおぞら銀行BANK支店)に自動振替します。投資用の資金は、証券連携のある銀行(楽天銀行またはSBI新生銀行)に移して運用します。この方法なら、生活費・貯蓄・投資を明確に分けられます。
パターン2:生活費・貯蓄・緊急資金の3口座
生活費管理用口座(イオン銀行または楽天銀行)で日常的な支出を管理し、貯蓄口座(UI銀行)で中長期的な貯蓄を行います。緊急資金用口座(住信SBIネット銀行)には、3~6ヶ月分の生活費を入れておき、急な出費に備えます。緊急資金は基本的に手をつけず、貯蓄口座は目標額に達するまで積み立て続けます。

複数口座を管理するコツ

複数の銀行口座を持つと、管理が煩雑になりがちです。

以下のコツを参考に、効率的に管理しましょう。

  • 家計簿アプリやマネーフォワードなどの資産管理アプリを活用する
  • 各銀行のログイン情報をパスワード管理アプリで一元管理する
  • 月に1回、各口座の残高を確認する日を決める
  • 自動振替・自動積立を活用して、手動での資金移動を減らす
  • 利用頻度の低い口座は、残高ゼロにせず少額を残しておく(休眠口座化を防ぐ)

特に、家計簿アプリを使うと、複数の銀行口座やクレジットカードの情報を一括で管理できるため、資産全体の把握がしやすくなります。

休眠口座の整理・解約方法

長期間利用していない銀行口座は「休眠口座」となり、管理手数料が発生したり、口座が凍結されたりすることがあります。

使わない口座は、定期的に整理・解約することをおすすめします。

口座解約は、銀行の窓口またはオンラインで手続きできます。ネット銀行の場合は、カスタマーサポートに連絡して解約手続きを進めます。解約時には、キャッシュカードの返却や残高の引き出しが必要になるため、事前に確認しておきましょう。

銀行口座で気をつけたいこと|セキュリティとリスク対策

銀行口座を安全に利用するためには、セキュリティ対策とリスク管理が重要です。

ここでは、預金保険制度や不正アクセス対策について解説します。

預金保険制度(ペイオフ)とは

預金保険制度とは、銀行が破綻した場合に、預金者の預金を保護する制度です。

預金保険機構が、1つの銀行につき預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息を保護します。1,000万円を超える預金は、破綻した銀行の財産状況に応じて支払われるため、全額が保護されるとは限りません。複数の銀行に預金を分散することで、預金保険制度の保護対象を最大化できます。例えば、2,000万円の預金がある場合、2つの銀行に1,000万円ずつ分けて預けることで、全額が保護対象になります。

預金保険機構「預金保険制度」

不正アクセス・フィッシング詐欺への対策

ネット銀行の利用が増える中、不正アクセスやフィッシング詐欺のリスクも高まっています。

以下の対策を実践して、口座を守りましょう。

  • 二段階認証や生体認証を必ず設定する
  • ログインパスワードは定期的に変更し、他のサービスと使い回さない
  • 公共のWi-Fiでは銀行の取引を行わない
  • 銀行を装ったメールやSMSのリンクは絶対にクリックしない
  • 取引履歴を定期的に確認し、不審な取引があればすぐに銀行に連絡する
  • スマホやパソコンのセキュリティソフトを最新の状態に保つ

フィッシング詐欺では、銀行を装ったメールやSMSで偽のログインページに誘導し、パスワードやカード情報を盗み取ります。銀行が電話やメールでパスワードを聞くことは絶対にありません。

不審なメールやSMSが届いた場合は、記載されたリンクをクリックせず、銀行の公式サイトから直接ログインするようにしましょう。

メインバンク変更時のチェックリスト

メインバンクを変更する際には、給与振込や公共料金の引き落とし口座の変更手続きが必要です。

以下のチェックリストを参考に、漏れなく手続きを進めましょう。

  • 給与振込口座の変更(勤務先の人事・経理部門に連絡)
  • クレジットカードの引き落とし口座変更(各カード会社に連絡)
  • 公共料金(電気・ガス・水道)の引き落とし口座変更
  • 携帯電話料金の引き落とし口座変更
  • 保険料の引き落とし口座変更
  • 定期購入サービス(サブスクリプション)の引き落とし口座変更
  • 自動振替・自動積立の設定変更

メインバンクの変更は、手続きが多く時間がかかるため、計画的に進めることが大切です。

新しい銀行口座に給与が振り込まれるまで、旧口座にも一定の残高を残しておくと、引き落とし失敗のリスクを避けられます。

よくある質問

よくある質問
ネット銀行は安全ですか?

ネット銀行は、メガバンクと同様に金融庁の監督を受けており、預金保険制度の対象です。1,000万円までの預金とその利息は保護されます。セキュリティ面でも、二段階認証や生体認証、不正利用補償などの対策が講じられています。ただし、利用者自身もパスワード管理やフィッシング詐欺対策を徹底することが重要です。

複数の銀行口座を持つデメリットは?

複数の銀行口座を持つデメリットは、管理が煩雑になることです。各口座のログイン情報や残高を把握しておく必要があり、利用頻度の低い口座は休眠口座になるリスクもあります。家計簿アプリや資産管理アプリを活用することで、管理の手間を減らせます。また、本当に必要な口座だけを残し、使わない口座は解約することをおすすめします。

給与振込口座を変更する方法は?

給与振込口座を変更するには、勤務先の人事部門または経理部門に連絡して、口座変更の手続きを依頼します。多くの企業では、所定の用紙に新しい口座情報を記入して提出する必要があります。変更が反映されるまでに1~2ヶ月かかる場合もあるため、早めに手続きを進めましょう。変更が完了するまでは、旧口座にも残高を残しておくと安心です。

定期預金と普通預金はどちらがお得?

定期預金は、一定期間預けることで普通預金よりも高い金利が適用されます。ただし、満期前に解約すると金利が下がるペナルティがあります。普通預金は、いつでも自由に引き出せる利便性がありますが、金利は低めです。ネット銀行の普通預金金利が0.10%~0.35%と高い場合、定期預金の金利とあまり変わらないこともあります。短期間で使う予定のない資金は定期預金、いつでも引き出せるようにしておきたい資金は普通預金に預けるのが基本です。

銀行が破綻したら預金はどうなる?

銀行が破綻した場合、預金保険制度により、1つの銀行につき預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。1,000万円を超える預金は、破綻した銀行の財産状況に応じて支払われるため、全額が保護されるとは限りません。複数の銀行に預金を分散することで、リスクを軽減できます。また、預金保険制度の対象外となる外貨預金や仕組預金などもあるため、商品内容を確認しておくことが大切です。

まとめ

銀行口座選びでは、普通預金金利の高さ、ATM手数料・振込手数料の安さ、証券口座との連携サービスの3つが重要なポイントです。

ネット銀行なら、メガバンクの350倍の金利や、月に数回から十数回の手数料無料サービスを受けられます。

目的別に口座を使い分けることで、給与・貯蓄・投資の資金管理がスムーズになります。給与受取口座には手数料無料回数の多い銀行、貯蓄口座には高金利の銀行、投資口座には証券連携のある銀行を選ぶと効率的です。

複数の銀行口座を持つ場合は、家計簿アプリや資産管理アプリを活用して、一元管理することをおすすめします。また、預金保険制度により1銀行あたり1,000万円までの預金が保護されるため、高額の預金は複数の銀行に分散すると安心です。

セキュリティ対策として、二段階認証や生体認証の設定、フィッシング詐欺への警戒を怠らないようにしましょう。銀行口座の選択は、ご自身の利用目的やライフスタイルに合わせて行ってください。なお、各銀行の金利・手数料は変更される可能性があります。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。

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