FX 10万円から始める|おすすめ口座5選と安全な運用法2026

FX 10万円から始める|おすすめ口座5選と安全な運用法2026

FXを10万円から始めたいと考えているあなたは、その資金で本当に取引できるのか不安を感じているかもしれません。

結論から言えば、10万円あれば十分にFX取引を始められます。国内FX会社の多くは1,000通貨単位から取引でき、レバレッジ25倍を活用すれば米ドル/円なら約4,400円の証拠金で取引可能です。

ただし、10万円という資金規模には特有のメリットとデメリットがあり、適切なリスク管理なしに取引を始めると、資金を失うリスクがあります。

この記事では、10万円でFXを始める具体的な方法から、おすすめのFX口座、リスク管理の注意点まで、初心者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。

この記事の要約
  • 10万円でFXを始められる理由はレバレッジ25倍と1,000通貨単位の取引にある
  • 10万円運用に適したFX口座はみんなのFX、GMOクリック証券、FXTF、DMM FX、SBI FXトレード
  • 口座選びは最小取引単位1,000通貨以下、米ドル/円スプレッド0.2銭以下、初心者サポート充実度で判断
  • リスク管理の基本は証拠金維持率の確認、1回の取引で2%以上のリスクを取らない、損切りラインの設定
  • 現実的な利益目標は月利2〜5%程度、短期間で大きな利益を狙うと失敗しやすい
みんなのFX
みんなのFX
米ドル/円 0.2銭(原則固定)
シストレ搭載|51通貨ペア|1,000通貨〜
公式サイトはこちら
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

FXは10万円から始められる|必要な理由と仕組み

FXは10万円という比較的少額の資金から始められる投資です。その理由は、国内FX会社が提供するレバレッジ制度と、少額取引に対応した最小取引単位にあります。

ここでは、10万円でFX取引ができる仕組みを具体的に解説します。

レバレッジ25倍で少額取引が可能

国内FX会社では、個人口座の場合、最大25倍のレバレッジをかけて取引できます。
出典: 金融庁 いわゆる外国為替証拠金取引についてレバレッジとは、預けた証拠金の何倍もの金額で取引できる仕組みのことです。

例えば、1ドル=150円の時に1万通貨(150万円分)の米ドル/円を取引する場合、レバレッジ25倍を適用すると必要証拠金は6万円で済みます。計算式は「150円×10,000通貨÷25=60,000円」です。

レバレッジは金融庁の規制により個人口座では最大25倍と定められています

レバレッジを活用することで、10万円の資金でも複数のポジションを保有したり、より大きな取引量で利益を狙ったりすることが可能になります。

レバレッジは利益を拡大する一方で損失も同様に拡大します

適切な資金管理が不可欠です。初心者のうちは実効レバレッジを3〜5倍程度に抑えることが推奨されています。

1,000通貨単位なら約4,400円から取引できる

国内FX会社の多くは、最小取引単位を1,000通貨に設定しています。1,000通貨とは、米ドル/円の場合1,000ドル分の取引を意味します。

1ドル=150円の時に1,000通貨を取引する場合、レバレッジ25倍を適用すると必要証拠金は約6,000円です。計算式は「150円×1,000通貨÷25=6,000円」となります。

SBI FXトレードや松井証券なら1通貨単位から取引可能

1通貨単位なら、米ドル/円が150円の場合、わずか6円程度の証拠金で取引を始められます。

1,000通貨単位の取引は、1万通貨と比べて必要証拠金が約10分の1で済むため、10万円の資金でも余裕を持った取引が可能です。また、損益も10分の1になるため、初心者が経験を積みながらリスクを抑えて取引するのに適しています。

10万円で取引できる通貨ペアとロット数

10万円の資金で取引できる通貨ペアとロット数は、レバレッジと証拠金維持率によって変わります。

米ドル/円(1ドル=150円)の場合、レバレッジ25倍で1万通貨を保有すると必要証拠金は6万円です。証拠金維持率は「100,000円÷60,000円×100=166%」となります。

ユーロ/円(1ユーロ=160円)の場合、1万通貨の必要証拠金は約6.4万円で、証拠金維持率は約156%です。

安全な取引には証拠金維持率200%以上、できれば300%以上を維持

10万円の資金で証拠金維持率300%を維持する場合、米ドル/円なら約5,000通貨、ユーロ/円なら約4,600通貨が目安となります。

10万円から始めるメリット・デメリット

10万円という資金規模でFXを始めることには、特有のメリットとデメリットがあります。両方を理解した上で、自分に合った資金規模を判断することが重要です。

メリット|経験を積みながらリスクを限定できる

10万円という少額資金の最大のメリットは、万が一失敗しても生活に大きな影響を与えないことです。

FX初心者の多くは、最初の数ヶ月から1年程度は損失を経験します。この学習期間に大きな資金を投入すると、取り返しのつかない損失を被るリスクがあります。

10万円なら失っても数ヶ月の貯蓄で回復可能な範囲

この「失っても生活に支障がない金額」で取引することが、FXで長期的に成功するための第一歩となります。また、少額取引では1回あたりの損益が小さいため、冷静に取引経験を積むことができます。

メリット|心理的負担が少なく冷静な判断ができる

10万円という金額は、多くの人にとって「失っても再挑戦できる」範囲に収まります。この心理的余裕が、冷静な判断を可能にします。

資金が大きすぎると、含み損が出た時に「損切りできない」「ナンピン(平均取得価格を下げるための追加買い)をしてしまう」といった感情的な判断をしがちです。

一方、10万円という少額なら「損切りは必要経費」と割り切りやすく、ルール通りの取引を徹底できます。この経験が、将来的に資金を増やした時の財産になります。

デメリット|利益が小さく資金効率が低い

10万円で取引する場合、1回あたりの利益も小さくなります。例えば、米ドル/円で1,000通貨を保有し、1円(100pips)の値動きで利確しても、利益は1,000円です。

月利3%を目標とする場合、10万円なら月3,000円の利益が目標となります。この金額では生活費を賄うことはできず、あくまで「学習期間の成果」として捉える必要があります。

大きな利益を求めて取引量を増やすとリスクも同時に増大します

10万円という資金規模では、資金効率の低さを受け入れることが重要です。

デメリット|スプレッドの影響を受けやすい

スプレッドとは、通貨の売値と買値の差で、取引ごとにかかる実質的なコストです。米ドル/円のスプレッドが0.2銭の場合、1,000通貨の取引で2円のコストがかかります。

10万円で少額取引を繰り返す場合、スプレッドの累積コストが利益を圧迫します。例えば、月に50回取引すると、スプレッドだけで100円(50回×2円)のコストが発生します。

月利3%(3,000円)を目標とする場合、スプレッドで100円失うことは、利益の約3.3%に相当します。少額取引ではスプレッドの狭いFX会社を選ぶことが特に重要です。

10万円から始めるのにおすすめのFX口座5選

10万円から始めるのにおすすめのFX口座5選

10万円という資金で効率的に取引するには、少額取引に対応し、コストが低く、初心者サポートが充実したFX口座を選ぶことが重要です。

ここでは、10万円運用に適した5つのFX口座を紹介します。

みんなのFX
みんなのFX
米ドル/円 0.2銭(原則固定)
シストレ搭載|51通貨ペア|1,000通貨〜
公式サイトはこちら
FX会社 米ドル/円 最小単位 通貨ペア 詳細
みんなのFX 0.2銭 1,000通貨 51 公式サイト
GMOクリック証券 0.2銭 1,000通貨 24 公式サイト
DMM FX 0.2銭 1万通貨 23 公式サイト
LIGHT FX 0.2銭 1,000通貨 51 公式サイト

みんなのFX

みんなのFX公式サイト

出典: みんなのFX公式サイト

みんなのFXの基本情報
米ドル/円スプレッド 0.2銭
最小取引単位 1,000通貨
取扱通貨ペア数 51通貨ペア
デモ取引 あり
自動売買 対応
スキャルピング 非公認
最大レバレッジ 25倍(個人)

📌 みんなのFXの特徴

USD/JPY 0.2銭のスプレッド&51通貨ペア対応

自動売買「みんなのシストレ」で初心者でも運用可能

JASDAQ上場トレイダーズホールディングス運営&1,000通貨から取引OK

みんなのFXは、1,000通貨単位から取引でき、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と業界最狭水準です。51通貨ペアと豊富なラインナップで、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

自動売買「みんなのシストレ」で優秀なトレーダーの取引をコピー可能

初心者でも、優秀なトレーダーの取引を自動的にコピーできるため、知識が少ない段階でも利益を狙えます。デモ取引も提供しており、本番取引の前に操作方法を確認できます。

トレイダーズ証券が運営し、信託保全も三菱UFJ信託銀行とSBIクリアリング信託で行われているため、安全性も高いです。10万円で始める場合、1,000通貨単位の取引なら証拠金維持率に余裕を持たせやすく、複数の通貨ペアで分散投資も可能です。

GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券(FXネオ)公式サイト

出典: GMOクリック証券(FXネオ)公式サイト

GMOクリック証券(FXネオ)の基本情報
米ドル/円スプレッド 0.2銭
最小取引単位 1,000通貨
取扱通貨ペア数 24通貨ペア
デモ取引 あり
自動売買 非対応
スキャルピング 非公認
最大レバレッジ 25倍(個人)

📌 GMOクリック証券(FXネオ)の特徴

USD/JPY 0.2銭の低コストスプレッド&高性能取引ツール「はっちゅう君FX+」搭載

FX取引高世界第1位※の実績(※ファイナンス・マグネイト社調べ・2023年1月~12月)

1,000通貨から取引可能で初心者にも始めやすい

GMOクリック証券のFXネオは、1,000通貨単位から取引でき、米ドル/円のスプレッドは0.2銭です。24通貨ペアを取り扱い、取引ツールの使いやすさに定評があります。

国内FX取引高で上位、多くのトレーダーから支持される実績

デモ取引も提供しており、初心者が安心して始められる環境が整っています。信託保全は三井住友銀行と三井住友信託銀行で行われており、万が一の場合でも顧客資産は保護されます。

10万円の資金でも、1,000通貨単位から取引できるため、リスクを抑えながら経験を積めます。スマホアプリも高機能で、外出先でも快適に取引できます。

FXTF

FXTF公式サイト

出典: FXTF公式サイト

FXTFの基本情報
米ドル/円スプレッド 0.0銭 ※建玉連動手数料あり
最小取引単位 1,000通貨
取扱通貨ペア数 29通貨ペア
デモ取引 あり
自動売買 対応(MT4)
スキャルピング 公認
最大レバレッジ 25倍(個人)

📌 FXTFの特徴

全通貨ペアゼロスプレッド(9:00〜翌3:00)&1万通貨以下なら取引コスト0円

FXTF GX(TradingView内蔵)とFXTF MT4(EA自動売買対応)の2プラットフォーム

スキャルピング公認&EA手数料撤廃で短期売買・自動売買に最適

FXTFは、米ドル/円のスプレッドが0銭と業界最狭水準を誇ります。1,000通貨単位から取引でき、29通貨ペアを取り扱っています。

スキャルピング公認、短時間で小さな利益を積み重ねる取引が可能

多くのFX会社ではスキャルピングが禁止または制限されていますが、FXTFでは自由に行えます。また、MT4(MetaTrader4)という世界的に人気の高い取引ツールが利用でき、高度なテクニカル分析や自動売買も可能です。

デモ取引も提供しているため、MT4の操作に慣れてから本番取引を始められます。10万円で短期売買を繰り返したい人には、スプレッド0銭とスキャルピング公認という組み合わせが大きなメリットになります。

DMM FX

DMM FX公式サイト

出典: DMM FX公式サイト

DMM FXの基本情報
米ドル/円スプレッド 0.2銭
最小取引単位 1万通貨
取扱通貨ペア数 23通貨ペア
デモ取引 あり
自動売買 非対応
スキャルピング 非公認
最大レバレッジ 25倍(個人)

📌 DMM FXの特徴

口座数90万超の大手FXサービス&24時間LINEサポート対応

最短30分で取引開始可能なスピード口座開設

取引ツールが充実(スマホ・PC・タブレット対応)

DMM FXは、最小取引単位が1万通貨ですが、米ドル/円のスプレッドは0.2銭と狭く、23通貨ペアを取り扱っています。

デモ取引が利用でき、取引ツールの操作性に優れています。スマホアプリ「DMM FX」は直感的に操作でき、初心者でもすぐに慣れることができます。

1万通貨取引の場合、証拠金維持率は低くなるため慎重な資金管理が必要

信託保全は日証金信託銀行とSMBC信託銀行で行われており、安全性も確保されています。取引ツールの使いやすさとサポート体制の充実度から、初心者にも人気があります。

SBI FXトレード

SBI FXトレード公式サイト

出典: SBI FXトレード公式サイト

SBI FXトレードの基本情報
米ドル/円スプレッド 0.18銭
最小取引単位 1通貨
取扱通貨ペア数 34通貨ペア
デモ取引 なし
自動売買 非対応
スキャルピング 非公認
最大レバレッジ 25倍(個人)

📌 SBI FXトレードの特徴

USD/JPY 0.18銭の低コストスプレッド

1通貨から取引可能で少額投資に向いている

SBIグループ運営の金融基盤&充実のマーケット情報

SBI FXトレードは、最小取引単位が1通貨と業界最小です。米ドル/円が150円の場合、わずか6円程度の証拠金で取引を始められます。

米ドル/円のスプレッドは0.18銭と業界最狭水準で、34通貨ペアを取り扱っています。信託保全はFXクリアリング信託と三井住友銀行で行われています。

1通貨単位なら実質的にデモ取引と同じリスクで本番環境を体験可能

1通貨単位から取引できるため、10万円の資金で非常に柔軟なポジション管理が可能です。例えば、米ドル/円で5,000通貨、ユーロ/円で3,000通貨といった細かい調整ができます。初心者が少額から着実に経験を積むのに最適な口座です。

みんなのFX
自動売買も使える高機能FX
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10万円運用のFX口座の選び方|3つのポイント

10万円という資金規模でFXを始める場合、口座選びが成功の鍵を握ります。ここでは、少額運用に適した口座を選ぶための3つのポイントを解説します。

最小取引単位は1,000通貨以下を選ぶ

10万円の資金で安全に取引するには、最小取引単位が1,000通貨以下のFX会社を選ぶことが重要です。

最小取引単位が1万通貨の場合、米ドル/円(1ドル=150円)で1ポジション保有すると必要証拠金は6万円です。10万円の資金では、1ポジションを保有するだけで証拠金維持率が166%まで下がります。

一方、1,000通貨単位なら必要証拠金は6,000円で済み、証拠金維持率は1,666%を維持できます。この余裕があれば、複数のポジションを保有したり、相場の急変動にも対応できたりします。

1通貨単位なら5,000通貨や7,000通貨といった細かい調整が可能

スプレッドの狭さでコストを抑える

スプレッドは取引ごとにかかる実質的なコストであり、少額取引では特に重要です。米ドル/円のスプレッドは、業界標準が0.2銭、最狭水準が0.15〜0.18銭です。

例えば、スプレッド0.2銭のFX会社で1,000通貨を取引すると、1回あたり2円のコストがかかります。月に50回取引すると、スプレッドだけで100円のコストです。

スプレッドは原則固定ですが、市場急変時には拡大する場合があります

早朝や重要な経済指標発表時には、スプレッドが通常の数倍に広がることもあるため注意が必要です。10万円という少額資金では、スプレッドの累積コストが利益を大きく圧迫するため、できるだけ狭いスプレッドを提供するFX会社を選びましょう。

初心者向けサポート・教育コンテンツの充実度

10万円で始める初心者にとって、サポート体制と教育コンテンツの充実度は非常に重要です。

多くのFX会社は、初心者向けの学習コンテンツを提供しています。例えば、外為どっとコムは「マネ育チャンネル」で動画やセミナーを配信し、みんなのFXは「FXの教科書」で基礎知識を学べます。

電話サポートの受付時間が長く、初心者の疑問に丁寧に対応

GMOクリック証券やDMM FXは、電話サポートの受付時間が長く、初心者の疑問に丁寧に対応してくれます。デモ取引の有無も確認しましょう。デモ取引で操作方法や注文の流れを確認してから本番取引を始めれば、初歩的なミスを防げます。

10万円から始める具体的な手順|口座開設から初回取引まで

10万円でFXを始める具体的な手順を、口座開設から初回取引までステップごとに解説します。

ステップ1|FX口座を開設する

まず、選んだFX会社の公式サイトから口座開設を申し込みます。申込みには、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバーが必要です。

多くのFX会社では、スマホで本人確認書類を撮影して送信するだけで、最短即日で口座開設が完了します。審査に通過すると、ログインIDとパスワードがメールで送られてきます。

ステップ2|10万円を入金する

口座開設が完了したら、取引資金として10万円を入金します。多くのFX会社は、クイック入金(インターネットバンキングを利用した即時入金)に対応しており、手数料無料で24時間入金できます。

入金が反映されたら、取引画面で純資産額が10万円になっていることを確認しましょう。

ステップ3|取引ツールにログインして通貨ペアを選ぶ

取引ツールにログインし、取引する通貨ペアを選びます。初心者には、米ドル/円が最もおすすめです。米ドル/円は流動性が高く、スプレッドも狭く、情報も豊富だからです。

取引画面では、現在のレート、スプレッド、証拠金維持率などを確認できます。取引を始める前に、これらの情報の見方を理解しておきましょう。

ステップ4|注文方法を決めて発注する

FXには、成行注文、指値注文、逆指値注文など、複数の注文方法があります。初心者には、現在のレートで即座に約定する成行注文が最もシンプルです。

例えば、米ドル/円が150円の時に1,000通貨を買う場合、「買い」ボタンを押し、数量を「1,000通貨」と入力して発注します。注文が約定すると、ポジションが保有されます。

ステップ5|損切り・利確ラインを設定する

ポジションを保有したら、必ず損切りと利確のラインを設定しましょう。損切りは、損失が一定額に達したら自動的に決済する注文で、利確は利益が一定額に達したら決済する注文です。

例えば、150円で1,000通貨を買った場合、損切りを149円、利確を151円に設定すると、損失は1,000円、利益は1,000円に限定されます。

損切り・利確設定により相場を常に監視せずに自動リスク管理が可能

10万円から始める際の注意点とリスク管理

10万円という資金を守りながら取引を続けるには、適切なリスク管理が不可欠です。ここでは、10万円運用での具体的な注意点を解説します。

証拠金維持率を常に確認する

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の割合を示す指標です。計算式は「純資産÷必要証拠金×100」で求められます。

例えば、10万円の資金で米ドル/円(1ドル=150円)を1,000通貨保有する場合、必要証拠金は6,000円です。証拠金維持率は「100,000円÷6,000円×100=1,666%」となります。

証拠金維持率が50%〜100%を下回るとロスカット(強制決済)が執行されます

みんなのFXは100%、GMOクリック証券とDMM FXは50%がロスカット基準です。
出典: 金融先物取引業協会 ロスカットルール

安全な取引を心がけるなら、証拠金維持率は最低でも200%以上、できれば300%以上を維持しましょう。証拠金維持率が低いと、わずかな相場変動でロスカットされるリスクが高まります。

1回の取引で2%以上のリスクを取らない

資金管理の基本ルールとして「2%ルール」があります。これは、1回の取引で許容する損失を総資金の2%以内に抑えるというルールです。

10万円の資金なら、1回の取引で許容できる損失は2,000円までです。米ドル/円で1,000通貨を保有する場合、損切り幅を2円(200pips)に設定すれば、損失は2,000円に限定されます。

2%ルールを守れば10回連続損切りでも資金の約18%しか失いません

これにより、連敗しても資金を回復するチャンスが残ります。一方、1回の取引で10%(1万円)のリスクを取ると、10回連続で損切りした場合、資金はほぼゼロになります。2%ルールは、長期的に取引を続けるための最も重要なリスク管理手法です。

レバレッジを最大25倍まで使わない

国内FX会社では最大25倍のレバレッジをかけられますが、初心者がいきなり最大レバレッジで取引するのは非常に危険です。
出典: 金融庁 いわゆる外国為替証拠金取引について

レバレッジ25倍では4%の相場変動で証拠金が全額失われます

例えば、米ドル/円が150円の時に10万通貨を保有し、レバレッジ25倍で取引した場合、6円(4%)の下落でロスカットされます。

初心者のうちは、実効レバレッジを3〜5倍程度に抑えることが推奨されます。実効レバレッジとは、純資産に対して現在のポジションが何倍に達しているかを示す数値です。この程度なら、相場が多少逆行しても余裕を持って対応できます。

損切りラインを必ず設定する

損切りラインを設定せずに取引すると、含み損が拡大し続け、最終的にロスカットで大きな損失を被るリスクがあります。

損切りラインは、エントリー前に必ず決めておきましょう。損切りラインの設定方法には、直近の安値やサポートライン、テクニカル指標などを参考にする方法があります。

例えば、米ドル/円が150円の時に買いポジションを保有する場合、直近の安値が148円なら、損切りラインを147.8円に設定します。この設定により、損失は2.2円×取引数量に限定されます。

損切りは「必要経費」と考え、感情に左右されずに実行することが重要

経済指標発表時はポジションを縮小する

米国雇用統計や日銀政策決定会合など、重要な経済指標の発表時には、相場が急激に変動することがあります。

経済指標発表前後は急激な変動でロスカットされるリスクが高まります

10万円という少額資金では、急激な変動に耐えられず、ロスカットされるリスクが高まります。経済指標発表の前後は、ポジションを縮小するか、一旦決済して様子を見ることが推奨されます。経済指標のスケジュールは、各FX会社の取引ツールや経済カレンダーで確認できます。

よくある質問(Q&A)

10万円からFXを始める際によく寄せられる質問にお答えします。

10万円で月にいくら稼げますか?

10万円の資金で現実的に狙える月利は2〜5%程度です。月利3%なら月3,000円、5%なら月5,000円の利益が目標となります。月利10%以上を目指すことも不可能ではありませんが、それに見合うリスクを取る必要があります。初心者のうちは、高い利益を追求するよりも、損失を抑えながら経験を積むことを優先しましょう。月利2〜5%でも、複利で運用すれば長期的には大きな資産形成につながります。

10万円を全額失うことはありますか?

適切なリスク管理を怠ると、10万円を全額失う可能性はあります。特に、高レバレッジで取引したり、損切りを設定せずに放置したりすると、ロスカットで大きな損失を被るリスクがあります。ただし、証拠金維持率を常に確認し、2%ルールを守り、損切りラインを設定すれば、全額を失うリスクは大幅に減らせます。FXはリスク管理が全てと言っても過言ではありません。

10万円から1億円は目指せますか?

理論上は可能ですが、現実的には非常に困難です。年利30%で複利運用できた場合、10万円が1億円になるまで約26年かかります。短期間で1億円を目指すには、高レバレッジで取引を繰り返す必要がありますが、それは同時に全額を失うリスクも高めます。まずは10万円を20万円、30万円と着実に増やすことを目標にしましょう。

デモ口座と本番口座のどちらから始めるべきですか?

デモ口座で操作方法や注文の流れを確認してから、本番口座で少額取引を始めるのが理想的です。デモ口座は仮想資金で取引するため、実際のお金を失うリスクはありません。ただし、緊張感がないため、本番と同じ心理状態で取引できないというデメリットがあります。一方、本番口座で1,000通貨や1通貨から取引すれば、実際のお金を使いながらも損失を最小限に抑えられます。デモ口座で基本を学んだら、早めに本番口座に移行することをおすすめします。

スワップポイント狙いで10万円を運用できますか?

スワップポイント狙いの長期運用も可能ですが、10万円という資金では得られるスワップポイントは限定的です。例えば、トルコリラ/円で1万通貨を保有した場合、1日あたり数十円程度のスワップポイントが得られます。ただし、スワップポイントは金利情勢等により日々変動し、受け取りから支払いに転じる可能性があります。また、高金利通貨は価格変動が大きく、スワップポイント以上の為替差損が発生するリスクがあります。スワップポイント狙いで運用する場合は、証拠金維持率を高く保ち、長期保有に耐えられる資金管理が必要です。

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米ドル/円スプレッド 0.2銭(原則固定)
取扱通貨ペア 51通貨ペア
最小取引単位 1,000通貨
自動売買「みんなのシストレ」搭載
51通貨ペアの豊富なラインナップ
1,000通貨からの少額取引に対応

まとめ

10万円あれば、FXを十分に始められます。レバレッジ25倍と1,000通貨単位の取引により、少額資金でも複数のポジションを保有したり、リスクを抑えながら経験を積んだりすることが可能です。
出典: 金融庁 いわゆる外国為替証拠金取引について

10万円運用に適したFX口座は、みんなのFX、GMOクリック証券、FXTF、DMM FX、SBI FXトレードです。最小取引単位、スプレッド、初心者サポートの充実度を基準に選びましょう。

リスク管理の基本は、証拠金維持率を常に確認し、1回の取引で2%以上のリスクを取らず、損切りラインを必ず設定することです。現実的な利益目標は月利2〜5%程度で、焦らず着実に経験を積むことが成功への近道です。

FX取引は元本保証がなく、証拠金以上の損失が発生する可能性があります

取引を始める前にリスクを十分に理解し、余裕資金で行うようにしてください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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