FX通貨ペアおすすめ5選|初心者が失敗しない選び方【2026年】

FX通貨ペアおすすめ5選|初心者が失敗しない選び方【2026年】

FXを始めたいけれど、どの通貨ペアを選べばいいのか迷っていませんか。米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円など、FX口座を開設すると数十種類の通貨ペアが表示され、初心者の方は「どれから取引すればいいのか」と不安になることも多いでしょう。

通貨ペア選びは、FX取引の成否を大きく左右します。流動性が低い通貨ペアを選んでしまうと、希望価格で約定しにくかったり、スプレッドが広がって取引コストが高くなったりするリスクがあります。一方、初心者に適した通貨ペアを選べば、情報も豊富で値動きも比較的安定しており、安心して取引を始められます。

本記事では、国内主要FX口座15社のデータと、国際決済銀行の取引量統計をもとに、初心者におすすめの通貨ペアを厳選してご紹介します。通貨ペアの基本的な仕組みから、選び方の5つのポイント、トレードスタイル別のおすすめ通貨ペア、さらに避けるべき通貨ペアまで、実践的な情報を網羅しました。

この記事を読めば、自分に合った通貨ペアを自信を持って選べるようになり、FX取引の第一歩を安全にスタートできます。

📝 この記事の要約
  • 初心者には米ドル/円が最もおすすめ。流動性が高く、情報が豊富で、スプレッドも0.2銭と業界最狭水準
  • 通貨ペア選びの5つのポイントは、流動性・スプレッド・情報量・ボラティリティ・最初は1つに絞ること
  • 高金利通貨(トルコリラ・メキシコペソ)は初心者には不向き。スワップポイントは魅力的だが、為替変動リスクが大きい
  • トレードスタイル別に最適な通貨ペアが異なる。スキャルピングは米ドル/円、スワップ狙いは豪ドル/円がおすすめ
  • 取引時間帯によって値動きが異なる。ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる21時〜深夜2時が最も活発
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みんなのFX
米ドル/円 0.2銭(原則固定)
シストレ搭載|51通貨ペア|1,000通貨〜
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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

FX初心者におすすめの通貨ペア5選|特徴と選ぶべき理由

FX初心者がまず取引すべき通貨ペアは、流動性が高く情報が豊富で、スプレッドが狭い通貨ペアです。ここでは、国際決済銀行の統計データと国内FX口座のスプレッド・通貨ペア数をもとに、初心者に最適な5つの通貨ペアをご紹介します。

米ドル/円|最も安定して情報が豊富

米ドル/円は、FX初心者に最もおすすめできる通貨ペアです。世界の外国為替取引の約13.2%を占め、取引量は世界第2位となっています。日本のFX投資家の間でも圧倒的な人気を誇り、取引数量では他の通貨ペアを10倍以上引き離しています。

米ドル/円が初心者に適している最大の理由は、情報の入手しやすさです。日本と米国の経済動向は毎日ニュースで報道されるため、為替レートに影響を与える要因を把握しやすく、判断材料が豊富です。また、米国雇用統計やFOMC(連邦公開市場委員会)など、重要な経済指標の発表スケジュールも事前に確認できます。

スプレッドも業界最狭水準の0.2銭で提供されており、取引コストを抑えられます。国内主要FX口座15社のうち、みんなのFX、GMOクリック証券、外為どっとコムなど多くの口座が米ドル/円で0.2銭のスプレッドを提供しています。流動性が高いため、希望価格で約定しやすく、スリッページ(注文価格と約定価格のずれ)も発生しにくいのが特徴です。

米ドルは世界の基軸通貨で、全世界のFX取引の約88%に関与

米ドルは世界の基軸通貨であり、全世界のFX取引の約88%に米ドルが関与しています。そのため、米国の金融政策や経済指標が為替相場全体に大きな影響を与え、米ドル/円の値動きを理解することは、他の通貨ペアの分析にも役立ちます。

ユーロ/円|世界第2位の取引量

ユーロ/円は、米ドル/円に次いで初心者におすすめの通貨ペアです。ユーロは米ドルに次ぐ世界第2位の取引量を誇る通貨で、ユーロ/円も国内FX投資家に人気があります。

ユーロ/円の特徴は、比較的トレンドが出やすく変則的な動きが少ないことです。ボラティリティはやや低めですが、ロンドン市場がスタートする日本時間16時以降は取引が活発になり、値動きが大きくなる傾向があります。ヨーロッパ、日本、アメリカの経済動向をチェックすれば、初心者でも扱いやすい通貨ペアと言えます。

スプレッドは主要FX口座で0.4〜0.5銭程度で提供されており、米ドル/円には及びませんが、十分に狭い水準です。ユーロに関する情報も豊富にあるため、投資判断に役立てることができます。

ユーロ/米ドル|世界最大の流動性

ユーロ/米ドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。2022年時点で1日の外国為替取引の24.0%を占めており、世界の2大経済圏(ヨーロッパの単一市場と米国)を代表する通貨ペアとして、多くのトレーダーが注目しています。

取引量が多いため流動性が高く、スプレッドが狭い傾向にあります。大きな値動きが少なく、比較的緩やかな変動が多いことが特徴です。ユーロ/米ドルのボラティリティが大きくなるのは、ヨーロッパ市場とアメリカ市場が重なる日本時間21時から深夜0時の時間帯です。

金利が高いほど通貨の需要が高まるため、両中銀の金利政策が取引のポイント

ユーロ/米ドルは、欧州中央銀行(ECB)と米国連邦準備制度理事会(Fed)の金融政策に大きく影響されます。金利が高いほど通貨の需要が高まるため、両中銀の金利政策を理解することが取引のポイントになります。

ポンド/円|値動きを狙いたい人向け

ポンド/円は、ある程度FX取引に慣れてきた方におすすめの通貨ペアです。英ポンドは米ドルが世界的に使われる前に世界で最も使われていた歴史的な背景のある通貨で、ロンドン市場がスタートする時間にかけて値動きが活発化しやすい傾向があります。

ポンド/円は「じゃじゃ馬通貨」と呼ばれるほど価格変動が激しい

ポンド/円は「じゃじゃ馬通貨」と呼ばれるほど、メジャー通貨の中で価格変動が激しいことが特徴です。米ドルやユーロよりも相対的にボラティリティが高く、ハイリスク・ハイリターンの側面があります。そのため、米ドル/円やユーロ/円で取引に慣れた後に、少額トレードから始めるのが良いでしょう。

ポンド/円は、ロンドン市場が開く日本時間16時頃から取引が増え、特に16〜18時頃の取引が活発です。さらに、ニューヨーク市場の影響が強まる21時頃から深夜2時頃までは、再度取引が活発になります。

豪ドル/円|スワップ狙いの長期運用に

豪ドル/円は、スワップポイント狙いの長期運用に適した通貨ペアです。オーストラリアは資源国通貨の代表格であり、石炭や鉄鉱石、天然ガスなどの豊富な資源を背景に世界的な影響力を持っています。

豪ドル/円は、米ドル/円やポンド/円と比べるとボラティリティは小さい傾向があり、リスクを抑えながら取引できます。オーストラリアは政治や経済が安定しており、同じ資源国である中東諸国や南米諸国などに比べると、カントリーリスクが比較的低いことが特徴です。

政治や経済が安定しており、カントリーリスクが比較的低い

豪ドル/円の取引が活発化するのは、オーストラリア市場が開く日本時間の午前中や、ロンドン市場が開く16時頃からです。スワップポイントを狙った長期保有の場合は、日々の値動きよりも、オーストラリアの政策金利や資源価格の動向に注目することが重要です。

目的別早見表|自分に合った通貨ペアを見つける

ここまで紹介した5つの通貨ペアを、目的別に整理しました。自分の取引スタイルや目的に合わせて、最適な通貨ペアを選びましょう。

目的 おすすめ通貨ペア 理由
FXを初めて取引する米ドル/円情報が豊富で分析しやすく、
スプレッドも最狭水準
取引コストを最小限に抑えたい米ドル/円
ユーロ/米ドル
流動性が高くスプレッドが狭い。
約定しやすい
値動きを狙って利益を出したいポンド/円ボラティリティが高く、
短期間で利益を狙える
スワップポイントで長期運用したい豪ドル/円比較的安定しており、
スワップポイントも狙える
欧州市場の動きを取引したいユーロ/円
ユーロ/米ドル
ロンドン時間に値動きが活発化

初心者の方は、まず米ドル/円で取引に慣れることをおすすめします。取引に慣れてきたら、自分のトレードスタイルや取引時間帯に合わせて、他の通貨ペアにも挑戦してみましょう。

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米ドル/円 0.2銭(原則固定)
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FX会社 米ドル/円 最小単位 通貨ペア 詳細
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GMOクリック証券 0.2銭 1,000通貨 24 公式サイト
DMM FX 0.2銭 1万通貨 23 公式サイト
LIGHT FX 0.2銭 1,000通貨 51 公式サイト

通貨ペアとは?|FXの基本的な仕組み

FX取引を始める前に、通貨ペアの基本的な仕組みを理解しておくことが大切です。ここでは、通貨ペアの読み方や種類、メジャー通貨とマイナー通貨の違いについて解説します。

通貨ペアの読み方と基軸通貨・決済通貨

通貨ペアとは、取引を行う2ヵ国の通貨の組み合わせのことです。FXは2つの異なる国の通貨を売買し、利益・損失が生じる取引なので、「米ドルだけを買う」「円だけを売る」のではなく、「米ドル/円を買う」「米ドル/円を売る」といったように、通貨がペアになった考え方をします。

通貨ペアは「USD/JPY」(米ドル/円)や「EUR/USD」(ユーロ/米ドル)のように表記されます。左側に表示される通貨を「基軸通貨」、右側に表示される通貨を「決済通貨」と呼びます。USD/JPYの場合、基軸通貨が米ドル、決済通貨が円です。これは、1米ドルが何円と交換できるかを意味しており、米ドルを購入または売却する際の基準となります。

「米ドル/円の買い」は米ドルを買って日本円を売ること

FX取引において、「米ドル/円の買い」とは、米ドルを買って日本円を売ることを指し、逆に「米ドル/円の売り」とは、米ドルを売って日本円を買うことを指します。この仕組みを理解することで、為替レートの変動がどのように利益や損失に結びつくかが分かりやすくなります。

メジャー通貨とマイナー通貨の違い

通貨は、主にメジャー通貨とマイナー通貨の2種類に分類されます。メジャー通貨とは、米ドル・ユーロ・日本円・英ポンド・スイスフラン・カナダドル・豪ドル・NZドルなど、取引量が多く世界的に広く使われている通貨のことです。それ以外の通貨はマイナー通貨と呼ばれています。

メジャー通貨は取引量が多く流動性が高いため、スプレッド(買値と売値の価格差)の幅が狭くなる傾向があります。一方、マイナー通貨は取引量が少なく流動性が低いため、スプレッドの幅が広くなることが多いです。取引コストを抑えたい場合は、メジャー通貨で取引することをおすすめします。

メジャー通貨は情報が得やすく、判断材料が豊富

また、メジャー通貨は情報が得やすいというメリットもあります。米国やヨーロッパ、日本の経済ニュースは毎日報道されるため、判断材料が豊富です。一方、マイナー通貨は情報が少なく、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。そのため、FX初心者の場合はマイナー通貨を避けたほうが良いでしょう。

ストレート通貨とクロス通貨の仕組み

FX取引で覚えておきたい重要なフレーズに、「ドルストレート」と「クロス通貨」があります。ドルストレート(ストレート通貨)とは、米ドルを含む通貨ペアのことで、例えば米ドル/円やユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルなどが該当します。

一方、ユーロ/円や豪ドル/円など、米ドルが含まれない通貨ペアは「クロス通貨」と呼ばれます。ストレート通貨との違いは、米ドルを介して(クロスして)取引が行われている点です。例えば、豪ドル/円の場合、豪ドルと円を直接取引するのではなく、「円を売って米ドルを買い、米ドルを売って豪ドルを買う」と米ドルを介して取引が行われています。

クロス通貨は米ドルを介するため、米ドルの動向も考慮が必要

このように、米ドルが含まれない場合でも、実際には米ドルを介するため、クロス通貨と呼ばれます。クロス通貨は、ドルストレートに比べてスプレッドがやや広くなる傾向があります。また、米ドルの値動きの影響も受けるため、分析の際には米ドルの動向も考慮する必要があります。

通貨ペアの選び方|失敗しない5つのポイント

FX初心者が通貨ペアを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、失敗しない通貨ペア選びの5つの基準を解説します。

流動性(取引量)が多い通貨ペアを選ぶ

通貨ペア選びの最も重要なポイントは、流動性(取引の活発さ)です。言い換えれば、「取引している人が多いかどうか」を気にする必要があるということです。

FX取引では、「買い手」と「売り手」の両方がいて初めて取引が成立するため、取引量が多ければ多いほど、それだけ買い手・売り手も多くなり、取引が成立しやすくなります。流動性が高い通貨ペアは、希望価格で約定しやすく、スリッページ(注文価格と約定価格のずれ)も発生しにくいのが特徴です。

取引量トップ5:ユーロ/米ドル、米ドル/円、英ポンド/米ドル、米ドル/中国人民元、米ドル/カナダドル

国際決済銀行の調査によると、2022年時点で取引量が多い通貨ペアは、ユーロ/米ドル、米ドル/円、英ポンド/米ドル、米ドル/中国人民元、米ドル/カナダドルとなっています。これらの通貨ペアは流動性が高いため、値動きが安定しやすく、急激な価格変動リスクを抑えることができます。また、市場での注目度も高く、関連する情報を入手しやすいというメリットもあります。

初心者が取引する通貨ペアを選ぶ際は、まず流動性が高いかどうかを気に掛けるようにしましょう。

スプレッドが狭い通貨ペアでコストを抑える

スプレッドとは、通貨の売値と買値の差のことで、取引ごとにかかる実質的なコストです。スプレッドは、FXにおける取引手数料に相当するため、利益を出すためにはスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことが大切です。

国内主要FX口座では、米ドル/円のスプレッドは0.2銭程度が業界標準となっています。一部のFX口座では、キャンペーン期間中に0.1銭や0銭のスプレッドを提供している場合もあります。スプレッドは原則固定(例外あり)となっており、市場の急変時や流動性が低下している状況等に拡大する場合があることに注意が必要です。

スプレッドは原則固定(例外あり)。市場の急変時や流動性低下時に拡大する場合あり

スプレッドの設定は会社の違いだけでなく、通貨ペアによっても異なっています。世界の基軸通貨である米ドルのように流通量が多いものは調達コストが低くなり、新興国通貨やクロス円(米ドル以外の外貨と日本円の組み合わせ)のように需要が限定的なものは高くなりがちです。米ドル/円やユーロ/円のスプレッドが狭いのは、このような背景があります。

取引回数が多いスキャルピングやデイトレードでは、スプレッドの差が年間で数万円の差になることもあります。コストを抑えて効率的に利益を出すためには、スプレッドが狭い通貨ペアを選びましょう。

情報が得やすい通貨ペアで判断ミスを防ぐ

為替相場は、各国の経済状況や金融政策、政治的な要因、市場心理など、様々な要素が価格に影響を与えます。そのため、取引する通貨ペアの情報が取得しやすいほど、FX取引における総合的な判断が下せることから、取引する上での難易度は低くなります。

なじみのある国・通貨であれば、複数の情報源から社会情勢などを知ることができ、それが取引に役立ちます。米ドルは主に米国の相場材料で動き、それらはニュース報道などで比較的簡単に知ることができるため、分かりやすい通貨と言えます。

マイナー通貨は情報が少なく、予想外の値動きに翻弄されやすい

反対に、マイナーな通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。新興国の通貨は、先進国と比較すると情報量が少ない傾向にあります。そのため、FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう。

情報が得やすい通貨ペアとしては、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円などのメジャー通貨が挙げられます。これらの通貨ペアに関する経済ニュースは毎日報道されるため、投資判断に役立てることができます。

ボラティリティが自分のスタイルに合っているか

ボラティリティとは、通貨の値動きの変動率を指します。FX取引では為替差益による利益を狙うため、ボラティリティが低く値動きが少ない場合、期待通りの利益を上げるのが難しくなることがあります。

一方、ボラティリティが高すぎる場合は、価格が急激に下がるリスクが伴います。大きな利益が期待できる反面、損失のリスクも高まります。そのため、適度にボラティリティのある通貨ペアを選ぶことで、値動きが安定しながらも利益を得る可能性を高めることができます。

ボラティリティが安定しているとされる通貨ペアは、ユーロ/米ドルや豪ドル/円などです。一方、ポンド/円は「じゃじゃ馬通貨」と呼ばれるほど、メジャー通貨の中で価格変動が激しいことが特徴です。

自分のトレードスタイルに合わせて、適切なボラティリティの通貨ペアを選びましょう。短期売買で大きな利益を狙いたい場合はボラティリティが高い通貨ペア、リスクを抑えた長期運用をしたい場合はボラティリティが安定した通貨ペアが適しています。

最初は1つの通貨ペアに絞って練習する

FXを始めたての段階で、知っておきたいポイントがあります。それは、取引する通貨ペアを少数に絞ることです。1つの通貨ペアで勝てない状況で、色々な通貨ペアで取引をしても良い結果は出ません。まずは、少数の通貨ペアで勝率を上げた後に他の通貨ペアにも挑戦していく方がいいでしょう。

1つの通貨ペアに集中することで、その通貨ペアの癖や傾向を理解しやすくなる

複数の通貨ペアを同時に取引すると、それぞれの値動きや経済指標を追いきれなくなり、管理しきれなくなるリスクがあります。また、通貨ペアごとに値動きの特徴やボラティリティが異なるため、1つの通貨ペアに集中することで、その通貨ペアの癖や傾向を理解しやすくなります。

初心者の方は、まず米ドル/円で取引に慣れることをおすすめします。米ドル/円は情報が豊富で、スプレッドも狭く、流動性も高いため、初心者が練習するのに最適な通貨ペアです。米ドル/円で安定して利益を出せるようになってから、他の通貨ペアに挑戦しましょう。

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トレードスタイル別おすすめ通貨ペア

FXには様々なトレードスタイルがあり、それぞれに適した通貨ペアが異なります。ここでは、代表的なトレードスタイル別におすすめの通貨ペアをご紹介します。

スキャルピング|米ドル/円・ユーロ/米ドル

スキャルピングとは、数秒から数分の短時間で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねる取引手法です。スキャルピングでは、取引回数が非常に多くなるため、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことが重要です。

スキャルピングに最適な通貨ペアは、米ドル/円とユーロ/米ドルです。これらの通貨ペアは流動性が高く、スプレッドが業界最狭水準の0.2銭や0.3pips程度で提供されています。また、約定力も高いため、希望価格で素早く売買できる点もスキャルピングに適しています。

スキャルピングを禁止しているFX口座もあるため、事前に確認が必要

ただし、スキャルピングを禁止しているFX口座もあるため、事前に確認が必要です。
出典: JFX公式サイト
出典: ヒロセ通商公式サイト
出典: 松井証券公式サイト

デイトレード|米ドル/円・ユーロ/円

デイトレードとは、1日の中で取引を完結させ、ポジションを翌日に持ち越さない取引手法です。デイトレードでは、適度なボラティリティがあり、情報が得やすい通貨ペアが適しています。

デイトレードにおすすめの通貨ペアは、米ドル/円とユーロ/円です。米ドル/円は日本時間の午前中から夜間まで値動きがあり、ニュースも豊富なため、デイトレードに最適です。ユーロ/円は、ロンドン市場がスタートする日本時間16時以降に値動きが活発になるため、夕方から夜にかけて取引したい方に向いています。

デイトレードでは、経済指標の発表時間を事前に確認し、相場が急変動するタイミングを把握しておくことが重要です。米国雇用統計やFOMCなどの重要指標は、日本時間21時〜23時頃に発表されることが多いため、この時間帯は特に注意が必要です。

スイングトレード|ポンド/円・豪ドル/円

スイングトレードとは、数日から数週間ポジションを保有し、中期的な値動きで利益を狙う取引手法です。スイングトレードでは、トレンドが出やすく、ある程度のボラティリティがある通貨ペアが適しています。

スイングトレードにおすすめの通貨ペアは、ポンド/円と豪ドル/円です。ポンド/円はボラティリティが高く、トレンドが出やすいため、数日から数週間の値動きで大きな利益を狙うことができます。ただし、値動きが激しいため、適切なロスカット設定が必要です。

豪ドル/円は、資源価格や中国経済の影響を受けやすく、中期的なトレンドが形成されやすい通貨ペアです。ボラティリティは比較的安定しているため、リスクを抑えたスイングトレードに適しています。

長期運用(スワップ狙い)|高金利通貨ペア

長期運用でスワップポイント(金利差調整分)を狙う場合は、高金利通貨ペアが適しています。スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差から生じる損益で、ポジションを翌日に持ち越すと発生します。

スワップ狙いにおすすめの通貨ペアは、豪ドル/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円などです。これらの通貨ペアは、日本円との金利差が大きいため、買いポジションを保有していると毎日スワップポイントを受け取ることができます。

高金利通貨は為替差損が発生する可能性あり。リスク管理を徹底すること

ただし、高金利通貨ペアにはリスクもあります。これらの通貨ペアは流動性が低く、値動きが粗い傾向があり、経済破綻リスクや地政学リスクも存在します。スワップポイントで得た利益以上に、為替差損が発生する可能性もあるため、長期運用の場合でも定期的に相場をチェックし、リスク管理を徹底することが重要です。

取引時間帯別の通貨ペア選び

FXは平日24時間取引できますが、時間帯によって値動きが活発になる通貨ペアが異なります。自分が取引できる時間帯に合わせて、適切な通貨ペアを選びましょう。

日本時間8時〜17時(東京時間)は、円を含む通貨ペアの取引が活発になります。米ドル/円や豪ドル/円などがおすすめです。特に9時55分の仲値決定に向けて、米ドル/円は円安・ドル高になりやすい傾向があります。

日本時間16時〜翌2時(ロンドン時間)は、ユーロやポンドを含む通貨ペアが活発になります。ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドルなどがおすすめです。ロンドン市場は世界最大の取引量を誇るため、この時間帯は値動きが大きくなりやすい特徴があります。

日本時間21時〜翌6時(ニューヨーク時間)は、米ドルを含む通貨ペアが活発になります。米ドル/円、ユーロ/米ドルなどがおすすめです。特に21時〜深夜2時はロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯で、1日の中で最も取引が活発になります。

初心者が避けるべき通貨ペアと注意点

FX初心者が通貨ペアを選ぶ際には、避けるべき通貨ペアもあります。ここでは、初心者にはリスクが高い通貨ペアとその理由を解説します。

マイナー通貨ペアのリスク

マイナー通貨ペアとは、取引量が少なく流動性が低い通貨ペアのことです。マイナー通貨ペアは、スプレッドが広く、約定しにくい、情報が少ないなどのデメリットがあります。

マイナー通貨ペアの代表例としては、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円、ハンガリーフォリント/円などが挙げられます。これらの通貨ペアは、スワップポイントが高いため人気がありますが、為替変動リスクも大きいため、初心者にはおすすめできません。

マイナー通貨は流動性が低く、急激な相場変動が発生しやすい

マイナー通貨ペアは、流動性が低いため、急激な相場変動が発生しやすい特徴があります。また、経済破綻リスクや地政学リスクも存在するため、予想外の大暴落に巻き込まれる可能性もあります。初心者の方は、まずメジャー通貨ペアで取引に慣れてから、マイナー通貨ペアに挑戦することをおすすめします。

高金利通貨(トルコリラ・メキシコペソ)の落とし穴

高金利通貨は、スワップポイントが高いため、長期運用で毎日収入を得られる魅力があります。しかし、高金利通貨には大きなリスクが潜んでいます。

トルコリラは、政策金利が非常に高い通貨ですが、インフレ率も高く、通貨価値が長期的に下落し続けています。2007年には99円台だったトルコリラ/円は、2026年初時点では3円台後半まで下落しており、約96%の価値が失われています。スワップポイントで得られる利益よりも、為替差損の方が大きくなるケースが多いため、初心者には不向きです。

高金利通貨は為替変動リスクが大きく、スワップ以上の損失が発生する可能性あり

メキシコペソも高金利通貨として人気がありますが、米国の関税政策や中南米の政治情勢の影響を受けやすく、予想外の急落リスクがあります。また、新興国通貨は先進国通貨に比べて情報が少なく、カントリーリスク(政治・経済の不安定さ)も高いため、慎重な取引が必要です。

高金利通貨を取引する場合は、スワップポイントだけに注目するのではなく、為替変動リスクを十分に理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。

新興国通貨で気をつけたいこと

新興国通貨とは、経済成長が期待される発展途上国の通貨のことです。新興国通貨は高金利であることが多く、スワップポイント狙いの投資家に人気がありますが、いくつかの注意点があります。

新興国通貨は、政治的・経済的に不安定な国が多く、カントリーリスクが高い傾向があります。クーデターや政権交代、経済危機などが発生すると、通貨価値が急落する可能性があります。また、資金調達が海外頼みという点から、グローバルな資金移動が起こった際に影響を受けやすいという特徴を持っています。

新興国通貨は、流動性が低く、スプレッドが広い傾向があります。また、情報が少ないため、予想外の値動きに対応しにくいデメリットもあります。初心者の方は、まずメジャー通貨ペアで取引に慣れてから、新興国通貨に挑戦することをおすすめします。

新興国通貨を取引する場合は、少額から始め、損失が生活に影響しない範囲で

新興国通貨を取引する場合は、少額から始め、損失が出ても生活に影響が出ない範囲で取引することが重要です。また、定期的に経済ニュースをチェックし、リスク要因を把握しておくことも大切です。

通貨ペア別スプレッド比較|主要FX口座

スプレッドは、FX取引における実質的なコストです。ここでは、国内主要FX口座15社のスプレッドを通貨ペア別に比較し、取引コストが安い口座をご紹介します。

米ドル/円のスプレッド比較

米ドル/円のスプレッドは、国内主要FX口座のほとんどが0.2銭を提供しています。
出典: みんなのFX公式サイト
出典: GMOクリック証券公式サイト
出典: 外為どっとコム公式サイト
出典: ヒロセ通商公式サイト
出典: LIGHT FX公式サイト
出典: DMM FX公式サイト
出典: GMO外貨公式サイト
出典: 楽天証券公式サイト
出典: 松井証券公式サイト
出典: LINE FX公式サイト
出典: JFX公式サイト
出典: インヴァスト証券公式サイト
出典: 外為オンライン公式サイト
出典: セントラル短資FX公式サイト

SBI FXトレードは、1〜100万通貨の注文で0.18銭という業界最狭水準のスプレッドを提供しています。
出典: SBI FXトレード公式サイトまた、一部のFX口座では、キャンペーン期間中に0.1銭や0銭のスプレッドを提供している場合もあります。

スプレッドは原則固定(例外あり)。市場の急変時や流動性低下時に拡大する場合あり

スプレッドは原則固定(例外あり)となっており、市場の急変時や流動性が低下している状況(早朝・深夜など)では拡大する場合があります。また、スプレッドの適用時間帯が限定されている場合もあるため、各FX口座の公式サイトで詳細を確認することをおすすめします。

ユーロ/円・ポンド/円のスプレッド比較

ユーロ/円のスプレッドは、主要FX口座で0.4〜0.5銭程度が標準です。ポンド/円のスプレッドは、0.7〜1.0銭程度が一般的です。米ドル/円に比べるとやや広めですが、メジャー通貨ペアの中では比較的狭い水準と言えます。

ユーロ/円とポンド/円は、ロンドン市場が開く日本時間16時以降に取引が活発になるため、この時間帯はスプレッドが安定しやすい傾向があります。一方、早朝や深夜など流動性が低下する時間帯は、スプレッドが拡大する可能性があるため注意が必要です。

ユーロ/円やポンド/円を取引する際は、スプレッドだけでなく、取引時間帯や経済指標の発表スケジュールも考慮して、最適なタイミングで取引することが重要です。

高金利通貨ペアのスプレッド比較

高金利通貨ペア(トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円など)のスプレッドは、メジャー通貨ペアに比べて広い傾向があります。これは、流動性が低く、調達コストが高いためです。

メキシコペソ/円のスプレッドは、主要FX口座で0.2〜0.3銭程度です。南アフリカランド/円のスプレッドは、0.9〜1.0銭程度が一般的です。トルコリラ/円のスプレッドは、1.4〜1.6銭程度となっています。

高金利通貨はスプレッドが広く、値動きも激しいため注意が必要

高金利通貨ペアは、スプレッドが広いだけでなく、値動きも激しいため、取引コストと為替変動リスクの両方を考慮する必要があります。スワップポイント狙いで長期保有する場合は、日々のスプレッドコストよりも、為替差損のリスクの方が重要になります。

スプレッドが変動する時間帯と注意点

スプレッドは原則固定(例外あり)となっていますが、市場の状況によって変動する場合があります。スプレッドが拡大しやすい時間帯と状況を把握しておくことが重要です。

スプレッドが拡大しやすいのは、以下のような時間帯や状況です。早朝・深夜など流動性が低下する時間帯、週末や主要国の祝日、市場の急変時(経済指標の発表直後など)、重要な経済イベント(FOMC、雇用統計など)の発表前後、年末年始やクリスマスなど市場参加者が少ない時期などです。

スプレッド拡大時は取引コストが増加し、ロスカット水準に達しやすくなる

スプレッドが拡大すると、取引コストが増加し、利益が出にくくなります。また、ロスカット水準に達しやすくなるため、リスク管理が重要になります。スプレッドが拡大しやすい時間帯や状況を避けて取引することで、コストを抑えた効率的な取引が可能になります。

通貨ペア取引で知っておきたいリスクと対策

FX取引にはリスクが伴います。ここでは、通貨ペア取引で知っておきたい主なリスクと、その対策について解説します。

レバレッジのリスクと証拠金維持率

レバレッジとは、少額の証拠金で大きな金額の取引ができる仕組みです。国内FXでは、個人投資家は最大25倍のレバレッジをかけることができます。
出典: 金融庁 いわゆる外国為替証拠金取引についてレバレッジを活用することで、少ない資金で大きな利益を狙うことができますが、同時に損失も大きくなるリスクがあります。

レバレッジを高く設定すると、わずかな相場変動でロスカットされる可能性が高まる

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の割合のことです。証拠金維持率が一定水準を下回ると、ロスカット(強制決済)が執行されます。レバレッジを高く設定すると、証拠金維持率が低くなり、わずかな相場変動でロスカットされる可能性が高まります。

初心者の方は、レバレッジを低めに設定し、証拠金維持率に余裕を持たせることが重要です。一般的には、レバレッジ5倍以下、証拠金維持率200%以上を維持することが推奨されます。

ロスカットの仕組みと対策

ロスカットとは、損失が一定水準に達した際に、さらなる損失拡大を防ぐためポジションが自動決済される仕組みです。
出典: 金融先物取引業協会

急激な相場変動時にはロスカットが間に合わず、預入証拠金を上回る損失が発生する可能性あり

ロスカットは投資家を保護するための仕組みですが、急激な相場変動時にはロスカットが間に合わず、預入証拠金を上回る損失が発生する可能性もあります。そのため、ロスカットに頼るのではなく、自分でリスク管理を行うことが重要です。

ロスカット対策としては、適切なレバレッジ設定、損切り注文の活用、証拠金維持率の定期的な確認、相場が急変動しやすい時間帯の取引を避けることなどが挙げられます。特に、経済指標の発表前後や週末のポジション持ち越しは、リスクが高いため注意が必要です。

スワップポイントの変動リスク

スワップポイントは、2つの通貨間の金利差から生じる損益です。高金利通貨を買って低金利通貨を売ると、スワップポイントを受け取ることができます。しかし、スワップポイントは日々変動し、支払いに転じる可能性もあります。

スワップポイントは日々変動し、支払いに転じる可能性あり

スワップポイントが変動する要因としては、各国の政策金利の変更、市場の金利動向、FX会社の方針変更などが挙げられます。特に、高金利通貨は政策金利が頻繁に変更されるため、スワップポイントも大きく変動する可能性があります。

スワップポイント狙いで長期保有する場合は、定期的にスワップポイントの水準を確認し、大幅に減少した場合は戦略を見直すことが重要です。また、スワップポイントだけでなく、為替変動リスクも考慮して、総合的に判断することが大切です。

経済指標発表時の急変動に注意

経済指標の発表時は、相場が急激に変動する可能性があります。特に、米国雇用統計、FOMC(連邦公開市場委員会)、GDP、消費者物価指数などの重要指標は、為替相場に大きな影響を与えます。

経済指標の発表直後は、スプレッドが拡大し、約定しにくくなることがあります。また、予想と結果の差が大きい場合は、相場が一方向に大きく動き、ロスカットが連鎖的に発生することもあります。このような急変動は、プロトレーダーでも予測が難しく、大きな損失につながるリスクがあります。

経済指標発表時は相場が急変動し、大きな損失につながるリスクあり

経済指標発表時の対策としては、発表前にポジションを決済する、発表直後の取引を避ける、指値注文や逆指値注文を活用する、レバレッジを低めに設定するなどが挙げられます。経済指標の発表スケジュールは、各FX会社のウェブサイトや経済カレンダーで確認できますので、事前にチェックしておきましょう。

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よくある質問(Q&A)

FX初心者は何通貨ペアから始めるべき?

FX初心者は、1つの通貨ペアから始めることをおすすめします。複数の通貨ペアを同時に取引すると、それぞれの値動きや経済指標を追いきれなくなり、管理しきれなくなるリスクがあります。

最初に選ぶ通貨ペアは、米ドル/円が最適です。米ドル/円は情報が豊富で、スプレッドも狭く、流動性も高いため、初心者が練習するのに最適な通貨ペアです。米ドル/円で安定して利益を出せるようになってから、他の通貨ペアに挑戦しましょう。

1つの通貨ペアに集中することで、その通貨ペアの癖や傾向を理解しやすくなり、勝率を上げることができます。焦らず、まずは1つの通貨ペアをマスターすることが成功への近道です。

通貨ペアを変更するタイミングは?

通貨ペアを変更するタイミングは、現在の通貨ペアで安定して利益を出せるようになってからです。具体的には、3ヶ月以上継続して月単位でプラス収支を維持できるようになったら、他の通貨ペアに挑戦してもよいでしょう。

通貨ペアを変更する理由としては、自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを見つけたい、取引時間帯に合った通貨ペアで取引したい、リスク分散のために複数の通貨ペアを取引したいなどが挙げられます。

通貨ペアを変更する際は、新しい通貨ペアの特徴やボラティリティを十分に理解してから取引を始めることが重要です。また、最初は少額から始め、徐々に取引量を増やしていくことをおすすめします。

複数の通貨ペアを同時に取引しても大丈夫?

複数の通貨ペアを同時に取引すること自体は問題ありませんが、初心者にはおすすめできません。複数の通貨ペアを同時に取引すると、それぞれの値動きや経済指標を追いきれなくなり、管理しきれなくなるリスクがあります。

複数の通貨ペアを取引する場合は、通貨ペアごとの相関関係を理解することが重要です。例えば、ユーロ/円と豪ドル/円は、米ドルを介したクロス円であるため、ほぼ連動して動く傾向があります。相関関係が高い通貨ペアを複数保有しても、リスク分散の効果は得られません。

複数の通貨ペアを取引する場合は、相関関係が低い通貨ペアを選び、それぞれの通貨ペアで適切なリスク管理を行うことが重要です。また、全体のポジション量を把握し、証拠金維持率に余裕を持たせることも大切です。

スワップポイントが高い通貨ペアは初心者向き?

スワップポイントが高い通貨ペアは、初心者には向いていません。高金利通貨(トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなど)は、スワップポイントが魅力的ですが、為替変動リスクが大きく、長期的に通貨価値が下落する傾向があります。

高金利通貨は、流動性が低く、値動きが粗い傾向があり、経済破綻リスクや地政学リスクも存在します。スワップポイントで得られる利益よりも、為替差損の方が大きくなるケースが多いため、初心者には不向きです。

スワップポイント狙いで長期運用したい場合は、まずメジャー通貨ペアで取引に慣れてから、リスクを十分に理解した上で、少額から高金利通貨に挑戦することをおすすめします。

デモトレードでおすすめの通貨ペアは?

デモトレードでおすすめの通貨ペアは、米ドル/円です。デモトレードは、実際のお金を使わずにFX取引の練習ができるサービスで、初心者が取引の流れや操作方法を学ぶのに最適です。

米ドル/円は、情報が豊富で値動きも比較的安定しているため、デモトレードで練習するのに最適な通貨ペアです。米ドル/円でデモトレードを行い、注文方法、チャートの見方、経済指標の影響などを学びましょう。

デモトレードで安定して利益を出せるようになったら、実際の口座で少額から取引を始めることをおすすめします。ただし、デモトレードと実際の取引では、心理的なプレッシャーが大きく異なるため、実際の取引では感情コントロールも重要になります。

まとめ|自分に合った通貨ペアで安全に取引を始めよう

FX初心者におすすめの通貨ペアは、米ドル/円です。流動性が高く、情報が豊富で、スプレッドも業界最狭水準の0.2銭で提供されており、初心者が安心して取引を始められる通貨ペアです。

通貨ペア選びの5つのポイントは、流動性が高い通貨ペアを選ぶ、スプレッドが狭い通貨ペアでコストを抑える、情報が得やすい通貨ペアで判断ミスを防ぐ、ボラティリティが自分のスタイルに合っているか確認する、最初は1つの通貨ペアに絞って練習することです。これらのポイントを押さえることで、失敗しない通貨ペア選びができます。

トレードスタイル別におすすめの通貨ペアは異なります。スキャルピングは米ドル/円やユーロ/米ドル、デイトレードは米ドル/円やユーロ/円、スイングトレードはポンド/円や豪ドル/円、長期運用(スワップ狙い)は高金利通貨ペアが適しています。自分のトレードスタイルに合わせて、最適な通貨ペアを選びましょう。

初心者が避けるべき通貨ペアは、マイナー通貨ペアや高金利通貨(トルコリラ、メキシコペソなど)です。これらの通貨ペアは、流動性が低く、情報が少なく、為替変動リスクが大きいため、初心者には不向きです。まずはメジャー通貨ペアで取引に慣れてから、リスクを十分に理解した上で挑戦しましょう。

FX取引には、レバレッジリスク、ロスカットリスク、スワップポイント変動リスク、経済指標発表時の急変動リスクなど、様々なリスクが伴います。これらのリスクを理解し、適切なリスク管理を行うことが、FX取引で成功するための鍵となります。

FX取引(外国為替証拠金取引)は、元本や利益が保証された金融商品ではありません。レバレッジにより、少額の証拠金で大きな取引が可能ですが、為替相場・金利の変動により、預入証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引を行う際は、金融商品取引業者の登録の有無を確認し、契約締結前交付書面等をよくお読みのうえ、ご自身の判断と責任でお取引ください。


出典: 金融商品取引法 第37条、第38条
出典: 金融庁 免許・許可・登録等を受けている業者一覧

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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