NFTはやめとけと言われる7つの理由|詐欺対策と安全な始め方【2026年】

「マイニングで仮想通貨を稼げるって聞いたけど、本当に儲かるの?」
そう疑問に思っているあなたに、残念なお知らせがあります。
2026年現在、日本で個人がマイニングで安定した収益を上げることは極めて困難です。
2024年4月の半減期でビットコインのマイニング報酬は3.125BTCまで減少し、日本の高い電気代や企業との競争激化により、電気代が収益を上回る赤字のケースが増えています。
この記事では、マイニングの基本的な仕組みから2026年時点の収益性、必要な機材、そしてマイニングより効率的な仮想通貨投資法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
目次
マイニングとは、仮想通貨の取引を検証・承認する作業のことで、報酬として新規発行された仮想通貨を受け取れる仕組みです。「採掘」という意味の英語「mining」が語源で、金を掘り当てるように仮想通貨を獲得できることから名付けられました。
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨には、銀行のような中央管理者が存在しません。そのため、取引が正しいかどうかを検証・承認する作業を、世界中のコンピューターが分散して行っています。この作業がマイニングです。
マイニングでは、未承認の取引データをまとめたブロック候補を作成し、複雑な数学的問題を解く必要があります。この問題を最も早く解いたマイナーだけが、ブロックをブロックチェーンに追加する権利を得て、報酬を総取りする仕組みです。
具体的には、ブロックに含まれる取引データと前のブロックのハッシュ値、そして「ノンス」と呼ばれる数値を組み合わせて、特定の条件を満たすハッシュ値を見つける作業を行います。ハッシュ値からノンス値を逆算することはできないため、総当たり的に何度も計算を試す必要があり、膨大な計算能力が求められます。
マイニングに成功したマイナーは、報酬として新規発行された仮想通貨と、そのブロックに含まれる取引手数料を受け取ることができます。ビットコインの場合、約10分に1回マイニングが成功するように自動調整される仕組みとなっています。
ただし、2024年4月の半減期により、ビットコインのマイニング報酬は6.25BTCから3.125BTCに半減しました。次回の半減期は2028年頃に予定されており、報酬はさらに1.5625BTCまで減少します。このように、マイニング報酬は約4年ごとに半分になる仕組みが組み込まれています。
報酬は約4年ごとに半減し、収益性は低下傾向
マイニングは単なる報酬獲得の手段ではなく、仮想通貨ネットワークの信頼性を支える重要な役割を担っています。ブロックチェーンを見る不特定多数の人は誰でも、マイニング結果が正しいかどうかを簡単に見分けられるため、中央管理者がいなくても通貨システムの信頼性が確保されているのです。
また、過去のブロックの内容を改ざんしようとすると、そのブロックのハッシュ値が変わり、後続のブロックとの整合性が取れなくなります。改ざんされたブロックチェーンは短くなり、正しい長いブロックチェーンが残る仕組みになっているため、不正が極めて困難になっています。
マイニングの仕組みを理解するには、ブロックチェーンとハッシュ関数という2つの技術的な概念を知る必要があります。一見難しそうに見えますが、基本的な考え方はシンプルです。ここでは初心者の方にも分かりやすく、マイニングの技術的な仕組みを解説します。
ブロックチェーンは、過去の取引履歴をまとめた「ブロック」が鎖のように連なる構造を持つ技術です。各ブロックには、いつ・誰が・どのくらいの量の仮想通貨を取引したかという情報が格納されています。
新しいブロックを生成する際には、前のブロックのハッシュ値(暗号化された値)と新しい取引データ、そして正解となる数値(ノンス)を組み合わせて、特定の条件を満たすハッシュ値を見つける必要があります。この作業には膨大な計算処理が必要で、高性能なコンピューターを24時間稼働させる必要があります。
各ブロックは前のブロックと暗号的に結びついているため、1つのブロックを改ざんすると、それ以降のすべてのブロックを作り直す必要があります。これがブロックチェーンの高いセキュリティを実現している仕組みです。
ハッシュ値とは、ハッシュ関数と呼ばれる特殊な計算式に入力データを通すことで得られる、固定長の文字列のことです。ビットコインでは、ブロックのハッシュ値の先頭に一定数のゼロが並ぶという条件を満たす必要があります。
ノンスとは、この条件を満たすハッシュ値を生成するために必要な数値のことです。どのようなノンス値を指定すれば条件を満たすハッシュ値になるのかは、実際に計算してみないと分からないため、総当たり方式で膨大なパターンを試すしかありません。これが、マイニングにおいてマイナーが取り組む「暗号問題」なのです。
ハッシュ値の先頭にゼロが並ぶ確率は低いため、繰り返し何度もノンスの候補を関数に入力して試す必要があります。そのため、効率的に取引検証を行うためには、コンピュータによる膨大な計算能力が求められます。
マイニングは世界中のマイナーとの「計算力競争」です。最初に正しいノンス値を発見してブロックを作成したマイナーが、報酬として新規発行された仮想通貨を得ることができます。
マイナーがノンス値を発見してブロックを作成すると、そのブロック情報は他の参加者に伝搬されてゆき、内容のチェックを受けます。内容に問題がなければ、そのまま新しいブロックとして受け入れられていくのです。
ただし、ネットワークのタイムラグなどの原因によって、一つのブロックに対して複数のマイナーがナンスを発見してしまう場合もあります。そのような場合は一時的に複数のブロックチェーンに分岐してしまう可能性がありますが、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムではチェーンの分岐が発生した場合はより長いブロックチェーンを正当と見なすことになっています。
マイニングで得られる報酬は固定ではなく、半減期や採掘難易度によって変動します。これらの仕組みを理解することは、マイニングの収益性を判断する上で非常に重要です。ここでは、報酬の仕組みと変動要因について詳しく解説します。
マイニング報酬は、以下の2つで構成されています。まず1つ目は、ブロック報酬と呼ばれる新規発行された仮想通貨です。ビットコインの場合、2024年4月の半減期以降は1ブロックあたり3.125BTCが新規発行されています。
2つ目は、そのブロックに含まれる取引の手数料です。ユーザーがビットコインを送金する際に支払う手数料が、マイナーの報酬となります。マイナーはどのトランザクションをブロックに含むか選択できるため、高い手数料を支払われたトランザクションが優先されやすいという特徴があります。
ビットコインの半減期とは、マイニングによって新規発行されるビットコインの数量が半減するイベントのことです。約4年に1回発生し、これはビットコインのブロック報酬が21万ブロックごとに半分になるようプログラムされているためです。1ブロックの生成にかかる時間は平均して約10分であることから、約4年で21万ブロックに達する計算になります。
ビットコインが誕生した2009年当初は1ブロックあたり50BTCでしたが、2012年の1回目の半減期で25BTC、2016年の2回目で12.5BTC、2020年の3回目で6.25BTCと推移してきました。2024年4月の4回目の半減期では3.125BTCに減少し、次回2028年頃の5回目では1.5625BTCになると予想されています。
半減期によって新規供給量が減少するため、需要が一定であれば価格が上昇する可能性があります。実際に過去のビットコイン価格は、半減期前後に上昇トレンドを迎え、最高値を更新する値動きを繰り返してきました。
半減期後は価格上昇の可能性がある一方、マイニング収益は減少
採掘難易度(ディフィカルティ)とは、マイニングによってブロックを生成する際の「ナンスを見つける難易度」のことです。ビットコインの場合、ブロック生成が平均して10分に1回となるように、2週間に1回自動調整されています。
過去2週間の平均ブロック生成時間が10分より長ければ難易度を下げ、短ければ難易度を上げます。マイニングに参加しているノードの数が増えていることや、ASICなどを使ったマイニング専用のハードウェアが普及し、投入されている計算パワーが増え続けているため、採掘難易度は基本的に上がり続けます。
採掘難易度の上昇は、個人マイナーにとって大きな障壁となります。同じ性能のマシンを使っていても、難易度が上がればマイニングに成功する確率は下がり、収益性は低下します。このため、常に最新の高性能マシンに投資し続けなければ、競争に勝てなくなっているのが現状です。
採掘難易度は上昇し続け、個人の収益性は低下
マイニングの種類は3つ
マイニングには大きく分けて3つの方法があります。それぞれ初期投資額、技術的難易度、収益性、リスクが異なるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。ここでは各方法の特徴とメリット・デメリットを比較します。
| 方法 | 初期投資 | 技術的難易度 | 収益性 | リスク |
| ソロマイニング | 高額(数十万円〜) | 高い | 低い(個人では困難) | 高い |
| プールマイニング | 高額(数十万円〜) | 中程度 | 中程度(安定収入) | 中程度 |
| クラウドマイニング | 低額(数万円〜) | 低い | 低い | 高い(詐欺リスク) |
ソロマイニングとは、自分一人でマイニングを行う方法です。マイニングに成功すれば報酬を独り占めできますが、世界中の強力なマイナーとの競争に勝たなければなりません。
成功した場合の報酬を全額受け取れる
メリットは、成功した場合の報酬を全額受け取れることです。プールマイニングのように手数料を支払う必要もありません。しかし、デメリットは非常に大きく、個人の計算力では大規模マイニング企業に太刀打ちできないのが現実です。
2026年現在、ビットコインのソロマイニングで個人が成功する確率は極めて低くなっています。高額な初期投資をしても、マイニングに成功する前に電気代で赤字になる可能性が高いため、初心者にはおすすめできません。
個人の計算力では企業に太刀打ちできない
プールマイニングとは、複数のマイナーが集まり、協力してブロック生成を引き当てる可能性を高めるマイニング手法のことです。マイニングに成功した場合、報酬は参加者の計算力に応じて分配されます。
ソロマイニングと比べて安定した収入が見込める
メリットは、ソロマイニングと比べて安定した収入が見込めることです。毎日少額ずつでも報酬を受け取れるため、収益の予測が立てやすくなります。また、マイニングプールが技術的なサポートを提供してくれる場合もあります。
デメリットは、プールへの手数料(通常1〜3%程度)が発生することと、プール運営者の信頼性に依存することです。また、個人でマイニング機材を購入・運用する必要があるため、初期投資と電気代は依然として高額になります。
プール手数料と初期投資・電気代は依然として必要
クラウドマイニングとは、マイニング企業にお金を支払い、その企業が保有するマイニング機器の計算力を借りてマイニングを行う方法です。自分で機材を購入・運用する必要がないため、手軽に始められます。
メリットは、初期投資が比較的少額で済むことと、機材の管理や電気代の心配が不要なことです。専門知識がなくても始められるため、初心者にとってハードルが低い方法と言えます。
しかし、デメリットとリスクは非常に大きいです。最も深刻なのは詐欺リスクで、実際にはマイニングを行っていない詐欺的なサービスも存在します。また、契約期間中に採掘難易度が上昇したり、仮想通貨の価格が下落したりすると、投資額を回収できない可能性があります。信用できる企業かどうか慎重に判断する必要があります。
詐欺リスクが高く、投資額を回収できない可能性
個人でマイニングは稼げる?
「マイニングで稼げる」という情報を見かけることがありますが、2026年現在の現実は厳しいものです。ここでは、日本で個人がマイニングを行う場合の収益性について、具体的なデータをもとに正直に解説します。
日本で個人マイニングが困難な最大の理由は、電気代の高さです。マイニング機材は24時間365日稼働させる必要があり、膨大な電力を消費します。日本の家庭向け電気料金は1kWhあたり約30〜40円と国際的に見ても高い水準にあります。
例えば、消費電力1,350Wのマイニングマシンを1ヶ月間24時間稼働させた場合、電気代は約3万円以上になります。これに対して、2026年現在のマイニング報酬は半減期の影響で大幅に減少しており、多くの場合、電気代が収益を上回る赤字状態に陥ります。
アメリカや中国など電気代が安い国では、同じマイニングでも利益を出せる可能性がありますが、日本では電気代の高さが致命的な障壁となっています。夏場の気温が高い地域では、さらに冷却のための空調費用も加わり、収益性は一層悪化します。
日本の電気代は高く、多くの場合赤字になる
マイニングを始めるには、高性能な専用機材への初期投資が必要です。ASIC(専用マイニングマシン)は1台あたり数十万円から数百万円、高性能グラフィックボード(GPU)を複数搭載したマイニングリグも同様に高額です。
2026年のマイニング環境では、初期投資の回収に2〜5年以上かかると言われています。しかし、その間に採掘難易度はさらに上昇し、次の半減期(2028年予定)で報酬はさらに半分になります。ビットコイン価格が大幅に上昇しない限り、初期投資を回収できない可能性が高いのです。
さらに、マイニングマシンは消耗品であり、数年で性能が陳腐化します。常に最新の高性能マシンに買い替え続けなければ競争に勝てないため、継続的な設備投資が必要になります。
初期投資の回収に2〜5年以上、その間に性能陳腐化
マイニングは世界中のマイナーとの「計算力競争」であり、個人は圧倒的に不利な立場にあります。大規模マイニング企業は、電気代の安い地域(アメリカ、カザフスタンなど)に大規模施設を構え、最新の高性能マシンを数千台規模で稼働させています。
これらの企業は、業務用の大口電力契約により電気代を大幅に削減できます。個人が数台のマシンで挑んでも、企業の数千台規模の計算力には到底敵いません。マイニングの競争は年々激化しており、個人のマイナーが安定して利益を出し続けることは極めて困難になっています。
企業の数千台規模の計算力には個人では勝てない
マイニングに必要な設備とコスト
もしマイニングに挑戦する場合、どのような設備が必要で、どれくらいのコストがかかるのでしょうか。ここでは、マイニングに必要な具体的な設備と費用について解説します。ただし、前述の通り、日本での個人マイニングの収益性は低いため、慎重に判断してください。
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)とは、マイニング専用に設計された集積回路を搭載したマイニングマシンのことです。ビットコインのマイニングに特化しており、GPUと比べて圧倒的に高い計算力を発揮します。
代表的なASICマイナーの例として、Antminer S19 Proは消費電力約3,250W、ハッシュレート110TH/s、価格は約100万円以上です。高性能ですが、消費電力が非常に大きく、1ヶ月間24時間稼働させた場合の電気代は約7万円以上になります。
ASICのデメリットは、特定の仮想通貨のマイニングにしか使えないことと、新しいモデルが登場すると性能が陳腐化してしまうことです。また、騒音と発熱が大きいため、一般家庭での運用は現実的ではありません。
ASIC価格は約100万円以上、月の電気代は約7万円以上
GPU(Graphics Processing Unit)は、本来ゲームや画像処理用のグラフィックボードですが、マイニングにも使用できます。ASICと比べると計算力は劣りますが、複数の仮想通貨のマイニングに対応できる汎用性の高さが特徴です。
高性能なNVIDIA GeForce RTX 4090は、消費電力約450W、価格は約30万円です。ただし、1枚だけでは収益性が低いため、通常は複数枚を組み合わせたマイニングリグを構築します。例えば6枚構成のリグを作る場合、GPU代だけで180万円以上になります。
GPUマイニングのメリットは、マイニングが採算に合わなくなった場合でも、ゲーミングPCとして転用できることです。しかし、2022年にイーサリアムがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行したため、GPUマイニングの対象となる主要な仮想通貨が減少しています。
GPUは汎用性が高いが、6枚構成で180万円以上必要
マイニングマシン本体以外にも、さまざまな周辺設備が必要です。まず、高出力の電源ユニットが必要で、ASICマイナー用には1,500W以上の電源が求められます。高品質な電源ユニットは1台あたり3〜5万円程度です。
マイニングマシンは24時間稼働するため大量の熱を発生させます。夏場はエアコンで冷却する必要があり、この追加コストも収益を圧迫する要因となります。また、騒音対策として防音設備や、専用の部屋を用意する必要がある場合もあります。
さらに、安定したインターネット接続環境も不可欠です。マイニングプールとの通信が途切れると、その間の報酬を逃すことになります。これらの周辺設備を含めると、初期投資額は想像以上に高額になることを覚悟する必要があります。
周辺設備を含めると初期投資額はさらに高額に
マイニングで気をつけたい5つのこと
マイニングには様々なリスクとデメリットが存在します。これらを理解せずに始めると、大きな損失を被る可能性があります。ここでは、マイニングを検討する際に必ず知っておくべき5つの注意点を解説します。
ビットコインの採掘難易度は、マイニングの競争環境の激化により基本的に上がり続けています。新規マイナーの参入とASICなどの高性能マシンの普及により、投入されている計算パワーが増え続けているのが主な理由です。
数年前に購入した高性能マシンでも、現在では採算が取れなくなっているケースが多くあります
採掘難易度は指数関数的に上昇しており、今日利益が出ていても、数ヶ月後には赤字に転落する可能性があるのです。
近年、世界的な半導体不足の影響で、マイニングマシンの調達が困難になっています。ASICやGPUは在庫不足や高額な価格に直面することが多く、計画通りにマイニングを始められない場合があります。
人気の高性能GPUは発売と同時に売り切れることも珍しくありません
転売屋による買い占めも問題となっており、定価で購入することが困難な状況が続いています。
マイニングマシンは24時間365日稼働させるため、騒音と発熱が深刻な問題となります。ASICマイナーの騒音は70〜80デシベルに達し、掃除機を常時稼働させているような状態です。一般家庭での運用は、近隣住民とのトラブルの原因になりかねません。
複数のマシンを稼働させると室温が大幅に上昇し、冷却のための電気代も馬鹿になりません
夏場はエアコンをフル稼働させても追いつかない場合があり、収益性をさらに悪化させます。
クラウドマイニングは手軽に始められる一方で、詐欺リスクが非常に高い方法です。実際にはマイニングを行っていないにもかかわらず、投資家から資金を集めるポンジスキーム(自転車操業)のケースが多数報告されています。
「高利回り保証」「元本保証」などの甘い言葉で勧誘するサービスは、ほぼ確実に詐欺です
クラウドマイニングを検討する場合は、運営会社の実態、マイニング施設の所在地、過去の実績などを徹底的に調査し、信用できる企業かどうか慎重に判断する必要があります。
ビットコインのマイニングによって消費される電力は膨大で、環境への負荷が大きな問題となっています。ケンブリッジ大学の推計によると、ビットコインの年間消費電力量は日本が1年間に消費する電力量の約15%に相当するとされています。
この莫大な電力消費は地球温暖化に加担していると批判されています
環境意識の高まりとともにマイニングへの社会的な風当たりは強くなっており、個人でマイニングを行う場合でも、環境負荷を考慮する必要があります。
マイニング報酬の税金
マイニングで仮想通貨を獲得した場合、税金の申告が必要です。税務処理を怠るとペナルティが科される可能性があるため、正しい知識を身につけておくことが重要です。ここでは、マイニング報酬の税務処理について解説します。
マイニングで得た仮想通貨は、原則として「雑所得」に分類されます。雑所得は給与所得などと合算して総合課税の対象となり、所得税率は最大45%、住民税10%を合わせると最大55%の税率が適用されます。
マイニング報酬は、受け取った時点の時価で所得として計上する必要があります
例えば、0.1BTCをマイニングで獲得し、その時点のビットコイン価格が1BTC=1,000万円だった場合、100万円の所得として申告します。
マイニングで得た仮想通貨を売却する際には、さらに課税が発生する可能性があります。マイニング報酬を受け取った時点で一度課税され、その後価格が上昇して売却した場合、値上がり益に対しても課税されます。
取得時と売却時の二重で課税される可能性があることに注意が必要です
例えば、マイニングで0.1BTC(時価100万円)を取得し、その後ビットコイン価格が1,200万円に上昇して売却した場合、まず取得時に100万円の雑所得が発生し、売却時には20万円(120万円-100万円)の譲渡益に対して課税されます。
マイニングを事業として行っている場合は、雑所得ではなく「事業所得」として申告することが可能です。事業所得として認められれば、青色申告の特典を受けることができ、最大65万円の青色申告特別控除が適用されます。
マイニング機器の購入費用、電気代、通信費などが必要経費として計上できます
ただし、自宅でマイニングを行う場合は、私的利用と共用している部分を合理的に按分して計上する必要があります。
マイニング以外の収益化方法
マイニングが難しい場合、他にも仮想通貨で収益を得る方法があります。ここでは、マイニング以外の主な収益化方法を紹介し、それぞれの特徴を比較します。初心者の方には、マイニングよりもこれらの方法の方が現実的でおすすめです。
| 方法 | 初期投資 | 技術的難易度 | 収益性 | リスク |
| マイニング | 高額(数十万円〜) | 高い | 低い(日本では困難) | 高い |
| ステーキング | 少額(数千円〜) | 低い | 中程度(年利3〜10%) | 中程度 |
| 取引所での売買 | 少額(500円〜) | 中程度 | 高い(リスクも高い) | 高い |
| レンディング | 少額(数千円〜) | 低い | 中程度(年利1〜5%) | 中程度 |
ステーキングとは、特定の仮想通貨を保有し、ブロックチェーンネットワークの検証作業に参加することで報酬を得る方法です。イーサリアムは2022年9月にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行したため、マイニングではなくステーキングで報酬を得る仕組みになりました。
高性能なマシンや膨大な電気代が不要で、仮想通貨を保有しているだけで報酬を得られます
国内取引所では、イーサリアム、カルダノ、ポルカドットなど複数の銘柄でステーキングサービスが提供されており、年利3〜10%程度の報酬が期待できます。
ステーキング期間中は仮想通貨を自由に売買できない場合があります
デメリットは、価格変動リスクが存在することです。ステーキング報酬を得ても、仮想通貨の価格が下落すれば資産価値は減少します。
仮想通貨取引所で売買を行い、価格差で利益を狙う方法です。価格が安い時に購入し、高い時に売却することで利益を得ます。国内取引所では500円から始められるため、初心者でも手軽に挑戦できます。
少額から始められ、マイニングのような設備投資や電気代が不要です
メリットは、価格が上昇すれば短期間で大きな利益を得られる可能性があることです。取引所のアプリは使いやすく設計されており、スマホから簡単に取引できます。
価格変動リスクが非常に高く、損失を被る可能性もあります
デメリットは、仮想通貨の価格は1日で10%以上変動することも珍しくなく、短期売買で利益を出すには、チャート分析や市場動向の理解が必要です。
レンディングとは、保有している仮想通貨を取引所や貸付サービスに貸し出し、利息を得る方法です。銀行預金のように、貸し出した仮想通貨に対して年利1〜5%程度の利息が支払われます。
保有している仮想通貨を遊ばせることなく、利息収入を得られます
メリットは、技術的な知識も不要で、取引所のレンディングサービスに申し込むだけで始められることです。ステーキングと比べて対応銘柄が多いのも特徴です。
貸出期間中は仮想通貨を引き出せず、取引所が破綻した場合のリスクがあります
デメリットは、取引所が破綻した場合に貸し出した資産が返却されないリスクがあることと、ステーキングと同様に、価格下落リスクも存在することです。
マイニング報酬を換金するおすすめの仮想通貨取引所5社
もしマイニングで仮想通貨を獲得した場合、日本円に換金するには国内の仮想通貨取引所を利用する必要があります。ここでは、金融庁に登録された信頼性の高い取引所の中から、マイニング報酬の換金に適した5社を紹介します。
| GMOコインの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 22種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%〜-0.03%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05%〜0.09% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料(大口400円) |
| 最小注文金額 | 100円 |
| 口座開設 | 最短10分 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00006号 |
📌 GMOコインの特徴
✓ 各種手数料が無料
✓ GMOインターネットグループ運営
✓ ステーキング対応
GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する国内大手の仮想通貨取引所です。最大の特徴は、入出金手数料、送金手数料、取引手数料(取引所形式)がすべて無料という点です。マイニング報酬を頻繁に換金する場合、手数料が無料なのは大きなメリットとなります。
取扱銘柄数は22種類と豊富で、Maker手数料がマイナスとなっており取引すればするほど報酬がもらえます
取引所形式では、Maker手数料がマイナス(-0.01%〜-0.03%)となっており、取引すればするほど報酬がもらえる仕組みです。
| bitbankの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 44種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | なし |
| 取引手数料(Maker) | -0.02%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.12% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
| 最小注文金額 | 銘柄による |
| 口座開設 | 最短即日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00004号 |
📌 bitbankの特徴
✓ 取引所の取扱銘柄数が国内最多級
✓ Maker手数料がマイナス(報酬)
✓ 高いセキュリティ評価
✓ 板取引に強い
bitbankは、取引所形式での取扱銘柄数が国内最多級の44種類を誇る仮想通貨取引所です。マイニングで獲得したマイナーな銘柄でも、bitbankなら換金できる可能性が高いです。
Maker手数料がマイナス(-0.02%)で、セキュリティ評価も高く本格的なトレーダーにも支持されています
セキュリティ評価も高く、コールドウォレット、マルチシグなどの対策が徹底されています。板取引に強く、本格的なトレーダーにも支持されている取引所です。
| SBI VCトレードの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 34種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料 |
| 最小注文金額 | 500円 |
| 口座開設 | 最短翌営業日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00011号 |
📌 SBI VCトレードの特徴
✓ SBIグループ運営の安心感
✓ 入出金手数料が完全無料
✓ ステーキング14銘柄対応
✓ レンディングサービス対応
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所で、入出金手数料が完全無料という特徴があります。マイニング報酬を日本円に換金して出金する際、手数料がかからないのは大きなメリットです。
取扱銘柄数は34種類と豊富で、ステーキング対応銘柄が14種類あります
マイニングで得た仮想通貨をステーキングに回すことで、さらに報酬を得ることも可能です。Maker手数料もマイナス(-0.01%)となっており、取引コストを抑えられます。
技術的にはスマホでもマイニングは可能ですが、現実的には全くおすすめできません。スマホの計算能力は専用マシンと比べて圧倒的に低く、24時間稼働させても得られる報酬はほぼゼロです。むしろ、バッテリーの劣化や発熱による故障のリスクの方が大きいです。
日本でマイニングを行うこと自体は合法です。ただし、他人のコンピューターを無断で使ってマイニングを行わせる「コインハイブ」のような行為は違法とされています。自分のマシンで正当にマイニングを行う分には問題ありません。
イーサリアムは2022年9月15日に「The Merge」と呼ばれる大型アップデートを完了し、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行しました。これにより、イーサリアムのマイニングは終了し、現在はステーキングで報酬を得る仕組みになっています。イーサリアムでマイニングはもうできません。
マイニングプールを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。まず、プールの手数料(通常1〜3%)を比較します。次に、プールのハッシュレート(計算力)と参加マイナー数を確認し、安定した報酬が期待できるか判断します。また、支払い方式(PPS、PPLNS等)と最低支払額も重要です。運営実績が長く、評判の良いプールを選ぶことをおすすめします。
ソロマイニングの場合、ブロック生成に成功した時点で即座に報酬を受け取れます。プールマイニングの場合は、プールの支払いポリシーによって異なりますが、通常は一定額(例:0.001BTC)に達した時点で自動的にウォレットに送金されます。多くのプールでは、毎日または毎週の定期支払いを採用しています。
マイニングに関して、初心者の方からよく寄せられる質問をまとめました。これらの疑問を解消することで、マイニングへの理解がさらに深まります。
マイニングとは、仮想通貨の取引を検証・承認する作業のことで、報酬として新規発行された仮想通貨を受け取れる仕組みです。ブロックチェーンの信頼性を支える重要な役割を担っており、マイナーは膨大な計算処理を行うことで報酬を獲得します。
2026年現在、日本で個人がマイニングで安定した収益を上げることは極めて困難です
2024年4月の半減期でマイニング報酬は3.125BTCまで減少し、日本の高い電気代や企業との競争激化により、電気代が収益を上回る赤字のケースが増えています。採掘難易度は年々上昇しており、高額な初期投資をしても回収できない可能性が高いのが現実です。
マイニングには、電気代が利益を上回るリスク、初期投資の回収困難、大規模企業との競争、騒音・発熱問題、クラウドマイニングの詐欺リスク、環境負荷など、多くのリスクとデメリットが存在します。これらを十分に理解した上で、慎重に判断する必要があります。
仮想通貨で収益を得たいなら、取引所での売買、ステーキング、レンディングなどの方法を検討しましょう
もし仮想通貨で収益を得たいと考えているなら、マイニングよりも取引所での売買、ステーキング、レンディングなどの方法を検討することをおすすめします。これらの方法は、少額から始められ、高額な設備投資や電気代も不要です。特にステーキングは、仮想通貨を保有しているだけで年利3〜10%程度の報酬が期待でき、初心者にも取り組みやすい方法です。
マイニングで報酬を得た場合は、雑所得として確定申告が必要です。税務処理を怠るとペナルティが科される可能性があるため、正しく申告しましょう。また、マイニング報酬を日本円に換金する際は、金融庁に登録された信頼性の高い国内取引所を利用することが重要です。GMOコイン、bitbank、SBI VCトレードなど、手数料が安く使いやすい取引所を選びましょう。
仮想通貨投資にはリスクが伴います。ご自身のリスク許容度を考慮し、無理のない範囲で始めてください
仮想通貨投資にはリスクが伴います。マイニングを含め、どの方法を選ぶにしても、ご自身のリスク許容度を考慮し、無理のない範囲で始めることが大切です。
| 順位 | 取引所 | 手数料 | 通貨数 | 特徴 | 口座開設 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | GMOコイン | 無料 | 26種類 |
|
口座開設 |
| 2 | コインチェック | 無料 | 29種類 |
|
詳細を見る |
| 3 | SBI VCトレード | 無料 | 23種類 |
|
詳細を見る |
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