イーサリアムとビットコインの違い|初心者向け比較と選び方【2026年最新】

「仮想通貨はやめとけ」という言葉を、周りから聞いたことはありませんか。
価格の急騰で大きな利益を得た人がいる一方で、大損したという話も少なくありません。
実際、仮想通貨には価格変動の激しさや税制面での不利さ、ハッキングリスクなど、無視できないリスクが存在します。
しかし、正しい知識を持ち、適切なリスク対策を講じれば、少額から始められる魅力的な投資対象にもなり得ます。
本記事では、やめとけと言われる理由を正確に理解した上で、安全に始めるための具体的な方法を解説します。
目次
仮想通貨はやめとけと言われる理由
仮想通貨投資に対して「やめとけ」という声が多いのは、他の金融商品にはない特有のリスクが存在するためです。ここでは、投資を検討する前に必ず知っておくべき8つの主要なリスクを解説します。
仮想通貨の最大の特徴は、その価格変動の激しさです。株式や為替と比較してボラティリティ(価格変動率)が非常に高く、1日で10%以上価格が動くことも珍しくありません。2026年2月時点でも、ビットコインは短期間で1,800万円台から1,100万円台まで下落するなど、大きな値動きが続いています。
価格変動が激しく短期間で大きな損失を被るリスクがあります
このボラティリティの高さは、短期間で大きな利益を狙える可能性がある一方、予想と反対方向に動いた場合は同様に大きな損失を被るリスクも抱えています。価格が常に気になり、精神的な負担が大きくなる傾向があります。
仮想通貨の利益は「雑所得」に分類され、給与所得などと合算して課税される総合課税の対象です。所得税の最高税率45%と住民税10%を合わせると、最大55%という極めて高い税率が適用されます。株式投資やFXの約20%と比べると、税制面で明らかに不利な状況です。
税率最大55%と株式投資より不利な税制です
さらに、株式投資では可能な損失の繰越控除が仮想通貨では認められていないため、前年に大きな損失が出ても翌年の利益と相殺できません。ただし、2026年度以降に税制改正が実現する可能性があり、申告分離課税(税率20%)への移行が検討されています。
仮想通貨取引所はハッキングの標的になりやすく、過去には多額の資産が流出した事件が複数発生しています。2014年のマウントゴックス事件では約490億円、2018年のコインチェック事件では約580億円、2024年のDMM Bitcoin事件では約482億円相当の仮想通貨が不正流出しました。
取引所のハッキングで資産が流出するリスクがあります
国内の金融庁登録業者は、顧客資産の95%以上をインターネットに接続していないコールドウォレットで管理することが義務付けられており、セキュリティ対策は年々強化されています。 しかし、完全にリスクをゼロにすることはできないため、複数の取引所に資産を分散させるなどの対策が重要です。
出典:金融庁「暗号資産関連」
仮想通貨業界では、詐欺的なプロジェクトや投資詐欺が後を絶ちません。「必ず儲かる」「絶対に値上がりする」といった言葉で高額な投資を促すのが詐欺の典型的な手口です。SNSやマッチングアプリを通じた勧誘、実在しないICO(新規仮想通貨公開)による資金集め、ポンジ・スキームによる高配当詐欺など、手口は多岐にわたります。
「必ず儲かる」という勧誘は詐欺の可能性が高いです
特に初心者は、「今すぐ投資しないと損をする」といった心理的誘導により、冷静な判断を失いがちです。見ず知らずの相手や知り合って間もない人から投資を持ちかけられた場合は、詐欺の可能性を疑う必要があります。
仮想通貨の基盤となるブロックチェーン技術は、一般の投資家にとって理解が難しい側面があります。技術的な仕組みを十分に理解しないまま投資すると、プロジェクトの真の価値を見極められず、詐欺的なプロジェクトに騙されるリスクが高まります。
また、ウォレットの秘密鍵管理、トランザクションの仕組み、スマートコントラクトなど、安全に取引するために必要な知識も多岐にわたります。これらの技術を理解する時間と労力を割けない場合、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
仮想通貨市場は株式市場と異なり、24時間365日休むことなく取引が行われています。深夜や早朝、週末や祝日も価格が変動し続けるため、常に相場が気になり、精神的に疲弊するリスクがあります。
24時間価格変動で精神的な負担が大きくなります
特に短期売買を行う場合、価格の上下に一喜一憂して日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。仕事中や睡眠中にも価格変動が起こるため、重要なタイミングを逃す不安から、常にスマートフォンで相場をチェックする習慣がついてしまう人もいます。
仮想通貨取引所が経営破綻した場合、預けていた資産が返還されないリスクがあります。2022年に海外大手取引所FTXが破綻した際には、多くの投資家が資産を失いました。銀行預金のような公的な預金保険制度(ペイオフ)が仮想通貨には存在しないため、取引所の信頼性が極めて重要です。
取引所破綻時に資産が返還されない可能性があります
国内の金融庁登録業者は、顧客資産と会社資産の分別管理が義務付けられており、一定の保護体制が整っています。 しかし、完全な保証があるわけではないため、複数の取引所に資産を分散させるなどのリスク管理が必要です。
出典:金融庁「暗号資産関連」
レバレッジ取引は、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みですが、その分リスクも増大します。国内取引所では投資者保護の観点から最大2倍までと制限されていますが、予想と反対方向に価格が動いた場合、投資額以上の損失を被る可能性があります。
出典:金融庁「暗号資産関連」
レバレッジ取引は投資額以上の損失リスクがあります
価格変動の激しい仮想通貨でレバレッジ取引を行うと、短時間で強制ロスカット(強制決済)が発動し、大きな損失が確定してしまうケースがあります。初心者がレバレッジ取引に手を出すことは、特にリスクが高いため避けるべきです。
それでも仮想通貨に投資する価値はある
リスクが多い仮想通貨ですが、それでも約500万人もの日本人が投資しているのは、他の金融商品にはない魅力があるためです。ここでは、仮想通貨投資の主なメリットを4つ紹介します。
仮想通貨投資の大きな魅力は、少額から始められることです。多くの国内取引所では500円程度から仮想通貨を購入でき、株式投資のように数万円〜数十万円の初期資金を用意する必要がありません。ビットコインは1BTC単位ではなく、0.001BTCのように小数点以下での取引が可能です。
500円から始められる手軽さが魅力です
少額投資であれば、仮に価格が下落しても損失額を限定できるため、初心者が経験を積むのに適しています。まずは1万円以下の金額で始めて、仕組みや値動きに慣れてから徐々に投資額を増やすアプローチが推奨されます。
価格変動の激しさはリスクでもありますが、同時に短期間で大きなリターンを得られる可能性もあります。ビットコインを2019年3月から2024年3月までの5年間、毎月1,000円積み立てていた場合、元本6万円が約30万円になったという試算もあります。
長期積立で高いリターンを得られる可能性があります
ただし、過去の実績が将来の利益を保証するものではありません。高いリターンを狙える反面、同様に大きな損失を被る可能性もあることを忘れてはいけません。余裕資金の範囲内で、長期的な視点を持って投資することが重要です。
株式市場は平日の日中のみ取引できますが、仮想通貨は24時間365日いつでも売買が可能です。日中に忙しい会社員でも、夜間や休日に自分の都合の良いタイミングで取引できるメリットがあります。
ただし、これは前述したように精神的な負担になる側面もあります。常に価格をチェックする必要はなく、長期保有を前提とした投資スタイルであれば、24時間取引可能なことをそれほど意識する必要はありません。
仮想通貨は単なる投機対象ではなく、ブロックチェーンという革新的な技術への投資でもあります。ブロックチェーン技術は金融だけでなく、物流、医療、行政サービスなど様々な分野での活用が期待されており、Web3時代のインフラとして再評価されつつあります。
2026年度の税制改正で申告分離課税導入が検討されています
米国ではビットコイン現物ETFが承認され、機関投資家の資金が流入しています。日本でも2026年度の税制改正により申告分離課税が導入される見通しで、投資環境は徐々に整備されています。技術の将来性に期待して長期保有する投資家も増えています。
仮想通貨投資に向いている人・向いていない人
仮想通貨投資は誰にでも適しているわけではありません。自分の性格や資金状況、投資スタイルに合っているかを客観的に判断することが重要です。ここでは、向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
以下の特徴に当てはまる人は、仮想通貨投資に向いている可能性があります。自分の状況と照らし合わせて確認してみましょう。
仮想通貨投資に向いているのは、生活費や緊急時の資金とは別に、失っても生活に支障をきたさない余裕資金を持っている人です。投資の基本は余裕資金で行うことですが、価格変動の激しい仮想通貨では特に重要になります。
短期的な価格変動に一喜一憂せず、3年〜5年以上の長期保有を前提に考えられる人は、仮想通貨投資に向いています。長期的な視点を持つことで、一時的な価格下落に動揺せず、冷静な判断ができるようになります。
1日で10%以上価格が動いても冷静でいられる精神力がある人は、仮想通貨投資に向いています。価格の上下に感情的にならず、事前に決めた投資ルールを守れることが重要です。
ブロックチェーン技術やWeb3、DeFiなど新しい技術に興味があり、学ぶ意欲がある人は、仮想通貨投資に向いています。技術を理解することで、プロジェクトの真の価値を見極める力が身につきます。
以下の特徴に当てはまる人は、仮想通貨投資を避けるか、十分に準備してから始めることをおすすめします。
生活費や教育費、住宅ローンの返済資金など、生活に必要なお金を投資に回そうとしている人は、仮想通貨投資をやめておくべきです。価格が下落した場合、生活が成り立たなくなるリスクがあります。
「1ヶ月で資産を2倍にしたい」「すぐに100万円稼ぎたい」など、短期間で大きな利益を得ようとする人は危険です。このような考え方は、ギャンブル的な取引につながり、大損する可能性が高まります。
価格が少し下がっただけで不安になり、夜も眠れなくなるような人は、仮想通貨投資に向いていません。精神的なストレスが日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
仮想通貨の仕組みや税金、リスク管理について学ぶ時間を取れない人は、投資を始めるべきではありません。知識なしに投資することは、詐欺に遭ったり大損したりするリスクを高めます。
自分が仮想通貨投資に向いているかを判断するには、リスク許容度を客観的に評価することが重要です。「投資額がゼロになっても生活に支障がないか」「価格が半分になっても冷静でいられるか」といった質問に正直に答えてみましょう。
具体的には、以下のような基準で考えてみてください。投資可能額は月収の10%以下、または年間貯蓄額の20%以下に抑える。投資額が50%下落した場合でも、売却せずに保有し続けられる金額にする。価格を毎日チェックしなくても平常心でいられる金額にする。
投資は必ず余裕資金の範囲内で行いましょう
これらの基準を満たせない場合は、投資額を減らすか、仮想通貨以外の投資方法を検討することをおすすめします。自分のリスク許容度を正しく理解することが、失敗しない投資の第一歩です。
仮想通貨投資のリスクを抑える7つの方法
仮想通貨投資のリスクは完全にゼロにはできませんが、適切な対策を講じることで大幅に軽減できます。ここでは、初心者が実践すべき7つのリスク対策を解説します。
仮想通貨投資を始める際は、まず少額から始めることが鉄則です。最初は1万円以下の金額で始めて、取引の仕組みや価格変動に慣れてから、徐々に投資額を増やしていくアプローチが安全です。多くの国内取引所では500円から購入できるため、初心者でも気軽に始められます。
少額投資であれば、仮に価格が下落しても損失額を限定できます。また、実際に取引を経験することで、自分のリスク許容度を正確に把握できるようになります。いきなり大金を投資して大損するリスクを避けるためにも、段階的に投資額を増やすことが重要です。
短期的な価格変動に翻弄されないためには、長期保有を前提とした投資スタイルが効果的です。3年〜5年以上の長期的な視点で投資することで、一時的な価格下落に動揺せず、冷静な判断ができるようになります。
毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」も、長期投資に適した方法です。価格が高い時も安い時も定期的に購入することで、平均購入単価を平準化し、高値掴みのリスクを軽減できます。短期売買で利益を狙うのではなく、技術の成長に期待して長期保有する姿勢が、リスクを抑える鍵となります。
国内で仮想通貨取引を行う際は、必ず金融庁に登録された暗号資産交換業者を利用しましょう。2026年1月時点で、金融庁に登録された業者は28社あり、これらの業者は資金決済法に基づく厳格な規制を受けています。
登録業者は、顧客資産の分別管理やコールドウォレット管理が義務付けられており、一定のセキュリティ水準が保証されています。無登録の海外取引所を利用すると、トラブルが発生した際に法的保護を受けられない可能性が高いため、必ず金融庁の登録業者リストで確認してから利用してください。
取引所を選ぶ際は、セキュリティ対策の充実度を必ず確認しましょう。顧客資産の95%以上をコールドウォレットで管理しているか、二段階認証を提供しているか、不正ログイン時の補償制度があるかなどをチェックすることが重要です。
また、過去にハッキング被害に遭った取引所は、その後セキュリティ体制を大幅に強化しているケースが多いです。GMOコインやbitFlyerなど、大手金融グループが運営する取引所は、セキュリティ投資が潤沢で信頼性が高い傾向にあります。
すべての資産を1つの取引所に集中させるのはリスクが高いため、複数の取引所に分散して保管することをおすすめします。万が一、1つの取引所がハッキング被害に遭ったり破綻したりしても、他の取引所に保管している資産は守られます。
例えば、メインで使う取引所を1つ決めた上で、サブとして2〜3つの取引所に口座を開設し、資産を分散させる方法が効果的です。ただし、管理する取引所が増えすぎると、パスワード管理やセキュリティ設定が煩雑になるため、3〜4つ程度に留めるのが現実的です。
取引所のアカウントには、必ず二段階認証を設定しましょう。パスワードだけでなく、スマートフォンのアプリや SMS で生成される認証コードを使うことで、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。
二段階認証アプリは「Google Authenticator」や「Authy」などが一般的です。SMS認証よりもアプリ認証の方がセキュリティレベルが高いため、可能な限りアプリ認証を選択してください。また、機種変更時に認証が使えなくなるトラブルを避けるため、バックアップコードを安全な場所に保管しておくことも重要です。
初心者は、レバレッジ取引に手を出さないことが賢明です。レバレッジ取引は少ない資金で大きな利益を狙える反面、予想と反対方向に価格が動いた場合、投資額以上の損失を被る可能性があります。
初心者はレバレッジ取引を避けましょう
特に価格変動の激しい仮想通貨でレバレッジをかけると、短時間で強制ロスカットが発動し、大きな損失が確定してしまうリスクが高まります。まずは現物取引で経験を積み、仕組みや値動きに十分慣れてから、レバレッジ取引を検討するようにしましょう。
金融庁登録業者の確認方法
仮想通貨取引所を選ぶ際、最も重要なのが金融庁への登録状況の確認です。ここでは、安全な取引所を見分けるための具体的な確認方法を解説します。
国内で暗号資産交換業を営むには、金融庁への登録が法律で義務付けられています。金融庁の公式サイトでは「暗号資産交換業者登録一覧」がPDF形式で公開されており、2026年1月時点で28業者が登録されています。
この一覧には、登録番号、商号、所在地、登録年月日が記載されています。取引所を利用する前に、必ずこのリストで登録状況を確認しましょう。登録業者との取引であれば、資金決済法による利用者保護制度の対象となり、一定の安全性が担保されます。
金融庁に登録された取引所には、「関東財務局長 第00001号」のような登録番号が付与されています。この登録番号は、取引所の公式サイトの会社概要ページやフッター部分に必ず記載されているため、確認することで正規の登録業者かどうかを判断できます。
登録番号を確認する際のポイントは以下の通りです。公式サイトの「会社概要」「運営会社情報」などのページを確認する。登録番号が記載されていない場合は利用を避ける。番号が記載されていても、金融庁の一覧と照合して実在を確認する。登録年月日が新しい業者は、実績が少ない可能性があるため慎重に判断する。
無登録業者を利用すると、トラブルが発生した際に法的保護を受けられないリスクがあります。「海外の大手取引所」「高利回り保証」「日本語対応」などを謳っていても、金融庁に登録されていない業者は違法営業の可能性があります。
出典:金融庁「暗号資産関連」
無登録業者は絶対に利用しないでください
無登録業者の特徴として、以下のような点が挙げられます。金融庁の登録番号が記載されていない。会社の所在地が海外のみで、日本法人が存在しない。異常に高い利回りや配当を保証している。「絶対儲かる」「元本保証」などの誇大広告を使用している。SNSやマッチングアプリを通じて勧誘してくる。
これらの特徴に当てはまる業者は、詐欺の可能性が高いため、絶対に利用しないようにしましょう。日本居住者が海外の無登録業者を利用してトラブルに遭っても、日本の法律による保護を受けることは困難です。
取引所のセキュリティ対策を比較
ハッキングリスクを最小限に抑えるには、セキュリティ対策が充実した取引所を選ぶことが重要です。ここでは、取引所のセキュリティを評価する具体的なポイントを解説します。
国内の金融庁登録業者は、顧客資産の95%以上をコールドウォレット(インターネットに接続していない環境)で管理することが義務付けられています。コールドウォレットで保管されている資産は、オンラインからのハッキング攻撃を受けるリスクがほぼゼロになります。
出典:金融庁「暗号資産関連」
コールドウォレット管理95%以上が義務付けられています
取引所を選ぶ際は、公式サイトのセキュリティページで、コールドウォレット管理の比率が明示されているかを確認しましょう。95%以上の管理を明記している取引所は、セキュリティ意識が高いと判断できます。
二段階認証は、パスワードに加えて追加の認証手段を設定することで、不正アクセスを防ぐ重要なセキュリティ対策です。SMS認証とアプリ認証の2種類がありますが、セキュリティレベルの高いアプリ認証の利用が推奨されます。
アプリ認証では「Google Authenticator」や「Authy」などの認証アプリを使用します。設定手順は、取引所のセキュリティ設定画面で二段階認証を有効化する。表示されたQRコードを認証アプリでスキャンする。アプリに表示される6桁のコードを入力して設定完了。バックアップコードを安全な場所に保管する、という流れです。
機種変更時に認証が使えなくなるトラブルを避けるため、バックアップコードは必ず紙に書いて保管しておきましょう。
万が一、不正ログインによって資産が盗まれた場合に備えて、補償制度の有無を確認することも重要です。一部の取引所では、二段階認証を設定しているユーザーに対して、不正ログイン時の補償サービスを提供しています。
ただし、補償制度には条件や上限額が設定されている場合が多いため、詳細を確認する必要があります。警察への被害届の提出が必須条件となっている。補償上限額が100万円までなど制限がある。二段階認証を設定していないと補償対象外になる、といった条件が一般的です。
補償制度の詳細は各取引所の公式サイトで確認してください
補償制度があるからといって油断せず、自分自身でもパスワード管理や二段階認証の設定など、基本的なセキュリティ対策を徹底することが最も重要です。
以下の表は、主要な国内取引所のセキュリティ対策を比較したものです。取引所選びの参考にしてください。
| 取引所 | コールドウォレット | 二段階認証 | 補償制度 | マルチシグ |
| GMOコイン | 95%以上 | 対応 | あり | 対応 |
| SBI VCトレード | 95%以上 | 対応 | – | 対応 |
| bitbank | 95%以上 | 対応 | – | 対応 |
すべての金融庁登録業者は、コールドウォレット管理と二段階認証に対応していますが、補償制度の有無は取引所によって異なります。セキュリティ対策は総合的に判断し、自分に合った取引所を選びましょう。
仮想通貨で利益を得た場合、税金の支払いが必要になります。税制は複雑ですが、正しく理解して適切に申告することが重要です。ここでは、税金の基本と確定申告の方法を解説します。
仮想通貨の売却益は原則として「雑所得」に分類され、給与所得などと合算して課税される総合課税の対象です。所得税の税率は5%〜45%の7段階に分かれており、住民税10%と合わせると最大55%の税率が適用されます。
課税所得が4,000万円を超えた場合に最大税率55%が適用されますが、一般的な会社員の場合、そこまで高い税率になることは稀です。例えば、給与所得と仮想通貨の利益を合わせた課税所得が500万円の場合、税率は所得税20%+住民税10%=30%程度になります。
仮想通貨で税金がかかるタイミングは、売却時だけではありません。仮想通貨を日本円に換金した時、仮想通貨で商品を購入した時、仮想通貨同士を交換した時など、様々なタイミングで課税対象となります。
複数の取引所を利用している場合も、すべての取引を合算して計算する必要があります
所得の計算式は「売却価額 − 取得価額 − 手数料 = 所得」となります。取得価額の計算方法は「総平均法」または「移動平均法」のいずれかを選択できますが、一度選択した方法は継続して適用する必要があります。
実際の計算例を見てみましょう。年収500万円の会社員が、仮想通貨で100万円の利益を得た場合を想定します。
給与所得500万円 + 仮想通貨の利益100万円 = 課税所得600万円となります。課税所得600万円の場合、所得税率は20%、住民税10%で合計30%の税率が適用されます。仮想通貨の利益100万円に対する税金は、100万円 × 30% = 30万円となります。手元に残る利益は、100万円 − 30万円 = 70万円です。
株式投資の場合は一律20.315%の税率なので、仮想通貨の税制は不利です
株式投資の場合は一律20.315%の税率なので、同じ100万円の利益でも約20万円の税金で済みます。仮想通貨の税制は株式投資と比べて不利ですが、2026年度以降に申告分離課税(税率20%)への移行が検討されています。
給与所得者の場合、仮想通貨の利益が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。確定申告は毎年2月16日〜3月15日の期間に行い、前年1月1日〜12月31日の所得を申告します。
確定申告に必要な書類は以下の通りです。取引所から取得した年間取引報告書。給与所得の源泉徴収票。マイナンバーカードまたは通知カード。本人確認書類。仮想通貨の取得価額を計算した明細。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、オンラインで申告書を作成できます
仮想通貨の取引が複雑な場合や、利益額が大きい場合は、税理士に相談することをおすすめします。
初心者におすすめの仮想通貨取引所5社
仮想通貨取引を始めるには、安全性と使いやすさを兼ね備えた取引所を選ぶことが重要です。ここでは、初心者におすすめの金融庁登録業者5社を紹介します。
| 取引所 | 銘柄数 | 手数料 | 最低額 | 特徴 |
| GMOコイン | 22種類 | -0.01%〜-0.03%(Maker) | 100円 | 各種手数料が無料 |
| SBI VCトレード | 34種類 | -0.01%(Maker) | 500円 | 入出金手数料完全無料 |
| bitbank | 44種類 | -0.02%(Maker) | 銘柄による | 取引所の取扱銘柄数が豊富 |
| GMOコインの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 22種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%〜-0.03%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05%〜0.09% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料(大口400円) |
| 最小注文金額 | 100円 |
| 口座開設 | 最短10分 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00006号 |
📌 GMOコインの特徴
✓ 各種手数料が無料
✓ GMOインターネットグループ運営
✓ ステーキング対応
GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。入出金手数料、送金手数料が無料で、取引コストを抑えたい初心者に適しています。取扱銘柄数は22種類で、ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄に加えて、アルトコインも幅広く取り扱っています。
Maker手数料がマイナス報酬で、指値注文で手数料を受け取れます
取引所形式ではMaker手数料がマイナス(報酬)となっており、指値注文で取引すると手数料を受け取れる仕組みです。スマートフォンアプリも使いやすく、初心者でも直感的に操作できます。ステーキングサービスにも対応しており、保有しているだけで報酬を得られる銘柄もあります。
| SBI VCトレードの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 34種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料 |
| 最小注文金額 | 500円 |
| 口座開設 | 最短翌営業日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00011号 |
📌 SBI VCトレードの特徴
✓ SBIグループ運営の安心感
✓ 入出金手数料が完全無料
✓ ステーキング14銘柄対応
✓ レンディングサービス対応
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。入出金手数料が完全無料で、頻繁に入出金する人にとってコストメリットが大きい取引所です。取扱銘柄数は34種類と豊富で、ステーキング対応銘柄も14種類あります。
取扱銘柄数34種類、ステーキング対応銘柄14種類と充実
取引所形式の手数料もMaker手数料がマイナス報酬となっており、コスト面で有利です。レンディングサービスにも対応しており、保有している仮想通貨を貸し出すことで利息を得ることもできます。SBIグループの信頼性と安定した運営体制が魅力です。
| bitbankの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 44種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | なし |
| 取引手数料(Maker) | -0.02%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.12% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
| 最小注文金額 | 銘柄による |
| 口座開設 | 最短即日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00004号 |
📌 bitbankの特徴
✓ 取引所の取扱銘柄数が国内最多級
✓ Maker手数料がマイナス(報酬)
✓ 高いセキュリティ評価
✓ 板取引に強い
bitbankは、2014年設立の老舗仮想通貨取引所です。取引所形式での取扱銘柄数が44種類と国内最多級で、様々なアルトコインを板取引で購入したい人に適しています。Maker手数料がマイナス報酬となっており、指値注文で手数料を受け取れます。
過去にハッキング被害に遭っていない高セキュリティ実績
出金手数料が550円〜770円かかる点は注意が必要です
セキュリティ評価が高く、過去にハッキング被害に遭っていない実績があります。取引ツールも充実しており、チャート分析機能が豊富で中級者以上にも人気です。
仮想通貨取引を始めるための具体的な手順を解説します。初心者でも迷わず進められるよう、ステップごとに詳しく説明します。
まず、自分に合った取引所を選びます。金融庁登録業者であることを確認した上で、手数料、取扱銘柄数、セキュリティ対策、使いやすさなどを比較して決定しましょう。初心者の場合、手数料が無料で使いやすいGMOコインや、入出金手数料が完全無料のSBI VCトレードがおすすめです。
複数の取引所に口座を開設して、実際に使い比べてみるのも良い方法です
口座開設は無料で、維持費もかからないため、リスク分散の観点からも2〜3つの取引所に口座を持つことをおすすめします。
取引所の公式サイトから口座開設を申し込みます。メールアドレスとパスワードを登録し、基本情報(氏名、生年月日、住所など)を入力します。スマートフォンから申し込む場合、アプリをダウンロードして手続きを進めることもできます。
パスワードは他のサービスと使い回さず、複雑なものに設定しましょう
パスワード管理アプリを使って、安全に管理することをおすすめします。
口座開設には本人確認が必須です。運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類をスマートフォンのカメラで撮影して提出します。最近は「eKYC(オンライン本人確認)」に対応している取引所が多く、最短10分で口座開設が完了します。
書類の撮影時は、文字がはっきり読めることを確認しましょう
不鮮明な場合は再提出が必要になり、口座開設が遅れる原因となります。
口座開設が完了したら、日本円を入金します。銀行振込、インターネットバンキング、コンビニ入金など、複数の入金方法が用意されています。多くの取引所では、銀行振込の入金手数料は無料ですが、振込手数料は利用者負担となる場合があります。
初めて取引する場合は、まず1万円以下の少額を入金して、取引の流れに慣れることをおすすめします
入金が反映されるまでの時間は、銀行振込の場合は数分〜数時間、コンビニ入金の場合は即時反映されることが多いです。
入金が完了したら、いよいよ仮想通貨を購入します。初心者は、まずビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄から始めることをおすすめします。購入方法は「販売所」と「取引所」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
販売所は、取引所から直接購入する方法で、操作が簡単で初心者向きです。ただし、スプレッド(売値と買値の差)が広く、実質的な手数料が高くなります。取引所は、ユーザー同士で売買する方法で、手数料が安い反面、注文方法がやや複雑です。
最初は販売所で少額購入して操作に慣れ、その後取引所形式に移行するのが良いでしょう
購入後は、二段階認証を必ず設定し、セキュリティを強化してください
実際の投資家の体験談から、成功と失敗のパターンを学びましょう。ここでは、具体的なケーススタディを通じて、仮想通貨投資で注意すべきポイントを解説します。
30代会社員のAさんは、2020年に月1万円のビットコイン積立投資を開始しました。価格が上がっても下がっても淡々と積み立てを続け、5年間で元本60万円が約300万円になりました。途中、価格が半分以下に下落した時期もありましたが、売却せずに保有し続けたことが成功の鍵でした。
余裕資金で投資し、長期保有を前提にしたことが成功要因
Aさんの成功要因は、余裕資金で投資したこと、長期保有を前提にしていたこと、価格変動に一喜一憂しなかったこと、の3点です。短期的な価格変動に惑わされず、技術の成長を信じて保有し続ける姿勢が、大きなリターンにつながりました。
20代会社員のBさんは、SNSで「短期売買で稼げる」という情報を見て、100万円を投資しました。価格が少し上がると利益確定し、下がると損切りを繰り返した結果、半年で資産が50万円まで減少しました。取引手数料とスプレッドのコストも積み重なり、思うように利益が出ませんでした。
明確な投資戦略がなく、感情的な取引を繰り返すと損失が膨らみます
Bさんの失敗要因は、明確な投資戦略がなかったこと、短期的な価格変動に翻弄されたこと、取引コストを軽視していたこと、です。
40代自営業のCさんは、「レバレッジ取引で大きく稼ぎたい」と考え、200万円でレバレッジ2倍の取引を始めました。最初は順調に利益が出ていましたが、急激な価格下落で強制ロスカットが発動し、わずか数時間で150万円の損失を被りました。
初心者がレバレッジ取引に手を出すことの危険性を示す典型例です
Cさんの失敗要因は、レバレッジ取引のリスクを理解していなかったこと、損切りルールを設定していなかったこと、ボラティリティの高い仮想通貨でレバレッジをかけたこと、です。
これらの体験談から学べる教訓は以下の3つです。長期保有を前提に、余裕資金で投資することが成功の鍵。短期売買や感情的な取引は損失につながりやすい。レバレッジ取引は初心者には危険すぎる。
自分のリスク許容度に合った投資スタイルを確立しましょう
仮想通貨投資で成功するには、明確な投資戦略を持ち、それを守り続けることが重要です。他人の成功体験に惑わされず、自分のリスク許容度に合った投資スタイルを確立しましょう。
多くの国内取引所では500円程度から仮想通貨を購入できます。初心者は1万円以下の少額から始めて、取引の仕組みや価格変動に慣れることをおすすめします。
現物取引であれば、投資額以上の損失は発生しません。ただし、レバレッジ取引を行った場合は、投資額以上の損失を被る可能性があります。初心者はレバレッジ取引を避けるべきです。
国内の金融庁登録業者は、顧客資産と会社資産の分別管理が義務付けられています。しかし、完全な保証があるわけではないため、複数の取引所に資産を分散させることが重要です。
仮想通貨の利益が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。申告しないと、無申告加算税や延滞税などのペナルティが発生します。必ず期限内に申告しましょう。
一部の取引所では、二段階認証を設定しているユーザーに対して不正ログイン時の補償サービスを提供しています。ただし、条件や上限額があるため、詳細を確認する必要があります。
取引所はユーザー同士で売買する方法で手数料が安く、販売所は取引所から直接購入する方法で操作が簡単です。販売所はスプレッドが広く実質的な手数料が高くなります。
はい、必ず設定してください。二段階認証は不正アクセスを防ぐ最も効果的な方法です。SMS認証よりもアプリ認証の方がセキュリティレベルが高いため推奨されます。
リスク分散の観点から、2〜3つの取引所に口座を開設することをおすすめします。ただし、管理が煩雑になるため、3〜4つ程度に留めるのが現実的です。
短期売買で大きな利益を狙う場合はギャンブル的な側面がありますが、長期保有を前提に技術の成長に投資する場合は、株式投資と同様の資産運用と言えます。投資スタイル次第です。
初心者はまず、ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄から始めることをおすすめします。時価総額が大きく流動性が高いため、比較的安定した取引ができます。
長期保有を前提にしている場合は、慌てて売却せず保有し続けることが重要です。余裕資金で投資していれば、一時的な価格下落に耐えられます。感情的な判断は避けましょう。
仮想通貨市場はまだ発展途上であり、今から始めても決して遅くありません。ただし、過去のような急激な価格上昇は期待せず、長期的な視点で投資することが重要です。
仮想通貨投資に関してよく寄せられる質問をまとめました。疑問や不安を解消して、安心して投資を始めましょう。
仮想通貨が「やめとけ」と言われる理由は、価格変動の激しさ、税率の高さ、ハッキングリスク、詐欺の多さなど、確かに無視できないリスクが存在するためです。しかし、これらのリスクを正しく理解し、適切な対策を講じれば、少額から始められる魅力的な投資対象にもなり得ます。
最も重要なのは、金融庁登録業者を利用すること、余裕資金で少額から始めること、長期保有を前提にすること、の3点です。短期的な利益を狙って大金を投資するのではなく、技術の成長に期待して長期的に保有する姿勢が、リスクを抑えながら利益を狙う鍵となります。
自分が仮想通貨投資に向いているかを冷静に判断することも大切です
生活費を投資に回そうとしている人、価格変動でストレスを感じやすい人、勉強する時間がない人は、仮想通貨投資を避けるか、十分に準備してから始めるべきです。
2026年度以降、税制改正により申告分離課税(税率20%)が導入される見通しで、投資環境は徐々に改善されています
今から正しい知識を身につけ、安全な取引所で少額投資から始めることで、将来の資産形成の選択肢を広げることができるでしょう。
本記事で解説したリスク対策を実践し、自分に合った投資スタイルを確立してください。仮想通貨投資は「やめとけ」ではなく、「正しく理解して慎重に始めるべき」投資対象なのです。
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