
海外旅行のクレジットカードおすすめ8選|保険と出発日で選ぶ2枚持ち

プライオリティ・パスが付くクレジットカードは、年会費を払うだけで会員資格が手に入る仕組みです。ただし同じ「付帯」でも、回数無制限で使えるものと、年数回まで無料で以降は都度課金になるものが混在します。
比較の分かれ目になるのは、付帯の条件・年間の利用回数・同伴者料金・家族カードでの発行可否の4点。ここを取り違えると、想定より高くつくことも起こります。
この記事では、調査した201枚から付帯条件を満たす21枚を一覧化したうえで、条件の異なる10枚を個別に整理しました。近年進んだ利用条件の改定と、渡航回数別の考え方もあわせて示します。


目次
プライオリティ・パス付きカードはどう選ぶ?条件で絞り込む最短ルート
プライオリティ・パスが付帯するカードは、年会費11,000円(税込)程度から165,000円(税込)まで幅があります。金額の差は、そのままラウンジの使える範囲の差です。

絞り込みで見るべき分岐は3つ。回数制限の有無、同伴者の扱い、そして自分の渡航頻度に対する実質コストです。
ここでは、どのタイプに当てはまるとどのセクションを読めばよいかを先に示します。自分に関係のない条件は読み飛ばして構いません。
出張や旅行で年に何度も空港へ行くなら、確認すべきは「本会員の利用回数に上限がないか」の一点に尽きます。
回数無制限のタイプは、年会費が20,000円(税込)台後半から上の帯に集中しています。
回数無制限で付帯することが公表されているのは、ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)です。年会費は55,000円(税込)で、プライオリティ・パスが回数無制限で付与されます。
年会費33,000円(税込)のセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードも、プライオリティ・パスが無料で付帯し、同伴者は1名35米ドルという条件が公表されています。
詳しい違いは「同じ「付帯」でも別物?会員グレードで変わる使える範囲」で整理しました。
同伴者は、原則として有料です。
無料で入れるかどうかは、プライオリティ・パス側ではなくカード会社側の上乗せ特典で決まります。
あわせて確認したいのが、家族カード会員に会員証そのものが発行されるかどうか。本会員限定のカードでは、家族は毎回同伴者料金の対象になります。
家族カードの年会費条件はカードごとに差があります。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは1名まで無料、2人目から1名につき3,300円(税込)。
プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)は家族カード4枚まで無料で、年会費は165,000円(税込)です。人数が多いほど1人あたりの負担は下がります。
横断的な比較は「同伴者は無料で入れる?家族カードでも会員証は出る?」にまとめました。
年1〜2回の渡航なら、回数無制限のカードは持て余す可能性があります。判断材料は「無料回数×1回あたりの利用料」と年会費の差額です。
年5回まで無料といった回数付きのタイプなら、年会費を抑えたまま必要な分だけ使えます。楽天プレミアムカードの年会費は11,000円(税込)で、プライオリティ・パスは年5回無料の条件です。
年2回程度で足りるなら、ゴールド帯という選択肢もあります。試算の手順は次のセクションで具体的に示します。
単体で加入するのとカードに付けるのは、結局どちらが安い?
単体加入とカード付帯では、料金の発生の仕方が違います。単体は「年会費+1回ごとの利用料」、カード付帯は「カード年会費に会員資格が含まれる」形です。
単体加入の料金は米ドル建てで設定されており、円換算額は為替レートによって変動します。以下の説明はいずれも参考で、実際の負担額は利用状況とレートで変わります。

プライオリティ・パスの会員プランは複数あり、年会費と1回あたりの利用料の組み合わせが異なります(最新の料金はプライオリティ・パス公式サイトで確認してください)。
料金はいずれも米ドル建てのため、円での支払額は決済時のレートに左右されます。
同伴者は原則有料で、料金や条件はカードごとに異なります(例: セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは同伴者1名35米ドル)。
カード付帯の場合、会員資格の登録料はカード会社が負担する形になります。読者が支払うのはカードの年会費だけです。
たとえば楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込)で、プライオリティ・パスが年5回無料の条件で付帯します。単体で加入して同じ回数を使う場合と比べると、負担の差が出やすい構成です。
単体加入では、年会費に加えて利用のたびに料金が発生する料金体系が基本。カード年会費11,000円(税込)との比較では、渡航回数が増えるほど差が開きます。
ただしカード年会費には、旅行傷害保険やポイント還元といった他の特典も含まれています。ラウンジ以外の価値をどう見るかで、実質的な比較結果は変わります。
損益分岐は「単体加入なら支払う額」と「カード年会費」を並べるだけで見えてきます。ラウンジ利用は往復で2回とカウントし、同伴者なしを前提に考えます。
| 年間のラウンジ利用回数 | 比較の目安 |
| 2回(年1往復) | 年会費20,000円(税込)前後までのカードが有利 |
| 4回(年2往復) | 回数付き付帯でも十分カバーできる |
| 10回(年5往復) | 回数無制限型を検討する水準 |
この表からわかるのは、年2往復程度までなら年会費を抑えたカードのほうが総額で有利になりやすいということ。回数無制限型の価値が出るのは、年5往復に近づいてからです。
同伴者がいる場合は、その料金が回数分だけ上乗せされます。家族で複数回往復すれば、同伴者分だけでまとまった金額になる計算です。
なお、実際の請求額は決済日のレートと各カードの条件によって異なります。単体加入の最新料金はプライオリティ・パス公式サイトで確認してください。
同じ「付帯」でも別物?会員グレードで変わる使える範囲
カードの紹介文にある「プライオリティ・パス付帯」は、どの条件で付くかまでは示していないことがあります。回数制限の有無は、この一語では判別できません。
条件の違いを理解しておくと、公式サイトの表記を読んだ瞬間に実質価値の見当がつくようになります。

カード側の表記で見ると、付帯条件には「回数無制限」「年◯回まで無料」「登録のみ無料で利用は都度課金」の3タイプがあります。
カード付帯で多いのは、回数無制限型か登録のみ無料型のどちらか。中間の回数付きを採用するカードは相対的に少数です。
| タイプ | 本会員の利用 | 付帯カードで見られる表記 |
| 回数無制限型 | 回数制限なし | 「回数無制限」「何度でも無料」 |
| 回数付き型 | 年数回まで無料 | 「年◯回まで無料」 |
| 登録のみ無料型 | 都度課金(登録料のみ無料) | 「年会費無料で登録可能」 |
回数無制限で付帯することが公表されているのは、ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)です。年会費55,000円(税込)で、プライオリティ・パスが回数無制限で付与されます。
一方、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは年会費39,600円(税込)で、プライオリティ・パスによる空港ラウンジ利用が付帯します(無料回数などの条件は公式案内で確認してください)。
見分け方はシンプルで、案内文に「年◯回」という数字があるかどうかを探します。数字があれば回数付き、なければ無制限型である可能性が高いでしょう。
「プライオリティ・パスに無料で登録できる」という表現だけの場合は要注意。
登録料が無料なだけで、利用料は都度発生することがあります。
楽天プレミアムカードは「プライオリティ・パス年5回無料」と回数が明示された例です。年会費11,000円(税込)という水準を考えれば、回数条件があること自体は自然な設計といえます。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのように、本会員の利用料が無料で付帯するタイプもあります。
付帯条件や回数条件は改定されることがあるため、申し込み前に各カード会社およびプライオリティ・パス公式の最新情報を確認してください。
意外と見落とされるのが、無料回数のカウント開始時点です。1月から12月の暦年で数えるか、会員登録日から1年で数えるかはカードによって異なります。
年末年始をまたぐ旅行では、この違いで残り回数の認識がずれます。12月に2回、1月に2回使ったとき、暦年カウントならリセット後の扱いです。
会員登録日起算なら、同じ使い方でも4回分がまとめて計上されます。年5回無料のカードなら残り1回、という計算です。
プライオリティ・パスの会員サイトやアプリでは利用履歴が確認できます。渡航前に残り回数を見ておくと、空港での想定外の課金を避けられるでしょう。
同伴者は無料で入れる?家族カードでも会員証は出る?
家族旅行を想定する場合、本会員の条件よりも同伴者の扱いのほうが総額に効きます。ここを比較しないと実質コストは見えません。
ポイントは2つ。同伴者1名あたりの料金と、家族カード会員に会員証が発行されるかどうかです。

同伴者は原則有料です。たとえばセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードでは、同伴者1名35米ドルという条件が公表されています。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、同伴者35米ドルという条件を公式に明示しているカードです。本会員のラウンジ利用自体は無料で付帯します。
一方、カード会社側の上乗せ特典として同伴者を優遇するケースもあります。JCBプラチナは空港ラウンジの無料利用に同伴者1名分が含まれる条件です。
Orico Card THE PLATINUMも、世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを同伴者1名無料で利用できると案内されています。年会費は20,370円(税込)。
プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)は年会費165,000円(税込)で、家族カードが4枚まで無料。複数人で動く場面を想定した設計です。
下の表は、同伴者と家族カードに関する条件を横断で整理したものです。金額・条件は改定されるため、申込前に必ず各社の最新案内を確認してください。
| カード | 年会費(税込) | 家族カードの年会費 | 同伴者・家族に関する条件 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1名550円 | プライオリティ・パスは年5回無料。同伴者は原則有料 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円 | 1名無料 2人目以降3,300円 | 家族カードは1名まで無料。家族会員へのラウンジ特典適用は要確認 |
| JCBプラチナ | 27,500円 | 1名無料 2人目以降3,300円 | 空港ラウンジの無料利用に同伴者1名分を含む |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円 | 3,300円 | プライオリティ・パス無料、同伴者は1名35米ドル |
| Orico Card THE PLATINUM | 20,370円 | 2,200円 | 空港ラウンジは同伴者1名無料。ホノルル・シンガポールのシティラウンジも利用可 |
| ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card) | 55,000円 | 16,500円 | 国内主要空港ラウンジは同伴1名無料 |
| プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス) | 165,000円 | 4枚まで無料 | 家族カード4枚まで無料。人数が多いほど1人あたり負担は低下 |
家族カードにプライオリティ・パスが発行されるかどうかは、実務上の落とし穴になりやすい部分です。発行されなければ、配偶者は毎回同伴者扱いになります。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、家族カードが1名まで無料、2人目から1名につき3,300円(税込)です(家族会員へのラウンジ特典の適用可否は公式案内で確認してください)。
プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)は家族カードが4枚まで無料。家族それぞれが会員証を持てれば、同伴者料金の発生自体を減らせます。
逆に、家族カードの年会費が高い、あるいは本会員限定の特典しか用意されていないカードでは、家族分は都度課金になる前提で計算しておくべきでしょう。
ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)の家族会員は16,500円(税込)。家族カードのコストも含めて総額で見比べるのが実務的です。
同伴者の扱いは、当日ラウンジ受付で人数を申告する運用が一般的です。ただしカードによっては事前の会員登録や同伴者登録を求める場合があります。
出発直前だと間に合わない可能性があります。
特に家族カード会員の会員証は、本会員とは別に申し込みが必要なことが多いもの。
受付では会員証と搭乗券の提示を求められます。同伴者分の料金は、その場でカードに請求される形が基本です。
回数制限のあるカードでは、無料回数が会員1人ごとに設定されるのが基本です。家族カード会員が自分の会員証を持っていれば、その人にも回数が割り当てられます。
一方、同伴者として入る場合は本会員の枠を消費するのではなく、同伴者料金として別途請求されるのが一般的な扱いです。
「家族全員で年5回まで」なのか「1人あたり年5回」なのかは、総額に直結します。申込前に各社の案内で確認しておきましょう。
ここまでの内容を、比較の物差しとして5つに整理します。この順で見ていけば、候補は自然に数枚まで絞れるはずです。
最初に決めるのは、回数無制限が必要かどうか。年5往復を超えるなら無制限型、そうでなければ回数付きでも実用に足ります。
回数付きのカードを選ぶ場合は、無料回数を超えた後の料金も公式案内で確認しておきましょう。
1人で使うか複数人で使うかで、最適解は入れ替わります。家族で年2往復するなら、同伴者料金の差が年会費の差を上回ることも珍しくありません。
家族カードの年会費と、その家族に会員証が出るかどうかをセットで確認するのが確実です。
年会費だけを見て「高い・安い」を判断すると、判断を誤ります。年会費+想定される利用料+同伴者料金の合計で並べるべきでしょう。
あわせて、ポイント還元や旅行傷害保険といった他の特典も実質コストを押し下げます。年間利用額が大きい人ほど、この効果は無視できません。
年会費無料のカードで十分な人も一定数います。
空港ラウンジや手厚い保険を実際に使い、年会費以上の価値を得られる場合に限って有料カードを選ぶのが合理的です。
カードが手元に届いても、プライオリティ・パスの会員証が届くまでには別の日数がかかります。渡航が近いなら逆算が必要です。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは最短3営業日、Orico Card THE PLATINUMは最短8営業日(ネット限定申込)が発行の目安。ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)は最短5営業日発行です。
JCBプラチナはアプリでの番号表示が最短5分(デジタル、カードそのものの到着は約1週間が目安)。プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)は本人限定受取郵便での受け取りとなり、約3週間が目安とされています。
海外での支払いには、決済ごとに海外事務手数料が上乗せされます。率は国際ブランドやカード会社によって異なる点に注意しましょう。
| カード | 国際ブランド | 海外事務手数料 |
| JCBプラチナ | JCB | 1.6% |
| ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card) | Mastercard | 2.85% |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード | American Express | 3.5% |
| プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス) | American Express | 3.5% |
| 楽天プレミアムカード | Visa/Mastercard/JCB/American Express | 3.63%(全ブランド共通) |
| 三井住友カード プラチナ | Visa/Mastercard | 3.63% |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | American Express | 3.85% |
| エポスプラチナカード | Visa | 3.85% |
| Orico Card THE PLATINUM | Mastercard/Visa/JCB | 3.85% |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | American Express | Visa/Mastercard 3.85%、JCB 2.04%、American Express 2.0% |
渡航先が決まっているなら、加盟店網とサポート体制も判断材料になります。ハワイやアジア主要都市ではJCBの海外サービス窓口が日本語で利用でき、現地での予約や紛失時の相談がしやすい環境です。
出典: JCB PLAZA(海外サービス窓口)の設置都市(公式)
欧米や複数国を回る周遊型なら、加盟店の広さでVisaやMastercardが安心。1枚目のブランドと重ならないよう選ぶのも実用的でしょう。
出典: Visaのネットワーク規模(公式)
調査対象は201件。そのうち、プライオリティ・パスの付帯が確認できた21件を一覧に掲載しています。
一覧は年会費・国際ブランド・海外事務手数料・海外旅行傷害保険を横並びにしたもの。まず年会費の帯で候補を絞り、次に海外事務手数料と保険で詰めていく読み方が効率的です。
年会費はすべて税込表記です。プライオリティ・パスの利用料・同伴者料金は米ドル建てのため、円換算額は為替レートによって変動します。
付帯条件や利用回数の条件は改定される場合があります。一覧で候補を絞ったあとは、各カード会社およびプライオリティ・パス公式の最新情報で確認してください。
| カード名 | 年会費 | 国際ブランド | 海外事務手数料 | 海外旅行保険 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) ※一括払いのみ | Visa/Mastercard/JCB/American Express | 3.63% ※全ブランド共通、2025年3月改定 | 最高5,000万円 ※自動付帯 |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円(税込) | AMEX | 3.85% ※2024年12月4日以降、全ブランド共通 | 最高1億円 |
| JCBプラチナ | 27,500円(税込) | JCB | 1.6% ※基準レート+1.6%(公式FAQ) | 最高1億円 ※死亡・後遺障害の場合 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円(税込) ※楽Payで優遇あり、家族会員2人目3,300円 | American Express | Visa/Mastercard 3.85% ※JCB2.04%/Amex2.0% | 最高1億円 ※自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円 |
| エポスプラチナカード | 招待20,000円、通常30,000円(税込) ※年間100万円利用で翌年以降20,000円 | Visa | Visa 3.85% ※2025年7月1日に2.20%から改定 | 傷害死亡・後遺障害最高1億円 ※自動付帯、家族は2,000万円 |
| Orico Card THE PLATINUM | 20,370円(税込) | Mastercard/Visa/JCB | 3.85% ※V/M2024年12月〜、JCB2025年10-11月に改定 | 最高1億円 ※自動付帯5,000万+利用付帯5,000万、家族特約2,000万円 |
| 三井住友カード プラチナ | 55,000円(税込) | VISA/Mastercard | 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%から改定 | 傷害死亡・後遺障害 最高1億円(自動付帯) ※治療費用各500万円・賠償責任1億円・携行品100万円等 |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード | 39,600円(税込) | American Express | 3.5% ※2025年8月1日改定 | 死亡・後遺障害 最高1億円 ※利用付帯、旅行代金カード決済が条件 |
| ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card) | 55,000円(税込) | Mastercard | 2.85% ※2025-07-30以降処理分より改定 | 死亡・後遺障害 最高1億2千万円 ※家族特約1,000万円、自動付帯 |
| プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス) | 165,000円(税込) | American Express | 3.5% ※2025-08-01改定 | 最高1億円(自動付帯5,000万円) ※カード決済で最高1億円に増額 |
| 三井住友カード Visa Infinite | 99,000円(税込) | Visa | 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%から改定 | 最高1億円 ※利用付帯 |
| Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite | 99,000円(税込) ※クレジット機能なしでも年会費発生 | Visa | 3.63% ※2024年11月改定(旧2.20%) | 最高1億円 ※選べる無料保険 |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円(税込) ※初年度無料 | AMEX | — | 最高1億円 |
| 静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円(税込) | アメリカン・エキスプレス | 3.85% ※2024年12月4日以降処理分より全ブランド改定 | 最高1億円 ※利用付帯、家族カード会員は最高1,000万円 |
| Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 82,500円(税込) ※2025年8月21日に年会費を改定 | American Express | 3.5% ※2025-08-01改定 | 死亡・後遺障害 最高1億円 ※うち自動付帯5,000万円 |
| ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 66,000円(税込) | American Express | 3.5% ※2025-08-01改定 | 最高1億円(利用付帯) ※旅行代金をカード決済した場合に補償 |
| JALカード プラチナ(Visa/Mastercard) | 34,100円(税込) ※JALカードSuica・JALアメックスは20,900円 | Visa/Mastercard | 3.63%(Visa/Mastercard) ※JCB1.6%・Amex2.0%(ブランド別) | 最高1億円 ※家族特約対象者は1,000万円(ブランドにより内訳異なる) |
| JAL・JCBカード プラチナ | 34,100円(税込) ※JAL CLUB EST入会は+2,200円 | JCB | 3.63%(Visa/Mastercard) ※JCB1.6%・Amex2.0%(ブランド別) | 最高1億円 |
| JAL・JCBカード プラチナ Pro | 77,000円(税込) | JCB | 3.63%(Visa/Mastercard) ※JCB1.6%・Amex2.0%(ブランド別) | 最高1億円 ※治療費用1,000万円等、自動付帯 |
| ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 96,800円(税込) ※年会費改定のお知らせあり | VISA | 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より改定(旧2.20%) | 傷害死亡・後遺障害 最高1億円 ※治療費用500万円等、自動付帯 |
| ANA JCBカード プレミアム | 本文に金額の記載なし ※初年度無料は一般カードのみ対象 | JCB | 1.6% ※JCB基準レート+1.6% | — |
※編集部調査時点の要約です。条件・詳細は本文の各紹介と公式サイトをご確認ください。
プライオリティ・パス付帯のおすすめクレジットカード10選
ここからは、条件の異なる10枚を個別に見ていきます。年会費11,000円(税込)から165,000円(税込)まで、回数条件も同伴者の扱いもそれぞれ違います。
プライオリティ・パスは複数のタイプの利用者が並存する特典で、万人にとっての1位は存在しません。自分の渡航頻度と同行者の有無に当てはめて読み進めてください。
| 楽天プレミアムカードの基本情報 | |
| 年会費 | 本カード会員お一人様 11,000円(税込み)。年会費は一括払いでのお支払い |
| ポイント還元率 | 1%(獲得 100円=1P)、優待: 楽天証券 投信積立クレジット決済1%、楽天ぐるなび 対象コースをネット予約・来店3% |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard/JCB: 3.63%/American Express: 3.63% ※公式FAQ 3.63%(税込)。2025年3月改定 |
| 申込条件 | 18歳未満、学生、海外在住の方はカードをお申し込みいただけません。カード発行には所定の審査がございます |
| 付帯保険 | 海外旅行: 傷害死亡・後遺障害保険金 最高5,000万円(自動付帯) 国内旅行: 傷害死亡・後遺障害保険金 最高5,000万円(自動付帯) ショッピング: 動産総合保険 年間最高300万円 |
| 追加カード | ETCカード: 楽天プレミアムカード会員様は楽天ETCカード通常年会費550円(税込み)が無料 家族カード: 家族カード会員お一人様 550円(税込み) |
📌 楽天プレミアムカードの特徴
✓ プライオリティ・パス付帯で世界1,600以上の空港ラウンジを年5回無料利用可能
✓ 楽天市場で基本3.0%還元に加え、誕生月は+1%のボーナス還元
✓ 海外旅行保険が最高5,000万円自動付帯で充実の補償
👤 こんな人におすすめ: 海外渡航が多く、プライオリティ・パスと手厚い旅行保険を1枚でまかないたい人
年会費11,000円(税込)で、海外空港ラウンジをプライオリティ・パスで年5回まで無料利用できるカードです。回数条件はありますが、年1〜2往復の使い方なら十分に収まります。
国内空港ラウンジは回数制限なしで利用可能。国内出張が多い人にとっては、こちらの使用頻度のほうが高くなるかもしれません。
ポイント還元率は1%で、楽天市場では3%、公共料金等は0.2%と利用先によって変わります。楽天トラベルの事前決済で2.5倍(要エントリー)といった旅行系の優遇もあります。
旅行傷害保険は海外・国内ともに最高5,000万円で、いずれも自動付帯。旅行代金をカード決済していなくても補償対象になる点は、旅行頻度が高い人には効いてきます。
ショッピング保険は年間最高300万円。国際ブランドはVisa/Mastercard/JCB/American Expressから選べ、海外事務手数料は3.63%(全ブランド共通)です。
なお、カード会社側でレストラン等の対象施設を制限している場合があるため、申込前に公式案内で確認してください。
ETCカードは通常550円(税込み)ですが、楽天会員のランクがダイヤモンド・プラチナなら無料。年会費を抑えつつラウンジ特典を持ちたい人に向く1枚です。
年会費33,000円(税込)で、プライオリティ・パスが無料で付帯します。同伴者は1名35米ドルという条件が明示されている点が分かりやすいところ。
国内空港ラウンジも無料で利用でき(一部有料の施設あり)、24時間365日対応のコンシェルジュ・サービスも付帯します。
旅行傷害保険は海外最高1億円、国内最高5,000万円(付帯条件〈自動付帯/利用付帯〉は公式案内で確認してください)。ショッピング保険は年間最高300万円と、プラチナ帯として厚みのある構成です。
ポイントは永久不滅ポイントで1,000円=2P。SAISON MILE CLUBに登録するとJALマイル還元率1.125%となり、マイルを貯める使い方にも対応します。
毎月末の金土日はロフトが5%OFF、セゾンの木曜日は映画が1,200円といった日常寄りの優待も。発行は最短3営業日が目安で、海外事務手数料は3.85%です。
家族カードは1名につき3,300円(税込)。ラウンジを無料で使いたい人にとって、年会費33,000円(税込)という水準は現実的な選択肢になります。
年会費27,500円(税込)。プライオリティ・パスで世界146ヵ国の空港ラウンジが無料利用でき、カード会社側の空港ラウンジ特典には同伴者1名分が含まれます。
同伴者の扱いが明示されている点は、家族や同僚と動く場面で効いてきます。プラチナ会員専用デスクが24時間365日対応する体制も付帯。
旅行傷害保険は海外・国内ともに死亡・後遺障害で最高1億円(付帯条件は公式案内で確認してください)。ショッピング保険は国内外年間最高500万円と、補償面は上位クラスです。
海外事務手数料は1.6%(基準レート+1.6%)。
今回取り上げたカードの中では低い水準で、海外での決済額が大きいほど差が出ます。
ポイント還元率は0.5%(200円=1P)。グルメ・ベネフィットでは2名以上の予約で1名分が無料になるなど、還元率以外の形で年会費を回収する設計です。
アプリでの番号表示は最短5分(デジタル、カードそのものの到着は約1週間が目安)。家族カードは1名まで無料、2人目から1名につき3,300円(税込)です。
ハワイやアジア主要都市ではJCBの海外サービス窓口が日本語で使えるため、渡航先がその圏内に偏っている人には実利があります。
年会費22,000円(税込)で、空港ラウンジがプライオリティ・パスで利用できるカードです。家族カードは1名まで無料、2人目から1名につき3,300円(税込)。
家族カードは1名まで無料で発行できます(家族会員へのラウンジ特典の適用可否は公式案内で確認してください)。
旅行傷害保険は海外最高1億円。内訳は自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円で、旅行代金をカード決済すると上限まで補償が伸びる仕組みです。
国内旅行傷害保険は最高5,000万円の自動付帯、ショッピング保険は年間300万円。コンシェルジュは24時間365日対応します。
ポイントはグローバルポイントで1,000円=1P。対象店舗では最大20%のポイント還元といった上乗せもありますが、対象店舗・上限などの条件が設定されています。
ETCカードは年会費無料。国際ブランドはAmerican Expressで、海外事務手数料はVisa/Mastercard 3.85%、JCB 2.04%、American Express 2.0%と発行ブランドによって異なります。
申込対象は20歳以上で安定収入のある方(学生を除く)。家族カードは配偶者・親・子(18歳以上)が対象です。
年会費は招待の場合20,000円、通常申込30,000円(税込)。さらに年間100万円の利用で、翌年以降は20,000円に優遇されます。
プライオリティ・パスに無料で登録でき、世界1,800カ所以上の空港ラウンジが利用対象。国内主要空港のラウンジも使えます。
コンシェルジュは24時間365日対応。旅行傷害保険は傷害死亡・後遺障害で海外最高1億円(自動付帯)、国内最高1億円(利用付帯)と、付帯条件が海外と国内で異なります。
家族特約は2,000万円。国際ブランドはVisaで、海外事務手数料は3.85%(2025年7月1日に2.20%から改定)です。
ポイントはエポスポイントで200円=1ポイント。ファミリーゴールドは、プラチナ・ゴールド会員からの紹介で年会費永年無料(通常5,000円)になります。
年間利用額が100万円前後に届く人なら、年会費の実質負担を抑えながらプラチナ帯の特典を持てる設計。利用額が読める人ほど有利になるタイプです。
年会費20,370円(税込)で、世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用可能。同伴者1名が無料という案内があり、2人旅との相性がよいカードです。
ホノルルとシンガポールではシティラウンジも利用できます。空港以外の滞在拠点として使える点は他社と差がつくところでしょう。
ポイント還元率は1%(100円=1P)。オリコモール経由で2.0%、iD・QUICPayで1.5%、海外利用で1.5%、誕生月は2.0%と、利用先ごとに条件が設定されています。
旅行傷害保険は海外最高1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)、国内最高1億円。家族特約対象者は最高2,000万円です。
ショッピング保険は300万円限度(1事故あたり免責10,000円)。紛失・盗難時は届出から60日前まで遡って補償されます。
発行は最短8営業日(ネット限定申込)。キャッシング希望時は所得証明書類が必要になる場合があります。家族カードは2,200円(税込)、海外事務手数料は3.85%です。
| 三井住友カード(NL)の基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ポイント還元率 | 最大0.5%(獲得 200円=1P)、優待: 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダー7%、条件達成でセブン‐イレブン最大10%還元10%、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済で7%還元7%、マネーフォワード ME のプレミアムサービスで10%還元10% |
| 貯まるポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%→3.63%に改定 |
| 発行スピード | 最短10秒でカード番号を表示、即時発行可能。夜間帯(19:31~翌8:59)申込の場合は一時的な仮のショッピング利用枠(買物枠5万円・1回払いのみ)で発行 ※即時発行とならない場合がある・毎週月曜1:00~7:45の申込等は即時発行とならない |
| 申込条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD/Apple Pay/Google Pay/Google ウォレット/Samsung Wallet/タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行: 公式に記載なし(確認済み) ショッピング: 付帯なし |
| 追加カード | 家族カード: 永年無料 |
📌 三井住友カード(NL)の特徴
✓ ナンバーレスデザインでカード番号盗み見を防止、高いセキュリティ性
✓ 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元
✓ 最短10秒でカード番号発行、届く前からネットショッピングに利用可能
👤 こんな人におすすめ: コンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済が日常で、番号レスの安心感と発行スピードも重視する人
年会費55,000円(税込)。プラチナ帯として保険と還元の両面を備えた上位カードです。
旅行傷害保険は海外・国内ともに傷害死亡・後遺障害で最高1億円の自動付帯。治療費用各500万円、賠償責任1億円、携行品100万円などの補償が付きます。
国内は入院日額5,000円・通院日額2,000円・手術最高20万円。ショッピング保険は年間500万円が補償限度額です。
ポイントは100円=1Pで還元率1%。対象のコンビニ・飲食店ではスマホのタッチ決済で最大7%の還元(対象店舗・条件・上限あり)となります。
家族ポイントやVポイントアッププログラムによる上乗せもありますが、いずれも事前登録や条件達成が前提です。家族カードは無料。
申込対象は満30歳以上で安定継続収入のある方。海外事務手数料は3.63%(2024年11月1日到着売上分より2.20%から改定)です。
年会費39,600円(税込)。プライオリティ・パスによる空港ラウンジ利用が付帯します(無料回数などの条件は公式案内で確認してください)。
年に1往復程度の渡航で、往復分を無料枠でまかなうという使い方に合うかどうかは、条件次第で変わります。回数無制限を求める人には物足りない場合もあるでしょう。
継続特典として、年間200万円以上の利用で無料宿泊券が贈られます。ここで年会費の元が取れるかを試算してみましょう。
仮に年間200万円を利用した場合、100円=1Pで20,000ポイント。これに継続特典の宿泊券とラウンジ特典の価値を足し、年会費39,600円(税込)と並べて比較します。
宿泊券の価値をどう見るかで結論は変わりますが、年間利用額が200万円に届くかどうかが最初の分岐点。届かない場合は、年会費の低いカードのほうが合理的です。
旅行傷害保険は海外最高1億円、国内最高5,000万円で、いずれも利用付帯(旅行代金のカード決済が条件)。決済していないと補償されない点は必ず押さえておきましょう。
ショッピング保険は年間最高500万円(購入日から90日間、1回1万円免責)。家族カードは2枚まで無料、3枚目以降は19,800円(税込)です。手荷物無料宅配サービスも付帯します。
年会費55,000円(税込)で、プライオリティ・パスが回数無制限で無料付与されます。回数を気にせず使いたい人にとっては条件が明快な1枚。
国内主要空港のラウンジは同伴1名無料。コンシェルジュは24時間365日対応で、旅行以外の場面でも使えます。
ポイントは200円につき2ポイントで最大1%。モバイル決済などを含めて還元率が一律1.0%に揃えられている点は、使い分けを考えずに済む利点です。
旅行傷害保険は海外が死亡・後遺障害で最高1億2千万円(自動付帯、家族特約1,000万円)、国内が最高1億円(利用付帯)。付帯条件が海外と国内で異なります。
ショッピング保険は年間最大300万円(購入日から90日以内の破損・盗難等)。毎月1回カフェ1杯無料といった日常特典もあります。
発行は最短5営業日(申込は最短10分)。海外事務手数料は2.85%(2025年7月30日以降の処理分より改定)と、無制限型の中では低めの水準です。
家族会員は16,500円(税込)で、家族会員のみ初年度無料。申込対象は20歳以上(学生不可)です。
年会費165,000円(税込)。プライオリティ・パスに加え、センチュリオン・ラウンジをはじめとする独自の空港ラウンジが利用できる構成です。
家族カードは4枚まで無料。家族それぞれが会員証を持てるため、同伴者料金の発生自体を抑えられます。人数が多い家庭ほど1人あたりの負担は下がる計算です。
旅行傷害保険は海外最高1億円(自動付帯部分5,000万円、カード決済で最高1億円に増額)。国内は最高1億円の利用付帯で、旅行代金を未決済の場合は補償対象外となります。
プラチナ・コンシェルジェ・デスクが付帯し、旅行の手配から日常の相談まで対応。ポイントはメンバーシップ・リワードで100円=1Pです。
カードは本人限定受取郵便で届き、本人確認後は普通郵便等での送付。到着までは約3週間が目安とされています。海外事務手数料は3.5%(2025年8月1日改定)。
年会費の水準を考えると、ラウンジ単体ではなく旅行特典全体で回収する前提のカード。家族の渡航回数が多い場合に検討対象となります。
回数制限や対象施設の縮小はどこまで進んだ?改定の動きを整理
ここ数年、プライオリティ・パスをめぐる条件は縮小方向で動いてきました。検討中のカードにどう影響しているかを確認しておきましょう。
カード会社側が独自に対象施設を制限したり、施設側で利用条件が設けられたりするケースが見られます。最新の条件は各カード会社およびプライオリティ・パス公式サイトで確認してください。

もともと国内では、空港ラウンジよりもレストランでの食事利用が人気でした。1回の利用で数千円分の食事ができるため、利用が集中したという背景があります。
国内のレストラン・リフレッシュ施設では、出発便の搭乗券提示など利用条件が設けられている場合があります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
旅行から帰ってきたタイミングで食事に使う、といった使い方ができない場合もあるということ。国内での使い勝手を重視して選ぶなら、この前提で計算する必要があります。
カード会社ごとの上乗せ制限もあります。カード会社側でレストランやリフレッシュ施設を対象外としている場合があるため、申込前に公式案内で確認してください。
付帯条件の引き下げも進みました。以前は年会費1万円台でも回数無制限で付帯する例がありましたが、現在は回数制限付きが増えています。
楽天プレミアムカードの年5回という条件も、この流れの中で設定されたものです。年会費11,000円(税込)という水準を維持するための調整といえます。
逆に言えば、いま回数無制限で付帯するカードは、年会費に相応の水準が設定されているということ。年会費と回数条件はセットで動くと考えておくのが自然です。
改定は予告なく反映されることがあります。
申込前には、案内文に「年◯回」の記載が追加されていないかを確認しましょう。
プライオリティ・パスは外部サービスのため、提供側の方針変更をカード会社が完全にはコントロールできません。改定リスクをゼロにはできない前提で持つのが現実的です。
相対的にリスクが低いのは、自社でラウンジや専用施設を運営しているカード。外部サービスの条件変更を受けにくい構造だからです。
プラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)は、プライオリティ・パスに加えてセンチュリオン・ラウンジ等の独自ラウンジを持ちます。Orico Card THE PLATINUMのホノルル・シンガポールのシティラウンジも同種の位置づけです。
特典が改定される前提で、ラウンジ以外の価値(保険・還元・コンシェルジュ)でも年会費を説明できるカードを選ぶ。これが実務的な守り方でしょう。
改定の動きを見て「そもそもプライオリティ・パスに依存しない選択肢はないか」と考える人もいます。カード会社が独自に提供するラウンジ特典は、その別解です。
国内主要空港のカードラウンジは、多くのゴールド・プラチナ帯カードに付帯します。プライオリティ・パスとは別枠のため、外部サービスの条件変更の影響を直接は受けません。
JCBプラチナは空港ラウンジの無料利用に同伴者1名分が含まれ、エポスプラチナカードも国内主要空港のラウンジが利用対象です。国内移動が中心ならこちらで足りることもあるでしょう。
海外に目を向けると、年会費永年無料のカードでも拠点型のサービスがあります。楽天カード(年会費永年無料)はハワイのラウンジを無料で利用可能です。
JCB CARD Wは年会費永年無料(39歳までの入会が条件、40歳以降も継続無料)で、ハワイのJCBプラザ ラウンジやワイキキトロリー無料といった特典が付きます。
出典: JCB PLAZA(海外サービス窓口)の設置都市(公式)
これらは空港ラウンジそのものではなく、渡航先での滞在拠点・サポート窓口という位置づけ。プライオリティ・パス付帯カードとは条件が異なる点に注意してください。
渡航先がハワイやアジア中心で、年に1回程度の旅行なら、年会費をかけずにこうしたサービスで済ませる判断も十分に合理的です。
国内・海外のどこで使える?空港ラウンジの実際の使い勝手
会員資格を得ても、自分の渡航ルートに対象施設がなければ意味がありません。実際に使える範囲を確認しておきましょう。
国内の対象施設は限られており、また入れ替わるため、渡航前に公式アプリ・公式サイトで最新の対象施設を確認してください。
国内のレストラン・リフレッシュ施設では、出発便の搭乗券提示など利用条件が設けられている場合があります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
対象施設は入れ替わるため、渡航前に公式アプリで最新の一覧を確認するのが確実です。前回使えた施設が対象外になっているケースもあります。
| 確認する項目 | 見るポイント |
| 施設の種類 | ラウンジか、レストラン・リフレッシュ施設か |
| 利用条件 | 出発便の搭乗券提示が必要かどうか |
| カード側の制限 | カード会社が独自に対象外としていないか |
| ターミナル | 自分が使うターミナル内にあるか(保安検査の前後も確認) |
海外では対象施設の数が国内とは比較にならず、乗り継ぎの多い空港ほど選択肢が増えます。長時間のトランジットでこそ価値が出るサービスです。
アジア主要都市やハワイでは、JCBの海外サービス窓口が日本語で使えるため、ラウンジ利用とは別の安心材料になります。渡航先が固定している人はブランド選びの材料に。
出典: JCB PLAZA(海外サービス窓口)の設置都市(公式)
欧米や周遊型の旅行では、加盟店網の広いVisaやMastercardを軸にするのが無難でしょう。決済手段とラウンジ特典は分けて考えるのが実用的です。
出典: Visaのネットワーク規模(公式)
混雑時は入場制限がかかることもあります。
ラウンジが満席で入れない可能性は、どの会員でも同じです。
プライオリティ・パスの対象には、空港内のレストランやスパ、仮眠施設も含まれます。1回の利用枠を食事に充てる使い方です。
ただし国内では利用条件が設けられている場合があり、搭乗券の提示を求められることがあります。カードによってはレストラン自体が対象外です。
カード会社側でレストラン・リフレッシュ施設を対象外としている場合があります。食事利用を前提に選ぶなら、申込前に公式案内で要確認。
レストラン利用には1人あたりの上限額が設定されている場合があり、超過分は自己負担となります。
申し込みから空港で使えるようになるまでの流れ
カードが届いた時点では、まだプライオリティ・パスは使えません。会員証を別に申し込む工程が挟まるためです。

多くのカードでは、会員専用サイトやアプリからプライオリティ・パスの発行を申し込みます。カードが届いただけで自動的に会員証が届くわけではありません。
家族カード会員の分も、本会員とは別に申し込みが必要な場合があります。家族全員分をまとめて手続きしておきましょう。
申込から会員証の反映までには日数がかかります。渡航直前の申し込みでは間に合わない可能性がある点に注意してください。
近年はアプリ上のデジタル会員証で入場できる施設が増えました。プラスチックの会員証を待たずに使えるケースもあります。
ただし、カード会社側での登録処理からアプリへの反映までにタイムラグが生じます。
申請したその日に使えるとは限りません。
渡航が決まっているなら、出発の数週間前には手続きを済ませておくのが安全。カード自体の発行日数(最短3営業日〜約3週間が目安)も加算して逆算しましょう。
受付では会員証(アプリ画面またはカード)と当日の搭乗券を提示します。国内のレストラン等では、利用条件を満たしているかも確認されます。
同伴者がいる場合は、その場で人数を申告。同伴者料金は本会員のカードに請求される運用が一般的です。
無料回数を超えている場合も、その場で利用料が請求されます。残り回数はアプリの利用履歴で事前に確認しておくと安心でしょう。
条件を見誤ると、想定していなかった費用が発生します。申込前に押さえておきたい4点を整理しました。
プライオリティ・パスは、年会費が設定されたカードに付く特典です。年会費永年無料のカードには基本的に付帯しません。
JCB CARD W(年会費永年無料、39歳までの入会が条件で40歳以降も継続無料)、三井住友カード(NL)(永年無料)、楽天カード(永年無料)はいずれも実用性の高いカードですが、プライオリティ・パスは付帯しません。
まずは年会費無料カードで十分という人も多いもの。空港ラウンジや手厚い保険を実際に使い、年会費以上の価値を得られる場合に有料カードを選ぶ、という順序が合理的です。
年会費無料カードでも海外での使い勝手は確保できます。楽天カードは還元率1%(楽天市場3%、公共料金等0.2%)で、ハワイのラウンジ無料利用も付帯します。
回数付きのカードでは、無料枠を超えた分は所定の利用料が請求されます。米ドル建てのため、円換算額は為替レートで変動する点に注意。
同伴者料金も同様です。同行者の人数と回数の分だけ費用が上乗せされる計算になります。
この金額は年会費の差を簡単に超えることもあります。同行者がいる前提なら、年会費が高くても同伴者条件のよいカードのほうが総額で安くなることも。
ポイント還元率は、利用先・支払方法・キャンペーンの適用によって変動します。獲得上限が設けられている場合もあるため、上乗せ分の条件は必ず確認してください。
出典: 景品表示法(消費者庁)
年会費の「実質無料」「優遇」も条件付きです。エポスプラチナカードの20,000円という水準は、招待または年間100万円の利用実績が前提となります。
旅行傷害保険は自動付帯と利用付帯で条件が異なります。利用付帯は旅行代金をそのカードで決済していることが条件で、未決済なら補償されません。
入会キャンペーンの内容やポイント数は時期により変動し、条件が設定されています。申込時点の案内で確認するのが確実です。
出典: 景品表示法(消費者庁)
永続的な条件ではありません。
プライオリティ・パスの付帯条件・利用回数・同伴者料金・対象施設は、いずれも改定される可能性があります。
だからこそ、ラウンジ特典だけで年会費を説明できるカードは選び方としてやや危うい面があります。保険・還元・コンシェルジュなど他の要素も含めて評価しましょう。
申込前には、各カード会社およびプライオリティ・パス公式サイトの最新情報を確認してください。この記事の内容も執筆時点の情報にもとづくものです。
会員資格はカードに紐づいて付与されるため、カードを解約すると利用できなくなります。年会費の支払いを止めた時点で資格も終了する仕組みです。
渡航予定がある場合は、解約のタイミングに注意しましょう。
カウント方式はカードによって異なり、1月から12月の暦年で数える場合と、会員登録日から1年で数える場合があります。
年末年始をまたぐ旅行では認識がずれやすい部分。アプリの利用履歴で残り回数を確認してから出発するのが確実です。
同伴者の料金や年齢による扱いは施設・カードにより異なります。家族カードで会員証を発行できるカードなら同伴者扱いを避けられます。
乳幼児の扱いは施設ごとに異なる場合があります。申込前に各社の案内で確認しておきましょう。
国内線の搭乗でも対象施設であれば利用できますが、搭乗券の提示など利用条件が設けられている場合があります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
国内で使う機会が多いなら、この前提で考えてください。
カードの発行日数に加えて、会員証の申請と反映の日数が必要です。合計すると数週間かかることもあります。
出発直前の申し込みでは間に合わない可能性が高いもの。渡航が決まった段階で手続きを始めるのが安全です。
プライオリティ・パス付きカードの比較は、年会費の高低ではなく条件の組み合わせで決まります。見るべきは付帯条件・回数制限・同伴者料金・家族カードの扱いの4点です。
年1〜2往復で1人利用なら、年会費11,000円(税込)で年5回無料の楽天プレミアムカードのような回数付きが総額で有利になりやすいでしょう。
年5往復に近づくなら、プライオリティ・パスが無料付帯するセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(33,000円・税込)や、回数無制限のラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)(55,000円・税込)が比較対象に入ります。
家族で動くなら、家族カードに会員証が出るかどうかが決め手。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやプラチナ・カード(アメリカン・エキスプレス)のように、家族カードの年会費負担が軽い設計が効いてきます。
特典は改定される前提で選ぶこと。ラウンジ以外の価値でも年会費を説明できるかを確認し、申込前に各社の最新情報をチェックしてください。

※本記事に記載の料金は2026年7月29日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各カード会社公式サイトをご確認ください。
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