楽天証券のかぶミニ®のデメリットは?メリットや他社との比較も解説

米国株への投資を考えているけれど、どの投資信託を選べばいいか迷っていませんか。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国の代表的な株価指数S&P500に連動する低コストの投資信託として、多くの投資家から注目を集めています。
2019年の設定以来、純資産総額は2兆円を超え、新NISAのつみたて投資枠にも対応しているため、長期の資産形成に適した商品です。
この記事では、SBI・V・S&P500の特徴から購入方法、eMAXIS Slimとの比較まで、投資判断に必要な情報をすべて解説します。
米国株投資を始めたい方、低コストで資産運用をしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する投資信託で、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する運用成果を目指しています。2019年9月26日に設定され、世界最大級の運用会社バンガード社と共同で組成された商品です。
このファンドの最大の特徴は、バンガード・S&P500 ETF(VOO)を通じて米国株式に投資する仕組みです。S&P500指数は、AppleやMicrosoft、Amazon、Googleなど、米国を代表する約500社の大型株で構成されており、米国株式市場全体の時価総額の約80%をカバーしています。
純資産総額は2兆円を超え、国内公募投資信託の中でもトップクラスの規模を誇ります。
2024年1月からの新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入できるため、税制優遇を最大限に活用した資産形成が可能です。
購入時手数料は無料(ノーロード)、信託財産留保額もなしで、最低投資金額は100円からと、投資初心者でも始めやすい設計になっています。分配金は出さずに自動的に再投資される仕組みのため、複利効果を活かした効率的な資産形成が期待できます。
SBI・V・S&P500の5つの特徴
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドには、他の投資信託と比較して際立つ5つの特徴があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
SBI・V・S&P500の信託報酬は年率0.0938%(税込)程度と、業界最低水準の低コストを実現しています。信託報酬とは、投資信託を保有している間、運用会社や販売会社に支払う管理費用のことで、毎日基準価額から自動的に差し引かれます。
例えば100万円を投資した場合、年間の信託報酬は約938円です。10年間保有すると約9,380円、20年間では約18,760円の手数料となります。
長期投資では、わずかなコストの差が最終的な運用成果に大きく影響するため、低コストであることは非常に重要なポイントです。米国株式を投資対象とするインデックスファンドの信託報酬の目安は0.20%以下とされており、SBI・V・S&P500はこの基準を大きく下回る水準です。
購入時手数料と信託財産留保額も無料のため、投資家にとって非常にコスト効率の良い商品といえます。
SBI・V・S&P500は、マザーファンドを通じてバンガード・S&P500 ETF(VOO)に投資する仕組みを採用しています。バンガード社は世界最大級の運用会社で、インデックスファンドの草分け的存在として知られています。
VOOは運用資産残高が2,500億ドルを超える超大型ETFで、経費率はわずか0.03%です。この低コストで高い流動性を持つETFを活用することで、マザーファンドが直接米国株式を購入するよりも資金効率の良い運用が可能になっています。
ETFを通じた投資には、外国税の二重課税というデメリットもありますが、その影響を考慮しても低コストでの運用が実現されています。バンガード社の長年の運用実績と専門性を活かした運用手法は、投資家にとって安心材料の一つです。
S&P500指数は、米国の代表的な株価指数で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場する大型株約500銘柄で構成されています。時価総額加重平均方式で算出され、米国株式市場全体の動向を示す指標として世界中の投資家から注目されています。
構成銘柄には、Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)、Meta(Facebook)、NVIDIA、Teslaなど、世界的に有名な企業が含まれています。これらの企業は、テクノロジー、金融、ヘルスケア、消費財など多様な業種にわたっており、自動的に分散投資ができる仕組みになっています。
S&P500指数は過去の長期データで年平均約10%のリターンを記録しており、米国経済の成長とともに右肩上がりの推移を続けてきました。
ただし、これは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
SBI・V・S&P500の純資産総額は2兆円を突破し、設定来54ヶ月連続で資金流入超を記録しています。純資産総額が大きいファンドは、運用の安定性が高く、効率的な運用が可能になります。
一般的に、投資信託は純資産総額が100億円以上あれば安定した運用ができるとされています。SBI・V・S&P500はその200倍以上の規模を持つため、繰上償還(運用が終了してしまうこと)のリスクは極めて低いといえます。
また、純資産総額が大きいことで、売買コストの削減や効率的なリバランスが可能になり、ベンチマークとの乖離を抑えた運用が実現されています。多くの投資家から支持されている証でもあり、安心して長期保有できる要素の一つです。
SBI・V・S&P500は、金融庁が定める厳しい基準をクリアし、つみたてNISA対象商品として選定されています。2024年1月からスタートした新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入できます。
新NISA制度では、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円、合計で年間360万円まで投資でき、非課税保有限度額は生涯で1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)です。非課税保有期間は無期限化されたため、長期的な資産形成に最適な環境が整っています。
通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すればこの税金が一切かかりません。例えば100万円の利益が出た場合、通常は約20万円が税金として引かれますが、NISA口座なら100万円すべてが手元に残ります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と比較
SBI・V・S&P500とよく比較されるのが、三菱UFJアセットマネジメントが運用するeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。どちらも同じS&P500指数に連動する低コストの投資信託ですが、いくつかの違いがあります。
結論から言うと、両者の差は非常に小さく、どちらを選んでも長期的な資産形成には問題ありません。
信託報酬を比較すると、以下のようになります。
| ファンド名 | 信託報酬(年率・税込) | 実質コスト(参考値) |
| SBI・V・S&P500 | 0.0938%程度 | 約0.10% |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372%以下 | 約0.089%~0.11% |
信託報酬の差はわずか0.0001%程度で、100万円を1年間運用した場合の差額は約10円にすぎません。10年間でも約100円、20年間でも約200円の差です。この差は誤差の範囲といえるでしょう。
実質コストは、信託報酬に加えて売買委託手数料や監査費用などを含めた総コストです。運用状況によって変動するため一概には言えませんが、両者とも0.10%前後で推移しており、大きな差はありません。
eMAXIS Slimは純資産総額に応じて信託報酬が段階的に下がる仕組みを採用しており、現在は5兆円を超える規模になっています。
両ファンドの最も大きな違いは運用方法です。eMAXIS Slimはマザーファンドが直接米国株式を購入するのに対し、SBI・V・S&P500はバンガード・S&P500 ETF(VOO)を通じて間接的に投資します。
直接投資のメリット
ETFの経費率(VOOの場合0.03%)を負担する必要がなく、外国税の二重課税の影響も受けにくい点
デリバティブ取引(先物など)を活用してベンチマークとの乖離を抑える運用も可能
ETF経由の投資のメリット
超大型ETFの高い流動性と効率的な運用を活用できる点
VOOは運用資産が2,500億ドルを超える巨大なETFで、売買コストが非常に低く抑えられている
バンガード社の長年の運用ノウハウも活かされている
どちらの方法にも一長一短がありますが、最終的な運用成果にはほとんど差が出ていないのが実情です。
過去の運用実績を比較すると、トータルリターン(分配金再投資後の総合収益率)は以下のようになっています。
| 期間 | SBI・V・S&P500 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 差 |
| 1年 | 約42% | 約42% | ほぼ同等 |
| 3年(年率) | 約23.59% | 約23.72% | 0.13% |
| 5年(年率) | 設定後間もない | 約19% | – |
3年間の年率リターンの差は約0.13%で、100万円を投資した場合の差額は年間約1,300円程度です。この差は、デリバティブ取引の活用やベンチマークとの乖離の違いから生じていると考えられますが、長期的には誤差の範囲といえます。
ベンチマークとの乖離率(トラッキングエラー)も両者とも非常に小さく、指数に忠実に連動する運用が実現されています。
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、コスト、運用実績、リスクのいずれの面でもほとんど差がありません。どちらを選んでも、低コストで効率的な米国株投資が可能です。
選択のポイントは、購入する証券会社です。SBI・V・S&P500は楽天証券では取り扱っていないため、楽天証券で楽天カードのクレカ積立を利用したい場合はeMAXIS Slimを選ぶことになります。SBI証券やマネックス証券を利用する場合は、どちらでも購入できます。
また、クレカ積立のポイント還元率も考慮するとよいでしょう。SBI証券では三井住友カードで最大5%、マネックス証券ではマネックスカードで1.1%のポイント還元があります。長期的にはこのポイント還元の差の方が、信託報酬の差よりも大きな影響を与える可能性があります。
SBI・V・S&P500の運用実績と利回り
SBI・V・S&P500の過去の運用実績を確認することで、将来の投資判断の参考にすることができます。
ただし、過去の実績は将来の運用成果を保証するものではないことに注意が必要です。
SBI・V・S&P500の設定来(2019年9月26日~)のトータルリターンは非常に良好です。設定時の基準価額10,000円が、2024年12月時点では約36,000円前後まで上昇しており、約3.6倍になっています。
期間別の年率リターンは以下の通りです。
例えば、2019年9月に100万円を投資していた場合、2024年12月時点では約360万円になっている計算です。
ただし、この期間は米国株式市場が好調だったことが大きく影響しており、今後も同様のリターンが続くとは限りません。
過去の長期データでは、S&P500指数は年平均約10%のリターンを記録していますが、年によっては大きく下落することもあります。2008年のリーマンショック時には約37%下落、2020年のコロナショック時には約34%下落しました。
SBI・V・S&P500の基準価額は、設定時の10,000円から順調に上昇を続けてきました。2020年のコロナショック時には一時的に約18%下落しましたが、その後急速に回復し、2021年以降は右肩上がりの推移を見せています。
2024年に入ってからは、AI関連企業の好調やFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策への期待から、さらに上昇が加速しました。特にNVIDIA、Microsoft、Appleなどのテクノロジー企業の株価上昇が、ファンド全体のパフォーマンスを押し上げています。
基準価額は為替の影響も受けます。円安が進むとドル建て資産の円換算価値が上昇するため、基準価額も上がりやすくなります。逆に円高が進むと、米国株式が上昇していても基準価額が下がることもあります。
インデックスファンドの運用品質を測る重要な指標が、ベンチマーク(目標とする指数)との乖離率です。SBI・V・S&P500は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)との乖離を最小限に抑える運用を行っています。
運用報告書によると、ベンチマークとの乖離率は年率で0.1%以下と非常に小さく、指数に忠実に連動する優れた運用が実現されています。この乖離は、信託報酬や売買コスト、現金保有比率などから生じる避けられないものです。
バンガード・S&P500 ETF(VOO)の高い流動性と低コストを活用することで、効率的な運用が可能になっており、ベンチマークとの乖離を最小限に抑えることに成功しています。
SBI・V・S&P500で気をつけたい3つのこと
SBI・V・S&P500は優れた投資信託ですが、投資にはリスクが伴います。投資判断をする前に、必ず理解しておくべき注意点を3つ解説します。
投資信託は預金と異なり、元本が保証されていません。株式市場の下落により、投資した金額を下回る可能性があります。
SBI・V・S&P500は米国の大型株500社に分散投資していますが、米国経済全体が悪化すれば基準価額は下落します。
過去の大きな下落局面としては、2008年のリーマンショック時に約37%、2020年のコロナショック時に約34%下落しました。例えば100万円を投資していた場合、リーマンショック時には約63万円まで減少したことになります。
ただし、長期的に見ればS&P500指数は右肩上がりで成長してきました。リーマンショック後も約4年で元の水準に回復し、その後さらに上昇を続けています。短期的な下落に動揺せず、長期保有を続けることが重要です。
SBI・V・S&P500は米国株式に投資するため、為替変動の影響を受けます。円高が進むとドル建て資産の円換算価値が下がり、米国株式が上昇していても基準価額が下がることがあります。
例えば、1ドル=150円の時に投資し、米国株式が10%上昇したとします。しかし為替が1ドル=135円まで円高になると、為替だけで約10%のマイナスとなり、株式の上昇分が相殺されてしまいます。
逆に円安が進めば、米国株式の上昇に加えて為替差益も得られるため、基準価額は大きく上昇します。2022年から2024年にかけての円安局面では、為替の影響でSBI・V・S&P500の基準価額は大きく上昇しました。
為替は予測が難しく、短期的には大きく変動します。長期投資では為替も平均化されていくため、過度に心配する必要はありませんが、為替リスクがあることは理解しておきましょう。
SBI・V・S&P500は長期的な資産形成を目的とした投資信託であり、短期的な売買で利益を狙う商品ではありません。株式市場は短期的には大きく変動するため、数ヶ月から1~2年程度の短期保有では損失が出る可能性が高くなります。
金融庁も、つみたてNISA対象商品の選定基準として「長期・積立・分散投資に適したもの」という条件を設けています。少なくとも5年以上、できれば10年~20年以上の長期保有を前提に投資することが推奨されます。
長期保有することで、短期的な価格変動のリスクが平準化され、複利効果も最大限に活かすことができます。途中で市場が下落しても慌てて売却せず、積立を継続することが成功のカギです。
SBI・V・S&P500を購入できる証券会社5社
SBI・V・S&P500は、SBIアセットマネジメントが運用する投資信託のため、主にSBIグループの証券会社で購入できます。ここでは主要な取扱証券会社5社の特徴を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、SBI・V・S&P500を購入するのに最もおすすめの証券会社です。口座数約1,500万を誇る国内最大手のネット証券で、投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスです。
SBI証券の特徴
三井住友カードでのクレカ積立サービス:通常カードで0.5%、ゴールドカードで1%、プラチナカードで最大5%のポイント還元
投信マイレージサービス:投資信託の月間平均保有額に応じて、年率最大0.25%のポイントが付与
SBI・V・S&P500の場合、年率0.022%のポイントが貯まる
取引ツールも充実しており、スマホアプリ「SBI証券アプリ」や「かんたん積立アプリ」で、いつでもどこでも投資信託の購入や管理ができます。口座開設は最短翌営業日で完了し、すぐに取引を始められます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。投資信託の取扱本数は約1,800本で、SBI・V・S&P500も購入できます。
マネックス証券の特徴
マネックスカードで投資信託を積立購入すると、決済額の1.1%がマネックスポイントとして還元
投資信託の保有残高に応じて、年率最大0.08%のポイントが付与
米国株の取扱銘柄数も約5,000銘柄と豊富
取引ツールは「マネックストレーダー」をはじめ17種類のPC向けツール、15種類のスマホ向けツールを提供しており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券です。投資信託の取扱本数は約1,800本で、SBI・V・S&P500も購入できます。
三菱UFJeスマート証券の特徴
au PAYカードでのクレカ積立に対応しており、決済額の1%がPontaポイントとして還元
au回線やUQモバイル回線を契約している方は、投資信託の保有残高に応じて最大年率0.24%のポイントが上乗せされる特典
取引ツールの「kabuステーション®」は高機能で、リアルタイム株価やチャート分析機能が充実しています。三菱UFJグループの安心感も大きなメリットです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。投資信託の取扱本数は約1,900本で、SBI・V・S&P500も購入できます。
松井証券の特徴
25歳以下の現物株式取引手数料が無料
投資信託の保有残高に応じて、年率最大1%の松井証券ポイントが付与(3,000ポイント以上で現金やdポイントに交換可能)
サポート体制も充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれます。初心者向けの投資情報も豊富で、安心して投資を始められます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約480,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料】 ~10万円:108円 ~20万円:220円 ~50万円:385円 ~100万円:660円 ~150万円:1,100円 ~300万円:1,650円 以降100万円ごと:330円加算【1日定額コース】 ~100万円:0円 ~200万円:1,430円 以降100万円ごと:550円加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 非公開(公式サイトで要確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 投資信託(約480本) |
| 投資信託 | 約480本(すべて購入時手数料無料) |
| 外国株 | なし |
| 取引ツール(PC) | 岡三ネットトレーダーWEB2 / 岡三ネットトレーダーライト / 岡三RSS |
| スマホアプリ | 岡三カブスマホ / 岡三ネットトレーダースマホ |
| 提携銀行口座 | 公式サイトで確認(明記なし) |
| ポイント投資・付与 | dポイント |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマホで本人確認完了) |
岡三証券(岡三オンライン)は、対面証券の岡三証券のネット取引部門です。投資信託の取扱本数は約480本と他社より少なめですが、SBI・V・S&P500は購入できます。
岡三証券の特徴
IPO(新規公開株)の取扱銘柄数が多い:2024年は32銘柄を取り扱い、主幹事も4社務めた
投資信託の保有残高に応じてdポイントが貯まるサービス
取引ツールの「e-trade」は使いやすく、初心者でも直感的に操作できます。
証券会社を選ぶ際は、以下のポイントを比較しましょう。
長期的な資産形成を考えると、ポイント還元率の差が大きな影響を与えます。例えば月3万円を20年間積立投資した場合、ポイント還元率1%の差で約14万円の差が生まれます。自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。
ここでは、SBI証券でSBI・V・S&P500を購入する具体的な手順を解説します。初めて投資信託を購入する方でも分かりやすいように、ステップごとに説明します。
まずSBI証券の口座を開設する必要があります。以下の手順で進めましょう。
最短翌営業日に口座開設が完了し、ログイン情報がメールで届きます。マイナンバーカードを使った「スマホで本人確認」を利用すれば、郵送物の受取なしで即日取引が可能になります。
口座開設が完了したら、SBI・V・S&P500を購入しましょう。
注文は原則として申込当日の夕方に約定し、翌営業日に基準価額が確定します。NISA口座で購入する場合は、非課税枠の残高を確認してから注文しましょう。
毎月自動的に購入する積立設定をすることで、買付のタイミングを気にせず、継続的に投資できます。
クレジットカード決済を選択すると、三井住友カードのポイントが貯まります。設定後は毎月自動的に買付が行われるため、手間をかけずに資産形成を続けられます。積立設定はいつでも変更・停止できます。
新NISAでSBI・V・S&P500を活用する方法
2024年1月からスタートした新NISA制度では、SBI・V・S&P500をより効果的に活用できます。税制優遇を最大限に活かす方法を解説します。
つみたて投資枠は、年間120万円まで積立投資ができる枠で、金融庁が定める基準を満たした投資信託のみが対象です。SBI・V・S&P500はこの基準をクリアしているため、つみたて投資枠で購入できます。
月10万円を積立投資する場合、年間120万円の非課税枠をフル活用できます。例えば年利7%で20年間運用すると、元本2,400万円が約5,200万円に成長する計算です。通常なら約570万円の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税です。
つみたて投資枠のメリットは、ドルコスト平均法により購入タイミングを分散できることです。毎月一定額を購入することで、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入でき、平均購入単価を抑える効果があります。
成長投資枠は、年間240万円まで投資できる枠で、個別株やETF、一部の投資信託が対象です。SBI・V・S&P500は成長投資枠でも購入できるため、つみたて投資枠と併用することで年間最大360万円まで投資できます。
使い分けの例としては、以下のような方法があります。
非課税保有限度額は生涯で1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)なので、つみたて投資枠だけなら15年、両枠をフル活用すれば5年で埋まる計算です。自分のペースに合わせて活用しましょう。
積立金額は、家計の状況や目標金額に応じて決めましょう。以下の表は、月々の積立額と20年後の予想資産額の目安です(年利7%で試算)。
| 月々の積立額 | 20年間の元本 | 20年後の予想資産額(年利7%) | 運用益 |
| 1万円 | 240万円 | 約520万円 | 約280万円 |
| 3万円 | 720万円 | 約1,560万円 | 約840万円 |
| 5万円 | 1,200万円 | 約2,600万円 | 約1,400万円 |
| 10万円 | 2,400万円 | 約5,200万円 | 約2,800万円 |
無理のない範囲で長く続けることが重要です。最初は少額から始めて、収入が増えたら積立額を増やしていく方法もおすすめです。ボーナス月に増額設定をすることで、年間の投資額を効率的に増やすこともできます。
よくある質問(Q&A)
SBI・V・S&P500に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
残念ながら、SBI・V・S&P500は楽天証券では取り扱っていません。SBIアセットマネジメントが運用する投資信託のため、主にSBI証券やマネックス証券などで購入できます。
楽天証券を利用している方は、同じS&P500指数に連動するeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選択するとよいでしょう。両者の運用成果はほぼ同等です。
SBI・V・S&P500は、これまで分配金を出していません。今後も分配金を出さない方針と考えられます。
分配金を出さずにファンド内で自動的に再投資することで、複利効果を最大限に活かし、効率的な資産形成が可能になります。分配金が欲しい場合は、必要な時に自分で売却して現金化する方が税制面で有利です。
投資額が大きい場合(数百万円以上)や、為替手数料を自分でコントロールしたい場合は、VOOを直接購入する選択肢もあります。VOOの経費率は0.03%とSBI・V・S&P500の信託報酬0.0938%より低コストです。
ただし、VOOを直接購入するには米国株取引口座が必要で、為替手数料(片道0.25円程度)や外国税額控除の手続きなど、初心者には複雑な面もあります。また、最低購入単位が1株(約5万円)からで、少額からの積立には向きません。
初心者や少額投資の場合は、SBI・V・S&P500の方が手軽でおすすめです。
SBI・V・S&P500は、最低100円から購入できます。SBI証券やマネックス証券などのネット証券では、100円単位で購入金額を指定できるため、少額から投資を始めることが可能です。
積立投資も月100円から設定できますが、実際に資産形成を目指すなら、月1万円以上の積立をおすすめします。
NISA口座で保有している場合、利益が非課税のため確定申告は不要です。特定口座(源泉徴収あり)で保有している場合も、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収してくれるため、基本的に確定申告は不要です。
ただし、複数の証券会社で取引している場合や、損失を繰り越したい場合は、確定申告をすることで税金の還付を受けられることがあります。
短期的に含み損(評価額がマイナス)になっても、慌てて売却する必要はありません。S&P500指数は長期的には右肩上がりで成長してきた実績があり、一時的な下落は回復する可能性が高いです。
むしろ下落時は安く買えるチャンスと考え、積立投資を継続することが重要です。過去のデータでは、15年以上保有すればプラスになる確率が非常に高いとされています。
はい、SBI・V・S&P500と他の投資信託を併用することで、さらに分散投資ができます。例えば、全世界株式インデックスファンド(オルカン)や先進国株式、新興国株式、債券ファンドなどと組み合わせることで、地域や資産クラスを分散できます。
ただし、似たような投資対象の商品を複数持つと管理が煩雑になるため、目的を明確にして選びましょう。
証券会社を乗り換える場合、保有している投資信託を他社に移管することは可能ですが、手数料がかかる場合があります。一般的には、現在の証券会社で保有を続け、新しい証券会社で新規に積立を開始する方が簡単です。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、変更する場合は手続きが必要です。年単位での変更となり、その年に既にNISA口座で購入している場合は翌年からの変更になります。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、信託報酬0.0938%という低コストで米国の優良企業500社に分散投資できる優れた投資信託です。バンガード社との共同組成により、世界最高水準の運用ノウハウを活用しています。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との比較では、コスト・運用実績ともにほぼ同等で、どちらを選んでも問題ありません。選択のポイントは、利用する証券会社やクレカ積立のポイント還元率です。SBI証券なら三井住友カードで最大5%、マネックス証券ならマネックスカードで1.1%のポイント還元があります。
新NISA制度のつみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入でき、非課税で長期的な資産形成が可能です。月1万円から10万円程度の積立投資を20年間続けることで、老後資金や教育資金など、将来の大きな目標に向けた資産を築くことができます。
なお、投資には元本割れのリスクや為替リスクが伴います。短期的には大きく下落することもあるため、長期保有を前提に、余裕資金で投資することが重要です。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、不安な点があれば専門家に相談することをおすすめします。詳しくは各証券会社やSBIアセットマネジメントの公式サイトでご確認ください。
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