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野村世界6資産分散投信(成長コース)を検討しているけど、本当に自分に合ったファンドなのか迷っていませんか?
このファンドは国内外の株式・債券・REITの6つの資産に分散投資できる商品ですが、信託報酬が平均より高めという点が気になるところです。
この記事では、野村世界6資産分散投信(成長コース)の運用実績や手数料、他のバランス型ファンドとの比較まで、投資判断に必要な情報を詳しく解説します。
3つのコース(安定・分配・成長)の違いや、新NISAでの活用方法もわかりやすく説明しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
野村世界6資産分散投信(成長コース)とは?
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、野村アセットマネジメントが運用するバランス型の投資信託です。
国内外の株式・債券・REITの6つの資産に分散投資することで、リスクを抑えながら資産の成長を目指します。
このファンドは2005年10月3日に設定され、20年近い運用実績があります。
純資産額は約1,200億円を超える規模で、安定した運用が続けられています。
成長コースでは、国内債券10%、外国債券10%、国内株式35%、外国株式35%、国内REIT5%、外国REIT5%という配分比率で運用されています。
株式の比率が70%と高めに設定されているため、値動きは大きくなりますが、長期的な資産の成長が期待できる設計です。
各資産はマザーファンドを通じてインデックス運用されており、それぞれの資産クラスの市場平均に連動する運用成果を目指しています。
原則として毎月リバランスが行われ、各資産の配分比率が基本配分に戻されます。
為替ヘッジは行わないため、外貨建て資産(外国債券・外国株式・外国REIT)は為替変動の影響を受けます。
外貨建て資産の比率は50%となっており、円安局面では基準価額の上昇要因となります。
2025年3月時点の基準価額は21,879円となっています。
設定来の基準価額の推移を見ると、リーマンショック時には大きく下落しましたが、その後は世界経済の回復とともに上昇基調を維持してきました。
純資産額は約1,223億円と、バランス型ファンドとしては大規模な部類に入ります。
純資産額が大きいことは、繰上償還のリスクが低く、安定した運用が期待できることを意味します。
過去1か月の騰落率は+3.49%と上昇傾向にあります。
株式比率が高いため、市場環境によっては短期的に大きく変動する可能性があることは理解しておく必要があります。
運用会社は野村アセットマネジメントで、日本を代表する大手資産運用会社です。
野村グループの一員として、長年の運用実績とノウハウを持っています。
信託期間は無期限に設定されており、繰上償還の心配なく長期保有できる設計になっています。
受託銀行は野村信託銀行で、投資信託の資産は分別管理されているため、運用会社が倒産しても投資家の資産は保護されます。
運用実績とパフォーマンスを見る
投資信託を選ぶ際には、過去の運用実績を確認することが重要です。
過去の実績は将来の運用成果を保証するものではないことを理解しておく必要があります。
野村世界6資産分散投信(成長コース)の運用実績を、複数の期間で見ていきましょう。
過去1年間のトータルリターンは市場環境により変動しますが、株式比率が70%と高いため、株式市場の動向に大きく影響を受けます。
直近の利回りは+0.32%となっていますが、これは特定時点での数値であり、市場環境により変動します。
過去3年間の運用では、コロナショックからの回復局面で株式市場が上昇したことから、プラスのリターンを記録してきました。
ただし、2022年以降の世界的な金利上昇局面では、債券価格の下落が運用成績に影響を与えています。
過去5年以上の長期で見ると、世界経済の成長とともに資産が増加してきた傾向が見られます。
バランス型ファンドとしては、株式比率が高い分、市場上昇局面でのリターンが大きくなる特徴があります。
20年間毎月3万円を積立投資した場合のシミュレーションでは、利回り0.32%で運用されたとすると、最終運用結果は約743万円になる計算です。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、モーニングスターレーティングで4つ星の評価を獲得しています。
これは、同じカテゴリーのファンドの中で上位20~40%の運用成績を残していることを意味します。
モーニングスターレーティングは、過去の運用実績をリスク調整後のリターン(シャープレシオ)で評価する指標です。
5つ星が最高評価で、1つ星が最低評価となります。4つ星は「良好な運用成績」を示す評価です。
なお、同じシリーズの安定コースは5つ星評価を獲得しており、リスクを抑えた運用が高く評価されています。
成長コースは株式比率が高い分、市場環境によって評価が変動しやすい傾向があります。
このファンドのベンチマークは「合成インデックス(野村世界6資産分散投信・成長コース)」です。
これは、各資産クラスの代表的な指数を、ファンドの基本配分比率で合成したものです。
インデックス運用を行っているため、基本的にはベンチマークに連動する運用成果を目指します。
ただし、信託報酬などのコストが差し引かれるため、実際のリターンはベンチマークをわずかに下回る傾向があります。
2008年のリーマンショック時には、世界的な金融危機により株式市場が大きく下落しました。
成長コースは株式比率が70%と高いため、この時期には基準価額が大きく下落しています。
ただし、同じシリーズの安定コースでは、国内債券の比率が高かったことで、日本の金利低下に伴い国内債券がファンドの基準価額を下支えし、下落幅は比較的小幅にとどまりました。
これは資産配分の違いがリスク管理に大きく影響することを示しています。
リーマンショック後の回復局面では、株式市場の上昇とともに基準価額も回復し、その後は上昇基調を維持してきました。
長期投資の視点では、短期的な下落を乗り越えて資産を増やしてきた実績があると言えます。
投資信託を選ぶ際には、手数料の水準を確認することが非常に重要です。
手数料が高いと、長期的に運用成績を押し下げる要因となります。
野村世界6資産分散投信(成長コース)の手数料体系を詳しく見ていきましょう。
購入時手数料は、ファンドを購入する際に販売会社に支払う手数料です。
このファンドの購入時手数料は上限1.65%(税込)に設定されていますが、実際の手数料は販売会社によって異なります。
一部の販売会社では購入時手数料を無料(ノーロード)にしているケースもあります。
購入前に、取扱いのある販売会社の手数料を比較することをおすすめします。
ネット証券の多くでは投資信託の購入時手数料を無料にしていますが、このファンドは主に対面販売の金融機関で取り扱われているため、手数料がかかるケースが多い点に注意が必要です。
信託報酬は、ファンドを保有している間、毎日差し引かれる手数料です。
野村世界6資産分散投信(成長コース)の実質的な信託報酬は年率0.836%(税込)です。
バランス型ファンド(DC、SMA、ETF、ターゲットイヤー型ファンドを除く)の信託報酬平均は、ウエルスアドバイザー社のデータによると約1.24%となっています。
このファンドの信託報酬0.836%は平均よりは低めですが、インデックスファンドの平均0.55%と比較すると高めの水準です。
| ファンド分類 | 信託報酬 | 比較 |
| 野村世界6資産分散投信(成長コース) | 0.836% | – |
| バランス型ファンド平均 | 約1.24% | 平均より低い |
| インデックスファンド平均 | 0.55% | 平均より高い |
| eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 0.143% | 約6倍高い |
低コストのインデックスファンドと比較すると、信託報酬は高めです。
ただし、自動リバランス機能や野村ブランドの安心感、地方創生プロジェクトへの寄附などの付加価値があることを考慮する必要があります。
信託財産留保額は、ファンドを解約(換金)する際に差し引かれる費用です。
このファンドの信託財産留保額は、解約時の基準価額に対して一定率が設定されています。
信託財産留保額は、解約する投資家が負担する費用で、ファンドに残る投資家の不利益を防ぐために設けられています。
解約に伴う売買コストを解約者が負担する仕組みです。
信託財産留保額で徴収された金額はファンドの資産に繰り入れられるため、運用会社の収益にはなりません。
長期保有を前提とする投資家にとっては、頻繁に解約する投資家のコストを負担しなくて済むというメリットがあります。
毎月3万円を20年間積立投資した場合、支払う信託報酬の総額は最大で約64.6万円になる計算です。
積立総額は720万円(3万円×12か月×20年)なので、約9%が手数料として差し引かれることになります。
仮に信託報酬が0.2%のファンドで同じ積立を行った場合、手数料総額は約15.5万円となり、約49万円の差が生まれます。
長期投資では、わずかな手数料の差が大きな金額の違いになることがわかります。
手数料だけでファンドを選ぶのではなく、運用実績やサービス内容を総合的に判断することが大切です。
3つのコースの違い
野村世界6資産分散投信には、安定コース・分配コース・成長コースの3つのコースが用意されています。
自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、適切なコースを選ぶことが重要です。
各コースの違いを理解して、自分に合ったコースを選びましょう。
3つのコースの最大の違いは、資産配分比率です。
それぞれのコースで、株式・債券・REITの配分が異なります。
| 資産クラス | 安定コース | 分配コース | 成長コース |
| 国内債券 | 50% | 20% | 10% |
| 外国債券 | 20% | 50% | 10% |
| 国内株式 | 5% | 5% | 35% |
| 外国株式 | 15% | 15% | 35% |
| 国内REIT | 5% | 5% | 5% |
| 外国REIT | 5% | 5% | 5% |
| 株式合計 | 30% | 30% | 70% |
| 債券合計 | 70% | 70% | 20% |
安定コースは債券比率が70%と高く、値動きが比較的穏やかです。
分配コースは外国債券の比率が高く、分配金を重視する設計になっています。
成長コースは株式比率が70%と高く、長期的な資産の成長を目指します。
株式比率が高いほど、期待リターンは大きくなりますが、その分リスク(値動きの幅)も大きくなります。
年齢や投資目的、リスク許容度によって、適したコースは異なります。
一般的な目安は以下の通りです。
リスク許容度は個人の資産状況や性格によって異なるため、一概には言えません。
自分がどの程度の値動きまで耐えられるかを考えて選ぶことが大切です。
野村世界6資産分散投信では、安定コース・分配コース・成長コースの間で、スイッチング(コース変更)ができます。
スイッチングとは、保有しているファンドを一度解約し、別のコースを購入する手続きです。
例えば、若い頃は成長コースで運用し、リタイアが近づいたら安定コースにスイッチングすることで、年齢に応じたリスク管理ができます。
市場環境の変化に応じて、一時的にリスクを下げたい場合にも活用できます。
スイッチングの際には、解約時と同様の費用・税金がかかる点に注意が必要です。解約時には譲渡益に対して20.315%の税金が課税されます(NISA口座を除く)。頻繁にスイッチングを行うと、税金や手数料がかさむため、慎重に判断することが大切です。
スイッチングの手続きは、販売会社の窓口またはインターネットで行えます。
詳しい手続き方法は、各販売会社にお問い合わせください。
野村世界6資産分散投信(成長コース)には、いくつかの魅力的なメリットがあります。
これらの強みを理解して、自分の投資スタイルに合っているか確認しましょう。
このファンドの大きなメリットは、原則として毎月自動的にリバランスが行われることです。
リバランスとは、値上がりした資産を売却し、値下がりした資産を購入することで、当初の資産配分比率に戻す作業です。
自分で複数の資産に投資する場合、定期的にリバランスを行う必要がありますが、どのタイミングで、どれだけ売買すればよいか判断するのは難しいものです。
このファンドでは、運用のプロが自動的にリバランスを行ってくれるため、投資家は何もする必要がありません。
リバランスは「高く売って安く買う」という投資の基本原則を実行する作業であり、長期的なリターンの向上に寄与します。手間をかけずに効率的な資産運用ができる点は、初心者にとって大きなメリットです。
運用会社の野村アセットマネジメントは、野村グループの一員として、長年の運用実績とノウハウを持つ大手資産運用会社です。
日本を代表する金融機関のブランド力は、投資初心者にとって安心材料となります。
純資産額が約1,200億円を超える規模であることも、多くの投資家から支持されている証拠です。
純資産額が大きいファンドは、繰上償還のリスクが低く、安定した運用が期待できます。
また、運用状況は月次レポートで定期的に開示されており、透明性の高い運用が行われています。
大手運用会社ならではの情報開示体制も、投資家にとっての安心材料です。
このファンドは、国内外の株式・債券・REITに分散投資することで、世界経済全体の成長の恩恵を受けることができます。
特定の国や地域、資産クラスに偏らない投資ができる点は、リスク分散の観点から優れています。
株式比率が70%と高いため、世界経済が成長する局面では、大きなリターンが期待できます。
先進国だけでなく、新興国の成長も取り込める投資設計になっています。
個別の株式や債券を選ぶ知識がない初心者でも、このファンド1本で世界中の資産に投資できる手軽さは大きな魅力です。
野村アセットマネジメントは、このファンドを通じて地方創生に貢献する「みんなでとどける」プロジェクトを2024年から開始しました。
地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の仕組みを活用し、ファンドの累計純増額に応じて、東京都を除く46道府県の地方公共団体に寄附を行います。
投資をしながら社会貢献ができるという点は、ESG投資に関心がある投資家にとって魅力的なポイントです。
自分の投資が地域社会の発展に役立つという実感を得られます。
寄附の期間は2028年まで、頻度は年1回です。
純減(解約総額が設定総額を上回る)となった場合には寄附は行われませんが、ファンドが成長することで地方創生に貢献できる仕組みです。
デメリットと注意点
メリットだけでなく、デメリットや注意点もしっかり理解しておくことが、賢い投資判断につながります。
このファンドには、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
前述の通り、このファンドの信託報酬0.836%は、インデックスファンドの平均0.55%と比較すると高めの水準です。
特に、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の信託報酬0.143%と比べると、約6倍の差があります。
長期投資では、信託報酬の差が運用成績に大きく影響します。
20年間で約50万円近い手数料の差が生まれる可能性があるため、コストを重視する投資家にとっては大きなデメリットです。
自動リバランス機能や野村ブランドの安心感、地方創生への貢献といった付加価値があることも考慮する必要があります。手数料だけでなく、総合的にファンドの価値を判断することが大切です。
このファンドは投資信託であり、元本保証ではありません。
株式比率が70%と高いため、市場環境によっては基準価額が大きく下落し、元本割れする可能性があります。
特に、リーマンショックのような世界的な金融危機が発生した場合、株式市場の大幅な下落により、基準価額も大きく下がる可能性があります。
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で保有することが重要です。
このファンドは為替ヘッジを行わないため、外貨建て資産(外国債券・外国株式・外国REIT)の価値が為替変動の影響を受けます。
外貨建て資産の比率は50%なので、為替の影響は大きいと言えます。
円高局面では、外貨建て資産の円換算価値が目減りし、基準価額の下落要因となります。
逆に円安局面では、基準価額の上昇要因となります。
為替変動は予測が難しく、短期的には大きく変動する可能性があります。
為替リスクを避けたい投資家は、為替ヘッジありのファンドを選ぶか、国内資産のみに投資するファンドを検討する必要があります。ただし、為替ヘッジにもコストがかかるため、長期投資では為替ヘッジなしの方が有利になるケースもあります。
このファンドは、主に対面販売の金融機関(ゆうちょ銀行、野村證券など)で取り扱われており、多くのネット証券では購入できません。
5大ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券)では取扱いがないため、ネット証券をメインに使っている投資家にとっては不便です。
対面販売の金融機関では、購入時手数料がかかるケースが多く、また営業時間内に窓口に行く必要があるなど、利便性の面でネット証券に劣ります。
インターネットで24時間いつでも取引できるネット証券に慣れている投資家にとっては、大きなデメリットです。
ネット証券で購入したい場合は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)など、類似のバランス型ファンドを検討する必要があります。
他のバランス型ファンドと比較
野村世界6資産分散投信(成長コース)を検討する際には、他のバランス型ファンドと比較することが重要です。
特に、低コストで人気の高いeMAXIS Slimシリーズとの違いを理解しておきましょう。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する低コストのバランス型ファンドです。
8つの資産に均等(各12.5%)に投資する設計で、つみたてNISAの対象商品にもなっています。
| 項目 | 野村世界6資産分散投信(成長コース) | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 信託報酬 | 0.836% | 0.143% |
| 購入時手数料 | 上限1.65%(販売会社により異なる) | 無料 |
| 資産配分 | 株式70%、債券20%、REIT10% | 8資産均等(各12.5%) |
| 株式比率 | 70% | 50% |
| つみたてNISA対象 | 非対応 | 対応 |
| 新NISA成長投資枠 | 対応 | 対応 |
| リバランス頻度 | 原則毎月 | 原則年1回 |
| 純資産額 | 約1,223億円 | 約3,000億円以上 |
最大の違いは信託報酬の水準です。
eMAXIS Slimバランスは0.143%と非常に低コストで、長期投資では大きなコスト差が生まれます。
また、購入時手数料も無料で、ネット証券で手軽に購入できる点も大きな違いです。
資産配分では、野村世界6資産分散投信(成長コース)の方が株式比率が高く、よりリスク・リターンが大きい設計になっています。
eMAXIS Slimバランスは8資産均等配分で、バランスの取れた運用が特徴です。
楽天・インデックス・バランス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用するバランス型ファンドで、株式と債券の比率を選べる設計になっています。
| 項目 | 野村世界6資産分散投信(成長コース) | 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
| 信託報酬 | 0.836% | 0.212% |
| 購入時手数料 | 上限1.65% | 無料 |
| 株式比率 | 70% | 約70% |
| つみたてNISA対象 | 非対応 | 対応 |
| 楽天ポイント | なし | 貯まる・使える |
楽天・インデックス・バランス・ファンドも低コストで、楽天証券では楽天ポイントが貯まる・使えるというメリットがあります。
株式重視型を選べば、野村世界6資産分散投信(成長コース)と同様の株式比率で運用できます。
ただし、楽天・インデックス・バランス・ファンドにはREITが含まれていないため、資産クラスの分散という点では野村世界6資産分散投信の方が優れています。
最終的には、自分の投資スタイルや優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
コスト、ブランド、資産配分、購入のしやすさなど、複数の要素を総合的に判断しましょう。
新NISAでの活用方法
2024年から始まった新NISA制度では、野村世界6資産分散投信(成長コース)は成長投資枠で購入できます。
非課税で運用できるメリットを活かして、効率的な資産形成を目指しましょう。
新NISAの成長投資枠では、年間240万円まで投資でき、非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は成長投資枠の対象商品なので、この枠を使って購入できます。
購入方法は、NISA口座を開設している販売会社(ゆうちょ銀行、野村證券など)の窓口またはインターネットで手続きを行います。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、口座の変更手続きが必要です。
成長投資枠では、一括購入だけでなく、積立投資も可能です。
毎月一定額を積み立てることで、ドルコスト平均法の効果により、購入単価を平準化できます。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、つみたて投資枠の対象商品ではありません。
つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託に限られています。
つみたて投資枠の対象商品となるには、以下のような条件を満たす必要があります。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、購入時手数料が設定されている点や、信託報酬が基準を上回っている点から、つみたて投資枠の対象外となっています。
つみたて投資枠で投資したい場合は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)など、対象商品の中から選ぶ必要があります。
新NISA制度を活用することで、運用益が非課税になるため、長期的な資産形成に大きなメリットがあります。
自分の年齢や資産状況に合わせて、最適な活用方法を検討しましょう。
購入方法と販売会社
野村世界6資産分散投信(成長コース)を購入するには、取扱いのある販売会社で口座を開設する必要があります。
主に対面販売の金融機関で取り扱われているため、購入方法を確認しておきましょう。
このファンドを取り扱っている主な販売会社は以下の通りです。
5大ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券)では取扱いがありません。
ネット証券で購入したい場合は、類似のバランス型ファンドを検討する必要があります。
取扱い販売会社は変更される可能性があるため、最新情報は野村アセットマネジメントの公式サイトで確認することをおすすめします。
ゆうちょ銀行でこのファンドを購入する手順は以下の通りです。
ゆうちょ銀行では、対面でのサポートが受けられるため、投資初心者でも安心して購入できます。
窓口の営業時間は平日9時~16時が一般的です。
野村證券でも同様の手順で購入できます。
野村證券は運用会社と同じ野村グループのため、ファンドに関する詳しい説明やサポートが受けられます。
野村證券では、オンラインサービス「野村ネット&コール」を利用すれば、インターネットで24時間いつでも取引できます。
オンラインサービスを利用する場合、購入時手数料が店頭よりも割安になるケースがあります。
また、野村證券では投資信託の運用相談や資産配分のアドバイスなど、総合的なサポートが受けられるため、資産運用全体を相談したい方に適しています。
ネット証券で野村世界6資産分散投信(成長コース)を購入できないため、以下の代替案を検討しましょう。
自分の投資スタイルや優先順位に合わせて、最適な方法を選びましょう。
よくある質問(Q&A)
野村世界6資産分散投信(成長コース)に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
投資判断の参考にしてください。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、初心者にも向いているファンドです。
1本で6つの資産に分散投資でき、自動リバランス機能があるため、投資の知識がなくても手軽に世界中の資産に投資できます。
ただし、株式比率が70%と高いため、値動きは大きくなります。
短期的な下落に耐えられる方、長期投資を前提とする方に適しています。
信託報酬が高めなので、コストを重視する方は低コストのインデックスファンドも検討するとよいでしょう。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、年6回決算を行いますが、基本的には分配金を出さずに再投資する方針です。
分配金を出すと、その分だけ基準価額が下がり、複利効果が減少するため、長期的な資産の成長を目指す成長コースでは分配金を抑える設計になっています。
定期的に分配金を受け取りたい方は、同じシリーズの「分配コース」を選択することをおすすめします。
分配金は運用状況によって変動し、支払われない場合もあることを理解しておく必要があります。
このファンドでは、原則として毎月リバランスが行われます。
各資産の月次リターンを確認し、基本配分比率からずれが生じている場合に、自動的に調整が行われます。
リバランスは「高く売って安く買う」という投資の基本原則を実行する作業で、長期的なリターンの向上に寄与します。
投資家が自分でリバランスを行う必要はなく、運用のプロが自動的に行ってくれるため、手間がかかりません。
最低購入金額は販売会社によって異なりますが、通常は1万円から購入できます。
積立投資の場合は、月々1万円から設定できるケースが多いです。
詳しい最低購入金額は、購入を検討している販売会社(ゆうちょ銀行、野村證券など)に確認することをおすすめします。
販売会社によっては、より少額から購入できる場合もあります。
はい、積立投資が可能です。
毎月一定額を自動的に購入する設定ができるため、ドルコスト平均法の効果により、購入単価を平準化できます。
積立投資は、市場のタイミングを気にせず、長期的に資産を積み上げていく方法として初心者におすすめです。
積立金額や引落日は、販売会社の窓口またはインターネットで設定できます。
はい、原則としていつでも解約(換金)できます。
解約の申込みは、販売会社の窓口またはインターネットで行えます。
ただし、解約時には信託財産留保額が差し引かれる場合があります。
また、解約代金が口座に入金されるまでには、通常4~5営業日かかります。
解約時に譲渡益が出ている場合は、20.315%の税金が課税されます(NISA口座を除く)。
投資信託を保有している方が亡くなった場合、相続人が相続手続きを行う必要があります。
まず、販売会社に連絡し、相続手続きに必要な書類を確認します。
一般的には、戸籍謄本、遺産分割協議書、相続人全員の印鑑証明書などが必要です。
相続税の計算では、相続開始日(死亡日)の基準価額で評価されます。
相続手続きは複雑なため、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
野村世界6資産分散投信(成長コース)は、国内外の株式・債券・REITに分散投資できるバランス型ファンドです。
株式比率が70%と高く、長期的な資産の成長を目指す設計になっています。
自動リバランス機能や野村ブランドの安心感、地方創生プロジェクトへの貢献といったメリットがある一方で、信託報酬が高めでネット証券では購入できないというデメリットもあります。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)など、低コストの類似ファンドと比較して、自分に合ったファンドを選ぶことが大切です。
新NISA成長投資枠で購入できるため、非課税のメリットを活かした資産形成が可能です。
3つのコース(安定・分配・成長)の中から、自分のリスク許容度や投資目的に合わせて選びましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは各販売会社や野村アセットマネジメントの公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談されることをおすすめします。
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