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株式投資で配当金を受け取る予定だけど、いつ入金されるのか分からなくて不安に感じていませんか。
配当金の支払日は、権利確定日から2〜3ヵ月後が一般的です。
3月決算の企業なら5〜6月頃、9月決算なら11〜12月頃に配当金が支払われます。
ただし、具体的な支払日は企業ごとに異なるため、決算短信やSBI証券の画面で確認する必要があります。
この記事では、配当金の支払日を確認する方法から、SBI証券での具体的な操作手順、入金されない時の対処法まで詳しく解説します。
配当金の仕組みを正しく理解して、計画的な資産形成を実現しましょう。
目次
配当金の支払日はいつ?
配当金の支払日について、多くの投資家が疑問に感じるポイントを解説します。権利確定日と支払日の関係を理解すれば、入金予定を正確に把握できるようになります。
配当金は、通常権利確定日から2〜3ヵ月後に支払われます。
3月末が権利確定日の企業なら、5月〜6月頃に配当金が入金されるのが一般的です。
権利確定日とは、配当金を受け取る権利が確定する日のことです。この日に株式を保有している株主に対して、会社から配当や株主優待が与えられます。
ただし、実際に権利を得るには権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに株式を保有している必要があります。
例えば、3月31日が権利確定日の場合、権利付最終日は3月27日頃(営業日によって変動)となり、この日の取引終了時点で株式を保有していれば配当金を受け取る権利が得られます。
配当金は株主総会での決議事項のため、株主総会後の支払いとなります。
3月決算企業の場合、6月下旬に株主総会が開催されるのが一般的で、その後に配当金の支払いが始まります。
企業によっては、定款で定めている場合は取締役会の決議でも配当金を支払うことができます。この場合、株主総会を待たずに5月下旬〜6月上旬頃に配当金が支払われることもあります。
配当金の具体的な支払開始日は、各企業が発表する決算短信の1ページ目に「配当金支払開始予定日」として記載されています。投資している銘柄の支払日を確認したい場合は、企業のIRサイトや証券会社の銘柄情報ページで決算短信をチェックしましょう。
事前の予想が「配当あり」であっても、企業の業績や財務状況等によっては「無配当」となる可能性もあります。
業績悪化や財務体質の改善を優先する場合、予定していた配当を取りやめることがあります。
また、配当金の減額(減配)が決定されることもあります。期待していた配当金が減少したり、まったく支払われなかったりすると、投資計画に影響が出る可能性があります。
配当金の変更は、決算発表や株主総会で正式に発表されます。保有銘柄の業績動向や決算発表には注意を払い、配当予想の変更がないか定期的に確認することが大切です。
配当金投資を行う場合は、複数銘柄に分散投資することで、特定銘柄の無配リスクを軽減できます。
配当金の支払日を確認する3つの方法
配当金の支払日を知りたい時、どこを見れば確認できるのでしょうか。ここでは、投資家が実際に使える3つの確認方法を具体的に解説します。
決算短信は、企業が決算内容を発表する公式資料です。
決算短信の1ページ目の右上部分に「配当金支払開始予定日」が記載されており、ここで正確な支払日を確認できます。
決算短信は、各企業のIRサイトや証券取引所の適時開示情報で閲覧できます。SBI証券の場合、銘柄詳細ページから「開示情報」タブを選択すると、決算短信のPDFファイルにアクセスできます。
決算短信には、配当金の金額(1株あたり)や配当利回り、配当性向なども記載されています。配当金の支払日だけでなく、配当金の詳細情報を一度に確認できるため、投資判断の参考資料としても活用できます。
決算短信は決算発表と同時に公開されるため、最新の配当情報を最も早く入手できる方法です。保有銘柄の決算発表スケジュールを把握しておけば、配当金の支払日をいち早く確認できます。
SBI証券では、保有株式の配当金情報を複数の画面から確認できます。最も簡単な方法は、銘柄詳細ページの「指標」タブを開くことです。
ここに「配当支払予定日」が表示されています。
また、四季報情報からも配当金の情報を確認できます。配当金の情報は、四季報情報での確認方法により確認いただけます。
銘柄コードを検索して四季報を表示すれば、過去の配当実績や今期の配当予想も一緒に確認できます。
SBI証券の「My資産」メニューには「配当金・分配金履歴」という機能があり、過去に受け取った配当金の履歴を一覧で確認できます。累計の受取額のほか、各回の配当金単価など詳細情報も確認できます。
複数銘柄を保有している場合、各銘柄の配当金支払日を個別に確認するのは手間がかかります。SBI証券の「配当金・分配金履歴」機能を使えば、保有銘柄の配当金情報を一括で管理できるため便利です。
企業の公式IRサイトでも、配当金の支払日を確認できます。
多くの企業は「株主・投資家情報」のページに「配当情報」や「株主還元」といったセクションを設けており、そこで配当金の支払予定日を公開しています。
IRサイトでは、決算短信や株主通信、決算説明資料なども公開されています。これらの資料から、配当方針や今後の配当予想、過去の配当実績なども確認できます。
特に、配当金を重視する投資家にとっては、企業の配当方針(配当性向の目標や増配方針など)を理解することが重要です。IRサイトの中期経営計画や株主還元方針のページを確認すれば、今後の配当金の見通しを把握できます。
企業によっては、株主向けのメール配信サービスを提供しているところもあります。このサービスに登録しておけば、決算発表や配当金の支払日決定などの重要情報をメールで受け取ることができ、情報の確認漏れを防げます。
SBI証券での配当金確認手順
SBI証券で配当金の支払日や入金状況を確認する具体的な手順を解説します。実際の画面操作を理解すれば、配当金の管理がスムーズになります。
複数銘柄の配当金支払日を一度に確認したい場合は、「My資産」メニューの「配当金・分配金履歴」を活用しましょう。ここでは、保有銘柄の過去の配当金受取履歴と、今後の配当金支払予定を一覧で確認できます。
入金された配当金の履歴は、SBI証券WEBサイトにログイン後、「入出金・振替」>「入出金明細」にて確認することができます。
この画面では、配当金の入金日、銘柄名、入金額が一覧で表示されます。
入出金明細では、配当金だけでなく、株式の売買代金や手数料、利息なども一緒に表示されます。配当金の入金だけを確認したい場合は、「My資産」メニューの「配当金・分配金履歴」を使うと便利です。
配当金・分配金履歴では、株式の配当金や、投資信託の分配金、債券の利金など、これまで受取った配当金・分配金の履歴を確認できます。2021年8月以降のデータが保存されており、期間を指定して検索することもできます。
配当金の受取履歴を確認する際は、源泉徴収税額も一緒に表示されます。配当金には20.315%の税金が源泉徴収されているため、実際の入金額は配当金の約80%になります。
確定申告で配当控除を受ける場合は、この税額情報が必要になるため、記録しておくと便利です。
「株式数比例配分方式」にした場合、SBI証券では配当金支払開始日に証券口座へ配当金が受渡されるよう、当該計上日の2営業日前の翌日に買付余力等に反映いたしております。
つまり、実際の支払日より2〜3営業日早く、配当金を使って株式を購入できるようになります。
例えば、配当金支払開始日が6月25日(月曜日)の場合、買付余力への反映は6月20日(水曜日)頃となります。この仕組みにより、配当金を受け取ったらすぐに再投資したいという投資家のニーズに応えています。
ただし、出金可能額への反映は配当金支払日の前営業日となります。配当金を銀行口座に出金したい場合は、支払日の前日まで待つ必要があります。買付には使えるが出金はまだできない、という期間があることを理解しておきましょう。
買付余力の画面で配当金の反映を確認する際は、「入出金明細」で「配当金」という摘要で表示されているかを確認します。配当金が反映されているのに気づかず、資金が不足していると思い込んでしまうケースもあるため、定期的に買付余力を確認する習慣をつけると良いでしょう。
主要銘柄の配当金支払日一覧
実際の配当金支払日は企業ごとに異なります。ここでは、主要銘柄の配当金支払日を月別に整理して紹介します。
投資計画を立てる際の参考にしてください。
日本の上場企業の多くは3月決算を採用しています。
3月決算企業の配当金は、株主総会の承認を経て5月下旬〜6月下旬頃に支払われるのが一般的です。
| 企業名 | 決算月 | 配当金支払月 | 配当利回り目安 |
| トヨタ自動車 | 3月 | 6月下旬 | 2〜3% |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3月 | 6月下旬 | 3〜4% |
| NTT(日本電信電話) | 3月 | 6月中旬 | 3〜4% |
| ソニーグループ | 3月 | 6月上旬 | 0.5〜1% |
| キーエンス | 3月 | 6月中旬 | 0.5%前後 |
3月決算企業の配当金は、6月の株主総会シーズンに集中します。複数の3月決算銘柄を保有している場合、6月に配当金がまとめて入金されることになります。
この時期に配当金を再投資する投資家も多く、6月は株式市場の出来高が増える傾向があります。
9月決算を採用している企業も一定数存在します。
9月決算企業の配当金は、11月〜12月頃に支払われることが多く、年末の資金需要に対応できるメリットがあります。
| 企業名 | 決算月 | 配当金支払月 | 配当利回り目安 |
| ニトリホールディングス | 2月 | 5月中旬 | 0.5〜1% |
| ファーストリテイリング | 8月 | 11月下旬 | 0.5%前後 |
| イオン | 2月 | 5月下旬 | 1〜2% |
| セブン&アイ・ホールディングス | 2月 | 5月中旬 | 2〜3% |
9月決算や2月決算の企業を組み合わせることで、配当金の入金時期を分散できます。3月決算企業だけでなく、異なる決算月の企業にも投資することで、年間を通じて定期的に配当金を受け取れるポートフォリオを構築できます。
配当利回りが高い銘柄(高配当銘柄)は、配当金投資を行う投資家に人気があります。
高配当銘柄の配当金支払日を把握しておけば、効率的な資金計画を立てられます。
| 企業名 | 業種 | 決算月 | 配当金支払月 | 配当利回り目安 |
| 日本たばこ産業(JT) | 食品 | 12月 | 3月下旬 | 5〜7% |
| 三菱商事 | 卸売業 | 3月 | 6月下旬 | 2〜3% |
| 三井住友フィナンシャルグループ | 銀行業 | 3月 | 6月下旬 | 3〜4% |
| KDDI | 情報・通信業 | 3月 | 6月中旬 | 3〜4% |
| 日本郵船 | 海運業 | 3月 | 6月下旬 | 変動大 |
高配当銘柄は配当利回りが魅力的ですが、業績悪化により減配や無配になるリスクもあります。配当金の支払日だけでなく、企業の財務状況や配当性向、過去の配当実績なども確認して、持続可能な配当かどうかを見極めることが重要です。
また、高配当銘柄は権利落ち日に株価が大きく下落する傾向があります。配当利回りだけに注目するのではなく、株価の値動きや企業の成長性も含めて総合的に判断しましょう。
配当金の受取方法と入金タイミングの違い
配当金の受取方法によって、入金タイミングや税金の扱いが異なります。
自分に合った受取方法を選ぶことで、配当金を効率的に活用できます。
株式数比例配分方式とは、上場株式の配当金やETF、REITの分配金を証券口座で受け取る方法のことで、各証券会社に預けている上場株式等の数量に応じて配当金や分配金を各証券口座で受け取ることができます。
配当金や分配金が支払い開始日に自動的に入金されるので、手間なく確実に受け取ることができます。配当金領収証を郵便局に持っていく必要がなく、入金までの手続きが最もスムーズです。
同一銘柄を複数の証券会社で保有している場合、各証券会社の株式保有残高に応じて配当金が入金されます。例えば、A証券で600株、B証券で400株保有している場合、それぞれの証券口座に保有株数に応じた配当金が入金されます。
株式数比例配分方式は、特定口座(源泉徴収あり)と組み合わせることで、株式の売却損と配当金を自動的に損益通算できるメリットがあります。また、NISA口座で配当金を非課税にするには、この方式を選択する必要があります。
登録配当金受領口座方式は、保有しているすべての株式の配当金を、指定した1つの銀行口座で受け取る方法です。
証券会社の口座ではなく、自分の銀行口座に直接配当金が振り込まれます。
複数の証券会社で株式を保有している場合でも、すべての配当金が1つの銀行口座にまとまるため、配当金の管理がしやすくなります。生活費用の口座に配当金を入金したい場合に便利な方式です。
ただし、この方式ではNISA口座の配当金は非課税になりません。NISA口座で株式を保有している場合は、株式数比例配分方式を選択する必要があります。また、特定口座内での損益通算も自動的には行われないため、確定申告が必要になる場合があります。
登録配当金受領口座方式を利用する場合、振込先の銀行口座は本人名義である必要があります。配当金の入金タイミングは株式数比例配分方式と同じで、配当金支払開始日に入金されます。
配当金領収証方式は、従来からある受取方法です。
配当金支払開始日の前後に、自宅に配当金領収証が郵送されてきます。この領収証を郵便局の窓口に持参すると、現金で配当金を受け取ることができます。
配当金領収証には有効期限があり、一般的には発行日から数ヶ月以内に受け取る必要があります。期限を過ぎると、発行会社に直接請求する手続きが必要になるため、注意が必要です。
この方式は、証券口座や銀行口座への入金を希望しない場合や、配当金を現金で受け取りたい場合に選択します。ただし、郵便局に行く手間がかかることや、受取期限があることがデメリットです。
現在は、株式数比例配分方式や登録配当金受領口座方式を選択する投資家が増えており、配当金領収証方式を利用する人は少なくなっています。利便性を考えると、他の受取方式を選択することをおすすめします。
NISA口座で購入する国内上場株式等の配当金は、「株式数比例配分方式」を利用して受け取る場合のみ、非課税となります。他の受取方式を選択すると、NISA口座で保有している株式でも配当金に20.315%の税金がかかってしまいます。
NISA口座の配当金を非課税にするには、事前に証券会社で株式数比例配分方式を申し込む必要があります。SBI証券の場合、「My設定」>「お取引関連・口座情報」>「配当金受領サービス」から設定できます。
一度株式数比例配分方式を設定すれば、保有しているすべての銘柄の配当金が自動的に証券口座に入金されます。NISA口座の銘柄だけでなく、特定口座や一般口座で保有している銘柄の配当金も、すべて証券口座で受け取ることになります。
株式数比例配分方式は、他の証券会社を含めて1つの方式しか選択できません。複数の証券会社で口座を開設している場合、1社で株式数比例配分方式を設定すると、他の証券会社の配当金受取方式も自動的に変更されます。
NISA口座で配当金を非課税にしたい場合は、必ず株式数比例配分方式を選択しましょう。
配当金が入金されない時の対処法
配当金の支払日を過ぎても入金されない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、配当金が入金されない時のチェックポイントと対処法を解説します。
まず確認すべきは、本当に配当金を受け取る権利があるかどうかです。
実際に権利を受取るには権利付最終日(権利確定日の2営業日前)の15:30(大引け)までに株式を買付し、その日の取引終了時点まで保有している必要があります。
権利確定日当日や権利落ち日に株式を購入した場合、配当金を受け取る権利はありません。また、権利付最終日の前に株式を売却してしまった場合も、配当金は受け取れません。
SBI証券の「保有証券」画面で、配当金を受け取る予定の銘柄を権利確定日時点で保有していたか確認しましょう。取引履歴から、いつ株式を購入していつ売却したかを確認することもできます。
権利確定日のスケジュールは、企業によって異なります。月末ではなく、月の中旬や20日を権利確定日としている企業もあるため、保有銘柄の権利確定日を正確に把握しておくことが重要です。
配当金の受取方法は、SBI証券PCサイトにログイン後、「My設定」>「お取引関連・口座情報」>「配当金受領サービス」で確認できます。
配当金受領方法が正しく設定されていないと、証券口座に配当金が入金されません。
株式数比例配分方式を選択している場合、配当金は自動的に証券口座に入金されます。しかし、登録配当金受領口座方式を選択している場合は、指定した銀行口座に入金されるため、証券口座の入出金明細には表示されません。
配当金領収証方式を選択している場合は、自宅に配当金領収証が郵送されます。この場合、郵便局で配当金を受け取る手続きをしない限り、証券口座や銀行口座には入金されません。
他の証券会社で配当金受領方法を変更した場合、SBI証券の設定も自動的に変更されます。複数の証券会社で口座を開設している場合は、すべての証券会社で配当金受領方法の設定を確認しましょう。
企業の業績悪化や財務状況の変化により、予定していた配当金が支払われないことがあります。
決算発表や適時開示情報で、無配当や減配の発表がないか確認しましょう。
決算短信や決算説明資料で、配当予想が変更されていないかチェックします。当初の配当予想では「1株あたり50円」だったのに、決算発表で「無配」や「1株あたり20円」に変更されている場合があります。
SBI証券の銘柄詳細ページの「開示情報」タブから、最新の決算短信や適時開示情報を確認できます。配当金に関する重要な変更があった場合、企業は適時開示で発表する義務があります。
無配当や減配が発表された場合、配当金は支払われないか、予定より少ない金額が支払われます。配当金を前提とした投資計画を立てている場合は、保有銘柄の業績動向を定期的に確認し、配当予想の変更に注意を払うことが大切です。
上記の確認をしても配当金が入金されない場合は、SBI証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせましょう。
SBI証券のウェブサイトには「よくあるご質問」のページがあり、配当金に関する疑問の多くはここで解決できます。
SBI証券への問い合わせ方法
電話での問い合わせ
固定電話:0120-104-214
携帯電話:0570-550-104
受付時間:営業日の8:00〜17:00
問い合わせの際は、証券口座番号、配当金を受け取る予定の銘柄名(または銘柄コード)、権利確定日、配当金支払予定日などの情報を準備しておくとスムーズです。
また、SBI証券のウェブサイトにログイン後、「お問い合わせ」メニューからメールで問い合わせることもできます。メールでの問い合わせは、回答まで数日かかる場合がありますが、記録が残るため後から確認しやすいメリットがあります。
配当金にかかる税金と確定申告
配当金を受け取る際は、税金の仕組みを理解しておくことが重要です。
適切な税務処理を行うことで、税金を最適化できる場合があります。
国内株式の配当金には、所得税15.315%と住民税5%の合計20.315%の税金が源泉徴収されます。
配当金支払時に自動的に税金が差し引かれるため、証券口座や銀行口座に入金される金額は、配当金の約80%となります。
例えば、1株あたり100円の配当金が支払われる株式を1,000株保有している場合、配当金の総額は10万円です。しかし、源泉徴収税20,315円が差し引かれるため、実際の入金額は79,685円になります。
配当金の源泉徴収税は、特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合、確定申告は不要です。特定口座内で株式の売却損がある場合、配当金と自動的に損益通算が行われ、源泉徴収された税金の一部が還付されます。
一般口座や特定口座(源泉徴収なし)で株式を保有している場合は、確定申告が必要になります。配当金の金額や源泉徴収税額は、証券会社から送付される「特定口座年間取引報告書」や「支払通知書」で確認できます。
配当金の源泉徴収税は、確定申告をすることで一部または全額が還付される場合があります。
特に、所得が少ない人や株式の売却損がある人は、確定申告を検討する価値があります。
確定申告で配当控除や損益通算を行う場合、配当金の明細や源泉徴収税額の情報が必要です。証券会社から送付される「特定口座年間取引報告書」や「配当等の支払通知書」を保管しておきましょう。
税金の計算が複雑な場合は、税理士に相談することをおすすめします。
NISA口座で保有している株式の配当金は、株式数比例配分方式で受け取る場合に限り非課税となります。
通常20.315%の税金がかかる配当金が、NISA口座では全額受け取れるため、大きなメリットがあります。
例えば、年間10万円の配当金を受け取る場合、通常は約2万円の税金が源泉徴収されます。しかし、NISA口座で保有していれば、10万円全額を受け取ることができます。
長期的に配当金投資を行う場合、この差は大きな金額になります。
NISA口座の非課税メリットを最大限活用するには、配当利回りの高い銘柄をNISA口座で保有することが効果的です。ただし、配当利回りだけでなく、企業の成長性や財務の健全性も考慮して銘柄を選ぶことが重要です。
2024年から始まった新NISA制度では、非課税保有期間が無期限化されました。長期的に配当金を受け取り続けることができるため、配当金投資との相性が非常に良くなっています。
配当金投資を検討している人は、NISA口座の活用を積極的に検討しましょう。
配当金投資で気をつけたい3つのポイント
配当金投資には魅力がありますが、注意すべきリスクやポイントもあります。
ここでは、配当金投資を行う際に気をつけたい重要なポイントを解説します。
権利落ち日以降は、優待や配当だけが目当てだった投資家の売り物に押され、株価が下落してしまうこともあります。理論的には、配当金の分だけ株価が下がることになりますが、実際にはそれ以上に下落することもあります。
例えば、1株あたり50円の配当金が支払われる銘柄の場合、権利落ち日には理論上50円株価が下がります。しかし、配当金目当ての投資家が一斉に売却すると、50円以上株価が下落する可能性があります。
権利付最終日の直前に株式を購入して、権利落ち日にすぐ売却する戦略(配当取り)は、株価の下落により損失が出るリスクがあります。配当金以上に株価が下落すると、トータルでマイナスになってしまいます。
配当金投資を行う場合は、短期的な配当取りではなく、長期的に株式を保有する戦略が推奨されます。企業の成長とともに配当金も増加していく銘柄を選び、株価の一時的な変動に惑わされずに保有し続けることが大切です。
配当金は企業の業績に応じて変動します。
業績が悪化すれば、配当金が減額(減配)されたり、まったく支払われなく(無配)なったりする可能性があります。
特に、高配当利回りの銘柄は、業績悪化により減配・無配になるリスクが高い傾向があります。配当性向(利益のうち配当金として支払う割合)が高すぎる企業は、業績が少し悪化しただけで配当を維持できなくなることがあります。
配当利回りが高い銘柄は魅力的に見えますが、配当利回りだけで銘柄を選ぶのは危険です。
配当利回りが高い理由が、株価の下落によるものである場合、企業の業績や将来性に問題がある可能性があります。
配当利回りは「年間配当金÷株価×100」で計算されます。株価が下落すれば、配当金が同じでも配当利回りは上昇します。つまり、高配当利回りの銘柄は、株価が低迷している銘柄である可能性があるのです。
配当金投資を成功させるには、配当利回りだけでなく、企業の成長性、財務の健全性、競争力、経営戦略なども総合的に評価する必要があります。配当金を長期的に受け取り続けられる企業を選ぶことが重要です。
理想的な配当金投資の銘柄は、適度な配当利回り(3〜5%程度)を維持しながら、企業の成長とともに配当金も増加していく銘柄です。配当金の増加(増配)と株価の上昇の両方を享受できる銘柄を選ぶことで、長期的に大きなリターンを得られる可能性があります。
「株式数比例配分方式」にした場合、銘柄ごとに株主総会、または、取締役会により定められた配当の効力発生日、または、支払い開始日に、証券総合口座へ入金計上されます(通常は権利取得後2〜3か月後となります)。
3月決算企業の場合、権利確定日は3月末で、配当金の支払いは6月下旬頃が一般的です。ただし、企業によって株主総会の開催時期が異なるため、具体的な入金日は決算短信で確認する必要があります。
配当金の支払日が土日祝日の場合、通常は前営業日または翌営業日に繰り上げ・繰り下げされます。具体的な取扱いは企業によって異なりますが、多くの場合は前営業日に支払われます。
決算短信に記載されている「配当金支払開始予定日」が土日祝日の場合は、証券会社の営業日カレンダーを確認して、実際の入金日を把握しましょう。
SBI証券の場合、「My資産」メニューの「配当金・分配金履歴」で過去の配当金受取履歴を確認できます。また、「入出金・振替」メニューの「入出金明細」でも、配当金の入金履歴を確認できます。
配当金・分配金履歴では、2021年8月以降のデータが保存されており、期間を指定して検索することもできます。確定申告で配当金の情報が必要な場合は、この画面から確認できます。
国内株式の配当金を自動的に再投資する制度(配当金再投資制度)は、日本の証券会社では一般的に提供されていません。配当金を再投資したい場合は、証券口座に入金された配当金を使って、手動で株式を購入する必要があります。
SBI証券では、株式数比例配分方式で配当金を受け取ると、配当金が証券口座に入金されます。この資金を使って、同じ銘柄や他の銘柄を購入することで、配当金の再投資を行えます。
配当金と株主優待の権利確定日が同じ企業の場合、両方を同時に受け取ることができます。多くの企業は、配当金と株主優待の権利確定日を同じ日(例えば3月末)に設定しています。
権利付最終日までに株式を保有していれば、配当金と株主優待の両方の権利を得られます。ただし、株主優待は一定の株数以上を保有している株主にのみ提供される場合が多いため、株主優待の取得条件を確認しましょう。
米国株などの外国株式の配当金は、国内株式よりも早く入金されることが一般的です。米国株の場合、配当金支払日(Payment Date)の1〜2営業日後に証券口座に入金されます。
外国株式の配当金には、現地での源泉徴収税と日本での所得税が二重にかかります。米国株の場合、米国で10%の源泉徴収税が差し引かれた後、日本で20.315%の税金が課税されます。ただし、確定申告で外国税額控除を受けることで、二重課税の一部を軽減できます。
SBI証券の場合、PCサイトにログイン後、「My設定」>「お取引関連・口座情報」>「配当金受領サービス」から配当金受領方法を変更できます。株式数比例配分方式、登録配当金受領口座方式、配当金領収証方式の中から選択します。
配当金受領方法の変更は、証券保管振替機構(ほふり)を通じて処理されるため、変更が反映されるまで数日から数週間かかる場合があります。権利確定日の直前に変更すると、次回の配当金には間に合わない可能性があるため、余裕を持って変更手続きを行いましょう。
配当金の支払日は、権利確定日から2〜3ヵ月後が一般的です。3月決算企業なら5〜6月頃、9月決算企業なら11〜12月頃に配当金が支払われます。
具体的な支払日は企業ごとに異なるため、決算短信やSBI証券の銘柄情報で確認することが重要です。
SBI証券で配当金の支払日や入金状況を確認するには、「入出金明細」や「配当金・分配金履歴」を活用しましょう。株式数比例配分方式を選択していれば、配当金は自動的に証券口座に入金され、買付余力にも反映されます。
配当金が予定通り入金されない場合は、権利確定日の確認、配当金受領方法の設定確認、無配・減配の可能性チェックを行いましょう。それでも解決しない場合は、SBI証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせることをおすすめします。
配当金投資を行う際は、権利落ち日の株価下落リスク、減配・無配のリスク、配当利回りだけでなく企業の成長性も考慮することが大切です。NISA口座を活用すれば配当金を非課税で受け取れるため、長期的な配当金投資との相性が良好です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。配当金の支払いは企業の業績や株主総会の承認により変動する可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはSBI証券にご確認ください。
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