インヴァスト証券の評判は?トライオートFXの特徴と口コミを解説

インヴァスト証券の評判は?トライオートFXの特徴と口コミを解説

FXの自動売買に興味があるけれど、インヴァスト証券って実際どうなんだろう?

トライオートFXの評判を調べると、良い口コミも悪い口コミも見つかって迷ってしまいますよね。

自動売買は便利そうだけど、本当に初心者でも使いこなせるのか、手数料は高くないのか、信頼できる会社なのか、気になることはたくさんあるはずです。

この記事では、インヴァスト証券の基本情報から実際の利用者の口コミ、メリット・デメリット、向いている人・向いていない人まで、詳しく解説します。

FX自動売買を検討しているあなたにとって、インヴァスト証券が最適な選択肢かどうか判断できる内容になっています。

この記事の要約
  • インヴァスト証券は金融庁登録の上場企業で、トライオートFXの自動売買が特徴
  • 初心者向けのセレクト機能と上級者向けのビルダー機能の2つの自動売買システムを提供
  • デモトレードがない、取引手数料が発生する、通貨ペア数が少ないなどのデメリットもある
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

インヴァスト証券とは|自動売買FXの特徴

インヴァスト証券は、FXの自動売買に特化した証券会社として知られています。

「自動売買って難しそう」と思うかもしれませんが、インヴァスト証券のトライオートFXは初心者でも始めやすい設計になっているんです。

金融庁登録の上場企業

インヴァスト証券は、金融庁に登録された正規の金融商品取引業者です。登録番号は関東財務局長(金商)第26号で、1960年設立の長い歴史を持つ会社なんですね。

親会社のインヴァスト株式会社は東京証券取引所スタンダード市場に上場していた実績があり、企業としての信頼性は高いと言えます。

「FX会社って怪しいところもあるんじゃないの?」という不安を持つ方もいるかもしれませんが、インヴァスト証券は金融庁の監督下にある信頼できる業者です。分別管理や日本投資者保護基金への加入など、投資家保護の仕組みもしっかり整っています。

トライオートFXの自動売買システム

トライオートFXは、インヴァスト証券が提供するFX自動売買サービスの中核です。「トライ」は英語の3を表し、「上昇」「下落」「レンジ」という値動きの3つの局面を表現しています。

自動売買と聞くと「設定が難しそう」と感じるかもしれませんが、トライオートFXには初心者向けの「セレクト機能」と上級者向けの「ビルダー機能」の2種類が用意されています。

セレクト機能では、あらかじめ用意された自動売買プログラムを選ぶだけで取引を始められます。一方、ビルダー機能では自分だけのオリジナル戦略を作成することも可能です。

2024年9月からは自動売買の取引手数料が無料になり、コスト面でも利用しやすくなりました。

取扱サービスの全体像

インヴァスト証券では、トライオートFX以外にもいくつかのサービスを提供しています。トライオートETFは、米国株価指数に連動するETFを自動売買できるサービスです。

また、2025年5月には「世界通貨セレクト」という新サービスをリリースしました。これは豪ドル/NZドルなど長期的にレンジ相場を形成している7つの通貨ペアを選定し、それぞれに最適化された自動売買を組み合わせて運用する新しいタイプのFXサービスです。

なお、AI自動売買サービス「マイメイト」は2025年3月29日にサービスを終了しており、現在は利用できません。マイメイトを利用していた方の証拠金と建玉は、トライオートFXへ自動的に移管されています。

トライオートFXの仕組み|2つの自動売買機能

トライオートFXの魅力は、初心者から上級者まで幅広く使える2つの自動売買機能にあります。

自分のレベルや目的に合わせて選べるので、FX初心者でも安心して始められるんですね。

セレクト機能|初心者向けの自動売買

セレクト機能は、FX初心者や自動売買が初めての方に最適な機能です。インヴァスト証券があらかじめ用意した自動売買プログラムの中から、気に入ったものを選ぶだけで取引を始められます。

各プログラムには過去の運用実績やシミュレーション結果が表示されるので、どのプログラムを選べばいいか判断しやすくなっています。通貨ペアと自動売買ロジックの組み合わせを収益率などから選ぶだけで、複雑な設定は一切不要です。

セレクト機能の特徴

選ぶだけで取引開始

過去の運用実績が確認できる

3ステップで稼働可能

「自動売買って難しそう」と思っていた方でも、セレクト機能なら3ステップで取引を開始できます。選ぶ、確認する、稼働させる、たったこれだけなんです。

ビルダー機能|カスタマイズ型の自動売買

ビルダー機能は、自分だけのオリジナル自動売買戦略を作りたい方向けの機能です。プログラミングの知識がなくても、チャートに予想する値動きを描くだけで、おすすめの設定が提案される「チャートメイク機能」が特許を取得しています。

注文を一つずつ作成する「シングルカスタム」と、複数の注文を同時に作成する「マルチカスタム」の2種類から選べます。レンジ幅やエントリー価格、利確・損切り幅など、細かな設定も自由自在です。

複数のプログラムを組み合わせたポートフォリオも構成できるので、リスク分散しながら運用したい上級者にも満足できる機能になっています。既存のプログラムをアレンジすることもできるので、セレクト機能に慣れてきたらビルダー機能に挑戦してみるのもいいですね。

マイメイト|AI自動売買の新サービス(サービス終了)

マイメイトは、AI(人工知能)を活用したFX自動売買サービスとして2022年1月にリリースされました。「エージェント」と呼ばれるキャラクター化されたAIプログラムが自動で売買してくれる、ゲーム感覚で楽しめるサービスとして人気を集めていました。

エージェントは取引を重ねるごとに学習し、相場状況に応じて進化していく点が特徴でした。ユーザーが褒めたり叱ったりすることで、AIの売買判断に影響を与えることもできたんです。

しかし、2025年3月29日をもってマイメイトのサービスは終了しました。マイメイトを利用していた方の預託証拠金と建玉(ポジション)は、別サービスである「トライオートFX」へ自動的に移管されています。現在、インヴァスト証券で自動売買を始めたい方は、トライオートFXを利用することになります。

インヴァスト証券の良い評判・口コミ

実際にインヴァスト証券を利用している方々の声を見てみましょう。

良い評判として多く見られるのは、初心者でも使いやすいという点です。

初心者でも始めやすい

「全体的に初心者でも簡単に自動売買が始められる」という口コミが多く見られます。

トライオートFXのセレクト機能は、リストから自動売買プログラムを選ぶだけで取引を開始できるため、FX初心者でもハードルが低いと評価されています。複雑な設定やプログラミングの知識が不要で、誰でもすぐに自動売買を体験できる点が魅力です。

少額から取引できる

インヴァスト証券のトライオートFXは、1,000通貨単位から取引できます。これは米ドル/円の場合、数千円程度の証拠金で取引を始められることを意味します。

「少額から始められるので、リスクを抑えながら自動売買を試せる」という声が多く、初心者にとって安心できるポイントになっています。10,000通貨単位が主流だった時代と比べると、格段にリスクを抑えた取引が可能になりました。

自動売買で手間がかからない

「仕事中や寝ている間も自動で取引してくれるので、チャートに張り付く必要がない」という口コミも多数見られます。

自動売買の最大のメリットは、24時間システムが取引を続けてくれる点です。忙しいサラリーマンや主婦の方でも、時間を気にせず投資できます。感情に左右されず、設定したルール通りに淡々と取引してくれるのも、自動売買ならではの利点です。

サポート体制が充実している

「サポートが丁寧で、初心者の質問にも親切に答えてくれる」という評価も見られます。

インヴァスト証券では、トライオートコンシェルジュというサポートサービスを提供しており、自動売買の設定や運用に関する相談ができます。また、公式サイトには過去のセミナー動画やマーケット情報も充実しており、学びながら投資できる環境が整っています。

インヴァスト証券の悪い評判・口コミ

良い評判がある一方で、利用者から指摘されている課題もあります。

デメリットもしっかり理解した上で、自分に合うかどうか判断することが大切です。

デモトレードがない

「デモ口座で試せないので、いきなり実際の資金で取引しなければならない」という不満の声があります。

多くのFX会社ではデモトレード機能を提供していますが、インヴァスト証券にはデモ口座がありません。そのため、自動売買の仕組みや使い勝手を実際の資金を使わずに試すことができないんです。

ただし、1,000通貨単位から取引できるので、少額で実際に体験してみることは可能です。

取引手数料が発生する

2024年9月に自動売買の取引手数料は撤廃されましたが、それ以前は「自動売買に手数料がかかるのがネック」という口コミが見られました。

現在は自動売買・マニュアル取引ともに売買手数料は無料になっています。

ただし、スプレッド(売値と買値の差)は存在しますし、100万通貨を超える大口取引では大口マークアップが加算される点には注意が必要です。

トレンド相場に弱い

「レンジ相場では利益が出るけど、トレンド相場では含み損が膨らむ」という指摘もあります。

トライオートFXはリピート型の自動売買で、一定の価格帯で売買を繰り返す仕組みです。そのため、価格が横ばいに動くレンジ相場では効果を発揮しますが、一方向に大きく動くトレンド相場では想定レンジを外れて含み損を抱えやすくなります。

相場状況に応じて設定を見直す必要があるんですね。

通貨ペア数が少ない

インヴァスト証券のトライオートFXで取引できる通貨ペアは17種類です。

「もっとマイナーな通貨ペアでも取引したい」という方にとっては、選択肢が限られていると感じるかもしれません。ただし、主要通貨ペアは一通り揃っているので、初心者や一般的な取引をする分には十分な種類が用意されています。

インヴァスト証券の5つのメリット

インヴァスト証券を選ぶメリットを、具体的に5つ紹介します。

これらのメリットが自分のニーズに合っているかどうか、チェックしてみてください。

1,000通貨単位の少額取引が可能

インヴァスト証券では、1,000通貨単位から取引できます。米ドル/円の場合、1ドル=150円とすると、必要な証拠金は約6,000円程度です(レバレッジ25倍の場合)。

10,000通貨単位が主流だった時代と比べると、10分の1の資金で取引を始められます。初心者がリスクを抑えながら自動売買を体験するには、この少額取引は大きなメリットです。「まずは小さく始めて、慣れてきたら取引量を増やす」という段階的なアプローチができるんですね。

自動売買で24時間取引できる

トライオートFXの自動売買機能を使えば、24時間システムが取引を続けてくれます。FXは平日24時間取引できる市場ですが、常にチャートを見続けることは現実的ではありません。

自動売買なら、仕事中や睡眠中も取引チャンスを逃しません。感情に左右されず、設定したルール通りに淡々と取引してくれるのも魅力です。「忙しくて時間がない」「感情的な取引で失敗しがち」という方にとって、自動売買は強い味方になります。

初心者向けのセレクト機能

セレクト機能は、FX初心者や自動売買が初めての方でも簡単に始められる仕組みです。あらかじめ用意された自動売買プログラムの中から、過去の運用実績やシミュレーション結果を見ながら選ぶだけで取引を開始できます。

「自動売買の設定が難しそう」「どんなロジックで取引すればいいか分からない」という不安を解消してくれる機能です。プログラミングの知識も不要で、3ステップで取引を始められる手軽さが人気の理由になっています。

トライオートコンシェルジュのサポート

インヴァスト証券では、トライオートコンシェルジュというサポートサービスを提供しています。自動売買の設定方法や運用に関する相談ができるので、初心者でも安心して始められます。

また、公式サイトには過去のセミナー動画やマーケット情報、為替ニュースなどの情報コンテンツが充実しています。YouTubeでもセミナー動画を公開しているので、自分のペースで学びながら投資できる環境が整っているんですね。

トライオートETFとの併用が可能

インヴァスト証券では、トライオートFXに加えてトライオートETFというサービスも提供しています。トライオートETFでは、米国株価指数に連動するETFを自動売買できます。

FXとETFは異なる値動きをするため、両方に投資することでリスク分散の効果が期待できます。同じインヴァスト証券の口座で両方のサービスを利用できるので、資産配分を柔軟に調整できる点がメリットです。

インヴァスト証券の4つのデメリット

メリットがある一方で、デメリットも存在します。

これらのデメリットが自分にとって許容できるかどうか、慎重に検討してください。

デモトレードで試せない

インヴァスト証券にはデモ口座が用意されていません。そのため、自動売買の仕組みや使い勝手を実際の資金を使わずに試すことができないんです。

多くのFX会社ではデモトレード機能を提供しており、架空の資金で取引を体験できます。しかし、インヴァスト証券では実際に入金して取引を始める必要があります。

ただし、1,000通貨単位から取引できるので、数千円程度の少額で実際に体験してみることは可能です。「まずは少額で試してみる」という姿勢が大切ですね。

取引手数料がかかる(2024年9月に撤廃)

2024年9月以前は、自動売買取引に取引手数料が発生していました。例えば、1万通貨以下の取引では新規注文で2.0pips、決済注文で2.0pipsの合計4.0pipsの手数料がかかっていたんです。

しかし、2024年9月にトライオートFXの自動売買取引における売買手数料が撤廃され、現在は無料になっています。マニュアル取引も元々無料だったので、現在は取引手数料を気にせず利用できます。

ただし、スプレッド(売値と買値の差)は存在するため、実質的なコストはゼロではない点には注意が必要です。

通貨ペア数が17種類と少なめ

インヴァスト証券のトライオートFXで取引できる通貨ペアは17種類です。主要なFX会社では20〜30種類以上の通貨ペアを提供していることが多いため、選択肢が限られていると感じるかもしれません。

特にマイナー通貨やエキゾチック通貨ペアでの取引を希望する方には物足りないでしょう。ただし、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円などの主要通貨ペアは一通り揃っているので、初心者や一般的な取引をする分には十分な種類が用意されています。

トレンド相場では利益が出にくい

トライオートFXはリピート型の自動売買で、一定の価格帯(レンジ)で売買を繰り返す仕組みです。そのため、価格が横ばいに動くレンジ相場では効果を発揮しますが、一方向に大きく動くトレンド相場では想定レンジを外れて含み損を抱えやすくなります。

「トレンド相場に弱い」という口コミが多く見られるのはこのためです。

相場が想定レンジを大きく外れた場合、設定を見直したり、損切りを検討したりする必要があります。完全放置ではなく、定期的に運用状況をチェックすることが大切なんですね。

インヴァスト証券が向いている人・向いていない人

インヴァスト証券が向いている人・向いていない人

インヴァスト証券のメリット・デメリットを踏まえて、どんな人に向いているのか整理してみましょう。

自分がどちらに当てはまるか、チェックしてみてください。

向いている人の特徴

インヴァスト証券が向いているのは、以下のような方です。

  • FX初心者で、自動売買に興味がある方
  • 仕事が忙しく、チャートに張り付く時間がない方
  • 感情的な取引で失敗しがちな方
  • 少額(数万円程度)から投資を始めたい方
  • レンジ相場でコツコツ利益を積み重ねたい方

トライオートFXのセレクト機能は、FX初心者でも簡単に自動売買を始められる設計になっています。1,000通貨単位から取引できるので、リスクを抑えながら自動売買を体験したい方に最適です。

また、自動売買は24時間システムが取引を続けてくれるので、「忙しくて時間がない」「チャートを見続けられない」という方にもおすすめです。設定したルール通りに淡々と取引してくれるため、感情に左右されやすい方にも向いています。

向いていない人の特徴

一方で、インヴァスト証券が向いていないのは、以下のような方です。

  • デモトレードで十分に練習してから始めたい方
  • 多様な通貨ペアで取引したい方
  • トレンド相場で大きな利益を狙いたい方
  • 完全放置で運用したい方
  • 裁量トレードをメインにしたい方

インヴァスト証券にはデモ口座がないため、「まずはデモで十分に練習してから」という方には不向きです。また、通貨ペア数が17種類と限られているため、マイナー通貨での取引を希望する方には選択肢が少ないと感じるでしょう。

トライオートFXはレンジ相場で効果を発揮する自動売買なので、トレンド相場で大きな利益を狙いたい方には向いていません。また、完全放置ではなく定期的な運用状況のチェックが必要なので、「一度設定したら一切触らない」という運用スタイルを望む方にも不向きです。

手数料とスプレッドの詳細|コストはいくら?

FX取引のコストは、利益に直結する重要なポイントです。

インヴァスト証券の手数料とスプレッドについて、詳しく見ていきましょう。

トライオートFXの手数料

トライオートFXの取引手数料は、2024年9月に撤廃され、現在は無料です。自動売買取引もマニュアル取引も、売買手数料はかかりません。

ただし、100万通貨を超える大口取引では、「大口マークアップ」が約定価格に加算されます。これは成行注文・逆指値注文・一括決済注文・ロスカット注文において、同一通貨ペア・同一注文手法・同一売買区分で取引数量の合計が100万通貨を超える場合に適用されます。

また、口座開設・維持費、即時入金手数料、出金手数料もすべて無料です。ただし、即時入金サービスを利用せず、ATMや銀行窓口から入金する際の手数料は利用者負担となります。

主要通貨ペアのスプレッド

スプレッドとは、売値と買値の差のことで、実質的な取引コストになります。トライオートFXのスプレッドは、自動売買取引とマニュアル取引で異なります。

マニュアル取引のスプレッドは業界最狭水準とされていますが、自動売買取引のスプレッドは原則固定の適用対象外となっています。そのため、自動売買では相場状況に応じてスプレッドが変動します。

2025年12月には「ハッピーアワーキャンペーン」として、毎日18時〜21時の時間帯に米ドル/円とメキシコペソ/円のスプレッドを0.1銭(原則固定、例外あり)に縮小するキャンペーンも実施されていました。このように、期間限定でスプレッドが縮小されるキャンペーンが行われることもあります。

スプレッドは市場の流動性の変化に応じて変動するため、実際の提示レートは取引画面で確認することが大切です。

他社の自動売買FXとの比較

インヴァスト証券のトライオートFXは、他社の自動売買FXと比べてどうなのでしょうか。

主要な自動売買FX提供会社と比較してみましょう。

外為オンラインとの比較

外為オンラインは「iサイクル2取引」という自動売買サービスを提供しています。iサイクル2取引もリピート型の自動売買で、トライオートFXと似た仕組みです。

外為オンラインの特徴は、相場の変動に合わせて自動的に売買レンジを追従する「トレンド機能」がある点です。一方、トライオートFXは自分で設定をカスタマイズできる自由度が高い点が特徴です。

取引手数料については、外為オンラインのiサイクル2取引では片道20円(1,000通貨あたり)の手数料がかかります。トライオートFXは2024年9月から手数料無料になったため、コスト面ではトライオートFXが有利と言えます。

アイネット証券との比較

アイネット証券は「ループイフダン」という自動売買サービスを提供しています。ループイフダンもリピート型の自動売買で、設定がシンプルで初心者でも始めやすいのが特徴です。

ループイフダンの取引手数料は無料ですが、スプレッドが比較的広めに設定されています。トライオートFXも自動売買のスプレッドは固定ではありませんが、マニュアル取引では業界最狭水準のスプレッドを提供しています。

カスタマイズ性については、トライオートFXのビルダー機能の方が自由度が高く、上級者にも対応できる設計になっています。

比較表で見る主要3社の違い

インヴァスト証券、外為オンライン、アイネット証券の3社を比較すると、以下のような違いがあります。

項目 インヴァスト証券 外為オンライン アイネット証券
自動売買サービス名 トライオートFX iサイクル2取引 ループイフダン
取引手数料 無料 片道20円/1,000通貨 無料
最小取引単位 1,000通貨 1,000通貨 1,000通貨
カスタマイズ性 高い(ビルダー機能) 中程度 低い(シンプル設定)
トレンド追従機能 なし あり なし

それぞれの会社に特徴があるので、自分の投資スタイルや重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。

口座開設の方法|3ステップで完了

インヴァスト証券の口座開設は、オンラインで簡単に手続きできます。

最短で翌営業日から取引を始められるので、思い立ったらすぐに始められるんですね。

必要な書類と審査基準

口座開設に必要な書類は、本人確認書類とマイナンバー確認書類の2種類です。本人確認書類としては、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが利用できます。

審査基準については、20歳以上であること、日本国内に居住していること、メールアドレスを持っていることなどが条件です。また、投資経験や金融資産の状況についても申告する必要がありますが、初心者でも口座開設は可能です。

審査には通常1〜2営業日かかりますが、オンライン本人確認(eKYC)を利用すれば、最短で当日中に口座開設が完了することもあります。

口座開設の具体的な手順

インヴァスト証券の口座開設は、以下の3ステップで完了します。

1.公式サイトから口座開設の申込みをする:メールアドレスや氏名、住所などの基本情報を入力します。
2.本人確認書類を提出する:スマホで本人確認書類を撮影してアップロードします。オンライン本人確認を利用すれば、郵送の手間もかかりません。
3.審査完了後、ログインIDとパスワードを受け取る:審査が完了すると、メールでログインIDとパスワードが届きます。

オンライン本人確認を利用した場合、最短で翌営業日から取引を始められます。郵送で手続きする場合は、審査完了後に簡易書留でログインIDとパスワードが届くため、1週間程度かかることがあります。

開設後の初期設定と始め方

口座開設が完了したら、まず入金を行います。インヴァスト証券では、即時入金サービス(クイック入金)を利用すると、入金手数料が無料で、すぐに取引を始められます。

入金が完了したら、トライオートFXの自動売買を設定します。初心者の方は、まずセレクト機能から始めるのがおすすめです。リストの中から気に入った自動売買プログラムを選び、取引数量を設定して稼働させるだけで取引が始まります。

慣れてきたら、ビルダー機能で自分だけのオリジナル戦略を作成してみるのもいいでしょう。最初は少額から始めて、運用に慣れてきたら徐々に取引量を増やしていくのが安全な始め方です。

よくある質問(Q&A)

よくある質問
インヴァスト証券は怪しい会社ではないですか?

インヴァスト証券は、金融庁に登録された正規の金融商品取引業者です(登録番号:関東財務局長(金商)第26号)。1960年設立の長い歴史を持ち、親会社のインヴァスト株式会社は東京証券取引所スタンダード市場に上場していた実績もあります。分別管理や日本投資者保護基金への加入など、投資家保護の仕組みもしっかり整っているので、信頼できる会社と言えます。

自動売買で本当に稼げますか?

自動売買は、設定したルール通りに取引を繰り返すシステムです。レンジ相場では利益を積み重ねやすい一方、トレンド相場では含み損を抱えやすいという特性があります。適切な設定と資金管理を行えば、利益を出している利用者も多くいますが、投資にはリスクが伴うため、余裕資金で運用することが大切です。

最低いくらから始められますか?

トライオートFXは1,000通貨単位から取引できます。米ドル/円の場合、1ドル=150円とすると、必要な証拠金は約6,000円程度です(レバレッジ25倍の場合)。ただし、自動売買を安定的に運用するには、ある程度の余裕資金が必要です。一般的には、30万円程度の資金があると、複数の自動売買プログラムを組み合わせた運用ができると言われています。

含み損を抱えた時はどうすればいいですか?

自動売買は含み損を抱えることを前提とした仕組みです。レンジ相場では、含み損を抱えながらも利益確定を繰り返して、トータルで利益を積み重ねていきます。含み損を抱えた時は、まず証拠金維持率を確認しましょう。証拠金維持率が低下している場合は、追加入金を検討するか、一部のポジションを決済してリスクを軽減する必要があります。相場が想定レンジを大きく外れた場合は、設定を見直すことも検討しましょう。

税金・確定申告はどうすればいいですか?

FXで得た利益は、雑所得として確定申告が必要です。税率は一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)で、申告分離課税となります。給与所得者の場合、FXの利益が年間20万円を超えると確定申告が必要です。損失が出た場合は、確定申告をすることで3年間の繰越控除が受けられます。詳しくは税理士や税務署にご相談ください。

マイメイトとトライオートFXの違いは?

マイメイトは、AI(人工知能)を活用したFX自動売買サービスでしたが、2025年3月29日にサービスを終了しました。現在、インヴァスト証券で自動売買を始めたい方は、トライオートFXを利用することになります。トライオートFXは、リピート型の自動売買で、セレクト機能とビルダー機能の2種類の自動売買システムを提供しています。

まとめ

インヴァスト証券は、金融庁登録の信頼できる証券会社で、トライオートFXという自動売買サービスが特徴です。初心者向けのセレクト機能と上級者向けのビルダー機能の2種類があり、自分のレベルに合わせて選べます。

1,000通貨単位から取引できるので、少額でリスクを抑えながら自動売買を体験できる点が魅力です。2024年9月からは取引手数料も無料になり、コスト面でも利用しやすくなりました。

一方で、デモトレードがない、通貨ペア数が17種類と少なめ、トレンド相場では含み損を抱えやすいなどのデメリットもあります。これらのデメリットが許容できるかどうか、自分の投資スタイルと照らし合わせて判断することが大切です。

「FX初心者で自動売買に興味がある」「忙しくてチャートに張り付く時間がない」「少額から始めたい」という方には、インヴァスト証券のトライオートFXは有力な選択肢になるでしょう。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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