住信SBIネット銀行の口座開設|手順とメリットを解説

住信SBIネット銀行の口座開設|手順とメリットを解説

住信SBIネット銀行の口座開設を検討しているけれど、手順が複雑そうで不安に感じていませんか。

実は、住信SBIネット銀行の口座開設はスマホアプリから最短5分で完了します。

本人確認方法も3種類から選べるため、ご自身の状況に合わせて手続きできるんです。

この記事では、住信SBIネット銀行の口座開設手順を画面イメージを想起させながら詳しく解説します。

開設後の初期設定やよくあるトラブルの解決方法まで網羅しているので、スムーズに口座開設から利用開始まで進められますよ。

この記事の要約
  • 住信SBIネット銀行はスマホアプリから最短5分で口座開設が完了する
  • スマートプログラムでATM・振込手数料が無料になり、SBI証券との連携で高金利が適用される
  • 本人確認方法は3種類あり、マイナンバーカード読み取りが最速でおすすめ
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

住信SBIネット銀行とは|特徴と基本情報

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するネット専業銀行です。2007年の営業開始以来、口座数は1,500万を突破し、ネット銀行の中でもトップクラスの規模を誇っています。

住信SBIネット銀行:公式サイト

最大の特徴は、商品・サービスの利用に応じてATMや振込手数料が無料になる「スマートプログラム」です。ランクに応じてATM・振込を無料で使える回数が決まり、ポイントも貯まります。

2024年12月からは「アプリでATM」利用時のATM手数料がランクに関わらず何度でも無料になりました。

SBI証券との連携サービス「SBIハイブリッド預金」を利用すれば、普通預金よりも高い金利で預金できます。投資を始めたい方にとっても、資金管理がしやすい銀行なんです。預金は預金保険機構により1,000万円まで保護されているため、安心して利用できます。

住信SBIネット銀行で口座開設する5つのメリット

住信SBIネット銀行には、他のネット銀行にはない独自のメリットがあります。手数料の安さだけでなく、資金管理のしやすさや投資との連携など、実用的なメリットを5つご紹介します。

ATM・振込手数料が無料になる(スマートプログラム)

スマートプログラムは、商品・サービスの利用に応じて、ATMや振込の手数料無料やポイント獲得などの特典が受けられる優遇プログラムです。ランクは1から4まであり、利用状況によって自動的に判定されます。

「アプリでATM」を使えばランクに関わらずいつでも何度でもATM手数料が無料になります。セブン銀行やローソン銀行のATMで利用でき、キャッシュカードを持ち歩く必要もありません。

振込手数料も、ランク2以上なら月3回以上無料になります。メインバンクとして使うなら、給与振込口座に指定したり、デビットカードを利用したりすることで、簡単にランクアップできますよ。

SBI証券との連携で高金利(SBIハイブリッド預金)

SBIハイブリッド預金は普通預金よりも好金利で、SBI証券の買付余力に自動で反映されます。SBI証券口座との資金移動が自動化されるため、投資のたびに入出金操作をする必要がありません。

金利は変動金利ですが、通常の円普通預金よりも高く設定されています。利息は毎月第三土曜日に計算し、その翌日に入金されます。投資をしない場合でも、SBI証券口座を開設してSBIハイブリッド預金に預けておくだけで、高金利のメリットを受けられるんです。

SBIハイブリッド預金は証券総合口座の一部であり、預金保険の対象外となる点には注意が必要です。

詳しくは住信SBIネット銀行の公式サイトでご確認ください。

住信SBIネット銀行:SBIハイブリッド預金

目的別口座で資金管理がしやすい

住信SBIネット銀行には「目的別口座」という機能があり、代表口座とは別に最大10個まで口座を作成できます。旅行資金、結婚資金、教育資金など、目的ごとにお金を分けて管理できるため、貯金が続けやすくなります。

それぞれの口座に目標金額と期限を設定でき、達成率が視覚的に表示されます。自動振替設定を使えば、給料日に自動的に各目的別口座へ振り分けることも可能です。家計管理が苦手な方でも、計画的に貯金できる仕組みが整っているんです。

スマホアプリで取引が完結

住信SBIネット銀行のスマホアプリは、口座開設から日常の取引まですべて完結できる便利なツールです。口座開設はアプリから申し込み可能で、マイナンバーカード読み取りまたはスマホで本人確認を選択できます。

「アプリでATM」機能を使えば、キャッシュカードなしでセブン銀行やローソン銀行のATMから入出金できます。財布を忘れた時でも、スマホさえあれば現金を引き出せるので便利ですよ。振込や残高照会、目的別口座の管理もすべてアプリ内で完結します。

生体認証やスマート認証NEOによるセキュリティ対策も充実しており、安全性と利便性を両立しています。

提携NEOBANKサービスが充実

住信SBIネット銀行は、様々な企業と提携した「NEOBANK」サービスを展開しています。提携先企業のサービスと銀行機能が統合されており、ポイント還元や特典が受けられます。

例えば、JALマイルが貯まるサービスや、特定の企業の従業員向け優遇サービスなど、提携先によって特典内容が異なります。ご自身がよく利用するサービスと連携できれば、日常の支払いでお得にポイントを貯められるんです。

住信SBIネット銀行で気をつけたい3つのこと

住信SBIネット銀行には多くのメリットがありますが、利用前に知っておくべき注意点もあります。メインバンクとして使う前に、以下の3点を確認しておきましょう。

対面サポートがない

住信SBIネット銀行はネット専業銀行のため、店舗窓口がありません。困った時に直接相談できる場所がないことに不安を感じる方もいるでしょう。

ただし、電話サポートやチャットサポートは充実しています。平日9時から18時まで電話で相談できるほか、アプリ内のチャット機能でも問い合わせが可能です。よくある質問はヘルプページに詳しく掲載されているため、多くの疑問はすぐに解決できます。

対面での相談が必要な複雑な手続きや、高額な取引に不安がある方は、メガバンクや地方銀行との併用をおすすめします。

公共料金の引き落としに制限がある

住信SBIネット銀行は、一部の公共料金や携帯電話料金の口座振替に対応していない場合があります。すべての支払先が対応しているわけではないため、メインバンクとして使う前に、ご自身がよく利用する支払先が口座振替に対応しているか確認が必要です。

対応していない支払先については、クレジットカード払いやデビットカード払いに変更するか、他の銀行口座を引き落とし口座として指定する必要があります。住信SBIネット銀行の公式サイトには、口座振替対応の主要な支払先リストが掲載されているので、事前に確認しておきましょう。

特に、地方の電力会社やガス会社、一部のサブスクリプションサービスなどは対応していないケースがあります。

定期預金の金利は平均的

住信SBIネット銀行の定期預金金利は、ネット銀行の中では特別高いわけではありません。他のネット銀行と比較すると、同程度かやや低めの水準です。

ただし、SBIハイブリッド預金を利用すれば、普通預金でありながら定期預金に近い金利で預けられます。定期預金のように満期を待つ必要がなく、必要な時にすぐに引き出せる点が大きなメリットです。

住信SBIネット銀行の口座開設方法|3つの手順

住信SBIネット銀行の口座開設は、スマホアプリから簡単に申し込めます。即日から3営業日程度で口座開設が完了します。ここでは、実際の開設手順を詳しく解説します。

アプリをダウンロードして申込情報を入力

まず、スマートフォンのApp StoreまたはGoogle Playで「住信SBIネット銀行」アプリを検索してダウンロードします。アプリを開くと、口座開設の案内が表示されるので、「口座開設」ボタンをタップして手続きを開始しましょう。

規定等を確認・同意のうえ、必要事項を入力します。入力する情報は、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報です。申込手続きが完了すると、登録のメールアドレスに「口座開設申込受付のお知らせ」が送信されます。

メールアドレスはログイン時のユーザネームとして使用するため、普段使っているアドレスを登録することをおすすめします。

申込情報の入力は5分程度で完了します。途中で中断しても、後から続きを入力できるので安心です。

本人確認方法を選んで手続き

口座開設完了画面のボタンまたは口座開設完了メールに記載されているURLをクリックして、本人確認方法選択画面にて「マイナンバーカード読み取り」または「スマホで本人確認」を選択します。本人確認方法は3種類から選べます。

本人確認方法

マイナンバーカード読み取り(最短5分)

スマホで本人確認(最短翌営業日)

本人限定受取郵便(3営業日程度)

マイナンバーカード読み取り(最短5分)は、マイナンバーカードとスマートフォンがあれば利用できる最速の方法です。顔の正面の写真撮影とマイナンバーカードの読み取りを行います。マイナンバーカードをスマホにかざすだけで本人確認が完了するため、最も手軽でおすすめです。

スマホで本人確認(最短翌営業日)は、運転免許証などの本人確認書類をスマホで撮影する方法です。本人確認書類および顔の正面の写真撮影をします。マイナンバーカードを持っていない方でも利用できます。

本人限定受取郵便(3営業日程度)は、郵送で本人確認を行う方法です。本人限定受取郵便を受取る際には、日本郵便の指定する顔写真付きの本人確認書類(運転免許証等)が必要です。スマートフォンでの本人確認ができない方向けの方法ですが、手続き完了までに時間がかかります。

すべての撮影が終わると、自動的に画面が切り替わり、手続き完了となります。本人確認の審査には即日から3営業日程度かかるため、口座開設結果メールが届くまで待ちましょう。

住信SBIネット銀行:お申込みから取引開始までの流れ

審査完了後に初期設定をする

審査が完了すると、「口座開設結果のお知らせ」メールが届きます。このメールには、口座番号や初期設定の案内が記載されています。アプリにログインして、初期設定を進めましょう。

「マイナンバーカード読み取り」「スマホで本人確認」での口座開設をお申込みされた方は、リアルカード(デビット付キャッシュカード)および認証番号カードは発行されません。代わりに、スマート認証NEOの登録とアプリでATMの設定を行います。

初期設定では、ログインパスワードの変更、取引パスワードの設定、スマート認証NEOの登録を行います。スマート認証NEOは生体認証を使った安全なログイン方法で、スマートプログラムのランクアップにも必要なため、必ず登録しておきましょう。

デビットカードは口座開設時に自動発行されるスマホデビット(Mastercard)をすぐに利用できます。デビットカード情報はアプリの「デビット管理」から確認できます。物理カードが必要な場合は、アプリから追加申し込みができます。

本人確認方法を比較|どれを選ぶべき?

住信SBIネット銀行の本人確認方法は3種類あり、それぞれ特徴が異なります。ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

本人確認方法 所要時間 必要なもの メリット デメリット
マイナンバーカード読み取り 最短5分 マイナンバーカード、スマートフォン 最速で口座開設完了、手続きが簡単 マイナンバーカードが必要
スマホで本人確認 最短翌営業日 運転免許証等、スマートフォン マイナンバーカード不要、比較的早い 撮影に少し手間がかかる
本人限定受取郵便 3営業日程度 顔写真付き本人確認書類 スマホ操作が不要 時間がかかる、郵便受取が必要

マイナンバーカード読み取り(最短5分)

マイナンバーカード読み取りは、最も早く口座開設を完了できる方法です。マイナンバーカードをお持ちの方には、最もおすすめの方法と言えます。

手続きは非常に簡単で、アプリの指示に従って顔写真を撮影し、マイナンバーカードをスマートフォンにかざすだけです。マイナンバーカード発行時に設定した暗証番号(4桁)の入力が必要なため、事前に確認しておきましょう。

スマホで本人確認(最短翌営業日)

スマホで本人確認は、マイナンバーカードを持っていない方におすすめの方法です。運転免許証、パスポート、在留カードなどの本人確認書類があれば利用できます。

本人確認書類の表面・裏面(必要な場合)、顔写真を撮影します。撮影時は明るい場所で行い、書類全体がはっきり写るように注意しましょう。ぼやけていたり、一部が隠れていたりすると、再提出が必要になる場合があります。

本人限定受取郵便(3営業日程度)

本人限定受取郵便は、スマートフォンでの本人確認ができない方向けの方法です。申し込み後、3営業日程度で本人限定受取郵便が届きます。

郵便を受け取る際には、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)の提示が必要です。本人以外は受け取れないため、必ず本人が在宅している時間帯に受け取りましょう。

長期間受け取れないと住信SBIネット銀行に返送され、口座開設が取り消される場合があるため注意が必要です。

どの方法を選ぶべき?

マイナンバーカードをお持ちの方
迷わず「マイナンバーカード読み取り」を選びましょう。最短5分で手続きが完了し、すぐに口座を利用開始できます。
マイナンバーカードを持っていない方
「スマホで本人確認」がおすすめです。運転免許証があれば、翌営業日には口座開設が完了します。
スマートフォンでの撮影に不安がある方
「本人限定受取郵便」を選択するとよいでしょう。

口座開設に必要な書類と条件

住信SBIネット銀行の口座開設には、本人確認書類と一定の条件を満たす必要があります。事前に準備しておけば、スムーズに手続きを進められます。

必要な本人確認書類

本人確認方法によって必要な書類が異なります。以下のいずれかを準備しましょう。

  • マイナンバーカード読み取り:マイナンバーカード(有効期限内のもの)
  • スマホで本人確認:運転免許証、パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいずれか1点
  • 本人限定受取郵便:運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいずれか1点(郵便受取時に提示)

本人確認書類は有効期限内のものを使用してください。住所変更をしている場合は、裏面の記載も必要です。書類の住所と申込時に入力する住所が一致していないと、審査に通らない場合があるため注意しましょう。

住信SBIネット銀行:本人確認書類について

口座開設できる人の条件

口座開設は、15歳以上の個人が対象です。ただし、親権者が口座を持っている場合、親権者のアプリより15歳未満のお子さま名義の口座開設が可能です。

以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 日本国内に住所があること
  • 有効な本人確認書類を持っていること
  • メールアドレスを持っていること
  • 反社会的勢力に該当しないこと

未成年・学生の口座開設

15歳以上の未成年者は、親権者の同意なしで口座開設できます。住信SBIネット銀行の口座のみを開設する場合は、15歳以上であれば単独で申し込めます。

SBI証券口座と普通口座を同時の申込みで満18歳未満の場合は口座開設できません。

学生の方も、15歳以上であれば問題なく口座開設できます。学生証は本人確認書類として使用できないため、運転免許証やマイナンバーカードを準備しましょう。

開設後にやるべき初期設定チェックリスト

口座開設が完了したら、すぐに以下の初期設定を行いましょう。これらの設定を済ませておくことで、住信SBIネット銀行をより便利に使えるようになります。

スマートプログラムのランクを確認

口座開設直後は、スマートプログラムのランク1が適用されています。ランク1でもATM出金手数料は月2回、振込手数料は月1回無料ですが、ランク2以上にアップすればさらにお得に使えます。

ランク2になるには、スマート認証NEOを登録するだけで達成できます。アプリの設定画面から「スマート認証NEO」を選択し、生体認証(指紋認証または顔認証)を設定しましょう。これだけで、ATM出金手数料が月5回、振込手数料が月3回無料になります。

目的別口座を設定する

目的別口座は、貯金を計画的に進めるための便利な機能です。口座開設後すぐに設定しておくことをおすすめします。

アプリの「目的別口座」メニューから、「新規作成」を選択します。口座の名称(例:旅行資金、結婚資金など)、目標金額、目標期限を入力しましょう。色やアイコンも選択でき、視覚的に分かりやすく管理できます。

定額自動振替サービスを設定すれば、給料日に自動的に目的別口座へ資金を振り分けられます。毎月の貯金額を決めて、自動振替を設定しておけば、意識しなくても自然に貯金が増えていきますよ。

SBI証券との連携設定(必要な場合)

投資を始めたい方や、SBIハイブリッド預金の高金利を利用したい方は、SBI証券との連携設定を行いましょう。すでにSBI証券口座をお持ちの方は、住信SBIネット銀行のアプリから連携設定ができます。

アプリの「SBI証券連携」メニューから、「SBIハイブリッド預金の利用開始」を選択します。SBI証券のログイン情報を入力すると、連携が完了します。連携後は、代表口座からSBIハイブリッド預金への振替が可能になります。

デビットカードを申し込む

口座開設時に自動発行されるスマホデビット(Mastercard)は、アプリ内ですぐに利用できます。オンラインショッピングやスマホ決済で使えますが、物理カードが必要な場合は追加申し込みをしましょう。

アプリの「デビット管理」メニューから、「デビットカード追加発行」を選択します。プラチナデビットカードまたはデビットカード Point+の2種類から選べます。プラチナデビットカードは年会費11,000円(税込)ですが、ポイント還元率が1.25%と高く、空港ラウンジサービスなどの特典も付いています。

SBI証券との連携メリットと設定方法

住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させると、投資がより便利でお得になります。連携のメリットと具体的な設定方法を詳しく解説します。

SBIハイブリッド預金の仕組みと金利

SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券の買付余力に自動で反映されます。そのため、SBI証券口座と当社口座間で資金移動を入出金操作をすることなく行えます。この仕組みにより、投資のたびに銀行口座から証券口座へ資金を移動する手間が省けます。

SBIハイブリッド預金は普通預金よりも好金利で、利息は毎月第三土曜日に計算し、その翌日に入金します。金利は変動金利ですが、通常の円普通預金よりも高く設定されています。投資をしない場合でも、SBIハイブリッド預金に預けておくだけで高金利のメリットを受けられるんです。

SBIハイブリッド預金はATMや振込の入出金口座としてはご利用できません。日常の支払いには代表口座の円普通預金を使用し、SBIハイブリッド預金は投資資金や貯蓄用として使い分けましょう。

住信SBIネット銀行:SBIハイブリッド預金

資金移動が自動で楽になる

SBIハイブリッド預金を利用すると、株式や投資信託の買付時に自動的に資金が使われます。証券口座への入金操作が不要になるため、投資のタイミングを逃しません。

代表口座からSBIハイブリッド預金への定額自動振替サービスを設定すれば、毎月決まった金額を自動的に投資資金として仕分けられます。積立投資をする方にとって、非常に便利な機能です。

連携設定の手順

住信SBIネット銀行とSBI証券の連携設定は、以下の手順で行います。

すでにSBI証券口座をお持ちの方:

1.住信SBIネット銀行アプリにログイン
2.「商品・サービス」メニューから「SBI証券連携」を選択
3.「SBIハイブリッド預金の利用開始」をタップ
4.SBI証券のログイン情報(ユーザネーム・パスワード)を入力
5.連携完了の確認画面が表示されたら設定完了

SBI証券口座をお持ちでない方:

1.住信SBIネット銀行アプリにログイン
2.「商品・サービス」メニューから「SBI証券口座開設」を選択
3.SBI証券の口座開設申込フォームに必要事項を入力
4.本人確認書類を提出
5.SBI証券の審査完了後、自動的にSBIハイブリッド預金が利用可能になる

連携設定後は、代表口座からSBIハイブリッド預金への振替ができるようになります。アプリの「振替」メニューから、振替元を「代表口座円普通預金」、振替先を「SBIハイブリッド預金」に選択して金額を入力すれば、即時に振替が完了します。

よくあるトラブルと解決方法

口座開設や利用中に発生しやすいトラブルと、その解決方法をまとめました。困った時の参考にしてください。

本人確認でエラーが出る場合

本人確認の撮影時にエラーが出る場合、以下の原因が考えられます。

本人確認エラーの主な原因

書類がぼやけている・一部が隠れている

顔認証がうまくいかない

マイナンバーカードが読み取れない

何度試してもエラーが出る場合は、別の本人確認方法に切り替えることをおすすめします。マイナンバーカード読み取りでエラーが出る場合は、スマホで本人確認に変更しましょう。

審査に落ちた場合の対処法

口座開設の審査に落ちた場合、残念ながら詳しい理由は開示されません。ただし、以下の原因が考えられます。

入力情報と本人確認書類の内容が一致していない場合や、過去に口座を強制解約された経験がある場合は、審査に通らない可能性があります。

審査に落ちた場合でも、一定期間を置いてから再申し込みできます。ただし、短期間に何度も申し込むと、さらに審査が厳しくなる可能性があるため、原因を解消してから再度申し込むことをおすすめします。

マイナンバーカードを持っていない場合

マイナンバーカードを持っていない方は、「スマホで本人確認」または「本人限定受取郵便」を選択しましょう。運転免許証があれば、スマホで本人確認が最も早く口座開設できます。

運転免許証もない場合は、パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいずれかがあればスマホで本人確認を利用できます。これらの書類もない場合は、口座開設ができないため、まずはマイナンバーカードまたは運転免許証の取得を検討しましょう。

アプリにログインできない場合

アプリにログインできない場合、以下の原因と対処法を試してください。

ログインできない場合の対処法

ユーザネーム(メールアドレス)またはパスワードを忘れた

スマート認証NEOでログインできない

アプリが起動しない・エラーが出る

どうしてもログインできない場合は、カスタマーセンター(0570-001-646、平日9時~18時)に電話で問い合わせましょう。本人確認後、ログイン情報の再設定をサポートしてもらえます。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
口座開設にお金はかかる?

口座開設は完全無料です。申込手数料、口座開設手数料、初回入金などは一切必要ありません。口座開設時に入金する必要はありません。口座開設後、必要な時に入金すれば大丈夫です。

口座維持費は必要?

口座維持費も完全無料です。残高がゼロでも、長期間利用しなくても、口座維持費は発生しません。ただし、長期間利用がない場合は、セキュリティのため口座が休眠状態になることがあります。休眠状態になっても、再度ログインすれば利用を再開できます。

複数の口座を持てる?

住信SBIネット銀行の代表口座は、お一人様1口座までです。複数の代表口座を開設することはできません。ただし、目的別口座は最大10個まで作成できるため、用途に応じて資金を分けて管理できます。

解約方法は?

解約はアプリまたはWEBサイトから手続きできます。ログイン後、「各種手続き」メニューから「口座解約」を選択し、画面の指示に従って手続きを進めます。解約前に、残高をすべて引き出しておく必要があります。

キャンペーンはある?

住信SBIネット銀行では、定期的に口座開設キャンペーンを実施しています。キャンペーン内容は時期によって異なりますが、口座開設と条件達成でポイントがもらえるキャンペーンが多いです。現在実施中のキャンペーン情報は、公式サイトのトップページや口座開設ページで確認できます。

他行からの乗り換え方法は?

他行からのメインバンク乗り換えは、住信SBIネット銀行の口座を開設後、給与振込口座を変更し、公共料金や携帯電話料金の引き落とし口座を変更します。すべての変更が完了したら、旧口座の残高を住信SBIネット銀行に移し、旧口座を解約します(必要に応じて)。一度にすべて変更するのではなく、1つずつ確実に変更していくことをおすすめします。

まとめ

住信SBIネット銀行の口座開設は、スマホアプリから最短5分で完了します。マイナンバーカード読み取り、スマホで本人確認、本人限定受取郵便の3種類から本人確認方法を選べるため、ご自身の状況に合わせて手続きできます。

スマートプログラムによりATM・振込手数料が無料になり、SBI証券との連携でSBIハイブリッド預金の高金利も利用できます。目的別口座やアプリでATMなど、便利な機能が充実しているため、メインバンクとしてもサブバンクとしても使いやすい銀行です。

口座開設後は、スマート認証NEOの登録、目的別口座の設定、デビットカードの申し込みなどの初期設定を済ませておきましょう。これらの設定を行うことで、住信SBIネット銀行をより便利に活用できます。対面サポートがない点や公共料金の引き落とし制限など、注意点も理解したうえで利用することが大切です。

預金は預金保険機構により1,000万円まで保護されていますが、SBIハイブリッド預金は証券総合口座の一部であり、預金保険の対象外です。詳しくは住信SBIネット銀行の公式サイトでご確認ください。ご自身の利用目的やライフスタイルに合わせて、住信SBIネット銀行を上手に活用しましょう。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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