ぐんぎん証券の評判は?|特徴と選ぶべき人を解説

ぐんぎん証券の評判は?|特徴と選ぶべき人を解説

ぐんぎん証券の評判が気になっていませんか?

群馬銀行グループの証券会社として、対面相談とオンライン取引の両方に対応しているぐんぎん証券。

「地元の金融機関だから安心」という声がある一方で、「手数料が高いのでは」「取扱商品が少ないのでは」という不安を感じている方もいるでしょう。

この記事では、ぐんぎん証券の実際の評判、メリット・デメリット、そしてどのような人に向いているのかを詳しく解説します。

群馬銀行との連携メリットや、ネット証券との使い分け方もご紹介しますので、証券会社選びの参考にしてください。

この記事の要約
  • ぐんぎん証券は群馬銀行100%出資で金融庁登録の安心できる証券会社
  • 対面相談の丁寧さが評判だが、手数料はネット証券より高め
  • 群馬銀行利用者や投資初心者には便利だが、コスト重視ならネット証券併用がおすすめ
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

ぐんぎん証券とは?|基本情報と特徴

ぐんぎん証券は、群馬銀行が100%出資する地方銀行系の証券会社です。

地域に密着したサービスと、銀行グループならではの信頼性が特徴となっています。まずは、ぐんぎん証券の基本情報を確認していきましょう。

群馬銀行100%出資の証券会社

ぐんぎん証券は、群馬銀行が100%出資して設立した証券会社です。

群馬銀行は1932年(昭和7年)に設立された地方銀行で、群馬県を中心に長年地域金融を支えてきた実績があります。その群馬銀行グループの一員として、ぐんぎん証券は銀行と証券の両面から顧客の資産形成をサポートしています。

親会社である群馬銀行の信用力を背景に、安定した経営基盤を持っているのが強みです。地方銀行系証券会社として、大手ネット証券にはない「顔の見える関係」を大切にしたサービスを提供しています。

2016年設立、預かり資産1,841億円の実績

ぐんぎん証券は2016年(平成28年)に設立されました。

比較的新しい証券会社ですが、群馬銀行の長年の金融ノウハウを活かし、着実に事業を拡大しています。2021年時点での預かり資産は約1,841億円に達しており、地域の投資家から一定の信頼を得ていることが分かります。

設立から数年で預かり資産を大きく伸ばしている背景には、群馬銀行の既存顧客との連携や、地域密着型のきめ細かいサービスがあります。

特に、銀行窓口での証券相談ができる体制が、投資初心者にとって利用しやすい環境を作っています。

金融庁登録・投資者保護基金加入で安心

ぐんぎん証券は、金融庁に正式に登録された金融商品取引業者です(関東財務局長(金商)第33号)。

また、日本証券業協会にも加入しており、法令を遵守した適切な業務運営を行っています。

万が一、証券会社が破綻した場合でも、投資者保護基金により1,000万円までの資産が保護されます。さらに、顧客の資産は証券会社の自己資産と分別管理されているため、証券会社の経営状況に関わらず顧客資産は守られる仕組みになっています。

群馬銀行グループという安定した基盤と、法律に基づく保護制度の両面から、安心して利用できる証券会社と言えるでしょう。

対面相談とオンライン取引の両方に対応

ぐんぎん証券の大きな特徴は、対面相談とオンライン取引の両方に対応している点です。

群馬県内の群馬銀行店舗で証券相談ができるほか、インターネットを通じた取引も可能です。

投資初心者や、まとまった資産の運用相談をしたい方は対面で担当者と相談しながら進められます。

一方、ある程度投資に慣れている方は、オンラインで手軽に取引することもできます。自分の投資スタイルや状況に応じて、相談方法を使い分けられるのが便利なポイントです。

ぐんぎん証券の評判|利用者の声と実際の評価

ぐんぎん証券を実際に利用している人の評判はどうなのでしょうか。

ここでは、利用者の声をもとに、ぐんぎん証券の実際の評価を多角的に見ていきます。良い評判だけでなく、気になる点も正直にお伝えします。

対面相談の丁寧さが好評

ぐんぎん証券の評判で最も多く聞かれるのが、「対面相談が丁寧で分かりやすい」という声です。

投資初心者にとって、専門用語が多く複雑に感じられる投資の世界。ぐんぎん証券では、担当者が顧客の理解度に合わせて、基礎から丁寧に説明してくれると好評です。

特に、退職金や相続資金などまとまった資産の運用を相談したい方にとって、じっくり時間をかけて相談できる環境は大きなメリットです。顔の見える担当者がいることで、「何かあったらすぐ相談できる」という安心感を持てるのも、対面サービスならではの強みと言えるでしょう。

また、群馬銀行の店舗で相談できるため、普段から利用している銀行で証券の相談もできる利便性が評価されています。

群馬銀行との連携で使いやすい

群馬銀行の口座を持っている方からは、「銀行口座との連携がスムーズで便利」という評判が多く聞かれます。

ぐんぎん証券の口座と群馬銀行の普通預金口座を連携させることで、資金の移動が簡単にできます。

給与振込口座として群馬銀行を使っている方なら、投資資金の入金も手間なく行えます。

また、銀行と証券の資産を一体的に管理できるため、「今、自分の資産がどのくらいあるのか」を把握しやすいのもメリットです。

さらに、住宅ローンや定期預金など、すでに群馬銀行と取引がある方は、担当者が顧客の全体的な資産状況を把握した上でアドバイスしてくれることもあり、総合的な資産管理がしやすいと評価されています。

取扱商品は大手ネット証券より少なめ

一方で、「取扱商品が大手ネット証券に比べて少ない」という声もあります。

SBI証券や楽天証券といった大手ネット証券では、投資信託が2,000本以上、米国株も数千銘柄を取り扱っていますが、ぐんぎん証券の取扱商品数はそれに比べると限定的です。

特に、外国株式や高度な金融商品を取引したい方にとっては、選択肢の少なさが物足りなく感じられる可能性があります。

ただし、投資初心者にとっては、「選択肢が多すぎて選べない」という悩みを避けられるとも言えます。

厳選された商品ラインナップの中から選べるため、かえって選びやすいという見方もできるでしょう。

手数料はネット証券より高めの設定

ぐんぎん証券の手数料は、大手ネット証券と比較すると高めに設定されています。

例えば、SBI証券や楽天証券では株式の現物取引手数料が無料になるケースも多いですが、ぐんぎん証券では一定の手数料がかかります。

これは、対面相談サービスを提供するためのコストが反映されているためです。

担当者が時間をかけて相談に乗ってくれる分、手数料に上乗せされていると考えられます。

コストを最優先する方にとっては、この手数料の差は大きなデメリットになるでしょう。しかし、「手数料を払ってでも、安心して相談できる環境が欲しい」という方にとっては、納得できる価格設定とも言えます。

自分が何を優先するかによって、評価が分かれるポイントです。

ぐんぎん証券のメリット5つ|選ばれる理由

ぐんぎん証券にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、ぐんぎん証券が選ばれる5つの理由を具体的に解説します。地方銀行系証券会社ならではの強みを理解しましょう。

群馬銀行グループの信頼性と安定性

ぐんぎん証券の最大のメリットは、群馬銀行グループという安定した基盤を持っていることです。

群馬銀行は1932年設立の歴史ある地方銀行で、群馬県を中心に長年地域経済を支えてきました。その信用力と経営の安定性は、証券会社を選ぶ上で大きな安心材料になります。

特に、投資初心者や、まとまった資産を預ける方にとって、「信頼できる会社かどうか」は最も重要な判断基準の一つです。ネット証券の中には比較的新しい会社もありますが、ぐんぎん証券は長年地域で信頼されてきた銀行グループの一員として、安心感があります。

対面で相談できる安心感

ぐんぎん証券では、群馬銀行の店舗で対面相談ができます。

投資が初めての方や、複雑な金融商品について詳しく知りたい方にとって、担当者と直接話せる環境は非常に心強いものです。

ネット証券では、基本的にすべての手続きをオンラインで行う必要があります。

分からないことがあってもコールセンターに電話するか、FAQを調べるしかありません。一方、ぐんぎん証券なら、店舗に行けば担当者が顔を合わせて丁寧に説明してくれます。

「この商品は自分に合っているのか」「今、売却すべきか保有し続けるべきか」といった相談も、対面なら気軽にできます。投資判断に迷ったときに、すぐに相談できる相手がいるのは大きな安心材料です。

群馬銀行口座との連携が便利

群馬銀行の口座を持っている方にとって、ぐんぎん証券との連携は非常に便利です。

証券口座への入出金が群馬銀行口座からスムーズに行えるため、資金管理の手間が省けます。

例えば、給与振込口座として群馬銀行を使っている場合、給与が入ったらすぐに投資資金として証券口座に移すことができます。

また、証券口座で得た利益を銀行口座に戻すのも簡単です。

さらに、銀行と証券の資産を一つの画面で確認できるサービスがあれば、全体的な資産状況を把握しやすくなります。

「預金がいくら、投資がいくら」と分散していると管理が大変ですが、一体的に管理できれば資産全体の把握が容易になるでしょう。

投資初心者向けのサポートが充実

ぐんぎん証券は、投資初心者向けのサポートが充実しています。

対面相談では、投資の基礎知識から丁寧に教えてもらえるため、「何から始めればいいか分からない」という方でも安心です。

また、投資セミナーや勉強会も定期的に開催されており、投資の基本を学ぶ機会が提供されています。

ネット証券でも情報提供はありますが、対面で質問しながら学べる環境は、初心者にとって非常に価値があります。

さらに、少額から始められる投資信託やNISAなど、初心者向けの商品も取り揃えられています。リスクを抑えながら投資経験を積んでいける環境が整っているのは、ぐんぎん証券の大きな強みです。

地域密着型のきめ細かいサービス

ぐんぎん証券は地域密着型の証券会社として、地元群馬県の顧客に寄り添ったサービスを提供しています。

群馬県内に複数の相談拠点があり、地元企業の情報にも詳しいため、地域に根ざした投資アドバイスが受けられます。

また、長期的な関係を重視しているため、「今だけ儲かればいい」という短期的な視点ではなく、顧客の人生設計全体を考えたアドバイスをしてくれます。

結婚、住宅購入、子どもの教育資金、老後資金など、ライフステージに応じた資産形成の相談ができるのは、地域密着型ならではのメリットです。

さらに、相続や贈与といった複雑な相談にも対応しており、家族全体の資産管理をサポートしてくれます。

ぐんぎん証券のデメリット3つ|気をつけたいこと

ぐんぎん証券にはメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。

ここでは、利用前に知っておきたい3つのデメリットを正直にお伝えします。自分にとって許容できるかどうか、しっかり確認しましょう。

手数料がネット証券より高い

ぐんぎん証券の最大のデメリットは、手数料が大手ネット証券に比べて高いことです。

SBI証券や楽天証券では、株式の現物取引手数料が無料になるケースが増えていますが、ぐんぎん証券では一定の手数料がかかります。

例えば、50万円の株式を購入する場合、ネット証券なら手数料0円で済むこともありますが、ぐんぎん証券では数千円の手数料が発生する可能性があります。頻繁に取引を行う方や、大きな金額を運用する方にとって、この手数料の差は長期的に見ると大きな負担になります。

ただし、対面相談サービスを受けられることを考えると、この手数料は「相談料」と捉えることもできます。

手数料の安さを最優先するなら大手ネット証券、安心して相談できる環境を優先するならぐんぎん証券、という使い分けが現実的でしょう。

取扱商品数は大手ネット証券に劣る

ぐんぎん証券の取扱商品数は、大手ネット証券と比較すると少なめです。

特に、外国株式や先物・オプション取引、仮想通貨関連商品など、多様な投資商品を取引したい方にとっては、選択肢が限られていると感じるでしょう。

SBI証券では投資信託が約2,600本、米国株が約5,000銘柄取り扱われていますが、ぐんぎん証券ではそこまでの品揃えはありません。

投資経験を積んで、より幅広い商品に投資したくなった場合、ぐんぎん証券だけでは対応しきれない可能性があります。

そのため、将来的にはネット証券と併用することも視野に入れておくとよいでしょう。初心者のうちはぐんぎん証券で基礎を学び、慣れてきたらネット証券で幅広い商品に挑戦する、という使い方が効果的です。

群馬県外では店舗が少ない

ぐんぎん証券の対面相談サービスは、主に群馬県内の群馬銀行店舗で提供されています。

そのため、群馬県外に住んでいる方にとっては、対面相談を受けるのが難しいというデメリットがあります。

オンライン取引は全国どこからでも利用できますが、ぐんぎん証券の最大の強みである「対面相談」を活用できないのであれば、あえてぐんぎん証券を選ぶメリットは薄れてしまいます。

群馬県内、または近隣県に住んでいて、群馬銀行の店舗に行きやすい方には便利ですが、それ以外の地域の方は、全国対応のネット証券を選んだほうが利便性は高いでしょう。地域密着型という特性上、利用できる地域が限られるのは避けられないデメリットです。

ぐんぎん証券の取扱商品・サービス

ぐんぎん証券では、どのような商品やサービスを利用できるのでしょうか。

ここでは、具体的な取扱商品とサービス内容を詳しく解説します。自分の投資目的に合った商品があるか確認しましょう。

株式・ETF・REIT

ぐんぎん証券では、国内の上場株式を取引できます。

東京証券取引所に上場している企業の株式を購入し、配当金や値上がり益を狙うことができます。投資の基本である株式投資を、対面サポートを受けながら始められるのは初心者にとって心強いでしょう。

また、ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)も取り扱っています。

ETFは日経平均やTOPIXなどの指数に連動する投資信託で、分散投資が手軽にできます。REITは不動産に投資する商品で、オフィスビルや商業施設などの不動産から得られる賃料収入を分配金として受け取れます。

投資信託(NISA対応)

ぐんぎん証券では、多様な投資信託を取り扱っています。

投資信託は、運用の専門家が複数の株式や債券に分散投資してくれる商品で、少額から始められるのが特徴です。投資初心者にとって、個別株を選ぶのは難しいですが、投資信託なら専門家に運用を任せられるため安心です。

NISA(少額投資非課税制度)にも対応しており、投資で得た利益が非課税になります。2024年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用でき、年間最大360万円まで非課税で投資できます。ぐんぎん証券でもNISA口座を開設できるため、税制優遇を受けながら効率的に資産形成ができます。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

債券

ぐんぎん証券では、国債や社債などの債券も取り扱っています。

債券は、国や企業にお金を貸して利息を受け取る投資商品です。株式に比べて値動きが小さく、安定した利息収入が期待できるため、リスクを抑えた運用をしたい方に適しています。

特に、個人向け国債は元本割れのリスクが低く、安全性の高い商品として人気があります。

退職金などまとまった資金を安全に運用したい方や、老後資金を守りながら少しずつ増やしたい方には、債券を中心とした運用が向いているでしょう。

ファンドラップ(一任運用サービス)

ぐんぎん証券では、ファンドラップという一任運用サービスも提供しています。

ファンドラップとは、顧客のリスク許容度や投資目的に応じて、専門家が資産配分を決定し、運用を一任してくれるサービスです。

「投資したいけれど、何をどのくらい買えばいいか分からない」という方にとって、プロに運用を任せられるファンドラップは便利な選択肢です。

ただし、運用手数料が別途かかるため、コストをしっかり確認した上で利用を検討しましょう。

相続・贈与相談サービス

ぐんぎん証券では、相続や贈与に関する相談サービスも提供しています。

親から子への資産の引き継ぎや、相続税対策など、複雑な手続きをサポートしてくれます。群馬銀行グループとして、銀行の相続手続きと連携したサービスが受けられるのも強みです。

まとまった資産を持つ方や、家族全体の資産管理を考えたい方にとって、心強いサービスと言えるでしょう。

ぐんぎん証券の手数料はいくら?

投資をする上で、手数料は運用成績に大きく影響します。

ここでは、ぐんぎん証券の手数料体系を詳しく解説します。どのくらいのコストがかかるのか、しっかり確認しましょう。

株式売買手数料

ぐんぎん証券の株式売買手数料は、取引金額に応じて設定されています。

具体的な手数料は、対面取引かオンライン取引かによっても異なります。対面取引の場合、担当者のサポートを受けられる分、手数料は高めに設定されています。

一方、オンライン取引では対面取引よりも手数料が抑えられていますが、それでもSBI証券や楽天証券といった大手ネット証券の手数料無料プランと比較すると、コスト面では不利です。

例えば、50万円の株式を購入する場合、大手ネット証券なら手数料0円のケースもありますが、ぐんぎん証券では数千円の手数料がかかる可能性があります。頻繁に売買を繰り返す方にとっては、この手数料の差が積み重なり、大きなコスト負担になるでしょう。

投資信託の手数料

投資信託の手数料には、購入時にかかる「購入時手数料」と、保有中に毎年かかる「信託報酬」があります。

ぐんぎん証券で取り扱う投資信託の購入時手数料は、商品によって異なりますが、ノーロード(購入時手数料無料)の商品も用意されています。

信託報酬は、投資信託を保有している間、毎年かかるコストです。

一般的に、インデックスファンド(指数に連動する投資信託)は信託報酬が低く、アクティブファンド(運用担当者が銘柄を選ぶ投資信託)は信託報酬が高めです。

ぐんぎん証券で投資信託を選ぶ際は、購入時手数料だけでなく、信託報酬も含めた総コストを確認することが重要です。長期投資では、信託報酬の差が運用成績に大きく影響するため、低コストの商品を選ぶことをおすすめします。

その他の手数料

ぐんぎん証券では、口座管理料や入出金手数料など、その他の手数料もかかる場合があります。

口座管理料は、証券口座を維持するための費用ですが、多くのネット証券では無料となっています。ぐんぎん証券の口座管理料については、公式サイトで最新情報を確認してください。

また、群馬銀行口座からぐんぎん証券口座への入金は基本的に手数料無料ですが、他行からの振込の場合は振込手数料がかかることがあります。

出金時も同様に、手数料が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。

手数料は証券会社によって大きく異なるため、複数の証券会社を比較検討することが大切です。

ぐんぎん証券とネット証券を比較|どちらを選ぶ?

ぐんぎん証券と大手ネット証券、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。

ここでは、手数料、取扱商品数、サポート体制を比較し、それぞれの使い分け方を解説します。

手数料の比較

手数料面では、大手ネット証券が圧倒的に有利です。

SBI証券や楽天証券では、国内株式の現物取引手数料が無料になるプランがあり、投資信託も多くがノーロード(購入時手数料無料)です。一方、ぐんぎん証券では対面サービスを提供する分、手数料が高めに設定されています。

例えば、100万円の株式を購入する場合、ネット証券なら手数料0円で済むことが多いですが、ぐんぎん証券では数千円の手数料がかかる可能性があります。長期的に見ると、この差は運用成績に大きく影響します。

コストを最優先する方、頻繁に取引を行う方には、大手ネット証券のほうが適しているでしょう。

取扱商品数の比較

取扱商品数でも、大手ネット証券が優位です。

SBI証券では投資信託が約2,600本、米国株が約5,000銘柄取り扱われており、幅広い選択肢から投資先を選べます。楽天証券やマネックス証券も同様に、豊富な商品ラインナップを誇っています。

一方、ぐんぎん証券の取扱商品数は、大手ネット証券に比べると限定的です。

特に、外国株式や先物・オプション取引など、多様な投資商品を取引したい方にとっては、選択肢が少ないと感じるでしょう。

ただし、投資初心者にとっては、選択肢が多すぎるとかえって迷ってしまうこともあります。厳選された商品の中から選べるぐんぎん証券は、初心者には適しているとも言えます。

サポート体制の比較

サポート体制では、ぐんぎん証券が優位です。

対面で担当者に相談できる環境は、投資初心者や、まとまった資産の運用を相談したい方にとって大きなメリットです。顔の見える担当者がいることで、安心して投資を始められます。

一方、大手ネット証券のサポートは、主にコールセンターやチャット、メールでの対応となります。

質問への回答は迅速ですが、対面で詳しく相談したい場合には物足りなさを感じるかもしれません。

「投資が初めてで不安」「じっくり相談しながら進めたい」という方には、ぐんぎん証券の対面サポートが向いています。一方、「自分で調べて判断できる」「手数料を抑えたい」という方には、ネット証券が適しているでしょう。

使い分けの考え方

ぐんぎん証券とネット証券は、それぞれ異なる強みを持っています。

そのため、「どちらか一方を選ぶ」のではなく、両方を使い分けるのが賢い選択です。

投資初心者の場合
ぐんぎん証券で対面サポートを受けながら少額投資を始め、慣れてきたらネット証券で幅広い商品に挑戦する
経験者の場合
まとまった資産の運用相談や相続・贈与の相談はぐんぎん証券で行い、日常的な積立投資や頻繁な売買はネット証券で行う

自分の投資スタイルや目的に応じて、最適な組み合わせを見つけましょう。

ネット証券と併用するならこの3社

ぐんぎん証券と併用するのにおすすめのネット証券を3社ご紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。

SBI証券|取扱商品数No.1で幅広い投資に対応

SBI証券の画像

SBI証券の特徴

投資信託約2,600本、米国株約5,000銘柄と取扱商品数が業界トップクラス

国内株式の現物取引手数料は無料

NISA口座開設数が業界No.1

複数のポイントプログラム(Vポイント、Pontaポイント、dポイント等)に対応

SBI証券は、国内最大手のネット証券です。

投資信託が約2,600本、米国株が約5,000銘柄と、取扱商品数が非常に豊富です。国内株式の現物取引手数料は無料で、コスト面でも優れています。

NISA口座の開設数も業界トップクラスで、つみたて投資枠対応の投資信託も約271本と充実しています。

ポイントプログラムも豊富で、Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど、複数のポイントから選べます。

幅広い投資商品を取引したい方、コストを抑えたい方には、SBI証券が最適です。

ぐんぎん証券で基礎を学んだ後、より本格的な投資を始めるならSBI証券を検討しましょう。

楽天証券|楽天ポイントで投資できる

楽天証券LP画像

楽天証券の特徴

楽天ポイントを使って投資ができる

投資信託約2,550本、米国株約4,500銘柄と豊富な商品ラインナップ

株式の現物取引手数料も無料プランあり

楽天経済圏との連携でポイントが貯まりやすい

楽天証券は、楽天グループのネット証券です。

最大の特徴は、楽天ポイントを使って投資ができることです。楽天市場での買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、投資信託や株式の購入に充てられます。

取扱商品数もSBI証券に匹敵し、投資信託が約2,550本、米国株が約4,500銘柄と豊富です。

株式の現物取引手数料も無料プランがあり、コスト面でも優れています。

楽天経済圏を活用している方、ポイント投資に興味がある方には、楽天証券が向いています。

ぐんぎん証券との併用で、ポイントを活用した効率的な資産形成が可能です。

マネックス証券|米国株投資に強い

マネックス証券のLP画像

マネックス証券の特徴

米国株の取扱銘柄数が約5,000と業界トップクラス

米国株の取引手数料が業界最低水準

投資情報やツールが充実

NISA口座にも対応

マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。

米国株の取扱銘柄数は約5,000と業界トップクラスで、米国株の取引手数料も業界最低水準です。米国株に投資したい方には、マネックス証券が最適です。

また、投資情報やツールも充実しており、投資判断をサポートする機能が豊富です。

NISA口座にも対応しており、つみたて投資枠対応の投資信託も約217本と充実しています。

米国株や外国株に興味がある方、高機能な取引ツールを使いたい方には、マネックス証券がおすすめです。

ぐんぎん証券で国内投資の基礎を学び、マネックス証券で海外投資にも挑戦する、という使い分けが効果的でしょう。

ぐんぎん証券が向いている人・向いていない人

ぐんぎん証券が向いている人・向いていない人

ぐんぎん証券は、すべての人に適しているわけではありません。

ここでは、どのような人にぐんぎん証券が向いているのか、逆に向いていないのかを明確にします。自分に合っているか判断する参考にしてください。

ぐんぎん証券が向いている人

群馬銀行の口座を持っている方
銀行口座との連携がスムーズで、資金管理が簡単にできます。給与振込口座として群馬銀行を使っている方なら、投資資金の入金も手間なく行えるでしょう。
投資初心者で、対面で相談しながら始めたい方
担当者が基礎から丁寧に教えてくれるため、「何から始めればいいか分からない」という不安を解消できます。ネット証券のように自分ですべて調べる必要がないため、安心して投資を始められます。
まとまった資産の運用を相談したい方
退職金や相続資金などを運用する際に、専門家のアドバイスを受けたい方にも適しています。対面で時間をかけて相談できる環境は、大きな金額を動かす際の安心材料になります。
群馬県内に住んでいて、店舗に行きやすい方
地域密着型のサービスを受けられるため、長期的な関係を築きながら資産形成を進められるでしょう。

ぐんぎん証券が向いていない人

  • 手数料を最優先する方:大手ネット証券のほうが手数料が安く、コスト面では圧倒的に有利です。頻繁に取引を行う方や、コストを抑えて効率的に運用したい方は、ネット証券を選ぶべきでしょう。
  • 幅広い商品に投資したい方:外国株式や先物・オプション取引など、多様な投資商品を取引したい方には、取扱商品数が豊富なネット証券のほうが適しています。
  • 群馬県外に住んでいて、店舗に行けない方:対面相談を受けられないのであれば、全国対応のネット証券を選んだほうが便利です。
  • 自分で調べて判断できる方:投資経験が豊富な方にとっても、ぐんぎん証券の対面サポートは必要ないかもしれません。自分で情報を集めて判断できるなら、手数料の安いネット証券で十分でしょう。

ぐんぎん証券の口座開設方法|3ステップで完了

ぐんぎん証券で口座を開設する方法を、3つのステップで解説します。

手続きは比較的簡単なので、この機会に始めてみましょう。

必要書類を準備する

口座開設には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。

本人確認書類としては、運転免許証、健康保険証、パスポートなどが利用できます。マイナンバー確認書類としては、マイナンバーカード、通知カード、マイナンバーが記載された住民票などが使えます。

マイナンバーカードを持っている方は、これ1枚で本人確認とマイナンバー確認の両方ができるため便利です。書類を事前に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。

申込方法を選ぶ(オンライン・店舗)

ぐんぎん証券の口座開設は、オンラインと店舗の2つの方法があります。

オンラインで申し込む場合は、ぐんぎん証券の公式サイトから必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードします。自宅にいながら手続きができるため、忙しい方に便利です。

店舗で申し込む場合は、群馬銀行の店舗に行き、担当者のサポートを受けながら手続きを進めます。

分からないことをその場で質問できるため、投資が初めての方や、手続きに不安がある方には店舗での申し込みがおすすめです。

審査完了後、取引開始

申込が完了すると、ぐんぎん証券で審査が行われます。

審査には数日から1週間程度かかる場合があります。審査が完了すると、口座開設完了の通知が届きます。

口座開設後は、群馬銀行口座から証券口座に資金を入金し、取引を開始できます。

初めて投資をする方は、まずは少額から始めて、徐々に投資額を増やしていくことをおすすめします。分からないことがあれば、担当者に相談しながら進めましょう。

まとめ

ぐんぎん証券は、群馬銀行100%出資の地方銀行系証券会社で、対面相談とオンライン取引の両方に対応しています。

金融庁登録・投資者保護基金加入で安心して利用でき、群馬銀行グループの信頼性と安定性が大きな強みです。

対面相談の丁寧さや、群馬銀行口座との連携の便利さが好評で、投資初心者向けのサポートも充実しています。

一方、手数料は大手ネット証券より高めで、取扱商品数も限定的です。群馬県外では店舗が少ないため、対面サービスを活用しにくいというデメリットもあります。

ぐんぎん証券が向いているのは、群馬銀行の口座を持っている方、投資初心者で対面相談を希望する方、まとまった資産の運用を相談したい方、群馬県内に住んでいる方です。

逆に、手数料を最優先する方、幅広い商品に投資したい方、群馬県外に住んでいる方には、大手ネット証券のほうが適しているでしょう。

賢い選択は、ぐんぎん証券とネット証券を併用することです。

投資の基礎をぐんぎん証券で学び、慣れてきたらネット証券で幅広い投資に挑戦する使い分けが効果的です。自分の投資目的やライフスタイルに合わせて、最適な証券会社を選びましょう。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しい情報は、ぐんぎん証券の公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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