社債投資におすすめの証券会社|選び方と注意点を解説

社債投資におすすめの証券会社|選び方と注意点を解説

社債投資を始めたいけれど、どの証券会社を選べばよいか迷っていませんか。

社債は定期預金より高い利回りが期待できる一方で、証券会社によって取扱銘柄数や手数料、情報提供の充実度に大きな違いがあります。

この記事では、社債投資におすすめの証券会社5社を取扱銘柄と手数料で比較し、選び方のポイントを詳しく解説します。

社債の仕組みやメリット・リスクから、実際の購入手順、失敗しないための注意点まで、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。

この記事を読めば、ご自身に合った証券会社を選び、安全に社債投資を始められるようになります。

この記事の要約
  • 社債は定期預金より高い利回りで安定収益を狙える投資商品
  • 証券会社選びは取扱銘柄数・手数料・情報提供の充実度がポイント
  • 格付けと利回りのバランスを見て、分散投資でリスクを抑えることが重要
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。
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目次

社債投資とは|定期預金より高い利回りで安定収益を狙う

社債投資とは、企業が発行する債券を購入し、定期的な利子収入と満期時の元本償還を受け取る投資方法です。

定期預金より高い利回りが期待できる一方で、株式投資より安定した収益が見込めるため、資産形成の選択肢として注目されています。

社債は企業が資金調達のために発行する有価証券で、投資家は企業にお金を貸す形になります。企業は約束した利率で定期的に利子を支払い、満期には元本を返済します。

社債の仕組みと特徴

社債は企業が発行する債券で、投資家が企業に資金を貸し付ける形式の金融商品です。

発行時に利率・償還期限・償還金額が決められており、投資家は定期的に利子を受け取り、満期時には額面金額が償還されます。

社債の主な特徴は、株式と異なり発行企業の業績に関わらず決められた利子が支払われる点です。

ただし、発行企業が倒産した場合は元本が返済されないリスクがあります。

社債には普通社債・転換社債・劣後債などの種類があり、それぞれリスクとリターンが異なります。

一般的な投資家向けには普通社債が適しており、格付け機関による信用評価が投資判断の重要な指標となります。

日本証券業協会:債券投資の基礎知識

定期預金・国債との違い

社債と定期預金の最大の違いは、利回りとリスクのバランスです。

定期預金は預金保険制度により1,000万円まで元本が保護されますが、金利は0.275%程度と非常に低い水準です。
出典:日本銀行:預金種類別店頭表示金利の平均年利率等

一方、社債は利回りが0.5%~3%程度と高めですが、発行企業の信用リスクを負います。
出典:日本証券業協会:公社債店頭売買参考統計値

国債と社債の違いは発行体の違いです。

国債は国が発行するため信用力が最も高く、個人向け国債の金利は0.05%~0.5%程度です。社債は企業が発行するため国債より利回りが高い反面、企業の経営状況により元本割れのリスクがあります。

社債は途中売却が可能ですが、市場の金利変動により売却価格が変動します。

定期預金は原則として中途解約時も元本が保証されますが、利息が減額されます。国債は市場で売却できますが、金利上昇局面では価格が下落する可能性があります。

社債投資が向いている人

社債投資は、定期預金より高い利回りを求めつつ、株式投資ほどのリスクは取りたくない方に適しています。

特に、余裕資金を安定的に運用したい方や、定期的な利子収入を得たい方におすすめです。

社債投資が向いている人

投資期間が明確に決まっている方にも向いています。社債は償還期限が決まっているため、教育資金や住宅購入資金など、将来の使途が決まっている資金の運用に適しています。

満期まで保有すれば元本が償還されるため、計画的な資産形成が可能です。

また、すでに株式投資を行っており、ポートフォリオに安定性を加えたい方にも適しています。

株式と債券を組み合わせることで、リスクを分散しながら資産全体の安定性を高められます。

ただし、発行企業の倒産リスクや金利変動リスクを理解し、分散投資を心がけることが重要です。

社債投資のメリット3つ|安定性と利回りのバランス

社債投資には、定期預金より高い利回り、満期保有による元本確保、定期的な利子収入という3つの大きなメリットがあります。

これらのメリットを理解することで、ご自身の投資目的に合った判断ができるようになります。

1. 定期預金より高い利回り

社債の利回りは、一般的に0.5%~3%程度と、定期預金の金利0.275%程度と比較して大幅に高い水準です。

例えば、格付けAA以上の高格付け社債でも0.5%~1.5%程度の利回りが期待でき、格付けBBB程度の社債では1.5%~3%程度の利回りも珍しくありません。

100万円を年利1%の社債で運用した場合、1年間で1万円の利子収入が得られます。定期預金では同額でわずか20円程度の利息しか得られないため、利回りの差は歴然です。

ただし、利回りが高いほど発行企業の信用リスクも高くなる傾向があるため、格付けと利回りのバランスを見極めることが重要です。

社債の利回りは市場金利や発行企業の信用力により変動します。

金利上昇局面では新発債の利回りが上がる傾向があり、既発債を途中売却すると損失が出る可能性があります。そのため、満期まで保有する前提で投資することが基本となります。

2. 満期まで保有すれば元本確保

社債は満期まで保有すれば、発行企業が倒産しない限り額面金額が償還されます。

これは株式投資と大きく異なる点で、企業の業績が多少悪化しても、約束された元本と利子の支払いが優先されます。

例えば、額面100万円の社債を購入し満期まで保有した場合、発行企業が正常に経営を続けていれば100万円が返済されます。

途中で株価が下落しても、社債の償還には影響しません。

ただし、発行企業が倒産した場合は元本が返済されないリスクがあるため、格付けの確認が不可欠です。

社債は株式と異なり、企業の資産から優先的に弁済を受けられる権利があります。

万が一企業が倒産した場合でも、株主より先に債権者として弁済を受けられるため、株式投資よりリスクが低いとされています。ただし、劣後債など一部の社債は弁済順位が低いため注意が必要です。

3. 定期的な利子収入が得られる

社債は年1回または年2回、決められた利率で利子が支払われます。

利子収入は株式の配当金と異なり、企業の業績に関わらず支払われるため、安定した収入源となります。

例えば、利率2%の社債100万円を保有している場合、年2回の利払いで合計2万円の利子収入が得られます。

この利子収入は再投資に回すこともでき、複利効果で資産を増やすことも可能です。定期的なキャッシュフローが得られるため、年金生活者や定期収入を求める方に適しています。

利子収入には20.315%の税金がかかりますが、特定口座(源泉徴収あり)を利用すれば確定申告が不要です。ただし、NISA口座では社債投資ができないため、税制優遇を受けることはできません。

国税庁:利子所得の課税

社債投資で気をつけたい4つのリスク

社債投資には魅力的なメリットがある一方で、注意すべきリスクも存在します。

リスクを正しく理解し、適切な対策を取ることで、安全な投資判断ができるようになります。

1. 信用リスク(発行企業の倒産)

信用リスクとは、社債を発行した企業が経営悪化や倒産により、利子や元本の支払いができなくなるリスクです。

これは社債投資における最も重要なリスクで、発行企業の財務状況や格付けを確認することが不可欠です。

格付け機関(格付投資情報センター、日本格付研究所など)は企業の信用力を評価し、AAA(トリプルエー)からD(デフォルト)までの記号で格付けを行っています。

一般的に、BBB以上の格付けは「投資適格」とされ、BB以下は「投機的格付け」とされます。格付けが低いほど利回りは高くなりますが、倒産リスクも高まります。

  • 高格付けの社債を選ぶこと
  • 複数の企業の社債に分散投資すること
  • 定期的に発行企業の財務状況や格付けの変化を確認すること

日本証券業協会:債券投資のリスク

2. 金利変動リスク(途中売却時の損失)

金利変動リスクとは、市場金利の変動により社債の価格が変動するリスクです。

市場金利が上昇すると既発債の価格は下落し、途中売却時に損失が発生する可能性があります。

例えば、利率1%の社債を購入した後、市場金利が2%に上昇した場合、新たに発行される社債の利率も2%程度になります。

すると、利率1%の既発債は魅力が低下し、売却価格が額面を下回ります。満期まで保有すれば額面金額が償還されますが、途中売却する場合は損失が出る可能性があります。

金利変動リスクを避けるには、満期まで保有することが基本です。また、金利上昇局面では短期の社債を選ぶ、金利が低い時期には長期の社債を選ぶなど、金利動向を考慮した投資戦略も有効です。

3. 流動性リスク(売りたい時に売れない)

流動性リスクとは、社債を売却したい時に買い手が見つからず、希望する価格で売却できないリスクです。

社債は株式と比較して取引量が少なく、特に発行額の小さい社債や格付けの低い社債は流動性が低い傾向があります。

流動性が低い社債を途中売却しようとすると、大幅に安い価格でしか売れない場合や、そもそも買い手が見つからず売却できない場合があります。

急に資金が必要になった時に換金できないリスクがあるため、社債投資は余裕資金で行うことが原則です。

流動性リスクを軽減するには、大手企業が発行する社債や発行額の大きい社債を選ぶ、複数の償還期限の社債に分散投資する、緊急時に備えて一部の資金は預金で保有するなどの対策が有効です。

4. 為替リスク(外貨建社債の場合)

外貨建社債に投資する場合、為替レートの変動により円換算での損益が変動する為替リスクがあります。

利回りが高い外貨建社債は魅力的ですが、円高になると為替差損が発生し、利子収入や元本が目減りする可能性があります。

例えば、米ドル建社債を1ドル=150円で購入し、償還時に1ドル=130円に円高が進んだ場合、元本を円に換算すると約13%の為替差損が発生します。

利回りが3%でも、為替差損により実質的には損失となる可能性があります。

為替リスクを管理するには、為替ヘッジ付きの外貨建社債を選ぶ、外貨のまま保有して為替レートの回復を待つ、外貨建社債の比率を資産全体の一部に抑えるなどの方法があります。初心者の方は、まず円建社債から始めることをおすすめです。

社債投資におすすめの証券会社5社|取扱銘柄と手数料で比較

社債投資を始めるには、取扱銘柄が豊富で手数料が明確な証券会社を選ぶことが重要です。

ここでは、社債投資におすすめの証券会社5社を、それぞれの特徴と強みを踏まえて詳しく解説します。

SBI証券|取扱銘柄数No.1で初心者にもおすすめ

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応 〇※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)※現物取引のみ
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)※現物取引のみ
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券は国内最大級のネット証券で、社債の取扱銘柄数が最も多く、初心者から上級者まで幅広い投資家に支持されています。

約1,500万口座を超える口座数は業界トップクラスで、信頼性と実績があります。

SBI証券の特徴

SBI証券は取引ツールも充実しており、PCツール「HYPER SBI 2」やスマホアプリで社債の検索・購入が簡単に行えます。

口座開設は最短翌営業日で完了し、特定口座(源泉徴収あり)にも対応しているため、確定申告の手間を省けます。

Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど複数のポイントサービスに対応しており、投資信託の保有でポイントが貯まる点も魅力です。

楽天証券|楽天ポイントが貯まる・使える

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約13,000,000口座 ※2025年11月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 251銘柄 ※2025年2月28日時点 ※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)※現物取引のみ
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)※現物取引のみ
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券は楽天グループのネット証券で、楽天ポイントを活用した投資ができる点が大きな特徴です。

約1,300万口座を超える口座数を誇り、楽天経済圏を利用している方に特におすすめです。

楽天証券の特徴

取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能で使いやすく、スマホアプリ「iSPEED」でも社債の検索・購入が可能です。

口座開設は最短翌営業日で完了し、特定口座(源泉徴収あり)にも対応しています。

楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金金利が優遇されるなど、楽天グループのサービスを組み合わせることでメリットが大きくなります。

野村證券|IPO主幹事実績が豊富で新発債に強い

野村証券のLP画像
項目 内容
口座数約550万口座
取引手数料現物取引:152円~78,571円
信用取引:1注文あたり524円
投資信託約900本
ミニ株(単元未満株)対応(まめ株)
※詳細不明
NISA対応対応(つみたて投資枠・成長投資枠)※現物取引のみ
外国株4カ国
米国株:約850銘柄※現物取引のみ
IPO取扱実績年間46銘柄(2024年実績)
IPO主幹事件数年間16社(2024年実績)
ポイントサービス野村ポイント※現物取引のみ
口座開設スピード最短5営業日
取引ツール(PC)Webアプリ
スマホアプリWebアプリ

野村證券は国内最大手の総合証券会社で、IPO(新規公開株)の主幹事実績が豊富なことから、新発債の取扱いにも強みがあります。

約550万口座を持ち、大手ならではの情報力とサポート体制が特徴です。

野村證券の特徴

野村證券は店舗での対面サポートも充実しており、専門家に相談しながら投資したい方に向いています。

オンライントレード「野村ネット&コール」を利用すれば、対面取引より手数料を抑えられます。

口座開設は最短5営業日で完了し、特定口座(源泉徴収あり)にも対応しています。

SMBC日興証券|大手ならではの情報力とサポート

SMBC日興証券のLP画像
項目 内容
口座数約400万口座
取引手数料ダイレクトコース:137円~27,500円
総合コース:1,925円〜192,500円
投資信託約1,000本
ミニ株(単元未満株)非対応
NISA対応対応(つみたて投資枠・成長投資枠)※現物取引のみ
外国株2カ国以上
米国株:約2,200銘柄※現物取引のみ
IPO取扱実績年間52銘柄(2024年実績)
IPO主幹事件数年間22社(2024年実績)
ポイントサービスVポイント / dポイント※現物取引のみ
口座開設スピード最短即日
取引ツール(PC)パワートレーダー / BRiSK
スマホアプリSMBC日興証券アプリ

SMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループの大手証券会社で、IPO主幹事実績が豊富で新発債の取扱いに強みがあります。

約400万口座を持ち、店舗でのサポートとオンライン取引の両方を提供しています。

SMBC日興証券の特徴

SMBC日興証券は情報提供が充実しており、格付け情報や利回りランキング、新発債の募集スケジュールなどが分かりやすく掲載されています。

取引ツール「パワートレーダー」やスマホアプリで社債の検索・購入が可能です。

口座開設は最短即日で完了し、特定口座(源泉徴収あり)にも対応しています。

マネックス証券|米国債・外貨建社債の取扱いが充実

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)※現物取引のみ
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)※現物取引のみ
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券は外国株式や米国債の取扱いに強みがあるネット証券で、外貨建社債への投資を検討している方に特におすすめです。

約270万口座を持ち、米国株式の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラスです。

マネックス証券の特徴

マネックス証券は情報提供が充実しており、米国債の利回り情報や格付け情報が分かりやすく掲載されています。

取引ツール「マネックストレーダー」やスマホアプリで社債の検索・購入が可能です。

口座開設は最短2営業日で完了し、特定口座(源泉徴収あり)にも対応しています。外貨建社債への投資を検討している方は、マネックス証券を候補に入れることをおすすめです。

証券会社を選ぶときの5つのポイント

社債投資に適した証券会社を選ぶには、取扱銘柄、手数料、最低購入金額、情報提供、サポート体制の5つのポイントを確認することが重要です。

これらを総合的に判断することで、ご自身に合った証券会社が見つかります。

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1. 取扱社債の種類と銘柄数

証券会社により、取り扱っている社債の種類と銘柄数に大きな差があります。

国内社債のみを扱う証券会社もあれば、外国債券や仕組債まで幅広く取り扱う証券会社もあります。投資したい社債の種類に応じて、取扱銘柄が豊富な証券会社を選びましょう。

新発債の募集頻度も重要なポイントです。新発債は募集期間が限られているため、募集情報をタイムリーに提供してくれる証券会社を選ぶことで、投資機会を逃さずに済みます。

2. 購入手数料と為替手数料

社債の購入手数料は証券会社により異なり、手数料無料の社債もあれば、購入金額に応じて手数料がかかる社債もあります。

手数料は利回りに直接影響するため、できるだけ低コストの証券会社を選ぶことが重要です。

外貨建社債に投資する場合は、為替手数料も確認しましょう。為替手数料は証券会社により大きく異なり、1ドルあたり数銭から数十銭の差があります。

3. 最低購入金額

社債の最低購入金額は、通常10万円から100万円程度です。

証券会社や社債の種類により異なるため、ご自身の投資予算に合った証券会社を選びましょう。少額から始めたい方は、最低購入金額が10万円程度の社債を多く取り扱っている証券会社がおすすめです。

最低購入金額が低い社債は、分散投資がしやすいというメリットがあります。

例えば、100万円の投資予算がある場合、最低購入金額10万円の社債なら10銘柄に分散投資できますが、最低購入金額100万円の社債だと1銘柄しか購入できません。

4. 情報提供の充実度(格付け・利回りランキング)

社債投資では、格付け情報や利回りランキング、発行企業の財務情報など、投資判断に必要な情報を提供してくれる証券会社を選ぶことが重要です。

情報が充実している証券会社なら、初心者でも安心して投資判断ができます。

新発債の募集情報をメールやアプリで通知してくれる機能があると、投資機会を逃さずに済みます。また、格付けの変更情報や発行企業の業績ニュースを提供してくれる証券会社なら、保有社債のリスク管理がしやすくなります。

5. サポート体制(電話・チャット対応)

初めて社債投資をする方は、サポート体制が充実している証券会社を選ぶことをおすすめします。

電話やチャットで質問できる証券会社なら、分からないことがあってもすぐに解決できます。特に、社債の購入手順や税金の取扱いなど、専門的な質問にも丁寧に答えてくれるサポート体制があると安心です。

対面での相談を希望する方は、店舗を持つ大手証券会社を選ぶとよいでしょう。

専門家に相談しながら投資できるため、初心者でも安心して社債投資を始められます。ただし、対面取引は手数料が高くなる傾向があるため、手数料とサポート体制のバランスを考慮して選びましょう。

おすすめ社債銘柄の選び方|格付けと利回りをチェック

社債銘柄を選ぶ際は、格付けと利回りのバランスを見極めることが最も重要です。

格付けは発行企業の信用力を示す指標で、利回りはリターンを表します。この2つを総合的に判断することで、リスクとリターンのバランスが取れた投資ができます。

格付けの見方と信用リスクの判断

格付けは、格付投資情報センター(R&I)や日本格付研究所(JCR)などの格付け機関が、企業の信用力を評価して付与する記号です。

AAA(トリプルエー)が最高評価で、BBB以上が「投資適格」、BB以下が「投機的格付け」とされています。

初心者の方は、まずBBB以上の投資適格社債から始めることをおすすめします。格付けAA以上の社債は信用力が高く、倒産リスクが低いとされています。

格付けは定期的に見直されるため、保有社債の格付けが変更された場合は注意が必要です。

格下げがあった場合は、発行企業の財務状況を確認し、保有を継続するか売却するか判断しましょう。格付け情報は証券会社の公式サイトや格付け機関のサイトで確認できます。

格付投資情報センター:格付けの見方

利回りと安全性のバランスの取り方

社債投資では、利回りと安全性のバランスを取ることが重要です。

利回りが高い社債は魅力的ですが、それだけ信用リスクも高くなります。一方、格付けの高い社債は安全性が高いですが、利回りは低くなります。

格付けAA以上の社債
利回り0.5%~1.5%程度
格付けA~BBBの社債
利回り1.0%~2.5%程度
格付けBB以下の社債
利回り3%以上(初心者にはおすすめしません)

利回りと安全性のバランスを取るには、複数の格付けの社債に分散投資することが有効です。

例えば、資産の50%を格付けAA以上の高格付け社債に、30%を格付けA~BBBの社債に、20%を預金に配分するなど、リスク許容度に応じてポートフォリオを組むことをおすすめします。

既発債と新発債の違いと選び方

社債には、新たに発行される「新発債」と、すでに発行されて市場で取引されている「既発債」があります。

新発債は募集期間中に申し込む必要があり、額面金額で購入できます。既発債は市場で取引されており、市場価格で購入します。

項目 新発債 既発債
購入価格 額面金額 市場価格
購入タイミング 募集期間中のみ いつでも
メリット 価格が明確 いつでも購入可能
デメリット 募集期間が限定 市場価格が変動

既発債を購入する際は、購入価格と償還までの期間から実質利回りを計算し、新発債と比較して判断することが重要です。

社債の買い方|口座開設から購入までの手順

社債投資を始めるには、証券口座の開設から社債の購入申込まで、いくつかのステップがあります。

初めての方でも分かりやすく、具体的な手順を解説します。

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1. 証券口座を開設する

社債投資を始めるには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。

口座開設はオンラインで完結でき、最短即日から数営業日で完了します。必要な書類は、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とマイナンバー確認書類です。

口座開設時には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することをおすすめします。特定口座を利用すれば、証券会社が税金を源泉徴収してくれるため、確定申告が不要になります。

口座開設後、証券会社から口座番号やログイン情報が送られてきます。

初回ログイン後、取引パスワードを設定し、入金を行えば取引を開始できます。入金方法は、銀行振込やインターネットバンキングからの即時入金など、証券会社により異なります。

2. 社債の募集情報を確認する

社債を購入するには、まず購入したい社債を探す必要があります。

証券会社の公式サイトやアプリで、新発債の募集情報や既発債の取扱銘柄を確認できます。新発債は募集期間が限られているため、定期的に募集情報をチェックすることが重要です。

  • 発行企業名
  • 格付け
  • 利率
  • 償還期限
  • 最低購入金額

証券会社によっては、利回りランキングや格付け別の社債一覧、新発債のスケジュールなど、社債選びに役立つ情報を提供しています。

3. 購入申込を行う

購入したい社債が決まったら、証券会社の取引画面やアプリから購入申込を行います。

新発債の場合は、募集期間中に申込数量(口数)を入力して申し込みます。既発債の場合は、市場価格を確認して購入数量を入力し、注文を出します。

購入申込時には、購入金額、手数料、受渡日を確認しましょう。受渡日は、購入代金が口座から引き落とされる日で、通常は約定日の2営業日後です。

新発債の場合、申込が募集額を上回ると抽選や配分が行われ、希望数量を購入できない場合があります。

購入できたかどうかは、証券会社から通知されます。購入が確定したら、受渡日に購入代金が口座から引き落とされ、社債が口座に入庫されます。

4. 購入後の管理とモニタリング

社債を購入した後は、定期的に発行企業の財務状況や格付けの変化を確認することが重要です。

格下げのニュースや業績悪化の情報があった場合は、保有を継続するか売却するか判断する必要があります。

利子の支払い状況も確認しましょう。利子は通常、年1回または年2回、決められた日に口座に入金されます。

利子収入は再投資に回すこともでき、複利効果で資産を増やすことができます。証券会社の取引履歴や残高照会画面で、利子の入金状況を確認できます。

満期が近づいたら、償還日を確認し、償還金の使い道を計画しましょう。償還金は自動的に口座に入金されるため、特別な手続きは不要です。

社債投資で失敗しないための注意点

社債投資で失敗しないためには、高利回りだけで選ばない、1銘柄に集中投資しない、途中売却の可能性を考慮するという3つの注意点を守ることが重要です。

これらを意識することで、リスクを抑えた投資ができます。

高利回りだけで選ばない

社債投資で最も多い失敗は、高利回りだけに惹かれて格付けの低い社債を購入してしまうことです。

利回りが高い社債は、それだけ発行企業の信用リスクが高いことを意味します。格付けBB以下の社債は倒産リスクが高く、元本を失う可能性があります。

利回りが異常に高い社債(5%以上など)は、特に注意が必要です。発行企業の財務状況や業績を確認し、なぜ高利回りなのかを理解した上で投資判断をしましょう。

初心者の方は、まず格付けBBB以上の投資適格社債から始めることをおすすめします。

1銘柄に集中投資しない

社債投資では、1銘柄に集中投資することは避けるべきです。

発行企業が倒産した場合、元本を失うリスクがあるため、複数の企業の社債に分散投資することが重要です。一般的に、5銘柄以上に分散投資することでリスクを大幅に軽減できます。

  • 異なる業種の企業の社債に投資する
  • 異なる格付けの社債を組み合わせる
  • 異なる償還期限の社債を保有する

投資予算が限られている場合は、最低購入金額が低い社債を選ぶことで分散投資がしやすくなります。

途中売却の可能性を考慮する

社債投資は基本的に満期まで保有することを前提としていますが、急に資金が必要になった場合など、途中売却を検討する場合もあります。

途中売却する場合、市場金利の変動により売却価格が変動し、損失が出る可能性があることを理解しておきましょう。

特に、金利上昇局面では既発債の価格が下落するため、途中売却すると損失が出やすくなります。また、流動性の低い社債は買い手が見つからず、希望する価格で売却できない場合があります。

途中売却のリスクを軽減するには、複数の償還期限の社債に分散投資することが有効です。

例えば、1年後・3年後・5年後に償還される社債を保有しておけば、資金が必要になった時に満期を迎える社債から資金を確保できます。

まとめ

社債投資は、定期預金より高い利回りで安定収益を狙える投資方法です。

満期まで保有すれば元本が確保され、定期的な利子収入が得られるため、リスクを抑えながら資産形成をしたい方に適しています。

証券会社を選ぶ際は、取扱銘柄数、手数料、情報提供の充実度、サポート体制を総合的に判断することが重要です。

SBI証券や楽天証券は取扱銘柄が豊富で初心者にもおすすめです。野村證券やSMBC日興証券は新発債に強く、マネックス証券は外貨建社債の取扱いが充実しています。

社債を選ぶ際は、格付けと利回りのバランスを見極め、複数の銘柄に分散投資することでリスクを抑えることができます。

高利回りだけで選ばず、格付けBBB以上の投資適格社債から始めることをおすすめします。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。発行企業の倒産、金利変動、流動性リスク、為替リスク(外貨建社債の場合)など、社債投資特有のリスクを理解した上で、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重にご検討ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、不明な点は証券会社や専門家にご相談ください。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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