口座開設におすすめの銀行|選び方と使い分けのコツ

デイトレードに興味があるけれど、何から始めればいいか分からないと悩んでいませんか。
デイトレードは1日で取引を完結させる投資スタイルで、短期間で利益を狙える魅力がある一方、リスク管理が重要になります。
この記事では、デイトレードの基本的な仕組みから、証券会社の選び方、具体的な始め方、銘柄選びのポイント、失敗しないためのルールまで、初心者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
デイトレードを始める前に必要な知識を身につけ、適切な準備をすることで、リスクを抑えながら取引を始められます。
税金や確定申告の実務知識、自分がデイトレードに向いているかの判断基準も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
デイトレードとは?
デイトレードは、株式や為替などの金融商品を1日の取引時間内に売買し、その日のうちにポジションを決済する投資スタイルです。朝に買った株を夕方までに売却するなど、翌日に持ち越さないことが特徴です。
短期的な価格変動から利益を得ることを目的としており、数分から数時間の値動きを狙って取引を繰り返します。会社員の副業として取り組む人もいれば、専業トレーダーとして生計を立てる人もいます。
デイトレードでは、1日の中で株価が上下する値動きを利用して利益を狙います。例えば、午前9時に1株1,000円で買った株が午後2時に1,050円になったら売却し、50円の利益を得るというイメージです。
取引時間は証券取引所の営業時間内が基本で、東京証券取引所の場合は平日の午前9時から11時30分(前場)と、午後12時30分から15時(後場)です。
利益を得る方法は大きく2つあります。1つ目は「買い」から入る方法で、安く買って高く売ることで差額を得ます。2つ目は信用取引を使った「売り」から入る方法で、高く売って安く買い戻すことで利益を得ます。
デイトレードでは、テクニカル分析と呼ばれるチャートやデータを使った分析手法が重要です。過去の値動きのパターンから、今後の価格変動を予測して売買のタイミングを判断します。
株式投資には保有期間によって異なる取引スタイルがあり、それぞれ特徴が異なります。デイトレードは1日で完結させるスタイルですが、他の手法と比較することで、自分に合った方法を見つけやすくなります。
スイングトレードは、数日から数週間程度株を保有する中期的な取引スタイルです。デイトレードと比べて取引回数が少なく、じっくりと値動きを見ながら利益を狙います。日中相場を見続ける必要がないため、会社員でも取り組みやすいメリットがあります。
スキャルピングは、数秒から数分という超短期間で売買を繰り返す手法です。1回の取引での利益は小さいですが、1日に何十回も取引することで利益を積み重ねます。デイトレードよりもさらに集中力と瞬時の判断力が求められます。
長期投資は、数ヶ月から数年単位で株を保有するスタイルです。企業の成長や配当金を目的とした投資で、短期的な値動きに左右されにくい特徴があります。デイトレードとは対照的に、日々の値動きを気にする必要がありません。
デイトレードは、1日で完結するため翌日への不安がない点が魅力です。一方で、日中相場を監視する時間が必要で、手数料も多くかかる傾向があります。自分のライフスタイルや性格に合った取引スタイルを選ぶことが大切です。
デイトレードのメリット5つ
デイトレードには、他の投資スタイルにはない独自のメリットがあります。ここでは、デイトレードの主な利点を5つ紹介します。
デイトレードの最大の魅力は、1日という短期間で利益を得られる可能性がある点です。長期投資では数ヶ月から数年かけて資産を増やしますが、デイトレードでは当日中に結果が出ます。
うまくいけば、1日で数パーセントから10パーセント以上の利益を得ることも可能です。資金効率が良く、同じ資金を何度も回転させて利益を積み重ねられます。すぐに結果が分かるため、モチベーションを維持しやすいメリットもあります。
デイトレードでは、その日のうちにすべてのポジションを決済するため、翌日に株を持ち越しません。これにより、夜間に発生する予期せぬリスクを回避できます。
取引時間外に企業の悪いニュースが発表されたり、海外市場の急落が起きたりしても、影響を受けません。翌朝の寄り付きで株価が大きく下落する「窓開け」のリスクもないため、安心して眠れます。
リスク管理がしやすい点は、デイトレードの大きなメリットです。
信用取引を利用すれば、手持ち資金の約3.3倍まで取引できるレバレッジ効果を活用できます。例えば、30万円の資金で約100万円分の株式を売買できるため、少ない資金でも大きな利益を狙えます。
デイトレードでは1日で取引を完結させるため、信用取引の金利負担も最小限に抑えられます。一部の証券会社では「一日信用取引」という手数料無料のサービスもあり、コストを抑えながら資金効率を高められます。
デイトレードでは、毎日相場と向き合うため、市場の動きや値動きのパターンを体感的に学べます。チャートの読み方、ニュースの影響、需給バランスなど、実践を通じて投資スキルが身につきます。
取引回数が多いため、成功と失敗の経験を短期間で積み重ねられます。これらの経験は、長期投資や他の投資手法にも活かせる貴重な財産になります。相場観を養いたい人にとって、デイトレードは効果的な学習方法です。
デイトレードは、在宅勤務やフレックスタイム制の会社員など、日中に時間を確保できる人にとって、副業として取り組みやすい投資スタイルです。自宅で完結するため、通勤時間が不要で、空いた時間を活用できます。
最近では、スマートフォンアプリも充実しており、外出先でも取引が可能です。昼休みや休憩時間を利用して、短時間だけトレードすることもできます。
ただし、仕事中の取引は会社の規則を確認し、本業に支障が出ないよう注意が必要です。
デイトレードのデメリット5つ
デイトレードには魅力的なメリットがある一方で、理解しておくべきデメリットやリスクも存在します。始める前に、これらの注意点をしっかり把握しておきましょう。
デイトレードは取引回数が多いため、売買手数料が積み重なりやすいデメリットがあります。1回の手数料は数百円でも、1日に10回取引すれば数千円になり、利益を圧迫します。
最近では手数料無料の証券会社も増えていますが、条件付きの場合もあります。例えば、一日信用取引は手数料無料でも、現物取引には手数料がかかるケースがあります。取引前に手数料体系をしっかり確認し、コストを抑えられる証券会社を選ぶことが重要です。
デイトレードでは、取引時間中は常に相場の動きを監視する必要があります。株価は刻一刻と変動するため、売買のタイミングを逃さないよう集中し続けなければなりません。
前場と後場を合わせると、1日約5時間の取引時間があります。この間、パソコンやスマートフォンの前に張り付く必要があるため、時間的な拘束が大きくなります。他の仕事や予定との両立が難しく、ライフスタイルによっては続けにくい場合があります。
デイトレードは短期的な値動きを狙うため、予想が外れれば損失が発生します。特に、信用取引でレバレッジをかけている場合、損失も拡大しやすくなります。
相場は常に変動しており、プロのトレーダーでも100%勝つことはできません。初心者の場合、経験不足から損失を出す確率が高くなります。元本割れのリスクがあることを理解し、生活資金には手を付けず、余裕資金で取引することが大切です。
デイトレードでは、短時間で売買の判断を繰り返すため、感情に左右されやすくなります。損失が出ると焦って損切りできなかったり、利益が出ると欲張って利確のタイミングを逃したりすることがあります。
特に、損失を取り戻そうとして無理な取引を繰り返す「リベンジトレード」は、さらに損失を拡大させる原因になります。冷静な判断力を保つことが難しく、メンタル管理が成功の鍵になります。事前にルールを決めて、機械的に実行する姿勢が求められます。
デイトレードは、チャート分析や市場の動きを瞬時に判断するスキルが必要で、初心者にとってハードルが高い投資手法です。長期投資と比べて、専門知識や経験が求められます。
また、損切りのタイミングや資金管理など、リスク管理の能力も重要です。これらのスキルは、実践を通じて徐々に身につけるしかありません。初心者がいきなり大きな資金で始めると、大きな損失を出すリスクがあります。まずは少額から始め、経験を積むことが大切です。
デイトレードを始めるには、いくつかの準備が必要です。ここでは、初心者が実際に取引を開始するまでの具体的な手順を6つのステップで解説します。
デイトレードを始めるには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。証券会社には、店舗型とネット証券がありますが、デイトレードにはネット証券がおすすめです。手数料が安く、取引ツールも充実しているためです。
口座開設は、各証券会社の公式サイトから申し込めます。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバーを提示し、必要事項を入力すれば、最短で翌営業日から取引可能になります。口座開設や維持に費用はかかりません。
デイトレードで効率的に利益を狙うには、信用取引口座の開設がおすすめです。信用取引を利用すれば、手持ち資金の約3.3倍まで取引でき、また「売り」から入ることも可能になります。
信用取引口座の開設には、一定の投資経験や資産が必要な場合があります。証券会社によって審査基準は異なりますが、一般的には投資経験が半年以上、または一定額以上の金融資産が求められます。審査には数日かかることがあるため、早めに申し込んでおきましょう。
デイトレードでは、リアルタイムで株価をチェックし、素早く注文を出せる取引ツールが必要です。多くの証券会社は、パソコン用の高機能トレーディングツールとスマートフォンアプリを提供しています。
パソコン用ツールは、複数の銘柄を同時に監視でき、詳細なチャート分析機能が充実しています。スマートフォンアプリは、外出先でも取引できる利便性があります。自分の取引スタイルに合わせて、使いやすいツールを選びましょう。
口座開設が完了したら、取引に使う資金を入金します。入金方法は、銀行振込やインターネットバンキングを使った即時入金サービスなどがあります。即時入金なら、手数料無料で即座に取引口座に反映されます。
初心者の場合、最初は10万円から30万円程度の少額から始めることをおすすめします。デイトレードは損失のリスクもあるため、生活に影響しない余裕資金で始めることが重要です。慣れてきたら、徐々に資金を増やしていきましょう。
いきなり実際のお金で取引を始めるのは不安という人は、デモ口座(バーチャルトレード)で練習することをおすすめします。デモ口座は、仮想のお金を使って実際の相場で取引体験ができるサービスです。
取引ツールの使い方や注文方法、チャートの見方などを、リスクなく学べます。ただし、デモ口座では実際のお金が動かないため、本番の緊張感や感情の動きは体験できません。ある程度慣れたら、少額で実際の取引を始めることが大切です。
準備が整ったら、少額から実際の取引を始めましょう。最初は1銘柄あたり数万円程度の少額取引から始め、取引の流れや自分の感情の動きを確認します。
初心者のうちは、値動きが比較的穏やかで出来高の多い銘柄を選ぶと良いでしょう。また、1日の取引回数を制限し、損切りルールを必ず守ることが重要です。経験を積みながら、徐々に取引金額や銘柄数を増やしていきましょう。焦らず、着実にスキルを身につけることが成功への近道です。
デイトレードにおすすめの証券会社5社
デイトレードで成功するには、手数料が安く、取引ツールが充実した証券会社を選ぶことが重要です。ここでは、デイトレードに適した証券会社を5社紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、国内最大級のネット証券で、約1,500万口座を誇ります。現物取引・信用取引ともに原則無料の手数料体系が魅力で、デイトレードのコストを大幅に抑えられます。
SBI証券の特徴
取引ツール「HYPER SBI 2」は高機能チャートとスピード注文機能を搭載
投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラス
IPO実績も年間78銘柄(2024年実績)と豊富
取引ツール「HYPER SBI 2」は、リアルタイムの株価情報や高機能チャート、スピード注文機能を搭載しており、デイトレードに最適です。スマートフォンアプリも使いやすく、外出先でも快適に取引できます。
Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど、複数のポイントサービスに対応している点も便利です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、約1,200万口座を持つ大手ネット証券です。現物取引は原則無料で、信用取引も低コストで利用できます。楽天経済圏を活用している人にとって、ポイント面でのメリットが大きいのが特徴です。
楽天証券の特徴
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」はプロ仕様の高機能ツール
投資信託は約2,550本、米国株は約4,500銘柄を取り扱い
楽天ポイントで投資もできる
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は、プロ仕様の高機能ツールで、複数画面表示やカスタマイズ性に優れています。スマートフォンアプリ「iSPEED」も直感的な操作性で人気があります。
楽天ポイントで投資もできるため、ポイント投資に興味がある人にもおすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社で、約160万口座を持ちます。デイトレードに特化した「一日信用取引」は、手数料が完全無料で、金利も低く設定されているため、コストを最小限に抑えられます。
松井証券の特徴
25歳以下は現物取引・信用取引ともに手数料無料
1日の約定代金が50万円以下なら、誰でも手数料無料
取引ツール「マーケットラボ」は情報収集と取引を一元化
25歳以下は現物取引・信用取引ともに手数料無料で、若年層にも優しい料金体系です。また、1日の約定代金が50万円以下なら、誰でも手数料無料で取引できます。
サポート体制も充実しており、初心者でも安心して利用できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、約270万口座を持つネット証券で、特に米国株取引に強みがあります。米国株の取扱銘柄数は約5,000と業界トップクラスで、米国株のデイトレードを考えている人に最適です。
マネックス証券の特徴
米国株の取扱銘柄数は約5,000と業界トップクラス
取引ツール「マネックストレーダー」は高機能で使いやすい
マネックスポイントやdポイントも貯まる
現物取引の手数料は55円から1,070円、信用取引は99円から385円と、比較的低コストで取引できます。取引ツール「マネックストレーダー」は、高機能で使いやすく、デイトレードに必要な機能が揃っています。
投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象商品は約217本と充実しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 非公開 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 ~5万円:55円 ~10万円:88円 ~20万円:106円 ~50万円:198円 ~100万円:374円 ~150万円:440円 ~300万円:660円 300万円超:880円※信用取引手数料は0円、25歳以下は実質手数料0円(キャッシュバック) |
| NISA対応 | 〇(新NISA・成長投資枠/国内株・米国株、取引手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 取扱なし |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 |
| 投資信託 | 取扱なし |
| 外国株 | 米国株:約1,950銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | DMM株 PRO+ / DMM株 STANDARD |
| スマホアプリ | DMM株アプリ(かんたんモード/ノーマルモード) |
| 提携銀行口座 | 約340行に対応(ゆうちょ、みずほ、三菱UFJ、住信SBIなど) |
| ポイント投資・付与 | 取引手数料の1%をDMM株ポイントで還元(1pt=1円で現金化可) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマホでスピード本人確認) |
DMM株は、約100万口座を持つネット証券で、シンプルで分かりやすい料金体系が特徴です。25歳以下は現物取引手数料が実質無料(キャッシュバック)で、若年層に人気があります。
DMM株の特徴
信用取引の手数料は完全無料
米国株も約1,950銘柄を取り扱い
取引ツール「DMM株 PRO+」は高機能チャートとスピード注文機能を搭載
信用取引の手数料は完全無料で、デイトレードのコストを抑えられます。米国株も約1,950銘柄を取り扱っており、国内株と米国株の両方でデイトレードが可能です。
スマートフォンアプリも使いやすく、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
デイトレードの銘柄選び
デイトレードで利益を得るには、適切な銘柄を選ぶことが重要です。ここでは、初心者でも実践できる銘柄選びの基本的なポイントを3つ紹介します。
デイトレードでは、1日の中で株価が大きく動く銘柄を選ぶことが利益を得る基本です。値動きが小さい銘柄では、短時間で十分な利益を得ることが難しくなります。
値動きの大きさは、ボラティリティ(変動率)で判断できます。前日比で5%以上動いている銘柄や、過去の値動きを見て日々の変動幅が大きい銘柄が狙い目です。
ただし、値動きが大きいということは、損失のリスクも大きいことを意味します。新興市場(グロース市場)の銘柄や、材料が出た銘柄は値動きが激しい傾向があります。
ニュースや決算発表などのイベントがある銘柄も、大きく動く可能性が高くなります。値動きの大きさとリスクのバランスを考えながら、銘柄を選びましょう。
出来高とは、1日に取引された株式の数量のことです。出来高が多い銘柄は、流動性が高く、売買がスムーズに成立しやすいメリットがあります。デイトレードでは、売りたいときにすぐ売れることが重要です。
出来高が少ない銘柄は、買い手や売り手が見つからず、希望する価格で取引できないリスクがあります。また、大口の注文で株価が大きく動いてしまうこともあります。
目安としては、1日の出来高が100万株以上ある銘柄が安心です。証券会社の取引ツールには「出来高ランキング」機能があるので、活用すると良いでしょう。
出来高が急増している銘柄は、何らかの材料が出ている可能性があり、チャンスになることもあります。
多くの証券会社の取引ツールには、銘柄を探すための便利な機能が用意されています。「値上がり率ランキング」「値下がり率ランキング」「出来高急増ランキング」などを活用すれば、その日注目されている銘柄を簡単に見つけられます。
スクリーニング機能を使えば、自分の条件に合った銘柄を絞り込めます。例えば、「株価1,000円以下」「出来高100万株以上」「前日比5%以上」などの条件を設定すれば、デイトレードに適した銘柄を効率的に探せます。
また、「デイトレ向け銘柄」として証券会社が推奨している銘柄リストもあります。これらのツールを活用することで、銘柄選びの時間を短縮し、取引に集中できます。毎日同じ銘柄を監視する「定点観測」も、値動きのクセを掴むのに有効な方法です。
デイトレードの基本手法4つ
デイトレードで利益を得るには、具体的な取引手法を身につける必要があります。ここでは、初心者でも実践しやすい基本的な4つの手法を紹介します。
順張りは、株価の流れ(トレンド)に沿って取引する手法です。上昇トレンドの銘柄を買い、下降トレンドの銘柄を売る(信用取引)という、相場の勢いに乗る戦略です。
「トレンドは継続する」という相場の性質を利用した手法で、初心者にも分かりやすく実践しやすいメリットがあります。移動平均線やトレンドラインを使ってトレンドを確認し、トレンドが発生している銘柄を見つけたら、その方向に合わせて取引します。
ただし、トレンドの転換点を見極めることが難しく、天井や底で掴んでしまうリスクもあります。損切りラインを明確に設定し、トレンドが崩れたらすぐに撤退することが重要です。
逆張りは、株価が大きく下落した銘柄を買い、反発(リバウンド)を狙う手法です。売られすぎた株が元の水準に戻ろうとする動きを利用します。
前日に大きく下落した銘柄や、寄り付きで急落した銘柄が、その後反発するタイミングを狙います。RSI(相対力指数)などのオシレーター系指標を使って、売られすぎの状態を判断します。
逆張りは、タイミングを間違えると「落ちるナイフを掴む」ことになり、さらに損失が拡大するリスクがあります。反発の兆しが見えてから入る、損切りを徹底するなど、慎重な判断が求められます。
ブレイクアウト手法は、株価が一定の価格帯(レンジ)を突破したタイミングでエントリーする手法です。抵抗線(レジスタンスライン)を上抜けたら買い、支持線(サポートライン)を下抜けたら売りでエントリーします。
レンジ相場が続いた後のブレイクアウトは、大きな値動きにつながりやすく、利益を得やすいチャンスです。出来高の増加を伴うブレイクアウトは、信頼性が高いとされています。
ただし、「ダマシ」と呼ばれる偽のブレイクアウトもあり、突破したと思ったら元の水準に戻ることもあります。ブレイクアウト後の値動きを確認してからエントリーするなど、慎重に判断しましょう。
移動平均線は、過去一定期間の株価の平均値を線で結んだもので、トレンドの方向性を判断するのに役立ちます。短期線(5日や25日)と長期線(75日や200日)の関係から、売買のタイミングを判断します。
代表的なシグナルは「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」です。短期線が長期線を下から上に突き抜けたら買いシグナル、上から下に突き抜けたら売りシグナルとされています。
また、株価が移動平均線の上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断できます。移動平均線は多くのトレーダーが見ている指標なので、意識されやすく、機能しやすい特徴があります。
複数の時間軸の移動平均線を組み合わせることで、より精度の高い判断が可能になります。
デイトレードで失敗しないための5つのルール
デイトレードで長期的に利益を得るには、リスク管理が何よりも重要です。ここでは、失敗を避けるための基本的なルールを5つ紹介します。
損切りとは、損失が一定の水準に達したら、それ以上損失を拡大させないために保有株を売却することです。デイトレードで最も重要なルールと言えます。
エントリー前に「株価が〇%下がったら損切りする」というルールを決めておき、そのルールを機械的に実行します。例えば、買値から2%下がったら必ず損切りするなど、明確な基準を設定します。
損切りできない理由は、「もう少し待てば戻るかもしれない」という期待や、損失を確定させたくないという心理です。しかし、損切りしないことで、小さな損失が大きな損失に膨らむリスクがあります。損切りは「資金を守るための保険」と考え、必ず実行しましょう。
資金管理とは、1回の取引でどれだけの資金を使うかをコントロールすることです。全資金を1つの銘柄に投入すると、失敗したときに大きな損失を被ります。
基本的なルールは、1回の取引で失ってもよい金額を全資金の2%以内に抑えることです。例えば、100万円の資金なら、1回の損失を2万円以内に設定します。このルールを守れば、連続で損失を出しても資金が大きく減ることを防げます。
また、同時に保有する銘柄数も制限しましょう。初心者のうちは、1〜2銘柄に集中して取引することをおすすめします。複数の銘柄を同時に監視するのは難しく、判断ミスにつながりやすいためです。
デイトレードでは、損失が出たときに焦ったり、利益が出たときに欲張ったりと、感情に左右されやすくなります。感情的な判断は、ルールを破る原因となり、さらなる損失を招きます。
特に避けるべきは、損失を取り戻そうとして無理な取引を繰り返す「リベンジトレード」です。冷静さを失った状態での取引は、判断力が鈍り、さらに損失を拡大させる悪循環に陥ります。
感情をコントロールするには、事前に決めたルールを機械的に実行することが重要です。また、損失が続いたときは、一度取引を休んで冷静さを取り戻しましょう。取引日記をつけて、自分の感情の動きを客観的に振り返ることも効果的です。
デイトレードでは、取引回数が多いほど手数料がかさみ、また判断ミスも増えやすくなります。初心者のうちは、1日の取引回数を制限することをおすすめします。
例えば、「1日3回まで」「利益が出たら終了」「損失が2回続いたら終了」などのルールを設定します。無理に取引機会を探すのではなく、良い機会だけを厳選して取引する姿勢が大切です。
また、1日の損失上限も決めておきましょう。例えば、「1日の損失が資金の5%に達したら取引終了」というルールを設定すれば、大きな損失を防げます。取引回数を制限することで、冷静な判断を保ちやすくなります。
取引記録(トレード日誌)をつけることは、自分の取引を振り返り、改善点を見つけるために非常に重要です。記録する内容は、日付、銘柄、売買価格、損益、取引理由、感情の状態などです。
記録を見返すことで、「どのような場面で利益が出やすいか」「どのようなミスを繰り返しているか」が見えてきます。成功パターンと失敗パターンを分析し、自分の取引ルールを改善していきましょう。
また、感情の記録も重要です。焦って取引したときや、欲張って利確を遅らせたときなど、感情が判断に影響した場面を記録しておくことで、同じミスを防げます。取引記録は、自分だけの貴重な教科書になります。
デイトレードの税金と確定申告
デイトレードで利益が出た場合、税金の支払いや確定申告が必要になることがあります。ここでは、デイトレードに関する税金の基本知識を解説します。
証券口座には「特定口座」と「一般口座」の2種類があり、税金の扱いが異なります。特定口座は、証券会社が年間の損益を計算してくれる口座で、さらに「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」に分かれます。
「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと、証券会社が利益から自動的に税金を差し引いて納税してくれるため、確定申告が不要になります。会社員など、確定申告の手間を省きたい人におすすめです。
「特定口座(源泉徴収なし)」は、証券会社が年間取引報告書を作成してくれますが、自分で確定申告する必要があります。一般口座は、損益計算も確定申告もすべて自分で行う必要があり、手間がかかります。
デイトレードを始める際は、特定口座(源泉徴収あり)を選んでおくと、税金の手続きが簡単になります。
複数の証券口座で取引している場合や、他の金融商品(FXや先物取引など)で損失が出ている場合、損益通算を活用できます。損益通算とは、利益と損失を相殺して、課税対象額を減らす仕組みです。
例えば、A証券で50万円の利益、B証券で30万円の損失が出た場合、確定申告することで、課税対象は20万円になります。特定口座(源泉徴収あり)でも、複数口座の損益通算をする場合は確定申告が必要です。
また、損失が出た年は、確定申告することで「繰越控除」を利用できます。損失を翌年以降3年間繰り越し、将来の利益と相殺できる制度です。損失が出た年でも確定申告しておくことで、将来の税負担を軽減できます。
特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合、基本的に確定申告は不要です。ただし、以下のケースでは確定申告が必要、または確定申告することで税金を取り戻せる可能性があります。
また、特定口座(源泉徴収なし)や一般口座を利用している場合は、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。確定申告の期限は、翌年の2月16日から3月15日までです。期限を過ぎると、延滞税などのペナルティが発生する可能性があるため、早めに準備しましょう。
デイトレードに向いている人・向いていない人
デイトレードは、すべての人に適した投資手法ではありません。ここでは、デイトレードに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。自分の性格やライフスタイルと照らし合わせて、適性を判断してください。
デイトレードに向いているのは、まず日中に時間を確保できる人です。在宅勤務やフレックスタイム制の会社員、専業主婦、自営業など、取引時間中に相場を監視できる環境が必要です。
瞬時の判断力と決断力がある人も向いています。デイトレードでは、刻々と変化する相場の中で、素早く売買の判断をする必要があります。優柔不断な性格だと、チャンスを逃したり、損切りが遅れたりするリスクがあります。
また、感情をコントロールできる人、ルールを守れる人も成功しやすいです。損失が出ても冷静さを保ち、事前に決めたルールを機械的に実行できる人は、デイトレードに適しています。
リスクを理解し、余裕資金で取り組める人も向いています。
デイトレードに向いていないのは、日中に時間を確保できない人です。会社員で日中は仕事に集中する必要がある人は、相場を監視できず、デイトレードは難しいでしょう。
感情的になりやすい人、損失に耐えられない人も向いていません。損失が出たときに焦って取り戻そうとしたり、損切りできずに損失を拡大させたりする傾向がある人は、デイトレードで成功するのは難しいです。
また、ギャンブル感覚で取り組む人、短期間で大金を稼ごうとする人も危険です。デイトレードは、地道にスキルを磨き、ルールを守って取り組む必要があります。一攫千金を狙う姿勢では、大きな損失を出すリスクが高くなります。
生活資金や借金で投資しようとする人は、絶対にデイトレードをすべきではありません。余裕資金で、失っても生活に影響しない範囲で取り組むことが大前提です。
デイトレードは初心者でも始めることはできますが、難易度は高めです。長期投資と比べて、瞬時の判断力やリスク管理能力が求められるためです。
初心者がデイトレードを始める場合は、まず少額から始めることが重要です。10万円から30万円程度の余裕資金で、損失が出ても生活に影響しない範囲で取り組みましょう。また、デモ口座で練習してから実際の取引を始めることもおすすめです。
書籍やオンライン講座などで基礎知識を学び、取引記録をつけながら経験を積むことで、徐々にスキルが身につきます。焦らず、長期的な視点で取り組む姿勢が大切です。
デイトレードに必要な資金は、最低でも10万円程度が目安です。ただし、余裕を持って取引するには、30万円から50万円程度あると良いでしょう。
資金が少ないと、選べる銘柄が限られたり、資金管理が難しくなったりします。信用取引を利用すれば、手持ち資金の約3.3倍まで取引できますが、損失のリスクも大きくなるため、初心者は慎重に判断すべきです。
重要なのは、生活資金には手を付けず、失っても生活に影響しない余裕資金で始めることです。最初は少額から始め、スキルが身についてから徐々に資金を増やしていくことをおすすめします。
デイトレードだけで生活することは可能ですが、非常に難易度が高く、リスクも大きいです。専業トレーダーとして生計を立てるには、安定して利益を出し続けるスキルと、十分な資金が必要です。
また、収入が不安定になるため、生活費の数ヶ月分の貯蓄を確保しておく必要があります。健康保険や年金も自分で手続きし、確定申告も毎年行う必要があります。
初心者がいきなり専業トレーダーを目指すのは危険です。まずは副業として取り組み、安定して利益を出せるようになってから、専業を検討することをおすすめします。会社を辞める前に、十分な準備と慎重な判断が必要です。
デイトレードは、適切なリスク管理を行わなければ、大きな損失を出す可能性がある投資手法です。特に、信用取引でレバレッジをかけている場合、損失が元本を超えることもあります。
しかし、損切りルールを守る、資金管理を徹底する、余裕資金で取り組むなど、適切なリスク管理を行えば、リスクをコントロールできます。危険かどうかは、取り組む人の知識と姿勢次第です。
初心者は、まず基礎知識を学び、少額から始めることが重要です。焦らず、経験を積みながらスキルを磨いていく姿勢が、成功への近道です。
デイトレードは、1日で取引を完結させる投資スタイルで、短期間で利益を狙える魅力がある一方、リスク管理が非常に重要です。
始めるには、手数料が安く取引ツールが充実した証券会社を選び、口座開設から信用取引口座の開設、取引ツールの準備を行います。初心者は、まず少額から始め、デモ口座で練習してから実際の取引に臨むことをおすすめします。
銘柄選びでは、値動きが大きく出来高の多い銘柄を選び、ランキングやスクリーニング機能を活用します。取引手法は、順張り、逆張り、ブレイクアウト、移動平均線を使った手法など、自分に合った方法を見つけることが大切です。
失敗しないためには、損切りルールを必ず守る、資金管理を徹底する、感情的な取引を避ける、1日の取引回数を制限する、取引記録をつけるという5つのルールが重要です。
税金については、特定口座(源泉徴収あり)を選べば確定申告が不要ですが、損益通算や繰越控除を活用する場合は確定申告が必要です。自分がデイトレードに向いているかを冷静に判断し、適性があると感じたら、少額から始めてみましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。デイトレードは特にリスクが高い投資手法であるため、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。
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