つみたてNISAから新NISAへの切り替え|手続きと注意点を解説

「ひろゆき氏がつみたてNISAをやめたほうがいいって言ってたけど、本当なの?」
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者として知られるひろゆき氏が、つみたてNISAに否定的な発言をしたことで、多くの投資初心者が不安を感じています。
結論から言うと、ひろゆき氏の発言には一定の文脈があり、すべての人に当てはまるわけではありません。
本記事では、ひろゆき氏の発言の真意を詳しく解説し、つみたてNISAのメリット・デメリットを客観的に分析します。
さらに、専門家の見解や実際の運用シミュレーションも紹介するので、あなた自身に合った投資判断ができるようになります。
著名人の意見に惑わされず、正しい知識を身につけて資産形成を始めましょう。
目次
ひろゆき氏が「つみたてNISAはやめたほうがいい」と言った理由
ひろゆき氏の発言が話題になったのは、YouTube動画やSNSでの投稿がきっかけでした。しかし、発言の背景や文脈を理解せずに受け取ると、誤解を招く可能性があります。
ここでは、ひろゆき氏が実際に何を言ったのか、そしてその真意について詳しく見ていきます。
ひろゆき氏は、YouTube動画やSNSで「つみたてNISAはやめたほうがいい」という趣旨の発言をしています。具体的には、日本円での資産形成よりも、海外資産への投資を重視すべきだという主張です。
氏は「日本の将来が不安定なので、日本円だけで資産を持つのはリスクが高い」と指摘しています。つみたてNISAで投資できる商品の多くは日本円建てであり、円安が進んだ場合に資産価値が目減りする可能性があるという懸念を示しました。
また、「若い人は海外に出て働くことも視野に入れるべきで、そうなると日本の制度であるつみたてNISAは使いにくい」とも述べています。ひろゆき氏自身がフランスに居住していることもあり、グローバルな視点での資産形成を推奨する立場です。
ひろゆき氏の発言の背景には、日本経済の長期的な停滞への懸念があります。氏は「日本の経済成長は期待できず、少子高齢化も進んでいる」という認識を持っており、日本国内だけに資産を集中させることのリスクを強調しています。
さらに、ひろゆき氏は「投資は自分で考えて判断すべきで、政府が用意した制度に乗っかるだけでは不十分」という考え方を持っています。つみたてNISAは金融庁が推奨する制度ですが、氏は「政府が推奨するものが必ずしも個人にとって最適とは限らない」という立場です。
ひろゆき氏の発言は、主に若年層や海外移住を検討している人に向けたアドバイスという文脈で語られました。動画では「日本に一生住み続けるつもりなら別だが、海外で生活する可能性があるなら日本の制度は使いにくい」と前置きしています。
つまり、ひろゆき氏の発言は「すべての人がつみたてNISAをやめるべき」という意味ではなく、「自分のライフプランに合わせて選択すべき」というメッセージだったのです。
ひろゆき氏自身も「投資は自己責任で行うべきで、著名人の意見を鵜呑みにしてはいけない」と述べており、視聴者に対して「自分で考えて判断する力を持つべき」というメッセージを含んでいます。
ひろゆき氏の意見への反論
ひろゆき氏の発言には一定の視点がありますが、金融の専門家や長期投資の実績データからは、異なる見解も示されています。
ここでは、専門家の意見やデータに基づいて、ひろゆき氏の主張を検証していきます。
金融庁の資料によると、長期・積立・分散投資は、短期的な価格変動のリスクを抑えながら安定したリターンを得られる手法とされています。過去20年間のデータを見ると、世界株式に分散投資した場合、年率平均4〜6%程度のリターンが得られているという実績があります。
また、つみたてNISAで投資できる商品には、全世界株式や米国株式のインデックスファンドも含まれており、必ずしも日本円建ての日本株だけに投資するわけではありません。実際、多くの投資家が海外資産を含むファンドを選択しており、円安リスクへの対応も可能です。
金融庁の「資産運用シミュレーション」では、毎月3万円を20年間、年利3%で運用した場合、元本720万円が約985万円になるという試算が示されています。長期投資の複利効果により、着実に資産を増やせる可能性が高いのです。
投資の世界では「タイミングを計るよりも、市場に居続けることが重要」という原則があります。過去のデータを見ると、市場の最高値で投資を始めた場合でも、20年以上保有すれば元本割れする確率は極めて低いことが分かっています。
ひろゆき氏が懸念する「今は高値だからやめたほうがいい」という考え方は、実は市場タイミングを計ろうとする行為であり、多くの専門家が推奨しない手法です。なぜなら、いつが高値でいつが安値かを正確に予測することは、プロの投資家でも困難だからです。
つみたてNISAの積立投資は、ドルコスト平均法により、高値の時には少なく、安値の時には多く購入することで、平均取得単価を抑える効果があります。この仕組みにより、タイミングを気にせず継続することが、長期的には有利に働くのです。
ひろゆき氏は多くの分野で鋭い洞察を示す人物ですが、金融や投資の専門家ではありません。氏の発言は一つの意見として参考にすべきですが、それが自分にとって最適かどうかは別問題です。
投資判断においては、自分のライフプラン、リスク許容度、投資期間などを総合的に考慮する必要があります。海外移住を考えている人にはひろゆき氏の意見が参考になるかもしれませんが、日本で長期的に生活する予定の人には、つみたてNISAは有効な選択肢となり得ます。
重要なのは、複数の情報源から情報を集め、自分自身で判断する力を養うことです。著名人の発言だけでなく、金融庁などの公的機関の情報、専門家の見解、実際のデータなどを総合的に検討し、自分に合った投資方法を選ぶべきでしょう。
つみたてNISAの基本的なしくみ
ひろゆき氏の発言を正しく理解するためには、つみたてNISAの制度そのものを理解する必要があります。
ここでは、つみたてNISAの基本的な仕組みとメリットについて解説します。
つみたてNISAの最大の特徴は、投資で得た利益が非課税になることです。通常、株式や投資信託で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAではこれが一切かかりません。
例えば、投資で10万円の利益が出た場合、通常の口座では約2万円が税金として引かれますが、つみたてNISAなら10万円をそのまま受け取れます。長期投資では利益が大きくなる可能性があるため、この非課税メリットは非常に大きいのです。
新NISAの拡充ポイント
年間投資上限:120万円
非課税保有限度額:1,800万円
非課税保有期間:無期限
つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定めた基準を満たした投資信託やETFに限定されています。具体的には、長期・積立・分散投資に適した商品で、販売手数料がゼロ、信託報酬が低水準などの条件を満たしたものです。
対象商品には、日本株式だけでなく、米国株式、全世界株式、先進国株式など、海外資産に投資するファンドも多数含まれています。つまり、ひろゆき氏が懸念する「日本円だけに資産が集中する」という問題は、商品選択によって回避できるのです。
代表的な商品には、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などがあり、これらは世界中の株式や米国の主要企業に分散投資できるため、初心者にも人気があります。
2024年から始まった新NISA制度では、従来のつみたてNISAと一般NISAが統合され、より使いやすくなりました。新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、両方を併用することも可能です。
つみたて投資枠は、従来のつみたてNISAと同様に、長期・積立・分散投資に適した商品に投資できます。年間投資上限は120万円で、対象商品は金融庁が認定した投資信託やETFです。
一方、成長投資枠は年間240万円まで投資でき、個別株式やより幅広い投資信託に投資できます。また、非課税保有期間が無期限になったことで、より柔軟な資産運用が可能になりました。
つみたてNISAで気をつけたい5つのこと
つみたてNISAにはメリットがある一方で、注意すべき点もあります。
ひろゆき氏の懸念も含め、投資を始める前に知っておくべきリスクやデメリットを正確に理解しておきましょう。
つみたてNISAは投資であり、預金ではありません。そのため、投資した金額よりも評価額が下がる「元本割れ」のリスクがあります。特に、投資を始めて数年以内は、市場の変動により一時的に損失が出ることも珍しくありません。
ただし、金融庁のデータによると、20年以上の長期投資では元本割れする確率は極めて低くなります。過去のデータを見ると、世界株式に分散投資した場合、15年以上保有すればほぼすべてのケースでプラスのリターンが得られています。
元本割れを避けるためには、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが重要です。また、生活に必要な資金は別に確保し、余裕資金で投資を行うことが基本となります。
つみたてNISAでは、利益が非課税になる一方で、損失が出た場合でも税金の控除を受けることができません。通常の課税口座であれば、損失を他の利益と相殺する「損益通算」や、翌年以降に繰り越す「繰越控除」が可能ですが、NISA口座ではこれらが適用されないのです。
これは、非課税のメリットと表裏一体の仕組みです。利益に税金がかからない代わりに、損失が出た場合の税制上の救済措置もないという設計になっています。
ただし、長期・積立・分散投資を前提とするつみたてNISAでは、損失が出る可能性自体が低くなるように設計されています。短期的な損失を気にせず、長期的な視点で投資を続けることが、このデメリットを最小化する方法です。
つみたてNISAは長期投資を前提とした制度であり、短期間で大きく資産を増やすことは期待できません。ひろゆき氏が指摘するように、「すぐにお金が必要な人」には向いていない投資方法です。
投資信託は、株式のように日々大きく値動きするわけではなく、複利効果により時間をかけて徐々に資産が増えていく仕組みです。一般的には、5年以上、できれば10年以上の投資期間を想定すべきとされています。
数年以内に使う予定のあるお金(結婚資金、住宅購入の頭金など)は、つみたてNISAではなく、預金や短期の安全な金融商品で管理することが推奨されます。つみたてNISAは、老後資金や子どもの教育資金など、長期的な目標のための資産形成に適しています。
つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定めた基準を満たしたものに限定されており、個別株式や一部の投資信託は対象外です。投資の自由度を重視する人にとっては、この制限が物足りなく感じられるかもしれません。
ひろゆき氏のように、特定の海外資産や暗号資産などに投資したい場合、つみたてNISAだけでは対応できない可能性があります。より幅広い投資を行いたい場合は、成長投資枠や通常の課税口座を併用する必要があります。
ただし、この商品制限は投資初心者を保護するための措置でもあります。金融庁が認定した商品は、長期投資に適しており、手数料が低く抑えられているため、初心者でも安心して選べるというメリットがあります。
つみたてNISAは、長期・積立・分散投資を推奨する制度であり、短期売買には向いていません。頻繁に売買を繰り返すトレーダータイプの投資家には、制度の趣旨が合わない可能性があります。
また、海外移住を検討している人にとっては、ひろゆき氏が指摘するように使いにくい面があります。日本の居住者でなくなると、新規の投資ができなくなるため、長期的に日本に住む予定がない人は、別の投資方法を検討したほうが良いかもしれません。
一度売却した商品の非課税枠は復活しないため、短期的な資金需要に対応するために売却すると、非課税のメリットを十分に活かせなくなります。長期的に資金を拘束できる余裕資金で投資することが、つみたてNISAを最大限活用するポイントです。
つみたてNISAが向いている人・向いていない人
ひろゆき氏の発言を踏まえて、つみたてNISAが自分に合っているかどうかを判断するための基準を整理します。
自分のライフプランやリスク許容度に照らし合わせて、冷静に検討してみましょう。
つみたてNISAは、特定の条件に当てはまる人にとって非常に有効な資産形成の手段です。以下の特徴に当てはまる人は、つみたてNISAを積極的に活用すべきでしょう。
一方で、以下のような人にはつみたてNISAが合わない可能性があります。ひろゆき氏の発言が当てはまるケースも含まれています。
つみたてNISAが自分に合っているかどうかを判断するには、以下のポイントをチェックしてみましょう。
まず、投資期間を考えます。10年以上の長期投資が可能であれば、つみたてNISAは有力な選択肢です。
次に、リスク許容度を確認します。短期的に資産が減ることがあっても、長期的には回復すると信じて投資を続けられるかどうかが重要です。少しの損失でも不安になる場合は、投資額を減らすか、別の方法を検討しましょう。
ライフプランも重要な判断材料です。ひろゆき氏が指摘するように、海外移住を考えている人は、日本の制度であるつみたてNISAの利便性が低くなります。一方、日本で長期的に生活する予定の人には、つみたてNISAは非常に有効な制度です。
ひろゆき氏と森永卓郎氏の意見を比較
つみたてNISAについては、ひろゆき氏以外にも著名人が様々な意見を述べています。
ここでは、経済アナリストの森永卓郎氏の意見と比較し、両者の投資スタンスの違いを整理します。
ひろゆき氏の投資スタンスは、グローバルな視点とリスク分散を重視するものです。氏は日本経済の長期的な停滞を懸念しており、日本円だけに資産を集中させることのリスクを強調しています。
具体的には、海外資産への投資、特にドル建て資産の保有を推奨しています。また、暗号資産など新しい投資手段にも関心を示しており、既存の金融システムに依存しない資産形成の方法を模索しています。
ひろゆき氏の基本スタンス
投資は自分で考えて判断すべき
政府や専門家の意見を鵜呑みにしない
自分のライフプランに合わせて選択する
一方、経済アナリストの森永卓郎氏は、より慎重な投資スタンスを取っています。氏は「投資はリスクが高く、一般の人は無理に投資をする必要はない」という立場を示すことが多いです。
森永氏は、日本経済の先行きに対して悲観的な見方をしている点ではひろゆき氏と共通していますが、その対策として「節約と貯蓄」を重視する傾向があります。投資よりも、生活コストを下げて手元に現金を残すことを推奨しています。
ただし、森永氏も「投資をするなら長期・分散投資が基本」という点では専門家と同じ意見を持っています。つみたてNISAについては、「投資をするなら悪くない選択肢」としながらも、「無理に投資をする必要はない」という慎重な姿勢を示しています。
| 項目 | ひろゆき氏 | 森永卓郎氏 |
| 日本経済の見通し | 悲観的(長期停滞を予想) | 悲観的(経済成長は期待薄) |
| 投資への姿勢 | 積極的(海外資産重視) | 慎重(無理に投資しなくてよい) |
| つみたてNISAの評価 | 条件次第(海外志向の人には不向き) | 悪くない選択肢(ただし必須ではない) |
| 推奨する資産形成 | 海外資産・ドル建て資産 | 節約・貯蓄中心 |
| リスクへの考え方 | 分散投資でリスク管理 | リスクを取らない選択肢も重視 |
両者に共通しているのは、「日本経済の先行きに対する懸念」と「自分で考えて判断することの重要性」です。ただし、その対策として、ひろゆき氏は海外資産への投資を推奨し、森永氏は節約と貯蓄を重視するという違いがあります。
どちらの意見が正しいかではなく、自分のライフプラン、リスク許容度、投資経験などに応じて、適切な方法を選ぶことが重要です。著名人の意見は参考にしつつも、最終的には自分自身で判断しましょう。
実際の運用シミュレーション
つみたてNISAで実際にどれくらい資産が増えるのか、具体的な数字で見ていきましょう。
金融庁の資産運用シミュレーションを参考に、異なる積立額での試算を紹介します。
| 項目 | 金額 |
| 毎月の積立額 | 1万円 |
| 積立期間 | 20年(240ヶ月) |
| 元本合計 | 240万円 |
| 想定利回り(年率3%) | 約328万円 |
| 想定利回り(年率5%) | 約411万円 |
| 運用益(年率3%) | 約88万円 |
| 運用益(年率5%) | 約171万円 |
月1万円という少額でも、20年間続けることで元本の1.4倍~1.7倍程度に増える可能性があります。特に年率5%で運用できた場合、運用益は171万円にもなり、これが非課税で受け取れるのは大きなメリットです。
通常の課税口座なら約35万円が税金として引かれるところ、つみたてNISAならそのまま受け取れます。
| 項目 | 金額 |
| 毎月の積立額 | 3万円 |
| 積立期間 | 20年(240ヶ月) |
| 元本合計 | 720万円 |
| 想定利回り(年率3%) | 約985万円 |
| 想定利回り(年率5%) | 約1,233万円 |
| 運用益(年率3%) | 約265万円 |
| 運用益(年率5%) | 約513万円 |
月3万円の積立では、20年後に約1,000万円~1,200万円程度の資産形成が期待できます。運用益は年率5%の場合で513万円となり、通常の課税口座なら約104万円が税金として引かれますが、つみたてNISAなら全額受け取れます。
| 項目 | 金額 |
| 毎月の積立額 | 5万円 |
| 積立期間 | 20年(240ヶ月) |
| 元本合計 | 1,200万円 |
| 想定利回り(年率3%) | 約1,641万円 |
| 想定利回り(年率5%) | 約2,055万円 |
| 運用益(年率3%) | 約441万円 |
| 運用益(年率5%) | 約855万円 |
月5万円の積立では、20年後に約1,600万円~2,000万円程度の資産形成が可能です。運用益は年率5%の場合で855万円となり、通常の課税口座なら約174万円が税金として引かれます。つみたてNISAの非課税メリットにより、この174万円分も自分の資産として残せるのです。
投資において重要なのは、市場の暴落時にどう対応するかです。過去のデータを見ると、リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)など、大きな市場の下落があっても、長期投資を続けた人は最終的にプラスのリターンを得ています。
例えば、リーマンショック直前の2007年に投資を始めた人でも、そのまま積立を続けていれば、2020年代にはプラスに転じています。市場が暴落した時に売却してしまった人は損失を確定させましたが、積立を続けた人は安値で多くの口数を購入でき、その後の回復で大きな利益を得られました。
これは、ドルコスト平均法の効果を示す好例です。市場の下落時に投資をやめるのではなく、むしろチャンスと捉えて積立を続けることが、長期投資で成功するための鍵となります。ひろゆき氏が懸念するタイミングの問題も、長期的に見れば大きな影響はないと言えるでしょう。
つみたてNISAを始めるときの3つのステップ
つみたてNISAを始めることを決めたら、以下の3つのステップで手続きを進めましょう。
初心者でも簡単に始められるよう、具体的な手順を解説します。
まず、つみたてNISA口座を開設する証券会社を選びます。主要なネット証券では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などがあります。
証券会社を選ぶ際のポイントは、取扱商品数、最低積立金額、ポイント還元、使いやすさなどです。SBI証券や楽天証券は取扱商品数が多く、クレジットカード積立でポイントが貯まるため、初心者に人気があります。
すでに使っているポイントサービス(楽天ポイント、Vポイント、Pontaポイントなど)に対応している証券会社を選ぶと、ポイント投資や積立でポイントが貯まるメリットがあります。自分のライフスタイルに合った証券会社を選びましょう。
証券会社を決めたら、公式サイトから口座開設の申し込みを行います。本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)とマイナンバーが分かる書類を用意しましょう。
最近では、スマホで本人確認書類を撮影して送信する「eKYC」に対応している証券会社が多く、最短で翌営業日に口座開設が完了します。申し込み時に「NISA口座も同時に開設する」を選択することで、つみたてNISA口座も一緒に開設できます。
口座開設が完了したら、証券会社から送られてくるログイン情報を使って、マイページにアクセスします。初回ログイン後、積立設定を行う準備が整います。
口座開設が完了したら、投資する商品を選びます。初心者には、全世界株式や米国株式のインデックスファンドがおすすめです。代表的な商品には、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」があります。
商品を選んだら、毎月の積立額と積立日を設定します。多くの証券会社では、月々100円から積立が可能なので、まずは少額から始めて、慣れてきたら金額を増やすこともできます。
クレジットカード積立を利用すると、積立額に応じてポイントが貯まるため、お得に投資を続けられます。設定が完了したら、あとは自動で積立が行われるため、特に手間はかかりません。定期的に運用状況を確認しながら、長期的に投資を続けていきましょう。
つみたてNISAやひろゆき氏の発言について、よくある質問をまとめました。
疑問を解消して、安心して投資を始めましょう。
ひろゆき氏の発言自体は実際に行われたものですが、その内容は特定の文脈や条件下での意見です。氏は「海外移住を考えている人」や「円安リスクを重視する人」に向けて発言しており、すべての人に当てはまるわけではありません。
また、ひろゆき氏自身も「投資は自己責任で判断すべき」と述べており、発言を鵜呑みにするのではなく、自分のライフプランに合わせて判断することを推奨しています。つみたてNISAが向いている人も多く、一概に「やめたほうがいい」とは言えません。
投資を始めるのに「遅すぎる」ということはありません。市場のタイミングを完璧に計ることは不可能であり、「今が高値だから待つべき」と考えていると、いつまでも始められなくなります。
つみたてNISAの積立投資は、ドルコスト平均法により、高値の時も安値の時も定額で購入することで、平均取得単価を抑える効果があります。早く始めるほど複利効果が働き、長期的に有利になるため、思い立ったときが始めどきです。
つみたてNISAは、いつでも解約(売却)が可能です。iDeCoのように60歳まで引き出せないという制限はありません。ただし、短期間で売却すると、長期投資のメリットを十分に活かせなくなります。
一度売却した分の非課税枠は復活しないため、本当に必要な時以外は売却せず、長期保有することが推奨されます。急な資金需要に備えて、生活防衛資金は別に確保しておくことが重要です。
投資を始めて数年以内は、市場の変動により一時的に含み損が出ることがあります。しかし、これは長期投資では自然なことであり、慌てて売却する必要はありません。
過去のデータを見ると、15年以上の長期投資では、ほとんどのケースでプラスのリターンが得られています。含み損が出ても、積立を続けることで平均取得単価が下がり、市場が回復した時に大きな利益を得られる可能性があります。
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けましょう。
初心者におすすめの投資信託は、全世界株式や米国株式のインデックスファンドです。具体的には、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が人気です。
これらの商品は、信託報酬が低く、世界中または米国の主要企業に分散投資できるため、初心者でも安心して選べます。ただし、投資判断は自己責任で行う必要があり、自分のリスク許容度や投資目的に合わせて商品を選ぶことが重要です。
ひろゆき氏の「つみたてNISAはやめたほうがいい」という発言は、特定の文脈での意見であり、すべての人に当てはまるわけではありません。氏の発言は、海外移住を考えている人や円安リスクを重視する人に向けたアドバイスであり、日本で長期的に生活する予定の人には、つみたてNISAは有効な資産形成の手段です。
つみたてNISAは、投資で得た利益が非課税になる制度であり、長期・積立・分散投資に適しています。金融庁が認定した商品に限定されているため、投資初心者でも安心して始められます。月々100円から積立が可能で、無理のない金額で資産形成を続けられるのも大きなメリットです。
一方で、元本割れのリスクがあること、短期間ではお金が増えにくいこと、商品の選択肢が限られることなど、注意すべき点もあります。自分の投資期間、リスク許容度、ライフプランに合わせて、つみたてNISAが自分に合っているかどうかを冷静に判断することが重要です。
著名人の意見は参考にしつつも、最終的な投資判断は自分自身で行いましょう。複数の情報源から情報を集め、金融庁などの公的機関のデータや専門家の見解も確認した上で、自分に合った資産形成の方法を選ぶことが大切です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。最新の制度内容や詳細については、金融庁の公式サイトや各証券会社の公式情報をご確認ください。
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