野村證券のおすすめ商品|初心者向けの選び方とポイント

楽天証券のクレカ積立は、楽天カードで投資信託を自動購入できるサービスです。
毎月の積立でポイントが貯まるため、楽天経済圏を活用している方にとって魅力的な選択肢となっています。
しかし、ポイント還元率の仕組みや他社との違いが分かりにくく、自分に合っているか判断できない方も多いでしょう。
この記事では、楽天証券のクレカ積立の基本的な仕組みからポイント還元率、メリット・デメリット、設定方法まで詳しく解説します。
SBI証券やマネックス証券との比較も行い、あなたに最適な証券会社選びをサポートします。
目次
楽天証券のクレカ積立とは
楽天証券のクレカ積立は、楽天カードを使って投資信託を毎月自動的に購入できるサービスです。現金を証券口座に入金する手間がなく、クレジットカード決済で積立投資ができます。
クレカ積立は、楽天カードの決済機能を利用して投資信託を購入する仕組みです。毎月1日に自動的に買付が行われ、カードの引き落とし日(通常は翌月27日)に代金が口座から引き落とされます。
対象となる楽天カードは、楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードの3種類です。家族カードは利用できないため、本会員カードでの設定が必要となります。
投資信託の買付は毎月1日に実行され、買付日を自分で指定することはできません。積立金額は月100円から10万円まで、100円単位で設定できます。
楽天証券のクレカ積立では、月10万円を上限として投資信託を購入できます。この決済額に対して楽天ポイントが還元されるため、投資をしながらポイントを貯めることが可能です。
還元されたポイントは、楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払いに使えるほか、楽天証券で投資信託の購入にも利用できます。ポイント投資を活用すれば、現金を使わずに投資額を増やすこともできるでしょう。
さらに、楽天証券では投資信託の保有残高に応じてもポイントが貯まります。クレカ積立と保有ポイントの両方を活用することで、効率的にポイントを獲得できる仕組みとなっています。
楽天証券のクレカ積立で貯まるポイント還元率
楽天証券のクレカ積立では、使用する楽天カードの種類と投資信託の代行手数料によってポイント還元率が変わります。還元率の仕組みを理解することで、より効率的にポイントを貯めることができるでしょう。
楽天カードの種類によって、クレカ積立のポイント還元率は異なります。楽天カード(一般カード)の還元率は0.5%、楽天ゴールドカードも0.5%、楽天プレミアムカードは1.0%です。
例えば、楽天カードで月10万円を積立した場合、500ポイント(0.5%)が還元されます。楽天プレミアムカードなら1,000ポイント(1.0%)となり、年間で12,000ポイントの獲得が可能です。
楽天プレミアムカードの年会費は11,000円(税込)ですが、月10万円の積立を続ければ年間12,000ポイント獲得できるため、年会費以上のポイント還元を受けられる計算になります。
| カード種類 | 年会費 | 還元率 | 月10万円積立時の年間ポイント |
| 楽天カード | 無料 | 0.5% | 6,000ポイント |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.5% | 6,000ポイント |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | 12,000ポイント |
投資信託の代行手数料(販売手数料)が0.4%以上か未満かによって、ポイント還元率が変わります。代行手数料0.4%以上のファンドは上記の還元率が適用されますが、0.4%未満のファンドは還元率が下がる仕組みです。
代行手数料0.4%未満のファンドでは、楽天カード・楽天ゴールドカードの還元率は0.5%のまま変わりませんが、楽天プレミアムカードの還元率は0.75%に下がります。
人気の低コストインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズなど)の多くは代行手数料0.4%未満に該当します。低コストファンドを選ぶ場合は、ポイント還元率が下がることを理解しておきましょう。
低コストインデックスファンドを選ぶ場合、ポイント還元率が下がる可能性があります。ファンド選びの際は代行手数料も確認しましょう。
具体的な年間ポイント獲得額をシミュレーションしてみましょう。楽天カードで月5万円を積立した場合、年間で3,000ポイント(月250ポイント×12ヶ月)が貯まります。
楽天プレミアムカードで月10万円を積立すれば、年間12,000ポイントの獲得が可能です。さらに楽天キャッシュとの併用で月15万円まで積立を増やせば、年間のポイント獲得額はさらに増えます。
ポイント還元に加えて、投資信託の保有残高に応じたポイントも貯まります。楽天証券では一定の条件を満たすと、投信残高に応じて最大年率0.042%のポイントが付与されるため、長期保有でポイントが積み上がっていくでしょう。
楽天証券でクレカ積立をする5つのメリット
楽天証券のクレカ積立には、ポイント還元だけでなく、利便性や楽天経済圏との連携など、さまざまなメリットがあります。ここでは主な5つのメリットを詳しく解説します。
クレカ積立の最大のメリットは、投資信託の購入額に対して楽天ポイントが還元されることです。通常の投資では購入時にポイントは貯まりませんが、クレカ積立なら決済額の0.5%~1.0%がポイントとして戻ってきます。
貯まったポイントは楽天市場での買い物に使えるほか、楽天証券でポイント投資も可能です。ポイントを再投資に回すことで、実質的な投資元本を増やすことができるでしょう。
長期的に積立を続ければ、ポイント還元の累計額も大きくなります。10年間で数万ポイントから数十万ポイントを獲得できる可能性もあり、資産形成を後押しする効果が期待できます。
楽天ポイントは楽天市場や楽天ペイなど、日常生活で使いやすい点が大きな魅力です。
楽天証券では、クレカ積立(月10万円)に加えて楽天キャッシュ決済(月5万円)を併用できます。この2つを組み合わせることで、月15万円までポイント還元を受けながら積立投資が可能です。
楽天キャッシュは楽天カードからチャージでき、チャージ額の0.5%のポイントが貯まります。楽天キャッシュでの投資信託購入時にも0.5%のポイントが還元されるため、合計で1.0%相当のポイント還元となります。
新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を最大限活用したい場合、月10万円の積立が必要です。クレカ積立だけで上限に達するため、楽天キャッシュは特定口座やNISAの成長投資枠での積立に活用できるでしょう。
クレカ積立では、事前に証券口座へ入金する必要がありません。楽天カードの決済で自動的に投資信託が購入されるため、入金の手間を省けます。
銀行口座から証券口座への入金を忘れて積立が実行されないというトラブルも防げます。一度設定すれば、毎月自動的に積立が継続されるため、忙しい方でも無理なく投資を続けられるでしょう。
クレジットカードの引き落とし日は翌月27日のため、給料日後に余裕を持って資金を準備できます。資金繰りの計画も立てやすく、家計管理の負担も軽減されます。
楽天証券で月1回以上のポイント投資(500円以上)を行うと、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率が+0.5倍になります。楽天市場での買い物が多い方にとって、大きなメリットとなるでしょう。
クレカ積立で貯まったポイントを投資信託の購入に使えば、SPUの条件を満たすことができます。楽天経済圏を活用している方なら、投資とポイント獲得の両方で効率的に資産を増やせます。
楽天カードや楽天銀行など、他の楽天サービスと組み合わせることで、SPUの倍率をさらに高めることも可能です。楽天経済圏全体での総合的なポイント獲得戦略を立てることで、年間数万ポイントの獲得も現実的になります。
楽天証券のクレカ積立は、NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)でも利用できます。NISAの非課税メリットを受けながら、ポイント還元も得られるため、税制優遇とポイント還元の二重のメリットを享受できるでしょう。
2024年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠の年間投資上限が120万円(月10万円)に拡大されました。クレカ積立の上限月10万円と一致するため、NISA枠を最大限活用しながらポイントを貯めることができます。
NISA口座での運用益は非課税のため、長期的な資産形成において大きなメリットとなります。クレカ積立でNISA枠を埋めることで、効率的かつお得に資産を増やせる仕組みが整っています。
楽天証券のクレカ積立で気をつけたい5つのこと
楽天証券のクレカ積立にはメリットが多い一方で、いくつかの制約や注意点もあります。利用前に理解しておくべき5つのポイントを解説します。
楽天証券のクレカ積立では、買付日が毎月1日に固定されており、自分で日付を指定することはできません。他社では買付日を複数の候補から選べるケースもありますが、楽天証券では選択の余地がない点に注意が必要です。
買付日が固定されていると、相場の状況に応じた柔軟な調整ができません。ただし、長期の積立投資では買付日のタイミングによる影響は小さくなる傾向があります。
毎月1日が土日祝日の場合は翌営業日に買付が行われます。買付日が固定されていることで、設定がシンプルになるというメリットもあると言えるでしょう。
代行手数料0.4%未満のファンドでは、ポイント還元率が下がります。人気の低コストインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズ、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドなど)の多くが該当するため、実際の還元率は想定より低くなる可能性があります。
楽天プレミアムカードを使っても、低コストファンドでは還元率が1.0%から0.75%に下がります。年会費11,000円を支払ってプレミアムカードを持つ場合、還元率の低下によって年会費分のメリットが薄れることもあるでしょう。
低コストファンドは信託報酬が低く抑えられているため、長期的なコスト削減効果は大きいです。ポイント還元率が下がっても、トータルのコストパフォーマンスでは有利になるケースも多いと考えられます。
低コストファンドを選ぶ場合、ポイント還元率と信託報酬のバランスを考慮することが重要です。
楽天証券のクレカ積立では、ボーナス月に積立額を増額する設定ができません。毎月一定額での積立のみ対応しており、年2回のボーナス時に増額したい場合は別途手動で購入する必要があります。
SBI証券や他の一部証券会社では、ボーナス設定に対応しており、年2回だけ積立額を増やすことが可能です。楽天証券でボーナス分を投資したい場合は、楽天キャッシュや通常の買付を利用することになります。
ボーナス設定がないことで、年間の投資計画が立てにくいと感じる方もいるでしょう。ただし、毎月定額で積立を続けることで、ドルコスト平均法の効果を最大限に活かせるというメリットもあります。
楽天証券のクレカ積立では、家族カードを使った積立設定ができません。本会員カードのみが対象となるため、家族で複数の証券口座を持っている場合でも、それぞれが本会員カードを用意する必要があります。
配偶者や子どもの口座でクレカ積立を利用したい場合、それぞれが本会員として楽天カードを発行しなければなりません。家族カードで積立できれば管理が簡単ですが、現状では対応していない点に注意しましょう。
家族全員でクレカ積立を活用したい場合は、各自が楽天カードの本会員になる必要があります。楽天カードは年会費無料のため、複数枚発行してもコスト負担はありません。
楽天証券のクレカ積立は月1回の買付のみで、毎日積立には対応していません。通常の積立設定(銀行引き落とし)では毎日積立も選択できますが、クレカ積立では月1回に限定されています。
毎日積立は、相場の変動リスクをより細かく分散できるメリットがあります。しかし、クレカ積立では月1回の買付となるため、より細かい分散を希望する方には物足りないかもしれません。
毎日積立を希望する場合は、楽天銀行からの自動引き落としによる積立設定を利用する必要があります。ポイント還元は受けられませんが、より細かい時間分散が可能になります。
楽天証券のクレカ積立と他社を比較
楽天証券のクレカ積立を検討する際、他社との比較は欠かせません。ここでは、主要なネット証券であるSBI証券とマネックス証券と比較し、それぞれの特徴を解説します。
SBI証券では三井住友カードを使ったクレカ積立が可能で、ポイント還元率はカードの種類によって0.5%~5.0%と幅があります。三井住友カード プラチナプリファードなら5.0%の高還元率を実現できる点が大きな魅力です。
SBI証券のクレカ積立上限も月10万円で、楽天証券と同じです。ただし、SBI証券では買付日を毎月1日・10日・20日から選択できるため、楽天証券よりも柔軟性があります。
三井住友カード プラチナプリファードの年会費は33,000円(税込)と高額ですが、月10万円の積立で年間60,000ポイント獲得できるため、年会費を大きく上回るリターンが期待できます。ただし、プラチナカードの審査基準は高く、誰でも取得できるわけではありません。
| 項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
| 対応カード | 楽天カード | 三井住友カード |
| 最大還元率 | 1.0%(楽天プレミアムカード) | 5.0%(プラチナプリファード) |
| 月間上限額 | 10万円 | 10万円 |
| 買付日 | 毎月1日のみ | 1日・10日・20日から選択 |
| ボーナス設定 | 不可 | 可能 |
マネックス証券では、マネックスカードを使ったクレカ積立で一律1.1%のポイント還元を受けられます。年会費実質無料(初年度無料、年1回以上の利用で翌年も無料)で1.1%還元は、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
マネックス証券のクレカ積立上限も月10万円で、楽天証券・SBI証券と同じです。買付日は毎月24日に固定されており、楽天証券と同様に選択の余地はありません。
マネックスカードは年会費実質無料で1.1%還元のため、楽天プレミアムカードの年会費11,000円と比較するとコスト面で有利です。ただし、マネックスポイントの使い道が限定的な点には注意が必要でしょう。
| 項目 | 楽天証券 | マネックス証券 |
| 対応カード | 楽天カード | マネックスカード |
| 還元率 | 0.5%~1.0% | 1.1%(一律) |
| カード年会費 | 0円~11,000円 | 実質無料 |
| 月間上限額 | 10万円 | 10万円 |
| ポイントの使い道 | 楽天市場・楽天ペイ等 | 投資信託購入・他社ポイント交換 |
楽天証券のクレカ積立が向いているのは、楽天経済圏を積極的に活用している人です。楽天市場での買い物が多く、楽天カードや楽天銀行をすでに利用している方なら、ポイントを効率的に貯めて使える環境が整っています。
楽天ポイントは楽天市場や楽天ペイなど、日常生活で使いやすい点が大きなメリットです。SBI証券のVポイントやマネックスポイントと比較しても、使い道の豊富さでは楽天ポイントが優れていると言えるでしょう。
一方、ポイント還元率だけを重視するなら、SBI証券(プラチナプリファード)やマネックス証券の方が有利です。楽天経済圏を利用していない方や、最大限のポイント還元を求める方は、他社も検討する価値があります。
楽天証券のクレカ積立を始める3つのステップ
楽天証券でクレカ積立を始めるには、楽天カードの作成、楽天証券の口座開設、積立設定の3つのステップが必要です。それぞれの手順を詳しく解説します。
楽天証券のクレカ積立を利用するには、まず楽天カードが必要です。楽天カード公式サイトから申し込みができ、審査完了後、通常1週間程度でカードが届きます。
楽天カードは年会費無料で、入会キャンペーンで数千ポイントがもらえることが多いです。すでに楽天カードを持っている方は、このステップは不要で、すぐに楽天証券の口座開設に進めます。
楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを検討している方は、年会費とポイント還元率のバランスを考慮しましょう。月10万円の積立を継続できるなら、楽天プレミアムカードの方がトータルでお得になる可能性があります。
楽天証券の口座開設は、公式サイトから申し込みができます。本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)を用意し、オンラインで手続きを進めましょう。
口座開設時に、NISA口座の同時開設も選択できます。クレカ積立でNISA枠を活用したい方は、NISA口座も一緒に開設しておくとスムーズです。
楽天銀行の口座を持っている方は、マネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス)を設定すると、普通預金金利が優遇されるなどのメリットがあります。楽天経済圏を活用する上で、楽天銀行との連携は重要なポイントです。
楽天証券の口座開設が完了したら、クレカ積立の設定を行います。楽天証券のウェブサイトまたはスマホアプリにログインし、「投信積立」のメニューから設定を進めましょう。
積立したい投資信託を選び、積立金額(月100円~10万円)を入力します。決済方法で「楽天カードクレジット決済」を選択し、楽天カード情報を登録すれば設定完了です。
初回の買付は、設定完了の翌月1日から開始されます。設定後は毎月自動的に積立が実行されるため、特別な操作は不要です。積立金額の変更や一時停止もいつでも可能なので、ライフスタイルに合わせて柔軟に調整できるでしょう。
楽天キャッシュとの併用で月15万円まで積立する方法
楽天証券では、クレカ積立に加えて楽天キャッシュ決済を併用することで、月15万円までポイント還元を受けながら積立投資ができます。この仕組みを活用すれば、より多くの資金を効率的に運用できるでしょう。
楽天キャッシュは、楽天グループが提供する電子マネーサービスです。楽天カードからチャージして利用でき、楽天市場や楽天ペイでの支払いのほか、楽天証券での投資信託購入にも使えます。
楽天カードから楽天キャッシュへチャージする際、チャージ額の0.5%がポイント還元されます。さらに、楽天キャッシュで投資信託を購入する際にも0.5%のポイントが還元されるため、合計で1.0%相当のポイント還元となる仕組みです。
楽天キャッシュでの投資信託購入上限は月5万円です。クレカ積立の月10万円と合わせることで、月15万円までポイント還元を受けながら積立投資ができます。
楽天キャッシュとの併用設定は、楽天証券のウェブサイトまたはアプリから行います。まず、楽天カードから楽天キャッシュへのオートチャージ設定を行い、次に楽天証券で楽天キャッシュ決済の積立設定を行いましょう。
楽天カードアプリで楽天キャッシュのオートチャージを設定すると、残高が不足した際に自動的にチャージされます。チャージ上限額を設定しておけば、使いすぎを防ぐこともできます。
楽天証券の積立設定では、決済方法で「楽天キャッシュ決済」を選択し、積立金額を設定します。クレカ積立と楽天キャッシュ決済は別々に設定するため、それぞれの上限額を確認しながら設定しましょう。
クレカ積立10万円と楽天キャッシュ5万円を併用すれば、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を余裕を持って埋めることができます。さらに、特定口座や成長投資枠での積立にも活用できるため、資産形成の幅が広がるでしょう。
楽天証券のクレカ積立でNISAを活用する方法
楽天証券のクレカ積立は、NISA口座でも利用できます。NISA制度の非課税メリットとポイント還元を組み合わせることで、より効率的な資産形成が可能になります。
新NISA制度のつみたて投資枠は、年間120万円(月10万円)まで非課税で投資できる枠です。楽天証券のクレカ積立上限が月10万円のため、つみたて投資枠を最大限活用しながらポイント還元も受けられます。
つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみです。楽天証券では約200本のつみたてNISA対象ファンドを取り扱っており、低コストのインデックスファンドを中心に選択できます。
クレカ積立でつみたて投資枠を埋めることで、年間で6,000ポイント~12,000ポイント(カードの種類による)を獲得しながら、運用益が非課税になるメリットを享受できます。長期的な資産形成において、大きなアドバンテージとなるでしょう。
クレカ積立とNISAの組み合わせは、税制優遇とポイント還元の二重のメリットを得られる効率的な資産形成方法です。
新NISAの成長投資枠は、年間240万円まで投資できる枠で、投資信託だけでなく個別株やETFも購入できます。クレカ積立は成長投資枠でも利用可能で、つみたて投資枠と併用できます。
つみたて投資枠で月10万円をクレカ積立に設定している場合、成長投資枠では楽天キャッシュ決済や通常の買付を利用することになります。クレカ積立の上限は口座全体で月10万円のため、つみたて投資枠と成長投資枠で分けて設定することはできません。
成長投資枠は投資対象が広いため、アクティブファンドや個別株にも投資したい方に適しています。クレカ積立をつみたて投資枠に集中させ、成長投資枠は別の方法で活用するという戦略も有効でしょう。
クレカ積立におすすめの証券会社3社
クレカ積立を提供している主要なネット証券の中から、特におすすめの3社を紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は口座数約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です。三井住友カードを使ったクレカ積立では、カードの種類によって0.5%~5.0%のポイント還元を受けられます。
三井住友カード プラチナプリファードを利用すれば5.0%の高還元率を実現でき、月10万円の積立で年間60,000ポイント獲得できます。年会費33,000円を大きく上回るリターンが期待できるため、高額積立を予定している方に特におすすめです。
SBI証券では買付日を1日・10日・20日から選択できるほか、ボーナス設定にも対応しています。柔軟な積立設定ができる点も大きな魅力と言えるでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天グループの一員で、楽天市場や楽天カードとの連携が強みです。楽天カードでのクレカ積立では0.5%~1.0%のポイント還元があり、貯まったポイントは楽天市場や楽天ペイで使えます。
楽天ポイントの使い道が豊富で、日常生活で使いやすい点が大きなメリットです。楽天経済圏を活用している方なら、ポイントを効率的に貯めて使える環境が整っています。
楽天キャッシュとの併用で月15万円まで積立できる点も魅力です。新NISAのつみたて投資枠を最大限活用したい方や、楽天サービスを日常的に利用している方に特におすすめできます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、マネックスカードを使ったクレカ積立で一律1.1%のポイント還元を受けられます。年会費実質無料(初年度無料、年1回以上の利用で翌年も無料)で1.1%還元は、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
マネックスポイントは投資信託の購入に使えるほか、dポイントやAmazonギフト券などに交換できます。楽天ポイントほど使い道は多くありませんが、投資に再利用しやすい点がメリットです。
年会費をかけずに高還元率を求める方や、特定のポイント経済圏にこだわらない方にとって、マネックス証券は魅力的な選択肢となるでしょう。
楽天証券のクレカ積立では、家族カードは利用できません。本会員カードのみが対象となるため、家族で複数の証券口座を持っている場合でも、それぞれが本会員カードを用意する必要があります。
配偶者や子どもの口座でクレカ積立を利用したい場合は、それぞれが楽天カードの本会員として申し込む必要があります。楽天カードは年会費無料のため、複数枚発行してもコスト負担はありません。
楽天証券のクレカ積立では、過去にポイント還元率の変更がありました。2022年9月以降、代行手数料0.4%未満のファンドでは還元率が下がる仕組みが導入されています。
人気の低コストインデックスファンドの多くが該当するため、実質的な還元率低下と感じる方も多いでしょう。ただし、低コストファンドは信託報酬が低いため、長期的なコストパフォーマンスでは有利になるケースも多いです。
楽天証券のクレカ積立では、買付日は毎月1日(土日祝日の場合は翌営業日)です。クレジットカードの引き落とし日は、楽天カードの通常の引き落とし日と同じで、翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)となります。
例えば、1月1日に買付された投資信託の代金は、2月27日に銀行口座から引き落とされます。買付から引き落としまで約2ヶ月の猶予があるため、資金繰りの計画が立てやすいでしょう。
楽天証券のクレカ積立で購入した投資信託は、買付後すぐに売却することも可能です。ただし、ポイント目的で積立と売却を繰り返す行為は、利用規約違反となる可能性があります。
投資信託は長期保有を前提とした商品です。短期的な売買を繰り返すと、税金や手数料の負担が増えるだけでなく、長期投資のメリットを享受できません。クレカ積立は長期的な資産形成を目的として利用することをおすすめします。
楽天証券のクレカ積立は、楽天カードで投資信託を自動購入でき、月10万円まで積立可能なサービスです。決済額に対して0.5%~1.0%の楽天ポイントが還元され、楽天経済圏を活用している方にとって魅力的な選択肢となっています。
メリットとしては、ポイント還元を受けながら投資できること、楽天キャッシュとの併用で月15万円まで積立できること、NISA口座でも利用できることが挙げられます。一方、買付日を指定できない、低コストファンドの還元率が低い、ボーナス設定ができないなどの注意点もあります。
他社と比較すると、SBI証券は最大5.0%の高還元率、マネックス証券は年会費実質無料で1.1%還元という特徴があります。楽天証券が向いているのは、楽天市場や楽天サービスを日常的に利用し、楽天ポイントを効率的に貯めたい方です。
クレカ積立を始めるには、楽天カードの作成、楽天証券の口座開設、積立設定の3ステップが必要です。楽天キャッシュとの併用やNISA口座の活用も検討し、自分に合った資産形成戦略を立てましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天証券公式サイトでご確認ください。
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