米国株投資におすすめのネット証券|選び方と始め方ガイド

マネックス証券で投資信託を始めたいけれど、他の証券会社と比べてどうなのか気になっていませんか。
新NISAがスタートし、投資信託での資産形成を考える人が増えていますが、証券会社選びで迷う方は少なくありません。
マネックス証券は、クレカ積立で業界最高水準の1.1%ポイント還元を実現し、約1,800本の投資信託を取り扱っています。
100円から始められる少額投資や、独自の資産管理ツール「MONEX VIEW」など、初心者から中級者まで使いやすい環境が整っているのが特徴です。
この記事では、マネックス証券の投資信託サービスの特徴、メリット・デメリット、他社との比較、おすすめ商品まで、投資判断に必要な情報を詳しく解説します。
実際の口座開設から購入手順、ペルソナ別の活用プランも紹介しますので、ご自身に合った投資方法が見つかるはずです。
目次
マネックス証券の投資信託とは
マネックス証券は、約1,800本の投資信託を取り扱うネット証券です。100円から投資を始められる手軽さと、クレジットカード積立で業界最高水準のポイント還元を受けられる点が大きな魅力となっています。
新NISAやiDeCoにも対応しており、長期的な資産形成をサポートする環境が整っています。
マネックス証券では、約1,800本の投資信託を取り扱っています。この中には、人気の高いeMAXIS Slimシリーズや、SBI・Vシリーズといった低コストのインデックスファンドが含まれています。
つみたて投資枠の対象となる投資信託は約217本で、初心者でも選びやすい定番商品が揃っています。
マネックス証券の投資信託ラインナップ
米国株式や全世界株式のインデックスファンドが豊富
マネックス独自の「マネックス資産設計ファンド」シリーズも提供
国内外の株式・債券・REIT・バランス型など幅広い資産クラスをカバー
特に米国株式や全世界株式のインデックスファンドは種類が豊富で、S&P500に連動するファンドだけでも複数の選択肢があります。投資信託の検索機能も充実しており、信託報酬や運用実績で絞り込むことができます。
マネックス証券では、投資信託の購入時手数料はすべて無料(ノーロード)です。これは初心者にとって大きなメリットで、購入時のコストを気にせず投資を始められます。
一方、信託報酬は投資信託を保有している間、継続的にかかるコストです。信託報酬は年率で表示され、たとえば年率0.1%の場合、100万円の投資信託を保有していると年間1,000円のコストがかかります。
低コストのインデックスファンドでは信託報酬が年率0.1%未満の商品も多く、長期投資ではこのコスト差が運用成績に大きく影響します。
この費用は毎日少しずつ差し引かれるため、日々の基準価額に反映されています。マネックス証券では、信託報酬の低い商品を検索しやすい機能が用意されているので、コストを意識した商品選びができます。
マネックス証券では、投資信託を100円から購入できます。これは「投資は大きな資金が必要」というイメージを覆し、誰でも気軽に資産形成を始められる仕組みです。
月々の積立投資も100円から設定できるため、まずは少額で投資の感覚をつかみたい方や、複数の投資信託に分散投資したい方にも適しています。たとえば、月1万円の予算があれば、複数のファンドに分けて投資することで、より細かい分散投資が可能になります。
マネックス証券は、2024年から始まった新NISA制度に完全対応しています。つみたて投資枠では約217本、成長投資枠では約1,800本の投資信託を選ぶことができます。
新NISAでは、年間のつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計で年間360万円まで非課税で投資できます。非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)で、非課税保有期間は無期限です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)にも対応しており、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税で受け取れます。マネックス証券のiDeCoでは、低コストのインデックスファンドを中心に商品ラインナップが揃っています。
マネックス証券で投資信託を選ぶ5つのメリット
マネックス証券で投資信託を運用する最大のメリットは、クレカ積立での高還元率と豊富な商品ラインナップです。ここでは、他社と比較して優れている5つのポイントを詳しく解説します。
マネックス証券の最大の魅力は、クレジットカード積立で1.1%のポイント還元を受けられる点です。これは主要ネット証券の中でも最高水準の還元率で、長期的な資産形成において大きなメリットとなります。
たとえば、毎月5万円を積立投資した場合、年間で6,600円相当のポイントが貯まります(月5万円×12ヶ月×1.1%=6,600円)。10年間続ければ66,000円、20年間では132,000円と、決して無視できない金額になります。
このポイントは投資信託の購入にも使えるため、複利効果を高めることができます。
マネックスカードは、マネックス証券が発行するクレジットカードで、投資信託の積立に利用すると1.1%のマネックスポイントが還元されます。年会費は初年度無料、2年目以降も年1回以上のカード利用で無料となるため、実質無料で保有できます。
マネックスポイントは、1ポイント=1円として投資信託の購入に充てられるほか、Amazonギフト券やdポイント、Tポイントなどに交換することもできます。投資と日常生活の両方でポイントを活用できる点が便利です。
マネックス証券では、dカードでも投資信託の積立ができます。dカードの場合、還元率は0.5%となりマネックスカードよりは低くなりますが、すでにdカードを保有している方は新たにカードを作る必要がありません。
dポイントは、ドコモのサービスやd払い加盟店で幅広く利用できるため、使い道に困ることは少ないでしょう。ただし、ポイント還元率を重視するなら、マネックスカードの発行を検討する価値があります。
マネックス証券では、投資信託を保有しているだけで毎月ポイントが貯まります。保有残高に応じて最大0.08%の年率でマネックスポイントが付与される仕組みです。
たとえば、100万円分の投資信託を保有していると、年間で最大800円相当のポイントが貯まります。この保有ポイントは、クレカ積立のポイントとは別に付与されるため、積立と保有の両方でポイントを獲得できます。
長期保有を前提とする投資信託では、この保有ポイントが積み重なって無視できない金額になります。
マネックス証券では約1,800本の投資信託を取り扱っており、初心者向けの定番商品から上級者向けの専門的なファンドまで幅広く揃っています。つみたて投資枠の対象商品も約217本あり、長期・積立・分散投資に適した商品を選びやすい環境です。
低コストインデックスファンドが充実
eMAXIS Slimシリーズ
SBI・Vシリーズ
ニッセイシリーズ
特に、低コストのインデックスファンドは充実しており、人気の高いファンドがすべて揃っています。また、アクティブファンドやバランス型ファンドの選択肢も豊富で、自分の投資スタイルに合わせた商品選びができます。
マネックス証券では、「マネックス資産設計ファンド」シリーズなど、他社では購入できない独自のファンドを提供しています。これらのファンドは、マネックス証券が厳選した運用会社と協力して設計されたもので、独自の投資戦略や低コスト設計が特徴です。
独自ファンドの中には、特定のテーマに特化したものや、複数の資産クラスをバランスよく組み合わせたものがあります。他社にはない選択肢として、ポートフォリオに組み入れることで、より個性的な資産運用が可能になります。
独自ファンドは運用実績が短い場合もあるため、信託報酬や過去のパフォーマンスをしっかり確認してから投資することが大切です。
マネックス証券では、「MONEX VIEW」という資産管理ツールを無料で利用できます。このツールは、保有している投資信託や株式の状況を一目で把握でき、資産全体のバランスや運用状況を視覚的に確認できます。
MONEX VIEWの主な機能
資産の推移をグラフで表示
ポートフォリオの配分を円グラフで確認
目標金額設定とシミュレーション機能
スマートフォンアプリからも利用できるため、外出先でも手軽に資産状況をチェックできます。投資初心者でも直感的に操作できるデザインで、資産管理の習慣を身につけやすいツールです。
マネックス証券の投資信託で気をつけたいデメリット
マネックス証券には多くのメリットがある一方で、いくつか注意すべき点もあります。投資判断をする前に、デメリットも正直に理解しておくことが大切です。
マネックス証券の国内株式の取引手数料は、SBI証券や楽天証券と比較するとやや高めです。現物取引の手数料は55円~1,070円(税込)、信用取引は99円~385円(税込)となっており、他社が手数料無料化を進める中では競争力が劣ります。
投資信託の積立投資がメインであれば問題ありませんが、国内株式の売買も頻繁に行いたい場合は、手数料負担が大きくなる可能性があります。
投資信託と国内株式を組み合わせた運用を考えている方は、この点を考慮する必要があります。
マネックス証券では、マネックスポイントやdポイントは貯まりますが、楽天ポイントには対応していません。普段から楽天経済圏を活用している方にとっては、ポイントの使い勝手が悪く感じられるかもしれません。
楽天ポイントを投資に活用したい場合は、楽天証券を選ぶ方が効率的です。ただし、マネックス証券のクレカ積立の還元率1.1%は楽天証券の最大1.0%を上回るため、還元率を重視するならマネックス証券の方が有利です。
マネックス証券のつみたて投資枠対象商品は約217本で、SBI証券の約271本や楽天証券の約200本と比較すると中程度の水準です。定番の低コストインデックスファンドは揃っているものの、選択肢の幅という点では若干劣ります。
初心者が選ぶ定番商品(eMAXIS Slim米国株式、全世界株式など)は問題なく揃っているため、実用上は大きな問題にはなりません。ただし、特定のテーマ型ファンドやニッチな商品を探している場合は、取扱がない可能性もあります。
マネックス証券と他社の投資信託を比較
マネックス証券を選ぶべきか、それともSBI証券や楽天証券の方が良いのか。ここでは、主要な比較ポイントを具体的に見ていきます。
投資信託の取扱本数は、証券会社選びの重要な指標です。選択肢が多いほど、自分の投資スタイルに合った商品を見つけやすくなります。
| 証券会社 | 投資信託取扱本数 | つみたて投資枠対象本数 |
| SBI証券 | 約2,600本 | 約271本 |
| 楽天証券 | 約2,550本 | 約200本 |
| マネックス証券 | 約1,800本 | 約217本 |
SBI証券と楽天証券は取扱本数で優位に立っていますが、マネックス証券も主要な商品は網羅しています。初心者が選ぶ定番のインデックスファンドはすべて揃っているため、実用上は大きな差にはなりません。
クレジットカード積立のポイント還元率は、長期投資において無視できない差を生みます。毎月の積立額が大きいほど、還元率の差が運用成績に影響します。
| 証券会社 | 対応カード | 還元率 | 年間上限額 |
| マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% | 月5万円 |
| マネックス証券 | dカード | 0.5% | 月5万円 |
| SBI証券 | 三井住友カード(プラチナプリファード) | 5.0% | 月10万円 |
| SBI証券 | 三井住友カード(ゴールド) | 1.0% | 月10万円 |
| SBI証券 | 三井住友カード(一般) | 0.5% | 月10万円 |
| 楽天証券 | 楽天プレミアムカード | 1.0% | 月10万円 |
| 楽天証券 | 楽天カード(一般) | 0.5%~1.0% | 月10万円 |
マネックス証券のマネックスカードは、年会費実質無料で1.1%の還元率を実現しており、コストパフォーマンスに優れています。
SBI証券のプラチナプリファードは5.0%と高還元ですが、年会費が33,000円(税込)かかるため、積立額が大きくない場合は元を取りにくい点に注意が必要です。
つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が定めた基準を満たした長期・積立・分散投資に適した投資信託です。この対象本数が多いほど、選択肢が広がります。
| 証券会社 | つみたて投資枠対象本数 | 主な特徴 |
| SBI証券 | 約271本 | 最多の選択肢 |
| マネックス証券 | 約217本 | 定番商品は網羅 |
| 楽天証券 | 約200本 | 楽天ポイントで購入可能 |
SBI証券が最多ですが、マネックス証券と楽天証券も主要な商品は揃っています。初心者が選ぶべき低コストインデックスファンドはすべての証券会社で取り扱っているため、この点での差は限定的です。
資産管理ツールは、日々の運用状況を把握し、長期的な計画を立てるために重要です。各社とも独自のツールを提供していますが、使いやすさには差があります。
マネックス証券の「MONEX VIEW」は、シンプルで直感的なデザインが特徴です。資産の推移をグラフで表示し、ポートフォリオのバランスを一目で確認できます。スマートフォンアプリでも利用でき、外出先でも手軽にチェックできます。
SBI証券の「SBI証券アプリ」は、多機能で詳細な分析ができる反面、初心者には少し複雑に感じられるかもしれません。楽天証券の「iSPEED」は、株式取引に強みがありますが、投資信託の管理機能はシンプルです。
初心者にとっては、マネックス証券のMONEX VIEWが最も使いやすいと言えます。一方、詳細な分析や複雑な取引を行いたい中級者以上には、SBI証券のツールが適しています。
マネックス証券でおすすめの投資信託7本
マネックス証券で取り扱う約1,800本の投資信託の中から、初心者でも安心して選べる7本を厳選しました。低コストで長期投資に適した商品を中心に紹介します。
米国株式市場の代表的な指数であるS&P500に連動するファンドは、長期投資の定番です。米国の主要500社に分散投資できるため、個別銘柄のリスクを抑えながら米国経済の成長を享受できます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、信託報酬が年率0.09372%以内と業界最低水準のコストで運用できるファンドです。純資産総額も5兆円を超えており、安定した運用が期待できます。
つみたて投資枠の対象商品でもあり、長期・積立・分散投資に最適です。米国株式に投資したい初心者におすすめのファンドです。
つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)は、信託報酬が年率0.0938%以内と、eMAXIS Slimと同水準の低コストファンドです。運用会社のブラックロックは世界最大級の資産運用会社で、信頼性の高い運用が期待できます。
eMAXIS Slimとの違いは運用会社とファンドの規模ですが、どちらを選んでもコスト面では大きな差はありません。好みで選んで問題ないでしょう。
全世界株式インデックスファンドは、日本を含む世界中の株式市場に分散投資できるファンドです。地域分散を重視したい方や、米国だけでなく新興国にも投資したい方に適しています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、約3,000銘柄に分散投資できるファンドです。信託報酬は年率0.05775%以内と非常に低く、長期投資に最適です。
「オルカン」の愛称で親しまれ、つみたて投資枠でも人気の高いファンドです。世界経済全体の成長を取り込みたい方におすすめです。
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガード社のETFを通じて全世界株式に投資するファンドです。信託報酬は年率0.1338%程度で、eMAXIS Slimよりはやや高めですが、十分に低コストです。
バンガード社は低コスト運用のパイオニアとして知られており、長期的な信頼性があります。eMAXIS Slimとの違いは運用手法ですが、どちらも優れた選択肢です。
バランス型ファンドは、株式と債券を組み合わせた商品で、リスクを抑えながら安定したリターンを目指します。株式100%では値動きが大きすぎると感じる方や、リスク許容度が低い方に適しています。
代表的なバランス型ファンドとしては、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」があります。国内外の株式・債券・REITに8分の1ずつ均等に投資する商品で、信託報酬は年率0.143%以内と低コストです。
バランス型ファンドは、自動的にリバランス(資産配分の調整)を行ってくれるため、初心者でも手間をかけずに分散投資ができます。
ただし、株式100%のファンドと比べるとリターンは控えめになる傾向があります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券では、他社では購入できない独自のファンドも提供しています。これらのファンドは、マネックス証券が厳選した運用会社と協力して設計されたもので、独自の投資戦略や特徴を持っています。
マネックス資産設計ファンドは、複数の資産クラスをバランスよく組み合わせた商品です。株式、債券、REITなどに分散投資し、リスクを抑えながら安定したリターンを目指します。
信託報酬は年率0.3%程度で、バランス型ファンドとしては標準的なコスト水準です。マネックス証券の独自ファンドとして、他社にはない選択肢を提供しています。
マネックス証券では、マネックス資産設計ファンド以外にも、特定のテーマに特化した独自ファンドを提供しています。これらのファンドは、運用実績が短い場合もあるため、信託報酬や過去のパフォーマンスをしっかり確認してから投資することが大切です。
投資信託を選ぶ際には、信託報酬と運用実績の2つを必ず確認しましょう。信託報酬は保有期間中ずっとかかるコストで、長期投資では大きな差になります。年率0.1%以下の低コストファンドを選ぶのが基本です。
運用実績は、過去のリターンを確認することで、そのファンドがどの程度のパフォーマンスを上げてきたかを知ることができます。ただし、過去の実績が将来を保証するものではないため、あくまで参考情報として捉えることが重要です。
純資産総額が大きいファンドは、多くの投資家から支持されている証拠でもあり、運用の安定性が期待できます。純資産総額が100億円以上のファンドを選ぶと安心です。
マネックス証券で投資信託を始める手順
マネックス証券で投資信託を始めるには、口座開設から購入までいくつかのステップがあります。ここでは、実際の操作手順を詳しく解説します。
マネックス証券の口座開設は、オンラインで完結します。スマートフォンやパソコンから申し込みができ、最短2営業日で取引を始められます。
口座の種類は、「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」の3つから選びます。初心者には、確定申告が不要な「特定口座(源泉徴収あり)」がおすすめです。
NISA口座を開設する場合は、同時に申し込むことができます。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、他社でNISA口座を持っている場合は、移管手続きが必要です。
スポット購入とは、好きなタイミングで一度に投資信託を購入する方法です。まとまった資金がある場合や、相場の状況を見ながら投資したい場合に利用します。
注文が受け付けられると、翌営業日の基準価額で購入が確定します。購入完了後、保有状況はマイページの「保有資産」から確認できます。
積立投資は、毎月決まった日に自動的に投資信託を購入する方法です。長期・積立・分散投資の基本であり、ドルコスト平均法の効果を得られます。
積立設定を変更したい場合は、「積立設定一覧」から該当するファンドを選び、「変更」ボタンをクリックします。積立金額や積立日を変更できます。積立を一時停止したい場合は、「停止」ボタンをクリックします。積立を完全に解除する場合は、「解除」ボタンをクリックします。
積立設定の変更や解除は、いつでも無料で行えます。生活環境の変化や相場の状況に応じて、柔軟に調整できます。
クレジットカード積立を利用すると、毎月自動的にクレジットカードで投資信託を購入し、ポイント還元を受けられます。マネックス証券では、マネックスカードまたはdカードでクレカ積立ができます。
クレカ積立の設定が完了すると、毎月指定した日にクレジットカードで引き落としが行われ、投資信託が購入されます。ポイントは翌月以降に付与されます。
クレカ積立の変更や解除も、通常の積立設定と同様に「積立設定一覧」から行えます。ただし、クレジットカードの変更は、一度解除してから再設定する必要があります。
投資の目的や経験、資金力によって、最適な活用方法は異なります。ここでは、3つのペルソナ別に具体的な活用プランを提案します。
投資未経験の方は、まず新NISAのつみたて投資枠で月1万円から始めることをおすすめします。マネックス証券なら、100円から投資を始められるため、少額でリスクを抑えながら投資の感覚をつかめます。
この2つのファンドに分散することで、米国株式と全世界株式の両方に投資でき、リスクを分散できます。クレカ積立を利用すれば、月1万円の積立で年間1,320円相当のポイントが貯まります。このポイントを再投資に回すことで、複利効果を高められます。
投資未経験者は、まず3ヶ月~6ヶ月間、相場の値動きを観察しながら投資に慣れることが大切です。慣れてきたら、積立金額を徐々に増やしていくと良いでしょう。
つみたてNISAの経験がある投資初心者は、新NISAのつみたて投資枠を最大限活用し、月5万円の積立投資を目指しましょう。マネックス証券のクレカ積立の上限は月5万円なので、全額クレカ積立にすることで年間6,600円相当のポイントを獲得できます。
株式ファンドとバランス型ファンドを組み合わせることで、リスクを抑えながらリターンを狙えます。月5万円を年間で積立てると60万円、10年間で600万円、20年間で1,200万円の投資元本になります。年平均5%のリターンを想定すると、20年後には約2,000万円以上の資産形成が期待できます。
投資初心者は、相場の下落局面でも積立を継続することが重要です。ドルコスト平均法の効果を得るためには、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
投資経験のある中級者は、投資信託だけでなく米国株式との組み合わせで総合的な運用を行うと効果的です。マネックス証券は米国株式の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、個別株投資にも適しています。
投資信託と個別株を組み合わせることで、分散投資の効果を保ちながら、高成長企業への集中投資も可能になります。
ただし、個別株投資はリスクが高いため、ポートフォリオ全体の20~30%程度に抑えることをおすすめします。
投資信託の運用で知っておきたい5つのポイント
投資信託を購入した後も、運用中にはいくつかの重要なポイントがあります。ここでは、長期的な資産形成を成功させるために知っておきたい5つのポイントを解説します。
投資信託の分配金には、「受取型」と「再投資型」の2つの受取方法があります。受取型は、分配金が現金として口座に振り込まれます。再投資型は、分配金が自動的に同じ投資信託の購入に充てられます。
長期的な資産形成を目指す場合は、再投資型を選ぶことをおすすめします。再投資型では、分配金が再び投資に回されるため、複利効果を得られます。
複利効果とは、利益がさらに利益を生む仕組みで、長期投資では大きな差になります。ただし、分配金を生活費に充てたい場合や、定期的な収入が必要な場合は、受取型を選ぶこともあります。ご自身の投資目的に合わせて選択しましょう。
投資信託を売却する際は、マイページの「保有資産」から売却したいファンドを選び、「売却」ボタンをクリックします。売却口数または売却金額を入力し、注文を確定します。売却代金は、通常3~5営業日後に口座に入金されます。
投資信託の売却益には、20.315%の税金がかかります。特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、自動的に税金が差し引かれるため、確定申告は不要です。NISA口座で保有している投資信託は、売却益が非課税になります。
売却のタイミングは、投資目的や資金の必要性に応じて判断します。短期的な相場の変動で売却するのではなく、長期的な視点で判断することが大切です。
投資信託の価格は日々変動するため、一時的に含み損が出ることは珍しくありません。含み損が出たときに慌てて売却するのは、最も避けるべき行動です。
長期・積立・分散投資では、短期的な価格変動は気にせず、積立を継続することが重要です。相場が下落したときこそ、同じ金額でより多くの口数を購入できるため、ドルコスト平均法の効果を得られます。
含み損が出たときは、投資信託の基本的な投資方針や運用状況を確認し、問題がなければ保有を継続します。もし、投資信託の運用方針が変わったり、信託報酬が大幅に上昇したりした場合は、売却を検討することもあります。
投資信託は長期投資を前提とした商品です。10年、20年といった長期的な視点で、焦らず運用を続けることが成功の鍵です。
特定口座には、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。源泉徴収ありを選ぶと、証券会社が自動的に税金を計算して納付してくれるため、確定申告が不要です。源泉徴収なしを選ぶと、自分で確定申告を行う必要があります。
初心者には、源泉徴収ありがおすすめです。確定申告の手間が省けるため、投資に専念できます。ただし、年間の利益が20万円以下で確定申告が不要な場合や、損失を翌年に繰り越したい場合は、源泉徴収なしを選ぶこともあります。
特定口座の種類は、口座開設時に選択しますが、後から変更することもできます。ご自身の投資状況や税金の知識に応じて、適切な口座を選びましょう。
新NISAでは、年間のつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。この枠を使い切ることで、非課税のメリットを最大限活用できます。
年末にNISA枠が余っている場合は、スポット購入で一括投資することもできます。ただし、一括投資は相場のタイミングに左右されやすいため、積立投資と組み合わせてリスクを分散することをおすすめします。
NISA口座では年末調整は不要です。NISA口座で得た利益は非課税のため、確定申告や年末調整の対象にはなりません。特定口座や一般口座で投資している場合のみ、税金の手続きが必要になります。
マネックスポイントは、投資信託の購入に充てられるほか、Amazonギフト券、dポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できます。1ポイント=1円相当として利用でき、交換手数料は無料です。投資信託の購入に使えば、複利効果を高められるため、長期投資ではおすすめの使い道です。
他社で保有している投資信託や株式は、マネックス証券に移管することができます。移管手続きは、マネックス証券のマイページから申し込みができます。移管には通常2~4週間程度かかり、移管元の証券会社によっては手数料がかかる場合があります。NISA口座の移管も可能ですが、年単位での移管となるため、タイミングに注意が必要です。
投資信託には、信託報酬以外にも「売買委託手数料」「監査報酬」「その他費用」がかかります。これらは運用報告書に記載されており、基準価額に反映されています。また、売却時には「信託財産留保額」がかかる場合もありますが、多くのインデックスファンドでは無料です。これらのコストは目論見書で確認できます。
マネックス証券が倒産した場合でも、投資信託は保護されます。投資信託は信託銀行で分別管理されているため、証券会社の資産とは別に保管されています。また、日本投資者保護基金に加入しているため、万が一の場合でも1人あたり1,000万円まで補償されます。
複数の証券口座を使い分けることで、各社の強みを活かした運用ができます。たとえば、マネックス証券でクレカ積立のポイント還元を受けながら、SBI証券でIPO投資を行うといった使い分けが可能です。ただし、口座が増えると管理が煩雑になるため、初心者はまず1つの証券会社で慣れることをおすすめします。
特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、基本的に確定申告は不要です。ただし、複数の証券口座で損益通算をしたい場合や、損失を翌年に繰り越したい場合は、確定申告が必要です。また、特定口座(源泉徴収なし)や一般口座を利用している場合で、年間の利益が20万円を超える場合は確定申告が必要になります。
為替ヘッジとは、為替変動のリスクを抑える仕組みです。為替ヘッジありのファンドは、為替の影響を受けにくい一方、ヘッジコストがかかるため信託報酬が高くなります。為替ヘッジなしのファンドは、為替変動の影響を受けますが、長期投資では為替リスクも分散されるため、為替ヘッジなしを選ぶのが一般的です。
マネックス証券の投資信託は、クレカ積立で業界最高水準の1.1%ポイント還元を実現し、約1,800本の豊富な商品ラインナップを取り揃えています。100円から始められる少額投資や、MONEX VIEWなどの充実した資産管理ツールにより、初心者から中級者まで使いやすい環境が整っています。
新NISAにも完全対応しており、つみたて投資枠で約217本、成長投資枠で約1,800本の投資信託を選べます。SBI証券や楽天証券と比較すると、取扱本数ではやや劣りますが、ポイント還元率では優位に立っています。
国内株式の取引手数料がやや高めな点や、楽天ポイントに非対応な点はデメリットですが、投資信託の積立投資を中心に考えるなら十分に魅力的な選択肢です。
おすすめの投資信託としては、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)といった低コストのインデックスファンドが挙げられます。これらのファンドは信託報酬が年率0.1%未満と非常に低く、長期投資に最適です。
投資を始める際は、まず口座開設を行い、少額から積立投資をスタートすることをおすすめします。クレカ積立を活用すれば、毎月自動的に投資信託を購入しながらポイントも貯まるため、効率的な資産形成が可能です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。投資信託の価格は日々変動し、購入時の金額を下回る可能性があることをご理解ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重にご検討ください。詳しくは、マネックス証券の公式サイトや、専門家にご相談されることをおすすめします。
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