SBI証券の取引パスワードとは?設定と再発行の方法

SBI証券のアプリを使ってみたいけれど、どんな機能があるのか、使いこなせるか不安に感じていませんか。
スマホで株取引を始めたい方にとって、アプリの使いやすさや機能の充実度は証券会社選びの重要なポイントです。
SBI証券アプリは国内最大級の口座数を誇るSBI証券が提供する取引アプリで、豊富な機能と使いやすさを両立しています。
この記事では、SBI証券アプリの基本機能から実際の使い方、他社アプリとの比較まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
アプリを使いこなすことで、いつでもどこでも投資のチャンスを逃さず、効率的な資産運用が可能になります。
目次
SBI証券アプリとは
SBI証券アプリは、SBI証券が提供するスマートフォン向けの総合取引アプリです。国内株式・投資信託・米国株式など幅広い金融商品の取引に対応し、約1,500万口座を持つSBI証券の利用者が活用しています。
アプリ一つで口座管理から注文、情報収集まで完結できるため、外出先でも投資のチャンスを逃しません。初心者から経験者まで、それぞれのレベルに合わせた使い方ができる設計になっています。
SBI証券アプリは、iOS(iPhone・iPad)とAndroidの両方に対応しています。App StoreとGoogle Playから無料でダウンロードでき、SBI証券の口座を持っていればすぐに利用開始できます。
対応OSはiOS 14.0以降、Android 8.0以降で、比較的新しいスマートフォンであれば問題なく動作します。アプリの容量は約100MB程度で、ストレージを圧迫しない軽量設計です。
ログインはユーザーネームとパスワードに加え、生体認証(指紋認証・顔認証)にも対応しており、セキュリティと利便性を両立しています。
SBI証券アプリには、投資に必要な機能が網羅されています。株式の現物取引・信用取引はもちろん、投資信託の購入・売却、NISA口座での取引にも対応しています。
SBI証券アプリの主な機能
銘柄検索・スクリーニング機能
豊富なテクニカル指標を搭載したチャート機能
リアルタイム株価表示とアラート通知
決算情報・ニュース配信
保有銘柄の損益管理
銘柄検索機能では、キーワード検索のほか、ランキングや条件検索(スクリーニング)で自分に合った銘柄を探せます。チャート機能は豊富なテクニカル指標を搭載し、本格的な分析が可能です。
リアルタイム株価表示、決算情報・ニュース配信、保有銘柄の損益管理、アラート通知など、投資判断に必要な情報をすべてアプリ内で確認できます。米国株取引は専用アプリ「SBI証券 米国株アプリ」が別途用意されています。
SBI証券アプリは、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・Androidタブレットで利用できます。タブレット端末では画面が大きいため、チャート分析や情報収集がより快適に行えます。
推奨環境としては、安定したインターネット接続(Wi-Fiまたは4G/5G回線)が必要です。取引時は通信が途切れないよう、電波状況の良い場所で操作することをおすすめします。
アプリは定期的にアップデートされ、新機能の追加やセキュリティ強化が行われています。最新版を使用することで、より快適で安全な取引環境が保たれます。
SBI証券アプリの5つのメリット
SBI証券アプリには、他社アプリと比較しても優れた特徴が数多くあります。ここでは、特に注目すべき5つのメリットを詳しく解説します。
手数料無料での取引、充実した銘柄検索機能、高度なチャート分析ツール、リアルタイム通知、豊富な情報配信が、SBI証券アプリの主な強みです。
SBI証券では、国内株式の現物取引・信用取引が原則無料となっています。アプリからの注文も同様に手数料無料で利用でき、取引コストを気にせず売買できます。
従来は取引ごとに数十円から数百円の手数料がかかっていましたが、手数料無料化により、少額投資や頻繁な売買でも利益を圧迫しません。特にデイトレードや短期売買を行う方にとって、大きなメリットとなります。
一部のETFやREITの信用取引には手数料がかかる場合があります。また、米国株取引は別途手数料体系が設定されているため、取引前に確認が必要です。
SBI証券アプリには、投資したい銘柄を効率的に探すための検索機能が充実しています。銘柄名や銘柄コードでの直接検索はもちろん、条件を指定したスクリーニング機能も利用できます。
スクリーニングでは、時価総額・PER・PBR・配当利回り・売買代金など、様々な指標で銘柄を絞り込めます。「割安株を探したい」「高配当株に投資したい」といった目的に応じて、自分に合った銘柄を見つけられます。
さらに、値上がり率ランキング・出来高ランキング・株主優待人気ランキングなど、多彩なランキング機能も搭載されています。市場で注目されている銘柄や、人気の株主優待銘柄を簡単にチェックできます。
SBI証券アプリのチャート機能は、テクニカル分析に必要な指標が豊富に用意されています。移動平均線・ボリンジャーバンド・MACD・RSI・一目均衡表など、主要なテクニカル指標を表示できます。
チャートは日足・週足・月足のほか、分足(1分・5分・15分・30分・60分)にも対応しており、短期売買から長期投資まで幅広い分析が可能です。複数のチャートを同時表示する機能もあり、異なる時間軸での比較分析ができます。
描画ツールを使えば、トレンドラインや水平線を引いて相場の流れを視覚的に把握できます。過去のチャートパターンから今後の値動きを予測する際に役立ちます。
SBI証券アプリには、株価や市場の動きをリアルタイムで知らせるアラート機能があります。保有銘柄や気になる銘柄の株価が設定した価格に達したとき、プッシュ通知で即座に知らせてくれます。
通知機能を活用すれば、常にアプリを開いていなくても、売買のタイミングを逃しません。「この価格になったら買いたい」「この価格で売りたい」といった希望価格を設定しておけば、チャンスを確実に捉えられます。
また、決算発表や重要なニュースが配信されたときにも通知を受け取れます。投資判断に影響する情報をいち早くキャッチし、迅速な対応が可能になります。
SBI証券アプリでは、投資判断に必要な情報が豊富に提供されています。企業の決算情報・業績予想・アナリストレポートなど、詳細なデータを確認できます。
ニュース配信は複数のメディアと提携しており、市場ニュース・個別銘柄ニュース・経済指標など、幅広い情報をリアルタイムで取得できます。重要なニュースはプッシュ通知で届くため、見逃す心配がありません。
四季報情報も閲覧でき、企業の事業内容・業績推移・今後の見通しなどを詳しく調べられます。これらの情報を活用することで、より根拠のある投資判断が可能になります。
SBI証券アプリで気をつけたい3つのこと
SBI証券アプリは優れた機能を持つ一方で、利用する上で注意すべき点もあります。ここでは、実際に使う際に気をつけたいポイントと、その対処法を解説します。
SBI証券アプリは機能が豊富な分、投資初心者にとっては「どこを見ればいいのか分からない」と感じることがあります。画面に表示される情報量が多く、最初は戸惑うかもしれません。
対処法としては、まず基本的な機能(銘柄検索・注文・保有銘柄確認)だけを使い、徐々に他の機能を覚えていくことをおすすめします。SBI証券の公式サイトには操作ガイドや動画マニュアルが用意されているので、活用すると理解が深まります。
また、最初は少額での取引から始め、アプリの操作に慣れてから本格的な投資を行うと安心です。焦らず一つずつ機能を試していくことで、自然と使いこなせるようになります。
SBI証券にはPC版の高機能取引ツール「HYPER SBI 2」があり、より高度な分析や複雑な注文が可能です。アプリだけでも十分な機能がありますが、本格的なトレードを行う場合はPC版との併用が推奨されます。
アプリは外出先での取引や簡単な情報確認に適しており、PC版は自宅でじっくり分析する際に向いています。複数のチャートを同時表示したり、詳細なスクリーニングを行ったりする場合は、PC版の方が操作しやすいです。
使い分けのコツは、日中の急な値動きへの対応や簡単な売買はアプリで行い、銘柄選定や詳細な分析はPC版で行うことです。両方を活用することで、より効率的な投資が実現できます。
SBI証券で米国株取引を行う場合、「SBI証券 米国株アプリ」という専用アプリを別途ダウンロードする必要があります。国内株式用のアプリでは米国株の取引ができません。
これは不便に感じるかもしれませんが、米国株専用アプリは米国市場に特化した機能を持っており、リアルタイム株価表示や米国市場のニュース配信など、米国株投資に最適化されています。
国内株と米国株の両方に投資する場合は、2つのアプリを併用することになります。それぞれのアプリで口座情報は共通しているため、資産全体の管理はWebサイトで行うとスムーズです。
ここからは、SBI証券アプリの具体的な使い方を、初めての方にも分かりやすく順を追って解説します。アプリのダウンロードから実際の取引まで、画像を交えながら詳しく説明していきます。
まず、お使いのスマートフォンでApp Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)を開きます。検索欄に「SBI証券」と入力し、「SBI証券 株アプリ」を探してください。
アプリが見つかったら「入手」または「インストール」をタップします。ダウンロードは数十秒から数分で完了し、自動的にインストールされます。インストールが完了したら、ホーム画面にSBI証券アプリのアイコンが表示されます。
アプリは無料でダウンロードでき、インストール後もアプリ自体の利用料金はかかりません。ただし、SBI証券の口座を持っていない場合は、先に口座開設が必要です。
アプリを起動すると、ログイン画面が表示されます。SBI証券の口座開設時に設定した「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」を入力してログインします。
初回ログイン時には、取引パスワードの設定や生体認証の登録を求められることがあります。生体認証を設定しておくと、次回からは指紋や顔認証で簡単にログインできるようになります。
ログイン後は、アプリのホーム画面が表示されます。保有銘柄・資産状況・市場ニュースなどが一覧で確認でき、ここから各種機能にアクセスできます。初期設定では、よく使う機能を画面上部に配置したり、表示項目をカスタマイズしたりすることも可能です。
投資したい銘柄を探すには、画面下部のメニューから「銘柄検索」をタップします。銘柄名や銘柄コードを直接入力して検索できるほか、ランキングやスクリーニング機能も利用できます。
ランキング機能では、値上がり率・値下がり率・出来高・株主優待など、様々な条件でランキングを表示できます。「今日はどの銘柄が上がっているか」「人気の優待銘柄は何か」といった情報を簡単にチェックできます。
スクリーニング機能を使えば、自分の投資条件に合った銘柄を絞り込めます。「配当利回り3%以上」「PER15倍以下」「時価総額1,000億円以上」など、複数の条件を組み合わせて検索できます。検索結果から気になる銘柄をタップすると、詳細情報やチャートが表示されます。
株を買うには、まず買いたい銘柄の詳細画面を開き、「買注文」ボタンをタップします。注文画面では、買いたい株数と注文方法(成行・指値)を選択します。
成行注文は、現在の市場価格で即座に買う方法です。確実に買いたい場合に適していますが、株価が急変動している時は予想外の価格で約定する可能性があります。指値注文は、希望する価格を指定して買う方法です。指定した価格以下にならないと約定しませんが、価格をコントロールできます。
注文内容を確認したら、取引パスワードを入力して「注文する」をタップします。注文が受け付けられると、注文照会画面で状況を確認できます。成行注文は市場が開いていればすぐに約定し、指値注文は条件が満たされるまで待機状態になります。
保有している株を売るには、「保有証券」画面から売りたい銘柄を選び、「売注文」ボタンをタップします。売却する株数と注文方法(成行・指値)を選択します。
成行注文で売れば、現在の市場価格ですぐに売却できます。指値注文を使えば、希望する価格以上になったら売るという条件付き注文が可能です。「この価格まで上がったら利益確定したい」という場合に便利です。
注文内容を確認し、取引パスワードを入力して注文を確定します。売却が成立すると、売却代金が口座に反映されます。売却代金は通常、受渡日(約定日の2営業日後)から出金可能になります。
チャート機能の使い方
SBI証券アプリのチャート機能は、株価の動きを視覚的に把握し、今後の値動きを予測するための重要なツールです。ここでは、チャート機能の基本的な使い方と、テクニカル分析のポイントを解説します。
銘柄詳細画面でチャートタブをタップすると、株価チャートが表示されます。画面を左右にスワイプすると過去の期間を確認でき、ピンチイン・ピンチアウトで表示期間を調整できます。
チャートの種類は、ローソク足・ライン・バーの3種類から選択できます。ローソク足は最も一般的で、始値・高値・安値・終値の4つの情報を一目で把握できます。赤いローソクは値上がり、青いローソクは値下がりを示します。
表示期間は、日足・週足・月足のほか、1分足・5分足・15分足・30分足・60分足の分足チャートも選択できます。短期売買なら分足、長期投資なら日足や週足を使うのが一般的です。
SBI証券アプリでは、多彩なテクニカル指標を表示できます。代表的なものとして、移動平均線(5日・25日・75日・200日)があり、株価のトレンドを把握するのに役立ちます。
ボリンジャーバンドは、株価の変動幅を統計的に示す指標で、買われすぎ・売られすぎの判断に使われます。MACD(マックディー)は、移動平均線を応用した指標で、売買のタイミングを見極めるのに有効です。
RSI(相対力指数)は、株価の勢いを数値化した指標で、70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断されます。一目均衡表は、複数の線で相場の均衡状態を示し、トレンドの転換点を見つけるのに役立ちます。これらの指標を組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
SBI証券アプリには「分析の匠」という独自のツールが搭載されています。これは、過去のチャートパターンと現在のチャートを比較し、類似するパターンを見つけ出す機能です。
過去に同じようなチャート形状が現れた後、株価がどう動いたかを参考にすることで、今後の値動きを予測する手がかりになります。ただし、過去のパターンが必ず繰り返されるわけではないため、あくまで参考情報として活用してください。
分析の匠は、テクニカル分析に慣れていない初心者でも、視覚的に分かりやすく相場の傾向を掴めるため、銘柄選定の補助ツールとして有用です。
チャート画面では、トレンドラインや水平線を自分で引くことができます。描画ツールを使えば、上昇トレンドや下降トレンドの方向性を視覚的に把握しやすくなります。
トレンドラインは、株価の高値同士や安値同士を結んだ線で、相場の方向性を示します。水平線は、過去に何度も反発したサポートライン(下値支持線)やレジスタンスライン(上値抵抗線)を引くのに使います。
これらの線を引くことで、「この価格帯で反発しやすい」「この線を突破したらトレンド転換の可能性がある」といった判断ができるようになります。描画ツールは、チャート分析の精度を高めるための重要な機能です。
銘柄検索・スクリーニング機能の活用法
数千もある銘柄の中から、自分の投資方針に合った銘柄を見つけるには、効率的な検索方法が欠かせません。SBI証券アプリの検索機能を使いこなすことで、投資チャンスを広げることができます。
ランキング機能は、市場で注目されている銘柄を素早く見つけるのに便利です。値上がり率ランキングでは、その日に大きく上昇した銘柄が一覧表示され、急騰している理由をニュースで確認できます。
出来高ランキングは、取引が活発な銘柄を示しており、流動性が高く売買しやすい銘柄を探す際に役立ちます。株主優待ランキングでは、人気の優待内容を持つ銘柄を簡単にチェックでき、優待投資の参考になります。
配当利回りランキングは、高配当を得られる銘柄を探すのに最適です。インカムゲイン(配当収入)を重視する投資スタイルの方にとって、重要な情報源となります。
スクリーニング機能を使えば、複数の条件を組み合わせて銘柄を絞り込めます。例えば、「PER15倍以下」「配当利回り3%以上」「時価総額500億円以上」といった条件を設定すると、割安で高配当の大型株を抽出できます。
成長株を探したい場合は、「売上高成長率20%以上」「営業利益率10%以上」といった条件で検索すると、業績が好調な企業を見つけられます。自己資本比率や流動比率などの財務指標も検索条件に含められるため、財務健全性を重視した銘柄選定も可能です。
検索結果は、配当利回り順やPER順など、任意の項目で並べ替えられます。複数の条件を試しながら、自分の投資方針に最も合う銘柄を効率的に探し出せます。
株主優待や配当を目的とした投資を行う場合、SBI証券アプリの優待検索機能が便利です。優待内容(食事券・商品券・自社製品など)や優待月(権利確定月)から検索できます。
配当利回りで検索する場合は、スクリーニング機能で「配当利回り」の条件を設定します。ただし、配当利回りが極端に高い銘柄は、業績悪化や減配のリスクがある場合もあるため、企業の財務状況も併せて確認することが重要です。
優待投資では、優待内容だけでなく、優待を受けるために必要な最低投資金額や、優待の権利確定日も確認しておきましょう。権利確定日の数日前は株価が上昇しやすく、権利落ち日には下落する傾向があるため、購入タイミングにも注意が必要です。
証券会社選びでは、各社のアプリの使い勝手や機能を比較することが重要です。ここでは、SBI証券アプリと主要ネット証券のアプリを比較し、それぞれの特徴を解説します。
楽天証券の「iSPEED」は、SBI証券アプリと並んで人気の高い取引アプリです。両者とも手数料無料で取引でき、豊富な機能を持っています。
SBI証券アプリは、テクニカル指標の種類が多く、本格的なチャート分析に適しています。一方、iSPEEDは画面デザインが直感的で、初心者にも使いやすいと評価されています。楽天ポイントで投資できる点も、楽天経済圏を利用している方には魅力です。
投資信託の取扱本数はSBI証券が約2,600本、楽天証券が約2,550本とほぼ同等です。米国株の取扱銘柄数はSBI証券が約5,000銘柄、楽天証券が約4,500銘柄で、SBI証券がやや優位です。どちらも優れたアプリですが、既に利用している証券会社や、ポイント制度の好みで選ぶとよいでしょう。
松井証券の「日本株アプリ」は、シンプルで分かりやすい設計が特徴です。25歳以下は手数料無料、それ以外でも1日50万円までの取引は無料という料金体系が魅力です。
SBI証券アプリと比較すると、松井証券アプリは機能がシンプルにまとめられており、初心者が迷いにくい構成になっています。ただし、テクニカル指標の種類や銘柄検索機能の充実度では、SBI証券アプリの方が上回ります。
松井証券は投資信託の取扱本数が約1,900本で、SBI証券の約2,600本と比べるとやや少なめです。米国株の取扱銘柄数も約4,900銘柄とSBI証券より少なくなっています。本格的な投資を目指すならSBI証券、シンプルな取引を好むなら松井証券が向いています。
マネックス証券アプリは、米国株取引に強みを持つアプリです。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄とSBI証券と同等で、米国株投資を重視する方に適しています。
SBI証券アプリと比較すると、マネックス証券アプリは米国株の情報が充実しており、米国市場のニュースやレポートが豊富に提供されています。国内株の機能面では、両者とも高度なチャート分析やスクリーニング機能を備えています。
手数料面では、SBI証券が国内株の現物・信用取引を原則無料としているのに対し、マネックス証券は取引金額に応じて55円〜1,070円の手数料がかかります。国内株メインならSBI証券、米国株メインならマネックス証券という選択が考えられます。
各社のアプリにはそれぞれ特徴があり、投資スタイルや重視するポイントによって最適な選択が異なります。SBI証券アプリは、総合的な機能の充実度と手数料無料の取引が最大の魅力です。
楽天証券のiSPEEDは、楽天ポイントを活用したい方や、直感的な操作性を重視する方に向いています。松井証券の日本株アプリは、シンプルさを求める初心者や、少額取引が中心の方におすすめです。
マネックス証券アプリは、米国株投資を本格的に行いたい方に最適です。最終的には、自分の投資方針・取引スタイル・利用するポイント制度などを総合的に考慮して選ぶことが大切です。複数の証券口座を開設し、用途に応じて使い分けるのも一つの方法です。
投資には様々なスタイルがあり、それぞれに適したアプリの使い方があります。ここでは、代表的な3つの投資スタイル別に、SBI証券アプリの効果的な活用法を紹介します。
長期投資やつみたて投資を行う場合、SBI証券アプリでは定期的な積立設定や保有資産の確認が主な使い方になります。投資信託の積立設定はアプリから簡単に行え、毎月の積立金額や積立日を指定できます。
長期投資では、日々の株価変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産を育てることが重要です。アプリの通知機能は最小限に設定し、月に1回程度、保有資産の状況を確認する程度で十分です。
NISA口座を活用している場合、非課税枠の残高や投資状況もアプリで確認できます。つみたて投資枠と成長投資枠の使い分けも、アプリ内で管理できるため、非課税制度を最大限に活用できます。
デイトレードや短期売買を行う場合、SBI証券アプリのリアルタイム株価表示と素早い注文機能が重要になります。分足チャートを活用し、短期的な値動きを捉えて売買タイミングを判断します。
アラート機能を使って、目標価格に達したら通知を受け取るよう設定しておくと、チャンスを逃しません。成行注文を活用すれば、即座に売買が成立するため、スピード重視の取引に適しています。
ただし、短期売買は手数料がかさむ場合がありますが、SBI証券は国内株の取引手数料が原則無料のため、デイトレードでもコストを気にせず取引できます。また、短期売買は損失リスクも高いため、資金管理と損切りルールを徹底することが重要です。
株主優待を目的とした投資では、優待検索機能を活用して魅力的な優待銘柄を探します。優待内容・権利確定月・必要投資金額などを確認し、自分に合った銘柄を選びます。
優待投資では、権利確定日(権利付き最終日)までに株を保有している必要があります。アプリのカレンダー機能やアラート機能を使って、権利確定日を忘れないよう管理しましょう。
優待銘柄は、権利落ち日(権利確定日の翌営業日)に株価が下落する傾向があります。長期保有を前提とするなら気にする必要はありませんが、短期的な売買を考えている場合は、権利落ち後の株価動向にも注意が必要です。
アプリで困ったときの対処法
アプリを使っていると、ログインできない、注文が通らないなどのトラブルに遭遇することがあります。ここでは、よくあるトラブルと、その対処法を解説します。
ログインできない場合、まずユーザーネームとパスワードが正しいか確認してください。大文字・小文字や全角・半角の違いに注意が必要です。パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた方」から再設定できます。
アプリのバージョンが古い場合もログインできないことがあります。App StoreまたはGoogle Playでアプリの更新があるか確認し、最新版にアップデートしてください。スマートフォンのOSが古い場合も、OSのアップデートを検討しましょう。
それでもログインできない場合は、SBI証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせることをおすすめします。電話やチャットでサポートを受けられます。
注文が通らない場合、まず取引時間内かどうかを確認してください。国内株式市場の取引時間は、平日の9:00〜11:30(前場)と12:30〜15:00(後場)です。この時間外は注文の受付のみで、約定は翌営業日になります。
指値注文の場合、指定した価格に達していないと約定しません。現在の株価と指値価格を確認し、必要に応じて注文を訂正または取り消して、新たに注文し直してください。
買付余力(口座の残高)が不足している場合も注文できません。保有資産画面で買付余力を確認し、不足している場合は入金が必要です。また、信用取引の場合は、信用建余力が十分かどうかも確認してください。
アプリの動作が重い場合、まずスマートフォンのメモリ不足が原因の可能性があります。他のアプリを終了させて、メモリを解放してください。スマートフォンを再起動することで、動作が改善することもあります。
通信環境が不安定な場合も、アプリの動作が遅くなります。Wi-Fi接続が不安定な場合は、4G/5G回線に切り替えてみてください。逆に、モバイル回線が遅い場合は、Wi-Fi環境での利用を試してみましょう。
アプリのキャッシュデータが溜まっている場合、動作が重くなることがあります。アプリの設定画面からキャッシュをクリアすると、動作が軽くなる場合があります。それでも改善しない場合は、アプリを一度アンインストールして再インストールすることも検討してください。
機種変更をする場合、SBI証券アプリのデータは口座情報に紐づいているため、新しいスマートフォンでアプリをダウンロードし、同じユーザーネームとパスワードでログインすれば、すぐに利用できます。
ただし、生体認証の設定は新しい端末で再度行う必要があります。また、アラート設定やウォッチリストなどの個人設定は、端末ごとに管理されているため、新しい端末で再設定が必要です。
機種変更前に、重要な設定内容やウォッチリストの銘柄をメモしておくと、スムーズに移行できます。古い端末は、個人情報保護のため、アプリをアンインストールしてから処分することをおすすめします。
SBI証券アプリは、豊富な機能と使いやすさを兼ね備えた総合取引アプリです。手数料無料で取引でき、銘柄検索・チャート分析・リアルタイム通知など、投資に必要な機能がすべて揃っています。
初心者の方は、まず基本的な機能から使い始め、徐々に高度な機能を活用していくことをおすすめします。長期投資・短期売買・優待投資など、自分の投資スタイルに合わせてアプリを活用することで、効率的な資産運用が可能になります。
他社アプリとの比較では、SBI証券アプリは総合的な機能の充実度で優位性があります。ただし、楽天ポイントを活用したい方は楽天証券、米国株投資を重視する方はマネックス証券も検討する価値があります。
アプリを使いこなすことで、いつでもどこでも投資のチャンスを逃さず、自分のペースで資産形成を進められます。この記事で紹介した使い方やトラブル対処法を参考に、SBI証券アプリを活用して、投資の第一歩を踏み出してください。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しい情報や最新の取引条件については、SBI証券の公式サイトでご確認ください。
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