マネックス証券のクレカ積立|ポイント還元率と設定方法を解説

PayPay証券は、1,000円から投資を始められる少額投資に特化した証券会社です。
「投資を始めたいけど、まとまったお金がない」「いきなり大きな金額を投資するのは怖い」という方にとって、PayPay証券は最初の一歩を踏み出しやすい選択肢として注目されています。
しかし、手数料が他社より高いという声や、取扱銘柄数が少ないというデメリットも指摘されています。
この記事では、PayPay証券のメリット・デメリットを正直に解説し、どんな人に向いているのかを明確にします。
証券会社選びで失敗しないために、PayPay証券の特徴を正しく理解しましょう。
目次
PayPay証券とは
PayPay証券は、スマートフォンで手軽に投資ができる証券会社です。2013年に「One Tap BUY」として設立され、2021年にPayPayブランドに統合されました。
最大の特徴は、1,000円という少額から日本株や米国株に投資できることです。
PayPay証券は、ソフトバンクグループとみずほ証券が出資する証券会社です。正式名称は「PayPay証券株式会社」で、2021年2月にOne Tap BUYから社名変更しました。
主なサービスは「日本株」「米国株」「投資信託」の3つです。日本株は約160銘柄、米国株は約140銘柄を取り扱っており、初心者でも選びやすい厳選されたラインナップになっています。
スマートフォンアプリを中心とした取引環境で、PayPayアプリとの連携により、普段使っているアプリから直接投資ができる手軽さが特徴です。
口座開設はスマホで完結し、最短翌営業日から取引を始められます。
PayPay証券は、金融庁に正式に登録された金融商品取引業者です。登録番号は「関東財務局長(金商)第2883号」で、法律に基づいて適切に運営されています。
顧客から預かった資産は、信託銀行で分別管理されており、万が一PayPay証券が経営破綻しても、顧客の資産は保護される仕組みになっています。また、日本投資者保護基金に加入しており、1,000万円まで補償されます。
このように、PayPay証券は法律で定められた基準を満たした、信頼できる証券会社です。
PayPay証券の株主は、ソフトバンクグループとみずほ証券です。ソフトバンクグループは日本を代表するテクノロジー企業で、PayPayの運営会社でもあります。
みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループ傘下の大手証券会社で、長年の金融業務の実績があります。PayPay証券は、みずほ証券のノウハウとソフトバンクグループのテクノロジーを組み合わせた証券会社と言えます。
このような大手企業が出資していることから、経営の安定性や信頼性が高いと評価されています。
PayPay証券の5つのメリット
PayPay証券には、投資初心者にとって魅力的なメリットが5つあります。少額から始められる手軽さと、PayPayエコシステムとの連携が最大の強みです。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
PayPay証券の最大のメリットは、1,000円という少額から投資を始められることです。
通常、株式投資には数万円から数十万円の資金が必要ですが、PayPay証券では1,000円単位で株式を購入できます。
少額投資の具体例
例えば、トヨタ自動車の株価が3,000円の場合
通常:100株単位(30万円)で購入する必要がある
PayPay証券:1,000円から購入可能
「まずは少額で投資を体験してみたい」「大きな金額を失うリスクを避けたい」という方にとって、この少額投資の仕組みは大きなメリットです。
投資の経験を積みながら、自分に合った投資スタイルを見つけることができます。また、複数の銘柄に少額ずつ分散投資することで、リスクを抑えながら資産運用を始めることも可能です。
PayPay証券は、普段使っているPayPayアプリから直接投資ができます。わざわざ専用の証券アプリをダウンロードする必要がなく、PayPayアプリ内の「投資」タブから簡単に取引できます。
操作画面はシンプルで直感的に設計されており、投資初心者でも迷わず使えるように工夫されています。銘柄の検索、購入、売却の流れがスムーズで、複雑な操作は一切ありません。
また、PayPay残高を使って投資できるため、銀行口座からの入金手続きも不要です。普段の買い物で貯まったPayPay残高を、そのまま投資に回すことができます。
「投資は難しそう」と感じている方でも、使い慣れたPayPayアプリなら抵抗なく始められるでしょう。
PayPay証券では、買い物で貯まったPayPayポイントを使って投資ができます。現金を使わずに投資を始められるため、「投資にお金を使うのは不安」という方でも気軽に挑戦できます。
例えば、PayPayで買い物をして貯まった1,000ポイントを使って、日本株や米国株を購入することができます。ポイントで投資した分が値上がりすれば、実質的に現金を使わずに利益を得ることができます。
ポイント投資は、投資の仕組みを理解するための練習としても有効です。自分のお金を使わずに、株価の変動や売買のタイミングを体験できるため、投資初心者にとって貴重な学びの機会になります。
ただし、ポイントで購入した株式も、価格が下がれば損失が出る可能性があることは理解しておきましょう。
PayPay証券では、PayPayカードを使った積立投資でポイントが貯まります。積立金額の0.7%がPayPayポイントとして還元されるため、長期的な資産形成をしながらポイントも貯められます。
ポイント還元の具体例
毎月10,000円を積立投資すると、年間で840ポイント(10,000円×12ヶ月×0.7%)が貯まります。このポイントをさらに投資に回すことで、複利効果を高めることができます。
積立投資は、毎月一定額を自動的に投資する仕組みで、購入タイミングを考える必要がありません。価格が高い時も安い時も定期的に購入することで、平均購入価格を平準化できる「ドルコスト平均法」の効果が得られます。
PayPayカードでの積立は、投資とポイント還元の両方のメリットを享受できる、効率的な資産形成の方法です。
PayPay証券では、米国株を24時間いつでも取引できます。
通常、株式市場は取引時間が決まっていますが、PayPay証券なら夜間や早朝でも注文を出すことができます。
日中は仕事で忙しい会社員の方でも、帰宅後や休憩時間に取引ができるため、時間に縛られずに投資を続けられます。また、米国市場で重要なニュースが発表された際に、すぐに対応できる点もメリットです。
ただし、24時間取引は「立会時間外取引」となり、手数料が通常よりも高くなる場合があります。また、流動性が低い時間帯は、希望する価格で売買できない可能性もあることを理解しておきましょう。
それでも、時間の制約なく投資できる自由度は、忙しい現代人にとって大きな魅力です。
PayPay証券の4つのデメリット
PayPay証券には魅力的なメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。特に手数料の高さと取扱商品数の少なさは、本格的な投資をする際には大きな制約となります。
デメリットを正しく理解した上で、自分に合った証券会社かどうかを判断しましょう。
PayPay証券の最大のデメリットは、取引手数料が他社より高いことです。
日本株の場合、立会時間内の取引で基準価格の0.5%、立会時間外では1.0%の手数料がかかります。米国株も同様に、取引のたびに手数料が発生します。
手数料の比較
SBI証券・楽天証券:現物取引の手数料が原則無料
PayPay証券:1,000円の株式購入で5円~10円の手数料
頻繁に売買を繰り返すと、手数料負担が大きくなり、利益を圧迫する可能性があります。特に、短期売買を中心とした投資スタイルの方には、PayPay証券の手数料体系は不利です。
ただし、少額投資の場合は、手数料の絶対額が小さいため、実質的な負担は限定的です。この点については、後ほど詳しく解説します。
PayPay証券の取扱銘柄数は、日本株が約160銘柄、米国株が約140銘柄と、他社と比べて非常に少ないです。
SBI証券や楽天証券では、日本株は全銘柄、米国株は4,000~5,000銘柄以上を取り扱っているため、選択肢の幅に大きな差があります。
PayPay証券で取り扱っている銘柄は、トヨタ自動車やソニーグループなどの大型株が中心で、中小型株や新興企業の株式はほとんど取り扱っていません。また、米国株もAppleやAmazonなどの主要銘柄に限られています。
「特定の銘柄に投資したい」「幅広い選択肢から自分で銘柄を選びたい」という方にとって、この銘柄数の少なさは大きな制約となります。
一方で、初心者にとっては選択肢が絞られている方が選びやすいというメリットもあります。膨大な銘柄から選ぶのは難しいため、厳選された銘柄の中から選べることは、むしろプラスに働く場合もあります。
PayPay証券では、iDeCo(個人型確定拠出年金)の取扱いがありません。
iDeCoは、掛金が全額所得控除になり、運用益も非課税という税制優遇が受けられる制度で、老後資金の準備に非常に有効です。
老後資金の準備としてiDeCoを活用したい場合は、別の証券会社で口座を開設する必要があります。SBI証券や楽天証券、マネックス証券などは、iDeCoの取扱いが充実しており、運用商品も豊富です。
PayPay証券は、あくまで少額投資や積立投資を手軽に始めるための証券会社であり、総合的な資産形成のプラットフォームとしては機能が限定的です。
PayPay証券では、指値注文ができず、成行注文のみとなります。
指値注文とは、「この価格になったら買う(売る)」という条件を指定する注文方法で、希望する価格で取引できるメリットがあります。
成行注文は、現在の市場価格で即座に取引が成立する注文方法ですが、価格が急変動している時には、想定外の価格で約定してしまうリスクがあります。
例えば、「1,000円で買いたい」と思っても、注文を出した瞬間に価格が1,050円に上がっていれば、1,050円で購入することになります。価格をコントロールしたい投資家にとって、指値注文ができないのは大きなデメリットです。
ただし、初心者にとっては、指値注文の設定が難しく感じることもあるため、シンプルな成行注文のみという仕様は、むしろ使いやすさにつながる場合もあります。
PayPay証券の手数料はいくら?
PayPay証券の手数料体系を正確に理解することは、証券会社選びにおいて非常に重要です。ここでは、日本株と米国株の手数料を詳しく解説し、SBI証券・楽天証券との比較も行います。
PayPay証券の日本株取引手数料は、取引時間帯によって異なります。立会時間内(市場が開いている時間)の取引では、基準価格の0.5%(税込0.55%)が手数料としてかかります。立会時間外の取引では、基準価格の1.0%(税込1.1%)です。
手数料の具体例
1,000円分の株式を購入する場合:立会時間内なら5.5円、立会時間外なら11円
10,000円分の株式を購入する場合:立会時間内なら55円、立会時間外なら110円
最低手数料の設定はないため、少額投資でも手数料が発生します。一方で、SBI証券や楽天証券では、1日の取引金額が一定額以下なら手数料が無料になるプランがあります。
PayPay証券の手数料は、パーセンテージで計算されるため、取引金額が大きくなるほど手数料の絶対額も増えます。本格的な投資をする場合は、手数料負担が大きくなる点に注意が必要です。
PayPay証券の米国株取引手数料も、日本株と同様に取引時間帯によって異なります。米国市場の立会時間内では基準価格の0.5%(税込0.55%)、立会時間外では0.7%(税込0.77%)です。
米国株は24時間取引が可能ですが、米国市場が閉まっている時間帯の取引は、やや高めの手数料が適用されます。それでも、日本株の立会時間外(1.0%)よりは低い水準です。
例えば、100ドル(約15,000円)の米国株を購入する場合、立会時間内なら約82.5円、立会時間外なら約115.5円の手数料がかかります。
米国株の手数料も、他社と比較すると高めです。SBI証券や楽天証券では、米国株の取引手数料が約0.495%(税込)と、PayPay証券よりも低く設定されています。
PayPay証券と主要ネット証券の手数料を比較すると、PayPay証券の手数料が高いことが明確になります。以下の表で、各社の手数料を比較してみましょう。
| 証券会社 | 日本株(現物) | 米国株 | 少額投資 |
| PayPay証券 | 0.5%~1.0% | 0.5%~0.7% | 1,000円から |
| SBI証券 | 原則無料 | 約0.495% | S株で対応 |
| 楽天証券 | 原則無料 | 約0.495% | かぶミニで対応 |
この表からわかるように、日本株の現物取引では、SBI証券と楽天証券が原則無料であるのに対し、PayPay証券は0.5%~1.0%の手数料がかかります。米国株でも、PayPay証券の方がやや高めです。
ただし、PayPay証券は1,000円という少額から投資できる点で優位性があります。SBI証券や楽天証券でも少額投資は可能ですが、PayPay証券ほど手軽ではありません。
手数料の高さは確かにデメリットですが、少額投資の場合は実質的な負担が小さいため、初心者が投資を始める最初のステップとしては許容範囲とも言えます。
少額投資なら手数料の影響は小さい
「PayPay証券は手数料が高い」という情報だけでは、実際にどの程度の負担になるのか分かりにくいものです。ここでは、具体的な数値を使って、少額投資での手数料負担を計算してみます。
毎月1,000円ずつ投資した場合の手数料を計算してみましょう。立会時間内の手数料(0.5%)で計算すると、1回の取引で5.5円の手数料がかかります。
年間手数料の計算
1年間(12ヶ月)で12回の購入:手数料の合計は66円(5.5円×12回)
投資総額:12,000円
手数料率:約0.55%
この66円という手数料は、コーヒー1杯分程度の金額です。投資を始めるための「学習コスト」と考えれば、決して高すぎる金額ではありません。
また、投資した12,000円が年間5%の利益を出した場合、利益は600円です。手数料66円を差し引いても、534円の利益が残ります。手数料を払っても、十分に利益を得られる可能性があることが分かります。
少額投資では、手数料の絶対額が小さいため、実質的な負担は限定的です。例えば、100万円を投資した場合の手数料は5,500円(0.5%の場合)ですが、1,000円の投資なら5.5円です。
投資初心者にとって重要なのは、手数料の絶対額よりも、「投資を始める」という経験を積むことです。少額で投資の仕組みを理解し、株価の変動に慣れることができれば、その経験は将来の資産形成に大きく役立ちます。
また、PayPay証券は1,000円という少額から投資できるため、複数の銘柄に分散投資することも可能です。例えば、5つの銘柄に1,000円ずつ投資すれば、5,000円で分散投資が実現できます。
手数料の高さは確かにデメリットですが、少額投資の段階では、手数料よりも「投資を始める」ことの方が重要です。資産が増えてきたら、手数料の安い他社証券に移行するという戦略も有効です。
PayPay証券の実際の利用者は、どのような評価をしているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミの両方を見ることで、PayPay証券のリアルな姿が見えてきます。
PayPay証券の良い口コミで最も多いのは、「少額から始められる手軽さ」です。多くの利用者が、「1,000円から投資できるので、初心者でも始めやすい」「失敗しても損失が小さいので安心」といった感想を述べています。
また、「PayPayアプリから直接投資できるのが便利」「操作が簡単で分かりやすい」という声も多く見られます。普段使っているアプリから投資できる手軽さが、高く評価されています。
PayPayポイントで投資できる点も好評です。「ポイントを使って投資できるので、現金を使わずに始められた」「ポイント投資で投資の仕組みを理解できた」という口コミがあります。
さらに、「24時間取引できるのが便利」「夜遅くても取引できるので、仕事が忙しくても続けられる」といった声もあります。時間に縛られずに投資できる自由度が、忙しい現代人に支持されています。
初心者が投資を始める最初のステップとして、PayPay証券は高く評価されていると言えるでしょう。
一方で、PayPay証券の悪い口コミも存在します。最も多いのは、「手数料が高い」という指摘です。「他社と比べて手数料が高すぎる」「頻繁に売買すると手数料がかさむ」という不満の声があります。
また、「取扱銘柄が少ない」という口コミも多く見られます。「投資したい銘柄が取り扱われていない」「選択肢が少なすぎる」といった意見があり、本格的に投資をしたい人にとっては物足りないようです。
「指値注文ができない」という不満もあります。「希望する価格で買えない」「成行注文だけでは不便」といった声があり、細かい価格調整をしたい投資家には不向きです。
さらに、「iDeCoが使えない」「投資信託の種類が少ない」といった口コミもあります。総合的な資産形成のプラットフォームとしては、機能が限定的であることが指摘されています。
これらの悪い口コミは、PayPay証券が「投資初心者向けの入門用証券会社」であることを示しています。本格的な投資をする段階では、他社証券への移行や併用が必要になるでしょう。
PayPay証券がおすすめな人・向いていない人
PayPay証券は、すべての人に適した証券会社ではありません。自分の投資目的やスタイルに合っているかどうかを確認しましょう。
PayPay証券がおすすめなのは、以下のような人です。
特に、「投資を始めたいけど、何から始めればいいか分からない」という初心者にとって、PayPay証券は最適な選択肢です。少額から始められるため、失敗しても損失が小さく、投資の経験を積むことができます。
また、PayPayエコシステムを活用している人にとっては、普段使っているアプリから投資できる利便性が大きなメリットです。ポイント投資を通じて、現金を使わずに投資を体験できる点も魅力です。
一方で、PayPay証券が向いていないのは、以下のような人です。
手数料を重視する人や、本格的な投資をしたい人には、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券の方が適しています。これらの証券会社は、手数料が安く、取扱銘柄も豊富で、高度な取引ツールも提供しています。
また、iDeCoやNISAを活用した総合的な資産形成を考えている人にも、PayPay証券は不向きです。iDeCoの取扱いがないため、別の証券会社で口座を開設する必要があります。
PayPay証券は、あくまで「投資の入門用」として位置づけ、資産が増えてきたら他社証券との併用や移行を検討するのが賢明です。
PayPay証券と他社証券の使い分け方
PayPay証券は、他社証券と併用することで、それぞれの強みを活かした効率的な資産形成が可能です。ここでは、PayPay証券の適切な使い方を提案します。
PayPay証券は、少額投資専用の証券会社として使うのがおすすめです。毎月1,000円~10,000円程度の少額を、PayPay証券で積立投資することで、投資の経験を積むことができます。
活用例
毎月5,000円をPayPay証券で積立投資し、投資の仕組みや株価の変動に慣れていきます。この段階では、手数料の高さよりも、「投資を続ける習慣」を身につけることが重要です。
PayPayポイントを使った投資も、PayPay証券の強みです。買い物で貯まったポイントを投資に回すことで、現金を使わずに資産を増やすことができます。
少額投資の段階では、PayPay証券の手軽さとシンプルさが大きなメリットになります。投資初心者が最初の一歩を踏み出すためのプラットフォームとして、PayPay証券を活用しましょう。
資産が増えてきたら、本格的な運用は他社証券で行うのが賢明です。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券は、手数料が安く、取扱銘柄も豊富で、高度な取引ツールも提供しています。
併用戦略の例
PayPay証券:毎月5,000円の少額投資を継続
SBI証券:毎月30,000円のNISA積立を実施
PayPay証券では投資の経験を積み、SBI証券では本格的な資産形成を行うという役割分担です。
また、iDeCoを活用したい場合は、iDeCoの取扱いがある証券会社で別途口座を開設する必要があります。マネックス証券や松井証券などは、iDeCoの運用商品が充実しており、手数料も低く設定されています。
複数の証券会社を併用することで、それぞれの強みを活かした効率的な資産形成が可能になります。PayPay証券は「入門用」、他社証券は「本格運用用」という使い分けを意識しましょう。
本格的に投資するならこちら
PayPay証券で投資の基礎を学んだら、本格的な資産形成のために他社証券も検討しましょう。ここでは、おすすめの証券会社5社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、口座数約1,500万を誇る業界最大手のネット証券です。日本株の現物取引手数料は原則無料で、投資信託は約2,600本、米国株は約5,000銘柄を取り扱っています。
NISAやiDeCoにも対応しており、つみたてNISA対象の投資信託は約271本と非常に充実しています。また、IPO(新規公開株)の取扱実績も年間78銘柄(2024年)と業界トップクラスです。
Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど、複数のポイントプログラムに対応しており、ポイント投資も可能です。
総合的なサービスの充実度で選ぶなら、SBI証券が最もおすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天経済圏を活用する人にとって最適な証券会社です。口座数約1,200万を誇り、SBI証券に次ぐ業界第2位の規模です。
日本株の現物取引手数料は原則無料で、投資信託は約2,550本、米国株は約4,500銘柄を取り扱っています。楽天ポイントで投資ができ、投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる仕組みもあります。
楽天カードでの積立投資でポイントが貯まるため、楽天経済圏を活用している人にとっては、非常にお得な証券会社です。
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は、高機能で使いやすいと評判です。楽天ユーザーなら、楽天証券を選ぶのが賢明でしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株投資に強い証券会社です。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラスで、米国株投資をメインに考えている人におすすめです。
投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象の投資信託は約217本を取り扱っています。また、IPOの取扱実績も年間54銘柄(2024年)と充実しています。
マネックスポイントやdポイントが貯まり、ポイント投資にも対応しています。口座開設は最短2営業日で完了します。
米国株投資を中心に考えている人や、IPO投資に興味がある人には、マネックス証券が適しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、1日の取引金額が50万円以下なら手数料が無料という、初心者に優しい料金体系が特徴です。25歳以下なら、取引金額に関わらず手数料が無料になります。
投資信託は約1,900本、つみたてNISA対象の投資信託は約250本を取り扱っています。米国株は約4,900銘柄と、主要ネット証券の中でも充実しています。
口座開設は最短即日で完了し、すぐに取引を始められます。また、サポート体制が充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれます。
少額投資から始めたい人や、サポートを重視する人には、松井証券がおすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のネット証券です。三菱UFJポイントが貯まり、ポイント投資にも対応しています。
投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象の投資信託は約250本を取り扱っています。また、プチ株®という単元未満株取引サービスで、少額投資も可能です。
ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2つの料金プランがあり、取引スタイルに応じて選べます。一日定額手数料コースでは、100万円以下の取引が無料です。
三菱UFJ銀行を利用している人や、三菱UFJポイントを貯めたい人には、三菱UFJeスマート証券が適しています。
PayPay証券の口座開設は、スマートフォンで簡単に完了します。ここでは、口座開設の流れを詳しく解説します。
PayPay証券の口座開設に必要な書類は、本人確認書類とマイナンバー確認書類の2つです。本人確認書類としては、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが利用できます。
マイナンバー確認書類としては、マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票などが必要です。マイナンバーカードがあれば、1枚で本人確認とマイナンバー確認の両方ができるため、手続きが簡単です。
口座開設の所要時間は、約10分程度です。スマートフォンで本人確認書類を撮影し、必要事項を入力するだけで申し込みが完了します。
審査は最短翌営業日で完了し、口座開設完了のメールが届きます。その後、すぐに取引を始めることができます。
PayPay証券の口座開設は、以下の手順で行います。
申し込み後、PayPay証券側で審査が行われます。審査が完了すると、口座開設完了のメールが届きます。その後、初期設定を行い、入金すれば取引を開始できます。
口座種別は「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。この口座を選べば、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれるため、確定申告が不要になります。
PayPay証券は、1,000円から投資を始められる少額投資に特化した証券会社です。PayPayアプリから直接投資でき、PayPayポイントでの投資も可能なため、投資初心者が最初の一歩を踏み出すには最適な選択肢です。
一方で、手数料が他社より高く、取扱銘柄数が少ないというデメリットもあります。本格的な投資をする段階では、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券との併用や移行を検討する必要があります。
PayPay証券は「投資の入門用」として位置づけ、少額投資で経験を積みながら、資産が増えてきたら他社証券で本格的な運用を行うという戦略がおすすめです。複数の証券会社を使い分けることで、それぞれの強みを活かした効率的な資産形成が可能になります。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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