銀行口座開設でおすすめは?選び方と比較ポイント

銀行口座開設でおすすめは?選び方と比較ポイント

銀行口座を開設したいけれど、どの銀行を選べばいいか迷っていませんか。

メガバンクとネット銀行、それぞれにメリット・デメリットがあり、自分に合った銀行を見つけるのは意外と難しいものです。

実は、普通預金金利や手数料の違いで、年間数千円から数万円の差が生まれることもあります。

この記事では、おすすめのネット銀行5選と、銀行選びで失敗しないための比較ポイントを詳しく解説します。

貯金用・生活費用・投資用など、目的別の使い分け方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • おすすめネット銀行はSBI新生銀行・auじぶん銀行・楽天銀行など金利と手数料で選ぶ
  • 普通預金金利・ATM手数料・振込手数料・証券連携・経済圏の5つで比較する
  • 目的別に複数口座を使い分けると資産管理がしやすくなる

目次

銀行口座開設でおすすめのネット銀行5選

銀行口座を開設するなら、金利が高く手数料が安いネット銀行がおすすめです。

ここでは、特に人気の高い5つのネット銀行をご紹介します。それぞれの銀行には独自の強みがあるので、自分の利用目的に合った銀行を選びましょう。

SBI新生銀行|証券連携で金利優遇

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI新生銀行の特徴

SBI証券との連携で普通預金金利が最大0.30%にアップ

ATM手数料月5回まで無料、振込手数料月3回まで無料

投資を始めたい人に特におすすめ

SBI新生銀行は、SBI証券との連携で普通預金金利が大幅にアップする銀行です。

SBIハイブリッド預金を利用すると、通常の普通預金金利0.001%から最大0.30%まで金利が優遇されます。

ATM手数料は月5回まで無料、振込手数料も月3回まで無料と、日常使いにも便利です。

投資を始めたい人や、すでにSBI証券で取引している人には特におすすめの銀行と言えます。ステージ制度もシンプルで、預金残高や取引状況に応じて優遇回数が増える仕組みです。

auじぶん銀行|手数料無料回数が多い

auじぶん銀行の特徴

最高ステージで月15回までATM手数料無料

au PAY連携で普通預金金利が最大0.20%

auユーザーやPontaポイント利用者に最適

auじぶん銀行は、ATM手数料と振込手数料の無料回数が多いのが特徴です。

じぶんプラスというステージ制度があり、最高ステージでは月15回までATM手数料無料、月15回まで振込手数料無料になります。

普通預金金利も、au PAYとの連携やau PAYカードの引き落とし設定で最大0.20%まで優遇されます。

auユーザーやPontaポイントを貯めている人には特にメリットが大きい銀行です。スマホアプリも使いやすく、残高確認や振込がスムーズに行えます。

楽天銀行|楽天経済圏でポイントが貯まる

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天銀行の特徴

マネーブリッジで普通預金金利が0.10%にアップ

楽天カードの引き落とし口座設定で楽天ポイントが貯まる

楽天経済圏を活用している人に特におすすめ

楽天銀行は、楽天グループのサービスを利用している人に最適な銀行です。

楽天証券との連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が0.10%にアップします。さらに、楽天カードの引き落とし口座に設定すると、楽天ポイントが貯まるメリットもあります。

ハッピープログラムというステージ制度では、預金残高や取引件数に応じてATM手数料が月最大7回、振込手数料が月最大3回まで無料になります。

楽天市場でよく買い物をする人や、楽天経済圏を活用している人には特におすすめです。

あおぞら銀行BANK|普通預金金利が高い

あおぞら銀行BANKの特徴

条件なしで普通預金金利0.20%

複雑な条件なしで高金利を得たい人に最適

ゆうちょ銀行ATMでも手数料無料で利用可能

あおぞら銀行BANKは、普通預金金利が0.20%と、ネット銀行の中でもトップクラスの高金利が魅力です。

証券口座との連携やステージ条件なしで、誰でもこの金利が適用されるのが大きなメリットと言えます。

ATM手数料は月2回まで無料、振込手数料も月1回まで無料です。

複雑な条件なしで高金利を得たい人や、貯金専用口座として使いたい人におすすめの銀行です。ゆうちょ銀行ATMでも手数料無料で利用できるため、地方在住の方にも便利です。

住信SBIネット銀行|振込手数料がお得

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

住信SBIネット銀行の特徴

ランク2以上で月5回まで振込手数料無料

条件が比較的達成しやすいスマートプログラム

定額自動入金・振込サービスで資産管理を効率化

住信SBIネット銀行は、振込手数料の優遇が充実している銀行です。

スマートプログラムというランク制度があり、ランク2以上で月5回まで振込手数料が無料になります。条件も比較的達成しやすく、給与受取や口座振替の設定でランクアップできます。

SBI証券との連携サービス「SBIハイブリッド預金」を利用すると、普通預金金利が0.01%にアップします。

また、定額自動入金サービスや定額自動振込サービスなど、資産管理に便利な機能が充実しているのも特徴です。振込が多い人や、自動化で資産管理を効率化したい人におすすめです。

銀行口座の選び方|5つのポイント

銀行口座を選ぶ際は、金利や手数料だけでなく、自分の利用スタイルに合った銀行を選ぶことが大切です。

ここでは、銀行選びで特に重要な5つのポイントを解説します。これらのポイントを押さえれば、自分に最適な銀行が見つかります。

普通預金金利の高さで選ぶ

普通預金金利は、銀行によって大きく異なります。

メガバンクの普通預金金利は0.001%程度ですが、ネット銀行では0.10%〜0.20%と、100倍以上の差があることも珍しくありません。

例えば、100万円を1年間預けた場合、金利0.001%では利息は約10円ですが、金利0.20%なら約2,000円になります。

貯金額が多い人ほど、金利の差が大きな影響を与えます。

ただし、証券口座との連携やステージ条件が必要な場合もあるので、条件を確認しておきましょう。

ATM手数料の無料回数で選ぶ

ATM手数料は、1回110円〜220円程度かかることが多く、月に何度も利用すると年間で数千円の負担になります。

ネット銀行では、月2回〜15回程度までATM手数料が無料になるサービスを提供しています。

自分が月に何回ATMを利用するかを考えて、無料回数が十分な銀行を選びましょう。また、利用できるATMの種類(セブン銀行、ローソン銀行、ゆうちょ銀行など)も確認しておくと安心です。

コンビニATMが使えると、24時間いつでも引き出せて便利です。

振込手数料の無料回数で選ぶ

振込手数料は、同行宛で無料〜110円、他行宛で110円〜440円程度かかります。

家賃や習い事の月謝など、定期的に振込をする人は、振込手数料の無料回数が多い銀行を選ぶとお得です。

ネット銀行の多くは、月1回〜15回程度まで振込手数料が無料になります。

ステージ制度で無料回数が変わる銀行もあるので、自分が達成できそうな条件かどうかを確認しましょう。振込が多い人は、無料回数の多い銀行を優先的に選ぶことをおすすめします。

証券口座との連携サービスで選ぶ

証券口座との連携サービスを利用すると、普通預金金利が大幅に優遇されることがあります。

例えば、SBI新生銀行とSBI証券、楽天銀行と楽天証券などの組み合わせが代表的です。

連携サービスでは、証券口座と銀行口座の資金を自動的に移動させることができ、投資に使わない資金は高金利の普通預金で運用できます。

投資を始めたい人や、すでに証券口座を持っている人は、連携サービスのある銀行を選ぶとメリットが大きいでしょう。

経済圏との相性で選ぶ

楽天経済圏、au経済圏、SBI経済圏など、特定のグループサービスを集中的に利用すると、ポイント還元率が高まります。

銀行口座もこの経済圏に合わせて選ぶと、ポイントが効率的に貯まります

例えば、楽天市場で買い物をする人は楽天銀行、auのスマホを使っている人はauじぶん銀行を選ぶと、ポイント優遇を受けやすくなります。

すでに利用しているサービスがあれば、同じグループの銀行を選ぶのも一つの方法です。

経済圏を統一することで、年間数千円から数万円のポイント還元を受けられることもあります。

ネット銀行とメガバンクの違いは?

銀行口座を開設する際、ネット銀行とメガバンクのどちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の利用スタイルに合った方を選ぶことが大切です。ここでは、両者の違いを詳しく解説します。

ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行のメリットは、普通預金金利が高く、ATM手数料や振込手数料の無料回数が多いことです。

店舗を持たないため運営コストが低く、その分を金利や手数料の優遇に回しています。スマホアプリで24時間いつでも取引できる利便性も魅力です。

一方、デメリットとしては、対面での相談ができないことや、現金の入金がATMに限られることが挙げられます。また、住宅ローンや教育ローンなど、大きな融資を受ける際には、メガバンクの方が有利な場合もあります。

ネット銀行は、金利や手数料を重視する人や、スマホで完結させたい人に向いています。

メガバンクのメリット・デメリット

メガバンクのメリットは、全国に店舗があり、対面で相談できることです。

住宅ローンや資産運用など、専門的なアドバイスを受けたい場合には、メガバンクが安心です。また、企業や官公庁との取引では、メガバンクの口座が指定されることもあります。

デメリットとしては、普通預金金利が低く、ATM手数料や振込手数料が有料になることが多い点です。また、窓口の営業時間が平日の日中に限られるため、仕事をしている人には不便に感じることもあります。

メガバンクは、対面でのサポートを重視する人や、大きな融資を検討している人に向いています。

どちらを選ぶべき?使い分けのコツ

ネット銀行とメガバンクは、どちらか一方を選ぶのではなく、両方を併用するのがおすすめです。

例えば、日常的な生活費の管理や貯金にはネット銀行を使い、給与受取や公共料金の引き落としにはメガバンクを使うという方法があります。

また、ネット銀行を貯金専用口座として使い、メガバンクを生活費用口座として使い分けると、お金の管理がしやすくなります。

複数の銀行口座を持つことで、それぞれの強みを活かした資産管理ができるでしょう。

金利・手数料を徹底比較|一覧表でチェック

銀行選びでは、具体的な数値を比較することが重要です。

ここでは、主要なネット銀行の金利と手数料を一覧表で比較します。自分の利用スタイルに合った銀行を見つける参考にしてください。

普通預金金利の比較

普通預金金利は、銀行によって大きく異なります。以下の表で、主要ネット銀行の普通預金金利を比較しました。

銀行名 基本金利 優遇金利 優遇条件
あおぞら銀行BANK 0.20% 条件なし
SBI新生銀行 0.001% 0.30% SBI証券連携
auじぶん銀行 0.001% 0.20% au PAY連携
楽天銀行 0.02% 0.10% 楽天証券連携
住信SBIネット銀行 0.001% 0.01% SBI証券連携

証券口座との連携や特定のサービス利用で金利が優遇される銀行が多いことがわかります。

条件なしで高金利を得たい人はあおぞら銀行BANK、投資と組み合わせたい人はSBI新生銀行や楽天銀行がおすすめです。

ATM手数料の比較

ATM手数料の無料回数は、銀行やステージによって異なります。以下の表で比較しました。

銀行名 無料回数(最低ステージ) 無料回数(最高ステージ) 対応ATM
auじぶん銀行 月2回 月15回 セブン銀行、ローソン銀行、ゆうちょ銀行など
SBI新生銀行 月5回 月10回 セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行など
楽天銀行 月0回 月7回 セブン銀行、ローソン銀行、ゆうちょ銀行など
住信SBIネット銀行 月2回 月20回 セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行など
あおぞら銀行BANK 月2回 月2回 ゆうちょ銀行、セブン銀行など

ATMをよく利用する人は、無料回数が多い銀行を選びましょう。

また、自分がよく使うコンビニのATMに対応しているかも確認しておくと安心です。

振込手数料の比較

振込手数料の無料回数も、銀行選びの重要なポイントです。以下の表で比較しました。

銀行名 無料回数(最低ステージ) 無料回数(最高ステージ) 有料時の手数料
auじぶん銀行 月1回 月15回 99円〜
SBI新生銀行 月3回 月10回 105円〜
楽天銀行 月0回 月3回 145円〜
住信SBIネット銀行 月1回 月20回 77円〜
あおぞら銀行BANK 月1回 月1回 110円〜

振込が多い人は、無料回数が多い銀行を選ぶと年間でかなりの節約になります。

住信SBIネット銀行やauじぶん銀行は、最高ステージでの無料回数が特に多いのが特徴です。

定期預金金利の比較

定期預金金利も、銀行によって差があります。

キャンペーン金利が適用される期間もあるので、定期的にチェックするとお得です。一般的に、ネット銀行の定期預金金利は0.02%〜0.30%程度で、メガバンクの0.002%程度と比べると高めに設定されています。

まとまった資金を一定期間預ける予定がある人は、定期預金金利も比較してみましょう。

証券口座連携で金利がアップ|仕組みと活用法

証券口座と銀行口座を連携させると、普通預金金利が大幅にアップするサービスがあります。

投資を始めたい人や、すでに証券口座を持っている人には特にメリットが大きいサービスです。ここでは、主な連携サービスの仕組みと活用法を解説します。

SBI証券との連携(SBIハイブリッド預金)

SBIハイブリッド預金は、SBI新生銀行とSBI証券を連携させるサービスです。

連携すると、普通預金金利が0.001%から0.30%にアップします。証券口座と銀行口座の資金を自動的に移動させることができ、投資に使わない資金は高金利で運用できます。

設定方法も簡単で、SBI証券の口座開設時にSBI新生銀行の口座も同時に開設し、連携設定をするだけです。

株式や投資信託の購入時には、銀行口座から自動的に資金が移動するため、手動で振替をする手間がかかりません。投資初心者でも使いやすいサービスと言えます。

三菱UFJ eスマート証券との連携

三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)とauじぶん銀行を連携させると、普通預金金利が優遇されます。

また、auマネーコネクトというサービスを利用すると、証券口座と銀行口座の資金移動がスムーズになります。

auユーザーやPontaポイントを貯めている人には、特にメリットが大きい組み合わせです。

投資信託の積立購入時に、銀行口座から自動的に資金が引き落とされる設定もできるため、投資の自動化にも役立ちます。

証券連携を使うときの注意点

証券口座との連携サービスは便利ですが、いくつか注意点もあります。まず、連携サービスを利用するには、証券口座の開設が必要です。証券口座を開設しても投資をする必要はありませんが、口座開設には本人確認書類の提出などの手続きが必要になります。

また、証券連携で優遇される金利は、連携を解除すると通常金利に戻ります。

長期的に高金利を得たい場合は、連携を継続することが大切です。

目的別のおすすめ銀行|こんな人にはこの銀行

銀行口座は、利用目的に応じて使い分けると、より効率的に資産管理ができます。

ここでは、目的別におすすめの銀行をご紹介します。自分の目的に合った銀行を選んで、賢くお金を管理しましょう。

貯金専用口座を作りたい人

貯金専用口座を作りたい人には、普通預金金利が高い銀行がおすすめです。

あおぞら銀行BANKは、条件なしで0.20%の金利が適用されるため、貯金専用口座として最適です。生活費用の口座とは別に貯金専用口座を作ることで、使ってしまうリスクを減らせます。

また、SBI新生銀行やauじぶん銀行も、証券連携や特定サービスの利用で高金利が適用されるため、貯金専用口座として活用できます。

貯金額が多い人ほど、金利の差が大きな影響を与えるので、高金利の銀行を選びましょう。定期的に給与の一部を自動入金する設定をしておくと、無理なく貯金が続けられます。

生活費の管理に使いたい人

生活費の管理に使いたい人には、ATM手数料と振込手数料の無料回数が多い銀行がおすすめです。

auじぶん銀行や住信SBIネット銀行は、ステージ制度で無料回数が増えるため、生活費用口座として便利です。家賃や光熱費の支払いが多い人は、振込手数料の無料回数が多い銀行を選びましょう。

また、スマホアプリが使いやすい銀行を選ぶと、外出先でも残高確認や振込がスムーズに行えます。

楽天銀行やSBI新生銀行も、アプリの評価が高く、生活費管理に適しています。給与受取口座として設定すると、ステージが上がりやすくなる銀行もあるので、条件を確認しておきましょう。

投資資金を管理したい人

投資資金を管理したい人には、証券口座との連携サービスがある銀行がおすすめです。

SBI新生銀行と楽天銀行は、それぞれSBI証券・楽天証券と連携することで、資金移動がスムーズになります。投資に使わない資金は高金利の普通預金で運用できるため、効率的な資産管理が可能です。

また、住信SBIネット銀行も、定額自動入金サービスや定額自動振込サービスを使って、投資資金を計画的に積み立てることができます。

投資初心者の人は、証券連携サービスを活用することで、投資へのハードルを下げられるでしょう。

複数口座を使い分けたい人

複数口座を使い分けたい人には、それぞれの銀行の強みを活かした組み合わせがおすすめです。

例えば、貯金専用にあおぞら銀行BANK、生活費用にauじぶん銀行、投資用にSBI新生銀行という組み合わせが考えられます。

複数の銀行口座を持つことで、お金の流れが可視化され、無駄遣いを防ぐことができます。

ただし、口座が多すぎると管理が煩雑になるので、3〜4つ程度に絞るのがおすすめです。各銀行のスマホアプリを活用すれば、複数口座でも管理がしやすくなります。

銀行口座開設の手順|オンラインで簡単に

銀行口座の開設は、オンラインで完結できるようになり、以前よりもずっと簡単になりました。

ここでは、ネット銀行の口座開設手順を詳しく解説します。初めて銀行口座を開設する人でも、スムーズに手続きができるように説明します。

必要な書類を準備する

銀行口座を開設するには、本人確認書類が必要です。

多くの銀行では、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証などが本人確認書類として使えます。マイナンバーカードがあれば、手続きが最もスムーズに進みます。

また、銀行によっては、マイナンバー(個人番号)の提出が必要な場合もあります。マイナンバーカードがない場合は、通知カードやマイナンバーが記載された住民票でも対応できることがあります。

事前に必要書類を確認しておくと、手続きがスムーズです。

オンライン申し込みの流れ

オンライン申し込みの流れは、多くの銀行で共通しています。

まず、銀行の公式サイトやアプリから「口座開設」ボタンをクリックし、必要事項を入力します。氏名、住所、生年月日、職業などの基本情報を入力したら、本人確認書類をスマホで撮影してアップロードします。

本人確認が完了すると、数日後にログインIDやパスワードが記載された書類が郵送されてきます。

銀行によっては、最短即日で口座開設が完了する場合もあります。マイナンバーカードとスマホがあれば、オンライン本人確認で即日開設できる銀行も増えています。手続きは10分〜15分程度で完了するため、忙しい人でも気軽に申し込めます。

開設後の初期設定でやること

口座開設が完了したら、初期設定を行いましょう。

まず、スマホアプリをダウンロードして、ログインIDとパスワードでログインします。次に、振込先の登録や、ATM暗証番号の設定を行います。

また、給与受取口座として設定する場合は、勤務先に口座情報を伝える必要があります。

証券口座との連携サービスを利用する場合は、連携設定も忘れずに行いましょう。初期設定を済ませておくと、すぐに銀行口座を使い始めることができます。

銀行口座開設で気をつけたいこと

銀行口座を開設する際には、いくつか注意すべき点があります。

ここでは、口座開設で失敗しないためのポイントや、トラブルを避けるための対策を解説します。事前に知っておくことで、安心して銀行口座を利用できます。

審査に落ちる理由と対処法

銀行口座の開設には審査があり、場合によっては審査に落ちることもあります。

審査に落ちる主な理由としては、過去に銀行口座の不正利用歴がある、反社会的勢力との関係が疑われる、入力情報に誤りがあるなどが挙げられます。

審査に落ちた場合は、別の銀行で再度申し込むことができます。ただし、短期間に複数の銀行に申し込むと、審査に通りにくくなる可能性があるため、注意が必要です。

入力情報は正確に記入し、本人確認書類の写真も鮮明に撮影するようにしましょう。

休眠口座・口座維持費のリスク

銀行口座を長期間使わないと、休眠口座として扱われることがあります。

休眠口座になると、取引が制限されたり、口座が凍結されたりする可能性があります。また、一部の銀行では、一定期間取引がない場合に口座維持費が発生することもあります。

休眠口座を防ぐためには、定期的に取引を行うか、少額でも残高を残しておくことが大切です。

使わない口座は解約することも検討しましょう。口座維持費の有無は、口座開設前に確認しておくと安心です。

不正利用を防ぐセキュリティ対策

銀行口座の不正利用を防ぐためには、セキュリティ対策が重要です。

まず、ログインパスワードは定期的に変更し、他人に推測されにくいものに設定しましょう。また、二段階認証を設定すると、セキュリティが大幅に向上します。

フィッシング詐欺にも注意が必要です。銀行を装ったメールやSMSが届いても、安易にリンクをクリックしたり、個人情報を入力したりしないようにしましょう。

不審なメールを受け取った場合は、銀行の公式サイトから直接ログインして確認するか、カスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
複数の銀行口座を持っても大丈夫?

はい、複数の銀行口座を持つことは全く問題ありません。むしろ、貯金用・生活費用・投資用など、目的別に口座を分けることで、お金の管理がしやすくなります。ただし、口座が多すぎると管理が煩雑になるため、3〜4つ程度に絞るのがおすすめです。

学生でも口座開設できる?

はい、学生でも銀行口座を開設できます。多くの銀行では、15歳以上(中学生を除く)であれば、親の同意なしで口座開設が可能です。ただし、未成年の場合は、一部のサービスに制限がかかることもあります。学生証や健康保険証などの本人確認書類があれば、オンラインで簡単に申し込めます。

メガバンクとネット銀行は併用すべき?

メガバンクとネット銀行の併用はおすすめです。ネット銀行は金利が高く手数料が安いため、貯金や日常的な取引に向いています。一方、メガバンクは対面でのサポートが受けられるため、住宅ローンや資産運用の相談には便利です。それぞれの強みを活かして併用すると、効率的な資産管理ができます。

ステージ条件を達成するのは難しい?

ステージ条件は銀行によって異なりますが、多くの場合、給与受取や口座振替の設定、一定額以上の預金残高などで達成できます。最低ステージの条件は比較的簡単なので、初心者でも無理なく達成できることが多いです。最高ステージは少しハードルが高いこともありますが、自分が達成できそうな条件の銀行を選ぶと良いでしょう。

口座開設にどれくらい時間がかかる?

口座開設にかかる時間は、銀行によって異なります。オンライン本人確認を利用すれば、最短即日で口座開設が完了する銀行もあります。郵送での本人確認の場合は、3〜5営業日程度かかることが一般的です。急ぎの場合は、即日開設に対応している銀行を選びましょう。

ネット銀行は安全?倒産リスクは?

ネット銀行も、メガバンクと同様に金融庁の認可を受けた正規の銀行です。預金保険制度により、万が一銀行が倒産した場合でも、1,000万円までの預金とその利息は保護されます。セキュリティ対策も厳重に行われており、二段階認証や不正利用の監視システムが導入されています。安心して利用できる金融機関と言えます。

まとめ

銀行口座を開設する際は、普通預金金利、ATM手数料、振込手数料、証券口座との連携、経済圏との相性の5つのポイントで比較することが大切です。

ネット銀行は金利が高く手数料が安いため、貯金や日常的な取引におすすめです。一方、メガバンクは対面でのサポートが受けられるため、大きな融資や専門的な相談には向いています。

目的別に複数の銀行口座を使い分けることで、効率的な資産管理ができます。

貯金専用にはあおぞら銀行BANK、生活費用にはauじぶん銀行や住信SBIネット銀行、投資用にはSBI新生銀行や楽天銀行がおすすめです。自分の利用スタイルに合った銀行を選び、賢くお金を管理しましょう。

口座開設はオンラインで簡単に完結できます。

本人確認書類を準備して、公式サイトやアプリから申し込むだけで、最短即日で口座が開設できる銀行もあります。開設後は、初期設定を忘れずに行い、セキュリティ対策もしっかりと行いましょう。

なお、銀行預金は預金保険制度により1,000万円まで保護されます。証券口座との連携サービスを利用する場合、投資には元本割れのリスクがあります。詳しくは各銀行にご確認ください。最終的な口座選びは、ご自身の判断と責任で行ってください。

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