ネット証券のスクリーニング機能おすすめ比較|選び方のポイント

ネット証券のスクリーニング機能おすすめ比較|選び方のポイント

投資で成功するためには、数千ある銘柄の中から有望な投資先を見つけることが重要です。

しかし、すべての銘柄を一つひとつチェックするのは現実的ではありません。

そこで役立つのが、証券会社が提供するスクリーニング機能です。

スクリーニング機能を使えば、PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)などの財務指標や業種、市場規模といった条件で銘柄を絞り込み、効率的に投資候補を見つけられます。

ただし、証券会社によってスクリーニング機能の充実度には大きな差があります。

この記事では、主要ネット証券のスクリーニング機能を詳しく比較し、あなたの投資スタイルに最適な証券会社選びをサポートします。

この記事の要約
  • 三菱UFJeスマート証券のkabuナビが200種類以上の条件で最も高機能
  • 楽天証券のスーパースクリーナーは直感的な操作で初心者にも使いやすい
  • 投資スタイル別の設定例と複数ツール活用法で効果的な銘柄選択が可能

結論:スクリーニング機能の充実度と使いやすさを重視して証券会社を選ぶことで、効率的な銘柄発掘が実現できます。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。
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ネット証券のスクリーニング機能とは?基本の仕組み

スクリーニング機能とは、投資家が設定した条件に基づいて株式銘柄を絞り込む機能のことです。「スクリーニング(Screening)」は「ふるいにかける」という意味で、数千ある上場銘柄の中から投資候補を効率的に選別できます。

基本的な仕組みは、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、売上高成長率、時価総額といった財務指標や、業種、市場(東証プライム・スタンダード・グロース)などの条件を設定すると、その条件に合致する銘柄が一覧で表示される仕組みです。

例えば「PER15倍以下」「自己資本比率50%以上」「東証プライム市場」といった条件を設定すれば、割安で財務基盤の安定した大型株を効率的に見つけられます。手動で3,000以上の銘柄をチェックする必要がなくなるため、銘柄選択の時間を大幅に短縮できるのです。

多くの証券会社では、初心者向けの簡単スクリーニングから、上級者向けの詳細条件設定まで、様々なレベルに対応したツールを無料で提供しています。スクリーニング機能を活用することで、感情に左右されない客観的な基準での銘柄選択が可能になり、投資成果の向上につながります。

スクリーニング機能で比較する5つのポイント

証券会社のスクリーニング機能を選ぶ際は、単に機能の多さだけでなく、実際の使いやすさや投資スタイルとの適合性を総合的に判断することが重要です。ここでは、スクリーニング機能を比較する際の5つの重要なポイントをご紹介します。

検索条件数の豊富さ

スクリーニング機能の充実度を測る最も重要な指標が、設定できる検索条件の数です。基本的な財務指標(PER、PBR、ROE等)に加え、テクニカル指標、コンセンサス予想、独自指標など、多様な条件が用意されているほど、細かな銘柄選別が可能になります。

三菱UFJeスマート証券のkabuナビでは200種類以上のスクリーニング条件が利用でき、銘柄の基本情報から財務・テクニカルにいたるまで幅広い分析が可能です。

一方で、条件が多すぎると初心者には使いこなせない場合もあるため、自分の投資レベルに応じた選択が大切です。

操作のしやすさと直感性

どれだけ高機能でも、操作が複雑では継続的な利用は困難です。画面の見やすさ、条件設定の分かりやすさ、検索結果の表示方法などが使いやすさを左右します。

三菱UFJeスマート証券のkabuナビは、キーボードを使わずクリックだけで検索できる点が初心者にもおすすめで非常に便利とされています。

また、条件設定時にヒストグラムでデータ分布が表示される機能があれば、適切な数値範囲の設定がしやすくなります。

検索結果の表示機能

スクリーニング結果をどのように表示・活用できるかも重要な比較ポイントです。単純な一覧表示だけでなく、ソート機能、お気に入り保存、CSV出力、チャート連携などの機能があると便利です。

三菱UFJeスマート証券では検索結果を業種別にヒートマップ化する機能があり、業種別の値上がり率・値下がり率が視覚的に分かりやすく表示されます。

このような可視化機能は、市場全体の動向を把握する上で非常に有効です。

チャート機能との連携

スクリーニングで見つけた銘柄をすぐにチャート分析できるかどうかも重要な要素です。スクリーニング結果から直接個別銘柄のチャート画面に移行できれば、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を効率的に組み合わせられます。

多くの証券会社では、スクリーニング結果の銘柄名をクリックすることで、その銘柄の詳細情報やチャートにアクセスできる仕組みになっています。さらに高機能なツールでは、複数銘柄のチャートを同時表示したり、スクリーニング条件に基づいたバックテスト機能を提供している場合もあります。

モバイルアプリでの利用

現在では、外出先でも銘柄チェックを行いたい投資家が増えており、スマートフォンアプリでのスクリーニング機能の充実度も重要な選択基準となっています。PC版と同等の機能が利用できるか、操作性は良好かなどを確認しましょう。

三菱UFJeスマート証券のkabuナビは、タブレット・MacOSに対応し大幅リニューアルを行い、様々なデバイスでの利用が可能になっています。

モバイル対応が充実している証券会社を選ぶことで、いつでもどこでも効率的な銘柄分析が行えます。

スクリーニング機能が優秀なおすすめ証券会社5社

ここでは、スクリーニング機能に特に優れた主要ネット証券5社の特徴を詳しく比較します。各社それぞれに独自の強みがあるため、あなたの投資スタイルに最も適した証券会社を見つけてください。

三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)

三菱UFJ eスマート証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,800,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算
NISA対応 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 251銘柄(2025年4月時点)※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄)※現物取引のみ
投資信託 約1,853本(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点)※現物取引のみ
取引ツール(PC) kabuステーション / 銘柄スカウター
スマホアプリ 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込)

三菱UFJeスマート証券の特徴

三菱UFJeスマート証券のkabuナビは、スクリーニング機能において業界最高レベルの充実度を誇ります。 200種類以上のスクリーニング条件を利用でき、銘柄スクリーニングアプリランキングで1位を獲得しています。2025年1月時点で口座数は約179万口座、投資信託取扱本数は約1,800本(2025年10月時点)、つみたて投資枠取扱銘柄数は約265本(2025年11月時点)となっています。

kabuナビの最大の特徴は、高機能でありながら初心者にも使いやすい設計になっていることです。「kabuナビ注目検索」では、スクリーニング条件を事前に登録してあり、クリックのみで絞り込みが可能で、投資の知識がなくても簡単に銘柄を見つけられます。

また、「ヒートマップ機能」では業種別の検索画面をサーモグラフィのように色付けすることで、値上がり率・値下がり率の高い業種が一目で分かるなど、視覚的な分析機能も充実しています。財務、コンセンサス、テクニカル、属性に分類された指標で検索でき、条件を設定できる柔軟性も魅力です。

楽天証券

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約13,000,000口座 ※2025年11月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 251銘柄 ※2025年2月28日時点 ※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)※現物取引のみ
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)※現物取引のみ
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券の特徴

楽天証券のスーパースクリーナーは、直感的な操作性と実用的な機能のバランスが優れています。 2025年11月時点で口座数は約1,300万口座を超え、国内証券会社単体で最多となっています。いろいろな条件で細かく指定でき、ピンポイントで条件に当てはまる会社を探すことができます

PERや売上高営業利益率、自己資本比率といった条件を設定し、その条件に当てはまる銘柄を自動で選び出すツールとして設計されており、基本的な指標はもちろん、プロが使っているスクリーニング条件も利用できます。

楽天証券のスクリーニング機能は1つのツールに集約されているため、複数のツールを使い分ける必要がなく、シンプルで使いやすい点が評価されています。また、楽天ポイントとの連携により、スクリーニングで見つけた銘柄への投資でポイントが貯まる仕組みも魅力的です。

SBI証券

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応 〇※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)※現物取引のみ
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)※現物取引のみ
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券の特徴

SBI証券のスクリーニング機能は、シンプルさと実用性を重視した設計が特徴です。 2025年11月25日時点で、SBIグループ(SBI証券・SBIネオトレード証券・FOLIOの合計)の口座数は約1,500万口座を達成し、国内初の記録となりました。1画面内で必要な機能が設定でき、設定項目は8項目程度で割安株を見つけるのに十分な機能を提供しています。

市場、規模、採用指数、業種、企業スコア、投資金額の6種類から銘柄を絞ることができる基本的な項目に加え、詳細な条件設定も可能です。SBI証券のスクリーニング機能は「銘柄スクリーニング」と「Myスクリーナー」の2種類があり、よく使う検索条件を保存できる機能も備えています。

特に、シンプルで使いやすく、有料の株価チャートソフトのスクリーニング機能を使うのをやめてしまうほど実用的という利用者の声もあり、日常的な銘柄選別に適したツールといえます。

マネックス証券

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)※現物取引のみ
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)※現物取引のみ
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券の特徴

マネックス証券は、ファンダメンタルズ分析に特化した高度なスクリーニング機能が強みです。 将来値上がりする銘柄を知りたい場合のファンダメンタルズ分析に強く、PERやPBRの絞り込み機能が充実しています。

独自スコアとして「統計スコア」「成長スコア」など100を最高値として1~100までの表示があり、直近1カ月のアナリストレーティングを使った「リビジョンスコア」でも検索可能です。これらの独自指標により、他社では得られない詳細な分析が行えます。

マネックス証券のスクリーニング機能は、スマートフォン向けのアプリでもファンダメンタルズ分析を利用できるため、外出先でも本格的な銘柄分析が可能です。IPO投資にも強い証券会社として知られており、スクリーニングで見つけた銘柄とIPO投資を組み合わせた投資戦略も立てやすくなっています。

松井証券

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)※現物取引のみ
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)※現物取引のみ
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)※現物取引のみ
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)※現物取引のみ
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券の特徴

松井証券は、老舗証券会社としての安心感と使いやすいスクリーニング機能を両立しています。 大正7年創業の歴史ある証券会社で、ネット証券として日本で初めて東証1部に上場した実績があります。

松井証券のスクリーニング機能は、基本的な条件設定から詳細な財務分析まで幅広くカバーしており、特に50歳以上のユーザーに支持されています。手数料体系も魅力的で、25歳以下は取引手数料が無料、50万円以下の取引は誰でも無料という特徴があります。

また、充実したサポート体制により、スクリーニング機能の使い方について電話やメールでサポートを受けられるため、初心者でも安心して利用できます。投資情報の提供も豊富で、スクリーニング結果の解釈や活用方法についても学べる環境が整っています。

順位 証券会社 特徴 手数料 口座開設
1 SBI証券 おすすめ
  • 口座開設数1,500万突破、ネット証券No.1の実績
  • 国内株式の売買手数料が0円(ゼロ革命)
0円 口座開設
2 楽天証券
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投資スタイル別おすすめスクリーニング設定

効果的なスクリーニングを行うためには、自分の投資スタイルに合わせた条件設定が重要です。ここでは、代表的な投資スタイル別に具体的なスクリーニング設定例をご紹介します。

長期投資派向けの設定例

長期投資では、企業の成長性と財務安定性を重視した条件設定が効果的です。まず基本条件として、「東証プライム市場」「時価総額1,000億円以上」を設定し、大型で安定した企業を対象にします。

基本条件
東証プライム市場・時価総額1,000億円以上で大型安定企業を選択
財務指標
自己資本比率40%以上・ROE10%以上・売上高成長率3年平均5%以上
株主還元
配当利回り2%以上・連続増配年数3年以上で安定した還元実績

財務指標では「自己資本比率40%以上」「ROE10%以上」「売上高成長率3年平均5%以上」を設定することで、財務基盤が安定し、継続的な成長が期待できる企業を抽出できます。さらに「配当利回り2%以上」「連続増配年数3年以上」を加えれば、株主還元にも積極的な優良企業を見つけられます。

PER・PBRについては「PER15倍以下」「PBR1.5倍以下」程度に設定し、適正な株価水準の銘柄を選別します。これらの条件により、長期保有に適した成長性と安定性を兼ね備えた銘柄を効率的に発見できます。業種については特定の分野に偏らず、複数の成長セクターから分散して選ぶことが重要です。

短期投資派向けの設定例

短期投資では、株価の動きやすさと流動性を重視した条件設定が適しています。基本条件として「1日平均出来高50万株以上」「時価総額100億円以上」を設定し、流動性の高い銘柄を対象にします。

流動性条件
1日平均出来高50万株以上・時価総額100億円以上で売買しやすい銘柄
テクニカル指標
25日移動平均線からの乖離率±10%以内・RSI30-70の範囲・出来高急増
イベント要因
決算発表予定・アナリスト予想上方修正・新製品発表などの材料

テクニカル指標では「25日移動平均線からの乖離率±10%以内」「RSI30-70の範囲」「出来高急増(前日比200%以上)」といった条件で、動きのある銘柄を抽出します。また「株価変動率(1週間)5%以上」を加えることで、短期的な値動きが期待できる銘柄を見つけられます。

ファンダメンタルズ面では「四半期決算発表予定1週間以内」「アナリスト予想の上方修正」「新製品・新サービス発表」などのイベント関連条件も有効です。ただし、短期投資では市場環境の変化に敏感に反応する必要があるため、設定条件は定期的に見直し、相場状況に応じて調整することが重要です。

初心者向けの簡単設定

投資初心者は、まず基本的な指標を使ったシンプルな条件設定から始めることが大切です。最初は「東証プライム市場」「時価総額500億円以上」「自己資本比率30%以上」という3つの基本条件のみを設定し、安定した大型企業に絞り込みます。

初心者の方は条件を増やしすぎず、まずは基本的な安全性を重視した条件から始めることをおすすめします。慣れてきたら徐々に条件を追加していきましょう。

財務指標については「PER5-20倍」「PBR0.5-2倍」「配当利回り1%以上」程度の緩やかな条件から始めましょう。これらの数値は極端に割高・割安な銘柄を除外し、適正な価格帯の銘柄を選別するのに適しています。

業種については「食品」「医薬品」「電力・ガス」「通信」など、生活に身近で事業内容が理解しやすい分野から選ぶことをおすすめします。慣れてきたら「売上高成長率」「営業利益率」などの指標を追加し、徐々に条件を詳細化していけば、スクリーニングスキルを段階的に向上させられます。最初は10-20銘柄程度に絞り込み、それぞれの企業について詳しく調べる習慣をつけることが重要です。

スクリーニング機能の使い方|実際の手順を解説

スクリーニング機能を効果的に活用するためには、正しい手順と操作方法を理解することが重要です。ここでは、実際の画面を想定した具体的な使い方を段階別に解説します。

基本的な検索条件の設定方法

スクリーニング機能を使う際は、まず基本条件から設定を始めることが重要です。多くの証券会社では、ログイン後のメイン画面から「銘柄検索」や「スクリーニング」のメニューにアクセスできます。

1.市場の選択:「東証プライム」「スタンダード」「グロース」から投資対象とする市場を選択
2.時価総額の設定:「100億円以上」「1,000億円以上」など、企業規模を指定
3.業種の絞り込み:「全業種」または特定の業種(製造業、サービス業等)を選択
4.投資金額の設定:「10万円以下」「50万円以下」など、購入可能な株価帯を指定

これらの基本条件を設定することで、まず投資対象となる銘柄の母集団を適切な範囲に絞り込みます。初心者の方は、この段階で一度検索を実行し、どの程度の銘柄数になるかを確認することをおすすめします。通常、100-300銘柄程度に絞り込まれるのが理想的です。

検索結果の見方と活用法

スクリーニング結果を正しく読み取り、効果的に活用するためのポイントを理解しましょう。検索結果画面では、通常、銘柄コード、企業名、株価、PER、PBR、配当利回りなどの基本情報が一覧表示されます。

結果の活用方法として、まず「並び替え機能」を使って、重視する指標順に銘柄を並べ替えます。例えば、割安株を探している場合は「PER昇順」で並び替え、成長株を探している場合は「売上高成長率降順」で並び替えることで、目的に適した銘柄を効率的に見つけられます。

各銘柄の詳細情報を確認する際は、銘柄名をクリックすることで個別銘柄ページに移行できます。ここでは、より詳細な財務データ、チャート、ニュース、アナリスト予想などの情報を確認できます。気になる銘柄が見つかったら、必ず企業の事業内容、最近の業績動向、将来の成長戦略などを詳しく調べることが重要です。

お気に入り機能の使い方

スクリーニングで見つけた有望銘柄を効率的に管理するためには、お気に入り機能の活用が不可欠です。多くの証券会社では、検索結果画面で気になる銘柄にチェックを入れ、「お気に入りに追加」ボタンを押すことで、専用のウォッチリストに保存できます。

お気に入り機能の効果的な使い方として、用途別に複数のリストを作成することをおすすめします。例えば「長期投資候補」「短期投資候補」「配当狙い」「成長株候補」といったカテゴリーに分けて管理すれば、投資戦略に応じた銘柄選択が行いやすくなります。

また、定期的にお気に入りリストの銘柄をチェックし、株価の変動、業績の変化、市場環境の変化などを確認することで、適切な投資タイミングを見極められます。多くの証券会社では、お気に入り銘柄の株価アラート機能も提供しているため、目標株価に達した際の通知設定も活用しましょう。

複数ツールの組み合わせ活用法|効果的な使い分け

単一の証券会社のスクリーニング機能だけでなく、複数のツールを組み合わせることで、より精度の高い銘柄選択が可能になります。ここでは、実践的な複数ツール活用法をご紹介します。

1次スクリーニングと2次スクリーニング

効率的な銘柄選別を行うためには、段階的なスクリーニングアプローチが有効です。まず1次スクリーニングでは、比較的緩い条件で幅広く銘柄を抽出し、2次スクリーニングでより厳格な条件で絞り込みます。

1次スクリーニングでは「東証プライム市場」「時価総額300億円以上」「自己資本比率25%以上」といった基本的な安全性の条件のみを設定し、500-1,000銘柄程度を抽出します。この段階では、明らかに投資対象外となる銘柄(超小型株、財務不安定企業等)を除外することが目的です。

2次スクリーニングでは、投資スタイルに応じたより詳細な条件を追加します。成長株投資の場合は「売上高成長率3年平均10%以上」「営業利益率5%以上」「PEG1.5以下」などを追加し、最終的に20-50銘柄程度まで絞り込みます。この2段階アプローチにより、見落としを防ぎながら効率的な銘柄選別が可能になります。

無料ツールとの併用方法

証券会社のスクリーニング機能と外部の無料分析ツールを組み合わせることで、より多角的な分析が可能になります。例えば、証券会社のスクリーニングで基本的な条件をクリアした銘柄を抽出した後、Yahoo!ファイナンスやバフェット・コードなどの無料サイトで詳細な財務分析を行います。

具体的な活用方法として、まず証券会社のスクリーニングで「PER15倍以下」「ROE10%以上」といった条件で銘柄を抽出し、その結果をCSVファイルでエクスポートします。次に、抽出された銘柄について、無料の財務分析サイトで過去5-10年の業績推移、競合他社との比較、アナリスト予想の変化などを詳しく調べます。

また、TradingViewなどの無料チャート分析ツールを使って、ファンダメンタルズ分析で選んだ銘柄のテクニカル分析を行うことも効果的です。このように複数のツールを組み合わせることで、単一ツールでは得られない包括的な銘柄分析が実現できます。

結果の検証とフォロー方法

スクリーニングで選んだ銘柄の投資成果を継続的に検証し、改善につなげることが重要です。まず、スクリーニング条件と選択理由、投資判断の根拠を記録し、定期的にパフォーマンスを評価します。

検証方法として、月次または四半期ごとにスクリーニングで選んだ銘柄の株価パフォーマンスを市場平均(TOPIX、日経平均等)と比較します。アウトパフォームした銘柄とアンダーパフォームした銘柄の特徴を分析し、有効だった条件と効果が薄かった条件を特定します。

また、選択した銘柄の業績発表後には、予想と実績の乖離を確認し、スクリーニング条件の妥当性を検証します。例えば「売上高成長率10%以上」の条件で選んだ銘柄が実際に成長を続けているか、「PER15倍以下」で選んだ割安株が適正評価に向かっているかなどを追跡調査します。このような継続的な検証により、自分の投資スタイルに最適なスクリーニング条件を徐々に確立できます。

スクリーニングで気をつけたい3つの注意点

スクリーニング機能は強力な銘柄選択ツールですが、適切に使用しないと期待した投資成果を得られない場合があります。ここでは、スクリーニング機能を使う際に特に注意すべき3つのポイントをご紹介します。

過去データの限界を理解する

スクリーニング機能は過去の財務データや株価データに基づいて銘柄を抽出するため、将来の業績を保証するものではありません。特に、急激な事業環境の変化や新型コロナウイルスのような外的要因による影響は、過去のデータからは予測困難です。

例えば、過去3年間の売上高成長率が高い企業でも、主力事業の市場が飽和状態に達していたり、新しい競合企業の参入により競争環境が激化していたりする可能性があります。また、PERやPBRなどの株価指標も、市場の期待や投資家心理の変化により短期間で大きく変動する場合があります。

そのため、スクリーニング結果はあくまで投資候補の「入り口」として活用し、選択した銘柄については必ず最新の企業情報、業界動向、競合状況などを詳しく調査することが重要です。決算説明資料、中期経営計画、業界レポートなどを確認し、将来の成長性を多角的に分析しましょう。

条件設定の偏りに注意

特定の指標や条件に偏ったスクリーニング設定を行うと、似たような特徴を持つ銘柄ばかりが抽出され、ポートフォリオの多様性が失われるリスクがあります。例えば、高配当利回りの条件のみを重視すると、成熟産業や業績が低迷している企業が多く選ばれる可能性があります。

また、テクニカル指標に偏重したスクリーニングでは、短期的な株価変動に左右されやすく、ファンダメンタルズが弱い銘柄を選んでしまうリスクもあります。逆に、財務指標のみを重視すると、成長性の高い新興企業や革新的な事業を行う企業を見落とす可能性があります。

バランスの取れたスクリーニングを行うためには、財務指標、成長性指標、株価指標、定性的要因を組み合わせた多面的な条件設定が重要です。また、定期的にスクリーニング条件を見直し、市場環境や自分の投資経験の蓄積に応じて調整することも必要です。

分散投資の重要性

スクリーニング機能で優秀な銘柄を見つけても、特定の銘柄や業種に集中投資することは避け、適切な分散投資を心がけることが重要です。どれだけ厳格な条件でスクリーニングを行っても、個別銘柄には予期せぬリスクが存在します。

業種分散については、景気敏感株(自動車、鉄鋼等)、ディフェンシブ株(食品、医薬品等)、成長株(IT、バイオ等)をバランス良く組み合わせることで、市場環境の変化に対する耐性を高められます。また、時価総額の分散(大型株、中型株、小型株の組み合わせ)や、投資スタイルの分散(成長株、割安株、配当株の組み合わせ)も効果的です。

さらに、スクリーニングで選んだ国内株だけでなく、海外株式や投資信託、債券なども含めた総合的な資産配分を検討することが重要です。一つの分析手法や投資哲学に依存せず、複数のアプローチを組み合わせることで、より安定した長期的な資産形成が可能になります。

まとめ

ネット証券のスクリーニング機能は、効率的な銘柄選択を実現する強力なツールです。三菱UFJeスマート証券のkabuナビは200種類以上の条件設定が可能で最も高機能である一方、楽天証券のスーパースクリーナーは直感的な操作性が魅力的です。SBI証券はシンプルで実用的、マネックス証券はファンダメンタルズ分析に特化、松井証券は初心者向けのサポートが充実しています。

スクリーニング機能を選ぶ際は、検索条件数の豊富さ、操作のしやすさ、検索結果の表示機能、チャート機能との連携、モバイル対応の5つのポイントを総合的に評価することが重要です。また、自分の投資スタイルに応じた条件設定を行い、1次・2次スクリーニングや無料ツールとの併用により、より精度の高い銘柄分析が可能になります。

ただし、スクリーニング機能は過去データに基づく分析であり、将来の業績を保証するものではありません。条件設定の偏りを避け、適切な分散投資を心がけることが成功の鍵となります。最終的な投資判断は、スクリーニング結果を参考にしながらも、企業の将来性や事業内容を詳しく調査した上で行うことが大切です。

※本記事の情報は2026年1月時点のものです。各証券会社のサービス内容・手数料・取扱銘柄数などは変更される可能性があります。最新情報および詳細については、必ず各証券会社の公式ウェブサイトでご確認ください。

投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社にご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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