仮想通貨は未成年でも始められる|16歳からOKの取引所と注意点【2026年】

金投資に興味はあるけれど、現物の保管や高額な初期費用がネックで踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
PAXG(パックスゴールド)は、そんな悩みを解決する金連動型の仮想通貨です。
1トークン=金1オンスの価値を持ち、保管手数料ゼロ、数百円から購入できる点が大きな魅力です。
この記事では、PAXGの仕組みから購入方法、税金の取り扱いまで、初心者にもわかりやすく解説します。
金のデジタル化という新しい投資手法を、ぜひこの機会に理解してください。
出典:Paxos公式サイト
出典:Paxos公式サイト
目次
PAXG(パックスゴールド)とは
PAXG(パックスゴールド)は、米国のPaxos Trust Company(パクソス・トラスト・カンパニー)が2019年に発行を開始した金連動型の仮想通貨です。1トークンが金1トロイオンス(約31.1グラム)の価値と連動する仕組みで、実際の金の延べ棒を裏付け資産として発行されています。
イーサリアムブロックチェーン上で動作するERC-20規格のトークンであり、多くの海外取引所で取引可能です。金という実物資産とブロックチェーン技術を組み合わせることで、従来の金投資にはない利便性を実現しています。
PAXGは1トークンにつき金1トロイオンス(約31.1グラム)が完全に裏付けられている点が最大の特徴です。この金はロンドン貴金属市場協会(LBMA)認定の高品質なロンドン・グッド・デリバリー・ゴールドバーで、Brink’s(ブリンクス)社などの専門金庫に厳重に保管されています。
出典:Paxos公式サイト
各トークンには個別のシリアル番号が割り当て
保有者はPaxos公式サイトのルックアップツールで、自分のトークンに対応する金の延べ棒の詳細(シリアル番号、重量、純度)を確認できます。この透明性の高さが、PAXGの信頼性を支える重要な要素となっています。
出典:Paxos公式サイト
PAXGは「金連動型ステーブルコイン」に分類されます。一般的なステーブルコインが米ドルなどの法定通貨と連動するのに対し、PAXGは金価格と連動するよう設計されています。金価格が上昇すればPAXGの価値も上昇し、金価格が下落すればPAXGの価値も下落する仕組みです。
出典:Paxos公式サイト
デジタル資産として24時間365日取引可能
この仕組みにより、PAXGを保有することは実質的に金を保有することと同じ経済効果を得られます。ただし、現物の金と異なり、デジタル資産として24時間365日いつでも取引でき、世界中どこへでも瞬時に送金できる点が大きな違いです。
出典:Paxos公式サイト
PAXGは2019年9月にPaxos Trust Companyによって発行が開始されました。Paxos社は2012年にCharles Cascarilla氏とRich Teo氏によって設立されたフィンテック企業で、デジタル資産インフラの構築を専門としています。
同社は米ドル連動のステーブルコイン「Paxos Standard(PAX)」の発行でも知られており、PayPal VenturesやMithril Partnersなど有力な投資家から5億ドル以上の資金を調達しています。Paxos社は2015年にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって承認された世界で最初の完全規制下の暗号資産事業者となりました。
出典:Paxos公式サイト
PAXGが信頼できる5つの理由
PAXGは他の金連動型トークンと比較しても、特に高い信頼性を持つとされています。その理由は、厳格な規制、透明性の高い監査体制、そして実績のある保管業者の存在にあります。ここでは、PAXGが信頼できる5つの具体的な理由を詳しく見ていきましょう。
PAXGはニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の厳格な規制下で運営されています。NYDFSは米国で最も厳しい金融規制機関の一つであり、暗号資産事業者に対して高い透明性と顧客保護の基準を要求しています。
出典:Paxos公式サイト
世界初の規制下暗号資産事業者として承認
Paxos Trust Companyは2015年にNYDFSから承認を受けた世界初の規制下暗号資産事業者であり、PAXGも2019年9月にNYDFSの承認を得て発行が開始されました。この規制下での運営は、他の無規制の金連動トークンと比較して、投資家にとって大きな安心材料となっています。
出典:Paxos公式サイト
PAXGの裏付けとなる金はLBMA認定の金庫に保管されています。LBMAは金の品質基準を定める国際的な機関であり、その認定を受けた金庫は世界で最も安全性が高いとされています。
出典:Paxos公式サイト
具体的には、Brink’s(ブリンクス)社のロンドン金庫などで保管されており、これらの金庫は24時間365日の監視体制、厳重なセキュリティシステム、保険による保護などが整備されています。PAXGの保有者は、自分のトークンに対応する金が確実に存在し、安全に保管されていることを確認できます。
Paxos社は月次で第三者監査を実施し、透明性を確保しています。監査は世界四大会計事務所の一つであるKPMGなどの独立した監査法人によって行われ、PAXGの発行量と保有する金の量が1対1で一致しているかを検証しています。
監査結果は公式サイトで定期的に公開
監査結果はPaxos公式サイトで定期的に公開されており、誰でも確認することができます。この月次監査は、他の金連動トークンが四半期監査や年次監査にとどまっているのと比較して、より高い透明性を提供しています。
各PAXGトークンには裏付けとなる金の延べ棒のシリアル番号が紐づけられており、保有者はPaxos公式サイトのルックアップツールで、自分のイーサリアムウォレットアドレスを入力するだけで、対応する金の詳細情報(シリアル番号、重量、純度)を確認できます。
出典:Paxos公式サイト
この機能により、PAXGが本当に実物の金に裏付けられていることを、保有者自身が直接確認できます。金ETFや他の金投資商品では、このような個別の金の追跡は不可能であり、PAXGならではの透明性の高さを示しています。
PAXGの裏付けとなる金は世界的に信頼されているBrink’s社の金庫で保管されています。Brink’s社は170年以上の歴史を持つ老舗企業で、世界100カ国以上で貴重品の保管・輸送サービスを提供しています。
最先端セキュリティと包括的保険で保護
Brink’s社の金庫は、最先端のセキュリティシステム、24時間体制の監視、厳格なアクセス管理、そして包括的な保険による保護が施されています。万が一の盗難や事故に備えた保険も完備されており、保有者の資産は多重の保護層によって守られています。
金投資にはさまざまな方法がありますが、それぞれに特徴があります。ここでは、PAXG、金ETF、現物金の3つの投資方法を、手数料、保管コスト、最低投資額、取引時間などの観点から詳しく比較します。
| 項目 | PAXG | 金ETF | 現物金 |
| 取引手数料 | 取引所により異なる | 0.4%前後(信託報酬) | 0.5%〜35% |
| 保管手数料 | 無料 | 信託報酬に含まれる | 年間数千円〜数万円 |
| 最低投資額 | 数百円〜 | 数千円〜 | 数万円〜数十万円 |
| 取引時間 | 24時間365日 | 市場の営業時間のみ | 店舗の営業時間のみ |
| 現物交換 | 可能(400オンス以上) | 不可 | 既に現物 |
PAXGは利用する取引所によって手数料が異なります。Paxosプラットフォームでのトークン作成・償還時には約0.02%の手数料が発生しますが、これに加えてイーサリアムのガス代(数百円〜数千円程度)が必要です。取引所で売買する場合の手数料は各取引所によって異なり、例えばBinanceでは0.1%程度の取引手数料がかかります。
長期保有では信託報酬の負担が増加
金ETFの場合、信託報酬として年間0.4%前後が継続的に発生します。長期保有すればするほど、この信託報酬の負担は大きくなります。現物金の場合、販売店によって手数料が大きく異なり、0.5%〜35%と非常に幅があります。特に少額の金を購入する場合、手数料率が高くなる傾向にあります。
PAXGの保管手数料は完全無料
PAXGの最大のメリットの一つが保管手数料が完全無料という点です。金はPaxos社が管理するLBMA認定金庫に保管されていますが、保有者に保管手数料は一切請求されません。
出典:Paxos公式サイト
金ETFの場合、保管コストは信託報酬に含まれており、実質的には保有者が負担しています。現物金を自宅以外で保管する場合、貴金属会社や銀行の貸金庫を利用することになり、年間数千円から数万円の保管手数料が発生します。長期保有を考えると、この保管コストの差は非常に大きくなります。
数百円から金投資を始められる
最低投資額の面でも、PAXGは優れています。PAXGは0.01トークン(金0.01オンス相当)から購入可能で、2026年2月時点の金価格では数百円から投資を始められます。この少額投資の可能性は、金投資のハードルを大きく下げています。
金ETFは証券口座を通じて購入するため、数千円程度から投資可能です。しかし、現物金の場合、最小単位が1トロイオンス(約31.1グラム)に設定されている店舗が多く、2026年2月時点の金価格では数十万円の初期投資が必要となります。少額から金投資を始めたい初心者には、PAXGが最も適しています。
PAXGは24時間365日、世界中のどこからでも取引可能です。仮想通貨取引所が稼働している限り、いつでも売買できるため、金価格の急変動にも即座に対応できます。
出典:Paxos公式サイト
金ETFは株式市場の営業時間内(日本の場合、平日9時〜15時)のみ取引可能です。現物金の場合、貴金属店の営業時間内に店舗を訪れる必要があり、さらに売買には数日かかることもあります。流動性と利便性の面で、PAXGは従来の金投資方法を大きく上回っています。
PAXGは金投資の新しい形として、世界中の投資家から注目を集めています。その理由は、従来の金投資にはない多くのメリットがあるためです。ここでは、PAXGが投資家に選ばれる5つの主要なメリットを詳しく解説します。
金は古くからインフレヘッジ資産として知られています。通貨の価値が下落するインフレ局面では、金の価値は相対的に上昇する傾向があります。PAXGは金価格と完全に連動しているため、インフレ対策として有効です。
24時間365日いつでも取引可能
PAXGは24時間365日いつでも取引できる点が大きな魅力です。従来の金ETFは証券市場の営業時間内しか取引できず、現物金の売買には店舗への訪問が必要でした。
出典:Paxos公式サイト
しかし、PAXGは仮想通貨取引所を通じて、世界中のどこからでも、スマートフォン一つで瞬時に売買できます。金価格の急変動時にも即座に対応でき、投資機会を逃しません。この高い流動性は、現代の投資家にとって非常に重要な要素です。
PAXGは0.01トークン(金0.01オンス相当)から購入可能で、2026年2月時点では数百円から金投資を始められます。この少額投資の可能性は、金投資の民主化を実現しています。
従来、現物金への投資には数十万円の初期費用が必要でした。金ETFでも数千円程度は必要です。しかし、PAXGなら学生やフリーランスなど、まとまった資金を持たない層でも金投資にアクセスできます。積立投資として毎月少額ずつ購入することも可能です。
PAXGはERC-20規格のトークンであるため、DeFi(分散型金融)プロトコルで活用できる点も大きなメリットです。Uniswapなどの分散型取引所(DEX)で取引したり、レンディングプロトコルで貸し出して利息を得たり、担保として活用したりすることが可能です。
金は株式や債券とは異なる値動きをする傾向があり、ポートフォリオの分散効果が高い資産です。株式市場が下落する局面でも、金価格は上昇することが多く、リスク分散として有効です。
PAXGをポートフォリオに組み入れることで、仮想通貨の価格変動リスクを抑えつつ、金という安定資産を保有できます。ビットコインやイーサリアムなどのボラティリティの高い仮想通貨と組み合わせることで、全体のリスクを低減し、長期的に安定したリターンを目指せます。
PAXGで気をつけたい5つのこと
PAXGには多くのメリットがある一方で、投資にあたって注意すべき点も存在します。ここでは、PAXG投資を検討する際に必ず理解しておくべき5つのリスクと注意点を詳しく解説します。
金価格が下落すればPAXGの価値も下落
PAXGは金価格と連動しているため、金価格が下落すればPAXGの価値も下落します。金は比較的安定した資産とされていますが、価格変動がゼロではありません。経済状況や金融政策の変化により、金価格が大きく下落する局面もあります。
特に、世界経済が安定し、株式市場が好調な時期には、安全資産である金への需要が減少し、価格が下落する傾向があります。PAXG投資を行う際は、金価格の変動リスクを十分に理解し、自分のリスク許容度に合わせた投資額を設定することが重要です。
発行体リスクは完全にゼロではない
PAXGはPaxos Trust Companyが発行・管理しているため、万が一Paxos社が破綻した場合のリスクを考慮する必要があります。ただし、Paxos社はNYDFSの規制下にあり、顧客資産は分別管理されています。
出典:Paxos Blog
NYDFSの規制では、顧客資産は破産隔離された口座で管理することが義務付けられており、万が一Paxos社が破綻しても、保有者の金は法的に保護される仕組みになっています。それでも、発行体リスクは完全にゼロではないため、分散投資の観点から、全資産をPAXGに集中させることは避けるべきです。
出典:Paxos Blog
ガス代は数百円から1万円超まで変動
PAXGはイーサリアムブロックチェーン上のERC-20トークンであるため、送金や取引の際にイーサリアムのガス代(手数料)が発生します。このガス代はネットワークの混雑状況によって大きく変動し、数百円から数千円、時には1万円を超えることもあります。
特に、少額のPAXGを頻繁に取引する場合、ガス代が取引額に対して割高になる可能性があります。ガス代を抑えるためには、ネットワークが混雑していない時間帯に取引する、取引所内で売買を完結させる、などの工夫が必要です。
規制変更で取引制限の可能性
2026年2月時点で、PAXGは日本国内の仮想通貨取引所では取り扱われていません。今後、日本の規制が変更され、PAXGの取引がさらに制限される可能性もゼロではありません。
日本の金融庁は暗号資産に対して厳格な規制を敷いており、資金決済法や金融商品取引法に基づいて事業者を監督しています。海外取引所を利用してPAXGを購入する場合、その取引所が日本居住者向けのサービスを突然停止するリスクもあります。規制リスクを理解した上で、投資判断を行うことが重要です。
為替変動が円換算の利益に影響
PAXGはドル建ての資産であるため、円で投資する日本居住者にとっては為替リスクが存在します。金価格が上昇しても、同時に円高ドル安が進めば、円換算での利益は目減りする可能性があります。
逆に、円安ドル高が進めば、金価格が横ばいでも円換算での資産価値は上昇します。PAXG投資を行う際は、金価格の変動だけでなく、為替レートの動向も考慮に入れる必要があります。為替ヘッジを行いたい場合は、別途FXなどで対策を検討することも一つの方法です。
PAXGの購入方法
PAXGに興味を持った方が次に気になるのは、「どこで購入できるのか」という点でしょう。ここでは、日本からPAXGを購入する方法と、現在の取引所の対応状況について詳しく解説します。
2026年2月時点で、日本国内の仮想通貨取引所ではPAXGの取り扱いはありません。コインチェック、bitFlyer、GMOコイン、SBI VCトレードなど、金融庁に登録された国内主要取引所では、PAXGは上場していません。
国内ではジパングコイン(ZPG)が代替選択肢
日本の金融庁は暗号資産取引所に対して厳格な審査を行っており、新規銘柄の上場には時間がかかります。また、金連動型トークンという特殊な性質から、金融商品取引法上の取り扱いが明確でないことも、国内取引所での上場が進まない理由の一つと考えられます。
ただし、国内取引所では、三井物産デジタルコモディティーズが発行する「ジパングコイン(ZPG)」など、日本独自の金連動型トークンの取り扱いが始まっています。SBI VCトレードやビットトレードなどで購入可能です。
海外取引所利用時は自己責任で
海外取引所を利用する際の注意点として、日本の金融庁の監督下にないため、トラブルが発生した場合の保護が限定的である点があります。また、日本語サポートが十分でない場合もあるため、利用する取引所の信頼性や実績を事前に確認することが重要です。
PAXGを購入するまでの基本的な流れは以下の通りです。
まず、国内の仮想通貨取引所(コインチェックやbitFlyerなど)で口座を開設し、日本円を入金します。次に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)などの主要な仮想通貨を購入します。
続いて、海外取引所(BinanceやKrakenなど)で口座を開設し、本人確認(KYC)を完了させます。国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送金し、その仮想通貨を使ってPAXGを購入します。
購入したPAXGは、取引所のウォレットに保管するか、より安全性を高めたい場合はMetaMaskなどのイーサリアム対応ウォレットに送金して保管します。ただし、ウォレットへの送金にはイーサリアムのガス代がかかるため、少額の場合は取引所に預けたままにする選択肢もあります。
PAXGにおすすめの海外仮想通貨取引所3社
PAXGを購入できる海外取引所は複数ありますが、ここでは特に取引量が多く、日本人ユーザーにも利用しやすい3つの取引所を紹介します。各取引所の特徴と、日本人が利用する際の注意点を詳しく解説します。
取扱銘柄が豊富で取引手数料も比較的低い
Binanceの特徴は、取り扱い銘柄の豊富さと、比較的低い取引手数料です。また、日本語対応のインターフェースも提供されており、日本人ユーザーにとって使いやすい環境が整っています。
グローバル版での日本居住者の利用は公式サイトで確認が必要
ただし、2023年に日本法人(Binance Japan)が設立されましたが、グローバル版のBinance.comとは別のサービスであり、グローバル版での日本居住者の利用については公式サイトで最新情報を確認する必要があります。
Binance Japanは金融庁登録済みだがPAXGは未対応
Binance Japanは金融庁に登録された国内取引所ですが、2026年2月時点ではPAXGの取り扱いはありません。PAXGを購入したい場合は、グローバル版のBinance.comでの取引可否を公式サイトで確認してください。
190カ国以上でサービス提供、高いセキュリティ評価
Krakenは190カ国以上でサービスを提供しており、PAXGの取り扱いもあります。セキュリティ面でも高い評価を受けており、これまで大きなハッキング被害を受けたことがありません。
日本語サポートは限定的、英語でのやり取りが必要な場合も
ただし、日本語サポートは限定的であり、英語でのやり取りが必要になる場面もあります。
Krakenは日本居住者の利用も可能ですが、一部のサービスは地域制限がかかっている場合があります。口座開設前に、公式サイトで日本からの利用可否を確認することをおすすめします。
KuCoin(クーコイン)は2017年設立の取引所で、幅広いアルトコインの取り扱いで人気を集めています。PAXGも取り扱っており、PAXG/USDTペアなどで取引可能です。
比較的緩やかなKYC要件と多様な取引ペア
KuCoinの特徴は、比較的緩やかなKYC(本人確認)要件と、多様な取引ペアです。また、独自トークンKCSを保有することで取引手数料の割引を受けられるなど、お得な仕組みも用意されています。
日本語サポートは限定的、金融庁の監督外
ただし、Krakenと同様に日本語サポートは限定的であり、トラブル時の対応に不安が残る点は注意が必要です。
大きな資金は預けず、必要な分だけを保管する
KuCoinも日本居住者の利用は可能ですが、金融庁の監督下にないため、自己責任での利用となります。大手取引所と比較するとセキュリティ面でのリスクがやや高いため、大きな資金を預けることは避け、必要な分だけを取引所に保管する方が安全です。
他のゴールド連動トークンとの比較
PAXG以外にも、金に連動した仮想通貨は複数存在します。ここでは、主要な金連動トークンとPAXGを比較し、それぞれの特徴と違いを詳しく解説します。
| 項目 | PAXG | XAUT | PGLC | DGX |
| 発行元 | Paxos(米国) | Tether(香港) | PGLC(英国) | Digix(シンガポール) |
| 規制 | NYDFS承認 | エルサルバドル規制準拠 | FCA規制準拠 | 規制なし |
| 監査頻度 | 月次(KPMG) | 四半期 | 不明 | 不明 |
| 時価総額 | 約20億ドル | 約8億ドル | 小規模 | サービス終了 |
| 取引量 | 高い | 中程度 | 低い | - |
XAUTもPAXGと同様に、1トークン=金1トロイオンスの価値を持ち、現物の金と交換可能です。主な違いは、発行元と規制環境です。XAUTはエルサルバドル政府の仮想通貨規制フレームワークに準拠していますが、PAXGはNYDFSという米国の厳格な規制下にあります。
PGLC(Perth Gold Coin)やDGX(Digix Gold Token)は、PAXGやXAUTと比較すると市場規模が小さい金連動トークンです。
DGXは2024年にプロジェクト終了
DGXは2016年にシンガポールのDigix社が発行した金連動トークンで、1トークン=金1グラムという単位を採用していました。しかし、2024年にプロジェクトが終了し、現在はサービスを提供していません。
PGLCなどの他の金連動トークンも存在しますが、時価総額や取引量が小さく、流動性が低いため、実用性は限定的です。金連動トークンへの投資を検討する場合、市場規模が大きく流動性の高いPAXGかXAUTを選択するのが現実的です。
金連動トークンを選ぶ際の判断基準は、規制環境、流動性、DeFi対応の3点です。
規制環境を重視するなら、NYDFSの厳格な監督下にあるPAXGが最も信頼性が高いと言えます。流動性を重視する場合も、取引量が多いPAXGが有利です。一方、DeFiでの活用を考えるなら、Aaveなどの主要プロトコルで対応しているXAUTが選択肢となります。
多くの投資家にとっては、規制環境と流動性の両面で優れているPAXGが第一の選択肢となるでしょう。ただし、DeFi活用を重視する場合や、分散投資の観点から複数の金連動トークンを保有する戦略も考えられます。
PAXGの税金と確定申告
PAXGに投資する際、必ず理解しておかなければならないのが税金の取り扱いです。日本の税制では、仮想通貨の利益は原則として雑所得として課税されます。ここでは、PAXGの税務上の取り扱いと確定申告の方法を詳しく解説します。
PAXGの売却益は、原則として「雑所得」に分類され、総合課税の対象となります。これは国税庁が定める暗号資産の税務上の取り扱いに準じたものです。
出典:国税庁
最大で所得税45%+住民税10%=55%の税金がかかる
総合課税とは、給与所得や事業所得など他の所得と合算して税率が決まる方式です。所得税の税率は累進課税で、所得が増えるほど税率が高くなります。最低税率は5%ですが、最高税率は45%に達します。これに住民税10%が加わるため、最大で55%の税金がかかる可能性があります。
出典:国税庁
損失の繰越控除ができない
また、雑所得には株式投資の譲渡所得のような損失の繰越控除がありません。 つまり、ある年に損失が出ても、翌年以降に繰り越して利益と相殺することはできません。この点は、株式投資と大きく異なる不利な点です。
出典:国税庁
給与所得者の場合、年間の雑所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。 PAXGの売却益だけでなく、他の仮想通貨の売却益や、副業収入なども含めて計算します。
出典:国税庁
確定申告に必要な書類は、取引所から取得できる年間取引報告書、購入時と売却時の価格記録、送金履歴などです。複数の取引所を利用している場合は、すべての取引所の記録をまとめる必要があります。
e-Taxを利用すればオンラインで申告可能
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日までの期間に行います。e-Taxを利用すればオンラインで申告できますが、初めての場合は税務署や税理士に相談することをおすすめします。申告を怠ると、無申告加算税や延滞税が課される可能性があるため、必ず期限内に申告してください。
具体的な税金計算の例を見てみましょう。
例えば、年収500万円の給与所得者が、PAXGの売却で50万円の利益を得た場合を考えます。給与所得500万円に雑所得50万円を加えた合計550万円が課税所得となります。
所得税の税率は、課税所得330万円超〜695万円以下の部分が20%です(控除額427,500円)。550万円の場合、所得税は約672,500円となります。これに住民税10%(55万円)を加えると、合計約1,222,500円の税金がかかります。
税金の負担を考慮した投資計画を立てる
PAXG投資で50万円の利益を得ても、税金で約10万円(雑所得50万円×20%)が差し引かれるため、手元に残るのは約40万円となります。税金の負担を考慮した上で、投資計画を立てることが重要です。
PAXGの現物金への交換は可能?
PAXGの大きな特徴の一つが、現物の金に交換できる点です。しかし、実際に交換するには一定の条件があります。ここでは、PAXGを現物金に交換する方法と、その際の注意点を詳しく解説します。
PAXGは現物の金と交換可能ですが、最低交換単位が設定されています。 Paxos公式サイトによると、現物金への交換は最低400オンス(約12.4キログラム)からとなっています。
出典:Paxos公式サイト
400オンスは約2億8,000万円相当(2026年2月時点)
2026年2月時点の金価格で計算すると、400オンスは約200万ドル(約2億8,000万円、1ドル140円換算)に相当します。つまり、現物金への交換は、大口の機関投資家や資産家向けのサービスであり、一般の個人投資家が利用するのは現実的ではありません。
400オンス未満でも米ドルや他の仮想通貨に交換可能
ただし、400オンス未満のPAXG保有者でも、Paxosのプラットフォームを通じて米ドルや他の仮想通貨に交換することは可能です。また、提携している貴金属ディーラーを通じて、より少量の現物金に交換できる場合もあります。
現物金への交換を希望する場合、まずPaxos公式サイトから交換申請を行います。本人確認(KYC)と資金源の確認が必要となり、マネーロンダリング対策の観点から厳格な審査が行われます。
交換が承認されると、PAXGトークンがバーン(焼却)され、対応する金の延べ棒の所有権が移転します。現物金の受け取り方法は、Paxosが提携する金庫での保管、または指定した住所への配送から選択できます。ただし、配送には高額な保険料と輸送費がかかります。
交換手数料、関税、消費税に注意
また、現物金への交換には手数料がかかります。具体的な手数料はPaxos公式サイトで確認する必要がありますが、一般的には交換額の数パーセント程度が目安です。さらに、日本に金を輸入する場合、関税や消費税も発生する可能性があるため、事前に税関に確認することをおすすめします。
PAXGはニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の厳格な規制下で運営されており、第三者監査も月次で実施されています。 裏付けとなる金はLBMA認定の金庫に保管され、Brink’s社によって厳重に管理されています。ただし、発行体リスクや金価格変動リスクは存在するため、絶対に安全とは言えません。
出典:Paxos公式サイト
PAXGの価格は金のリアルタイム市場価格に直接連動しています。 1トークン=金1トロイオンスの価値を持つため、国際金市場での金価格が上昇すればPAXGの価格も上昇し、金価格が下落すればPAXGの価格も下落します。取引所での実際の取引価格は、需給バランスによって若干の差が生じることがあります。
出典:Paxos公式サイト
PAXGはERC-20規格のトークンであるため、イーサリアムに対応したウォレットで保管できます。MetaMask、Ledger、Trezorなどの主要なウォレットで保管可能です。取引所のウォレットに預けたままにすることもできますが、セキュリティを重視するなら、自分で秘密鍵を管理できるウォレットに移すことをおすすめします。
PAXGの売却益は雑所得として総合課税の対象となります。 給与所得者の場合、年間の雑所得が20万円を超えると確定申告が必要です。税率は所得額によって異なり、最大で所得税45%+住民税10%=55%の税金がかかる可能性があります。損失の繰越控除はできません。
出典:国税庁
それぞれにメリットがあります。PAXGは保管手数料ゼロ、24時間取引可能、少額投資可能という点で優れています。 一方、金ETFは日本の証券口座で購入でき、税制面で有利(譲渡所得として分離課税、損失繰越可能)です。仮想通貨に慣れている方はPAXG、従来の投資に慣れている方は金ETFが向いています。
出典:Paxos公式サイト
PAXGの送金や取引にはイーサリアムのガス代が発生します。ガス代はネットワークの混雑状況によって変動し、数百円から数千円、混雑時には1万円を超えることもあります。ガス代を抑えるには、ネットワークが空いている時間帯に取引する、取引所内で売買を完結させる、などの方法があります。
PAXGの保有や取引自体は日本で違法ではありません。ただし、2026年2月時点で日本国内の金融庁登録取引所では取り扱いがないため、海外取引所を利用する必要があります。海外取引所の利用は自己責任となり、金融庁の保護対象外である点に注意が必要です。
Paxos社はNYDFSの規制下にあり、顧客資産は破産隔離された口座で管理されています。 万が一Paxos社が倒産しても、保有者の金は法的に保護される仕組みになっています。ただし、実際の資産回収には時間がかかる可能性があり、発行体リスクは完全にゼロではありません。分散投資を心がけることが重要です。
出典:Paxos Blog
PAXGに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。投資を検討する際の参考にしてください。
PAXG(パックスゴールド)は、金1オンスと1対1で連動する仮想通貨で、ニューヨーク州金融サービス局の規制下で運営される信頼性の高い金投資手段です。 保管手数料ゼロ、24時間365日取引可能、数百円から投資できる点が、従来の金投資にはない大きなメリットです。
出典:Paxos公式サイト
金価格変動、発行体リスク、ガス代変動、為替リスクに注意
一方で、金価格の変動リスク、発行体リスク、ガス代の変動、為替リスクなど、注意すべき点も存在します。特に、日本国内の取引所では取り扱いがないため、海外取引所を利用する必要があり、規制リスクにも留意が必要です。
リスク許容度を見極め、適切な割合で組み入れる
PAXGへの投資を検討する際は、自分のリスク許容度を見極め、ポートフォリオの一部として適切な割合で組み入れることが重要です。税金の取り扱いについても十分に理解し、必要に応じて税理士に相談することをおすすめします。金のデジタル化という新しい投資手法を、賢く活用してください。
| 順位 | 取引所 | 手数料 | 通貨数 | 特徴 | 口座開設 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | GMOコイン | 無料 | 26種類 |
|
口座開設 |
| 2 | コインチェック | 無料 | 29種類 |
|
詳細を見る |
| 3 | SBI VCトレード | 無料 | 23種類 |
|
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PR | 情報は2026年3月時点
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