仮想通貨ネムとは?おすすめ取引所2選と買い方|初心者向け完全ガイド【2026年】

仮想通貨ネムとは?おすすめ取引所2選と買い方|初心者向け完全ガイド【2026年】

仮想通貨ネム(NEM/XEM)の購入を検討しているけれど、どの取引所で買えばいいのか迷っていませんか?

ネムは2015年に誕生した日本でも人気の高い仮想通貨ですが、2026年現在、取り扱う取引所が限られています。

本記事では、ネムの特徴や購入方法、おすすめの取引所を初心者向けに徹底解説します。

ハーベスティングで報酬を得る方法や、Symbol(XYM)との関係、税金の注意点まで網羅的にご紹介します。

ネムへの投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の要約
  • ネムは「新しい経済圏」を目指す仮想通貨で、PoI(重要性の証明)という独自の仕組みを採用
  • 国内取引所ではbitbank、BitTradeなどで購入可能(2026年2月時点)
  • ハーベスティングで報酬を得られるが、1万XEM以上の保有が必要条件
結論

仮想通貨を始めるならGMOコインがおすすめ

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは|新しい経済圏を目指すプラットフォーム

ネム(NEM)は「New Economy Movement(新しい経済運動)」の略称で、2015年3月に誕生したブロックチェーンプラットフォームです。国や政府、中央銀行といった既存の枠組みから離れた、新しい経済の仕組みを目指して開発されました。

ネムは一部の富裕層に富が集中することを解消し、誰もが平等に稼ぐことのできる経済圏の構築を理念としています。この理念を実現するため、独自のコンセンサスアルゴリズムや報酬分配システムを採用しているのが特徴です。

ネム(NEM)とXEMの違い

NEMはプラットフォーム全体の名称であり、XEMはそのプラットフォーム上で流通する通貨単位です。一般的には「ネム」と呼ばれることが多いですが、正確には取引する通貨はXEMとなります。

つまり、ネム(NEM)という名称はブロックチェーン技術を利用した決済・送金プラットフォームのことを指し、そこで使用される仮想通貨のことをゼム(XEM)といいます。

ネムの基本情報と発行枚数

ネム(XEM)の総発行数量は8,999,999,999枚(約90億枚)です。既に発行上限まで発行されており、今後新たに発行されることはありません。発行上限が決まっているため、インフレによる価値の希薄化が起こらない設計となっています。

2026年2月時点の価格は約0.0008ドル前後で推移

過去には2017年末に約2.20ドル(約250円)の史上最高値を記録しましたが、その後の市場調整やCoincheck事件の影響で大きく下落しました。

ビットコインとの主な違い

ネムとビットコインには、技術的な仕組みに大きな違いがあります。以下の表で主な相違点を比較しました。

項目 ネム(XEM) ビットコイン(BTC)
コンセンサスアルゴリズム PoI(Proof of Importance) PoW(Proof of Work)
ブロック生成時間 約1分 約10分
報酬獲得方法 ハーベスティング(収穫) マイニング(採掘)
必要設備 高性能機器不要 高性能マイニング機器が必要
発行上限 約90億XEM 2,100万BTC

ビットコインが約10分で1つのブロックを生成するのに対し、ネムは約1分で生成されるため、処理速度が高速であることが特徴です。

ネム(NEM/XEM)の5つの特徴|他の仮想通貨との違い

ネムは独自の技術的特徴により、他の仮想通貨と差別化されています。ここでは、ネムの代表的な5つの特徴について詳しく解説します。

Proof of Importance(PoI)で公平に報酬を配分

ネムはProof of Importance(PoI)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。PoIは「重要性の証明」を意味し、ネムネットワークへの貢献度によって報酬が分配される仕組みです。

単に多くのXEMを保有しているだけでなく、実際にネムを使用している人も報酬を得やすい設計

貢献度は「XEMの保有量」「保有期間」「取引量」「取引回数」「取引相手の人数」などから総合的に算出されます。富の再分配を実現する画期的な仕組みとなっています。

処理速度が速い|約1分で送金完了

ネムのブロック生成時間は約1分と非常に高速です。ビットコインの約10分と比較すると、10倍の処理速度を実現しています。

この高速処理により、送金や決済をスムーズに行うことができます。実用的な決済手段としての利用を想定した設計となっており、日常的な取引にも適しています。

発行上限が決まっている|インフレしない設計

ネムの総発行枚数は約90億XEMで、既にすべて発行済みです。今後新たに発行されることはないため、供給量の増加による価値の希薄化(インフレ)が起こりません。

発行上限が決まっていることは、長期的な価値保存手段としての信頼性につながります。需要が増加すれば、供給は一定のため価格上昇の可能性があります。

ハーベスティングで報酬を得られる

ネムでは、取引の承認作業をハーベスティング(収穫)と呼びます。ビットコインのマイニングに相当する作業ですが、高性能なコンピューターや大量の電力を必要としません

1万XEM以上を保有し、専用ウォレットに一定期間保管することでハーベスティングに参加可能

報酬はPoIスコアに基づいて確率的に配分されるため、誰でも平等にチャンスがあります。

EigenTrust++による高いセキュリティ

ネムはEigenTrust++というP2P評価システムを採用しており、ネットワークの信頼性とセキュリティを高めています。主なセキュリティ機能は以下の通りです。

  • マルチシグネチャ機能(複数の署名による承認)
  • アカウント制限機能(特定のアカウントとのみ取引可能)
  • モザイク機能(独自トークンの発行)
  • メッセージ暗号化機能

これらの機能により、企業や公的機関での利用にも適したセキュリティレベルを実現しています。

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ハーベスティングの始め方|実際に報酬を得る手順

ハーベスティングは、ネムを保有しているだけで報酬を得られる可能性がある魅力的な仕組みです。ここでは、実際にハーベスティングを始める方法を解説します。

ハーベスティングの仕組みと必要条件

ハーベスティングに参加するには、以下の条件を満たす必要があります。

まず、1万XEM以上を保有していることが基本条件です。これは「既得バランス」と呼ばれるスコアが1万XEM以上になる必要があるためです。既得バランスは、保有量と保有期間から算出されます。

取引所に預けたままではハーベスティングに参加できません

次に、ネムの公式ウォレット「NanoWallet」にXEMを保管する必要があります。NanoWalletにXEMを送金し、一定期間保有することで既得バランスが蓄積されていきます。

委任ハーベスティングの設定方法

ハーベスティングには「ローカルハーベスティング」と「委任ハーベスティング」の2種類があります。初心者におすすめなのは、委任ハーベスティング(デリゲートハーベスティング)です。

自分のパソコンを常時起動する必要がないため、電気代や管理の手間がかかりません

委任ハーベスティングでは、スーパーノードと呼ばれる24時間稼働しているノードに処理を委任します。

設定手順は以下の通りです。まず、NanoWalletにログインし、「サービス」メニューから「デリゲートアカウント管理」を選択します。次に「デリゲートアカウントの有効化」をクリックし、パスワードを入力して送信します。この際、0.15XEMの手数料が必要です。

有効化が完了したら、「デリゲートハーベスティングを開始/停止」を選択し、委任先のノードを選びます。空きスロットのあるノードを専用サイトで確認し、そのIPアドレスをウォレットに入力すれば設定完了です。

実際の報酬額と収益性の目安

ハーベスティングの報酬は、PoIスコアやネットワークの取引量によって変動します。実際の報酬額の目安を以下にまとめました。

1.1万XEMを保有している場合、月に数回〜数十回程度の報酬獲得が一般的です
2.1回の報酬額は0.1〜数十XEMと幅があり、平均的には1〜5XEM程度です
3.年利換算では0.5%未満〜2%程度が実績として報告されています
4.まれに大量の手数料を含むブロックを収穫すると、1回で1,000XEM以上の報酬を得ることもあります
5.取引量や保有期間が増えるとPoIスコアが上がり、報酬獲得の確率も高まります

ハーベスティングは確実な収益を保証するものではありません

長期保有を予定している方にとっては、追加の収益機会となります。

Symbol(シンボル/XYM)との関係|保有者への影響

ネムを理解する上で欠かせないのが、Symbol(シンボル/XYM)との関係です。ここでは、Symbolとネムがどのように関連しているのかを解説します。

Symbolとは|ネムの次世代ブロックチェーン

Symbol(シンボル)は、ネムの大型アップデートとして2021年3月に誕生した新しいブロックチェーンプラットフォームです。当初は「Catapult(カタパルト)」という名称で開発が進められていましたが、正式リリース時にSymbolに名称変更されました。

出典:CoinPost

Symbolで使用される仮想通貨はXYM(ジム)です。ネムとSymbolは別々のブロックチェーンとして並行して稼働しており、それぞれXEMとXYMという異なる通貨を持っています。

1秒あたり4,000件の処理が可能な高速性能を実現

Symbolは企業や公的機関向けのエンタープライズ用途に特化しており、パブリックチェーンとプライベートチェーンのハイブリッド型として設計されています。処理速度やセキュリティ機能が大幅に強化されました。

XYMエアドロップの実施と今後の影響

Symbolのローンチに伴い、2021年3月12日時点でXEMを保有していたユーザーに対して、保有量と同数のXYMが付与されました。これは「オプトイン」と呼ばれる制度で、事前に受け取り意思を表明したユーザーが対象となりました。

出典:CoinPost

このエアドロップにより、XEM保有者は追加でXYMを受け取ることができ、XEMの保有量は変わらずそのまま残りました。つまり、1万XEMを持っていた場合、1万XEMはそのまま保有し続け、さらに1万XYMが新たに付与されたということです。

Symbol誕生後、開発リソースや市場の注目度の多くがSymbolに移行

これが、2021年以降のXEM価格低迷の一因となっています。

ネムとSymbolの使い分け方

ネム(XEM)とSymbol(XYM)は、それぞれ異なる用途を想定して設計されています。使い分けのポイントは以下の通りです。

  • ネム(XEM):個人開発者やコミュニティ向け、誰でも利用可能なパブリックチェーン
  • Symbol(XYM):企業や公的機関向け、エンタープライズのニーズに特化
  • 投資判断:両方を分散保有することでリスク分散が可能
  • 今後の開発:Symbolに重点が置かれているが、ネムも並行して開発継続

ネムとSymbolは競合関係ではなく、それぞれ異なる役割を担う補完関係にあります。将来的には、ネムがSymbolのサブチェーンとして統合される計画が以前から発表されており、2024年9月にはKASANEアップデートが発表されるなど、統合に向けた開発が進められています。

ネム(XEM)の価格推移と将来性|今後の見通し

ネムの価格は過去に大きな変動を経験してきました。ここでは、過去の価格推移を振り返りながら、今後の見通しについて考察します。

2017年の高騰とCoincheck事件の影響

ネムは2017年末の仮想通貨バブルで大きく高騰しました。2017年初頭には0.01ドル程度だった価格が、年末には約2.20ドル(約250円)の史上最高値を記録し、年間で約28,000%という驚異的な上昇率を示しました。

2018年1月に約580億円相当のXEMが不正流出する事件が発生

しかし、日本の大手取引所Coincheckから約580億円相当のXEMが不正流出する事件が発生しました。この事件と市場全体の調整が重なり、XEMの価格は急落しました。

出典:コインチェック事件

なお、Coincheck事件はCoincheck側のセキュリティ管理の不備が原因であり、ネム自体の技術的な脆弱性によるものではありません。事件後、警視庁は2021年1月までに計約188億円分のネムの不正交換に関わった31人を摘発しています。

出典:日本経済新聞

現在の価格水準と時価総額

2026年2月時点で、ネム(XEM)は約0.0008ドル前後で推移しています。時価総額は約1,100万ドル程度となっており、時価総額ランキングでは1,000位前後という状況です。

2025年6月にGMOコインが流動性の低下を理由にXEMの取り扱いを終了

2021年3月のSymbolローンチ時には一時的に76円まで回復しましたが、その後は再び低迷が続いています。国内取引所での取り扱いも減少傾向にあります。

出典:GMOコイン

将来性を左右する3つのポイント

ネムの今後の価格動向を左右する主な要因として、以下の3つが挙げられます。

第一に、Symbolとの技術統合の進展です。ネムがSymbolのサブチェーンとして統合される計画が進めば、両方のエコシステムの価値向上が期待されます。

第二に、実用的なアプリケーションの普及です。企業向けブロックチェーンソリューション「mijin」は既に国内外300社以上に導入されており、今後もNEMプロトコルを活用した実用化が進めば、ネムの需要増加につながる可能性があります。

第三に、仮想通貨市場全体の動向です。ビットコインをはじめとする主要仮想通貨が上昇トレンドに入れば、アルトコインであるネムにも資金が流入する可能性があります。

他のアルトコインとの比較

ネムと同時期に注目されていた他のアルトコインとの比較を以下の表にまとめました。

銘柄 2017年高値 2026年2月価格 高値からの下落率
ネム(XEM) 約2.20ドル 約0.0008ドル 約99.9%
リップル(XRP) 約3.84ドル 約2.98ドル 約22%
イーサリアム(ETH) 約1,432ドル 約4,606ドル 高値更新

※価格データはCoinMarketCap(2026年2月7日時点)を参照

この比較から、ネムは他の主要アルトコインと比較して回復が遅れていることが分かります。

ネム購入におすすめの仮想通貨取引所2選

ネム(XEM)を購入できる国内取引所は限られています。ここでは、信頼性の高い金融庁登録業者の中から、おすすめの取引所2社をご紹介します。

まず、各取引所の基本情報を比較表で確認しましょう。

取引所 銘柄数 手数料 最低額 特徴
bitbank 44種類 -0.02%〜 銘柄による 取扱銘柄数が豊富
BitTrade 47種類 無料 2円 2円から取引可能

GMOコインは2025年6月28日にXEM(ネム)の取り扱いを廃止

※注意:最新の取り扱い状況は各取引所の公式サイトでご確認ください。

出典:GMOコイン

bitbank|取引所の取扱銘柄数が豊富

bitbank 公式サイト

出典: bitbank公式サイト

bitbankの基本情報
取扱銘柄数 44種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ なし
取引手数料(Maker) -0.02%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.12%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 550円/770円(3万円以上)
最小注文金額 銘柄による
口座開設 最短即日
登録番号 関東財務局長 第00004号

📌 bitbankの特徴

取引所の取扱銘柄数が国内最多級

Maker手数料がマイナス(報酬)

高いセキュリティ評価

板取引に強い

bitbankは、取引所形式での取扱銘柄数が国内最多級の44種類を誇る仮想通貨取引所です。2014年設立と国内では比較的歴史があり、高いセキュリティ評価を得ています。

Maker手数料がマイナス(報酬)となっている

最大の特徴は、指値注文で板に注文を並べることで、取引するほど手数料分のXEMを受け取ることができる点です。Taker手数料は0.12%です。

板取引に強く、中級者以上のトレーダーに人気があります。セキュリティ面では二段階認証、コールドウォレット、マルチシグを採用しており、金融庁への登録番号は関東財務局長 第00004号です。

日本円の入金手数料は無料ですが、出金手数料は550円(3万円以上は770円)となっています。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

BitTrade|2円から取引可能で少額投資に最適

BitTrade 公式サイト

出典: BitTrade公式サイト

BitTradeの基本情報
取扱銘柄数 47種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) 無料
取引手数料(Taker) 無料
日本円入金手数料 無料(クイック入金/住信SBI・PayPay銀行)
日本円出金手数料 330円
最小注文金額 2円
口座開設 最短5分
登録番号 関東財務局長 第00007号

📌 BitTradeの特徴

取扱銘柄数国内最多級(47銘柄)

取引所手数料無料

2円から取引可能

旧Huobi Japan

BitTrade(旧Huobi Japan)は、取扱銘柄数が国内最多級の47種類を誇る仮想通貨取引所です。最大の特徴は、最低取引額が2円からと非常に少額から投資を始められる点です。

取引所形式の手数料は無料でコストを抑えた取引が可能

レバレッジ取引にも対応しており、最大2倍まで取引できます。

セキュリティ面では、コールドウォレット100%管理、二段階認証、24時間365日監視体制を整備しています。金融庁への登録番号は関東財務局長 第00007号です。

口座開設は最短5分で完了し、日本円の入金手数料も無料(クイック入金/住信SBI・PayPay銀行利用時)です。出金手数料は330円となっています。

少額から仮想通貨投資を始めたい初心者の方に特におすすめの取引所です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

ネム(XEM)の購入方法|口座開設から購入まで

ネムを購入するには、まず仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。ここでは、初心者向けに口座開設から購入までの流れを解説します。

取引所の口座開設に必要なもの

仮想通貨取引所の口座開設には、本人確認書類とメールアドレス、電話番号が必要です。

本人確認書類として、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カードのいずれかを用意します。スマートフォンでの撮影が必要となるため、事前に準備しておきましょう。

また、メールアドレスと電話番号も必要です。登録時に認証コードが送信されるため、すぐに確認できるものを用意してください。

本人確認と審査の流れ

口座開設の申し込みは、取引所の公式サイトまたはアプリから行います。メールアドレスを登録すると、確認メールが届きます。

次に、氏名、住所、生年月日、職業などの個人情報を入力します。その後、本人確認書類をスマートフォンで撮影してアップロードします。多くの取引所では「かんたん本人確認」に対応しており、スマホで本人確認書類と自分の顔を撮影するだけで完了します。

審査は最短即日〜数日程度で完了します。審査完了後、登録したメールアドレスに通知が届き、取引を開始できるようになります。

日本円の入金方法

口座開設が完了したら、日本円を入金します。入金方法は主に以下の3種類があります。

銀行振込は、取引所が指定する銀行口座に振り込む方法です。振込手数料は利用者負担となることが多いですが、入金手数料は無料の取引所が多くなっています。

クイック入金(即時入金)は、提携銀行のインターネットバンキングから即座に入金できるサービスです。24時間365日対応しており、すぐに取引を始めたい場合に便利です。

コンビニ入金は、コンビニエンスストアの端末から入金する方法です。銀行口座を持っていない方でも利用できます。

ネム(XEM)の購入手順

日本円の入金が完了したら、いよいよネムを購入します。取引所のアプリまたはウェブサイトにログインし、取引画面を開きます。

販売所形式の場合、購入したい銘柄一覧からネム(XEM)を選択します。購入金額を日本円で入力するか、購入数量をXEMで入力します。内容を確認して「購入」ボタンをタップすれば、即座に購入が完了します。

取引所形式の場合、注文方法を選択します。成行注文は現在の価格ですぐに購入する方法、指値注文は希望の価格を指定して注文する方法です。初心者の方は、確実に購入できる成行注文がおすすめです。

販売所と取引所の違いと使い分け

仮想通貨の購入方法には「販売所」と「取引所」の2種類があります。それぞれの特徴と使い分けを理解しておきましょう。

1.販売所:業者から直接購入する形式。すぐに確実に購入できるが、スプレッド(売買価格差)がある
2.取引所:ユーザー同士で売買する形式。手数料が安いが、注文が成立しないこともある
3.初心者向け:まずは販売所で少額購入し、慣れてから取引所を利用するのがおすすめ
4.大量購入時:取引所の方がコストを抑えられる場合が多い
5.急ぎの購入:販売所なら確実にすぐ購入できる

初心者の方は販売所から始めるのがおすすめです

取引所の手数料比較|実質コストを抑えるポイント

仮想通貨取引では、さまざまな手数料が発生します。取引所選びでは、手数料の違いを理解して実質コストを抑えることが重要です。

取引手数料(メイカー・テイカー)の比較

取引所形式では、メイカー手数料とテイカー手数料の2種類があります。メイカーは板に注文を並べる指値注文、テイカーは既存の注文を即座に約定させる成行注文のことです。

bitbankの場合、メイカー手数料は-0.02%(報酬)、テイカー手数料は0.12%です。つまり、指値注文で取引すると手数料分を受け取ることができます。

BitTradeは取引所形式の手数料が無料となっており、メイカー・テイカーともにコストがかかりません。頻繁に取引する方には大きなメリットとなります。

指値注文で手数料を受け取れる取引所もあります

販売所のスプレッドに注意

販売所形式では、取引手数料は無料と表示されていても、実質的には「スプレッド」という形でコストが発生します。スプレッドとは、購入価格と売却価格の差のことです。

例えば、ある時点で販売所の購入価格が1XEM=20円、売却価格が1XEM=18円だった場合、スプレッドは2円(約10%)となります。この差額が実質的な手数料となるため、注意が必要です。

スプレッドは市場の変動や取引所によって異なります。少額の取引や初心者の方は販売所が便利ですが、大量に取引する場合は取引所形式の方がコストを抑えられます。

スプレッドは実質的な手数料です

入出金手数料と最低購入金額

取引手数料以外にも、入出金時の手数料が発生します。以下の表で主要取引所の手数料を比較しました。

取引所 日本円入金 日本円出金 XEM送金 最低購入額
bitbank 無料 550円/770円 銘柄による
BitTrade 無料 330円 2円

入出金手数料は取引所によって大きく異なります。頻繁に入出金する場合は、これらの手数料も考慮して取引所を選びましょう。

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ネム投資で気をつけたいリスクと対策

仮想通貨投資にはリスクが伴います。ネムへの投資を検討する際は、以下のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。

価格変動リスク|短期間で大きく値動きする

仮想通貨は株式や為替と比較して価格変動が非常に大きい資産です。ネムも過去に1日で20%以上変動することがありました。

2017年には約28,000%上昇しましたが、翌2018年には約94%下落しています。このような激しい値動きにより、投資元本を大きく割り込む可能性があります。

対策としては、余剰資金の範囲内で投資すること、一度に大量購入せず分散して購入すること、長期的な視点で保有することが重要です。

価格変動により元本を大きく割り込む可能性があります

Coincheck事件から学ぶセキュリティ対策

2018年1月のCoincheck事件では、約580億円相当のXEMが不正流出しました。この事件は、取引所がネムをホットウォレット(インターネット接続された環境)で管理していたことが原因でした。

出典:コインチェック事件

事件後、国内取引所は顧客資産の95%以上をコールドウォレット(インターネットから隔離された環境)で管理することが義務付けられました。現在、金融庁登録業者は厳格なセキュリティ基準を満たしています。

出典:金融庁「暗号資産関連」

利用者側でも、二段階認証の設定、強固なパスワードの使用、フィッシング詐欺への注意が必要です。

二段階認証の設定は必須です

取引所のハッキング・倒産リスク

仮想通貨取引所がハッキング被害に遭ったり、経営破綻したりするリスクがあります。取引所に預けた資産が引き出せなくなる可能性もゼロではありません。

対策としては、金融庁に登録された信頼できる取引所を利用すること、複数の取引所に分散して保管すること、長期保有する分は自分のウォレットに移すことが推奨されます。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

ただし、自分のウォレットで管理する場合は、秘密鍵を紛失すると資産を完全に失うため、慎重な管理が必要です。

金融庁登録業者を利用し、分散保管を心がけましょう

取り扱い取引所の減少リスク

2025年以降、GMOコインやBinance Japanなど複数の国内取引所がネム(XEM)の取り扱いを廃止しています。これは流動性の低下が主な理由とされており、今後も取り扱い取引所が減少する可能性があります。

取り扱い取引所の減少は、購入や売却の選択肢が限られることを意味します。また、流動性の低下により、希望価格で売買できない可能性も高まります。

対策としては、投資前に最新の取り扱い状況を確認すること、複数の取引所に口座を持つなどのリスク分散を検討することが重要です。ネム特有のこのリスクは、投資判断において十分に考慮する必要があります。

取り扱い取引所の減少により流動性が低下しています

送金ミスによる資産消失の防ぎ方

仮想通貨の送金では、アドレスを一文字でも間違えると資産が永久に失われる可能性があります。銀行振込のように組み戻しができないため、細心の注意が必要です。

送金時は必ずアドレスをコピー&ペーストで入力し、手入力は避けましょう。また、最初は少額でテスト送金を行い、正常に届くことを確認してから本送金することをおすすめします。

ネム(XEM)を送金する際は、NEMネットワークを使用することを確認してください。異なるネットワークに送金すると、資産が失われる可能性があります。

送金ミスは取り戻せません。必ずテスト送金を

安全に保管するための5つの対策

ネムを安全に保管するための基本的な対策をチェックリストにまとめました。

  • 金融庁登録業者の取引所のみを利用する
  • 二段階認証を必ず設定する
  • パスワードは複雑なものを使用し、使い回しを避ける
  • フィッシングサイトに注意し、公式URLをブックマークする
  • 大量保有する場合はハードウェアウォレットの利用を検討する

これらの対策を実施することで、リスクを大幅に減らすことができます。

ネム取引の税金と確定申告|計算方法と注意点

仮想通貨取引で利益が出た場合、税金の申告が必要となります。ここでは、ネム取引における税金の基本を解説します。

仮想通貨の税金の仕組み|雑所得として課税

仮想通貨の売却益は、原則として「雑所得」に分類されます。雑所得は給与所得などと合算して総合課税の対象となり、所得税と住民税が課税されます。

出典:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱い」

税率は所得額に応じて5%〜45%の累進課税となり、住民税10%を合わせると最大55%の税率となります。株式投資の約20%と比較すると、税負担が重いことが特徴です。

また、仮想通貨の損失は他の所得と相殺できず、翌年以降への繰越控除も認められていません。この点も株式投資と大きく異なる点です。

最大55%の税率となり、株式投資より税負担が重くなります

利益の計算方法|移動平均法と総平均法

仮想通貨の取得価額を計算する方法には、「移動平均法」と「総平均法」の2種類があります。

出典:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱い」

移動平均法は、購入の都度、その時点での平均取得単価を計算する方法です。より正確な損益計算ができますが、計算が複雑になります。

総平均法は、1年間の購入総額を購入総数で割って平均取得単価を算出する方法です。計算は簡単ですが、年末まで正確な損益が分かりません。

一度選択した方法は継続適用が原則となるため、最初に慎重に選択する必要があります。確定申告の際は、選択した方法で一貫して計算しましょう。

確定申告が必要なケースと手順

給与所得者の場合、仮想通貨取引を含む雑所得が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。個人事業主やフリーランスの方は、金額に関わらず確定申告が必要となります。

確定申告の手順は以下の通りです。まず、取引所から年間の取引履歴をダウンロードします。次に、移動平均法または総平均法で取得価額を計算し、売却益を算出します。

ハーベスティングで得た報酬も、受け取った時点の時価で収入として計算する必要があります。その後売却した場合は、受け取り時の価格を取得価額として損益を計算します。

確定申告書は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。e-Taxを利用すればオンラインで提出も可能です。

ハーベスティング報酬も課税対象となります

税金計算ツールの活用方法

仮想通貨の税金計算は複雑なため、専用の計算ツールを活用することをおすすめします。

1.取引所から取引履歴をCSV形式でダウンロードする
2.税金計算ツール(Gtax、Cryptactなど)に取引履歴をアップロードする
3.ツールが自動的に損益を計算し、確定申告に必要な書類を作成する
4.作成された書類を確定申告書に添付して提出する

多くの税金計算ツールは無料プランも提供していますが、取引回数が多い場合は有料プランの利用を検討しましょう。正確な税金計算により、申告漏れのリスクを減らすことができます。

よくある質問(Q&A)

ネムは今から買っても遅くないですか?

ネムの価格は2017年のピークから大きく下落しており、2026年現在は低価格で推移しています。今から購入することが「遅い」かどうかは、投資目的とリスク許容度によります。長期的な技術発展に期待する場合は、現在の価格水準は参入しやすいタイミングとも言えます。ただし、価格が回復する保証はなく、さらに下落するリスクもあります。余剰資金の範囲内で、分散投資の一部として検討することをおすすめします。

最低いくらから購入できますか?

取引所によって最低購入金額は異なります。BitTradeでは2円から購入可能です。少額から始められるため、初心者の方でも気軽に投資を始めることができます。まずは少額で購入し、仕組みや値動きに慣れてから投資額を増やすことをおすすめします。

ネムはどこで買うのが一番安いですか?

手数料の観点では、取引所形式で手数料無料のBitTradeや、Maker手数料がマイナス(報酬)のbitbankがお得です。ただし、販売所のスプレッドや入出金手数料も含めた総合的なコストで比較する必要があります。取引スタイルや取引額によって最適な取引所は異なるため、複数の取引所を比較検討しましょう。

ハーベスティングで実際にいくら稼げますか?

ハーベスティングの報酬は、保有量、保有期間、ネットワークの取引量によって変動します。1万XEMを保有している場合、年利換算で0.5%未満〜2%程度が一般的な実績です。確実な収益を保証するものではなく、報酬を得られない期間もあります。ただし、まれに大量の手数料を含むブロックを収穫すると、1回で1,000XEM以上の報酬を得ることもあります。長期保有を予定している方にとっては、追加の収益機会として魅力的です。

Coincheck事件後のセキュリティは大丈夫ですか?

Coincheck事件後、国内取引所のセキュリティ基準は大幅に強化されました。金融庁登録業者は、顧客資産の95%以上をコールドウォレットで管理することが義務付けられています。また、定期的な外部監査や報告義務も課されており、2018年当時と比較してセキュリティレベルは大きく向上しています。ただし、絶対に安全とは言えないため、利用者側でも二段階認証の設定などの対策が重要です。

出典:金融庁「暗号資産関連」

ネムとSymbol(XYM)はどちらを買うべきですか?

ネム(XEM)とSymbol(XYM)は、それぞれ異なる用途を想定して設計されています。ネムは個人開発者やコミュニティ向け、Symbolは企業や公的機関向けです。今後の開発リソースはSymbolに重点が置かれていますが、ネムも並行して開発が継続されています。どちらを購入すべきかは投資目的によりますが、リスク分散の観点から両方を保有することも選択肢の一つです。

ネムはビットコインより優れていますか?

ネムとビットコインは設計思想が異なるため、単純に優劣をつけることはできません。ネムは処理速度が速く(約1分)、高性能機器が不要で誰でも報酬を得られる仕組みが特徴です。一方、ビットコインは最も歴史が長く、時価総額・流動性・認知度で圧倒的に優位です。それぞれの特徴を理解し、自分の投資目的に合った銘柄を選択することが重要です。

送金ミスをした場合、取り戻せますか?

仮想通貨の送金は、銀行振込と異なり基本的に取り消しや組み戻しができません。間違ったアドレスに送金した場合、そのアドレスの所有者が善意で返還してくれない限り、資産を取り戻すことはほぼ不可能です。送金時は必ずアドレスをコピー&ペーストで入力し、最初は少額でテスト送金を行うことを強くおすすめします。また、ネム(XEM)を送金する際は、必ずNEMネットワークを使用することを確認してください。

まとめ

仮想通貨ネム(NEM/XEM)は、「新しい経済運動」を理念として2015年に誕生したブロックチェーンプラットフォームです。Proof of Importance(PoI)という独自の仕組みにより、単なる資産保有だけでなく、ネットワークへの貢献度に応じて報酬が分配される点が最大の特徴です。

2026年現在、ネムの価格は2017年のピークから大きく下落していますが、ハーベスティングによる報酬獲得や、Symbol(XYM)との技術統合など、独自の魅力を持っています。国内取引所での取り扱いは限られていますが、bitbankやBitTradeなどの金融庁登録業者で購入可能です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

ネムへの投資を検討する際は、価格変動リスクや税金の仕組みを十分に理解し、余剰資金の範囲内で行うことが重要です。また、セキュリティ対策として二段階認証の設定や、信頼できる取引所の利用を心がけましょう。特に、2025年以降は取り扱い取引所の減少や流動性の低下といったネム特有のリスクも考慮する必要があります。

出典:金融庁「暗号資産関連」

仮想通貨取引には価格変動リスクがあり、投資元本を割り込む可能性があります

取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは各取引所の公式サイトをご確認ください。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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