会社設立のミチシルベ

立花証券について調べているあなたは、信用取引手数料が無料という特徴に興味を持っているのではないでしょうか。

立花証券は創業70年を超える老舗証券会社で、特に信用取引を活用したい投資家に注目されています。

この記事では、立花証券の手数料体系、メリット・デメリット、他社との比較、実際の評判まで詳しく解説します。立花証券が自分に合っているか判断できるよう、向いている人・向いていない人も具体的に紹介します。

口座開設を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

立花証券とは｜創業70年超の老舗証券会社

立花証券は、1949年に創業した歴史ある証券会社です。70年以上の実績を持ち、金融庁に登録された信頼性の高い証券会社として知られています。

対面営業とネット取引の両方を提供しており、特にネット取引専用の「立花証券ストックハウス」は、信用取引手数料無料や充実した情報サービスで注目を集めています。

会社概要と信頼性

立花証券は金融庁に登録された正規の証券会社です。関東財務局長（金商）第176号の登録を受け、日本証券業協会にも加入しています。

分別管理も徹底されており、顧客資産は会社の資産と分けて管理されています。創業70年超の実績と、金融庁の監督下にある信頼性の高い証券会社として、安心して取引できる環境が整っています。

立花証券ストックハウスの特徴

立花証券ストックハウスは、ネット取引専用のサービスです。信用取引手数料が完全無料という大きな特徴があり、信用取引を活用したい投資家に人気があります。

また、67種類のスクリーニング機能やAI企業開示速報など、銘柄選びをサポートするツールも豊富に用意されています。口座開設はオンラインで完結し、最短で取引を始められます。

立花証券の手数料｜現物・信用取引はいくら？

立花証券の手数料体系は、信用取引手数料が完全無料という点が最大の特徴です。現物取引の手数料は他社と比較してやや高めですが、信用取引を活用する投資家にとっては大きなメリットとなります。

ここでは、現物取引・信用取引・その他の手数料について詳しく解説します。

現物取引の手数料

立花証券の現物取引手数料は、約定金額に応じて変動します。10万円までの取引で220円（税込）、50万円までで550円（税込）、100万円までで1,100円（税込）となっています。

100万円を超える取引では、約定金額の0.11%（税込0.121%）の手数料がかかります。SBI証券や楽天証券などの主要ネット証券が現物取引手数料を無料化している中で、立花証券の現物手数料はやや高めの水準です。

ただし、信用取引を中心に取引する投資家にとっては、現物取引の手数料よりも信用取引手数料の無料化の方が重要なポイントとなります。

信用取引手数料が完全無料

信用取引では、手数料以外に金利（買方金利）や貸株料（売方貸株料）がかかります。立花証券の買方金利は年率2.75%、売方貸株料は年率1.15%です。これらは業界標準的な水準となっています。

その他の手数料（入出金・口座管理）

立花証券では、口座管理料は無料です。口座を開設しても維持費がかからないため、使わない期間があっても費用負担はありません。

入金については、提携銀行からの即時入金サービスが利用できます。出金手数料は、月1回まで無料、2回目以降は330円（税込）がかかります。

その他、単元未満株の取引には別途手数料がかかる場合があります。詳しい手数料体系は、立花証券の公式サイトで最新情報をご確認ください。

立花証券の5つのメリット｜強みを徹底解説

立花証券には、信用取引手数料無料をはじめとする5つの大きなメリットがあります。特に情報サービスの充実度は、他のネット証券と比較しても優れています。

ここでは、立花証券を選ぶ理由となる5つの強みを詳しく解説します。

信用取引手数料が完全無料

例えば、100万円の信用取引を月に10回行う場合、他社では手数料が数千円かかることもありますが、立花証券なら完全に無料です。頻繁に信用取引を行う投資家にとって、年間で数万円のコスト削減につながります。

信用取引を活用して短期売買を行いたい投資家や、レバレッジを効かせた取引を検討している方にとって、大きなメリットとなります。

立花月報が無料で読める

立花証券では、独自の投資情報誌「立花月報」が無料で読めます。立花月報は、市場動向の分析、注目銘柄の解説、投資戦略のヒントなど、実践的な投資情報が掲載されています。

月次で発行されるため、定期的に最新の投資情報を入手できる点も魅力です。ファンダメンタル分析を重視する投資家や、銘柄選定の参考情報を求めている方にとって、価値の高いサービスです。

会社四季報最新銘柄レポートが無料

通常、会社四季報は書籍版で約2,000円、オンライン版でも有料ですが、立花証券の口座があれば最新情報を無料で確認できます。銘柄分析の精度を高めたい投資家にとって、大きなメリットとなります。

四季報の情報をもとに、企業の成長性や割安度を判断し、投資判断に活かすことができます。

67種のスクリーニング機能が充実

立花証券では、67種類のスクリーニング機能が用意されています。PER（株価収益率）、PBR（株価純資産倍率）、配当利回り、売上高成長率など、多様な条件で銘柄を絞り込むことができます。

例えば、「配当利回り3%以上」「PBR1倍以下」「時価総額1,000億円以上」といった複数の条件を組み合わせて、自分の投資戦略に合った銘柄を効率的に探せます。

スクリーニング結果は保存できるため、定期的に同じ条件で銘柄を検索し、新たな投資機会を見つけることも可能です。銘柄選びに時間をかけたい投資家にとって、強力なツールとなります。

AI企業開示速報で情報を素早くキャッチ

立花証券では、AI企業開示速報サービスが提供されています。これは、上場企業の決算発表や重要なお知らせをAIが自動的に解析し、速報として配信するサービスです。

決算発表や業績修正などの重要情報は、株価に大きな影響を与えます。AI企業開示速報を活用すれば、他の投資家よりも早く情報をキャッチし、迅速な投資判断が可能になります。

特に、短期売買を行う投資家や、決算発表のタイミングで取引を行いたい投資家にとって、有用なサービスです。

立花証券の4つのデメリット｜気をつけたいこと

立花証券にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。特に、つみたてNISAやiDeCoが使えない点、投資信託の取扱本数が少ない点は、長期投資を検討している方にとって大きな制約となります。

ここでは、立花証券の4つのデメリットを正直に解説します。

つみたてNISA・iDeCoが使えない

つみたてNISAは、年間120万円まで非課税で投資できる制度で、長期・積立・分散投資に適しています。iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となり、税制面で大きなメリットがあります。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

長期的な資産形成を目指す投資家にとって、つみたてNISAやiDeCoが使えないことは大きなデメリットです。これらの制度を活用したい場合は、SBI証券や楽天証券など、つみたてNISA・iDeCoに対応した証券会社を選ぶ必要があります。

投資信託の取扱本数が少ない

立花証券の投資信託取扱本数は、約100本程度です。SBI証券の約2,600本、楽天証券の約2,550本と比較すると、大幅に少ない状況です。

株式の現物取引や信用取引を中心に行う投資家にとっては問題ありませんが、投資信託での資産形成を考えている方には向いていません。

海外株式の取引ができない

立花証券では、海外株式の取引ができません。米国株、中国株、欧州株など、海外市場の個別株式を直接購入することはできません。

近年、米国株投資の人気が高まっており、AppleやMicrosoft、Teslaなどの米国企業に直接投資したいと考える投資家が増えています。しかし、立花証券では海外株式の取扱がないため、これらの銘柄を購入できません。

IPO取扱実績が少ない

立花証券のIPO（新規公開株）取扱実績は、年間数銘柄程度と少ない状況です。SBI証券の年間78銘柄、楽天証券の年間56銘柄と比較すると、大きな差があります。

IPO株は、公募価格よりも初値が高くなることが多く、利益を得やすい投資機会として人気があります。しかし、立花証券では取扱銘柄が少ないため、IPO投資のチャンスが限られます。

IPO投資を積極的に行いたい投資家にとっては、立花証券は不向きです。IPO投資を重視する場合は、取扱実績の多いSBI証券やSMBC日興証券などを検討することをおすすめします。

立花証券の情報サービス｜立花月報とスクリーニング機能

立花証券の大きな強みは、充実した情報サービスです。特に立花月報と67種のスクリーニング機能は、他のネット証券にはない独自の価値を提供しています。

ここでは、これらの情報サービスの具体的な内容と活用方法を詳しく解説します。

立花月報の内容と活用方法

立花月報は、立花証券が毎月発行する投資情報誌です。市場動向の分析、注目銘柄の解説、投資戦略のヒントなど、実践的な投資情報が掲載されています。

具体的には、月次の市場レビュー、業種別の動向分析、テーマ株の紹介、チャート分析、テクニカル指標の解説などが含まれます。プロのアナリストによる分析が無料で読めるため、投資判断の参考になります。

また、過去のバックナンバーも閲覧できるため、過去の市場動向や銘柄分析を振り返ることも可能です。投資初心者から中級者まで、幅広い層にとって有用な情報源となっています。

67種のスクリーニング機能の使い方

立花証券のスクリーニング機能は、67種類の条件を組み合わせて銘柄を検索できます。基本的な財務指標（PER、PBR、ROE、配当利回りなど）から、成長性指標（売上高成長率、営業利益成長率など）、テクニカル指標（移動平均線、RSI、MACDなど）まで、多様な条件で絞り込みが可能です。

例えば、「配当利回り3%以上」「PBR1倍以下」「自己資本比率50%以上」といった条件を組み合わせて、割安で財務が健全な高配当銘柄を探すことができます。また、「売上高成長率20%以上」「営業利益率10%以上」といった条件で、成長性の高い銘柄を見つけることも可能です。

スクリーニング結果は、一覧表示されるだけでなく、チャートや財務データも同時に確認できます。気になる銘柄があれば、そのまま詳細情報を閲覧し、投資判断に活かせます。

スクリーニング条件は保存できるため、定期的に同じ条件で検索し、新たな投資機会を見逃さないようにすることができます。銘柄選びに時間をかけたい投資家にとって、非常に便利な機能です。

立花証券の口コミ・評判｜実際の利用者の声

立花証券の実際の利用者からは、どのような評価を受けているのでしょうか。ここでは、口コミサイトやSNSで見られる良い口コミと悪い口コミの両方を紹介します。

実際の利用者の声を参考に、立花証券が自分に合っているか判断してください。

良い口コミ・評判

立花証券の良い口コミとして最も多いのは、「信用取引手数料が無料で助かる」という声です。信用取引を頻繁に行う投資家からは、年間で数万円のコスト削減につながると高く評価されています。

スクリーニング機能についても、「条件を細かく設定できて便利」「銘柄選びの時間が短縮できた」といった肯定的な意見があります。情報サービスの充実度が、立花証券の大きな強みとなっていることがわかります。

その他、「老舗証券会社なので安心感がある」「サポート対応が丁寧」といった信頼性やサービス面での評価も見られます。

悪い口コミ・評判

一方で、立花証券の悪い口コミとして多いのは、「つみたてNISAが使えないのが残念」という声です。長期投資を検討している投資家からは、つみたてNISAやiDeCoが使えないことが大きなデメリットとして指摘されています。

また、「現物取引の手数料が高い」という口コミも見られます。SBI証券や楽天証券が現物取引手数料を無料化している中で、立花証券の手数料水準は相対的に高く感じられるようです。

その他、「取引ツールが使いにくい」「スマホアプリの機能が不足している」といった、ツール面での改善要望も見られます。

立花証券と他社を比較｜SBI・楽天との違いは？

立花証券を選ぶべきか判断するには、他の主要ネット証券との比較が重要です。ここでは、SBI証券・楽天証券・マネックス証券との比較を通じて、立花証券の位置づけを明確にします。

手数料の比較

手数料面では、SBI証券が現物・信用ともに原則無料で最も有利です。立花証券は信用取引手数料が無料ですが、現物取引手数料は有料です。

信用取引を中心に行う投資家にとっては、立花証券とSBI証券が有力な選択肢となります。一方、現物取引が中心の投資家には、SBI証券や楽天証券の方が有利です。

取扱商品・サービスの比較

幅広い商品に投資したい投資家には、SBI証券や楽天証券が適しています。立花証券は、国内株式の信用取引に特化した証券会社と言えます。

情報サービスの比較

情報サービス面では、各社とも充実しています。立花証券の立花月報は独自性があり、67種類のスクリーニング機能も優れています。

ただし、SBI証券・楽天証券・マネックス証券も、それぞれ独自の情報サービスを提供しており、情報面だけで立花証券が突出しているわけではありません。

立花証券はどんな人におすすめ？｜向いている人・向いていない人

ここまでの情報をもとに、立花証券が向いている人・向いていない人を整理します。自分がどちらに当てはまるか確認してください。

立花証券が向いている人

立花証券が向いているのは、以下のような投資家です。

立花証券が向いていない人

一方で、立花証券が向いていないのは、以下のような投資家です。

立花証券の口座開設方法｜3ステップで完了

立花証券の口座開設は、オンラインで完結します。ここでは、口座開設の具体的な流れを3つのステップで解説します。

STEP1：Web申込

まず、立花証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。メールアドレスを登録すると、申込用のURLが送られてきます。

申込フォームでは、氏名・住所・生年月日・職業・投資経験などの基本情報を入力します。入力内容に誤りがないか、しっかり確認してください。

STEP2：本人確認書類の提出

次に、本人確認書類を提出します。マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどの本人確認書類をスマートフォンで撮影し、アップロードします。

マイナンバーカードを使えば、1枚で本人確認とマイナンバー確認が完了するため、手続きが簡単です。運転免許証を使う場合は、別途マイナンバー通知カードや住民票の写しが必要になります。

STEP3：口座開設完了・取引開始

本人確認書類の審査が完了すると、口座開設完了のメールが届きます。通常、申込から数営業日で口座開設が完了します。

口座開設完了後、ログインIDとパスワードが郵送またはメールで送られてきます。これらの情報を使って、立花証券のサイトにログインし、取引を開始できます。

取引を始める前に、銀行口座から立花証券の口座に入金する必要があります。即時入金サービスを利用すれば、リアルタイムで入金が反映されます。入金が完了したら、すぐに取引を開始できます。

よくある質問（Q&A）

まとめ

立花証券は、信用取引手数料が完全無料という大きな特徴を持つ証券会社です。創業70年以上の実績があり、金融庁に登録された信頼性の高い証券会社として、安心して取引できます。

立花月報や会社四季報最新銘柄レポートが無料で読め、67種類のスクリーニング機能も充実しているため、情報収集を重視する投資家に適しています。特に、信用取引を活用して短期売買を行いたい投資家にとって、手数料無料は大きなメリットとなります。

一方で、つみたてNISAやiDeCoが使えない、投資信託の取扱本数が少ない、海外株式が取引できない、IPO取扱実績が少ないといったデメリットもあります。長期投資や分散投資を重視する方、海外株式に投資したい方には向いていません。

立花証券は、国内株式の信用取引に特化した証券会社と言えます。信用取引を中心に取引を行い、情報サービスを活用して銘柄選定を行いたい投資家に適しています。一方、幅広い商品に投資したい方や、つみたてNISA・iDeCoを活用したい方には、SBI証券や楽天証券などの総合的なネット証券が適しています。

ご自身の投資スタイルやニーズに合わせて、最適な証券会社を選んでください。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは立花証券公式サイトでご確認ください。